呑兵衛が集って大宴会 … 鯉とうなぎの「まるます家(まるますや)」(赤羽)
今年2月に開催された神保町「酔の助」でのNMBE新年会に続いて、今回は赤羽「まるます家」の2階に35名のNMBE(呑兵衛)たちが集まっての大宴会である。
土曜日の夕方とあって、「まるます家」の前には長い待ち行列ができているが、予約の我われは、店の横にある2階席用の入口から、すっと2階に上がった。
席に着くと、まるで当然のようにジャン酎(チューハイ1リットル瓶、1,100円)と、モヒートセット(生ライム+ミント、100円)が、各テーブルにずらりと並んでいる。
さっそくその酎ハイをジョッキに注ぎ、近くに座る人たちと軽く乾杯して飲み始めると、すぐにみんな集まって、正式な開会となった。
つまみもまた幹事のみなさんが、「まるます家」の名物料理を、ずらりと注文してくださっていて、こちらはひたすら飲み、かつ楽しむばかり。いつもありがとうございます。
(1)うなぎの「かぶと焼」(2本300円)。店の看板に「鯉とうなぎのまるます家」とあるとおり、鯉とうなぎは、この店の二大看板メニュー。「かぶと焼」は、5尾分のうなぎの頭を1串に刺して焼き上げたもの。数量限定の貴重品だ。
(2)人気の「自家製ジャンボメンチカツ」(650円)は、注文してからできあがるまでに、20分ほどの時間がかかる一品。そのメンチカツが、2品めの料理としてスッと出てくるということは、幹事のみなさんは、かなり前もって注文する品を調整してくれていたに違いない。
(3)「たぬき豆腐」(500円)は、丼の底に豆腐を置き、天かす(←自家製のエビ入り揚げ玉!)、スライスしたキュウリ、ワカメ、カニカマなどをトッピングした上で、冷たいそばつゆを回しかけ、丼のフチに練りワサビを添えた料理。豆腐を崩して、全体をかき混ぜていただくのがうまい。
(4)「なまず唐揚」(600円)。鯉とうなぎのみならず、同じ川魚の「なまず」もうまい。クセがない白身魚の唐揚げである。
(5)「すっぽん鍋」(3~5人用、雑炊付、4,000円)。すっぽんも川魚系なのかなあ。高級料理のはずなんだけど、「まるます家」では割りと安い。この3~5人用の大鍋は、2階の座敷席だけで注文できる。そのかわり、1階には一人用の「すっぽん鍋」(750円)があって、一人で来ても「すっぽん鍋」が楽しめる。ちなみに一人用の「すっぽん鍋」も、鍋を食べ終わったあとにプラス200円で、「すっぽん雑炊」にしてもらうことができる。
(6)「うなぎ肝焼」(2本300円?)。これは「かぶと焼」よりもっとレアもの。めったにお目にかかったことがない。タレ焼きにしたものに、山椒の粉をかけていただくと、そのほろ苦さが爆発的にうまいのだ。
(7)「里芋の唐揚」(5個350円)。なんでもない里芋の唐揚げなんだけど、みんなで来るときには、いつも必ず注文する一品だ。できたての熱々のところに、「
(8)「鯉のあらい」(400円)。うなぎと並び立つ、もう1本の看板メニューが
(9)「どじょうとじ(丸煮)」(650円)。これも東京で昔から愛されてる味だよねえ。誤解のないように書いておくと、この店には「川の幸」(淡水魚)のみならず、「海の幸」(海水魚)もちゃんとしている。「まぐろ中とろ」(900円)、「まぐろ赤身」(700円)、「まぐろぶつ切り」(500円)は定番メニュー。今日は「ひらめ刺」(900円)や「初かつを刺」(800円)、「とび魚刺」(750円)、「ホタルイカ」(650円)などもメニューに並んでいる。「刺身三点盛」も800円とリーズナブルだ。
(10)さあそして、この店のつまみの雄、「うなぎ蒲焼」である。サイズによって、大ぶりなのが2,300円。小ぶりが1,800円。これを「うな重」にしてもらうと、ごはんと肝吸いも付いて、大ぶり(特上重)が2,500円、小ぶり(亀重)が2,000円と、それぞれプラス200円となる。さらに「うな丼」(肝吸い付き、1,500円)もある。
(11)うなぎは「白焼」にもできて、値段は蒲焼きと同じ(大2,300円/小1,800円)。熱々の間に、ワサビをのせて、塩をつけていただくのがうまい。すばらしいうなぎである。
(12)「白菜おしんこ」(400円)。季節によって、いろんなお新香を出してくれるのだが、今日のは白菜。
(13)最後の〆は、(5)の「すっぽん鍋」の残り汁に、ごはんと玉子、そして刻みネギを投入して作ってくれる「すっぽん雑炊」である。〆のはずなのに、この雑炊そのものがまた、いい酒の
思いっきり飲んで、食べて、そして大笑いして、今夜のお勘定は、ひとり4,200円なり。
これぞ「まるます家」価格、これぞ赤羽価格だなあ。
どうもごちそうさま。そして今回もまた、大いに楽しませていただき、ありがとうございました。>幹事のみなさん、参加されたみなさん
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