古き良き酒場の雰囲気 … 立呑み「晩杯屋(ばんぱいや)」(西荻窪)
会社からの帰り道に、西荻窪の立ち飲み酒場、「晩杯屋 西荻北口店」にやってきた。
まずは白ホッピーセット(370円)をもらって、つまみは、ホワイトボードに手書きされた「カレイのユッケ風」(130円)からスタートする。
この安さが「晩杯屋」なんだなあ。それでいて変なもの(安かろう悪かろうの品物)が出てくることはない。だから人気があるのだ。
私の通勤経路上(JR中央線沿線)でいうと、ここ西荻北口店の他に、荻窪北口店、高円寺純情店の、合わせて3店舗がある。(通勤経路外だと、飯田橋東口店、水道橋店などもある。)
私はここ西荻北口店にしか来たことがないが、荻窪北口店は2階建てで1階が立ち飲み、2階が座り席。高円寺純情店は1階の立ち飲みだけだけど、テーブル席が多い。
3軒の中では、ここ西荻北口店がもっとも小箱。カウンター席が中心で、その背後にいくつかの立ち飲みテーブル席があるという造り。
この小ささが気に入って、マイファースト「晩杯屋」として、ここ西荻北口店を選んだのでした。今日が2度めの訪問です。
ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、220円)をもらって、次なるつまみとして「大盛レバホルモン」(150円)を注文。
待つことしばし。揚げたての熱々で出てきた「大盛レバホルモン」は、「大盛り」というよりも、一つ一つのレバーがでかいっ! でも、中までしっかりと火が通っていて美味しい。
私のとなりで飲んでるサラリーマンひとり客は、会社が荻窪で、ご自宅が吉祥寺。ここ西荻窪で途中下車して、この店で飲むのが楽しみなんだそうな。
中央線の電車は、新宿から西へと進むと、大久保、東中野、中野、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪、吉祥寺と、各駅ごとにそれぞれ個性的な酒場街を有している。
個性的な酒場街が多すぎて、逆に毎日、どの駅で降りようかと迷って迷って仕方がないほど。うれしい悲鳴という状態なのだ。
最後にもう1杯、ナカをもらって、〆のつまみは「サバの塩焼き」(150円)だ。この値段で、半身分のサバを、焼きたてで出してくれるんだから、これまたうれしいですねえ。
改めてメニュー全体を確認していて思ったことは、メニューの主たる構成が、「焼きもの」と「揚げもの」であること。
逆に少ないのは煮もの系だ。かろうじて煮込み(130円)、煮込み玉子入り(150円)、煮込み豆腐のみ(110円)があるぐらいか。煮ものっていうのは、下ごしらえなどが大変で、安い値段ではペイしにくいんだろうなあ、きっと。
おろっ。「鍋焼きうどん」(390円)なんてメニューもある。これは面白いなあ。いつかチャレンジしてみよう。
ゆっくりと1時間ほど立ち飲んで、ホッピーがソト1・ナカ3に、つまみが3品。これでお勘定が1,240円なんだから、やっぱりびっくりだよね。どうもごちそうさま。
その後、7月27日に、「丸亀製麺」を運営するトリドールホールディングスが、「晩杯屋」を運営するアクティブソースを、10億円程度で買収するというニュースが飛び込んできました。
トリドールは、この買収により、現在都内を中心に約30店舗を展開している「晩杯屋」を、早期に全国展開し500店舗にすることを目指しているそうです。
現在の「晩杯屋」の中に残っている、『なんとなく「いこい」っぽい感じの、古き良き立ち飲み屋の雰囲気』を残しながら展開を進めてくれるとうれしいなあ。
「晩杯屋 西荻北口店」 / 白ホッピーセット / カレイのユッケ風
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