大衆酒場もチェーン化 … 炭火串焼「テング酒場」(麹町)
「ちょっと飲んで帰ろうよ」
仕事終わりにそんな話が出て、同じ職場の仲間と3人で、「テング酒場」にやってきた。
「ちょっと飲もう」というときに、うちの職場でよく利用している酒場なんだそうな。
店名からも推測できるとおり、「天狗」を経営する大手居酒屋チェーン、テンアライド株式会社が展開する業態の一種で、『居酒屋の原点回帰』をうたい文句に、『仕事帰りのちょい呑み感覚で、つい立ち寄りたくなる安さ、旨さ、気軽さ』を目指したものらしい。
さっそくホッピーセット白(380円、以下すべて税別表記)をもらって乾杯し、つまみには自家製もつ煮豆腐(320円)、枝豆(290円)、ポテッと野菜の大盛サラダ(390円)、さらには焼き鳥を何本か焼いてもらう。
焼き鳥は、鶏レバ、ねぎま、砂肝、ぼんじり、かわなどの「鶏串」と、たん、はつ、豚レバ、かしら、はらみ、しろなどの「豚串」があって、1本80円と安い。
ホッピーの焼酎の量が60mlと少ないのが、呑兵衛にとっては少しもの足りないところだ。ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、200円)も60mlだ。
90mlぐらいがちょうどいいんだけどなあ。
うちの職場は四ツ谷駅、麹町駅、赤坂見附駅の3駅を頂点とする三角形の重心の位置あたりにあって、どの駅に出るにも10分ほどかかる。
まさに都心といった感じのいい場所なんだけど、残念ながら古くから続いている大衆酒場が近くにないんだなあ。かろうじて、四ッ谷駅の反対側にスタンディングルーム「鈴傳」があるぐらいか。
4月にこの職場にやってきた当初は、『飲むところに困るんじゃないかなあ』と心配したものだが、これは要らぬ心配だった。
サラリーマンのいるところに酒場あり。
老舗大衆酒場こそない(見つけられない)ものの、ここ「テング酒場」のように、それに代わる、安くて、そこそこいけるチェーン居酒屋がけっこうあったりして、職場の仲間と飲むには困らないのである。(さすがに「ひとり呑み」には、あまり適していないと思うけど……。)
さらに、さつま揚げ(340円)や、昔ながらのハムカツ(290円)、出し巻き玉子(290円)などを追加注文して飲んだあと、麺好きのMさんは「鶏だしラーメン(小)」(290円)を、Aさんは「ソース焼そば」(360円)を、〆の炭水化物を控えている私は「鶏スープ」(50円)をもらって〆とした。
お勘定は3人で6,600円(ひとり2,200円)ほど。
となりのテーブルのおねえさんたちが食べていた、その場で作る「鶏釜飯」(390円)も美味しそうだったなあ。
ホッピーセット / 自家製もつ煮豆腐 / ポテッと野菜の大盛サラダ、枝豆
出し巻き玉子 / さつま揚げ、昔ながらのハムカツ / 鶏だしラーメン、ソース焼そば、鶏スープ
・店情報
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