勢い込んでもつ煮込み … やきとり「鳥勝(とりかつ)」(立会川)
立会川の「鳥勝」に到着したのは午後6時過ぎ。
外で待っている人はおらず、入口引き戸を開けて店内へと入ると、予想どおり店内はほぼ満席。カウンターのもっとも入口よりの、クランク上に折れた手前側2人分と、TV下の小テーブル2人分の合計4席だけが空いている状態。
カウンターの一番手前の席に座らせてもらい、目の前にいる店主にホッピーセット(360円)を注文するのと同時に、
「煮込みはまだありますか?」
と勢い込んで確認する。大人気の牛もつ煮込み(490円)は、早い時間に売り切れてしまうことが多いのだ。
「まだありますよ~」
という店主の返事に、ひと安心。
「それじゃあ、まず煮込みをお願いします」
本来であれば、カウンター上に置かれた小さい紙に書いて注文しないといけないところなんだけど、1品めだけ、目の前にいる店主に直接注文すると、ほとんど待つこともなく煮込みがやってきた。
おぉ~っ。これよ、これ!
牛シロ(腸)がたっぷりと入った「鳥勝」の煮込みは、脂分がたっぷりなんだけど、くどくなく、やわらかく煮込まれてるんだけど、ほどよい弾力感が残っている。すべての面で「ほどがいい」のである。
数ある「もつ煮込み」のなかで、私がいま最も好きなのが、この店の「牛もつ煮込み」なのでした。
いろんなものが、とても安いこの店にあって、小鉢に軽く盛られた煮込みが490円というのは「ものすごく高い」価格設定だ。でもそれだけいい材料(牛シロ)を使っているんだろうなあ。
二人以上できた場合には、この煮込みそのものを食材として使った「煮込豆腐」(980円)もおすすめだ。
これは一人用の土鍋に、煮込みと豆腐、そして白菜を入れてグツグツと煮込み、最後に春菊を入れて出してくれるもの。
とにかくボリュームがあるので、ひとりだと完食するのに苦労する。だから「二人以上のときにおすすめ」なのだ。
この「煮込豆腐」は、煮込みを使いながらも、できあがったものは煮込みとはまた違う味わいになるので、できれば両方を食べてみると面白いと思います。
「なか」(ホッピーのおかわり焼酎、200円)をもらって、つまみは「生野菜シングル+コブクロのせ」と紙に書いて手渡す。
「生野菜シングル」(270円)と、「コブクロ刺(ゆで冷ましたもの)」(240円)は、それぞれ単品の料理として書き出されている。この両者を合体させて出してもらおうというのが、さっきの「生野菜シングル+コブクロのせ」なのだ。
今日はコブクロが食べたい気分だったのでこの注文にしたが、この店で人気があるのは、「生野菜シングル+ガツのせ」という、「ガツ刺身(ゆで冷ましたもの)」(240円)をのせたもの。
「生野菜シングル」のままであれば、生野菜の上に直接かけてくれるマヨネーズとタレを、コブクロのせ、ガツのせの場合には、生野菜にコブクロ、あるいはガツをのせて、その上からかけてくれるのがいいんだな。
2時間弱の酒場浴。今夜のお勘定は1,560円でした。どうもごちそうさま。
生野菜シングル+コブクロのせ / 夏休みのお知らせ / ごちそうさまでした
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