横に寝かせたハシゴ酒 … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
一昨年末に、ブラジルから帰国すると同時に、横浜(8年半)→呉(3年)→横浜(1年半)→ブラジル(1年半)と、14年半続いた単身赴任生活に終止符を打ち、自宅からの通勤となった。
単身赴任中は、夕食を兼ねて飲みに出ることが多かったんだけど、自宅通勤での飲み方はどうするのがいいのか。
いろいろと試行錯誤をやってみて、このところ、一つの方向に落ち着きつつある。
「横に寝かせたハシゴ酒」という飲み方である。
仕事の帰りに、1軒だけ酒場に立ち寄って、つまみを2~3品、飲みものを、日本酒換算にして2~3合程度いただく。値段にして1,500円ぐらい。
これだけで2軒めには行かず、スッと家に帰る。
そうすると、家に着くのは午後9時ごろだ。
家ではもう食べない。
最初のころは、2~3品のつまみだけでは、夜中にお腹がすくんじゃないかと思ってたんだけど、やってみると全く問題なかった。逆に、胃もたれすることもなく、ちょうどいい空腹感で、気持ちよく朝食の時間を迎えることができる。
さらに午後9時ごろになると、子供たち(と言っても、もう大人)も帰ってきて、家族が居間に集まってテレビを見たり、話したりし始める。その場に加わることもできるのが、自宅通勤に戻ったことを改めて認識させてくれるのだ。
11時ごろには就寝。ものすごく規則正しい生活ですねえ。
で、翌日もまた、仕事の帰りに1軒だけ、ふらりと立ち寄って軽く飲んで帰る。
1日1日で見ると2軒め、3軒めという「縦方向のハシゴ酒」はしないんだけど、昨日、今日、明日という、連続した日の並びで見ると、毎日毎日1軒ずつ飲みに行っている。これを称して「横方向のハシゴ酒」「横に寝かせたハシゴ酒」と呼んでいるのでした。
そんな「横に寝かせたハシゴ酒」。月曜日の阿佐ヶ谷「ふみ屋」、昨日の中野「北国」に続いて、今日は阿佐ヶ谷の「川名」にやってきた。
黒ホッピー(411円)をもらい、ポークソーセージサラダ(432円)を注文しておいて、お通し(サービス)のオレンジ2切れをかじりながら、サラダの到着を待つ。
「川名」のサラダは、まるでフルーツの盛り合わせのようなのだ。
ナカ(焼酎のおかわり、368円)をもらって、2品めのつまみに「縞ほっけ炭焼」(389円)を注文すると、ちょうどこれで売り切れた。
ゆっくりと2時間ほどの酒場浴。席料(108円)もついて、今日のお勘定は1,708円でした。どうもごちそうさま。
これくらいで帰ることで、二日酔いにもならず、胃もたれもせず、なによりも家族と一緒に過ごせることがありがたい。
でも、翌日に憂いのない金曜日、土曜日は、思いっきり「縦方向のハシゴ」を楽しみたいですね。
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