目指せ12種全品制覇 … やきとん「鶴松(つるまつ)」(新橋)
銀座「ロックフィッシュ」から歩いて10分弱。やってきたのは『自分たちで七輪で焼く』タイプのホルモン焼きの人気店、「鶴松」だ。
予約していた席に案内されて、まずはタイムサービスの生ビール(290円、以下価格はすべて税別表記)をもらって乾杯し、焼き上がりを待つ間のつまみとして、酢もつ(350円)とマカロニサラダ(290円)を注文。そしておもむろに「焼きもの」のメニューを選ぶ。
この店の「焼きもの」は、「豚ホルモン」(330円)、「カシラ」(350円)、「ナンコツ」(350円)、「ハラミ」(390円)、「タン」(390円)、「レバ」(390円)、「岩中豚」(450円)、「牛ホルモン」(490円)、「下田さん家の豚」(500円)、「上ミノ」(590円)、「鶴松カルビ」(990円)、そして「本日のお楽しみ」(990円)の合計12種類。
今日はこの12種類の全品制覇に、
問題は宇ち中さんも私も、『酒飲み』ではあるが、『大食い』ではないこと。
なので、途中で満腹になって断念した場合にも、残念感が少なくなるように、『絶対に食べておきたいもの』から順番に注文することにした。(この時点で、すでに『全品制覇は無理に違いない』という前提に立っているのが悲しいなあ……。)
そんなわけで、真っ先に注文したのは「本日のお楽しみ」。
店員さんに「『本日のお楽しみ』は何ですか?」と尋ねると、「生ロースです」と教えてくれた。
なにしろ今日は、なるべく多くの種類を食べたいので、1種類につき1人前ずつ注文することにした。
店の壁には『生ロースの焼き方』という紙が張り出されていて、
『強火で片面を10秒焼く。片面焼きでお召し上がりください。ユッケ販売当時は、ユッケに使用していた部位です。焼きすぎないのが、おいしく食べるコツです』
と書かれている。それにしたがって、片面だけさっと炙っていただく。牛ロースそのものが、とても薄くスライスされているので、片面10秒でも、表側(炙っていない側)も色が変わってくる。
この火が通ったレア状態の牛ロースを、卵黄が入ったタレでいただくのである。
2品めは「鶴松カルビ」。メニュー上では、味付けのおすすめは「タレ」か「塩」になっているところを、「塩」を選択した。
1人前300円台、400円台が多いこの店のメニューの中で、1品めの「本日のおすすめ」と、この「鶴松カルビ」だけが990円。この店のツートップの高級品なのだ。
3品めは「牛ホルモン(タレ)」(490円)。裏側にたっぷりと脂がついた「牛の腸」だ。焼くのに時間がかかるので、網の上にずらりと並べて置くと、したたり落ちる脂で、ボッと炎が上がる。肉と違って、ホルモン(内臓系)は焼くのがむずかしいのぉ。
4品めは「下田さん家の豚(塩)」(500円)。これは青梅の養豚農家・山田敏夫さんが育てる三元豚のブランド名。これを塩味のポークソテーでいただく。
ここからいよいよ本格的にホルモン系に突入だ。5品めは「レバ(ニンニクゴマ油)」(390円)で、6品めは「上ミノ(辛味噌)」(590円)。レバなんて、火を入れるのがもったいないぐらいの
そして7品めの「ナンコツ(タレ)」(350円)と、8品めの「ハラミ(タレ)」(390円)を注文すると、両方が一緒盛りになってやってきた。
とここで! お腹にはまだ余裕があるんだけど、入店から2時間が経過。時間切れだ。
人気の「鶴松」は2時間制。2時間たったら、次のグループに場所を譲らないといけないのだ。
12種類中の8種類をいただいて、食べられなかったのは「豚ホルモン」(330円)、「カシラ」(350円)、「タン」(390円)、「岩中豚」(450円)の4種類。
もうひとりメンバーがいたら、全品制覇ができたかもしれないなあ。残念!
タイムサービスの生ビールを、ひとり5杯ずついただいて、お勘定は二人で8,888円(8,230円+税、ひとり当たり4,444円)でした。どうもごちそうさま。
やきとん「鶴松」 / 七輪がスタンバイ / タイムサービスの生ビール
鶴松カルビ(塩) /牛ホルモン(タレ) /下田さん家の豚(塩)
レバ(ニンニクゴマ油) / ミノ(辛味噌) / ナンコツ(タレ)&ハラミ(タレ)
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