鳥好で晩しゃくセット … やき鳥「鳥好(とりよし)」(福山)
福山にも「鳥好」あり。
前々からその存在は知ってたんだけれど、やって来たのは今日が初めてだ。
同行者と3人で、小上がりの4人用座卓を囲み、まずは「お得な鳥好晩しゃくセット」(1,000円、以下、価格はすべて税込み表記)を注文した。
この晩酌セットは、「キリン生ビール(中)」(単品500円)に、焼き鳥が「串(ねぎま)」(単品150円)と「つくね」(単品150円)。さらに「冷やっこ」(単品250円)のハーフと、「枝豆」(単品300円)のハーフで構成されている。
ハーフサイズの分を、単品の半額ずつとして合計すると1,075円分となる。
実際にはハーフサイズという設定はないし、焼き鳥も注文は1種2本からとなるので、単品同士の組み合わせでこのセットを作りあげることはできない。まさに「鳥好晩しゃくセット」だけの、お得な組み合わせなのでした。
「鳥好」と言えば、その原点は呉の「本家鳥好」。戦後すぐ、昭和25~26年ごろの創業である。(ことの詳細は当ブログのこちらの記事をどうぞ→とり屋創業の真相は?!)
そこを起点に、呉市内に何軒かの「鳥好」ができ、広島市内にも広がって、と徐々に各地に広まっていったもののようだ。
そしてここ、福山の「鳥好」の創業は、「本家鳥好」創業から15年後の、昭和41(1966)年。今年で創業51年である。
この地で50年となると、これはもう、すっかり地元の老舗である。その暖簾(のれん)にも、「福山名物 鳥好」と、堂々と染め抜かれている。
しかし! 「鳥好」ならではのメニューは、ここ福山にもありますねえ。
さっそくその中から、『鳥好名物』と書かれた「ささ天」(1本160円)と、これもまた他では見たことがない「串かつ」(1本150円)を、それぞれ人数分(3本)ずつ注文する。
「串カツなんて、どこにでもあるでしょう?」
とお思いになるかもしれないが、「鳥好」の「串かつ」は、焼き鳥の「串(=ねぎま)」をカツに揚げたもの。これが「鳥好」流の「串かつ」なのだ。ウスターソースをかけていただくのがうまい。
飲みものを福山の酒「「天寶一(てんぽういち)」(450円)の燗酒に切り替えて、つまみには、瀬戸内海の海の幸、「小いわし天ぷら」(550円)と「たこ天ぷら」(550円)をいただく。
さらに、これまた「鳥好」の名物である「どて煮」(鶏皮の味噌煮、400円)をもらって、飲みものは「ウキウキレモン酒(ソーダ割り)」(400円)だ。
そして最後は「焼めし」(500円)で〆るのも、「鳥好」の定番だ。
「本家鳥好」(呉)の「やきめし」もうまいが、こちら福山「鳥好」の「焼めし」もいいねえ!
さっくりと1時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は3人で8,080円(ひとりあたり2,690円ほど)でした。どうもごちそうさま。
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コメント
>呉が「鳥好」流の「串かつ」なのだ。
↑「これが~」でしょうかね?
投稿: 甘利元 | 2020.10.12 05:33
甘利元さま
コメント、ありがとうございます。
おっしゃるとおりです。今やっと修正しました。
なかなかコメントに気がついておらず、申し訳ありません。
引き続き、よろしくお願いいたします。
投稿: 浜田 信郎 | 2020.11.21 13:22