自家製塩辛&いか刺身 … 立呑み「やきや」(荻窪)
12月29日(金)から1月10日(水)まで、13日間の年末年始休業を終えて、荻窪と中野の「やきや」の今年の営業が始まった。
この再開の日を待ちわびていた常連さんが多いに違いない。
荻窪駅から店へと向かいながら、入れるかどうかとやきもきしていたんだけど、店に着く直前に、ひとりのお客さんが「やきや」から出てきた。
やった。少なくともひとりは入れそうだ。
店内に入ってみると、カウンターの一番奥(立ち飲みテーブルのすぐ手前)に、ひとり分の空間がポツンと空いている。なるほど、さっき出ていったお客さんは、ここで飲んでたのか。
さっそくその場所に立ち、いつものようにホッピー(320円)をもらい、今年、第1品めのつまみとして、「げそ揚げ」(200円)を注文する。
ここしばらく、「げそ揚げ」が残ってる時間に来れなかったので、「げそ揚げ」も久しぶりだ。
やっぱりここの「げそ揚げ」はうまいなあ。ホッピーにピッタリだ。
この「げそ揚げ」は、開店前に揚げて、カウンター上のバットにどっさりと置かれているものを、注文を受けて、ひとり分ずつ、お皿に取り分けてくれる。
つまり、『揚げたての熱々』ではなくて、『揚げおいて、しなっとした状態』なのだ。それがむしろいいように思う。食べやすいし、味がよくしみている。
ホッピーのナカ(160円)をもらって、2品めは「いかみみ焼」(200円)を注文した。
「いかみみ焼」は、注文を受けてから、イカのエンペラ2枚を焼き台でタレ焼きにし、それを細く切り分け、マヨネーズを添えて出してくれる。
ミミは、刺身にしても、焼いてもいいね。
今日は年明け初営業ながら、すべてのメニューがそろってるようなので、2品めをミミにしてみたのでした。
全品がそろっているのなら、ゲソ、ミミ、そして身(み)のすべてを網羅したいもんね。
ゲソ、ミミと食べてきたので、今度は身だ。
3杯めとなるナカをもらって、「自家製塩辛」(200円)と「いか刺身」(200円)の2品を一気に注文した。両方とも身である。
なぜこの2品をいっぺんにもらったかというと、元日に「鳥もと2号店」でいただいた、スルメイカ酒盗和えが美味しかったので、ここ「やきや」でも、イカ刺身の塩辛和えをやってみようと思っているのだ。
まずはイカ刺身に、塩辛をひと切れのせて、一緒に食べてみる。
う~む。なるほどなあ。
ここ「やきや」の塩辛は、かなりフレッシュ系で、塩味もそれほど強くない。だから塩辛だけでもグイグイと食べることができるのだ。
でもこうやって、刺身と一緒に、刺身の味付けとして楽しもうと思うとすると、残念ながら、ちょっと塩っけが足りないなあ。
イカ刺身の皿についている醤油入れに醤油を入れて、練りワサビも溶き込み、そのワサビ醤油にちょっと刺身を浸してから、塩辛と一緒に食べてみる。
ははぁ~ん。こうすると確かに美味しくなったけど、刺身の味わいと、塩辛の味わいは明らかに違っていて、お互いを高めあう状態にはならないようだ。
結論として、ここの塩辛はやっぱり塩辛として、なにも混ぜずにいただくのがいちばん美味しい。
そしてその塩辛を食べ終えて、小鉢に残ったイカワタに醤油をちょっと加えて、それでイカ刺身をいただくと、イカ刺身にイカワタのコクが加わって、これも美味くなる。
つまりは、少し前からやっていた「塩辛のあと、ワタ醤油で刺身」というやり方が間違ってなかったってことだ。
「鳥もと2号店」のは、酒盗の味(塩っけ)が強かったから、あれで良かったんだね。
ナカをもう1杯もらって、いつものようにソト1・ナカ4で、イカ料理が4品。
1時間ちょっと立ち飲んでのお勘定は1,600円でした。
どうもごちそうさま。今年もよろしくお願いします。
塩辛を刺身にのせて / ワサビ醤油&塩辛で / やっぱりワタ醤油が良かった
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