今年も川名に集まって … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
1月3日、水曜日。「川名」の新年初営業日である。
開店時刻の午後4時に「川名」に到着すると、店内には開店を待ちわびていた常連客たちがたくさん集まって、それぞれ互いに新年のあいさつを交わしている。
そんななか、我われも8人で、奥の座敷席での新年会だ。
午後4時10分には店は満席となり、せっかく来たのに残念ながら入れないお客さんも出始めた。
まずは大瓶ビール(519円)をもらって乾杯すると、「ひとまず、これでも摘まんでおいてください」と、店主がフルーツの盛り合わせと、年始の振る舞い酒として、純金箔入りの「松竹梅 祝彩」を出してくれた。
開店と同時に、一気に満員となるお客さんが入ったもんだから、二人で切り盛りしている店主ご夫妻は、年頭からてんてこ舞いである。
お店を手伝ってくれるアルバイトも募集しているようなんだけど、なかなか店員さんが来てくれないようで、従来よりもメニュー数を減らした経営が続いているのだ。
ひとしきりビールを飲んだところで、飲みものを生グレープフルーツサワー(411円)に切り替えて、つまみを注文する。
「ニラ豆腐」(238円)は、冷奴に胡麻油と塩で漬け込んだニラを、胡麻油ごとトッピングした一品。ドンと大きい豆腐が出されるので、ひとりで来たときにこれを注文すると、けっこう長持ちするつまみとなる。
「山芋納豆」(324円)。納豆の上に、千切りよりは少し太めの棒状にカットした山芋をのせ、さらに白髪ネギをトッピング。これに醤油をかけて、グリグリとかき混ぜていただく。山芋のトロトロと、納豆のネバネバとが組み合わさって、おもしろい食感ができあがる。日本酒に合うね!
「玉子たくあん焼」(411円)は、「川名」の名物メニューのひとつ。千切りにしたタクアンを、生卵に混ぜ込んで、フライパンで丸く平らに焼き上げる。ただそれだけの料理なんだけど、焼き玉子の中の、タクアンの食感と塩っけがいいのだ。
玉子焼きメニューは、ほかにも、トマト玉子焼、玉ねぎ玉子焼、キムチ玉子焼、ニラ玉子焼、キャベツ玉子焼などがあって、いずれも411円だ。
お正月の定番メニューが「ローストビーフ」(346円)。毎年メニューに登場し、毎年注文している。こんなに安い値段で、たっぷりと出してくれるのが「川名」なんですねえ。お正月のサービス品なのだ。ありがとうございます。
「とちお油揚焼」(270円)。これもホワイトボードメニュー(≒日替りメニュー)なんだけど、「ニラ豆腐」と並んで、このところの定番メニューになっている。ホワイトボード左側の一番下が「とちお油揚焼」で、下から二番目が「ニラ豆腐」。これが定位置になりつつある。
わかりやすいネーミングの「山芋ねぎチーズ」(346円)。細長く刻んだ山芋に、ふと目にカットした白髪ネギをのせるところまでは、「山芋納豆」の、納豆の上にのってる部分とほぼ同じような組み合わせ。これにさらにチーズをトッピングして温めると、「山芋ねぎチーズ」になる。女性に人気が高い一品だ。
「昆布しめさば」(432円)。シメサバの皮側の表面が昆布でおおわれている。これを昆布ごと刺身状にスライスして出してくれる。これもまた日本酒にとてもよく合う一品なのだ。
「マーボ豆腐」(519円)。この店には、メニューに書かれた字面から想像する料理と異なる料理があるの面白い。「マーボ豆腐」もそんな一品。中華料理屋で食べる麻婆豆腐とは『まるで違う!』と言っていい料理が出てきます。でも美味しい。
2時間半近く楽しんで、今日のお勘定は8人で16,755円(ひとり2,100円弱)でした。どうもごちそうさま。今年もよろしくお願いします。
フルーツ盛り合わせ / ニラ豆腐 / 生グレープフルーツサワー
山芋納豆(混ぜる前) / 山芋納豆(混ぜた後) /玉子たくあん焼
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