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2018年2月

日登美にふられてここ … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

「日登美」


 もつ焼き「丸松」を出て、東中野駅から北西に延びる東中野銀座商店会を抜け、早稲田通りを渡ると、新井白石や内田百閒、吉良上野介、林芙美子といったみなさん方のお墓があるお寺エリア(中野区上高田)に入る。

 そのまま道成りに進み、左前方に上高田交番がある信号交差点を過ぎたら、右手に現れる古びたビルの1階にあるのが、隠れ家風のバー「日登美」である。

 あれれ?

 外に出ているはずの電灯看板がない。

 まだ午後11時半なのに、どうしちゃったんだろう?

 午前4時までやってるはずなのになぁ。

 店内には灯りがついているようなので、ちょっと覗いてみよう。

 入口扉を開けてみると、お客さんはいなくて、カウンターの一番奥の席で、店主が新聞を読んでいる。

「こんばんは。もう閉店ですか?」と声をかけてみると、

「えぇ、今日はもう終わりました」と店主。

 あぁ、残念。営業時間が変わったのかなぁ。でもまあ、店主がお元気そうなことが分かって良かった良かった。今度はもっと早い時間に来てみよう。

 そのまま、さらに道成りに進んで、西武新宿線・新井薬師前から鷺ノ宮へ。

 ちょうど日付けが変わる頃に、鷺ノ宮の居酒屋「満月」にたどり着いた。

 さっそくいつもの「トマトジュース割り」(350円)をもらって、つまみには、もやしたっぷりの「野菜炒め」(300円)をもらう。

 トマトに野菜炒めなんて、真夜中だけど健康的だ!

 この時間帯でも、そこそこにぎわっているのが「満月」なんだよなぁ。

 鷺ノ宮界隈の呑兵衛たちにとって、『最後のとりで』的な酒場なのだ。

 以前は、ほぼおじさんばっかりで、その中におばさんが一人か二人、混ざってるような状態だったんだけど、今は若者が多くて、女性客も多い。

 まさに隔世の感である。

 さっくりと45分ほど楽しんで、今夜のお勘定は650円なり。

 どうもごちそうさま。お休みなさ~い!

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「満月」 / トマトジュース割り / 野菜炒め

店情報前回

《平成30(2018)年2月16日(金)の記録》

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シロの味噌焼きに歓喜 … もつ焼「丸松(まるまつ)」(東中野)

しろ味噌焼き


 恵比寿「とりなご」での、たっぷりの「鴨すき」と、「和そば」と「雑炊」のダブル〆で、すっかり満腹なんだけど、なんだかちょっと飲み足りなくて、帰り道に東中野で途中下車。

「まだ、大丈夫?」

 と声をかけながら入ったのは、大人気のもつ焼き店、「丸松」である。

「いやぁ、ちょうど火を落とそうとしていたところでした。間に合いますよ(笑)」

 という、店主の松ちゃんの声に、安心して店内へと進む。

 こんな時間(午後10時20分)にもかかわらず、店内はまだ、ほとんど満席状態。かろうじて空いていた、L字カウンター短辺の端っこに腰を下ろし、黒ホッピー(400円、以下すべて税別表記)を注文した。

 ここの焼き物ラストオーダーは午後10時。それを過ぎると火を落とし、11時に閉店となる。

 金曜日の今日は、注文が多かったのか、ラッキーにも今まで炭火が残っていたようだ。

 その焼き物は、「れば」と「しろ」(各1本120円)を、味付けはおまかせで注文すると、松ちゃんが、「れば」は塩焼きで、「しろ」は味噌焼きで焼き上げてくれた。

 塩焼きの「れば」はもちろんのこと、久しぶりの「しろ」の味噌焼きが美味いねえ!!

 味噌焼きがあることからもわかるとおり、この店も、秋元系の1軒だ。

 というか、店主の松ちゃんは、「秋元屋」本店で8年半も(その多くの期間は店長として)焼き手を務めてきたので、『秋元屋本店の味』≒『松ちゃんの味』と言っても過言ではない。

 ここ「丸松」は、そんな長い修業時代を終えた松ちゃんが、昨年3月末に満を持して開店した、自分自身のお店なのだ。

 だからこそ、まだ創業から1年も経っていないのに、なかなか入れないほどの大人気店になったんですね。

「もつカレーも大丈夫ですよ」

 と松ちゃんが声をかけてくれたので、ナカ(ホッピーのおかわり焼酎、270円)をもらって、ちょうど小鍋で温めていた「もつカレー」(350円)を注文した。

 松ちゃんが「秋元屋」で修業している間、松ちゃんの奥さんは、沼袋「たつや」のスタッフとして、ずっと「たつや」を支えていたのだ。

 その「たつや」仕込みの「もつカレー」をベースに、主たる具材を豚シロから牛シロに変更したのが、ここ「丸松」の「もつカレー」なのである。「たつや」と同じく、トーストしたバゲットを2枚添えてくれるのもいい。

 ボリュームたっぷりの「もつカレー」に、ナカをもう1杯おかわりして、1時間ほどの酒場浴。

 席料100円と、消費税が加わって、今夜のお勘定は1,760円でした。

 どうもごちそうさま。今度はもっと早い時間に来ますね。

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「丸松」 / 黒ホッピー / れば(塩)

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もつカレー(パン付き) / ハイ、ポーズ! / 閉店です

店情報前回

《平成30(2018)年2月16日(金)の記録》

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鴨と葱とでシンプルに … 鴨すき「とりなご」(恵比寿)

鴨すき


 恵比寿に『鴨すき』がものすごく美味い店があるということで、食べ好き、飲み好きのメンバー8人でやってきた。

 といっても、急に思い立ってやってきたわけではない。

 なにしろ大人気で、予約もなかなか取れないようなお店なので、今日のメンバーでもあり、この店の常連さんでもあるUさんが、3ヶ月も前に予約を入れてくれて、やっと今日のこの日を迎えることができたのでした。

「『鴨すき』は予約していますが、それ以外の料理と飲みものは、この場での注文になります。あまり注文しすぎると、『鴨すき』が入らなくなりますから、気をつけてくださいね」とUさん。

 まずは生ビール(500円、以下すべて税別表記)をもらって乾杯すると、すぐに出されるお通しは「鶏とワカメの酢の物」だ。

 みんなでメニューを見ながら相談した結果、鍋前としていただく料理は、「炙り造り盛り合わせ(もも・むね・ささみ)」(1,300円)、「とぼし(鶏ささみ干物)」(600円)、Uさんオススメの「ユーリンチー(油淋鶏)」(600円)、そしてブラジルから帰国したメンバーが大好きな「ポテトフライ」(300円)。

 くっついた4人用のテーブル2卓を囲んでいるので、鍋前の料理も、それぞれ2人前ずつ注文した。

 ここ「とりなご」の本店は福知山(京都府)にある。

 「とりなご」という店名のもとになっている「鳥名子となご」というのは、伊勢神宮に奉仕して雑役に従う童女や、伊勢神宮に奉納する『鳥名子舞となごまい』を舞う童男・童女のことを指す言葉なんだそうな。

 生ビールに続いては、福知山の地酒「福知三萬二千石・純米酒」(500円)を、まず冷酒でいただいて、その後、燗酒もいただいた。この燗酒がうまいっ。

 鍋前のつまみが残りわずかになったところで、『鴨すき』用の鍋が登場した。

 銀色の鍋の中には、いかにも旨そうな黄金色のスープ(だし)がなみなみと入っている。

 これがテーブルに埋め込まれたコンロ上に置かれ、火がつけられた。

 しばらくして、だしが沸騰したところで、店員さんが大皿に盛られた「鴨肉」、「鴨団子」、そして別の大皿に山盛りにされた「ねぎ」を持って現れた。

 店員さんは、まず「鴨団子」をスプーンで一口サイズに丸めながら鍋に投入していく。この「鴨団子」の中の鴨肉や生姜の味が、だしのコクをさらに増すのである。

 「鴨団子」をすべて鍋に投入し終えたら、店員さんが各人用の小鉢に、鍋のだしを取り分けて配ってくれる。

 ここから先、「鴨肉」や「ねぎ」を鍋に投入したら、あっという間にできあがるので、先にだしを取り分けておくことが重要なのだ。

 店員さんは、大皿から参加メンバーが一気に食べられるぐらいの枚数(人数分+α程度)の鴨肉を鍋に入れてほぐし、そこに細長~くカットされた「ねぎ」を、わさっと投入する。

「ねぎは9秒、鴨肉は15秒ほどで食べごろになるので、すぐにお召し上がりください。鍋の中に放っておくと、火が通りすぎて鴨肉が固くなりますから、食べる分だけ、順に入れるようにしてくださいね」

 これはもう、ゆっくりしてなんていられない。

 「ねぎ」と「鴨肉」を大急ぎで各自の小鉢に取り、ワッシワッシとほおばる。

 これはうまいっ。

 すぐに次の「鴨肉」と「ねぎ」を投入して、また大急ぎでいただく。

 みんな無言で、大皿から鍋へ、鍋から小鉢へと、せっせ、せっせと箸を運んでいる。

 お酒に手を伸ばす余裕もないほどだ。

 一所懸命、カニに取り組んでるときと似たような光景だなぁ。

 丸皿に盛られた「鴨肉」や「ねぎ」が、残り3分の1ぐらいになったところで、やっと「ふぅ~っ」と、ひと息ついた。

「美味しいねぇ」

「だしが素晴らしいね」

「鴨肉とネギだけというシンプルさがいいんだろうなぁ」

「こりゃ、いくらでも食べられるよ」

 参加したメンバーからの称賛の声があふれ出る。

 そして再びお酒も進み始めた。

 さらに「鴨肉」や「ねぎ」を追加するという選択肢もあるんだけど、そっちを選ぶとこのスープを使った、〆の食事ものまでたどり着きそうにない。

 そこで、今日は「和そば」(1人前350円)と「雑炊」(1人前450円)のダブル〆で、このスープを残さずいただくという道を選んだ。(〆として他にも、ラーメン、うどんが選べます。)

 まずは「和そば」から。

 「和そば」は大皿に盛られた状態で出されるので、沸騰しただしの中に、これを一気に投入しかき混ぜる。

 あっという間にできあがるので、これを各自で小鉢に取ってすすり込む。

 んん~~っ。やっぱり、このだしが旨い!

 「和そば」を食べ終えたら、今度は「雑炊」だ。こっちは店員さんが作ってくれる。

 まず鍋のだしの量を調整し、「雑炊」にちょうどいい量にする。取っただしは丼に入れてくれるので、あとでスープとしていただくことができる。

 ごはんを入れてかき混ぜ、溶き卵をツツゥ~~ッと入れたらできあがり。

 お好みで、一緒に出される刻み海苔をトッピングしていただく。

 うぅ~っ。大満足じゃ。

 ゆっくりと3時間ちょっと楽しんで、お勘定は8人で63,610円(ひとり当たり7,950円ほど)でした。どうもごちそうさま。

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「とりなご」 / 表の看板 / お通し(鶏とワカメの酢の物)

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炙り造り盛り合わせ / とぼし(鶏ささみ干物) / ポテトフライ

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ユーリンチー(油淋鶏) / 鴨すきの鍋が出される / 大量のネギが登場

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だしが沸いてきた / 鴨肉も登場 / 赤身の鴨肉が美しい

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まず鴨団子を投入 / おだしを小鉢に取って / 各人の前へ

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一気に食べられる枚数を / 鍋に投入して / くっつかないようにほぐす

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ネギをわさっと入れる / ほんの10秒ほどでできあがる / 小鉢に取っていただきます

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このネギがうまいんだ / 〆の第一弾、和そば / ささっと混ぜる

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汁がうまいね / 〆の第二弾は雑炊 / ごはんを投入

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サラサラっと混ぜて / 溶き卵を入れると / 雑炊の完成だ

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雑炊にはお好みで刻み海苔をトッピング / 本日のメンバー

店情報

《平成30(2018)年2月16日(金)の記録》

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店情報: 鴨すき「とりなご」(恵比寿)

    とりなご
  • 店名: 鳥料理専門居酒屋「とりなご」
  • 電話: 03-5420-1075 (FAX: 03-5420-1085)
  • 住所: 150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-7-3 大倉ビル1F
  • 営業: 18:00-24:00(日祝は -23:00)、不定休。(月~金は11:30-14:30のランチ営業もあり)
  • 場所: 恵比寿駅東口を出て直進、三つ目の信号(駅から約650m先の「恵比寿郵便局」交差点)を右折し、最初の角を左折した先、右手。
  • メモ: 2011年11月1日オープン。カウンター10席、テーブル席20席、個室(=簡単に仕切ったテーブル席)48席の合計78席。店内全域喫煙可。予約可。カード払い可、電子マネー不可。本店は福知山(京都府)、三軒茶屋店もあり。公式ウェブサイト公式ブログ「とりなご農業日誌」公式Facebookオンラインストア
    オリジナルの「鴨すき」は、鴨肉、鴨団子、ねぎだけのシンプルな鍋。鴨は京鴨、ネギは国産を使用。「鴨すき」は、前日までの予約で1割引きになる。持ち帰りも可。
    (以下、価格はすべて税抜表記)
    〔京鴨料理〕鴨すき1人前3,500(注文は2人前から)、(追加)鴨肉2,500、(追加)ねぎ1,000、(追加)鴨団子650、(〆)ラーメン350、(〆)うどん350、(〆)和そば350、(〆)雑炊450。
    (鴨刺身)あぶりし(極み)1,200、(鴨刺身)丹波刺し(ユッケ風)1,200、(鴨刺身)福知刺し(薄造り)1,200、鴨ステーキ1,800、鴨ねぎ焼1本600、鴨つみれ2本650、鴨の薫製(当店オリジナル)1,000、鴨へしこ(当店オリジナル)1,000、ちぎり鴨(当店オリジナル)900。
    〔鶏料理(みちのく味わい鶏)〕 《焼物》ねぎま1本200、心1本200、肝1本200、ささみ1本200、ずり(砂肝)1本200、首(せせり)1本200、皮、山角(ぼんじり)1本200、いかだ(長ネギ)1本200、手羽先焼3本600、1,200。
    《鶏珍味》とぼし(鶏ささみ干物)600、ちぎり鶏(当店オリジナル、ソフトな歯ざわりの瞬間燻製)600。
    《造り》炙り造り盛り合わせ(もも・むね・ささみ)1,300、炙りもも肉の造り900、炙り手羽肉の造り700、炙りささみの造り600、親子刺し800、鶏たたき700。
    《揚物》名物からあげ(当店オリジナル、数量限定)1ピース400、ユーリンチー(油淋鶏)600、手羽先揚3本600、山賊揚1,200、軟骨唐揚400、尾唐400、ずり縁側唐揚400、ポテトフライ300、さつまいもステック500。
    《鶏一品》鶏もつ煮込み500、ぼんじりと鶏皮のピリ辛甘煮500、とりチーズ600。
    《野菜》にゃんこサラダ(鰹節)600、わんわんサラダ(コーンフレーク)600、ぽんぽこサラダ(天かす)600、ポテトサラダ450、特製みそきゅうり550、冷しトマト450、梅たたき500、梅きゅう550、梅なんこつ550。
    《ご飯》ごはん(福知山・夜久野産)350、焼おにぎり600、漬物盛合せ450。
    〔飲みもの〕生ビール500、瓶ビール(エビス・プレミアムモルツ・アサヒ)600、チューハイ(各種)400、生搾りチューハイ(各種)550、梅酒400、角ハイボール500。
    《焼酎》中々(麦)500、宝泉坊(麦)500、百年の孤独(麦)800、喜六(芋)500、山ネコ(芋)500、明るい農村・赤芋仕込み(芋)500、三岳(芋)500、魔王(芋)800、鍛高譚(紫蘇)500、れんと(黒糖)500。
    《日本酒》福知三萬二千石・純米酒500、立山・酉印550、八海山800、久保田・百寿700。
    《ワイン》グラスワイン(赤・白)500、アルボルタ・カベルネ・ソービィニヨン(赤)5,000、丹波ワイン 鳥居野(赤)5,000、ラブラ・チェスカ・モンテプルチア(赤)9,000、ゾーニン・ソアヴェ(白)5,000、丹波ワイン 鳥居野(白)5,000、他にもあるので店員さんに確認のこと。
    《ソフトドリンク》ノンアルコールビール525、ウーロン茶300、コーラ300、ジンジャエール(カナダドライ)300、オレンジジュース300、カルピス300。(2018年2月調べ)

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久々のグリルドサンド … パブ「ブリック(BRICK)」(中野)

グリルドサンド


 中野「ブリック」のグリルドサンド(450円)が美味い。

 食パンサイズの小さなフライパン2枚が向かい合ったような作りの「ホットサンドメーカー」に、具を挟んだ2枚のパンをセットして、コンロにかけるだけなのに、どうしてこんなにも絶妙な焼き上がりになるんだろう。

 カリッと香ばしい食感がいいんだな。

 その半分にはハム&チーズが入ってて、残る半分にはコンビーフ&玉ネギが入ってる。

 名物のトリハイ(200円)をチビリチビリと飲むのに合わせて、ゆっくりと、長持ちさせながらいただこうと思うんだけど、美味しくて止まらない。

 けっきょく、グリルドサンドそのものはあっという間に食べてしまい、同じお皿に添えられているマカロニサラダで、ゆっくりとトリハイをいただいた。

 水曜日の今日、中野駅に到着したのは午後6時半。

 さてさて、「やきや中野店」に行こうか、「北国」に行こうか。北口側に出て、「路傍」、「石松」、「パニパニ」を目指すという手もあるなあ。(「おかやん」は火水定休です。)

 よし。今日は北口側(中野5丁目方面)にしよう!

 北口改札を出て、田舎そば「かさい」の脇にある路地を、立ち飲み「」などを横目に見ながら通り抜け、焼とり「よね田 中野店」、「牛の四文屋 中野店」を抜けて左へ。

 あっ!!

 目の前に現れた「ブリック」を見て思い出した。ここにもしらばく来てないなあ。

 入口扉についている、小さなのぞき窓からうかがえる店内は、お客も少なそう。

 そりゃそうだろう。バーがにぎわうのは、もっと遅い時間だもんね。

 こんな(バーにとっては)早い時間帯に、まったりと「ブリック」で過ごすのも悪くない。今日はここにしよう。

 店内に入ると、推察のとおり、店内のL字カウンターには、その短辺のところに男女のカップルが一組座っているだけ。テーブル席も、入口すぐ横のテーブルに、年配の女性二人連れがいるだけで、奥のテーブルはすべて空いている。

 私は、L字カウンターの、いちばん奥の部分に陣取って、トリハイを注文した。

 名物のトリハイ(トリス・ハイボール)は200円と格安だが、他のお酒だって「角」250円、「オールド」300円、「リザーブ」350円とリーズナブルだ。

 トリハイが出てくるまでの、ほんの少しの間に、料理のメニューをさっと確認する。

 ここ「ブリック」では、お通しも出されるんだけど、そのお通しは何種類か用意されている。まず先に、客の料理の注文を聞いて、その料理とかぶらないようなお通しを選んで出すというのが、この店のやり方のようだ。

 「野菜スティック」(400円)、「ハムエッグ」(400円)、「カニクリームコロッケ」(500円)などが並ぶなか、今日は久しぶりに「グリルドサンド」(450円)を注文したのだった。

 トリハイを追いかけるように、すぐに出された今日のお通しは「柿の種」(300円)だ。

 カウンターの一番奥のところが、小さな調理場になっていて、グリルドサンドなどの調理が必要な料理は、ここで作られる。

 この辺の席に座ることができると、料理ができていく様子もつまみにすることができるのだ。

 さっくりと1時間ほどの間に、トリハイを3杯。

 お勘定をお願いすると、すぐ目の前で、レシートの計算をしてくれる。

 トリハイ(200円)が3杯で600円。これにお通しの300円と、グリルドサンドの450円が加わって、1,350円。

 しかるのちに、欄外の合計欄の手前に、140円というのが書き足されて、合計のお勘定額は1,490円でした。

 この欄外の140円というのは、注文した合計(1,350円)の10%(10円未満は切り上げ)なんだろうな。サービス料あるいはチャージってところか。

 どうもごちそうさま。

 ほんわりと酔って、店をあとにしたのでした。

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「ブリック」 / トリハイ / お通し(柿の種)

店情報前回

《平成30(2018)年2月21日(水)の記録》

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いか大根終わりました … 立呑み「やきや」(荻窪)

げそ揚げ(たれかけ)


 先週は出張で「やきや」に来ることができず、先々週以来、12日ぶりの訪問となった。

「あら、久しぶりですねえ(笑)」

 と女将さんから声をかけてもらったりしながら、かろうじて空いていた店の奥のほうに立ち、まずはいつものようにホッピー(320円)を注文した。

 さて、つまみ。まだまだ寒い日が続いているので、今日も「いか大根」(250円)から行こうかな、と思って念のため壁のメニューを確認すると、なんと! 「いか大根」の上に、白いシールが貼られているではないか!

「いか大根、終わったの?」

 と、カイト君(男性店員さん)に確認してみると、

「そうなんですよ。先週で終わりました。いい大根が入らないんですよね」

 という答えが返ってきた。

 あららぁ~。それは仕方がない。前回(先々週)いただいた「いか大根」が、今季最後の「いか大根」となりましたか。

 次に食べることができるのは、今年の11月末。9ヶ月ほど先のことである。

 それじゃあと戦略を立て直して、イカの全部位を、それぞれ異なる調理法でいただくことにする。

 この店のメニューに載っているイカ料理は、「いか刺身」、「いかみみ刺身」、「いかみみ焼」、「いかげそ焼」、「げそ揚げ」、「げそわさ」、「いかなんこつ焼」、「珍味わたあえ」、「自家製塩辛」、「いか納豆」、「いか大根」の11品。いか大根を除いて、すべて200円均一だ。

 これらのうち、終了した「いか大根」と、ちょっと特殊な「いか納豆」以外を、部位別、調理法別に整理したのが下の表だ。

 刺身焼き揚げ珍味
いかみみ刺身いかみみ焼
いか刺身自家製塩辛
いかなんこつ焼
げそわさいかげそ焼げそ揚げ珍味わたあえ

 イカの全部位を、それぞれ異なる調理法でいただこうとすると、頭は「いかなんこつ焼」しかなくて、揚げ物は「げそ揚げ」しかないので、この両者がまず確定する。

 この二つが決まると、あとは自動的に、耳は「いかみみ刺身」、身は「自家製塩辛」ということになる。

 よしっ。今夜はこの流れで行こう。

 この4品の中で、まっ先に売り切れそうなのが「いかみみ刺身」だから、まずはこれから。ワサビの代わりに、おろし生姜でいただいた。

 この「いかみみ刺身」を食べている途中で、「珍味わたあえ」が売り切れた。

 そこで、ナカ(160円)をもらうと同時に、今度は「げそ揚げ」を『たれかけ』で注文した。

 『たれかけ』というのは、「げそ揚げ」に、「珍味わたあえ」が入っていた器に残っている『たれ(=味付きのイカワタ)』をかけてもらうこと。「珍味わたあえ」が売り切れたあとじゃないと、『たれかけ』のオプションをお願いすることはできないのだ。

 さらにナカをもらって、「いかなんこつ焼」。

 最後、4杯めとなるナカを、「自家製塩辛」で締めくくった。

 残念ながら、「いか大根」は終了していたけれど、おかげで「やきや」のイカ料理フルコースを堪能することができた。

 1時間半ほどの立ち飲みタイム。ホッピー4杯とイカ料理4品で、今夜のお勘定は1,600円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / 壁のメニュー

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いかみみ刺身 / いかなんこつ焼 / 自家製塩辛

店情報前回

《平成30(2018)年2月20日(火)の記録》

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〔コラム〕これぞ呑兵衛向け弁当 … みよしの「下津井旅情」(岡山)

下津井旅情


シウマイ弁当 首都圏から各地に向かう下りの新幹線での、呑兵衛のお供は、なんといっても崎陽軒の「シウマイ弁当」(写真右)だが、今回、職場の先輩に、上り新幹線での呑兵衛のお供とも言える弁当を教えていただいた。

 岡山は三好野本店の「下津井旅情」(1,080円)がそれ。

 弁当の名前にもなっている下津井しもついというのは、岡山県倉敷市の中でも、もっとも四国側に突き出した場所にある港町のこと。

 その東部には名峰・鷲羽山わしゅうざんを擁しており、瀬戸大橋もその鷲羽山のふもとからスタートしている。

 弁当のふたを開けると、その内部は、大小5つの区画に分かれている。

 左上部は煮物。下津井名物の「いいだこ醤油煮」と「煮物の炊き合わせ(枝豆がんも、こんにゃく、いんげん、たけのこ、人参)」が詰められている。

 そこから時計回りに、上部中央には「漬け物(大根さくら漬け)」と「抹茶わらび餅」。

 右上部には「天ぷら盛り合わせ(海老、椎茸、青唐)」と「肉団子串」。

 下段に移って右下には「さわらの白醤油焼き」、「はじかみ生姜」、「ごぼうのうま煮」、「厚焼き玉子」、「枝豆とひじき煮」が詰められている。

 そして最後の左下部、この弁当で最大のポーションのところに盛られているのは、岡山名物の「祭ずし」である。

 酢飯の上に、錦糸玉子、海老酢漬け、ままかり酢漬け、たこ酢漬け、あさり煮、煮あなご、酢蓮根、紅生姜がトッピングされていて、見た目にも華やか。つまみにもなるお寿司なのです。

 まずはビールのロング缶をプシュンと開けて、ググゥ~ッと多めのひと口を飲んだ後、まっ先に「いいだこ醤油煮」に箸をのばす。やっぱり地元の名物からいかなきゃね。

 そして、弁当上段の左右(煮物と天ぷら)を行ったり来たりしながら、グイグイとビールを飲み進む。

 上段の左右を食べ終えるころに、ロング缶も飲み終えて、今度は日本酒のワンカップに移行する。

 日本酒のつまみは、お弁当下段の「サワラの白醤油焼き」や「祭ずし」である。

 最後に「抹茶わらび餅」をいただいて、ごちそうさま。

 そのあとは、デザート代わりに季節限定の「春の日本 いよかんチューハイ 愛媛県産果汁」をちびりちびり。

 それでもちょっと飲み足らず、ワゴン販売のウイスキー「山崎12年」(50ml、水かソーダ水が付く)を購入したら、これがなんと1,150円! 「下津井旅情」よりも高かった(涙)。

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「下津井旅情」 / 弁当の内容表示 / まずはビールのロング缶

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ワンカップに移行/ いよかんチューハイ / ワゴン販売のウイスキー

《平成30(2018)年2月15日(木)の記録》

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『しまなみカクテル』 … バー「エスパール」(今治)

しまなみカクテル

 バー「エスパール」のオリジナルカクテル、『しまなみカクテル』である。

 このカクテルは、しまなみ海道が開通した1999年に、この店のオーナーでマイスターバーテンダーの森山秀光さんが考案したもので、ベースのお酒は白ワイン。

 ふんわりと甘いので、女性にも人気があるんだって。

◇ ◇ ◇

 今日は仕事関係のメンバーで飲んだあと、ホテルの部屋に戻ったものの、なんだかちょっと飲み足りない。

 改めてフロントでもらってきた「今治酔所(Imabari Yoi Shot)」というパンフレットを確認した。

 このパンフレットは、社団法人日本バーテンダー協会今治支部会員のお店を紹介したものなんだそうな。

 その中に、ここ「エスパール」のことも載っていたのだ。

 創業は1974(昭和49)年。瀬戸内の新鮮な魚介類があり、鉄板ものではステーキ、お好み焼きが人気と書かれている。

 場所も、このホテルから近いみたいだし、ここにしてみますか。

 さっきまで行ってたお店で、〆の「鯛釜めし」までたっぷりといただいたので、お腹はもう満腹なんだけど、カクテルの1~2杯なら大丈夫だろう。

 というようなわけで、この店にやって来た次第。

「こんばんは。ひとりです」

 と店内に入ると、カウンター11席のみの店内には先客はなし。

 店主夫妻が「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えてくれた。

 まずはジンリッキーを注文すると、すぐに出してくれたお通しは、カボチャ煮、おひたし、イカ煮ものの三点盛りだ。

 カウンターの目の前には、寿司屋などでよく見かけるような、冷蔵ネタケースがあって、その中に、穴子、牡蠣、イカなどの魚介類や、蒲鉾、漬物などが保存されている。

 2杯めに、「なにかオリジナルのカクテルを」とお願いしたところ、出してくれたのが冒頭の『しまなみカクテル』だったのでした。

 大分出身のマスターと、松山出身のママが出会って、1974年にここにバーを開いた。

 マスターは日本バーテンダー協会の名誉会員・相談役で、四国統括本部の常任相談役でもある。

 さっくりと1時間ほどの酒場浴。お勘定は2,100円のところ、「ちょうど2千円でいいですよ」って。

 初回からどうもありがとうございます。ごちそうさま。

 料理も美味しそうなこのバー。今度は1軒めとして来なきゃなぁ。

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今治酔所 / 「エスパール」 / 店頭の看板

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店の入口扉 / お通しとジンリッキー / お通し三点盛り

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しまなみカクテル / 冷蔵ネタケース / 店主ご夫妻

店情報

《平成30(2018)年2月14日(水)の記録》

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店情報: バー「エスパール」(今治)

エスパール

  • 店名: CAFEBAR「エスパール」
  • 電話: 0898-32-0806
  • 住所: 794-0023 愛媛県今治市栄町3-1-6
  • 営業: 18:30-02:00、日休
  • 場所: JR今治駅の東口を出て、正面の両側に街路樹がある大通りを直進し、正面に今治プラザホテルがある信号交差点を渡り、今治プラザホテルの左側の道をさらに進む。、
  • メモ: 昭和49(1974)年創業。カウンター11席。チャージなし。カクテル800円~、フード500円~、カード不可。瀬戸内の新鮮な魚介類があり、鉄板ものではステーキ、お好み焼きが人気。オーナーでマイスターバーテンダーの森山秀光さんは一般社団法人「日本バーテンダー協会」の名誉会員・相談役で、四国統括本部の常任相談役でもある。(2018年2月調べ)

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定食の副菜で飲める店 … 居食屋「声聞(せいもん)」(今治)

おまかせ定食

 今治への出張で、やって来たのは、居食屋「声聞」。

 ここは、うちの今治支部の方にご紹介いただいた酒場で、今回が2度めの訪問だ。

 同行のKさんは芋焼酎(白波、400円)を湯割りで、私は生ビール(中ジョッキ、500円)をいただいて乾杯すると、すぐにお通し(サービス?)の「サヨリぬた」が出される。

 おつまみとして、私はホワイトボードに手書きされている「日替おすすめメニュー」の中から、「イギス豆腐」(500円)を注文した。

 イギス豆腐というのは、今治市を中心とした瀬戸内海地方に伝わる郷土料理。

 イギスは、浅い海の岩などに生える海藻(かいそう)のこと。これを生大豆粉と一緒にだし汁で煮溶かして、寒天のように冷やして固めた料理がイギス豆腐なのだ。

 この店のイギス豆腐には、てっぺんにゴマも付いている。

 ここから20キロほどのところにある、うちの故郷(いなか)でも、イギス豆腐はよく食べられていた。子供のころから慣れ親しんだ、懐かしい味なのである。

 Kさんは、「せんざんぎ(鳥唐揚げ)」(600円)と、なんと「野菜いため定食」(800円)を注文した。

 この店のメニューには、焼き鳥や一品料理などのつまみ物の他に、9種類ほどの定食(800~1,200円)や、うどん、丼物なども並んでいて、食事だけのお客さんもいる。

 だから、店の肩書も、居屋じゃなくて、居屋としてるんだろうな。

 そして出てきた「野菜いため定食」を見て驚いた。

 野菜炒め、ごはん、みそ汁、漬物の他に、なんと副菜が4品も付いていて、しかもそれぞれボリュームが多い。

 これら副菜4品のセットを、それぞれ単品で注文したら、軽く800円を超えてしまうんじゃないかなぁ。

 これはいい。私も定食にしよう!

 9種類の定食の中には、「焼とり定食」(850円)、「とんかつ定食」(850円)などのように、主菜の内容がすぐにわかるものもあるが、「焼魚定食」(1,000円)、「刺身定食」(1,200円)などのように、その内容が日によって変わるものもある。

 そんな中に「おまかせ定食」(1,000円)というのもある。

 これはなんだろう?

 さっそく女将さんに尋ねてみると、「さぁ、なんでしょうねえ(笑)」という返事。

 なるほどこれは面白い。さっそくその「おまかせ定食」を注文した。

 待つことしばし。出てきた「おまかせ定食」の主菜は「豚の生姜焼き」だった。

 副菜はやっぱりKさんのと同じく4種類。「おから」、「ひじき」、「小松菜とお揚げの煮びたし」、「サワラの南蛮漬け」だ。

 合わせるお酒として、麦焼酎(二階堂、400円)のロックをもらう。

 副菜の多い定食と言えば、今はなき「はまや食堂」の「特別定食」(980円)を思い出す。

 この「特別定食」は、おかずは日替り。主菜1品に副菜2品。その他に食後にフルーツが出される。

 酒類とともに「特別定食」を注文し、「ごはんとみそ汁は後で」とお願いしておくと、料理を1品、また1品と、順に出してくれるので、私はこれを『大衆食堂のフルコース』と呼んで、毎晩のように出かけたものだった。

 そんなことを思い出しながら、麦焼酎のロックをもう1杯。

 最後は、「ごはん」、「みそ汁」、「漬物(春キャベツ)」で締めくくって、今宵のお勘定は二人で5,000円(ひとり2,500円)でした。

 どうもごちそうさま。

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居食屋「声聞」 / お通し(サヨリぬた) / イギス豆腐

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せんざんぎ(鳥唐揚げ) / 二階堂ロック / 主菜:豚しょうが焼き

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副菜群: おから / ひじき / 小松菜と油揚げの煮びたし

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サワラの南蛮漬け / ごはん / みそ汁、春キャベツの漬物

店情報

《平成30(2018)年2月13日(火)の記録》

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店情報: 居食屋「声聞(せいもん)」(今治)

声聞

  • 店名: 居食屋「声聞」
  • 電話: 0898-24-0717
  • 住所: 794-0025 愛媛県今治市大正町2-2-4
  • 営業: 11:00-14:00 & 17:00-23:00、日休
  • 場所: JR今治駅の東口を出て、正面の両側に街路樹がある大通りを直進し、突き当り(正面に今治プラザホテル、みずほ銀行)を右折し、次の信号交差点を左折。すぐ先の信号交差点を左折した先、右手。駅から約1キロ、徒歩12分ほど。
  • メモ: 以下は夜のメニュー。これとは別にランチメニューもあるようだ。
    〔今治名物 焼き鳥〕皮300、きも300、砂ずり300、鳥ねぎ300、もも300、たまねぎ300、せせりポン酢350、手羽先350、しいたけ350、皮ニンニク350、ピーマン350、アスパラ400、えのき400、オクラ400、とまと400、つくね400、レンコン450、特製つくね450。
    〔サラダ(ミニサイズも可)ドレッシングはすべて手作り〕トマトスライス350、ポテトサラダ400、大根サラダ500、豆腐サラダ700、声聞サラダ700、海鮮サラダ800。
    〔揚げ物〕ゴボー唐揚げ350、フライドポテト350、軟骨唐揚げ500、揚げ出し豆腐500、砂肝唐揚げ500、揚げ出しもち500、鳥唐揚げ600、ホルモン揚げ700、カマンベールチーズフライ700、ミノ唐揚げ700。
    〔一品料理〕自家製らっきょ300、納豆300、タコワサ300、沖イカしょうゆ漬350、山芋スライス350、手作りギョウザ350、冷奴350、厚揚げ焼き400、めんたい手羽ギョウザ450、鳥皮ギョーザ450、おもちベーコン500、ジャガバター500、自家製ヌカ漬盛合せ500、豚キムチ600、豚の角煮700、あさりの酒蒸し700、手作りハンバーグ700、海老フライ700。
    〔韓国風〕チャンジャ350、たこキムチ350、白菜キムチ350、ニラチヂミ600、キムチチヂミ700、海鮮チヂミ700。
    〔鉄板焼〕山芋鉄板500、じゃがバター500、ニラ玉鉄板500、豚キムチ600、カツとじ鍋600、ホルモン焼700。
    〔あったか~い鍋〕もつ鍋800、ホルモン鍋1,500、寄せ鍋1,500、カモ鍋1,500、手作りうどんのうどん好き1,500、海鮮チゲ(要予約)、てっちり(要予約)、すき焼き(要予約)、かき鍋(要予約)。
    〔夜のお食事メニュー〕ごはん200、おむすび300、焼おむすび400。
    《定食》野菜いため800、唐あげ850、焼とり850、とんかつ850、えびフライ850、焼魚1,000、かつとじ鍋1,000、刺身1,200、おまかせ1,000。
    《うどん》肉650、牛すじ700、鍋焼700。
    《丼》たまご550、親子600、とり600、かつ700。
    《お茶漬》うめ400、たらこ500、しゃけ500。
    〔日替おすすめメニュー(ホワイトボード)〕刺身盛合せ1,500、カツオタタキ1,000、カンパチ刺身800、タイラギ貝刺身800、サヨリ刺身800、クジラ焼・揚800、カキフライ800、姫貝刺身・天ぷら800、炙りシメサバ800、イカ刺身800、タチ魚刺身800、コチ刺身、小えび串焼500、大羽いわし刺身700、小えびかきあげ600、牛肉タタキ1,300、牛肉網焼1,300、手作りハンバーグ700、骨付モモガーリック焼800、カキグラタン600、手作りコロッケ600、おでん盛合わせ500、赤ナマコ酢、ササミ梅シソ焼500、ジャコカツ500、イギス豆腐500、牛スジ煮500、親鳥スタミナ焼500。
    〔飲みもの〕ビンビール(大瓶)650、生ビール(小)400・(中)500、日本酒(正一合)450、焼酎(麦、芋、米)各400、生チューハイ(ライム、レモン、オレンジ、カルピス、シークワーサー、グレープフルーツ)各450、ソフトドリンク(コーラ、カルピス、ウーロン茶、ジンジャエール)各300。(2018年2月調べ、2020年1月確認)

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自家製発酵ソーセージ … おでん「丸忠(まるちゅう)」(京成立石)

発酵ソーセージ


 「二毛作」をあとに、京成立石駅でI和泉さんをお見送りして、宇ち中さんとふたりで、「もう1軒」と向かったのは、立石仲見世商店街の中にある「おでん丸忠」だ。

 宇ち中さんは燗酒(正一合750円~)を、私はスダチハイ(400円)をもらって乾杯すると、今日のお通しはアジの酢の物。

 自家製だという発酵ソーセージ(400円)も注文した。

 ここが元々「二毛作」だった。

 その「二毛作」が平成27(2015)年3月に、現在の場所に移転したときに、旧店舗のほうを「おでん丸忠」として再スタートした。

 「おでん丸忠」を切り盛りしているのは、元の「二毛作」時代に、「二毛作」店主の日高寿博さんと二人三脚でやって来られていた西村浩志さん。

 「二毛作」ファンから見ると、1軒だった「二毛作」が、「おでん丸忠」と新しい「二毛作」の2軒に増えたような感じ。

 しかも、それぞれが進化を続けて、違いが出てきたりしているのが面白くもあり、うれしくもあり。

 2杯めに、宇ち中さんはスダチハイ、私は黒糖焼酎ロック(500円)をもらい、つまみは「イワシなめろう」(500円)と「牛スジ煮込み」(400円)を追加注文した。

 これまた2時間半ほどゆっくりと楽しんで、午後8時前にお開きとしたのでした。

 今日は午前11時過ぎから、たっぷりと9時間近くもお付き合いいただき、本当にありがとうございました! > 宇ち中さん

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おでん「丸忠」 / おでん鍋 / お通しのアジ酢

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スダチハイ / 燗酒 / 発酵ソーセージ

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黒糖焼酎ロック / イワシなめろう / 牛スジ煮込み

店情報宇ち中ブログ前回

《平成29(2017)年8月5日(土)の記録》

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やっとトマトのおでん … 「二毛作(にもうさく)」(京成立石)

トマトのおでん


「立石方面に行く用事があるので、ぜひ『二毛作』のトマトのおでんが食べたいなぁ」

 ブラジルに一緒に赴任していたI和泉さんから、そんなお話をいただいた。

 「それはぜひ!」ということで、宇ち中さんに「二毛作」を予約していただき、I和泉さん、宇ち中さんと3人でやって来た。

 宇ち中さんがブラジルに飲みに来てくれたときに、現地でI和泉さんとも一緒に飲んだりしたので、お互いに面識もあるのでした。

 前回、I和泉さんと一緒に「二毛作」にやって来たのは、2015年12月のこと。

 このとき、私はすでに帰国していたが、この日「二毛作」に集まった、I和泉さん、N川さん、I藤さん、S藤さん、S々木さん、N西さん、I重さんといった面々は一時帰国中だった。

 年明けにはまたブラジルに戻るということで、ここ「二毛作」で、忘年会(兼)壮行会となったのでした。(この約2週間後に、急転直下の決定で、みなさんこのまま本帰国となりました。)

 そのときにも、当初は「ぜひトマトのおでんを食べなきゃね」と言いながら飲んでたのに、飲むつけ、酔うにつけ、そのことをすっかり忘れてしまって、結局、トマトのおでんは食べられなかったのでした。

 そんなわけで今日は、そのリベンジも兼ねての再訪である。

 宇ち中さんと二人で、「アサヒプレミアム熟撰」(610円)をもらって乾杯し、お通しの「マカロニサラダ」や、「水なすの漬物」(410円)などをつまみながら待つうちに、I和泉さんも到着された。

 晩柑を使った「特製モヒート」(860円)やワイン、焼酎、日本酒などをいただきながら、「おでん盛り合わせ」や「もつ煮(てっぽう)小鍋仕立て」(大610円)と食べ進んだあと、満を持しての「トマトのおでん」(410円)である。

 あぁ、今日はトマトのおでんにたどり着けて良かった良かった。

 午後1時から5時半まで、たっぷりと4時間半もの長っちり。

 今日のお勘定は3人で14,700円(ひとり当たり4,900円)でした。

 やぁ、美味しかった、楽しかった。どうもごちそうさま。


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「二毛作」 / お通しのマカロニサラダ / アサヒプレミアム熟撰

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黒板メニュー / 本日のおすすめ / 飲みものなど

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水なすの漬物 / 晩柑の特製モヒート / おでん盛り合わせ

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赤ワインをグラスで / 焼酎ロックも / もつ煮(てっぽう)小鍋仕立て

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余語さんも来店 / 冷酒「鯉川」 / いまちゃんハイ

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《平成29(2017)年8月5日(土)の記録》

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酒はにてれつ禁煙の店 … 手打そば「土日庵(どにちあん)」(京成立石)

せいろ


 宇ち中さんと行く、立石飲み歩きツアー。

 午前11時20分に京成立石駅に集合し、「宇ち多゛」からのスタートを目指してたんだけど、今日の「宇ち多゛」は、いつにも増して大行列。

 しばらくその行列に並んだものの、進みが遅い。

 今日は「宇ち多゛」は諦めて、別の店から飲み始めることにした。

 こんな昼間でも、あれこれと酒場の選択肢があるのが、立石ならではですよねぇ。呑兵衛はまったく困らない。

「どこにする?」

 と相談しながら、ここもまた、「宇ち多゛」と同じく、『酔人禁入店』の店、「土日庵」に向かうことにした。

 「土日庵」の開店時刻は午前11時半。まさにいま開いたところだ。

 L字カウンター7席だけの店内には、すでに先客が二人。

 我われもカウンター席の一番奥に陣取って、まずはエビスビール(650円)をもらって乾杯だ。

 つまみは今日の手書きメニューの中から、「なす・オクラ煮びたし」(400円)をもらう。

 すぐに他のお客さんもやって来て、店内は満席となった。

 続いて注文した「だし巻玉子」(550円)は、卵3個を使ったボリュームたっぷりの人気の品。なにしろ、そば屋ならではの美味しい出汁を使って作られてるからねぇ。

 その「だし巻玉子」が出てきたところで、「そば焼酎そば茶割り」(500円)をもらう。

 立石に来たからには、ハシゴ酒は必至。

 1軒めは、さっくりとこのくらいで切り上げることにして、最後は「せいろ」(750円)で締めくくる。

 締めくくるといっても、この「せいろ」もまた、おつまみにもなるんだけどね。

 さっくりと1時間半ほどの1軒目でした。

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手打そば「土日庵」 / 店の外のお品書き / 入口横の手書きメニュー

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取り皿と手拭き / エビスビールで乾杯 / なす・オクラ煮びたし

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店内のメニュー / だし巻玉子 / そば焼酎そば茶割り

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せいろ用のつゆ / せいろそば / ごちそうさま

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《平成29(2017)年8月5日(土)の記録》

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5杯めにはガラスープ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

ガラスープ


 前回に続いて今回も、黒ホッピーがソト1・ナカ5の5杯である。

 ホッピー5杯の破壊力はものすごい。これだけ飲むと、めいっぱいの酔っ払いができあがる。

 その5杯めのホッピーに合わせて注文したのが、ガラスープ(300円)だ。

 熱々のスープが、ホッピーで冷えたのどに心地よい。このスープの中に、少量の麺が入っているのも、〆の一品としてちょうどいい。

 金曜日の今日、仕事を終えて「すっぴん酒場」にたどり着いたのは午後7時。

 いつものように黒ホッピー(450円)と、れば、ちれ、しろ(各100円)を注文すると、すぐにお通しのお新香(100円)を出してくれる。

 店内にずらりと居並ぶ常連さんたちの会話のほとんどは、ミャンマー人の常連・Nさんのこと。

 一昨日、Nさんが出社して来ないので、アパートを訪ねてみたところ、亡くなっているのが見つかったんだそうな。

 のちに行われた行政解剖の結果、脳出血であった可能性が高いとのこと。

 Nさんは32歳と若いのに、びっくりだ。

 常連のみなさんたちが話してくれるNさんとの思い出話が、それぞれNさんへの思いにあふれていて、Nさんのことをあまり知らない私も、思わずグッとくる。

 みんなに愛されてたんだなぁ、Nさん。

 れば、ちれ、しろの間にナカ(250円)をおかわりしたあと、さらにナカをもらって、れんこん(150円)と、豚バラ味噌だれ(200円)を追加注文。

 れんこんは、レンコンの穴の部分にツクネを詰めこんで焼き上げたものだ。

 4杯めとなるナカには、あぶらにんにく(100円)と、ハラミナンコツ(100円)を合わせる。

 そして5杯めに、ガラスープをもらって〆とした。

 たっぷりと4時間ほど立ち飲んで、今夜の支払額は2,700円なり。

 どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピーとお通し / れば

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ちれ / しろ / れんこん

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豚バラ味噌だれ / あぶらにんにく / ハラミナンコツ

店情報前回

《平成30(2018)年2月9日(金)の記録》

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燗酒にはやっぱり塩辛 … 立呑み「やきや」(荻窪)

燗酒にはやっぱり塩辛


 仕事が終わって、有志一同(≒呑み好きなみなさん)と、職場の会議室でウイスキーのロックをグイグイとやったあと、荻窪の「やきや」である。

 店に着いたのは午後9時20分。

 この時間帯なら空いてるかと思いきや、まだまだほぼ満員。

 入口横の、L字カウンターの短辺部分で立ち飲んでいたお客さんが帰るのと入れ替わりに、店内に入ることができた。

 蒸留酒はもう飲み足りたので、今夜は燗酒(250円)を注文した。

 逆につまみは、少量の乾きものだけしか食べていないので、お腹がすいている。

 そこでまず、どんとボリュームがあるイカ大根(250円)をもらう。

 イカ大根は、大きくカットした大根2切れと、イカゲソが1頭分10本。

 いつもはこれでホッピー2杯(セット+ナカ1杯)がいけるんだけど、今日はイカ大根をワッシワッシと食べ進み、燗酒1杯のうちに、あっという間に食べ終えた。

 もう1本、燗酒をもらって、つまみは、燗酒には絶対にこれ! 自家製塩辛(200円)である。

 これまでに何度も書いてきたとおり、「やきや」の塩辛は薄味のフレッシュタイプ。

 塩辛もグイグイといけるのである。

 さっくりと1時間弱の立ち飲みタイム。二品と二杯でのお勘定は950円でした。

 どうもごちそうさま。また来ます。

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燗酒 / いか大根 / 自家製塩辛

店情報前回

《平成30(2018)年2月8日(木)の記録》

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呉の夜を締め括るのは … 屋台「一二三(いちにっさん)」(呉)

屋台「一二三」


 呉の夜を締め括るのは、やっぱり屋台。

 なかでも呉に単身赴任しているときに通いつめたのがここ。昭和51(1976)年創業の「一二三」である。

 創業当時、近くに「ひふみ」という屋台があったため、ここ「一二三」は、「いちにっさん」と読ませるようにしたそうだ。

 でも、今はその「ひふみ」はなくなったので、この屋台のことを「一二三(ひふみ)」と呼んでる人も多い。

「よう来たのぉ。元気なんか?」

 まるで昨日もやって来ていたかのように、ごく自然に笑顔で迎え入れてくれるのは、女将の山口槇子さん(72歳)。

 呉の沖合にある島(大崎上島おおさきかみじま)出身の女将は、今もなお島の言葉が抜けていない。

 そこでは、男女の言葉の差があまりなかったんだそうで、文字で書くと男性の言葉のような感じになるのである。

「焼酎のロックと、おでんはスジと厚揚げをください」

「よっしゃ。おいさん、焼酎のロックじゃ。おでんはスジと厚揚げじゃの」

 注文を受けると「よっしゃ」と応えるのが女将の口ぐせ。

 「おいさん」と呼び掛けているのは、ご主人の俊樹さん(77歳)のこと。女将を手伝って、飲みものやラーメンを作ってくれるのだ。

 元会社員だったご主人は、開業当初は客商売は苦手で、お客さんが来るとスゥ~ッと陰に隠れたりしていたそうだ。

 創業から40年を過ぎた今では、お二人の役割分担も板についている。

 焼酎(400円)は麦焼酎「いいちこ」。飲みものは他に、ビール(キリンラガー中瓶、550円)と酒一級(白牡丹、400円)がある。

 おでんは、きんちゃく(150円)以外は、すべて100円だ。

 店主ご夫妻がご高齢になってからは、毎週、金曜日と土曜日の2夜だけの営業になっていたが、少し前に、麺を茹でる大鍋が倒れて女将が火傷をしたりしたこともあって、しばらく休業していた。

 このまま閉店しちゃったらどうしようと心配したものだが、無事に再開となった。今回、もっとも来たかった酒場なのだ。お二人ともお元気そうで、本当に安心した。

 店内には若いお客さんも多くて、今も相変わらずの大人気店のようだ。

 おでん以外の料理は、ホルモン(750円)、豚足(600円)、豚耳(600円)、メザシ(450円)、ナスビ(350円)、中華そば(ラーメン、500円)の5品。

 なかでも名物なのは、豚足と中華そばの2品。

 しかしながら、足1本分の豚足は、ちょっとボリュームが多過ぎるので、今日は豚耳を注文して、焼酎ロックもおかわりした。

 豚耳は、ゆで冷ました豚の耳を、細くスライスして、塩コショーで味つけしながら、鉄板で炒めたもの。最後に刻みネギも混ぜ込んで仕上げてくれる。焼酎が進む一品だ。

 本当は最後にラーメンで〆たかったんだけど、もうお腹いっぱい。次回のお楽しみに取っておくことにした。

 今夜のお勘定は1,600円。屋台を出たら、もう午前2時でした。

 どうもごちそうさま。お休みなさい。

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屋台「一二三」 / 焼酎ロック / おでん(スジ、厚揚げ)

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屋台のお客さんたち / 豚耳 / 焼酎ロックおかわり

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豚足の下ごしらえをする女将 / 鉄板上の豚足 / まだまだにぎわう午前2時

店情報前回

《平成29(2017)年9月29日(金)の記録》

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シロクマ⇒ムートン⇒ … バー「アンカー(BAR ANCHOR)」(呉)

巨峰のウォッカマティーニ


 平成20(2008)年創業のオーセンティックバー「アンカー(ANCHOR)」。

 まだ創業10年ほどなんだけど、すでに呉を代表する人気バーの1軒になっている。

 ここの名物のひとつが、季節ごとのフルーツカクテル(1,000~1,100円ほど)。

 今夜のフルーツカクテルは、「巨峰のウォッカマティーニ」(1,100円)とのことで、さっそくそれからいただいた。

 季節によっては、2~3種類のフルーツカクテルがあることもあって、迷ってしまうこと、この上ないのである。

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「シロクマ」 / カープ優勝ウイスキー(2017) / 千福「激熱(ゲキアツ)」と店主

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1984年の優勝ウイスキー / お通しとウイスキー / 「シロクマ」に集まった面々

 ここに来る前に、まず立ち寄ったのが、昭和32(1957)年創業の老舗スタンド「シロクマ」。

 「アンカー」がオープンしたのと同じ平成20年に発生した、呉繁華街の火事で、「シロクマ」も被災したが、翌月には旧店舗のすぐ近くに再建・再開した。

 それが今のこの店舗である。旧店舗の内装など、使えるものは極力使って、以前のイメージを保っているのがいいね。

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渋酒場「ムートン」 / チーズをつまみに / まずは赤ワイン

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色合いがいいね / ボトルワインは値札付き / 「ムートン」に集まった面々

 続いては渋酒場「ムートン(MOUTON)」。総席数35席のワインバーである。

 1本1本のワインには値札が付いていて明朗会計。

 料理も「チーズつくね」(420円)、「燻製ベーコン」(580円)、「牛スジシチュー」(880円)、「洋風肉じゃが生卵包み」(680円)など、ワインに合うものがそろっている。

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バー「アンカー」 / チャーム(お通し) / 今月のウイスキー

 しかる後に、ひとりでやって来たのが、ここ「アンカー」だったのでした。

 季節のフルーツカクテル「巨峰のウォッカマティーニ」に続いては、『今月のウイスキー』をいただくことにした。

 この店では、『今月のウイスキー』と決めたウイスキー1本を、1杯500円で提供してくれていて、知らないウイスキーを勉強することができるのである。

 『今月のウイスキー』というネーミングではあるが、実は決めたウイスキー1本が空いたら、次の新しいウイスキーに切り替える。

 今夜の『今月のウイスキー』は、アイリッシュ・ウイスキー「カネマラ(Connemara)」。アイリッシュでは唯一のピーテッド・シングルモルトなんだそうな。

 ゆっくりとウイスキーを飲み終えて、今夜のお勘定はチャージ(チャーム込みで500円)も加算されて、2,100円でした。どうもごちそうさま。

・バー「アンカー」の店情報前回

《平成29(2017)年9月28日(木)の記録》

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呉の誇る三大大衆食堂 … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)

「森田食堂」の清酒


 「寿食堂」で遅めの朝呑み、、「くわだ食堂」でランチタイムの昼呑みとハシゴして、夕方は呉駅前の老舗大衆食堂「森田食堂」だ。

 これら3軒が、呉の誇る三大大衆食堂。

 呉のように、自動車通勤の人も多い地方都市では、酒場だけの専門店(≒大衆酒場)というのは、なかなか成り立ちにくいようだ。

 食事もできるし、酒も飲めるという大衆食堂が、大衆酒場の代わりも果たしているのでした。

 しかも3軒とも、午前中に開店して、そのまま中休みなしに夜まで営業してるから、思いついたら、ほぼいつでも飲める。これは、夕方オープンの大衆酒場よりは優れている点かもね!

 なかでもここ「森田食堂」は、大正2(1913)年創業と、もっとも古くからやってるし、呉駅からも一番近いし、朝8時から夜9時までの11時間営業(日曜定休)だしということで、朝から夜まで、いつもにぎわっている。

 ここに来たら、まずは瓶ビールを注文するのがおすすめ。

 シュポンッ! と、すっごく景気のいい音を立てて、栓を抜いてくれるのだ。

 いろんな銘柄、大瓶(510円)・小瓶(360円)が選べるなか、今日はキリンラガーの大瓶を選び、シュポンッ! と栓を開けてもらった。

 他の2軒同様に、ここもまた、冷蔵陳列ケースに並ぶ料理から、好きなものを選んでくる仕組み。

 まずは「はもの湯引き」(500円)を酢味噌でいただく。

 そうこうしているうちに、会社の先輩や、呉時代に同じ職場だったみなさん、同業他社のみなさんたちがそろってきた。

「久しぶりに呉に帰るからね」

 という話をしていたら、みんなが集まってくれたのでした。どうもありがとうございます。

 しかも、こうして「森田食堂」で、みなさんと飲めるというのが、とても嬉しいではありませんか。

 そしてみんなで名物の湯豆腐(300円)や牛肉スープ(350円)などをもらって飲み進む。

 湯豆腐は、イリコでとった出汁で豆腐を茹でて、カツオ節、とろろ昆布、刻みネギなどをトッピングして、醤油で味付けをしたもの。

 昔は醤油は別皿で出していたそうなんだけど、こうして汁そのものを味付けしたほうが美味しいし、醤油のムダも少ないということで、このスタイルになったんだそうな。

 名物というだけあって、この湯豆腐は、人気もあるし、とっても美味い。ここに来ると必ず注文する一品である。

 スープも、牛肉スープ、豚肉スープ、鶏肉スープ、野菜スープの4種類が選べ、それぞれ350円。これもまた、いいつまみになる。

 ビールに続いて、飲みものは燗酒に切りかえる。

 短冊メニューに「清酒(二級)」(300円)と書かれている、この店の標準的な日本酒は、広島は西条の「白牡丹」の普通酒。この甘口の酒を熱燗にしていただく飲み方が、呉でも大人気なのだ。

 お好みで、呉の「千福」の普通酒(精撰粋松)を選ぶこともできる。

 「清酒(一級)」(340円)は、呉「宝剣」の本醸造である。

 他に300ml瓶入りの冷酒も、数種類置いている。

 ここでS木さんが注文したつまみは、なんと親子丼(500円)である。これがまた、ごはんごと、つまみになるんだから面白い。

 店の閉店時刻(午後9時)まで、たっぷりと4時間ほど楽しんで、お勘定はひとり2千円ずつでした。

 長時間、大勢で押しかけてすみませんでした。どうもごちそうさま!

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「森田食堂」 / 入口横のメニュー / まずは大瓶ビールから

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鱧(はも)の湯引き / 湯豆腐 / 牛肉スープ

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燗酒 / 親子丼 / 女将さんにも入ってもらって記念写真

店情報前回

《平成29(2017)年9月29日(金)の記録》

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朝食の後はすぐに昼食 … 「くわだ食堂」(呉)

ポテトサラダと肉皿で


 「寿食堂」での朝食呑みを終えて、店を出たのは午前11時50分。

 なんと、もう昼ではないか。

 昼食は、呉駅近くの「くわだ食堂」でいただくことにしようと歩き始める。

 来たのと同じコースを逆行するのも芸がないので、今度は呉の屋台街がある「蔵本通り」経由で戻ることにする。

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 上の地図の中で、赤い線で示した部分に屋台が出る。

 屋台と川の間の緑色の場所は、川沿いの公園で、ここに複数の公衆トイレが完備されているのだ。

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「寿食堂」を後に / 「よしのや」 / 呉市の新庁舎

 「寿食堂」を出て、その屋台街に向かって歩き始めると、川を渡ってすぐの角地に現れるのが、昼から飲める、うどんの老舗、「よしのや」だ。

 大通り(=蔵本通り)に出ると見えてくる真新しい大きい建物が、平成28(2016)年1月に落成した、呉市の新庁舎だ。地上9階建てと、背は高くないが、大きい!

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屋台設置場所を示す白枠 / 扉の中に上下水道と電源 / 屋台の駐車場

 そして、蔵本通りの、レンガを敷き詰めた歩道上に出てくる白枠が、屋台が出る場所を示している。

 それぞれの区画は間口4メートル、奥行き3メートルの、12平方メートル。三坪半ぐらいの大きさである。

 屋台の営業については、呉市が管理していて、ときどき出店者の公募と選定が行われる。

 選定基準は、「管理運営計画」「周辺環境への配慮等」「観光資源」がそれぞれ20点、「基本方針」「屋台製作計画」「過去の実績」「公園内での屋台営業であることへの理解」がそれぞれ10点の、合計100点。

 それぞれの区画には上下水道と電源(100ボルト)の設備が用意されていて、使用料は6,080円/月。

 この区画が使用できるのは、屋台を設置したり、撤去したりする時間も含めて、午後4時半から、翌日の午前5時までの12時間半。

 設置や撤去には、それぞれ2時間ほどかかるそうなので、実質的な営業時間は、フルに営業しても8時間ちょっとだ。

 だから、真昼間の今の時間帯には、つるんとしたただの歩道で、屋台の痕跡すらない。

 じゃ、この時間帯、屋台はどこに居るかというと、呉税務署横にある屋台専用の駐車場の中なのである。ここの使用料が6,550円/月。

 だから設置場所の使用料と、駐車場の使用料を合わせると、毎月12,630円の使用料となる。

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目的地に到着 / 「くわだ食堂」 / 大瓶ビールはキリン秋味

 正午過ぎには「くわだ食堂」に到着した。

 ちょうど昼どきとあって、普通に昼食を食べる客でにぎわうなか、私はやっぱり大瓶ビール(580円)をもらうことにした。

 「寿食堂」もそうだったが、ここ「くわだ食堂」も、すでに小皿・小鉢に盛り分けられて、冷蔵陳列ケースにずらりと並べられている料理から、自分の好きなものを選んでくるタイプの大衆食堂だ。値段も明記されている。

 これらの料理を取ってきて、ごはんとみそ汁をもらうと定食になり、お酒をもらうとつまみになる。

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ポテトサラダ / 肉皿(温玉入りすき焼き) / きんぴらごぼう

 そんな中から、まず選んできたのはポテトサラダ(150円)と肉皿(温玉入りすき焼き、250円)だ。

 どちらも、この店に来ると必ず置いている定番料理だ。

 肉皿は電子レンジで温め直してくれる。

 陳列棚には並んでいない、丼もの(親子丼、他人丼、牛丼、玉子丼)、焼めし、チキンライス、うどん類などは、注文を受けてから調理して出してくれる。

 最後にもう1品、陳列棚から、きんぴらごぼう(200円)を取ってきて〆とした。

 お勘定は1,180円なり。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成29(2017)年9月29日(金)の記録》

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遅く起きた日の朝食は … お食事処「寿(ことぶき)」(呉)

あら煮でビール

 呉で目覚めた朝は遅い。

 呉駅近くのホテルを午前10時過ぎに出発して、トコトコと朝食をとりに向かったのは、お食事処「寿」(=「寿食堂」)である。

 駅から「寿食堂」までは、距離にして1.3キロ。歩いて20分ほどかかる。

 久しぶりにやって来た呉なので、「寿食堂」までの道すがら、呉の飲食街を通ってみることにした。

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 呉の飲食街は、中通1~4丁目エリアに多い。なかでも名店がそろっているのが、れんが通り(アーケード商店街)と、本通り(バス通り)の間にある、細い通り(上の地図での朱書き部分)沿いだ。

 呉駅はこの地図の左下部にあり、「寿食堂」は右上部、地図中の赤線が終わったあたりにある。

 駅から「寿食堂」に歩いて向かう場合、赤線の下側から、赤線に沿って歩き、赤線の上側に抜けるというルートになる。

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 赤い線の下側から入ると、すぐ左手にあるのが、季節のフルーツカクテルが外せない呉の名バー「アンカー(ANCHOR)」だ。

 その先、左手が「ムートン(MOUTON)」。ワインが美味しい、洋風居酒屋である。

 さらに進むと、右手に並んでいるのが「どん底」、「桐の木」、そして「關白」の3軒だ。

 「どん底」は、呉で最古のスタンドバーなんだけど、現在は休業中。

 先ほどの「ムートン」も「桐の木」も、何度か行ったいいお店なんだけど、このブログには記録が残っていないのが残念だなぁ。どちらも、ひとりで飲みに行ったことがないからだろうな。

 「關白」は、なんといっても牛バラのジンギスカン焼と、鶏唐揚、そして牛テールスープで作るラーメンだ。ランチタイムから飲めるのもいい。

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 信号交差点を渡ると、左手が海軍さんのお好み焼き「たいちゃん3」で、そのとなりが料理屋「」だ。「たいちゃん3」も、このブログに記録がないなぁ。

 その先、左手角が「自由軒」。福山の「自由軒」の親戚のお店である。

 その先の右手が「三とり」、左手にちょっと入ると「第三鳥八」。呉の『とり屋』の老舗である。

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 次の角を左折すると、田舎洋食の「いせ屋」や、呉名物・細うどんの「山乃家」の本店が、同じ角を右折すると、呉を代表するラーメンの老舗「モリス」がある。

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 この角の先に、「どん底」に次いで、呉で2番めに古いスタンドバー「シロクマ」や、細うどん「山乃家」の中通店。さらには、おでんの「迷亭」があって、夜な夜な、酔っ払いたちがたむろしている。

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 ここを過ぎると、まわりはスタンドバー(≒スナック)が多いエリアに入る。なかでもVSビルは、昔から多くの呑兵衛たちでにぎわっている。

 そのすぐ先に、『アイスもなか』で有名な「巴屋」があるんだけど、なんと三日前(2017年9月26日)に閉店していた!

 これはショックだ。「寿食堂」で飲んだ帰り道に、ここで『アイスもなか』を1個だけ買って、それをかじりながら帰るのが、私の定番のスタイルだったのになぁ。

 その先を左折すると、「寿食堂」に到着。

 冷蔵陳列ケースからアサヒスーパードライの大瓶(600円)と、つまみには「あら煮」(250円)を取り出した。

 すぐにビールの栓が抜かれ、「あら煮」は電子レンジで温め直してくれた。

 しかしこの「あら煮」。全然「あら」じゃない。すべて魚の身だ。魚はすべて丸ごとで仕入れるので、その切れ端を煮込んだんだって。

 もう1品、「若竹煮」(350円)をもらって、1時間ほどの朝食タイム。

 今日のお勘定は1,200円でした。どうもごちそうさま。

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お食事処「寿」 / 大瓶ビール / あら煮

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店内にはセルフサービスのコーヒーも / メニュー / 若竹煮

店情報前回

《平成29(2017)年9月29日(金)の記録》

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恒例のNMBE新年会 … 鯉とうなぎの「まるます家」(赤羽)

NMBE新年会


 毎年恒例のNMBE新年会。今年も幹事団のみなさんのご尽力で、盛大に開催されました。

 鯉とうなぎの「まるます家」総本店の2階座敷を借り切って、集まったメンバーは約30人。

 いずれ劣らぬ呑兵衛(NMBE)業界(?)のツワモノぞろいである。

 このツワモノたちと、大いに飲み、語ることができるのが、この新年会の最大の魅力なんだけど、実はもうひとつ良いことがある。

 なにしろ人数が多いので、「まるます家」の名物料理を、ほぼすべて口にすることができるのである!

 ひとり二人でやって来ると、ほんの数品でお腹がいっぱいになってしまうので、「まるます家」名物のあれこれの料理を食べることはできないのだ。

 幹事が事前に、「まるます家」の名物中の名物とも言える、「スッポン鍋」、「なまずから揚」、「たぬき豆腐」、「うなぎカブト焼」、「里いもから揚」、「うなぎ蒲焼」を注文してくれていて、『あとはその場で好きなものを注文しやがれ!』という、なんとも太っ腹な新年会だ。

 実はこれらの品々の他に、「バラミポンズ和え」と「うなぎ肝焼」も注文してくれていたそうなのだが、残念ながらこれらはなかった。どちらもメニューにも載っていないので、なくなったのかも。(←未確認です。)

 それでは、これらの料理と、追加で注文した料理について、ざっくりとご紹介いたします。

 その前に、まず飲みもの。ほとんどのメンバーは「ジャン酎」(お徳用ジャンボチューハイボトル1L、1,100円)に、「モヒート」(生ライム&ミント、100円)を入れて飲み始めた。

 すぐに登場したのが「なまずから揚」(4個600円)だ。まったくと言っていいほどクセがない白身の唐揚げを、紅葉おろしを投入したポン酢醤油でいただく。

 「里いもから揚」(5個350円)は、長方形の皿に、まん丸の里芋がコロコロっとのって出される。これに「雪塩ゆきしお」という、宮古島の塩をかけて食べるのが定番の食べ方だ。

 ここで、2階の座敷席でしか注文することができない「スッポン鍋」の大鍋(3~5人前、4,000円)が、各テーブルに置かれたコンロにセットされ、着火。できあがりが楽しみだ。

 ちなみに1階でも注文できる1人前の「スッポン鍋」は、850円である。こんな安いスッポン鍋、見たことないよね!

 「うなぎカブト焼」(2本300円)は、1串にうなぎの頭が5個。つまり5尾分である。骨ごとの頭なんだけど、骨まで軟らかく仕上がっているのが素晴らしい。ホロリとほぐれる骨こそうまい逸品なのだ。

「カニみそ(冷凍)」(400円)は、同じテーブルで燗酒をやっているテラシィイさんが追加注文した一品。この「カニみそ」は、冷凍されているからこそ美味い。この冷凍が口の中で溶けていくにつれて、カニみその旨みが、舌の上にジュワァ~ンと広がっていくのだ。燗酒には最高のつまみだね!

 さぁ、スッポン鍋もできあがった。スッポンそのものも、もちろん美味いが、スッポンの出汁がよくでたスープが美味い。

 「鯉生刺なまさし」(600円)も、追加注文の品。添えられている、おろしニンニク、おろしショウガを醤油に溶いて、ツルっといただく。

 この店に来ると、私は「鯉あらい」(400円)をいただくことが多いんだけれど、この「鯉生刺」のほうが、鯉の旨みを強く感じることができる。これもいいね。

 そして定番中の定番、「たぬき豆腐」(500円)だ。きれいに盛りつけて出してくれるのを、グッチャグチャにかき混ぜてしまうのが、悲しくもあり、楽しくもあり。混然一体となったところで、小鉢に取り分けていただくのである。

 ひとりで来ると、この「たぬき豆腐」だけでも、けっこう腹にたまるもんなぁ。

 これまた追加注文の「かきフライ」(3個600円)は、10月から4月までの季節限定品。冬場に人気の一品なのだ。

 ここで、升に入った豆を手にした大女将がやって来て、外に面した窓を開け、「鬼は外! 福は内!」と大きな声で豆まきをしてくれた。今日は節分。これで邪気払いをすることができたね。

 豆まきを終えた福豆は、みんなで分けあって、つまみとしていただいた。

 「げそ天」(350円)は、1階の常連さんたちにも人気の一品。安くてボリュームがあるのがいいのだ。イカと呑兵衛は切り離せない関係なのかもなあ。

 来た来た「メンチかつ」(650円)。メニューには『ママさん手造り』と注記が入っている。「メンチかつ」は、注文してからできあがるまでに時間がかかるので、店に入ったらすぐに注文しておく必要がある。

 さぁそして、この店の看板メニュー、「うなぎ蒲焼」の登場だ。

 去年までは、うなぎの大きさによって、1,800円か2,300円だったが、うなぎの値段がますます上がったらしく、今年からはそれぞれ500円アップの、2,300円と2,800円となった。白焼きにしてもらうこともできる。

 これらがごはんに乗ると、それぞれ「亀重」(2,500円)と「特上重」(3,000円)になる。

 蒲焼+200円で、ごはん、きも吸、お新香が付くから、かなりお得だ。

 スッポン鍋の残り汁は、スッポン雑炊にしてくれる。

 これを小鉢に取り分けて、さらにうなぎ蒲焼ものせて、大ぜいたくに「うなスッポン雑炊」としていただいた。

 追加注文した「お新香」(400円)は、白菜の漬物。

 楽しい新年会も、そろそろ終盤に向かい、「なにか注文し忘れてるものはないかなあ?」と、改めてメニューを確認して追加したのが、「おもち煮おろし」(450円)だ。

 これまた、この店に来たら必ずこれを注文する、という人もいるほどの名物料理のひとつなのだ。

 3時間を超えるほどの時間のなかで、思いつくものはほぼ注文して、ツワモノたちが飲みまくって、出来高払いで割り勘にした今日の会費は、ひとり4千円。この安さが「まるます家」ならではよのぉ。

 最後に、みんなで集合写真を撮って、大満足で店を後にしたのでした。

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「まるます家」 / 若女将にごあいさつ / やっぱりジャン酎モヒート

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鯉やうなぎのメニュー / 食べものメニュー / 飲みものメニュー

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なまずから揚 / 里いもから揚 / うなぎカブト焼

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カニみそ(冷凍) / スッポン鍋(3~5人前) / 鯉生刺

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たぬき豆腐 / グイグイとかき混ぜていただく / かきフライ

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豆巻きを終えた福豆 / げそ天 / メンチかつ

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うなぎ蒲焼 / スッポン雑炊 / うなぎも載せて大ぜいたく

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お新香 / おもち煮おろし / 小鉢に分けて

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参加されたみなさんの写真。ごく一部の方しかなくて、すみません

店情報倉本康子さんのブログ前回

《平成30(2018)年2月3日(土)の記録》

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店の造りは四の字の形 … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

今日の大皿料理


 「すっぴん酒場」、「ペルル」とハシゴして、今夜もハシゴ酒の終点は「満月」だ。

 店内は漢字の「四」のような形になっていて、「四」の上部の左右が出入口で、左右が客席、まん中が厨房スペースだ。

 「四」の左側には、カウンター席に加えて、詰めれば4人が座れる小さなテーブル席もあり、「四」の右側にはカウンター席とトイレがある。

 店内では、左右の空間を行き来することはできないので、「四」の左側で飲んでいる人がトイレに行くときは、いちど出口を出て、改めて右側に入り直す必要がある。

 元々は、小さな2軒の店だったのを、まん中の壁を取り払って1軒の店にしたから、その名残で、こんな店内形状になっているんだって。

 以前は、「四」の左側のスペースで飲むことが多かったんだけど、最近は右側に入ることが多い。

 こっちに座ると、テレビが正面に見えるし、トイレにも行きやすいもんね。

 で、いつものように焼酎のトマトジュース割り(350円)をもらう。

 この店にはビール、日本酒はもとより、ホッピーやウイスキー、各種サワー類もあるんだけど、なぜかトマトジュース割りにはまっているのである。

 そういえば昔、焼酎のコーヒー割り(350円)にはまったこともあったなぁ。

 そしてつまみ。

 つまみは、カウンターの上段の大皿に盛られていて、注文を受けて1人前を取り分け、必要に応じて電子レンジで温め直してくれる。

 「四」の字の右端の壁には、その日の料理を示す短冊メニューがずらりと並んでいて、値段はそこでわかる。

 300円から400円ぐらいのものが多くて、高くても500円ほど。

 今日はマカロニサラダ(300円)をもらった。

 ゆっくりと1時間ほど過ごすうちに、日付けも変わった。

 そして今夜のお勘定は650円。どうもごちそうさま。

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居酒屋「満月」 / トマトジュース割り / マカロニサラダ

店情報前回

《平成30(2018)年2月2日(金)の記録》

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ギターの音色がBGM … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)

にぎわう店内


 前回の記事で、常連さんが描いた店内の絵を掲載した。(この記事にも再掲載)

 この絵の内容の、実際の状況が上の写真です。

 金曜日、夜10時半の店内は満席で、かろうじて空いていた奥の1席に座ることができた。

 ギターをつま弾いている大常連のSさんは、けっして「流し」の方なんてわけではなくて、単なる趣味でBGM的に奏でてくれているんだけど、これがものすごく上手!

 知った曲が登場すると、みんなが一緒に口ずさむ。

 Sさんが知らない曲でも、お客さんが「こんな曲なんだけど」と、少し歌うと、それにすぐに合わせてくれる。どんな曲でも、コード進行はだいたい決まってるんだって!

 そんなSさんのギターの音を聞きながら、キープボトルの「ブラックニッカ」を水割りにしてチビリチビリ。

 サービスのおつまみで、節分の豆を出してくれた。

 閉店時刻(午後11時半)まで、1時間ほど楽しんで、お勘定は500円(←ボトルキープしている人の水・氷代)なり。どうもごちそうさま。

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居酒屋「ペルル」 / ブラックニッカを水割りで / 常連さんの絵(再掲載)

店情報前回

《平成30(2018)年2月2日(金)の記録》

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ガツ刺のふたつの食感 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

がつ刺


 「すっぴん酒場」で出される豚もつ冷製は、「がつ刺」(400円)と「こぶくろ刺」(400円)の2品。

 今日は「がつ刺」を注文した。(「こぶくろ刺」は残念ながら売り切れでした。)

 「がつ刺」にしても、「こぶくろ刺」にしても、比較的大きいかたまりのまま茹で冷ましたものを冷蔵庫に保存していて、注文を受けてから刺身に引いてくれる。

 ここ「すっぴん酒場」の店主・徳宿さんは、とにかく仕事がていねい。

 「がつ刺」も、大きなかたまりから1人前相当を切り分けたあと、それを包丁を寝かせるようにしながら、厚さ方向に2分割する。

 こうすることで、がつの外側の黒い部分と、内側の白い部分に分断される。

 この黒いほうと、白いほうを、それぞれ細切りにして、皿に盛り合わせ、刻みネギとおろし生姜をトッピングし、しょう油をかけて出してくれる。

 黒いほうの砂肝にも似た強い弾力感。白いほうのもっちりとした弾力感が、それぞれ楽しめるのがいいね。

 金曜日の今日は、仕事を終えたあと、午後8時間前に「すっぴん酒場」にやってきた。先客は5人ほど。

 いつものように黒ホッピー(450円)を注文すると、今日もお通し(100円)はお新香。少量ずつながら、大根、カブ、ニンジン、キュウリの4種のぬか漬け盛り合わせである。

 焼きものは、これまたいつものようにレバ、シロ、チレ(各100円)からスタートする。

 この店に来ると、この3種は絶対に外せない。ここまでは、まさにルーチンワーク的な、私の定番の注文になっているのだ。

 黙って注文すると、たれ焼きで出されるレバは、しっかりと火が通ったミディアムウェル。

 あくまでもミディアムの範囲内であって、けっして焼き過ぎではないところが大きなポイントだ。

 この店に来るまでは、レバは、わりとレア目に焼き上げてもらうのが好きだった。

 ここのレバに出会ってから、「しっかり火を通したレバも美味いんだ!」ということに目覚めたのでした。

 チレもそう。これもわりとレア目に仕上げてくれる店が多いんだけど、ここのはしっかりと火が通った塩焼き。

 そのため、チレの持つプニュプニュ感(←実はこれがちょっと苦手だった)はすっかり無くなり、チレの旨みがギュッと濃縮された感じになる。

 シロは、この店の名物的な存在なので、改めて語るまでもないが、表面はカリッと焼き上げられているのに、中はチュルンととろけるよう。

 このシロばかりを、何本も食べていくお客さんもいるほどだ。

 黙ってたのむと、たれ焼きで出してくれるが、「塩焼きで」とお願いすると、塩焼きにしてもらうこともできる。

 この店の常連さんたちは、あまり味付けの指定はせず、店主にお任せにしてしまう人が多い。私もいつもそうしている。

 ナカ(250円)をもらって、冒頭の「がつ刺」を注文。

 その「がつ刺」を食べ終えたところで、さらにナカをもらって、やきとんに戻る。

 今度は「あぶらにんにく」と「ハラミナンコツ」を注文した。

 ここには、単品の「あぶら」というメニューはなくて、「あぶら」系は「あぶらにんにく」のみ。

 「ハラミナンコツ」もそう。「はらみ」や「なんこつ」という単品メニューはなくて、あるのは「ハラミナンコツ」のみ。

『この組み合わせが、いちばん美味いから、この組み合わせで食ってみろ!』

 という、店主の『心の声』が聞こえてきそうな逸品同士なのだ。(そんなことは絶対に口には出さない人だけどね!)

 さらに4杯め(ソト1・ナカ4)となるナカをもらって、最後は「たん」と「かしら」(各100円)で締めくくる。

 この店のように、もつ焼きを1種1本ずつ注文することができると、ひとりでも色々と食べることができるのがいい。

 午後10時過ぎまで、2時間ちょっと立ち飲んで、キャッシュ・オン・デリバリーでの支払総額は2,400円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / お通しのお新香と黒ホッピー / れば

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ちれ(手前)、しろ(奥) / がつ刺 / あぶらにんにく

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ハラミナンコツ / たん / かしら

店情報前回

《平成30(2018)年2月2日(金)の記録》

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訃報・河本眞寿美さん … 「河本(かわもと)」(木場)

黒ホッピー


 木場「河本」の二代目店主・眞寿美さんが2018年1月24日(水)に亡くなられた。82歳だった。

 あんちゃん(眞寿美さんの弟)が様子を見に行って、いつものように寝てると思ったら、すでに亡くなられていたそうだ。

 眞寿美さんが熱中症になったのをきっかけに、「河本」は2015年7月から休業状態になった。

 熱中症はすぐに治ったのだが、その間に、あんちゃんの目の調子が悪くなって料理を作るのがむずかしくなり、休業は長引くことになった。

 休業から1年3ヶ月。2016年9月末に、「河本」の仮営業が始まった。

 火・木・土の、週に3日だけの営業。

 お店を切り盛りするのは、あんちゃんの奥さんである政子さん。つまり眞寿美さんの義理の妹さんだ。

 眞寿美さんも、調子がいいときには奥から顔を出し、厨房の近くに置かれた専用のイスに座って、お客さんたちと談笑されていた。

 私自身、このところしばらく行くことができていなかったので、「そろそろ行かなきゃな」と思っていたところだった。

 後悔先に立たずとは、まったくこのことだ。

 ホッピー(400円)をもらって、店内のお客さんたちと献杯する。

 眞寿美さん、あんちゃんがお元気だったころのメニューは、名物の「にこみ」(400円)を中心に、「やっこさん」(大200円、小100円)や「かけじょうゆ」(400円)、「しおから」(200円)などが並んでいた。

 仮営業後は、「にこみ」や「かけじょうゆ」はなくなり、今は「とり手羽元と大根煮」(200円)、「とうふ(=やっこさん小)」(100円)、「さつまあげ」(100円)、「ちくわ」(100円)、「ソーセージ」(100円)、「かわきもの」(100円)などの品ぞろえとなっている。

 「とり手羽元と大根煮」を注文したところ、すでに売り切れ。代わりに数種類が選べる「さつまあげ」の中から、「野菜さつま」をいただいた。

 こうして飲んでると、今にも眞寿美さんがひょっこりと顔を出してくれそうな気がしてならない。

 眞寿美さんとこの店の空間、そしてホッピーと煮込みは、すべてが一連のセットとして、私の頭に刷り込まれてしまっているのだ。

「少しですけど、これをどうぞ」

 鍋の底に残っていた、少量の「とり手羽元と大根煮」を政子さんが出してくれた。

 それに合わせて、黒ホッピー(400円)をもらって〆とした。

 お勘定をお願いすると、「とり手羽はサービスなので900円です」と政子さん。それではあまりに悪いので、ちょうど1,000円とさせていただいた。

 どうもごちそうさま。また来ますね。>眞寿美さん

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ホッピー(2016年に撮影) / さつまあげ / 少量の手羽元煮

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《平成30(2018)年2月1日(木)の記録》

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久しぶり串刺フランク … 立呑み「やきや」(荻窪)

串刺フランク


やきや 東北新幹線で東京駅を経由して、荻窪駅に到着したのは午後8時前。

 いつもよりは遅い時間だけど、ちょっと「やきや」に寄って帰ることにする。

 この時間でも、店内はほぼ満員で、かろうじてカウンターのちょうど真ん中に、ひとり分だけの空間があった。

 さっき入口で、店から出てくるお客さんとすれ違った。ここがまさに、そのお客さんが立っていた場所に違いない。

 さっそくホッピー(320円)をもらって、つまみは「げそ揚げ」(200円)からスタートする。

 この時間帯、「珍味わたあえ」はもう売り切れていたので、器に残っているワタを「げそ揚げ」にかけてもらった。

 「げそ揚げ」は、開店前に揚げ終えて、バットに置かれてスタンバイされているものを、注文を受けてからお皿に盛ってくれるので、出が早いのがいい。

 そしてもちろん、味もいい。

 この店の料理は、1品が170円から270円と安いんだけど、どれを選んでも味にハズレがない。だからこれだけ人気があるのだ。

 ナカ(ホッピーのおかわり焼酎、160円)をもらって、2品めのつまみは「しめさば」(270円)にした。

 この「しめさば」が、この店の最高値の料理である。

 でもこの値段で、半身分のシメサバが出されるんだから、実はすごく安いのだ。厚めに引いて9切れ分ぐらいある。

 ものとしては、八戸(青森県)で昭和27(1952)年に創業した水産加工会社、マルヌシの商品で、できあがったシメサバが袋詰めになっている。

 注文を受けてから、これを刺身状に引いてくれるのだ。

 なにしろイカもシメサバも、日本酒によく合う。

 だからこの店では日本酒を飲んでいるお客さんも多いのだ。

 日本酒の銘柄は「北の誉」(250円)で、燗酒と冷酒が選べる。同じ「北の誉」ブランドのにごり酒「親玉」(270円)もある。

 シメサバでもう1杯、ナカをもらったあと、4杯めとなるナカと同時に、「串刺フランク」(170円)を注文した。

 さっきも書いたとおり、この店の料理はどれを選んでもハズレがないので、あれこれと食べたいところなんだけど、どうしてもイカ料理に集中してしまう。

 今日は立った場所が、たまたま串刺フランク置き場の前だったので、久しぶりに串刺フランクを注文したのだった。

 焼き台の横に、小さい長方形のホットプレートが置かれてるんだけど、そのホットプレートは、この串刺フランクを焼くためだけに用意されているものなのだ。

 串刺フランクは、そのホットプレートの底にたまる油を利用して、揚げ焼きするように仕上げられる。

 あぁ、やっぱりこれも美味いねえ。

 ゆっくりと1時間半近く立ち飲んで、今夜のお勘定は1,440円なり。

 どうもごちそうさま。

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ホッピー / げそ揚げ(たれかけ) / しめさば

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《平成30(2018)年1月31日(水)の記録》

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〔コラム〕アパートのようなホテルの定食で一杯

ホテルの夕食

 石巻市への出張での宿泊先は、まるでアパートのよう。

 入口横の、フロントと食堂もある管理棟でチェックインしたら、鍵をもらって、そんなアパートの一室へと入る。

 荷物を置いて落ち着いたら夕食だ。

 夕食は、管理棟内の食堂でいただく。

 このホテルは、素泊まりだと1泊5,720円なんだけど、プラス540円で朝食を、さらにプラス1,080円で夕食を付けることができる。

 東京も最高気温5℃、最低気温-1℃ぐらいと寒かったが、こちら石巻市は最高気温1℃、最低気温-5℃ぐらいと、さらに4℃ぐらい寒い。しんしんと寒い。

 こう寒いと、宿泊しているホテルの中で食事ができるというのはありがたいよねえ。

私たちのお料理は、ちっとも豪華じゃないし、本当に「ふつう」です。
でも、毎日おばちゃんたちが仕込んで、一生懸命作る、家庭料理・おふくろの味です。
夕食の献立は日替わり。長期滞在の方にも、毎日「今日はなにかなー」と楽しみにしてもらいたいから。
朝は「いってらっしゃい」と見送り、夜は「おかえりなさい」で出迎える、あっとほーむなビジネスホテルです。
晩御飯は、食堂から厨房が見えて、おばちゃんたちがご飯をてんこ盛りにしてご提供しています。
一日の仕事のことや家族のことなんか話しながら、まずはビールを一杯。
ほっとするひとときですね。
お母さんが家族のために作るのとおんなじ。
まごころこめて手作りしています。

 ホテルのサイトにも、そう紹介されている。

 酒類は、食堂で直接購入する仕組み。

 生ビールが450円、焼酎(麦焼酎「いいちこ」の水割り、お湯割り、ロック)は300円、日本酒は1合が400円。

 まずは生ビールからスタートする。

 今日の夕食のおかずは、ホウレン草のおひたしと、春巻、酢豚の3品。

 これにごはん、みそ汁、漬物(タクアン)が付いている。

 こうやって定食のおかずをつまみにお酒を飲んでいると、横浜に単身赴任しているときに、いまは無き「はまや食堂」で、『大衆食堂のフルコース』を楽しんでたことを思い出すなあ。

 生ビールに続いては、麦焼酎「いいちこ」をロックでもらうと、普通のグラスになみなみと焼酎が注がれてきた。

 水割りやお湯割りも同じグラスに注がれてくるので、ロックにすると、焼酎の量がグンと多いってことだ。こいつは嬉しい。

 食事が終わっても、まだ少し飲み足りないので、もう1杯、焼酎のロックをいただくことにした。

 追加のつまみとして、フロントに1個100円の袋菓子が置いている。

 その中から、「バタピー」と「あじの醤油焼」をもらった。

 ゆっくりと1時間半ほど楽しんで、お酒代、つまみ代は1,250円。

 夕食代の1,080円を加えると、合計2,330円の晩酌タイムとなった。

 翌日の朝食も、おいしくいただきました。

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「こまち」で東北へ / アパートのようなホテル / 生ビール

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フロントの袋菓子 / バタピー、あじの醤油焼 / お皿に盛って

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焼酎ロック / 飲みものメニュー / 翌日のホテルの朝食

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ひさしぶりにグラタン … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

グラタン


 野方「すっぴん酒場」、都立家政「竹よし」とハシゴして、最後にもう1軒とやって来たのは鷺ノ宮駅のすぐ近くにある居酒屋「満月」である。

 都立家政から鷺ノ宮までも、電車では1駅区間なんだけど、その距離は野方~都立家政間(0.9キロ)よりもさらに短くて、0.5キロしかない。これくらい近いと、駅のホームから、となりの駅が見える。

 いつものように焼酎のトマトジュース割り(350円)をいただきながら、カウンターの上段に並ぶ大皿料理を確認する。

 メニューに並ぶほとんどの料理は、この大皿に用意されていて、注文をするとここから取り分けて、必要に応じて電子レンジで温めて出してくれるのだ。

 大皿に並んでいないのは、おでんや刺身、豆腐などだろうか。

 そんな大皿料理の中にグラタンを発見。

 さっそく1人前(450円)を温めてもらう。

 酒友のにっきーさんが、ここのグラタンが大好きで、よく食べてたよなあ。

 そんなことを思い出した。

 そろそろ日付けが変わるという、この時間帯、店内にいるのは地元の常連さんたちばかり。

 ゆっくりと1時間ほど楽しんで、お勘定は800円でした。どうもごちそうさま。

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「満月」 / トマトジュース割り / カウンター上に並ぶ大皿料理

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《平成30(2018)年1月26日(金)の記録》

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なんばんみそきゅうり … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

みそきゅうり


 「すっぴん酒場」で、ホッピーを5杯(ソト1・ナカ5)もいただいちゃったもんだから、もうすっかり酔っぱらいである。

 こうなると道路のあちこちに雪が残っている状態の、夜の寒さもあまり気にならず、トコトコと都立家政へと向かう。

 「すっぴん酒場」がある野方から、都立家政までは、西武新宿線で1駅なんだけど、距離で言うと0.9キロしかない。歩いても15分ほどで着いてしまうのだ。

 酔っぱらってるし、お腹も十分なんだけど、「竹よし」に入った。

 金曜日なので、チクちゃんが店を手伝っているし、カウンター席にはミッチーを始めとする常連さんたちが座っている。

 私も入口近くの席に座り、「菊正宗」(350円)を燗(かん)でお願いした。

 つまみは、チクちゃんメニューの「みそきゅうり」(200円)にした。

 通常の「竹よしメニュー」とは別に、1品だけ張り出されている「チクちゃんメニュー」。

 そこには、チクちゃんが自宅で準備してきた手料理が出されることが多くて、店主が魚料理で忙しそうなときにも、チクちゃんがすぐに出してくれるのがいいのだ。

 「みそきゅうり」は、キュウリを切って味噌を添えるだけという簡単な料理。

 これがチクちゃんの手料理なのか? と思いきや、なんと添えられる味噌が、チクちゃんが北海道に出張したときに仕入れてきた、南幌町の「なんばんみそ」。

 南蛮味噌というのは、唐辛子を使って作られた辛味調味料だ。

 南幌町のホームページには、次のような紹介文が載っている。

『南幌産の南蛮・手作り味噌・なごやか味噌・昆布を使って美味しく仕上げました。辛さを控え、子どもからお年寄りまで美味しく食べれます。焼きおにぎりやおでんに最適です。』

 この「みそきゅうり」をつまみながら、燗酒をちびり、ちびり。

 常連さんたちとの話が弾むうちに、あっという間に閉店の時刻がやってきた。

 今日のお勘定は550円なり。お店自慢の魚料理を注文する間もなく、ごめんなさい。

 どうもごちそうさま。

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「竹よし」 / 菊正宗の燗酒 / みそきゅうり

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《平成30(2018)年1月26日(金)の記録》

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寒い夜に煮込みが旨い … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

寒い夜に煮込みが旨い


 月曜日に、4年ぶりに降ったドカ雪と、その後の厳寒の影響で、三日たった今も、道路には固まった雪が残っている。

 寒さに震えながら「すっぴん酒場」に到着すると、なんと店内には先客はなし!

 現在の時刻は、本来ならば店内が大きく盛り上がり始める、金曜日の午後7時20分だ。

 長年通ってるけど、こんなことは初めてだ。

 こう寒いと、みんな、あまり出歩きたくないのかなあ。

 震えるほど寒くても、最初の1杯はやっぱりホッピー(黒ホッピーのみ、450円)だ。追いかけるようにお通し(100円)のお新香もやってきた。

 そして、いつものようにレバ、シロ、チレ(各100円)を注文しようとしたら、なんとレバが売り切れ!

 レバは、かなり早い時間帯に売り切れてしまったらしい。

 長年通ってるけど、レバが売り切れるなんてことも初めてじゃないかなぁ。

 そんなわけで、今日はシロとチレを焼いてもらい、合わせて煮込み(400円)も注文した。

 ここの煮込みは、途中まで煮込んで、冷蔵庫にストックしているものを、注文を受けて小鍋にとって、豆腐も入れて、グツグツと仕上げてくれる。

 だから注文してからできあがるまでに、ある程度の時間がかかる。早めに注文しておかないといけないのだ。

 チレとシロを食べ終わり、ナカ(250円)をおかわりするタイミングで煮込みもできあがってきた。

 これが旨いんだ!

 そして、煮込みが出てくる頃までには、常連さんたちも続々とやって来て、いつもの「すっぴん酒場」らしくなってきた。

 煮込みはけっこうボリュームもあるので、さらにナカ(3杯め)をもらって飲み進む。

「メンチ、ちょうだい」

 常連さんのひとりから注文が飛ぶ。

 おぉ。今日は「中島メンチ」(250円)もありましたか。

「それじゃ、私も!」

 大急ぎで便乗注文した。

 このメンチは、「すっぴん酒場」のすぐ近くにある「中島屋精肉店」の名物メニュー。入間ポーク(豚肉)を材料に、みじん切りの玉ねぎの食感も美味しい、人気の品だ。

 いつもはこれにソースをかけたりしていただくんだけれど、今日は煮込みの残り汁に浸していただいてみた。

 これが正解。中島メンチと煮込みの汁が、とてもよく合う!

 ゆっくりと2時間ほど立ち飲んで、ホッピーが、これまた初のソト1・ナカ

 キャッシュ・オン・デリバリーでの支払合計は、2,400円でした。どうもごちそうさま。

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雪が残る「すっぴん酒場」 / 黒ホッピーとお通しのお新香 / チレ(塩)

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シロ(たれ) / 煮込み / 中島メンチ

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《平成30(2018)年1月26日(金)の記録》

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