
毎年恒例のNMBE新年会。今年も幹事団のみなさんのご尽力で、盛大に開催されました。
鯉とうなぎの「まるます家」総本店の2階座敷を借り切って、集まったメンバーは約30人。
いずれ劣らぬ呑兵衛(NMBE)業界(?)のツワモノぞろいである。
このツワモノたちと、大いに飲み、語ることができるのが、この新年会の最大の魅力なんだけど、実はもうひとつ良いことがある。
なにしろ人数が多いので、「まるます家」の名物料理を、ほぼすべて口にすることができるのである!
ひとり二人でやって来ると、ほんの数品でお腹がいっぱいになってしまうので、「まるます家」名物のあれこれの料理を食べることはできないのだ。
幹事が事前に、「まるます家」の名物中の名物とも言える、「スッポン鍋」、「なまずから揚」、「たぬき豆腐」、「うなぎカブト焼」、「里いもから揚」、「うなぎ蒲焼」を注文してくれていて、『あとはその場で好きなものを注文しやがれ!』という、なんとも太っ腹な新年会だ。
実はこれらの品々の他に、「バラミポンズ和え」と「うなぎ肝焼」も注文してくれていたそうなのだが、残念ながらこれらはなかった。どちらもメニューにも載っていないので、なくなったのかも。(←未確認です。)
それでは、これらの料理と、追加で注文した料理について、ざっくりとご紹介いたします。
その前に、まず飲みもの。ほとんどのメンバーは「ジャン酎」(お徳用ジャンボチューハイボトル1L、1,100円)に、「モヒート」(生ライム&ミント、100円)を入れて飲み始めた。
すぐに登場したのが「なまずから揚」(4個600円)だ。まったくと言っていいほどクセがない白身の唐揚げを、紅葉おろしを投入したポン酢醤油でいただく。
「里いもから揚」(5個350円)は、長方形の皿に、まん丸の里芋がコロコロっとのって出される。これに「雪塩」という、宮古島の塩をかけて食べるのが定番の食べ方だ。
ここで、2階の座敷席でしか注文することができない「スッポン鍋」の大鍋(3~5人前、4,000円)が、各テーブルに置かれたコンロにセットされ、着火。できあがりが楽しみだ。
ちなみに1階でも注文できる1人前の「スッポン鍋」は、850円である。こんな安いスッポン鍋、見たことないよね!
「うなぎカブト焼」(2本300円)は、1串にうなぎの頭が5個。つまり5尾分である。骨ごとの頭なんだけど、骨まで軟らかく仕上がっているのが素晴らしい。ホロリとほぐれる骨こそうまい逸品なのだ。
「カニみそ(冷凍)」(400円)は、同じテーブルで燗酒をやっているテラシィイさんが追加注文した一品。この「カニみそ」は、冷凍されているからこそ美味い。この冷凍が口の中で溶けていくにつれて、カニみその旨みが、舌の上にジュワァ~ンと広がっていくのだ。燗酒には最高のつまみだね!
さぁ、スッポン鍋もできあがった。スッポンそのものも、もちろん美味いが、スッポンの出汁がよくでたスープが美味い。
「鯉生刺」(600円)も、追加注文の品。添えられている、おろしニンニク、おろしショウガを醤油に溶いて、ツルっといただく。
この店に来ると、私は「鯉あらい」(400円)をいただくことが多いんだけれど、この「鯉生刺」のほうが、鯉の旨みを強く感じることができる。これもいいね。
そして定番中の定番、「たぬき豆腐」(500円)だ。きれいに盛りつけて出してくれるのを、グッチャグチャにかき混ぜてしまうのが、悲しくもあり、楽しくもあり。混然一体となったところで、小鉢に取り分けていただくのである。
ひとりで来ると、この「たぬき豆腐」だけでも、けっこう腹にたまるもんなぁ。
これまた追加注文の「かきフライ」(3個600円)は、10月から4月までの季節限定品。冬場に人気の一品なのだ。
ここで、升に入った豆を手にした大女将がやって来て、外に面した窓を開け、「鬼は外! 福は内!」と大きな声で豆まきをしてくれた。今日は節分。これで邪気払いをすることができたね。
豆まきを終えた福豆は、みんなで分けあって、つまみとしていただいた。
「げそ天」(350円)は、1階の常連さんたちにも人気の一品。安くてボリュームがあるのがいいのだ。イカと呑兵衛は切り離せない関係なのかもなあ。
来た来た「メンチかつ」(650円)。メニューには『ママさん手造り』と注記が入っている。「メンチかつ」は、注文してからできあがるまでに時間がかかるので、店に入ったらすぐに注文しておく必要がある。
さぁそして、この店の看板メニュー、「うなぎ蒲焼」の登場だ。
去年までは、うなぎの大きさによって、1,800円か2,300円だったが、うなぎの値段がますます上がったらしく、今年からはそれぞれ500円アップの、2,300円と2,800円となった。白焼きにしてもらうこともできる。
これらがごはんに乗ると、それぞれ「亀重」(2,500円)と「特上重」(3,000円)になる。
蒲焼+200円で、ごはん、きも吸、お新香が付くから、かなりお得だ。
スッポン鍋の残り汁は、スッポン雑炊にしてくれる。
これを小鉢に取り分けて、さらにうなぎ蒲焼ものせて、大ぜいたくに「うなスッポン雑炊」としていただいた。
追加注文した「お新香」(400円)は、白菜の漬物。
楽しい新年会も、そろそろ終盤に向かい、「なにか注文し忘れてるものはないかなあ?」と、改めてメニューを確認して追加したのが、「おもち煮おろし」(450円)だ。
これまた、この店に来たら必ずこれを注文する、という人もいるほどの名物料理のひとつなのだ。
3時間を超えるほどの時間のなかで、思いつくものはほぼ注文して、ツワモノたちが飲みまくって、出来高払いで割り勘にした今日の会費は、ひとり4千円。この安さが「まるます家」ならではよのぉ。
最後に、みんなで集合写真を撮って、大満足で店を後にしたのでした。

「まるます家」 / 若女将にごあいさつ / やっぱりジャン酎モヒート

鯉やうなぎのメニュー / 食べものメニュー / 飲みものメニュー

なまずから揚 / 里いもから揚 / うなぎカブト焼

カニみそ(冷凍) / スッポン鍋(3~5人前) / 鯉生刺

たぬき豆腐 / グイグイとかき混ぜていただく / かきフライ

豆巻きを終えた福豆 / げそ天 / メンチかつ

うなぎ蒲焼 / スッポン雑炊 / うなぎも載せて大ぜいたく

お新香 / おもち煮おろし / 小鉢に分けて

参加されたみなさんの写真。ごく一部の方しかなくて、すみません
・店情報 (倉本康子さんのブログ、前回)
《平成30(2018)年2月3日(土)の記録》
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