なんばんみそきゅうり … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)
「すっぴん酒場」で、ホッピーを5杯(ソト1・ナカ5)もいただいちゃったもんだから、もうすっかり酔っぱらいである。
こうなると道路のあちこちに雪が残っている状態の、夜の寒さもあまり気にならず、トコトコと都立家政へと向かう。
「すっぴん酒場」がある野方から、都立家政までは、西武新宿線で1駅なんだけど、距離で言うと0.9キロしかない。歩いても15分ほどで着いてしまうのだ。
酔っぱらってるし、お腹も十分なんだけど、「竹よし」に入った。
金曜日なので、チクちゃんが店を手伝っているし、カウンター席にはミッチーを始めとする常連さんたちが座っている。
私も入口近くの席に座り、「菊正宗」(350円)を燗(かん)でお願いした。
つまみは、チクちゃんメニューの「みそきゅうり」(200円)にした。
通常の「竹よしメニュー」とは別に、1品だけ張り出されている「チクちゃんメニュー」。
そこには、チクちゃんが自宅で準備してきた手料理が出されることが多くて、店主が魚料理で忙しそうなときにも、チクちゃんがすぐに出してくれるのがいいのだ。
「みそきゅうり」は、キュウリを切って味噌を添えるだけという簡単な料理。
これがチクちゃんの手料理なのか? と思いきや、なんと添えられる味噌が、チクちゃんが北海道に出張したときに仕入れてきた、南幌町の「なんばんみそ」。
南蛮味噌というのは、唐辛子を使って作られた辛味調味料だ。
南幌町のホームページには、次のような紹介文が載っている。
『南幌産の南蛮・手作り味噌・なごやか味噌・昆布を使って美味しく仕上げました。辛さを控え、子どもからお年寄りまで美味しく食べれます。焼きおにぎりやおでんに最適です。』
この「みそきゅうり」をつまみながら、燗酒をちびり、ちびり。
常連さんたちとの話が弾むうちに、あっという間に閉店の時刻がやってきた。
今日のお勘定は550円なり。お店自慢の魚料理を注文する間もなく、ごめんなさい。
どうもごちそうさま。
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