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呉の誇る三大大衆食堂 … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)

「森田食堂」の清酒


 「寿食堂」で遅めの朝呑み、、「くわだ食堂」でランチタイムの昼呑みとハシゴして、夕方は呉駅前の老舗大衆食堂「森田食堂」だ。

 これら3軒が、呉の誇る三大大衆食堂。

 呉のように、自動車通勤の人も多い地方都市では、酒場だけの専門店(≒大衆酒場)というのは、なかなか成り立ちにくいようだ。

 食事もできるし、酒も飲めるという大衆食堂が、大衆酒場の代わりも果たしているのでした。

 しかも3軒とも、午前中に開店して、そのまま中休みなしに夜まで営業してるから、思いついたら、ほぼいつでも飲める。これは、夕方オープンの大衆酒場よりは優れている点かもね!

 なかでもここ「森田食堂」は、大正2(1913)年創業と、もっとも古くからやってるし、呉駅からも一番近いし、朝8時から夜9時までの11時間営業(日曜定休)だしということで、朝から夜まで、いつもにぎわっている。

 ここに来たら、まずは瓶ビールを注文するのがおすすめ。

 シュポンッ! と、すっごく景気のいい音を立てて、栓を抜いてくれるのだ。

 いろんな銘柄、大瓶(510円)・小瓶(360円)が選べるなか、今日はキリンラガーの大瓶を選び、シュポンッ! と栓を開けてもらった。

 他の2軒同様に、ここもまた、冷蔵陳列ケースに並ぶ料理から、好きなものを選んでくる仕組み。

 まずは「はもの湯引き」(500円)を酢味噌でいただく。

 そうこうしているうちに、会社の先輩や、呉時代に同じ職場だったみなさん、同業他社のみなさんたちがそろってきた。

「久しぶりに呉に帰るからね」

 という話をしていたら、みんなが集まってくれたのでした。どうもありがとうございます。

 しかも、こうして「森田食堂」で、みなさんと飲めるというのが、とても嬉しいではありませんか。

 そしてみんなで名物の湯豆腐(300円)や牛肉スープ(350円)などをもらって飲み進む。

 湯豆腐は、イリコでとった出汁で豆腐を茹でて、カツオ節、とろろ昆布、刻みネギなどをトッピングして、醤油で味付けをしたもの。

 昔は醤油は別皿で出していたそうなんだけど、こうして汁そのものを味付けしたほうが美味しいし、醤油のムダも少ないということで、このスタイルになったんだそうな。

 名物というだけあって、この湯豆腐は、人気もあるし、とっても美味い。ここに来ると必ず注文する一品である。

 スープも、牛肉スープ、豚肉スープ、鶏肉スープ、野菜スープの4種類が選べ、それぞれ350円。これもまた、いいつまみになる。

 ビールに続いて、飲みものは燗酒に切りかえる。

 短冊メニューに「清酒(二級)」(300円)と書かれている、この店の標準的な日本酒は、広島は西条の「白牡丹」の普通酒。この甘口の酒を熱燗にしていただく飲み方が、呉でも大人気なのだ。

 お好みで、呉の「千福」の普通酒(精撰粋松)を選ぶこともできる。

 「清酒(一級)」(340円)は、呉「宝剣」の本醸造である。

 他に300ml瓶入りの冷酒も、数種類置いている。

 ここでS木さんが注文したつまみは、なんと親子丼(500円)である。これがまた、ごはんごと、つまみになるんだから面白い。

 店の閉店時刻(午後9時)まで、たっぷりと4時間ほど楽しんで、お勘定はひとり2千円ずつでした。

 長時間、大勢で押しかけてすみませんでした。どうもごちそうさま!

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「森田食堂」 / 入口横のメニュー / まずは大瓶ビールから

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鱧(はも)の湯引き / 湯豆腐 / 牛肉スープ

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燗酒 / 親子丼 / 女将さんにも入ってもらって記念写真

店情報前回

《平成29(2017)年9月29日(金)の記録》

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 土曜日。呉のホテルで目覚めたのは朝9時である。  すぐに近くの「森田食堂」に出かける。 「おはようございます。ごぶさたしてます!」  と入った店内には、すでに先客が5人。  こんな朝でも、全員が飲んでるのが、うれしいではありませんか。  さすが「森田食堂」だ。  その創業は大正2(1913)年。今年で創業105年である。  朝の8時から、夜の9時まで、中休みなしに営業しているので、特に土曜日は、... [続きを読む]

受信: 2018.06.30 12:17

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