2時間半で食べる飲む … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)
久しぶりに、ブラジル料理の「カフェ・ド・セントロ」にやって来た。
ここに来るときは、最低でも4人。多いときは10人ぐらいでやって来て、あれやこれやのメニューを次々といただくのが定番になっている。
今日は有楽町近くでの仕事のあと、同行していたA谷さんと二人で、開店(午後5時)直後に、この店にやって来た。
「ふたりです。予約してないけど入れますか?」と声をかけると、
「8時からは予約で満席になっていますので、7時半ごろまでになってしまいますが、それでよろしいでしょうか?」
という答えが返ってきた。さすが人気店である。
「7時半まででかまいません」と奥のテーブル席の1つに通してもらった。
2時間半もあれば十分だ。まずは生ビール(プレミアムモルツ中ジョッキ、500円、以下すべて税別表記)をもらって乾杯し、
「ブラジル料理は初めて」
というA谷さんのために、おすすめの料理を何品か注文し、カシャーサ「ベーリョ・バヘイロ・ゴールド(Velho Barreiro Gold)」のキープボトルと、カットライム(350円)を出してもらって、カシャーサのカクテル「カイピリーニャ(Caipirinha)」の準備をする。
まずやって来たのは「コロッケ3種MIX」(6個500円)。これは「コシーニャ」という鶏肉のコロッケと、牛肉と麦(キビ)のコロッケ、そして干し鱈(バカリャウ)のコロッケという3種類のコロッケを、それぞれ2個ずつ盛り合わせたもの。
大勢で来たときは、それぞれを単品で注文したほうがいいが、二人だとこの3種MIXがちょうどいい。
ちょっとピメンタ(ブラジル版のタバスコ)を振りかけて食べると美味しい。
続いて出てきた「揚げタコのさっぱりビネガーソース」(580円)は、この店で一番人気のおつまみである。ブラジルでもタコを食べるんですよねえ。
上にかけられているモーリョ・ヴィナグレッチという、酸っぱい野菜ソース(≒ビネガーソース)がいいんだな。
ステーキは「ピッカーニャグリル・ハーフ」(1,900円)。いつも注文している「ピッカーニャグリル」(3,200円)が500グラムなのに対し、こちら「ピッカーニャグリル・ハーフ」はちょうど半分、250グラムである。
熱々の鉄板で出されたところを、ひと口大に切り分けて、ファロッファ(キャッサバ芋の粉)と、さっきも出てきたモーリョ・ヴィナグレッチをたっぷりとかけていただくのがブラジル流だ。(この記事の冒頭の写真がその状態。)
そして「ブラジルMIXサラダ」(680円)。これは野菜サラダの具材の中に、ブラジルらしいパルミット(ヤシの芽)と、ベテハバ(ビーツ)が加わったもの。
これらでひとしきり飲んだあと、カシャーサのボトル(2,800円)をもう1本入れて、つまみには「ムケッカ(P)」(1,280円)を追加する。いつも注文している「ムケッカ(G)」(2,480円)の小さい版だ。
英語でS(スモール)、M(ミディアム)、L(ラージ)というところが、ブラジル(ポルトガル語)だとP(ピッケーノ)、M(メディオ)、G(グランジ)となる。同じなのはMだけだ。
ムケッカは、魚介類をパーム油とココナッツミルクで煮込んだ海鮮鍋。一緒に出されるライスと一緒にいただくのがいい。
日本は魚介類の鮮度がいいからか、ブラジルで食べるムケッカよりも美味しいと思う。
続いてはパステル。日本では「ブラジル風揚げ餃子」と呼ばれることもあるけれど、パイ生地を使っていることもあって、餃子とはちょっと違うんだな。
この店には「チーズとハーブ」、「鶏肉とパルミット(ヤシの芽)」、「ひき肉と玉子」、「カルネセッカ(干し肉)とクリームチーズ」という4種類のパステル(各300円)があるなか、今日は「ひき肉と玉子」と「カルネセッカとクリームチーズ」を1つずつもらった。
このパステルも、モーリョ・ヴィナグレッチと一緒に食べるのが美味しい。
最後に、もっちもちチーズパン「ポンデケージョ」(1個90円)で〆ようと思ったんだけど、ちょっとタイミングが悪くて、作るのにちょっと時間がかかるということだったので、「ブラジルバケット(ブラジルのフランスパン)」(1個300円)をもらって〆とした。
午後7時半までの2時間半、思いっきり食べて飲んで、お勘定は二人で11,490円(ひとり当たり5,745円)でした。どうもごちそうさま。
生ビールで乾杯 / カイピリーニャに移行 / コロッケ3種MIX
揚げタコのさっぱりビネガーソース / ピッカーニャグリル・ハーフ / ブラジルMIXサラダ
ムケッカ(小) / ライス / ムケッカをライスにかけていただく
パステル2種 / パステルにもヴィナグレッチ / 最後はブラジルのフランスパンで〆
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