せん菜に代わり新登場 … 長浜ラーメン「御天(ごてん)」(下井草)
出張で帰京されたにっきーさんと一緒に、阿佐ヶ谷「川名」、高円寺「昭和酒場ALWAYS」と飲み歩いたあと、〆にやって来たのは、にっきーさんの行きつけの店、長浜ラーメンの「御天」である。
この店のラーメンは大好きなんだけど、ここに入るには勇気がいる。
とにかく豚骨スープの臭いがものすごくて、翌日になっても、かみさんから「昨日、『御天』に行ったでしょう!」と問い詰められるほどなのだ。
この臭いが、好きな人にはクセになる香りなんだな。
でも、うちのかみさんのように、この臭いが嫌いな人からは、徹底的に嫌われる香りでもあるのだ。
博多で過ごした学生時代。ラーメン屋の近くに行くと、この豚骨臭がほんわりと漂ってきて、「あ、この近くにラーメン屋がある!」とすぐにわかったものだった。
ここ「御天」もそうだ。店の近くまで行くと、(好きな人には美味しそうに思える)豚骨の香りが漂ってくるのである。
「御天」に来て、いきなりラーメンを食べることは、絶対と言っていいほどない。まずはやっぱり飲むのである。
今日は「メガシークワーサーサワー」(700円)をもらって乾杯である。
メガシークワーサーサワーは、大ジョッキで出してくれるシークワーサーサワーのこと。通常のシークワーサーサワーは430円のところ、その1.6倍ぐらいの値段で、量は2倍以上入ってる。
つまみにもらったのは、「もやし炒め」(500円)だ。
この店にはかつて「せん
「せん菜」は、細いもやしのような、カイワレ大根のような植物で、シャキシャキとした食感が実に美味しかった。
でも、その「せん菜」を入手することができなくなったそうで、メニューから消えてしまったのだ。
『せん菜に代わる、黒豆もやしを使用した一品です。キクラゲなど、「御天」の人気野菜も加えて、さらに新しいトッピングの揚げニンニクものせちゃいました』
と壁の貼紙にも書いてある。
「せん菜炒め」とは違う味わいだけれど、この「もやし炒め」もいいね。
そしていよいよ〆のラーメンである。
大常連でもあるにっきーさんの注文は「インド式ラーメン」(1,050円)。
この店ならではの強烈な豚骨スープに、スパイシーなカレーという、他では味わえない、「御天」ならではの組み合わせが、お気に入りの理由なんだって。
私も「インド式ラーメン」にも引かれたんだけど、久しぶりの「御天」なので、やっぱり基本の「にんにくラーメン」(800円)にした。
あぁ、この濃厚な豚骨スープがたまらない。
ちょっと食べては、別皿で出してもらったニンニクを加えたり、紅ショウガを少し入れたり、辛子高菜を少し足したりと、味も変えながら楽しんだ。
お勘定は二人で3,750円なり。どうもごちそうさま。
メガシークワーサーサワー / インド式ラーメン / にんにくラーメン
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