素通りできずに酎ハイ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)
今日は昼からたくさん飲んで、もう完全にできあがっているのに、「すっぴん酒場」の前を通ると、つい入ってしまうんだなあ。
ここの前を通るときに、スゥーッと素通りすることはできないのである。
しかしながら、さすがにホッピー(黒のセットが450円)は飲めそうにないので、今日は酎ハイ(400円)にしておいた。
この両者の違いが何かというと、ソト(≒割りもの)の量である。
ホッピーのソトは350mlなのに対して、酎ハイのソト(ドリンクニッポンの炭酸水)は200ml。
私の通常の飲み方で、ホッピーならばソト1・ナカ4の4杯となるところが、酎ハイだとソト1・ナカ2の2杯で飲みきることができるのだ。
酔っ払っているときは、あればあるだけ飲んでしまいがちなので、物理的に2杯に制約されたほうが歯止めがかかっていい。
お通し(100円)として出されたのは、キュウリとキャベツの味噌添え。
つまみは、いつものようにレバ、チレ、シロ(各100円)を1本ずつ焼いてもらう。
この店に来ると、この3種類のもつ焼きは外せない。
ここのもつ焼きは、焼き具合でいうとミディアムウェル。
ミディアムのジューシーさを保ちながら、火が通った肉の旨みもたっぷりと感じることができる。実に絶妙な焼き加減なのだ。
ほとんどの常連さんが、もつ焼きの味付けは指定せず、店主におまかせ。
私もいつも店主におまかせである。
3種3本を同時に注文すると、いつもまっ先に焼きあがってくるのがレバ。これはタレ焼きで出される。
先っぽの一切れ、二切れを、そのまま食べてから、残ったレバに七味唐辛子を振り掛けていただく。
レバを食べ終わったころに、チレの塩焼きが出されるが、追いかけるようにシロのタレ焼きもやって来る。
多くのもつ焼き屋で、チレはミディアムのプニュプニュの状態で出される。
しかし、ここ「すっぴん酒場」のチレは、やっぱりミディアムウェル。しっかりと焼しめられていて、その中にチレの旨みが閉じ込められているのだ。
私はこの店のチレを食べて、初めてチレの大ファンになった。
シロはもう言わずもがな。『中野の逸品グランプリ』の実食部門にも選ばれた逸品だ。
予定どおり、酎ハイをソト1・ナカ2で、さっくりと1時間ほどの立ち飲みタイム。キャッシュ・オン・デリバリーでの総支払額は1,050円なり。
「ごちそうさま」と店を出たのは、日付けが変わるちょっと前だった。
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