さばへしこでホッピー … 居酒屋「丸山(まるやま)」(阿佐ヶ谷)
居酒屋「丸山」店頭の電灯看板には、表側と裏側に、その日のおすすめメニューが手書きされている。
わが家へと、トコトコと歩いて帰る道すがら、この電灯看板のメニューに引かれてしまうのである。
たとえば今夜のメニュー。
表面(阿佐ヶ谷側)が、生本まぐろ刺690、白子ポン酢550、赤魚開き焼き480、チキンカツ500、イカ丸干し焼き450。
裏面(鷺ノ宮側)が、天然ぶり刺500、赤イカ刺500、しゅうまい蒸し・揚げ400、スモーク豚レバ500、さばへしこ400。
とまあ、こんなラインナップ。
特に裏面の最後の2品。「スモーク豚レバ」と「さばへしこ」に引かれたね!
吸い寄せられるように店内へと入る。
ここは地元のグループ客や、ファミリーで来るお客さんが多い店。
店内のほとんどを占めるテーブル席は、そういうお客さんたちでいっぱいだ。
入口を入って、すぐ左側には4人が座れる小さなカウンター席があって、ひとりで入った場合は、ここに座ることが多い。
今夜のカウンター席は、いちばん奥の席に先客が一人。あとはすべて空いていた。
いちばん手前の席に座り、さっそく「ホッピー」(400円)と「さばへしこ」(400円)を注文すると、すぐにホッピーとお通し(200円)の「もやしナムル」がやってきた。
ここのホッピーは、生ビールサーバーで注がれる樽ホッピー。レモンスライスが入っているのもポイントで、すっきりと飲みやすい。
ほとんど待つこともなく、「さばへしこ」も出される。
「大根と一緒に食べてみてください」
とのこと。
「さばへしこ」は、サバを塩漬けにして、ぬか漬けにした、若狭地方や丹後半島の郷土料理。言ってみれば、サバの漬物だ。
添えられている大根は、生の大根を薄くスライスし、さらに半分に切って、半月状にしたもの。
その上に、へしこを1切れのせて、端っこのほうをポリっとかじる。
あぁ。サバ漬物の濃厚さがいいね。大根との相性も抜群だ。
そして、ホッピーをグイッっと!
ん~~~~っ。うまいっ。
こりゃ、日本酒だって、焼酎だって、なんだって合うね。
1杯めのホッピーで、さばへしこをいただいたあと、ホッピーをおかわりして、今度は「スモーク豚レバ」(500円)である。
なるほどなあ。豚レバの冷製なんだけど、表面が燻蒸されてるので、ふわんと燻製の匂いがする。
これもいいねえ。
添えられているレモンスライスとマヨネーズは使ったほうがいい。スモーク豚レバの味わいをより広げてくれる。
ゆっくりと1時間半ほど飲む間に、すっかり日付けが変わっていた。
お勘定は1,900円なり。どうもごちそうさま。
もやしナムル(お通し) / ホッピーおかわり / スモーク豚レバ
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