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ヘロヘロでもイカ納豆 … 立呑み「やきや」(荻窪)

いか納豆


 立石での4軒め、「二毛作」を出たところで午後5時半。

 6時間半も飲んで、もうヘロヘロに酔ったので、京成立石駅で解散して帰途についた。

 京成立石駅から、都営浅草線直通の電車で浅草橋まで行って、JR総武線(黄色い電車)に乗り換えると、あとは寝てても中野方面へと行くことができる。寝過ごさないように気をつけないといけないだけだ。

 チンタラチンタラと各駅に停まりながら東京西部方面へと向かっていると、四ツ谷を過ぎたところで、まだ6時半ごろ。このまま家に帰るには、あまりに早いなあ。

『よしっ。もう1軒、「やきや」に寄って帰ろう!』

 と思いたって、荻窪駅で下車。「やきや」へと向かう。

 土曜日、午後7時の店内はゆるやかに満員状態。いちばん奥のテーブル席に、かろうじて一人分のスペースがあったので、そこに入れてもらった。

 すっかり酔っ払ってるので、これからさらにホッピーを3~4杯も飲むことはできないので、今日はウイスキー(水割り300ml瓶、380円)にして、つまみには「いか納豆」(200円)を注文。

 「いか納豆」は、スルメイカの刺身と納豆、たっぷりの刻み白ネギ、そして練りワサビが、それぞれ単体ごとに分かる形で盛りつけられて登場する。

 この4者それぞれが分離した状態の「いか納豆」に、醤油をサッと回しかけて、グリグリと、納豆に思いっきり粘りが出て、イカや刻み白ネギと混然一体となるまで、徹底的にかき混ぜる。

 いつも、少なくとも1分間ぐらいはかき混ぜてるかなあ。。。

 そして全体がねっとりと一体化したところで、小鉢を左手にとって口につけ、右手の箸でたぐり寄せるように、ズズズッとすすり込む。

 このすすり込みができるところが「いか納豆」の醍醐味なのだ。

 ひと口分をすすり込んだところで咀嚼そしゃく。ここで、納豆だけの場合と、「いか納豆」との違いが出てくる。

 実は「いか納豆」に使われているスルメイカの刺身は、通常の「いか刺身」に使われているスルメイカの胴体の一番太い部分ではなくて、胴体のなかでもミミ(エンペラ)に近い部分。

 その身を、「いか刺身」よりも小さめにカットしていることが、「いか納豆」の大きなポイントなのでした。

 この部位じゃないと、納豆の弾力感とバランスする食感が得られないんだって!

 このこだわりが、「やきや」の人気の理由なんだろうなあ。安いからといって、けっして手を抜いていないのだ。

 水割りウイスキーの300ml瓶は、普通に飲んでグラス2杯分になる。

 その2杯めをグラスについだところで、「いかみみ焼」(200円)を焼いてもらう。

 これはスルメイカのエンペラ2枚(2匹分)をタレ焼きにしたあと、1センチ幅ぐらいにスライスして、マヨネーズを添えて出してくれるもの。

 このマヨネーズに、七味唐辛子をたっぷりと振っていただくのが好み。

 お祭り屋台で買う、イカ焼きのような香りと味わいがいいね。

 最後に「お新香」(170円)をもらうと、今日のお新香は、白菜の柚子ゆず漬けだった。

 こんなにも酔っ払ってなお、1時間半ほど立ち飲んで、今夜のお勘定は950円でした。まさにセンベロだ。

 もう8時半も回ったので、ボチボチと家に帰ることにしよう。あぁ、楽しい1日だった。

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「やきや」 / ウイスキー / いか納豆(出された直後)

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いか納豆(混ぜたあと) / いかみみ焼 / お新香(白菜ゆず漬け)

店情報前回

《平成30(2018)年2月24日(土)の記録》

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受信: 2018.04.15 21:08

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