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2018年4月

酒肴は炭火焼きの魚串 … 炭火焼き「うみばたけ」(鷺ノ宮)

さば文化


 炭火焼きの魚串が自慢の「うみばたけ」。

 平成27(2015)年のオープンと、まだ若いお店だが、夜な夜な地元の常連さんたちでにぎわっているそうだ。

「ゆっくり飲もうと思ったら、今のような早い時間がいいですよ。夜はお客さんでいっぱいだから」

 カウンター席に座る常連さんがそう教えてくれる。

 現在の時刻は午後8時過ぎ。深夜1時まで営業しているこの店にとっては、この時間帯は、まだ早い時間帯なんだな。

 まずは「ホッピー白セット」(450円、以下すべて税別表記)をもらって喉を潤し、店主が手渡してくれた『今日のおすすめ』と書かれた、日替りの手書きメニューを確認する。

 刺身は580~680円。刺身盛り合わせでも1,280円と、値段はリーズナブルだ。

 そしてこの刺身盛りの1,280円が最も高い酒肴で、それ以外に4桁以上(1,000円以上)の料理はない。

 そんな中から、大分産の「上あじの刺身」(580円)をもらうことにした。

 カウンター席の常連さんは「皮ハギの刺身」(680円)を注文して、その肝の大きさ、旨さに感動している。

「今日のカワハギは、大きな肝が入ってたんですよ」

 と店主もうれしそう。カワハギは、さばいてみないと肝の大きさがわからいんだって。

 私が注文したアジ刺身も、プリップリで素晴らしい食感と味わいだ。

 ナカ(150円)をもらって、いよいよ自慢の魚串を注文する。初めてなので「魚串5本セット」(550円)にした。

 今の時間帯、常連さんと私の2人しか客がいないので、店主ともゆっくりと話をすることができる。

 なんと店主は広島のご出身。

「炭火で焼いた魚が美味しいんだけど、通常の焼き魚は大きいので、ひとりで1種類しか食べることができない。少しずつ串に刺して焼いたら、もっといろんな種類が楽しめるんじゃないかと思って、魚串の店にしたんです」

 というのが、魚の串焼きを始めたきっかけだそうな。

 その魚串12種は1本が100~200円。それ以外に野菜串11種が1本100~200円、焼鳥12種が1本120~250円と、いろんな串ものがそろっている。

 そして出てきた魚串は、はたはた(150円)、つぶ貝(200円)、鮭ハラス(120円)、しまほっけ(120円)の4本。

「もう1本、さば文化(120円)が出ますからね」

 5本の単品価格を合計すると710円。これが550円(23%引き)でいただけるんだから、「魚串5本セット」はお得ですね。

 カウンターの常連さんは、冷酒をもらって、「これに合うつまみを!」なんて注文をしている。忙しいときは無理だけど、今のように静かなときだけ、「おまかせ酒肴」を作ってくれるんだって。これも見るからに美味しそうだった。

 3年前に、単身で広島からやって来て、この店を開いた店主。お店が軌道に乗ってきたので、1年半前に広島の家族も呼び寄せて、今はご家族でこちらにいるそうだ。

 私自身、開店当初からこの店のことは知ってたんだけど、やって来たのは今日が初めて。もうちょっと早く来ればよかったな。

 ゆっくりと2時間近く楽しんで、ホッピーはソト1・ナカ4。今日のお勘定は2,192円(2,030円+消費税162円)でした。どうもごちそうさま。

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「うみばたけ」 / ホッピー / 今日のおすすめ

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上あじの刺身 / 店内のメニュー / テーブル席の様子

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今日の日本酒 / 魚串5本セットのうちの4本 / おまかせの酒肴

店情報

《平成30(2018)年4月23日(月)の記録》

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店情報: 炭火焼き「うみばたけ」(鷺ノ宮)

    うみばたけ
  • 店名: 炭火焼き 魚串・野菜串 うみばたけ
  • 電話: 03-6383-0594
  • 住所: 165-0035 東京都中野区白鷺1-30-7
  • 営業: 17:00-01:00(00:30LO)、水休
  • 場所: 西武新宿線・鷺ノ宮駅の南口階段を降りたら右へ。50mほど先の踏切があるところで左折し、バス通り(中杉通り)を道成りに進む。150mほど先(もんじゃ・お好み焼き「一発逆転」のすぐ先)の左手1階。
  • メモ: 2015年オープン。カウンター3席、2人テーブル2卓(4席)、4人テーブル2卓(8席)、テラス席3席の合計18席。店主は広島出身。
    〔魚串〕しまほっけ120、さば文化120、鮭ハラス120、白身バジル150、鮭タルタル150、ししゃも100、真いわし100、はたはた150、こまい150、有頭海老200、ほたて200、つぶ貝200、魚串3本セット350、魚串5本セット550。
    〔野菜串〕長ねぎ100、なす100、ししとう120、ピーマン120、しいたけ150、ズッキーニ150、アスパラ150、長いも150、じゃがバター180、なすトマトチーズ200、アボカドチーズ200、野菜串3本セット350、野菜串5本セット550。
    〔焼鳥〕かわ120、レバー120、ハツ120、砂ぎも140、ボンジリ140、ねぎま140、うずら150、ささみわさび150、ささみ梅しそ180、つくね180、エリンギ豚まき250、豚しそチーズ250、トマトベーコン250。
    〔酒の肴・逸品〕枝豆300、炙り茶豆330、カリカリチーズ揚げ330、冷奴380、チャンジャ380、いかの塩辛380、冷やしトマト380、梅みそきゅうり380、味噌マヨキャベツ380、鳥皮ポン酢380、フライドポテト380、自家製厚揚げ380、ちくわ磯辺揚げ380、赤ウィンナー炒め400、漬物盛り合わせ400、特製煮込み(牛もつ煮込み)400、ねぎ玉オムレツ400、鶏旨だし水餃子400、盛り野菜炒め480、はんぺんチーズ480、若鶏の唐揚げ580、和牛炙りたたき590。
    〔日替りの『きょうのおすすめ』2018/04/23の例〕本まぐろ中トロ780、カワハギ刺身680、さば酢じめ580、つぶ貝刺身580、大分・真あじ刺身580、刺身盛り1,280。 《魚》富山・ホタルイカ580、赤なまこ酢450、生めかぶポン酢480、くじらベーコン480、沖縄・海ぶどう480、うなぎ肝串焼き280。 《天ぷら》富山・白海老の天ぷら580、新たけのこ天ぷら480、こしあぶら(珍山菜)天ぷら480、こごみ天ぷら480。 《野菜・肉の一品》みょうがきゅうり480、茹で生枝豆480、和牛レバー680、和牛のたたき680、酢もの400、豚尾の炙り焼き480、谷中生姜の豚まき200、鴨ねぎま1本200、生ベーコンの炙り焼180、烏骨鶏のTKG 350。
    〔飲みもの〕《ビール》小生ビール350、中生ビール450、サッポロラガー中瓶550、ノンアルコールビール450。 《ホッピー》ホッピー白セット450、ホッピー黒セット450、ホッピー外350、ホッピー中150。 《ハイボール》ハイボール400、コークハイボール500、ジンジャーハイボール500、ウィスキー(水割り・ロック)400。
    《サワー》チューハイ380、ウーロンハイ430、緑茶ハイ430、ジャスミンハイ430、トマトハイ480、梅干しサワー480、カルピスサワー480、レモンサワー480、生レモンサワー530、生グレープフルーツサワー530。 《果実酒》白加賀梅酒(ロック・水割り・ソーダ割り・お湯割り)430。 《ワイン》アクアレアレ白ワイン380、アクアレアレ赤ワイン380。
    《焼酎》きも焼酎(ロック・水・湯・炭酸)430、むぎ焼酎(ロック・水・湯・炭酸)430、金宮焼酎(ロック・水・湯・炭酸)380。 《日本酒》獺祭(純米大吟醸50)(価格表記なし)、東光(純米吟醸原酒)880、南部美人(本醸造)680、銀盤(純米大吟醸)680、ひやしぼり(吟醸)680、水芭蕉(特別純米)680。 《ソフトドリンク》ウーロン茶300、ジャスミン茶300、緑茶300、コーラ300、カルピス300、グレープフルーツ300、オレンジジュース300、トマトジュース300、ジンジャエール300。(2018年5月調べ)

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二夜連続で博多の鍋物 … 水炊き「鼓次郎(こじろう)」(田町)

博多水炊き


 昨夜の博多もつ鍋に続いて、今夜は博多水炊きである。

 やって来たのはJR田町駅、都営地下鉄三田駅から、歩いて10分ほどのところにある、水炊き「鼓次郎」というお店。

 平成29(2017)年2月13日のオープンと、まだ創業1年ちょっとの若いお店だが、すでに食べログでも「TOP5000」に入る人気店になっている。

 まるで温泉マークのような暖簾のれんをくぐって店内へと入ると、店内は左手がカウンター席で、右手と奥にテーブル席の空間が設置されている。

 我われ6人が通されたのは、3方が壁に囲まれていて、ちょっと個室風になっている8人用のテーブル席だった。

 テーブルの手前側のくぼみにIHクッキングヒーターが埋め込まれていて、水炊き用の金属鍋がセットされている。

 6名以上は2時間制の飲み放題付きコース(ひとり7,000円、以下すべて税別表記)で予約するしかないんだそうで、今夜はそのコース。

 まずはビール(キリンクラシックラガー中瓶ビールのみ、単品500円)をもらって乾杯すると、すぐに出されたお通しは「しらすおろし」。

「味は付いていますので、そのままお召し上がりください」

 と言われて、そのまま口に運ぶ。なるほどなぁ、旨みのある出汁で味つけされてるんだね。

 続いては「よだれ豚サラダ」(単品750円)。中国四川料理の「よだれ鶏」をベースに、鶏肉を豚肉に変えたもの。

 刻み海苔てんこ盛りで出てきたのは「胡麻カンパチ」(単品750円)。ゴマサバは大好きで、よくいただくけど、胡麻カンパチは初めてだ。よくかき混ぜて、トッピングされている刻み海苔や刻みネギ、ゴマ、おろし生姜が均等にまぶされた状態でいただく。

 う~ん。これは絶対、日本酒だね!

 ということで、メニューに並んでいる「澤の花」(長野)、「紀土」(和歌山)、「鶴齢」(新潟)、「じょっぱり」(青森)、「酔鯨」(高知)を、順次、徳利で出してもらって、分け合いながらいただくことにする。

 「酔っぱらい海老」(単品700円)。海老を、味付けした老酒に漬けたもの。頭のところの、ミソの部分がうまいなあ。足の部分もシャクシャクといただいた。

 続いては「鶏のカラアゲ」(単品500円)と「牛さがりカツ」(単品1,300円)の盛り合わせ。「鶏のカラアゲ」のジューシーさもさることながら、初めていただく「牛さがりカツ」がいい。さがりって、カツにしても美味しかったんですね。

「そろそろ水炊きの調理器のスイッチを入れてください」

 とお店のおにいさんから声がかかり、いよいよメインの水炊きに火を入れる。

 水炊きはすでに中身(スープ&鶏肉)も入った状態になっていて、冷めた白いスープの表面にはがっつりと膜が張っている。この膜を見ただけでも、スープがいかに濃厚かということがわかるよね。

 水炊きが沸くのを待つ間に、「キムチ」(単品500円)と、福島産の「馬赤身刺」(単品1,300円)が出される。

 どの料理もハズレがなくて、冷酒が進むことこの上ない。

 そうやってグイグイと冷酒をいただいているうちに、水炊きもできあがってきた。

「水炊きはお好きなように食べていただいていいんですが、お店のオススメの食べ方は、そちらに書いているとおりです」

 と壁の張り紙を示してくれる。

    「水炊きのおいしい召し上がり方」
     自家製酢醤油の2種類の味付けをご用意しております。  器(とんすい)は最後まで2枚ずつお手元にお持ちください。
  1. 1枚目のとんすいに、スープと鶏肉を1つよそいます。まずはそのままスープだけひと口鶏だけの味をお試しください!
  2. 黒い器から、おさじで塩をひと振り、お好みの塩加減でスープと鶏肉を1つ、お召し上がりください。
  3. もう1枚のとんすいに、もう1つ鶏肉をよそいます。赤いポットから、自家製酢醤油を注ぎ、お薬味(紅葉おろし、刻みネギ)をお好みで入れ、鶏肉をお召し上がりください。
  4. 鶏肉もう1つお好きな味付けでお召し上がりください。
  5. つくねひと口サイズでお鍋に投入します。軽くかき混ぜながら4分お待ちください。まずはお1つ、何もつけずに召し上がったら、あとはお好みでと自家製酢醤油を使ってつくねをお召し上がりください。
  6. 野菜、お豆腐など、具材を全部お鍋に投入します。フツフツわいてきたら食べ頃です! 濃厚スープとシャキッとお野菜をお楽しみください。
  7.  火加減は、5で沸かして、2で保温を繰り返しながらお召し上がりください。

 なるほどなあ。まず鶏肉を食べて、つぎにつくねを食べて、最後に野菜や豆腐と入れていただくわけですね。

 昨夜いただいた「もつ鍋」は、博多で過ごした学生時代(1980年前後)は安かったのに、今は高級品になってきた料理だが、この「水炊き」は、学生時代からすでに高級品だった。博多にいるころは、残念ながら食べたことがなかったなあ。

 さっそく手順の1に従って、まずはそのままスープをいただく。

 っくぅ~~~~っ。これはうまいっ!

 もともとスープで酒をいただくのが好きなので、この水炊きのスープは思いっきりツボにはまる。ちょっと塩を入れるとさらにいいねえ!

 2杯めは、自家製酢醤油に刻みネギと紅葉おろしを入れて。これもいい。塩も酢醤油も、どっちも美味しいなあ。

 鶏肉をすっかり食べ切ったところで、店のおにいさんが、つくねを丸めながら投入してくれる。このつくねも、塩でいただき、酢醤油でいただく。

 つくねを食べ終える頃合いで、お皿に山盛りの野菜や豆腐が出される。

 もともとの出汁に加えて、鶏肉の旨み、つくねの旨みがたっぷりとしみ込んだ出汁で煮込んだ野菜や豆腐がうまいこと。

 キムチを投入して、ちょっとピリ辛にしていただくと、また美味しい。

 口直し用のつまみとして、「もろQ」(単品500円)が出され、鍋には〆のラーメン玉(単品1人前400円)が投入される。

 とにかくスープが美味しくて、最後までしっかりといただきました。

 今日は我われの後の予約が入っていなかったからか、3時間弱、たっぷりと楽しませてもらって、お勘定は予約のとおり、ひとり7,560円(7,000円+消費税)。

 どうもごちそうさま。そして今夜も満足、満腹!

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水炊き「鼓次郎」 / 今宵の予約席 / ビールで乾杯

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お通しのしらすおろし / よだれ豚サラダを / 小皿に取って

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胡麻カンパチは / よくかき混ぜて / 紀土(純米)

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酔っぱらい海老 / 牛さがりカツと鶏のカラアゲ / 水炊きに着火

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キムチ / 福島産の馬赤身刺は / 生卵や薬味と混ぜ合わして

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水炊きを小鉢に取り / 各種薬味の中から / まずは塩でいただく

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澤の花2種類 / 鶏肉を今度は自家製酢醤油で / 冷酒がどんどん進む

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鶏肉の後はつくねを投入 / 煮えたつくねを / 小鉢に取っていただく

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野菜や豆腐を / すべて投入して煮込む / 野菜もいいねえ

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キムチを混ぜてピリ辛にしても美味しい / もろQ / ラーメン2人前を投入

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キムチ入りピリ辛スープで / 〆はシンプルにスープ+塩で / 今宵のメンバー

店情報

《平成30(2018)年4月20日(金)の記録》

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店情報: 水炊き「鼓次郎(こじろう)」(田町)

    水炊き鼓次郎
  • 店名: 水炊き「鼓次郎」
  • 電話: 03-6435-4840
  • 住所: 105-0023 東京都港区芝浦1-14-17
  • 営業: 17:00-23:00(22:00LO)、日休
  • 場所: JR田町駅・南口(山手線の外側)の左側の階段を降り、降りてすぐ左手の交番の背後に回り込むようにJR線路沿いの道に出て、そのまま線路に沿って浜松町・新橋方面に進むこと約5分(400mほど、途中でモノレールが上を通る車道を渡る)。右手の「港区スポーツセンター」を過ぎて、右手の「ゆで太郎 芝浦1丁目店」の手前の角を右折し、次の角(角に旬魚彩「太平山」)を左折。80mほど先、右手。近辺には他に飲食店がないので、わかりやすい。駅南口からは8分(650m)ほど。
  • メモ: 2017年2月13日オープン。カウンター約10席+テーブル4卓の計34席。全席禁煙(港区は野外禁煙のため、店外にも灰皿なし)。2時間制で予約可(6名以上はコース予約のみ。お子様連れは店への直接連絡が必要)。予約より30分以上遅れた場合は自動キャンセルでキャンセル料が発生。人数変更(減少)もキャンセル料が必要。予約用サイトあり、公式Facebookあり。
    〔コース(2名~、飲み放題2H付き)〕6時台まで限定の水炊きコース(名物鶏のカラアゲ、胡麻カンパチなど、人気のおつまみと水炊きがセットになった数量限定お得なコース)6,000、水炊きコース(人気のおつまみに、福島産馬刺し、牛さがりなど、特選素材を織り込んだ大満足の水炊きコース)7,000。
    〔食べもの〕水炊き(2人前)5,000[《追加》1人前2,500、鶏肉1人前500、つくね1本500、スープ1合200、《〆》ラーメン1人前400、雑炊1人前500]、鶏のカラアゲ500、胡麻カンパチ750、牛さがりカツ1,300、馬赤身刺1,300、よだれ豚サラダ750、酔っぱらい海老700、とりお大判納豆油揚げ700、キャビア一瓶5,000、鶏皮酢400、チャンジャ400、韓国海苔の佃煮400、ポテサラ500、もろQ500、茄子のオランダ煮500、キムチ500、牛すじ煮込み500、お浸し500、冷奴600、メキシカンチョリソー600、ゴーヤチャンプルー600、冷やしピーマン200。
    〔飲みもの〕キリンクラシックラガー中瓶500、ハイボール500、カボスサワー500、加賀棒茶割り500、お茶割りセット[(外)タニタ食堂の有機黒烏龍茶ボトル500、JA静岡茶ボトル500+(中)割り用焼酎ミニボトル500]、梅酒500、焼酎(芋・麦)500、日本酒各種(澤の花、小桜、紀土、鶴齢、じょっぱり、酔鯨、あづまみね、春霞、七本鎗、播州一献、雁木など)500(グラス交換する人は700)。(2018年4月調べ)

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丸腸入りの博多もつ鍋 … もつ鍋「銀座ほんじん渋谷店」(渋谷)

丸腸もつ鍋(醤油味)2人前


 大衆立呑酒場「富士屋本店」での、ひとりゼロ次会を終えて、やって来たのは「銀座ほんじん渋谷店」。

 「銀座ほんじん」という店名のとおり、その本店は銀座にあり、平成16(2004)年の創業。こちら渋谷店は、その4年後の平成20(2008)年にオープンしたそうだ。

 東京に「もつ鍋ブーム」が起こったのは、平成4(1992)年のこと。あっという間に火がついたこのブームは、あっという間に去ってしまった。

 その後、「第2次もつ鍋ブーム」がやって来たのは、平成15(2003)年末のこと。恵比寿に『福岡の味をそのまま食べていただく』というコンセプトの「蟻月」が開店したのことが、そのきっかけとなった。

 ここ「銀座ほんじん」は、「第2次もつ鍋ブーム」の中で開店した店なんですね。

 今夜のメンバーは元・同じ職場のOさんと、その知人の建築士・Nさん、そして私の3人。

 ここ「銀座ほんじん渋谷店」は、Oさんの知り合いがやっている店。今日はそのつながりで、この店に集まることになったのだ。

 まずは「ザ・プレミアムモルツ生中」(630円)や「角ハイボール」(550円)をもらって乾杯し、料理を検討する。

 この店では、2時間飲み放題付きで、料理7品の4,500円コースと、料理9品の5,500円コースが用意されていて、そのコースを選ぶ人が多いらしい。

 Oさんも、いつもはそのどちらかのコースを選んでいるそうなんだが、これらのコースに入っている「もつ鍋」は、普通の「もつ鍋」(1人前1,600円、注文は2人前から)。

 今夜は、そのコースには含まれない「丸腸もつ鍋」(1人前2,000円、注文は2人前から)を食べてみたいということで、あえてコースでの注文をやめて、アラカルトにしたとのこと。

 その「丸腸もつ鍋」を、基本の醤油味(他に塩味、みそ味が選べる)で2人前注文し、それ以外にも「博多明太子 炙り」(650円)、「センマイ(自家製酢みそ添え)」(650円)、「宮崎地鶏のたたき」(850円)を注文した。

 本当は「胡麻サバ」(時価)、もしくはその胡麻サバが含まれていたら「日替わり刺身盛合せ」(時価)も注文しようとしたのだが、「今日は魚介類の仕入れがなかったんです」とのこと。残念でした。

 サッと出されたお通し(300円)は3種3品。各人で好きなものを選ぶもよし、3人で3種の小鉢をつつき合うもよし。

 「博多明太子 炙り」を持ってきてくれた店員さんが、「たいへん申し訳ありませんが、センマイが売り切れてました」とのこと。

 センマイの代わりに「つぶ貝わさび」(600円)を注文すると、サービスで「酢もつ」(売値は580円)も出してくれた。

 生ビールに続いて2杯めは、角ハイボールをもらう。

 そして出てきた「もつ鍋」には、丸腸がたっぷりと入っている!

 「もつ鍋」は、醤油味のスープで、もつ、ニラ、キャベツを煮たもの。

 博多で過ごした学生時代(1980年前後)は、これの鍋1人前が600円で、「替玉かえだま」ならぬ「替えもつ」が300円ぐらいだった。(当時は定食が300円ほど、長浜ラーメンは250円、替玉が50円でした。)

 この「もつ鍋」に、何度も何度も「替えもつ」を追加しながら、芋焼酎(白波)を飲みに飲み、最後に「ちゃんぽん麺」を投入して〆るというのが我われの定番の飲み方。これが最も安くつく飲み方だったのだ。

 今や「もつ鍋」はけっこうな高級品だが、当時は学生でもガンガン食べることができるほどチープで、大衆性のあるつまみだったなあ。

 そんなことを思い出しながら、飲みものも芋焼酎「黒霧島」(600円)のロックに切りかえる。

 最後は「もつ鍋」に「ちゃんぽん麺」(1玉300円)を2玉投入して〆とした……という予定だったのだが、この〆のはずの「ちゃんぽん麺」が、これまたいいつまみとなり、残ったスープもいいつまみになり、ということで、ここからさらにもう1杯、「黒霧島」のロックである。

 最後の最後に「明太子入り高菜おむすび」(320円)で、もう1度〆て、3時間以上のたっぷり飲み会。

 お勘定は3人で14,930円(ひとり4,977円)でした。どうもごちそうさま。

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「銀座ほんじん渋谷店」 / お通し3種3品と生ビール / 酢もつ

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博多明太子 炙り / つぶ貝わさび / 角ハイボール3杯

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宮崎地鶏のたたき /丸腸もつ鍋(醤油味)2人前(加熱前) / 黒霧島(ロック)

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ちゃんぽん麺2人前を投入 / 明太子入り高菜おむすび / 今夜のメンバー

店情報

《平成30(2018)年4月19日(木)の記録》

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店情報: もつ鍋「銀座ほんじん渋谷店」(渋谷)

    銀座ほんじん渋谷店
  • 店名: もつ鍋 銀座 ほんじん 渋谷店
  • 電話: 03-5428-1866
  • 住所: 150-0031 東京都渋谷区桜丘町17-10 MCDビルB2F
  • 営業: 17:00-24:00(23:30LO)、無休(平日はランチ営業もあり)
  • 場所: JR渋谷駅南口を出て左へ。国道246号線を渡る横断歩道橋で、国道の向こう側に渡り(階段を降りた左手が「あおい書店」)、目の前の横断歩道を右に渡って、「ファミリーマート」(右手)と「MUSIC LAND KEY」(左手)の間の路地に入る。そのまま緩やかな坂道を登り、左手のラーメン・つけ麺「桜ん坊」の先を左折。右手2軒めのビルの地下2階。ビルの入口に「博多もつ鍋」と書かれた電灯看板や、小さな幟(のぼり)あり。渋谷駅から徒歩3分ほど。
  • メモ: カウンター10席、テーブル18席、個室5席の合計33席。公式サイトあり。
    席料・お通し代として350円/人(以下、価格表記はすべて税込)。
    〔食べもの〕《もつ鍋(注文は2人前から)》博多もつ鍋(醤油味1人前)1,600・(塩味1人前)1,600・(特製味噌味1人前)1,900、丸腸もつ鍋(醤油味1人前)2,000・(塩味1人前)2,000・(特製味噌味1人前)2,400。
    《もつ鍋の追加具材(各1人前)》もつ600、特製丸腸もつ1,000、鶏つくね600、きゃべつ400、にら400、もやし300、ごぼう300、豆腐300。
    《鍋の〆に(各1人前)》ちゃんぽん麺(醤油味・味噌味におすすめ)300、中華麺(塩味におすすめ)300、雑炊セット450、餅入りチーズリゾット700。
    《熊本直送 馬刺し》赤身900、タテガミ750、フタエゴ800、特選 霜降り1,400、3点盛り 1,800、4点盛り2,400。
    《とりあえず》博多明太子 炙り650、おつまみキャベツ480、酢もつ580、センマイ(自家製酢みそ添え)650。
    《鮮魚 刺身(刺身の内容、金額は当日の仕入れにより異なる)》日替わり刺身盛合せ(時価)、胡麻サバ(九州名物 胡麻ダレ和え)(時価)、枝付き枝豆480、博多明太子(生)650・(天ぷら)680、鶏皮ポン酢和え650、つぶ貝わさび600、梅水晶600、山芋の梅肉和え600、白菜の塩昆布和え500、白菜の浅漬け450、黒豆クリームチーズ和え550。
    《炭火焼》宮崎地鶏のたたき850、宮崎地鶏の炭火焼1,000、子持ちししゃも600、イワシ明太(2匹)900。
    《焼きもの》博多一口餃子650・(特盛り)1,300、明太だし巻き玉子720、九州男児のだし巻き玉子620、月見つくね680、エイヒレの炙り620。
    《揚げもの》とり天680、チキン南蛮780、若鶏の唐揚げ680、手作り 薩摩揚げ680、揚げ出し豆腐580。
    《菜もの》豚しゃぶ胡麻サラダ700、大葉と大根のサラダ700、明太子と温玉子のシーザーサラダ780。
    《飯もの》博多の玉子かけご飯500、白飯200、おむすび(梅・辛子高菜・明太子)1個250、おむすび(明太子入り高菜おむすび)320。
    《甘味もの》アイスクリーム(バニラor抹茶)400、黒蜜きな粉アイス(バニラor抹茶)450。 〔飲みもの(一升瓶キープは3ヶ月)〕《麦焼酎》一粒の麦(グラス)600・(デカンタ)2,200・(一升瓶)6,000、中々(グラス)700・(デカンタ)2,600・(一升瓶)7,000、佐藤 麦(グラス)900・(デカンタ)3,400・(一升瓶)9,000。
    《泡盛》久米仙(グラス)600・(デカンタ)2,200・(一升瓶)6,000、残波(グラス)600・(デカンタ)2,200・(一升瓶)6,000。
    《米焼酎》鳥飼(グラス)800・(720ml瓶)4,800。
    《黒糖焼酎》れんと(グラス)600・(デカンタ)2,200・(一升瓶)6,000、龍宮(グラス)700・(デカンタ)2,600・(一升瓶)7,000。
    《芋焼酎》白波(グラス)600・(デカンタ)2,200・(一升瓶)6,000、霧島(グラス)600・(デカンタ)2,200・(一升瓶)6,000、黒霧島(グラス)600・(デカンタ)2,200・(一升瓶)6,000、不二才(グラス)700・(デカンタ)2,600・(一升瓶)7,000、一刻者(グラス)700・(デカンタ)2,600・(一升瓶)7,000、蔵の師魂(グラス)700・(デカンタ)2,600・(一升瓶)7,000、種子島 紫(グラス)700・(デカンタ)2,600・(一升瓶)7,000、晴耕雨読(グラス)700・(デカンタ)2,600・(一升瓶)7,000、富乃宝山(グラス)800・(デカンタ)3,000・(一升瓶)8,000、くじら(グラス)800・(デカンタ)3,000・(一升瓶)800、明るい農村(グラス)800・(デカンタ)3,000・(一升瓶)8,000、赤兎馬(グラス)900・(デカンタ)3,400・(一升瓶)9,000、伊佐美(グラス)1,000・(デカンタ)3,800、佐藤 白(グラス)1,200・(デカンタ)4,600、佐藤 黒(グラス)1,500・(デカンタ)5,800。
    《ボトルセット》水300、氷300、お湯300、黒烏龍茶1,000、烏龍茶800、緑茶800、梅干し100。
    《ハイボール》角ハイボール550、角ジンジャーハイボール600、角コーラハイボール600、山崎プレミアムハイボール850。
    《ウィスキー(ロック・水割り)》角ウィスキー600、山崎10年700。
    《ビール》ザ・プレミアムモルツ(生中)630・(生小)480・(中瓶)730・(ピッチャー)2,370、レッドアイ730、シャンディーガフ730、オールフリー(アルコール分0%)630。
    《地酒(冷、熱燗)》菊正宗(熱燗向き)650、八海山850、美少年750、久保田850、西の関950、うまからまんさく850、七冠馬(1合)850、美丈夫(1合)850、蒼田850。
    《梅酒(紀州鶯屋ばばあの梅酒)》緑茶梅酒650、黒糖梅酒650、柚子梅酒650、蜂蜜梅酒650、檸檬梅酒650、にごり梅酒650。
    《果実酒(ロック・ソーダ割り・水割り)》巨峰酒550、白桃酒550、マンゴー酒550、あんず酒550、あらごし桃酒650。
    《カクテル》〈カシス系〉カシスソーダ600、カシスオレンジ600、カシスウーロン600、カシス黒ウーロン700。〈カンパリ系〉カンパリソーダ600、カンパリオレンジ600、スプモーニ600。〈ピーチ系〉ファジーネーブル600、ピーチウーロン600、ピーチリッキー600。〈ジン系〉ジントニック600、ジンバック600、ジンリッキー600。〈ウォッカ系〉ウォッカリッキー600、モスコミュール600、ウォッカトニック600。
    《サワー・酎ハイ》レモンサワー550、グレープフルーツサワー550、ライムサワー550、烏龍ハイ550、緑茶ハイ550、ウコンハイ650、黒烏龍茶ハイ650、生レモンサワー750、生グレープフルーツサワー750。
    《ワイン》カルロ・ロッシ(赤・白)グラス550、ボトルワイン(各種あり、スタッフに確認のこと)、フレシネ コルドン ネグロ(スパークリング)4,000。
    《ソフトドリンク》コーラ500、ジンジャーエール500、グレープフルーツジュース500、オレンジジュース500、烏龍茶500、緑茶500、ウコン茶600、黒烏龍茶600。
    〔2H飲み放題コース〕博多名物堪能コース9品5,500、博多名物コース7品4,500。(2018年4月調べ)

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飲み会の前にゼロ次会 … 大衆立呑酒場「富士屋本店(ふじやほんてん)」(渋谷)

ハムキャ別でビール


 今夜は午後7時半から、渋谷で飲み会の予定。

 仕事を終えて、渋谷に着いたのは午後6時である。

 けっして時間を間違えたわけではない。

 せっかく渋谷に出てくるので、そのついでに、ここしばらくごぶさたしている「富士屋本店」で、ひとりゼロ次会を楽しもうと思っているのだ。

 地下への階段をトントンと降りてみると、さすが人気の「富士屋本店」。店内をぐるりと取り囲んでいる立ち飲みカウンターは満員だ。

 微妙に空いているすき間に入れてもらって、「サッポロビール大瓶」(500円)と「ハムキャ別」(350円)からスタートする。

 壁に『〔お願い!!〕エビスビール(中瓶)400円450円、サッポロビール(大瓶)450円500円。よろしくお願いします』という張り紙が出ているところを見ると、つい最近、ビールが値上がりしたんだろうな。

 もともと、大瓶ビールが450円というのが安すぎるぐらい安かったからなあ。500円になっても、まだ安いぐらいだ。

 入口右手のカウンター席にいたお客さんが帰ったところで、店員さんが「あちらに移りますか?」と声をかけてくれた。

 かなり狭い空間に、右肩だけを入れるようにして飲んでいたのを見ててくれたんですね。

「ありがとうございます。移ります」と返事したら、

「じゃ、ご自分のお金(品物と引換払いのお釣り)と荷物だけ持って移ってください」

 ということで、自分のかばんだけを持って立ち位置を移動すると、ビールとハムキャベツが先に移動してきていた。ありがとうございます。

 ちょうどこのあたり、入口を入って正面のやや右手にあたるカウンター席が、なんとなく常連さんたちが居並んでいる場所である。

 私のまわりで立ち飲んでいるお客さんたちも、焼酎のキープボトルを目の前に置いて、チビチビとやっている。

 この店に、ボトルキープの制度もあったんだなあ。初めて知った。

 「富士屋本店」の雰囲気をたっぷりと味わいながら、ゆっくりゆっくりとビールを飲み進めてきたんだけれど、45分がたつ頃には、大瓶ビールも飲み干してしまった。

 続いては埼玉の清酒「寒梅」(300円)を冷酒でもらって、つまみは「塩から」(250円)を選択。

 出てきた塩辛は、やや大きめの小皿に山盛りだ!

 「えぇ~っ!?」と思いながら、その塩辛をよく見ると、塩辛の下に、千切り大根や貝割れ大根がたっぷりと入っている。

 ここの塩辛は、荻窪「やきや」のような淡い味付けではなくて、「桃屋のいか塩辛」タイプの、塩っけが強いタイプ。野菜と絡めながらいただくと、ちょうといい味わいになっていいね!

 それにしても、大瓶ビールと冷酒を1杯に、つまみを2品いただいて、ここまでの支払総額は1,400円。

 大都会・渋谷とは思えない料金と、料理の内容だ。

 だから私のまわりにいる常連さんたちは、毎晩のようにやってくるんだろうな。

 改めて、「富士屋本店」の酒場としての素晴らしさが確認できたゼロ次会となった。

 時計を見ると7時20分。ボチボチと、飲み会の店に向かいましょうね。

 カウンター内の店員さんに、「どうもごちそうさま」と声をかけて、店を後にした。

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「富士屋本店」 / 階段下のメニュー / ハムキャ別

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寒梅(冷酒) / 塩から / 千切り大根にからめていただく

店情報前回

《平成30(2018)年4月19日(木)の記録》

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タコぶつ&ダイコン漬 … 酒肴「だいこん屋」(阿佐ヶ谷)

本日の酒肴


 阿佐ヶ谷駅北口の「だいこん屋」にやって来た。

 まずはエビスビール大瓶(600円)をもらって、経木きょうぎに書かれた『本日の肴』を確認する。

 店主ご夫妻が二人で切り盛りするこの店は、ご主人が調理を、おかみさんが接客や飲みものの提供、料理のお運びなどを担当されている。

 ご主人は、注文された順に、ていねいに料理を作られるもんだから、料理が出てくるまでにちょっと時間がかかったりする。

 前回来たときに、『次回はメインとなる料理と、漬物などの調理が必要ない料理を一緒に注文するといいのかもしれない』と思ったものだった。

 そこで今日は、メインとなる「北海道・活じめタコぶつ」(500円)と、調理が必要なさそうな「ダイコンぬか漬」(200円)の2品を、いっぺんに注文した。

 ビールを飲みながら待つことしばし。

 奥の調理場から、店主の「おっ!」という声が響き、タコぶつとダイコンぬか漬けが、同時にやって来た。

 あらら。これは予想外の展開でした。

 今日は、先客がカウンターに3名、奥の座敷に3名の合計6名で、しかも先客みんなの料理を作り終えたところだったようだから、出てくるのが早かったんですね。

 ちなみに、料理ができたときに、店主が「おっ!」と呼ぶのも定番の呼び方のようで、その「おっ!」を聞いたおかみさんが、「はいはい」と返事しながら、調理場に、できあがった料理を取りに行くのだ。

 「だいこん屋」の創業は、昭和47(1972)年。それから46年も営業を続けるうちに、なるべく簡単で、しかも間違いのない、ご夫婦間での情報伝達のやり方が構築されてきたんだろうな。そんなところに妙に感心した。

 タコぶつをつまみながら、ひとりでチビチビと飲んでいたら、おかみさんが「よろしかったらこれをどうぞ」と、小さな冊子を手渡してくれた。

 見ると、「阿佐谷料飲組合のれん会」が作成した、この地域の飲食店を紹介する小冊子だ。

 これはありがたい。

 昨年4月から、それまでの西武新宿線通勤から、中央線通勤になり、最寄駅が阿佐ヶ谷駅になった。

『改めて、阿佐ヶ谷駅界隈の酒場にも行ってみなきゃなあ』

 と思いながらも、なかなか足を運ぶことができていなかったのだ。

 この小冊子を参考に、ぜひあちこちに出かけてみよう。

 しかも、その小冊子の冒頭の部分には、「だいこん屋」店主の松本純(まつもと・じゅん)さんが書かれた、コラム記事もある。これもいい。

 大瓶ビールのあとは、青森の「じょっぱり」(400円)をかんでいただく。

 1時間半ほどの酒場浴。今夜のお勘定は2,400円なり。どうもごちそうさま。

 それはさておき、前回も今回も、店のお勘定が、自分が飲食したものの合計金額+700円なのだ。

 注文した品数も少ないことから、おかみさんが計算を間違えるということも考えにくい。

 お通しは出ない店なので、この700円は、テーブルチャージ(席料)みたいなものなのかな。

 あと何回か通うと、この秘密も判明するものと思われます。(知ってる人がいらっしゃったら、ぜひ教えてくださいね。)

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酒肴「だいこん屋」 / 本日の肴 / エビスビール大瓶

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北海道・活じめタコぶつ / ダイコンぬか漬 / じょっぱり(燗)

店情報前回

《平成30(2018)年4月18日(水)の記録》

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塩辛、穴子、いか納豆 … 立呑み「やきや」(荻窪)

塩辛で燗酒


「ホッピー?」と聞いてくれるカイトくん(若き男性店員さん)に、

「今日は燗酒(250円)をください。あと塩辛(200円)」と注文すると、

「えっ? そとは寒いですか?」とビックリされた。

 今日の東京地方、曇りがちな天候ながら、最高気温が20℃、最低気温が12℃という、春らしく過ごしやすい陽気。けっして寒くはない。

「いや、今日はずっと冷たいお酒ばかり飲んでたきたから、ここらでちょっと温かいお酒をと思ってね」

 今日は、職場の会議室での飲み会だった。

 飲みものはというと、缶ビールから始まって、冷酒、ウイスキーのロックと、冷たい飲みものばかり飲んでいたし、食べものも乾きもの中心。

 帰り道に、ちょっと温かいお酒を飲んで、乾きものじゃない料理を食べて帰ろうと、この店に立ち寄ったのだった。

 塩辛に続いては、久しぶりに「きざみ穴子」(200円)をもらって、燗酒をおかわりする。

 この店は、八戸直送のイカ料理の数々が名物なんだけど、この「きざみ穴子」や、「しめさば」(270円)、「もつ煮込」(170円)など、イカ料理以外のつまみも何品か用意されているのである。

 「きざみ穴子」も、昔に比べると量は減ったものの、それでもこれが200円で食べられるんだから驚きだ。

 最後にもう1本、燗酒をもらって、「いか納豆」(200円)で〆ることにした。

 今日は、店の一番奥の、立ち飲みテーブルで飲んでるんだけど、他のお客さんも「いか納豆」を注文していたらしく、4人分の「いか納豆」が同時に出てきた。

 立ち飲みテーブルを囲んでいる6人のうちの4人が、いっせいに「いか納豆」をかき混ぜ始めると、テーブル全体に「いか納豆」の香りが蔓延する。

「うわぁ、そば屋の匂いがする」

 と笑うのは、すぐとなりに立っている「いか納豆」を注文していないお客さん。

 なるほどなあ。納豆の香りもさることながら、たっぷりとトッピングされた刻み白ネギの香りもけっこう効いてるのかもね。

 1時間ほどの立ち飲みタイム。燗酒3本と料理3品で、今夜のお勘定は1,350円でした。どうもごちそうさま。

(荻窪「やきや」は、2018年5月13日(日)まで臨時休業中です。)

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「やきや」 / 燗酒 / 自家製塩辛

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きざみ穴子 / いか納豆 / グリグリとかき混ぜていただく

店情報前回

《平成30(2018)年4月16日(月)の記録》

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〔お知らせ〕 「神田・神保町・御茶ノ水本」発売中

神田・神保町・御茶ノ水本


 2018年4月10日に、エイ出版社から「神田・神保町・御茶ノ水本」(ムック999円、Kindle版700円)が出版され、現在、書店にも並んでいます。

 不肖・私も、『働くオトナの酒場サンクチュアリ』というコーナーで、神田・神保町・御茶ノ水あたりの酒場6軒をご紹介させていただいています。

 ムック全体の目次は次のとおりです。

  • 神田・神保町・御茶ノ水TOPICS10
  • 神田・神保町・御茶ノ水LOVERS 家城啓之さん(脚本家・ラジオパーソナリティ)
  • ベストオブ神田・神保町・御茶ノ水
  • Chapter1 神田・神保町・御茶ノ水屈指の名店
  • Chapter2 神田・神保町・御茶ノ水のルーツに迫る!
  • Chapter3 食のワンダーランド回遊録!
    • Part1 働くオトナの酒場サンクチュアリ
    • Part2 至福のご褒美ランチ
    • Part3 カルチェラタンにまつわる 中華紀行
    • Part4 旬のラーメン 三ツ星店を追う
    • 番外編 歴史に名を残す食の伝説を探求せよ!
  • Chapter4 神田・神保町・御茶ノ水でお宝探し!
    • Part1 毎日を豊かにする文房具
    • Part2 アナログの良品を探しに行こう
  • COLUMN 神保町の文化発信地に行こう!
  • Chapter5 次世代のシティーカルチャーに注目!
  • Chapter6 マニアック道を究める!
  • 神田・神保町・御茶ノ水印の美食案内
  • 神田・神保町・御茶ノ水イベントカレンダー
  • 神田・神保町・御茶ノ水エリアマップ

 ムック全体のコンセプト(by エイ出版社)もご紹介しておきます。

 “神田・神保町・御茶ノ水好き”に読んでほしい、街の魅力を深く紹介するガイドブック!

 観光を目的としたガイド本や人気タウンのガイド本は数多く存在しますが、本書はそうしたガイドブックとは一線を画した、住人またはそこにいる人に向けた情報誌。これまでに関東地方の都市を中心に全国で三十数冊展開している、人気シリーズムックです。

 古くから書店や出版社、大学が多く集まり、歴史と文化が息づく神田・神保町・御茶ノ水エリア。昔ながらの喫茶店や老舗中華店、カレー屋、古書店はもちろん、近年新しいカルチャーを生み出す街として注目されています。今回、この近辺に住んでいる人や通学・通勤している人なら絶対に知っておきたい名店から、次世代のシティーカルチャー、現代に蘇るアナログ良品、マニアックスポットなどをご紹介。初めて街に訪れる人はもちろん、長く住んでいる地元民も新しい発見があること間違いなしの一冊です!

 今度の週末は、本書を片手に改めてこの街の魅力を再発見してみませんか?

 ご笑覧いただけるとありがたいです。

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臨時休業前に食いだめ … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

あぶら、がつ、てっぽう


 四ツ谷の「鈴傳」をさっくりと切り上げて、2軒めは、ひとりで沼袋の「ホルモン」にやってきた。

 もつ焼き「ホルモン」は、4月15日(日)から30日(月祝)まで、16日間の臨時休業。

 その臨時休業の前に、この店の料理を食いだめしておこうという常連さんたちで、店内はすでにいっぱいである。

 かろうじて空いていた1席に座り、まずはサッポロ黒ラベル大瓶とサッポロラガー大瓶とが選べる「ビール大」(520円)を、ラガーでもらって、つまみは「れば」と「こぶくろ」の「チョイ焼き」(各1本130円)からスタートする。

 いつも書いていることだが、「チョイ焼き」という名称は、あぶる程度にチョイ焼きだったころのなごり。

 3年前(2015年)の6月に、豚の肉や内臓の生食が禁止されてからは、他のもつ焼きと同様に、しっかりと焼くようになったんだけど、『素焼きして、刻み白ネギとおろし生姜をたっぷりと添え、醤油をかける』という味付けと、「チョイ焼き」という名称だけが残っているのだ。

 「チョイ焼き」に続く、2品めのつまみには「煮込み」(350円)をチョイス。

 ここの煮込みは豚もつ100%。野菜や豆腐は入っていない。それを味噌で味付けしている。

 注文を受けて小鉢につぎ、刻み白ネギをトッピングして出してくれる。

 この白ネギを、煮込みの中に混ぜ込んで、カウンター上に置かれている一味唐辛子をササッと振りかけていただく。

 豚もつの濃厚なコクがいい。汁まですべてが、いい酒の肴(さかな)になる。

 ここで飲みものを「焼酎」(250円)に移行する。

 焼酎を注文すると、一升瓶ごと冷蔵庫で冷やされている「サッポロ焼酎」を、受け皿にあふれるぐらいまで注いでくれる。

 これに、各自の好みで、カウンター上に置かれている『梅割りの素』をちょっとたらしていただくのだ。

 続いては焼きもの。

 今日は、あぶら、がつ、てっぽう(各120円)をタレ焼きにしてもらった。

 阿佐ヶ谷ホルモン系のもつ焼き店のタレは、醤油味が強いのが特徴なんだけど、ここ沼袋「ホルモン」では、当代店主になってから、それを少し甘みが感じられる方向にシフトした。そのタレ味がうまいのだ。

 さらに焼酎をおかわりして、今度は、オッパイ、なんこつ、かしら(各120円)を塩焼きで。

 たっぷりと3時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は2,230円でした。どうもごちそうさま。

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「ホルモン」 / ビール大 / チョイ焼き(れば、こぶくろ)

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煮込み / かき混ぜて、一味唐辛子をかけて / 焼酎

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レシート(兼)値段表 / サッポロ焼酎 / たんした、オッパイ、なんこつ、かしら

店情報前回

《平成30(2018)年4月13日(金)の記録》

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金曜は『十四代』の日 … スタンディングルーム「鈴傳(すずでん)」(四ツ谷)

十四代


 この店のお酒は、正一合(180ml)のコップで出される。

 ところが!

 改めて立ち飲みカウンターの一番手前にある注文場の下の段を見ると、そこに小さなグラスが、た~くさん置かれている。

 そして複数人で「鈴傳」に行ったときには、このグラスを一人に1個、貸してもらうことができるのだ。

 この小さなグラスは、ちょうど60ml入るようで、コップ1杯の酒を3人で分けるとちょうどいい。

 今日は3人でやって来たんだけど、私以外の二人は、前回もこの小さいグラスを借りて、二人で分けて飲んだんだそうな。

 こんなことができるということを、初めて知ったなあ。

 そんな「鈴傳」。

 いつものように、まずはひとり2千円ずつの軍資金を集めて、注文場へ。

 今日は、山形県の「十四代」(純米吟醸・山田錦、900円)とお新香(つまみはすべて400円ほど)からスタートした。

 ちなみに「十四代」が飲めるのは金曜日だけ。しかも『ひとり1杯のみ』という制限付きである。

 今日はこのお酒を目指してやって来たのだ。

 前に来たときは、1杯800円だったのに、今日は900円に上がってるなあ。

 2杯めは長崎県の「横山50」(純米大吟醸、900円)。

 小さいグラスは、ひとりに1個なので、これを使いまわして飲む。

 お酒はコップになみなみと注がれているので、小さいグラスに注ぎ分けるにはコツがいる。

 コップを、小さいグラスの直上に置いて、すこ~しだけコップを傾ける。

 すると、コップの中のお酒が、コップの外側の側面をつたって、コップの底のところからツツゥ~ッと小さいグラスに入っていくのだ。

 180mlが900円ということは、1mlあたり5円。ほんの少しでもおろそかにできないですね!

 つまみには筑前煮とマカロニサラダを追加。

 すべてのつまみは、カウンター上に置かれた陳列ケースの中に、バットに盛られた状態で並んでいるので、物を見て選ぶことができる。

 注文を受けて、1人前を小皿に取り分けてくれるので、料理の出も速いのだ。

 3杯めは山形県の「くどき上手」(純米大吟醸、800円)。

 つまみには串カツを選択。通常は2本が1人前らしいが、「3人だから3本にしとく?」と3本(1.5人前)を取り分けてくれた。

 ちなみに、この串カツも金曜日にだけ登場する。

 他にも、火曜日の牛すじ、水曜日のレバー、金曜日の煮玉子など、特定の曜日にだけ登場する料理もあって、それを目指してやってくる常連さんもいる。

 最後にもう1杯、「十四代」をもらって〆とする。

 さっくりと1時間ほど立ち飲んで、みんなの軍資金の残りは700円。

 ということは3人で5,300円(酒:4杯で3,500円、つまみ:4.5品で1,800円、ひとり当たり1,770円ほど)だったということですね。

 どうもごちそうさま。

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「鈴傳」 / 注文場 / 小さなグラスとお新香

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筑前煮 / マカロニサラダ / 串カツ3本

店情報前回

《平成30(2018)年4月13日(金)の記録》

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ハッピーアワーに飲む … パブ「ザ・ライジング・サン(The Rising Sun)」(四ツ谷)

バスペールエール


 現存する英国風パブの中では、都内最古(1974年創業)の「ザ・ライジング・サン」。

 開店の午後5時半から7時半までの2時間は、ハッピーアワーとして、バスペールエールやギネス生ビールは、通常950円が800円となって16%引き。サッポロ生ビールは、通常750円が650円となって13%引き。

 グラスワイン(赤・白)に至っては、通常700円が500円となって、実に29%引きにもなる。

 今日は、そんなハッピーアワーを楽しもうと、職場の呑兵衛たちと4人でこのパブにやって来た。

 店に着いたのは午後6時。

 よしっ! あと1時間半はいけるぞ!

 1杯めは、それぞれが好きなものを注文すると、Aさんは「ギネス生ビール」(800円、以下すべて飲み物の値段はハッピーアワー価格)、Mさんは「バスペールエール」(800円)、Kさんはギネス生(黒)とサッポロ生(白)の「ハーフ&ハーフ」(800円)、そして私は「サッポロ生ビール」(650円)という、それぞれ別々の飲みものでの乾杯となった。

 そして料理は、「チーズ盛合せ(3種類)」(950円)、「ハム&クラッカー」(750円)、「ピクルド・オニオン(玉ねぎピクルス)」(300円)、「ピクルド・エッグ(ゆで卵のピクルス)」(200円)、「野菜スティック」(600円)を注文した。

 1杯めの生ビールはあっという間に飲み干して、2杯めも生ビールをもらう。

 最初に注文した料理がなくなってきて、続いて「ソーセージ&チップス」(1,500円)を注文した。これは、本場英国風の自家製ソーセージに、熱々のポテトフライとグリーンピースを添えたものだ。

 そして3杯めには、バスペールエールを注文した。

 そのソーセージ&チップスが出てくるのに合わせて、モルトビネガー、塩、胡椒、ケチャップ、粒マスタードなどの調味料が、テーブル上にズラッとやって来た。

 するとみんな、取り皿に分けたポテトフライに、ドバドバとモルトビネガーをかけて食べ始めた。

 これぞまさに、英国のパブでの食べ方だ。

「モルトビネガーが美味しいよね!」

 という話になり、さらに「ポテトチップス」(250円)や「フライドポテト」(750円)を追加注文して、どちらにもモルトビネガーをたっぷりとかけて食べる。

 英国には、モルトビネガー味のポテトチップスも売ってるほどだ。

 さらに「ガーリックトースト」(400円)、「ビーフジャーキー&サラミ」(700円)、「ミックスナッツ」(550円)を注文して、4杯めはギネス生ビールをもらう。

 今日はピルスナーから始まって、エール、そしてスタウトへと、だんだんと濃い色のビールへと移ってきた。

 そして時間は午後7時25分。

 さあ、ハッピーアワー最後の飲みものを注文しよう。

 最後の1杯、私はもう一度、サッポロ生ビールに戻って〆とした。

 2時間弱のパブタイム。お勘定は4人で19,900円(ひとり当たり4,975円)でした。どうもごちそうさま。

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「ザ・ライジング・サン」 / ハッピーアワー / 生ビールからスタート

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チーズ盛合せ(3種類) / ハム&クラッカー / 玉ねぎピクルス&ゆで卵ピクルス

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野菜スティック / ソーセージ&チップス / 調味料セットも出てきた

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ポテトチップス / フライドポテト / ガーリックトースト

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ギネス生ビール / ビーフジャーキー&サラミ / ミックスナッツ

店情報前回

《平成30(2018)年4月12日(木)の記録》

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初めてのレモンサワー … 立呑み「やきや」(荻窪)

レモンサワー


「お勘定をお願いします」

 自分のレシートを指差しながら、ヨーコちゃん(店を手伝っている女性)にそうお願いした。

 ヨーコちゃんは、「はーい」と返事してくれたものの、なにしろ今夜は大忙しなので、お勘定をするにも、少し時間が必要なようだ。

 待つことしばし。

「お待たせしました」

 にっこりと微笑みながら、ヨーコちゃんが「いかしょうが棒」(200円)を手渡してくれた。

「あれれ? これ私の? お勘定をお願いしたんだけど……」

「えっ? そうだったんですか。しょうが棒のほうを指差してたものだから、てっきりしょうが棒の注文かと思ってしまいました」

「いや大丈夫。もらいます、もらいます。飲みものはレモンサワーをお願いします」

 というような経緯で、おそらくこの店では初めてとなるレモンサワー(280円)をいただいたのだった。

 私はレシートを指差したつもりだったのが、ヨーコちゃんの視点から見ると、それがちょうどカウンター上の「いかしょうが棒」を指差しているように見えたんだろうな。

 今夜は仕事がちょっと長引いて、荻窪に到着したのは午後7時半ごろ。

『この時間帯なら、「やきや」も空(す)いてるかもしれない』

 なんて思いながらやって来たのだが、なんと「やきや」は『超』が付くほどの満員状態。

 一瞬、今夜は諦めようかと思ったのだが、入口付近のお客さんがお勘定をしているのが見えたので、そのお客さんと入れ替わる形で店に入ることができた。

 すぐに「ホッピー」(320円)と自家製塩辛(200円)をもらってスタートする。

 いやあ、前に来たのが3月20日のことだから、実に20日ぶりだ。

 実は3月末にも、店の前まではやって来ていた。すると店は臨時休業で、入口引戸には「都合により4月1日まで休ませていただきます」という張り紙が出ていたのだった。

『4月1日まで休みということは、4月の第1週は、開店を待ちわびた常連さんたちで、普段以上に大変なことになるな。それが落ち着いた4月の第2週あたりに行くことにするか』

 そんなことを思いながらその日は帰路につき、満を持して、4月第2週に入ったばかりの今日、「やきや」にやって来たのだった。

 しかし店内はびっしりと超満員。まったく落ち着いてないじゃないか!

 近くにいた常連さんに状況を伺ってみると、なんと! その臨時休業が1週間延びて、昨日(4月8日)までがお休みだったそうなのだ。

 そして今日は、まさに常連のみなさんたちが待ちに待った「やきや」再開の当日。

 ドンピシャで、お店の再開の日にやって来てしまったんですね。それでこんなに混んでいたのか。

 その後もお客さんはどんどんやって来て、店の外には空席待ち…… もとい、空き空間待ちの小さな行列までできている。

 ナカ(160円)をおかわりして、「いかみみ刺身」、「げそ揚げ」、「珍味わたあえ」(各200えん)は、すでに売り切れているので、「いか刺身」(200円)をもらった。

 これだけのお客さんが入ると、さすがに売り切れるのも早いですねえ。

 「いか刺身」は、「自家製塩辛」残りワタの中に、ワサビと醤油を投入し、よ~くかき混ぜていただく。このワタ・ワサビ醤油がいいんだな。

 さらに3杯めとなるナカをもらって、「いかげそ焼」(200円)を注文。これもまた、ときどき食べたくなる味なんだなあ。

 いつもはホッピーをソト1・ナカ4でいただいて、料理もナカの数と同じく4品をいただいて帰るんだけれど、今夜は待ってるお客さんも多いみたいだからソトを注ぐ量をちょっと多めにして、ソト1・ナカ3を、料理3品で飲み終えた。

 で、冒頭のお勘定をお願いするシーンになった次第である。

 大勢のお客さんで、とにかく店中がざわついている中での、ヨーコちゃんとのコミュニケーションミス。

 でもそのおかげで、いつもと同じく4杯と4品をいただくことができたとともに、4ヶ月ぶりぐらいに「いかしょうが棒」をいただくことができたし、初めてのレモンサワーをいただくこともできたのでした。

 その意味では、むしろ「ありがとう、ヨーコちゃん」ですね。どうもごちそうさま。

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3月末の「やきや」の張り紙 / 今夜の「やきや」 / ホッピー

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自家製塩辛 / いか刺身 / 塩辛のワタにワサビと醤油を混ぜて

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いかげそ焼 / いかしょうが棒 / レモンサワー

店情報前回

《平成30(2018)年4月9日(月)の記録》

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日付けをまたいで呑む … 博多ラーメン「ばりこて」(都立家政)

ひとくちめんたいで焼酎


 沼袋「たつや」を後に、最後は鷺ノ宮の「満月」(午前2時ごろ閉店)で飲んで帰ろうかと、トコトコと歩いていると、博多ラーメン「ばりこて」(都立家政店)がまだ開いていた。

 そうか。「ばりこて」も午前0時半までのだったね!

 「こんばんは」と店内に入ると、「ばりこて」のカウンター席には、ちくちゃんもいる。

 閉店時刻まであと45分ほどだけど、やっぱりまずは焼酎(400円)から。

 黒糖焼酎「里の曙」をロックでもらって、つまみは軽く「ひとくちめんたい」(160円)にする。

 この「ひとくちめんたい」が、この店で最も軽いつまみで、最後にちょっとだけ飲みたいときにはちょうどいいのだ。

 他には、味噌ずり、鳥皮ポン酢、がめ煮、もつ煮込み、めんたいポテト、レンコンつくね、めんたいだし巻などのおつまみが、それぞれ300円で用意されている。

 焼酎は、芋、麦、黒糖の3種類。「お茶ハイ」(380円)も人気が高い。

 もちろんビール(生・瓶)や日本酒もそろっている。

 12時を回り、日付けが変わったところで、まだ焼酎も「ひとくちめんたい」も残ってるけど、先に「博多ラーメン」(650円)を、麺の硬さ「ばりかた」で注文する。

 前にも書いたとおり、ここのラーメンのスープは、焼酎のつまみにもなるスープなので、残りの焼酎は、それ用に取っておかなくっちゃね。

 ラーメンが出てきたところで、ばりかたの麺がのびないうちに、大急ぎで麺をすすりこむ。

 あぁ、うまいっ。

 日付けが変わったこんな時間に、ラーメンを食べることは明らかに身体には良くないのだろうが、そうと分かっていても食べちゃうんだよなあ。

 そして、麺がなくなったところで、スープと、これまた残しておいた「ひとくちめんたい」をつまみに、残りの焼酎をチビリチビリ。

 まさに至福の時間である。

 午前0時半の閉店に合わせてのお勘定は1,210円なり。どうもごちそうさま。

 そして今夜も、満足、満腹! 「満月」はまた次の機会にしましょうね。

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「ばりこて」が開いていた! / 「ばりこて」 / 博多ラーメン(ばりかた)

店情報前回

《平成30(2018)年4月7日(土)の記録》

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今夜も冷製盛り合わせ … やきとん「たつや」(沼袋)

冷製の盛り合わせ


 今宵の2軒めは、1軒めのもつ焼き「ホルモン」から徒歩1分(110m)ほどのところにある、やきとん「たつや」である。

 最近、できるだけハシゴ酒はせず、1日1軒を心がけているのだが、翌日に仕事が控えていない金曜日と土曜日は別。

 でも2軒め以降になると、『もうあまり飲めない、食えない』という状態になってしまってることが多いので、お店に対して申し訳ないことこの上ないのだ。

 今日も今日とて、「黒ホッピーセット」(400円、以下すべて税別表記)と、「冷製の盛り合わせ」(500円)からスタートする。

 このところ、「たつや」にやって来ると、最初の注文は、ほぼこの組み合わせだ。

 完全に「冷製の盛り合わせ」にハマっていると言ってもいい状態なのだ。

 そして今日の「冷製の盛り合わせ」は、タン、ガツ、レバの3点盛り。

 冷製は、肉の内側、芯の部分にまで、ほぼ均等に火が通っているのが素晴らしい。

 厚労省から、「生(刺身)で出しちゃダメ!」と決められて、よくこの提供の仕方にたどり着いたよねえ!

 添えられている刻みネギ、おろし生姜、小さく刻んだニンニクなどを使いながら醤油でいただいたり、カウンター上に置かれているゴマ油と塩でいただいたりすることで、味に変化を付けることができるのもおもしろい。

 そういえば、1軒めの「ホルモン」は、「おんな酒場放浪記」の2018年3月28日放送回で取り上げられ、ここ「たつや」は、「夕焼け酒場」の2018年3月10日放送回で取り上げられた。

 立石、北千住、赤羽、西荻窪、武蔵小山、蒲田などの『都内でも特異な酒場地帯』は別として、普通の住宅街において、同じ地区にある人気酒場同士が、ほぼ同時にテレビ番組に取り上げられるのは珍しいことだ。

 となり駅の野方に次いで、沼袋もまた、けっこうな酒場地帯になってきたということだろうか。確かに良さげな店は多いもんなあ。

 今日は飲み始めが遅かったので、ナカ(ホッピーのおかわり焼酎、250円)を飲み干すころには、午後11時の閉店時刻(月~金は午前0時に閉店)を迎えてしまった。

 席料100円と、消費税(10円未満は切り捨て)がついてのお勘定は、1,080円でした。どうもごちそうさま。

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やきとん「たつや」 / 黒ホッピー / 4月のお休み

店情報前回

《平成30(2018)年4月7日(土)の記録》

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チョイ焼きはなぜ高い … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

串を抜いたチョイ焼き


 もつ焼き「ホルモン」の焼きものは、「はつ(心臓)」、「がつ(胃袋)」、「たん(舌)」、「たま(睾丸)」、「かしら(頬肉)」、「なんこつ(喉骨)」、「こぶくろ(子宮)」、「ひも(腸)」、「れば(肝臓)」、「てっぽう(直腸)」、「まめ(腎臓)」、「オッパイ(乳房)」、「あぶら(脂)」、「チレ(脾臓)」、「ヒラ(腸と直腸の中間)」という、もつ焼き15種類に、「ピーマン」、「ハンペン」、「シイタケ」、「ネギ」、「生揚げ」、「うずら」の6種類を加えた、21種類。

 すべて1本120円で、1本から注文することができる。

 それとは別に、「チョイ焼き」というのがあって、こちらは「こぶくろ」と「れば」が選べて1本130円。

 かつては本当に、サッと炙っただけの「チョイ焼き」だったが、豚の生食が禁止されてからは、他のもつ焼きと同じように、しっかりと焼かれるようになった。

 じゃ、なぜ「チョイ焼き」は、他のもつ焼きよりも1本あたり10円高いのか。

 となりに座っている常連さんが、一緒に連れてきた後輩に、そのことを尋ねられて、

「チョイ焼きには、刻みネギと、おろし生姜がたっぷりと付くから、そのぶん高いんじゃないか」

 と答えていた。

 確かにそれもあるかもしれない。

 でも、チョイ焼きの注文を受けたときの大将(マスター)の動きを見ていると、チョイ焼き用の「れば」と「こぶくろ」は、通常のもつ焼き用の「れば」と「こぶくろ」とは違うところから持ってきているみたいなのだ。

 おそらく、本当にチョイ焼きしていた昔から、「れば」と「こぶくろ」の中から、チョイ焼きで食べてもよさそうな部分を選り分けて、通常のものとは別の保存をしていたに違いない。

 だからこそ、素焼きで仕上げて、生姜醤油をちょっとつけていただくだけで美味しいんだろうな。

 土曜日の今日は、「ビール大」(520円)をラガー(赤星)でもらうところからスタートして、最初のつまみは「おしんこ」(120円)と「煮込み」(350円)。

 大瓶ビールを飲み干したところで、「焼酎」(250円)の梅割りに切り替えて、くだんの「れば」と「こぶくろ」のチョイ焼きを、それぞれ1本ずつ焼いてもらったのだった。

 続いては「かしら」、「ちれ」、「オッパイ」を、それぞれ1本ずつ、塩焼きで注文する。

 そして焼酎をおかわりして、「うずら」、「生揚げ」、「はんぺん」を注文。もつ焼き外の焼きものも、人気が高いのだ。

 ゆっくりと2時間半ほどの酒場浴。今夜のお勘定は2,470円でした。どうもごちそうさま。

(注: もつ焼き「ホルモン」は、4月16日(月)~30日(月)の間、臨時休業しています。)

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もつ焼き「ホルモン」 / ビール大 / おしんこ

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煮込み / 焼酎(梅割り) / コブクロとレバーのチョイ焼き

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たんもと、はつもと、こぶくろ卵 / かしら、ちれ、オッパイ / うずら、生揚げ、はんぺん

店情報前回

《平成30(2018)年4月7日(土)の記録》

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ステーキの盛り合わせ … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

ステーキの盛り合わせ


 ブラジル料理「カフェ・ド・セントロ」のステーキ。

 いつもピッカーニャ(イチボ500g、3,200円、以下すべて税別表記)にするか、アウカトラ(ランプ600g、2,180円)にするか、とっても迷うのだ。

 そこで今日は、ピッカーニャ・ハーフ(250g、1,900円)と、アウカトラ・ハーフ(300g、1,300円)を盛り合わせてもらうことにした。

 つまりピッカーニャとアウカトラのハーフ&ハーフである。(冒頭の写真の、向かって左がピッカーニャ、右がアウカトラ。)

 赤身なんだけど脂分が多くてやわらかい(マグロに例えると中トロ的な)ピッカーニャと、しっかりとした赤身のアウカトラ。

 この両者をいっぺんに食べ比べることができるのが、うれしいではありませんか。

 4人でやって来た今日は、4人中の2人が、当店初訪問。

 ブラジル料理も、これまでシュラスコ(ブラジルでの発音はシュハスコ)ぐらいしか食べたことがないということだったので、まずは私のオススメの品々を注文した。

 「ブラジルMIXサラダ」(680円)は、いろんな野菜に加えて、パウミット(ヤシの新芽)とベテハーバ(赤カブ、ビーツ)が入っているのが大きな特徴。

 「タピオカ芋のカリカリフライ(マンジョッカ・フリッタ)」(580円)は、キャッサバ、マニオク、マンジョッカ、マカシェイラなどとも呼ばれる芋を、ポテトフライ同様に、細く切り分けてフライにしたもの。

 茎を地中に刺すだけで、どんどん生育するので、ブラジル中でとてもよく食べられている。

 この芋があったからブラジル人が怠けものになったと言われているほどの食材なのだ。

 この芋の根茎から製造したデンプンがタピオカである。それゆえ、この芋のことをタピオカ芋と呼んでいる人もいる。

 「揚げタコのさっぱりビネガーソース(ポウヴォ・フリット・アオ・ヴィナグレッチ)」(580円)は、この店で人気ナンバーワンのおつまみ(ペティスコス)だ。

 ブラジルでもタコは食べる。このタコ食文化は、植民地だった時代にポルトガルから入ってきたらしい。

 ただ、揚げたタコは、ブラジルにいるときは食べたことがなかったなあ。ゆで冷ましたタコを使った、酢ダコみたいな料理が多かった。

 この揚げタコにも、ブラジルではモーリョ・ヴィナグレッチ(略してヴィナグレッチ)と呼ばれる、トマトや玉ネギ、ピーマンなどを細かく刻んで酢、オリーブ油、塩などと一緒に和えたビネガーソースがかけれらている。

 このヴィナグレッチ、ブラジルでは肉料理を始めとして、いろんな料理に使われる。

 日本の飲食店での醤油のように、テーブル上にあらかじめヴィナグレッチが置かれている店もあるぐらいなのだ。

 「干し鱈のコロッケ(ボリーニョ・ジ・バカリャウ)」(6個500円)と「鶏肉のコロッケ(コシーニャ・ジ・フランゴ)」(6個480円)は、それぞれ干しダラの身と、鶏肉が具材として入っているコロッケだ。

 ここの店のは、残念ながらごく少量の干しダラ、鶏肉しか入っていなくて、コロッケ感が強い。

 ブラジルで食べると、「ボリーニョ・ジ・バカリャウ」の中には干しダラがぎっしりと入っていて、「コシーニャ」にもほぐした鶏肉が、それとわかる形でびっしりと入っている。そもそも、コロッケ1個ずつの大きさが、もっと大きい。

 いろんな料理が、ブラジルで食べるよりも美味しいこの店ながら、このコロッケ類だけが、ブラジルにちょっと負けてるかもねえ。日本人の好みに合わせたのかな。

 でもそれは、ブラジルのものと比較した場合のことであって、ここの店のコロッケは、この店のコロッケとして、とっても美味しいのですよ。だから毎回食べてます。

 飲みものは最初に「生ビール(ショッピ)」(プレミアムモルツ、500円)で乾杯したあと、キープしているカシャーサ「ベーリョバヘイロ・ゴールド」(サトウキビから造った蒸留酒)に、カットライム(350円)と、細かく砕いた氷をもらって、ブラジル定番のカクテル、「カイピリーニャ」に移行。

 そして冒頭でご紹介したステーキの盛り合わせが登場した。

 ステーキはひと口大に切り分けて、これにもまたモーリョ・ヴィナグレッチと、キャッサバ芋の粉を炒めて作るファロッファという粉をかけていただく。

 ヴィナグレッチとファロッファは、肉料理には付きもののような調味料なのだ。

 調味料とは言うものの、ヴィナグレッチと違って、ファロッファには特に味はなくて、カリカリ、パサパサとした食感が加わるだけ。でも芋の粉だけあって、カロリーは高い。

 その昔、今ほど大量に肉が食べられなかった時代に、ファロッファでカロリーや満腹感を増量していた名残りが、ずっと残ってるんじゃないのかなあ。

 私自身、ブラジルに赴任した当初は、ファロッファはあまり好きじゃなかったんだけど、ブラジルで過ごすうちに、なんとなく肉にはファロッファをかけて食べるのが普通になってきた。

 日本に帰国すると、ファロッファがなくて、なんだかちょと物足りない。

 ファロッファを置いている店なんて、すごく限られてますもんねえ。

 なので、ここに来ると、必要以上にファロッファをかけて食べるようにしているのでした。

 「牛テールの柔らか煮(ハバーダ)」(1,580円)は、「ブラジル・バゲット(パン・フランセーズ)」(300円)と合わせて注文。

 骨ごと煮込まれた牛テールは、肉がホロホロとほぐれて食べやすい。

 骨にへばりついている肉が、これまた美味いんだな!

 と、ここまでが私が一押しの品々。

 本当は他にも「フェイジョアーダ」(小880円)、「ムケッカ」(小1,280円)、「ブラジルソーセージと玉ねぎソテー」(580円)など、一押しの品は数々あるのだが、4人だとこれ以上は食べられそうにないので断念。

 しかし、一押しでなくても、この店の料理で「ハズレ」と感じる品には出会ったことがない。

 ここからあとは、「さっぱりピクルス」(380円)、「ポルトガル産オリーブ盛」(380円)、「ミナスチーズ」(500円)、「海老とアボカドのパウリスタサラダ」(580円)など、チマチマとしたものをつまみながら、大いに飲む。

 「カイピリーニャは、ガツンと効き過ぎるから」ということで、K田さんが注文した「ブルガルレモンサワー」(480円)。横からちょっといただいてみたら、これも美味しくてびっくり。

 「ブルガル(BRUGAL)」は、カリブ海の島にあるドミニカ共和国で作られたラム酒。カリブ海エリアで売上ナンバーワンなんだそうな。今度、じっくりと飲んでみよう。

 最後は、「チーズとハーブのパステウ」(300円)と「カルネセッカ(干し肉)とクリームチーズのパステウ」(300円)でビシッと〆る。

 このパステウにも、やっぱりヴィナグレッチが付いてくるのがうれしいね。

 今夜も1本、カシャーサのボトル「ベーリョバヘイロ・ゴールド」(700ml、2,800円)を追加してのお勘定は、4人で19,307円(17,880円+消費税)。ひとり当たり4,800円ほどでした。どうもごちそうさま。

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ブラジルMIXサラダ / タピオカ芋のカリカリフライ / 揚げタコのさっぱりビネガーソース

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鶏肉のコロッケ / 干し鱈のコロッケ / カイピリーニャの準備

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肉にはファロッファとヴィナグレッチ / 牛テールの柔らか煮 / ブラジル・バゲット

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さっぱりピクルス / ポルトガル産オリーブ盛 / ミナスチーズ

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海老とアボカドのパウリスタサラダ / 2種のパステウとヴィナグレッチ / 今宵のメンバー

店情報前回

《平成30(2018)年4月6日(金)の記録》

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しじみのしょうゆ漬け … 台湾小皿料理「荘園(そうえん)」(新宿三丁目)

シジミの醤油漬け


 久しぶり! 台湾風の「しじみのしょうゆ漬け」である。

 小皿にガラガラッと25個ほど盛られたものが880円なんだから、かなり高級品である。

 シジミを、口が開くかどうかの半生はんなま状態にまで軽くゆで、唐辛子、生姜、ニンニク、醤油などで作ったタレに漬け込んで仕上げたもの。

 半生ならではのチュルンとした食感と、口の中に広がるシジミの旨み、ニンニクの風味がたまりませんなあ。

 この料理、「第一亭」(横浜・日ノ出町)の名物料理でもあり、私自身、ここでいただくことが最も多かったのです。

 しかしながら、「いいシジミが入荷できなくなった」ということで、2013年の夏ごろから、「第一亭」の「シジミ正油漬」(当時600円)は、ずっとお休み中なのでした。

 そんなわけで、私自身、「しじみのしょうゆ漬け」をいただいたのは、実に5年ぶり!

 「うまい、うまい」と大喜びしながら食べていたら、幹事のEさんがもう一度「シジミの醤油漬け」を注文をしてくれた。ありがとうございます。

 今日は7人でこの店にやって来た。

 幹事のEさんから事前に、「新宿三丁目あたりでどこかいい店はないだろうか?」という相談を受けたので、

「その人数だと、中華の円卓を囲むと会話がしやすいのではないでしょうか。新宿三丁目駅のすぐ近くに、台湾料理の『荘園』という店があって、12人用の円卓などもあるようです。私自身は行ったことがありませんが……。」

 という回答をしたところ、Eさんが、その「荘園」を予約してくれたのでした。

 普通のテーブルだと、たっぷりと会話することができるのは4人ぐらいまで。

 それより多くて2卓を囲むことになると、向こうのテーブルと、こっちのテーブルとで、会話が分かれてしまうのだ。

 その点、丸テーブルであれば、みんなで共通の話題になりやすい。

 丸いテーブルというのは、店からすると空間効率が悪いのかもしれないけれど、中華料理店以外でも採用してくれるとうれしいんだけどなあ。

 そして最後は、ひとり1杯ずつの「担仔麺(タンツー麺)」(480円)で〆。

 2時間ほど楽しんでのお勘定は、ひとり4,500円でした。

 このお店、「ホッピー(白・黒)」(セット480円、ナカ250円)も置いているのがいいですね。

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おつまみ台湾メンマ / シジミの醤油漬け / 豚肉とキャベツの味噌炒め

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台湾味大根もち(4人前8個) / 酢豚 / シジミの醤油漬け、おかわり

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台湾名物カキと豆鼓の炒め / 豚足の醤油煮 / 担仔麺(タンツー麺)

店情報

《平成30(2018)年4月3日(火)の記録》

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店情報: 台湾小皿料理「荘園(そうえん)」(新宿三丁目)

    荘園
  • 店名: 台湾小皿料理「荘園」
  • 電話: 03-3350-7936(予約可)
  • 住所: 160-0022 東京都新宿区新宿2-12-9
  • 営業: 11:00-24:00(23:30LO)、無休(日曜は不定休)
  • 場所: 新宿三丁目駅C8出口を出て、左手の信号横断歩道(新宿柳通り)を渡って左へ。二つめのビルの1階。C8出口から1分もかからない。
  • メモ: 1985年11月1日創業。テーブル60席、カウンター6席。公式サイトあり。
    〔料理〕 《前菜・サラダ》シジミの醤油漬け880、ピータン豆腐480、味付けクラゲ580、トマトと野菜のサラダ580、豚バラ薄切りのガーリックソース680、おつまみ台湾メンマ480、豚ミミ千切りの辛し和え480、台湾千切り押し豆腐のごま油和え480、台湾風生春巻き680、バンバンヂー580、三種盛り合わせ前菜1,280、ザーサイ280、スナギモの胡椒煮480、キュウリの旨辛和え480。
    《健康野菜が主役の一品》肉みそモヤシ580、野菜天ぷら580、さやインゲンとひき肉の炒め680、牛肉とジャガイモ千切り炒め980、ゴーヤと塩卵の炒め880、季節青野菜炒め780円 マコモ竹と豚肉の炒め980、ゴーヤと豚肉と卵の炒め780、台湾豆苗or空芯菜の炒め980、トマトと卵の炒め580、ナス素揚げの特製ソース780、エビとミックス野菜のレタス包み1,280、アスパラとスルメイカの炒め980、ゴボウの唐揚げ580。
    《荘園オリジナル》ミックス野菜入揚げ豆腐の鉄板焼き980、ワカサギの唐揚げ580、牛肉と牛筋の煮込み980、台湾風モツ煮込み880、豚足の醤油煮580、台湾名物カキと豆鼓の炒め980、カキ入り卵焼きの甘辛ソース掛け980、キムチ入白菜と豚肉の土鍋1,280、鳥肉と生姜とニンニクの炒め1,280、するめイカの生姜とニンニク炒め1,280、ホタテとイカの炒め1,280、むきエビの塩卵和え1,280、スルメと押し豆腐と野菜の炒め980、シラスとピーナッツの炒め880、ホタテとエビ野菜の炒め1,480、厚切り豚レバの素揚げ780、スペアリブのレモン風味1,480、骨付き蒸し鶏980、スペアリブの蒸し物1,480、地鶏の薬膳スープ1,480、季節台湾野菜の炒め980。
    《点心・ビールの友》台湾味大根もち(2切れ)420、肉ちまき520、ショーロンポー(4個)720、エビ入春巻き(3本)620、肉野菜入焼き餃子(5個)420、肉野菜入水餃子(5個)420、特製肉シュウマイ(4個)580、特大揚げパン720、タレ付き揚げ豆腐520、エビ入湯葉巻き820、手羽先の唐揚げ(3本)520、台湾ソーセージ620、鳥軟骨とカシューナッツの炒め780、タコの唐揚げ780、鳥皮せんべい480、おつまみカシューナッツ480、イカゲソの唐揚げ580。
    《特別風味》季節魚の酒蒸し1,480、大エビのピリ辛揚げ1,480、北京ダック・半身2,800、フカヒレ姿のオイスターソース3,600、エビのマヨネーズ風味1,280、ラム肉と玉葱の黒胡椒炒め880、白身魚の唐辛子汁煮1,280、しらす入卵焼き880、台湾産天然カラスミ1,480、絶品・揚げ漬込み豚肉980、客家系・塩味焼豚980、切干し大根入卵焼き680、薄切り牛肉の唐辛子汁煮1,280。
    《あつあつ鉄板料理》牛肉とナスのオイスターソース980、季節魚フィーレの煮付980、五目海鮮のオイスターソース1,280。
    《定番一品料理》牛肉とピーマン炒め880、酢豚880、エビのチリソース1,280、豚肉とキャベツの味噌炒め880、角煮の青菜添え980、マーボー茄子880、若鳥のピリ辛揚げ880、マーボー豆腐780、(季節もの)上海ガニ(酒蒸し)1,980円/(老酒漬け)2,280。
    《お食事》魯肉飯(ローバー丼)480、醤油拉麺580、ピータンと肉入りお粥680、しらすと野菜入お粥780、担仔麺(タンツー麺)480、炒米粉(台湾焼きビーフン)780。
    《スープ》酸辣湯(荘園名物スーラーととろみスープ)780、フカヒレスープ1,680、定番・卵野菜スープ580、台湾名物エビ入りワンタンスープ780、鱈団子としゃきしゃき肉団子スープ780。
    《デザート》杏仁豆腐(アンニン豆腐)380、ココナッツタピオカ380、仙草氷(台湾センソウ ゼリー)380、特大揚ゴマ団子(2個)380、ココナッツタピオカ380。
    〔飲物〕 《ビール》プレミアムモルツ 樽生(中ジョッキ)520、プレミアムモルツ 樽生(中瓶)580、ザ・モルツ(中瓶)520、台湾ビール(小瓶)520、青島ビール(小瓶)520、エビスザブラック(小瓶)520、オールフリー(ノンアルコールビールテイスト飲料)480。
    《酎ハイ・サワー》レモンサワー420、梅サワー420、あんずサワー420、烏龍茶ハイ420、緑茶ハイ420、ジャスミンハイ420、梅干ハイ420、生グレープフルーツサワー490、シークーワーサーサワー490、ゆずサワー490、すだちサワー490、男梅サワー490、黒烏龍茶ハイ490。
    《中国酒・紹興酒》紹興酒グラス(ロック・ストレート)480、台湾紹興酒(赤ラベル600ml)1,780、台湾陳年紹興酒(赤ラベル600ml)1,980、女児紅(8年壺 500ml)1,980、中南海国宴酒(8年物 750ml)2,980、白酒52(デカンタ200ml)2,980/(ボトル500ml)7,300。
    《果実酒》梅酒480、あんず酒480。
    《ハイボール/ウィスキー》角ハイボール480、ジムビームハイボール480、白州12年ハイボール780、山崎プレミアムハイボール580、知多ハイボール550、白州12年(シングル)780/(ボトル)9,900、バランタイン12年(シングル)580/(ボトル)6,800、ジョニーウォーカーブルー(シングル)1,380/(ボトル)19,900、X.Oヘネシー(シングル)1,380/(ボトル)19,900。
    《焼酎》麦焼酎<グラス>550、芋焼酎<グラス>550、鏡月<ボトル>1,780、ジンロ<ボトル>1,980、八重丸(麦)<ボトル>2,480、黒丸(芋)<ボトル>2,480、海(芋)<ボトル>3,980。
    《ホッピー》ホッピー(白・黒)セット480、中身250、外250。
    《日本酒》高清水(辛口)450、剣菱上撰450、初孫・摩斬750。
    《ワイン》ハウスワイン(赤・白)(グラス)550円/(ボトル)1,980、オーシエール(赤・白)(ボトル)2,580。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶(ホットorアイス)380、緑茶(ホットorアイス)380、ジャスミン茶(ホットorアイス)380、コーラ380、サイダー380、オレンジジュース380、ココナッツミルク380、コーヒー(ホットorアイス)380。
    〔その他〕各種コース料理や飲み放題、昼はランチメニューもあり。詳細は公式サイトにて。(2018年4月調べ)

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港区ホルモン恐るべし … ホルモン「まさる」(三田)

切り落としカルビ


 もつ焼き、もつ煮込みと言えばすぐに、立石、浅草などを中心とする下町エリアが思い浮かぶ。

 だが実は、古来より「秋田屋」(浜松町)、「鈴木屋」(白金高輪)、「マーちゃん」(品川)、「鹿島屋」(田町)などなどと、もつ焼き、もつ煮込みの名店が多いのが東京都港区なのだ。

 なにしろ品川にある東京食肉市場だって、その住所は東京都港区港南2丁目なんだから!

 そんな港区の中にあって、先日からさらに、やきとん「鶴松」(新橋)とか、大衆酒舎「美味ぇ津゛」(新橋)といった、もつ焼き、もつ煮込みの名店に出会うんだから、まさに港区ホルモン恐るべし、なのである。

 が、しかし!

 それだけでは済まないのが今の港区。

「三田に、安くて美味しいホルモン焼きの店があるので、ぜひ行きましょう!」

 とお誘いいただいて、1ヶ月前から予約してやってきたのは、「ホルモンまさる」だ。

 ここもとにかく大人気で、予約もなかなか取れないらしい。

 午後6時ジャストに、予約で満席の店内へと入る。

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ホルモン「まさる」 / 店内は予約で満席 / テーブルには七輪がスタンバイ

 これから2時間。午後8時までには店を出ないといけないんだって。なんちゅう人気店なんだ。

 ここは炭火の七輪を使って、自分たちで焼くタイプのホルモン屋。

 メニューには、シロコロ、カシラなどの290円(以下すべて税別表記)のものから、高いものでも790円のカルビや、990円のタン塩ぐらいまでと、値段もリーズナブルだ。

 メニューの中には『売れ筋ランキング』なんてのも書かれている。

  1. シマチョウ(590円)
  2. 名物まさるホルモン(590円)
  3. カシラ(290円)
  4. 白レバ(390円)
  5. コプチャン(490円)
  6. 岩中豚(490円)
  7. 切り落としカルビ(790円)
  8. エンガワ(490円)

 というのが現在のランキングだ。

 まずは中ジョッキが390円という生ビールをもらって乾杯し、次々と肉を注文する。

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酢もつ(390円) / コブクロ湯引き(390円) / 生キャベツ(190円)

 壁に貼られた『ホルモン焼きを美味しく食べるコツ』には、

  • タレのついたお肉は、タレをつけて食べる。
  • 塩のついたお肉は、付属のタレ(ポン酢・しょうが醤油・にんにく醤油・わさび醤油 か塩をつけて食べる。
  • お肉は焼き過ぎない。

 と書かれている。

 それじゃ、いよいよ始めますか!

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カシラ(290円)には / 辛みそをつけて / トマトサワー(290円)

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シマチョウ(590円)は / 脂たっぷり / 特製トマト割(390円)

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白レバ(390円)は / 焼き過ぎないこと! / ネギ塩油でいただく

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名物まさるホルモン(590円) / しっかり焼いて / 唐辛子をつけていただく

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本日のお楽しみ(990円)はヒレミミ / 焼いて / ワサビをのせて

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6秒シャブシャブロース(790円) / 生卵をからめて / ホッピーセット(390円)

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タン塩(990円)を / レモン汁に / たっぷりからめて

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辛みそ脂付きハツモト(590円) / もやしナムル(190円) / 中焼酎(240円)

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乳酸菌ハイ(390円)2杯 / 切り落としカルビ(790円) / 煙もうもう

 入店して1時間半になるころ、ラストオーダーとなって、お勘定のレシートがやって来た。

 そのお勘定は4人で15,703円(14,540円+消費税)、ひとり当たり3,926円でした。なるほど、これは安いねえ!

 残る30分で、ラストオーダーで注文した品物を平らげる。

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シロコロ(290円) / ころりと焼いて / ポン酢醤油で

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エンガワ(490円) / 焼けるのが待ち遠しい / 本日のメンバー

 いやあ、今夜もまた大満足、大満腹。

 改めて『港区ホルモン恐るべし』ですねえ。どうもごちそうさま!

店情報

《平成29(2017)年9月22日(金)の記録》

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店情報: ホルモン「まさる」(三田)

    ホルモンまさる
  • 店名: ホルモンまさる
  • 電話: 03-6435-1990
  • 住所: 108-0014 東京都港区芝5-21-14
  • 営業: 11:30-23:30(23:00LO)、日休(月祝の場合、日営業・月休)
  • 場所: 地下鉄・三田駅から徒歩2分(200m)、JR田町駅から徒歩4分(350m)
  • メモ: 電話予約は1ヶ月前から可能。宴会は30名まで。
    〔夜メニュー(17:00-23:00LO)〕
    《焼物》シロコロ290、カシラ290、ナンコツ290、白レバ390、岩中豚490、エンガワ490、上シロ490、コプチャン490、辛みそ脂付きハツモト590、上ミノ590、シマチョウ590、名物まさるホルモン590、6秒シャブシャブロース790、切り落としカルビ790、タン塩990、本日のお楽しみ(一人1人前限定)990。
    《まずはこれ》コブクロ湯引き390、酢もつ390。
    《一品・おつまみ》生キャベツ190、もやしナムル190、キムチ290。
    《ご飯物》冷麺700、冷麺ハーフ390、牛スジ煮込み590、麦飯(大)290・(中)190・(小)150。
    《お酒》ハイボール390、トマトサワー290、チューハイ290、レモンサワー360、ウーロンハイ290、梅酒290、乳酸菌ハイ390、特製トマト割390、ホッピーセット白・黒390、中焼酎240、芋焼酎(金黒)360、大関ワンカップ360、マッコリボトル1,800、生ビール390。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶200、コーラ260、トマトジュース260、飲むヨーグルト260、超炭酸水200。
    〔昼メニュー(11:30-17:00)〕
    《定食(11:30-13:00)※ライスお替り自由》国産黒毛和牛焼肉定食(たれ・塩)980、生卵(焼肉と相性抜群)60、牛スジ煮込み定食780、牛鍋定食(限定3食)980。
    《焼物》シロコロ290、カシラ290、ナンコツ290、白レバ390、岩中豚490、上シロ490、コプチャン490、シマチョウ590、名物まさるホルモン590、6秒シャブシャブロース790、切り落としカルビ790。
    《まずはこれ》コブクロ湯引き390、酢もつ390。
    《一品・おつまみ》生キャベツ190、もやしナムル190、塩らっきょ290、キムチ290。
    《ご飯物》牛スジ煮込み590、麦飯(大)290・(中)190・(小)150。
    《ランチドリンク》ランチビール200。(2018年3月調べ)

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宮城カツヲからし和え … 酒肴「だいこん屋」(阿佐ヶ谷)

宮城・カツヲからし和え


 所用のために外出した土曜日。帰り道に阿佐ヶ谷駅北口の近くにある酒肴「だいこん屋」にやって来た。

 店内は入るとすぐにL字のカウンター席があり、長辺に6人ほど、短辺に3人ほどが座れる。

 そのカウンター席がある空間の奥側に、背の低い壁があり、その奥に1卓だけの座敷席がある。

 座敷席の向こう側にも背の低い壁があって、一番奥が厨房になっている。

 店は店主ご夫妻が二人で切り盛りされていて、ご主人は奥の厨房で調理を担当し、奥さまはカウンター席で接客や飲みものを担当している。

 その奥さまにビールを注文すると、ビールはエビスとアサヒがあって、エビスは大瓶(600円)、アサヒは中瓶(500円)とのこと。エビスをもらった。

 品書は「本日のさかな」ということで、細長い経木きょうぎに手書きされており、その数ざっと30品。

 いちばん安いのは「ダイコンぬか漬」の200円で、いちばん高いのは「鯨ベーコン」の850円。300円から500円ぐらいのものが多い。

 店主は元は捕鯨船の乗組員だったからか、魚介類のメニューには、すべてその産地が書かれている。

 そんな中から、1品めの肴として「宮城・カツヲからし和え」(550円)を選択した。

 さっきも書いたとおり、調理は店主が担当しており、奥の厨房で作られる。おひとりで注文を受けた順に、ていねいに作られるから、今日のようにお客が多いときは、できあがってくるのに少し時間がかかるようだ。

 お通しはない店なので、漬物などの調理が必要ない料理を一緒に注文しておくと、すぐにつまみにありつけるのかもね。次回はそうしてみよう。

 そして出てきた「宮城・カツヲからし和え」は、『和え』という料理名のとおり、ひと口大に切り分けたカツオ刺身が、カラシ醤油で和えられていて、ちょっとヅケ風になっており、そこにたっぷりの刻みネギがトッピングされている。

 品書には「宮城・カツヲ刺」(550円)もあって、こっちだと、同じカツオが、普通の刺身で出されるんだろうな。

 う~む。からし和え、うまし!

 これは日本酒だな。

 何種類かの日本酒が並んでいるなか、青森の地酒「じょっぱり」(400円)をかんでいただいた。

 店内には音楽もテレビもなくて静かで、常連さんたち同士の会話がBGM代わりだ。

 料理が上手な店主は、フラメンコギターも上手うまいんだそうで、さらには自ら句会も主催されているとのこと。

 今日はちょうどその句会の日らしく、店にやって来る常連さんたちは、それぞれ4~6句ほどの俳句を提出している。

 常連さんのひとりが、品書にない「きぬかつぎ」(300円)を注文したのを聞いて、私も2品めの肴としてその「きぬかつぎ」をもらい、燗酒をおかわりした。

 出てきた「きぬかつぎ」は、ホックホクの温かい里芋が、なんと9個も!

 ちょうどいい塩加減で、燗酒が進む進む。

 ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は2,950円なり。

 「ごちそうさま」

 と店を出ると、店内では常連さんたちが、それぞれに席を移って、句会の準備が始まった。

 あらら。もうちょっと早く腰を上げたほうが良かったのかなあ。まったく気がつかなくて、ごめんなさい。

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酒肴「だいこん屋」 / エビス(大) / 毎日手書きされる品書

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宮城・カツヲからし和え / じょっぱり(燗) / きぬかつぎ

店情報前回

《平成29(2017)年9月16日(土)の記録》

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店情報: 酒肴「だいこん屋」(阿佐ヶ谷)

    酒肴 だいこん屋
  • 店名: 酒肴 だいこん屋
  • 電話: 03-3338-7791
  • 住所: 166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-9-2
  • 営業: 18:00-23:30、日月休
  • 場所: JR中央線・阿佐ヶ谷駅北口から徒歩約3分(300m)。阿佐ヶ谷駅北口を出て右へ。信号交差点(阿佐ヶ谷駅北口)を渡り、三菱UFJ銀行とJRガードの間の細道を道成りに進み、正面に「ビューティーアサガヤ」(美容室)があるY字路(北口から約1分、100m)を道成りに右方向へ。左手に中華料理「東海楼」が現れたら、その先のY字路(北口から約2分半、250m、Yの付け根にエボスカードATMコーナー)を右へ。50mほど先、左手。
  • メモ: 店内はL字カウンターと、その奥に座敷席。さらにその奥に厨房がある。品書きは毎日、経木に手書きされている。以下の品書きは、2017年9月に訪問したときのもの。
    〔本日の肴〕宮城・カツヲ刺550、宮城・カツヲからし和え550、北海道・真ダラ昆布じめ500、北海道・真イワシかぼすじめ400、北海道・サンマ卯の花鮨400、北海道・鮭の白子ポン酢400、初物・アン肝とんぶり和え300、熊本・マテ貝酒煮300、愛知・青柳ゆで身のヌタ400、愛知・シラスワカメ酢350、愛知・シラスおろし300、自家製・甘エビたらこ和え350、アラスカ・赤魚粕漬焼450、秋野菜炊合せ450、秋田・生ジュンサイ玉子豆腐冷し鉢400、高知・青イモガラのすだち味噌350、群馬・モロヘイヤと茸のみょうが和え350、山形・鶴岡のダダ茶豆350、茨城・新レンコンゆかり漬300、茨城・キュウリミョウガもみ300、ゆば豆腐300、自家製ミョウガ梅酢漬250、ダイコンぬか漬200、インゲン・エリンギ茸・ウインナー・にんにく・バターいため500、青野菜のガスパッチョ・パンつき450、北海道・鮭の白子バターいため450、生ハム切落し300、ピータン・トマト・餅豆腐・中華ドレッシング450、砂肝にんにくボイル350、豚シューマイ300、鯨ベーコン850。
    〔飲みもの〕エビス(大)600、アサヒ(中)500、越のかぎろひ650、久保田600、じょっぱり400、焼酎400、酎ハイ500、ニッカG&G 5,500、黒伊佐錦 3,000、黒霧島 3,000、里の曙 3,000、メルシャン 2,500。(2017年9月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (03.08.27)(01.08.04)

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鯛の焼きおにぎり茶漬 … 炉ばたや「銀政(ぎんまさ)」(銀座)

鯛の焼きおにぎり茶漬け


 ここ「銀政」は、ワタミが展開する外食事業の1業態。

 和食カジュアルダイニングとして「6,000円以上の和食の価値を3,500~4,000円」でというのがコンセプトらしいんだけれど、ふだん飲むにはちょっと高いかなあ。

 いい材料が使われているらしいんだけれど、どの料理も、値段の割に量が少ない感じがする。

 「ちょっと残念だなあ」と思いながら飲んでいたら、最後に出てきた「鯛の焼きおにぎり茶漬け」(590円+税)に驚いた!

 これは素晴らしい!!

 鯛めしを焼きおにぎりにして、それに熱々の出汁をかけて、おにぎりを突き崩しながらいただく。

 表面はカリッと香ばしくて、内部にはジュワンと出汁がしみ込んでいって、旨みがたっぷり。

 あぁ~、これはもう、完全につまみにもなる逸品だ。めしがうまい、汁がうまい。

 残っていた山菜天ぷらを、この出汁の中に浸していただくと、これもまた良し。

 この〆の「鯛の焼きおにぎり茶漬け」は、この店の常連であるS田さんが、「〆は絶対にこれしなない!」と、ズバッと人数分を注文したもの。

 この最後の一品で、「ちょっと残念」だった気持ちが、すべてふっとんだ。これはいいねえ。

 7人でのお勘定(5%引き)は34,542円。ひとり5千円弱でした。どうもごちそうさま。

 一品一品の料理の、値段とその量を見てた時には高そうな感じがしてたけど、お勘定を済ませてみるとそうでもなかったなあ。

 それほど多くの料理を食べなかったからなのか、5%引きが効いてるのか。

 いずれにしても、終わり良ければすべて良し。いい飲み会になりました。

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「銀政」 / 鮮魚刺盛合せ(銀政盛り) / いか刺

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銀政名物 出し巻き卵 / 焼き竹の子 / 山菜天ぷら

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鯛の焼きおにぎり茶漬け / 突き崩していただく / 山菜天ぷらも浸して

店情報(公式サイト)

《平成30(2018)年3月27日(火)の記録》

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別れを祝って?壮行会 … 「土風炉(とふろ)」(品川)

白いか姿造り


 春は別れと出会いの季節。

 ずっとお世話になっているUさんが、横浜~東京での8年間の単身赴任を終えて、4月1日付けで呉の職場、呉のご自宅に戻られるということになり、今日はその壮行会である。

 壮行会の場所は、このところ時々行っている品川の「土風炉」。

 前にも書いたとおり、この店は4人程度で使える、ゆったりとしていて、となりの声もほとんど気にならないような個室が充実しているのだ。

 集まったのは主賓のUさんと、Tさん、私の3人。

 実はこの3人、呉の同じ職場の部門長だったことがある。

 最初にTさんがそこの部門長を務め、その後、かなり長い期間をUさんが務められ、2010年4月に、Uさんと私(当時私は横浜勤務だった)とがお互いに入れ代わる形で、Uさんは横浜へ、私は呉へと、それぞれ単身赴任になったのでした。

 その後、私は横浜に戻り、ブラジルにも赴任したあと、東京勤務となったわけだけど、Uさんは横浜のあと、東京の本社に異動され、そのままずっと単身赴任が続いていたのです。

 3人とも、入社年次も年齢も、1年ぐらいしか違わなくて、まさに同世代。

 社内での職種も(同じ職場の長ができるぐらい)同じだったので、若いころから地区は違えど、ズゥ~ッと一緒に、同じような仕事をしてきていたのだ。

 だから久しぶりに(といっても1年ぶりぐらいだけど)会っても、すぐに大いに盛り上がる。

 午後6時半に開始した壮行会が終わったのは、夜の10時半。

 本当はもっともっと話していたいんだけど、Uさん、Tさんともに横浜方面に帰らないといけないので、「そろそろ切り上げないと」ということで、後ろ髪を引かれる思いで壮行会を終えたのだった。

 3人分のお勘定は19,180円(ひとり当たり6,400円ほど)。

 パッと金額だけ見ると高いようにも感じるけれど、なにしろ個室で4時間も飲み食いさせてもらったからねえ。『一次会(兼)二次会』と考えると、逆に安いかもね。

 今度はぜひ呉で、よろしくお願いします!>Uさん、Tさん

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「土風炉」品川店 / お通し(海鮮漬)350 / ほっけ炭火焼き 1,380

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蝦夷鹿炭火焼き 820 / きびなご揚げ 420 / こだわりタコ唐揚げ 580

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白いか姿造り 1,480 / たけのこ炭火焼き 580 / 焼酎ナカ 210

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鯛の酒盗和え 200 / 赤ホヤの塩辛 240 / ふっくら厚焼玉子2倍量 980

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もりそば(田舎)600 / もりそば(江戸)600 / 本日のメンバー

店情報前回

《平成30(2018)年3月26日(月)の記録》

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刺身が食べたくて寄道 … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

いなだ刺


 職場の近くに大衆酒場が少ないこともあって、仕事終わりに軽く飲むときは、職場の会議室で飲むことも多い。

 そのために専用のロッカーに飲みものや食べものをストックしているのだが、食べものはどうしても乾きもの主体になってしまうのがつらいところ。

 今日も今日とて、柿の種やミックスナッツなどの袋菓子を中心としたつまみで、会議室で飲んだあと、阿佐ヶ谷駅まで帰ってきた。

 もともと、飲むときはそんなに食べないほうなので、食の量的には袋菓子程度で十分なんだけど、なんだか口がなまものを欲している。

 現在の時刻は午後9時前。もう1軒、寄り道して帰っても大丈夫かな。

 ということで、旧中杉通り沿いにある焼鳥「川名」に立ち寄った。

 「川名」の看板メニューは焼鳥なんだけど、店内のメニューには焼鳥のみならず、魚介類や野菜類などもけっこう並んでいて、実態として普通の居酒屋なのである。

 カウンターの一番奥の席に座り、生グレープフルーツサワー(411円)をもらい、ホワイトボードの日替りメニューから「いなだ刺」(432円)を注文した。

 今日のお通し(サービス)は、オレンジ2切れ。

「『自宅では果物は食べない』という年配のお客さんも多いので、ここでちょっとでも果物を食べてもらおうと思って、お通しに果物を出しているんですよ」

 何年か前に、店主マスターからそんな話を伺った。

 さらに、「待ってる間に、これをつまんでおいてください」と店主が出してくれたのは、サッと炙ったイワシのみりん干し。

 この時間帯でも、店内はほぼ満席だし、店頭にはお持ち帰り用の焼鳥を買うお客さんも何人か待っているので、「いなだ刺」の準備ができるのに、ちょっと時間を要するんだろうな。

 後ろのテーブル席で飲んでいる男性二人連れのおひとりは、昨日、3年間にわたって赴任していたアフリカから帰国されたばかり。

 アフリカにいるときに、このブログで「川名」のことを読んでくださっていて、今日は初めてこの店に来られたんだと教えてくれた。

 しかも、4月中旬からは、また別の国に赴任されるご予定らしく、ほんのひと時の一時帰国とのこと。

 運よくお会いすることができて、本当に良かった。

 そして「いなだ刺」も出てきた。

 プリッとりっぱな刺身が10切れに、玉子焼きが4切れ。これで432円なんだからびっくりだ。さすが「川名」である。

 その「いなだ刺」に合わせて、冷酒(大吟醸)も1杯、出してくれた。

 会議室では乾きものと蒸留酒(焼酎&ウイスキー)だけだったので、新鮮な刺身と日本酒が、舌にものどにも心地よい。

 1時間15分ほどの酒場浴。席料108円が加わってのお勘定は951円なり。どうもごちそうさま。

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「川名」 / 生グレープフルーツサワーとお通し / ホワイトボードの日替りメニュー

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イワシみりん干し / いなだ刺 / 冷酒

店情報前回

《平成30(2018)年3月29日(木)の記録》

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ホッケも今や高級魚! … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

生ほっけ焼き魚


 野方の「すっぴん酒場」をあとに、トコトコと歩くこと12~3分(1キロほど)。

 やってきたのは野方のとなり駅、都立家政にある魚料理の店、「竹よし」である。

 入口引戸をガラリと開けて、「こんばんは」と店内に入ると、いきなり「来るのが遅いっ!(笑)」という声がかかった。

 見ると、「すっぴん酒場」でも一緒だったS藤さん、隊長のお二人が、すでにこちらで飲んでいる。

 「すっぴん酒場」の『やきとん』でひとしきり飲んだあと、「竹よし」で魚をつつき、最後はこのすぐ近くの博多ラーメン「ばりこて」で〆る。そんな飲み方をする地元の呑兵衛も多いのだ。

 他にも「秋元屋」をベースにしたハシゴ酒パターンなどなど、野方~都立家政の一帯はは徒歩でグルグルと回ることができる酒場が多いのがうれしい。

 さて、「竹よし」の今日のメニュー。

 刺身は、まぐろ中とろ(1,000円)、まぐろ赤身(800円)、ひらめ(800円)、関さば(800円)、ほうぼう(700円)、とびうお(650円)に、定番の刺身盛り合せ(1,000円)と、刺身『小』盛り合せ(650円)。

 焼き魚は、あゆ(500円)、にしん(500円)、いわし(500円)、穴子白焼(800円)、生ほっけ(500円)、やりいか(600円)、きんき(1,000円)、関さば(900円)といったところ。

 その他に、かれい煮付(1尾800円・半身450円)、ねぎま鍋(800円)、かきふわふわ焼(600円)、かき鍋(800円)などが並んでいる。

 今宵は「生ほっけ」(500円)を焼いてもらうことにして、飲みものは「高清水」の冷酒(300ml瓶、600円)を注文した。

 ホッケは上京してから初めて知った魚。

 それより前に住んでいた愛媛でも、福岡でも、広島でも食べたことがないし、酒場のメニューでも見たこともなかった(と思う)。

 転勤で上京してきたのは、昭和が平成に変わるころだったんだけど、そのころ居酒屋で食べることができるホッケは、干物(開き)だけだった。

 大きくて、肉厚で。「こんな魚があるんだ」と驚いた。

 ホッケは鮮度が落ちやすい魚なので、冷凍技術や物流が発達していない時には、干物にして物流させるしかなかったんだそうだ。

 今は生ホッケを食べることもできるようになったが、とっても残念なことに、水温上昇や乱獲のために、ホッケそのものの漁獲量が激減してしまったため、かつての大衆魚から、すっかり高級魚になってしまった。

 たとえば、つい先日ホッケをいただいた「土風炉 品川店」では、「ほっけ炭火焼」の1尾が1,598円(1,480円+税)、半身でも842円(780円+税)と、大きいホッケが出てくるんだけれど、値段はけっこう高かった。

 「竹よし」の「生ほっけ焼き魚」は、そこまで大きくないものの、500円と安いのがいいではありませんか。

 閉店時間まで、1時間20分ほど楽しんで、今夜のお勘定は1,100円でした。どうもごちそうさま。

 すっかり酔っ払って、お腹もいっぱい。今夜は「ばりこて」には行かずに終了としたのでした。

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「竹よし」 / 冷酒「高清水」 / 店主とトビウオ

店情報前回

《平成30(2018)年3月30日(金)の記録》

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水だけでぐんぐん育つ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

水耕栽培のカブ


 3月最後の金曜日、プレミアムフライデーである。

 昨年(2017年)2月から実施されたこの制度。特に会社から早く帰れるわけでもなく、これまでの1年間は、それまでと何も変わらない金曜日になっているなあ。

 そんなわけで、いつもと同じような時間に仕事を終えて、「すっぴん酒場」に到着したのは午後7時20分。

 店内はすでににぎわっていて、その中に大常連のS藤さんや隊長の姿も見える。

 そのお二人の間に入ると、ちょうど目の前が、水耕栽培中のカブだった。(冒頭の写真)

 毎日、毎日、ぐいぐいと育っていくので、見ていて飽きないんだそうな。

 そして注文はいつものように、黒ホッピー(450円)と、れば、ちれ、しろ(各100円)。すぐに出されるお通し(100円)は、お新香のミニ盛りである。

 今日から、今シーズンのプロ野球が開幕したとあって、店内はまさに今行われている試合の状況で盛り上がっている。

 ところがねえ。常連さんたちのお気に入りの球団が、それぞれ違うので面白いことになっている。

 テレビではDeNA:ヤクルト戦が流れ、ラジオでは日本ハム:西武線が流れ、そして隊長のタブレットには広島:中日戦の様子が表示されている。

 このいずれかの試合に動きがあるたびに、店内がワイワイとした状態になるので、それはもう大忙しだ!

 最初の3串でホッピーを2杯のみ、3杯目となるナカ(250円)をもらって、焼き物は、あぶらにんにく、はつみみ、ハラミナンコツ(各100円)を追加注文する。

 あぶらにんにくは、その名のとおり、アブラとニンニクを交互に串にさして焼いたもの。

 大きさ的にはニンニクのほうが大きくて、ニンニクとニンニクの間に、ちらりとアブラが挟まっている感じ。

 でも、味的には、この小さなアブラがいい働きをするんだなあ。

 カリッと香ばしく焼けたアブラを噛みしめた時に、ジュワンと出てくる旨みが素晴らしいのだ。

 そして追いかけるように、炭焼きニンニクの熱々ホクホク感がやってくる。

 これはクセになりますぜ。

 あぶらにんにくは、早めに売り切れてしまう人気商品でもある。

 とそこへ、新たに入ってきた二人組の男性客から煮込み(400円)の注文が入った。

 ここの店の煮込みは、あらかじめある程度まで下ごしらえした状態で冷蔵庫に保存されていて、注文を受けてから人数分を小鍋に取り、豆腐などを追加して、最終的な煮込みを行って仕上げるタイプ。

 だから、誰かが注文したところにのっかって便乗注文すると、一度で作り上げることができる。

 これをしないで、最終的な煮込みを行っている最中に、「あぁ、美味しそう。私にも煮込みをお願いします」なんていう注文の仕方をすると、先のお客さんの煮込みを仕上げ終わった後で、さらにもう一度、追加の1人前を小鍋にとって……、という繰り返し作業になるから、出てくる時間はグンと遅くなってしまう。

 うまく便乗注文することで、店側からすると仕上げ煮込みの手間ひまが1度で済むことになり、客の側からすると各人の待ち時間(特に後のほうで注文した人の待ち時間)が最少化されることになるのである。

 今日は隊長と私の二人が、煮込みを便乗注文した。

 ゆ~っくりと2時間半の立ち飲みタイム。ソト1・ナカ5での総支払額は2,450円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー、お通し / れば

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ちれ / しろ / あぶらにんにく

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はつみみ/ ハラミナンコツ / 煮込み

店情報前回

《平成30(2018)年3月30日(金)の記録》

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お疲れ様セットがお得 … 香港料理「海月酒楼(かいげつしゅろう)」(川崎)

お疲れ様セットがお得


 店頭のポスターに「海月お疲れ様セット」というのが張り出されている。

 飲みもの1品に、料理2品を選択できて、お値段が980円+消費税の、合計1,058円。

 しかもその料理は、冷菜19品の中から1品と、一品料理18品の中から1品が選べる。

 冷菜の選択肢は、クラゲの和え、ネギチャーシュー、キュウリの和え、バンバンジー、エノキの和え、豚耳の和え、砂肝の和え、枝豆、冷奴、押し豆腐の和え、冷やしトマト、ピータン、ネギとザーサイ和え、鶏軟骨唐揚げ、ポテトフライ、揚げピーナッツ、揚げごぼう、揚げレバー、イカゲソ唐揚げ、といった品々。

 一品料理のほうは、豚足の蒸し、豚肉と野菜炒め、ニラレバー炒め、ピーマンの細切り炒め、スペアリブと黒豆の蒸し、鶏肉とカシューナッツ炒め、ニラ玉子、油淋鶏、マーボー春雨、マーボー豆腐、エビ玉子炒め、若鶏の唐揚げ、春巻、焼売、小籠包、エビ餃子、焼き餃子、ゴマ団子、という品書が並んでいる。

 この中で、たとえば冷菜の「バンバンジー」は単品ならば380円、一品料理の「鶏肉とカシューナッツ炒め」は単品ならば680円なので、これに生ビール中ジョッキ(単品380円)を加えると、1,440円にもなってしまう!

 「鶏肉とカシューナッツ炒め」などは、単品で出されるものとは量が違うのかもしれないが、それでもかなりお得な感じがする。

 そんな店頭のポスターに引かれて、今宵は4人で「海月酒楼」にやってきた。

 店内には円卓や四角いテーブルが並んでいるが、4人の我われは4人用のテーブルを囲んだ。

「それぞれが好きなものを注文して、みんなでシェアしていただきましょう」

 ということで、飲みものは生ビール中ジョッキをもらって乾杯し、冷菜は「クラゲの和え」、「枝豆」、「冷やしトマト」、「揚げピーナッツ」の4品を、一品料理は「ピーマンの細切り炒め」、「鶏肉とカシューナッツ炒め」、「エビ玉子炒め」、「焼き餃子」の4品を注文。

 料理は冷菜→一品料理の順に出てくるかと思いきや、さにあらず。

 冷菜、一品料理の別に関係なく、できたものから順にやってきた。(以下の写真の並びが、料理の出てきた順。)

 さすがに飲みものは生ビール1杯だけというわけにはいかず、好み好みでハイボール(350円)をもらったり、レモンサワー(350円)をもらったり。私はホッピー(セット380円、ナカ180円)をいただいた。

 その後も、飲みものはおかわりしたが、つまみは最初にもらった「海月お疲れ様セット」の8品で十分だった。

 最後に、「五目チャーハン」(680円)と「野菜タン麺」(580円)を、それぞれ1人前ずつ追加注文し、それぞれを4人でシェアして〆とした。

 ひとり3~4杯ずつ飲んで、お勘定は4人で8,700円(ひとり2,200円)ほどでした。どうもごちそうさま。

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「海月酒楼」 / 揚げピーナッツ / クラゲの和え

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ピーマンの細切り炒め / 冷やしトマト / エビ玉子炒め

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枝豆 / 焼き餃子 / 鶏肉とカシューナッツ炒め

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五目チャーハン / 野菜タン麺 / 本日のメンバー

店情報

《平成29(2017)年9月14日(木)の記録》

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店情報: 香港料理「海月酒楼(かいげつしゅろう)」(川崎)

    海月酒楼
  • 店名: 香港料理「海月酒楼」川崎2号店
  • 電話: 044-233-9091
  • 住所: 210-0005 神奈川県川崎市川崎区東田町4-27
  • 営業: 11:00-14:30 & 17:00-23:30、無休
  • 場所: JR川崎駅東口から徒歩5分。京急川崎駅からも徒歩5分。
  • メモ: 「海月お疲れ様セット」(980円+税)は、【飲み物(生ビール中380、サワー各種350、緑茶ハイ350、ウーロンハイ350、日本酒1合400、紹興酒1合400、ハイボール1杯350、芋焼酎1杯380、麦焼酎1杯380)】、【冷菜(クラゲの和え350、ネギチャーシュー、キュウリの和え、バンバンジー380、エノキの和え380、豚耳の和え350、砂肝の和え350、枝豆280、冷奴250、押し豆腐の和え、冷やしトマト350、ピータン280、ネギとザーサイ和え、鶏軟骨唐揚げ300、ポテトフライ、揚げピーナッツ、揚げごぼう、揚げレバー300、イカゲソ唐揚げ)】、【一品料理(豚足の蒸し、豚肉と野菜炒め、ニラレバー炒め、ピーマンの細切り炒め、スペアリブと黒豆の蒸し480、鶏肉とカシューナッツ炒め680、ニラ玉子580、油淋鶏500、マーボー春雨580、マーボー豆腐480、エビ玉子炒め、若鶏の唐揚げ480、春巻380、焼売350、小籠包380、エビ餃子、焼き餃子280、ゴマ団子350)】の3種から、それぞれ1品ずつを選ぶ。(2017年9月調べ)

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名物特製芝浦牛にこみ … 大衆酒舎「美味ぇ津゛(うめづ)」(新橋)

名物特製芝浦牛にこみ


 創業は2013年と、まだ新しいお店ながら、今や新橋のみならず、都内で屈指の人気を誇る『芝浦牛にこみ』の名店という呼び声が高いのが、大衆酒舎「美味ぇ津゛」である。

 店名の「美味ぇ津゛」は「うめづ」と読む。店主が梅津昭典(うめづ・あきのり)さんなので、店名も「美味ぇ津゛」という当て字にしたんでしょうね。

 店主ご夫妻(梅津昭典さん&美恵子さん)がお二人で切り盛りする店内は、コの字カウンターのみ14席。

 予約していないと、入ることはむずかしいこのお店。

 事前予約ができるのは、午後6時半までに、メンバー全員がそろって入店できる場合に限っている。

 それ以外に、その午後6時半までに入店したお客さんたちが出たあとの2回転めとして、『席が空いたら店から連絡してもらえる予約』というのもできるそうだ。

 今日はラコちゃんの声かけで、この店の常連の亀井さんが予約を取ってくれて、古典酒場部川崎教室の友紀さんと私が加わった4人でこの店にやって来た。

 亀井さんたちが連名でキープしている「キンミヤ焼酎ボトル」(1,600円)を出してもらい、「ホッピー(ソト)」(赤290円、白黒230円)をもらって乾杯である。

 すぐに出されたのは、「日替りのお通し3点盛り」(450円)。これがうまいっ!

 「このお通しだけで、3杯は飲めるんですよ」と常連の亀井さん。

 お通しのまん中に陣取っている、出汁たっぷりのジューシーな玉子焼きが特にすばらしいなあ。

 料理の注文は、常連の亀井さんに一任する。

 まずはやっぱり名物の「芝浦牛にこみ」(880円)だよねえ。

 ここの煮込みは、串に刺したシロ、スジ、ハチノス、和牛ホホ肉の4本が1人前。

 メニューには『1日にお出しできる数が多くないため、単品でのご提供ができません』と注意書きされている。2回転めに入店すると、ほぼ売り切れているらしい。

 さらに、『味自慢!コロッとベーコン!ちょいピリ辛!』という「ポテトサラダ」(380円)、『うまいチーズを勧告のりで包んで』の「角さんのチーのり」(380円)をつまみに、ホッピーを飲み進める。

 煮込みに続く肉料理は、これまた人気が高いという「レバーステーキ」(780円)。

 食べやすいようにスライスして出してくれているものを、小皿にとって、レモンをちょっと搾りかけ、添えられている特製ネギ塩ダレをつけていただく。

 「牛ハツのあぶり」(780円)は、たっぷりの刻みネギとカイワレ大根とともに、ゴマ塩ダレでいただく。

 そして「やきとん」である。「レバー串焼き」(1本200円)、「しろ串焼き」(1本200円)と、一般的なもつ焼き屋の値段と比べると高いのだが、その分、1本のボリュームがすごいっ!

 最後に登場したのが「肉なんこつ焼(卵黄付き)」(300円)だ。

 これは、ひとり1本のみの限定品。

 手作りの一品で、『いちばん最後に作りはじめますので、1時間半以上かかる場合があります。時間があるときにお願いします』という注意書きがある。

 だから最後に登場したんですね。

 亀井さんのおすすめどおり、卵黄に絡めながらいただくのが美味しい。

 2時間ちょっと楽しんで、お勘定は4人で16,980円(ひとり当たり4,245円)でした。どうもごちそうさま。

 うわさに違わず、ものすごくレベルが高いお店でした!

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この電灯看板が目印 / 事務所のようなビルの中に進むと / その中に「美味ぇ津゛」

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キープボトルにホッピーソトで / ホッピーを作る / お通しの日替り3点盛り

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芝浦牛にこみ / ポテトサラダ / 角さんのチーのり

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レバーステーキ / 小皿に取り分けたレバーステーキ / 牛ハツのあぶり

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小皿に取り分けた牛ハツのあぶり / レバー串焼き / しろ串焼き

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肉なんこつ焼(卵黄付き) / 本日のメンバー / 店主ご夫妻

店情報

《平成29(2017)年9月11日(月)の記録》

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店情報: 大衆酒舎「美味ぇ津゛(うめづ)」(新橋)

    美味ぇ津゛
  • 店名: 美味ぇ津゛(うめづ)
  • 電話: 090-2315-8057、03-5550-4100、(FAX:03-3599-5041)
  • 住所: 105-0004 東京都港区新橋4-21-7
  • 営業: 18:00-23:30(23:00LO)、土日祝休(お盆と年末年始も休)
  • 場所: 新橋駅・烏森口を出て左へ。JR線のガードに沿って3分(250m)ほど進み、大通り(第一京浜・国道15号線)に出たら右へ。50mほど先の信号交差点(東新橋一丁目(日比谷神社前))の右手前角。新橋駅・烏森口からの総行程は徒歩4分(300m)ほど。
  • メモ: 2013年創業。店内はコの字カウンター14席。喫煙可。予約は、『18:30までに人数がそろって来店できる場合』、その後の2回転めとして『席が空いたら店から連絡してもらえる予約(最遅で21:15頃まで)』が可能。公式サイトあり。
    〔食べもの〕お通し(日替り3点盛り)450、芝浦牛にこみ(1人前4本、シロ、スジ、ハチノス、和牛ホホ肉)880、肉なんこつ焼250・(卵黄付き)300・(あぶりチーズ付き)330、レバーステーキ780、牛ハツのあぶり780、牛タンのあぶり980、牛ハラミのあぶり980、やきとんのしろ串焼き1本200、レバー串焼き1本200、牛はちのす塩串焼き1本200、さくらユッケ880、ポテトサラダ380、生かぶ480、あつあげ480、アボカドと海苔480、サメ軟骨の梅あえ(梅水晶)480、角さんのチーのり380、えいひれのあぶり480、自家製ぬか漬け480、おつまみキムチ380、冷やしトマト380、いかの塩辛380、だし焼きおにぎり1個280。
    〔飲みもの〕アサヒスーパードライ(中ジョッキ)390・(びん)550、豪快(生冷酒1合)480、宮の雪(純米1合)580、一ノ蔵(特別純米1合)580、ホッピーセット(赤)520・(白・黒)460、ホッピーソト(赤)290・(白・黒)230、キンミヤ焼酎(ナカ・シングル・ロック)230、シャリキン(フローズン焼酎)280、キンミヤ焼酎ボトル1,600、レモンサワー390、ハイボール390、酎ハイ390、ウーロンハイ、赤霧島(芋)460、黒霧島(芋)390、さつま司(芋)390、一番札(麦)390、ブラックニッカウイスキー390、(ワイン)シエン・イ・シャルドネ(赤・白)(ボトル)2,500・(グラス)500、ジンジャーエール(ウィルキンソン)300、烏龍茶(デキャンタ)350・(グラス)200、レモンカット(約4切)150、うめぼし50、氷(無料)。(2017年9月調べ)

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