チョイ焼きはなぜ高い … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)
もつ焼き「ホルモン」の焼きものは、「はつ(心臓)」、「がつ(胃袋)」、「たん(舌)」、「たま(睾丸)」、「かしら(頬肉)」、「なんこつ(喉骨)」、「こぶくろ(子宮)」、「ひも(腸)」、「れば(肝臓)」、「てっぽう(直腸)」、「まめ(腎臓)」、「オッパイ(乳房)」、「あぶら(脂)」、「チレ(脾臓)」、「ヒラ(腸と直腸の中間)」という、もつ焼き15種類に、「ピーマン」、「ハンペン」、「シイタケ」、「ネギ」、「生揚げ」、「うずら」の6種類を加えた、21種類。
すべて1本120円で、1本から注文することができる。
それとは別に、「チョイ焼き」というのがあって、こちらは「こぶくろ」と「れば」が選べて1本130円。
かつては本当に、サッと炙っただけの「チョイ焼き」だったが、豚の生食が禁止されてからは、他のもつ焼きと同じように、しっかりと焼かれるようになった。
じゃ、なぜ「チョイ焼き」は、他のもつ焼きよりも1本あたり10円高いのか。
となりに座っている常連さんが、一緒に連れてきた後輩に、そのことを尋ねられて、
「チョイ焼きには、刻みネギと、おろし生姜がたっぷりと付くから、そのぶん高いんじゃないか」
と答えていた。
確かにそれもあるかもしれない。
でも、チョイ焼きの注文を受けたときの大将(マスター)の動きを見ていると、チョイ焼き用の「れば」と「こぶくろ」は、通常のもつ焼き用の「れば」と「こぶくろ」とは違うところから持ってきているみたいなのだ。
おそらく、本当にチョイ焼きしていた昔から、「れば」と「こぶくろ」の中から、チョイ焼きで食べてもよさそうな部分を選り分けて、通常のものとは別の保存をしていたに違いない。
だからこそ、素焼きで仕上げて、生姜醤油をちょっとつけていただくだけで美味しいんだろうな。
土曜日の今日は、「ビール大」(520円)をラガー(赤星)でもらうところからスタートして、最初のつまみは「おしんこ」(120円)と「煮込み」(350円)。
大瓶ビールを飲み干したところで、「焼酎」(250円)の梅割りに切り替えて、
続いては「かしら」、「ちれ」、「オッパイ」を、それぞれ1本ずつ、塩焼きで注文する。
そして焼酎をおかわりして、「うずら」、「生揚げ」、「はんぺん」を注文。もつ焼き外の焼きものも、人気が高いのだ。
ゆっくりと2時間半ほどの酒場浴。今夜のお勘定は2,470円でした。どうもごちそうさま。
(注: もつ焼き「ホルモン」は、4月16日(月)~30日(月)の間、臨時休業しています。)
煮込み / 焼酎(梅割り) / コブクロとレバーのチョイ焼き
たんもと、はつもと、こぶくろ卵 / かしら、ちれ、オッパイ / うずら、生揚げ、はんぺん
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