丸腸入りの博多もつ鍋 … もつ鍋「銀座ほんじん渋谷店」(渋谷)
大衆立呑酒場「富士屋本店」での、ひとりゼロ次会を終えて、やって来たのは「銀座ほんじん渋谷店」。
「銀座ほんじん」という店名のとおり、その本店は銀座にあり、平成16(2004)年の創業。こちら渋谷店は、その4年後の平成20(2008)年にオープンしたそうだ。
東京に「もつ鍋ブーム」が起こったのは、平成4(1992)年のこと。あっという間に火がついたこのブームは、あっという間に去ってしまった。
その後、「第2次もつ鍋ブーム」がやって来たのは、平成15(2003)年末のこと。恵比寿に『福岡の味をそのまま食べていただく』というコンセプトの「蟻月」が開店したのことが、そのきっかけとなった。
ここ「銀座ほんじん」は、「第2次もつ鍋ブーム」の中で開店した店なんですね。
今夜のメンバーは元・同じ職場のOさんと、その知人の建築士・Nさん、そして私の3人。
ここ「銀座ほんじん渋谷店」は、Oさんの知り合いがやっている店。今日はそのつながりで、この店に集まることになったのだ。
まずは「ザ・プレミアムモルツ生中」(630円)や「角ハイボール」(550円)をもらって乾杯し、料理を検討する。
この店では、2時間飲み放題付きで、料理7品の4,500円コースと、料理9品の5,500円コースが用意されていて、そのコースを選ぶ人が多いらしい。
Oさんも、いつもはそのどちらかのコースを選んでいるそうなんだが、これらのコースに入っている「もつ鍋」は、普通の「もつ鍋」(1人前1,600円、注文は2人前から)。
今夜は、そのコースには含まれない「丸腸もつ鍋」(1人前2,000円、注文は2人前から)を食べてみたいということで、あえてコースでの注文をやめて、アラカルトにしたとのこと。
その「丸腸もつ鍋」を、基本の醤油味(他に塩味、みそ味が選べる)で2人前注文し、それ以外にも「博多明太子 炙り」(650円)、「センマイ(自家製酢みそ添え)」(650円)、「宮崎地鶏のたたき」(850円)を注文した。
本当は「胡麻サバ」(時価)、もしくはその胡麻サバが含まれていたら「日替わり刺身盛合せ」(時価)も注文しようとしたのだが、「今日は魚介類の仕入れがなかったんです」とのこと。残念でした。
サッと出されたお通し(300円)は3種3品。各人で好きなものを選ぶもよし、3人で3種の小鉢をつつき合うもよし。
「博多明太子 炙り」を持ってきてくれた店員さんが、「たいへん申し訳ありませんが、センマイが売り切れてました」とのこと。
センマイの代わりに「つぶ貝わさび」(600円)を注文すると、サービスで「酢もつ」(売値は580円)も出してくれた。
生ビールに続いて2杯めは、角ハイボールをもらう。
そして出てきた「もつ鍋」には、丸腸がたっぷりと入っている!
「もつ鍋」は、醤油味のスープで、もつ、ニラ、キャベツを煮たもの。
博多で過ごした学生時代(1980年前後)は、これの鍋1人前が600円で、「
この「もつ鍋」に、何度も何度も「替えもつ」を追加しながら、芋焼酎(白波)を飲みに飲み、最後に「ちゃんぽん麺」を投入して〆るというのが我われの定番の飲み方。これが最も安くつく飲み方だったのだ。
今や「もつ鍋」はけっこうな高級品だが、当時は学生でもガンガン食べることができるほどチープで、大衆性のあるつまみだったなあ。
そんなことを思い出しながら、飲みものも芋焼酎「黒霧島」(600円)のロックに切りかえる。
最後は「もつ鍋」に「ちゃんぽん麺」(1玉300円)を2玉投入して〆とした……という予定だったのだが、この〆のはずの「ちゃんぽん麺」が、これまたいいつまみとなり、残ったスープもいいつまみになり、ということで、ここからさらにもう1杯、「黒霧島」のロックである。
最後の最後に「明太子入り高菜おむすび」(320円)で、もう1度〆て、3時間以上のたっぷり飲み会。
お勘定は3人で14,930円(ひとり4,977円)でした。どうもごちそうさま。
「銀座ほんじん渋谷店」 / お通し3種3品と生ビール / 酢もつ
宮崎地鶏のたたき /丸腸もつ鍋(醤油味)2人前(加熱前) / 黒霧島(ロック)
ちゃんぽん麺2人前を投入 / 明太子入り高菜おむすび / 今夜のメンバー
・店情報
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