金曜は『十四代』の日 … スタンディングルーム「鈴傳(すずでん)」(四ツ谷)
この店のお酒は、正一合(180ml)のコップで出される。
ところが!
改めて立ち飲みカウンターの一番手前にある注文場の下の段を見ると、そこに小さなグラスが、た~くさん置かれている。
そして複数人で「鈴傳」に行ったときには、このグラスを一人に1個、貸してもらうことができるのだ。
この小さなグラスは、ちょうど60ml入るようで、コップ1杯の酒を3人で分けるとちょうどいい。
今日は3人でやって来たんだけど、私以外の二人は、前回もこの小さいグラスを借りて、二人で分けて飲んだんだそうな。
こんなことができるということを、初めて知ったなあ。
そんな「鈴傳」。
いつものように、まずはひとり2千円ずつの軍資金を集めて、注文場へ。
今日は、山形県の「十四代」(純米吟醸・山田錦、900円)とお新香(つまみはすべて400円ほど)からスタートした。
ちなみに「十四代」が飲めるのは金曜日だけ。しかも『ひとり1杯のみ』という制限付きである。
今日はこのお酒を目指してやって来たのだ。
前に来たときは、1杯800円だったのに、今日は900円に上がってるなあ。
2杯めは長崎県の「横山50」(純米大吟醸、900円)。
小さいグラスは、ひとりに1個なので、これを使いまわして飲む。
お酒はコップになみなみと注がれているので、小さいグラスに注ぎ分けるにはコツがいる。
コップを、小さいグラスの直上に置いて、すこ~しだけコップを傾ける。
すると、コップの中のお酒が、コップの外側の側面をつたって、コップの底のところからツツゥ~ッと小さいグラスに入っていくのだ。
180mlが900円ということは、1mlあたり5円。ほんの少しでもおろそかにできないですね!
つまみには筑前煮とマカロニサラダを追加。
すべてのつまみは、カウンター上に置かれた陳列ケースの中に、バットに盛られた状態で並んでいるので、物を見て選ぶことができる。
注文を受けて、1人前を小皿に取り分けてくれるので、料理の出も速いのだ。
3杯めは山形県の「くどき上手」(純米大吟醸、800円)。
つまみには串カツを選択。通常は2本が1人前らしいが、「3人だから3本にしとく?」と3本(1.5人前)を取り分けてくれた。
ちなみに、この串カツも金曜日にだけ登場する。
他にも、火曜日の牛すじ、水曜日のレバー、金曜日の煮玉子など、特定の曜日にだけ登場する料理もあって、それを目指してやってくる常連さんもいる。
最後にもう1杯、「十四代」をもらって〆とする。
さっくりと1時間ほど立ち飲んで、みんなの軍資金の残りは700円。
ということは3人で5,300円(酒:4杯で3,500円、つまみ:4.5品で1,800円、ひとり当たり1,770円ほど)だったということですね。
どうもごちそうさま。
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