パッション・カクテル … 「BAR ANCHOR(バー アンカー)」(呉)
「ほらふき」、「一二三」と飲み歩き、呉での3軒め。
ホテルへの帰り道に、ひとりで「BAR ANCHOR」へと向かう。
呉に単身赴任していたとき(2010~12年)、借上げの単身赴任社宅が「BAR ANCHOR」から5分もかからないところだったので、このバーにはよく通った。
とにかく季節ごとのフルーツのカクテルと、いろんなウイスキーをこの店で勉強させてもらった。
今夜もきっと、美味しいフルーツカクテルと珍しいウイスキーに出会えることだろう。
店は小さいビルの2階にある。
2008年創業のこのバーを、お一人で切り盛りされているのは、オーナーバーテンダーの森貞慶章(もりさだ・よしあき)さん。
1980年生まれと、まだまだお若いのですが、お酒に関する知識や、料理の腕、バーテンダーとしてバー空間を切り盛りされる力は、すでにベテランの域に達している。
「今日のフルーツカクテルは何でしょう?」
と尋ねると、パッションフルーツのカクテル(フルーツカクテルは1,000~1,100円ほど)を勧めてくれた。
パッションフルーツとは懐かしいなぁ。ブラジルにいるときに、そのジュースやカクテルをよく飲んだ。
ブラジル(ポルトガル語)では、パッションフルーツのことをマラクージャと呼んでたことを思い出した。
ここ「BAR ANCHOR」では、パッションフルーツのカクテルに加えて、そのパッションフルーツを半分にカットした実も添えて出してくれた。
酸っぱさと香り、種のポリポリとした食感も楽しいねえ!
2杯めはウイスキーをいただきましょう。
「アイラ島の、新しい蒸留所で造られたウイスキーがありますが、どうでしょう?」
メニューのアイラモルトのところを見ると、「カリラ12年」(900円)、「アードベッグ10年」(900円)、「ラガヴーリン16年」(1,100円)、「ラフロイグ10年」(900円)、「ボウモア12年」(900円)という見知ったウイスキーと並んで、「キルホーマン サナイグ(Kilchoman Sanaig)」(1,000円)という、初めてみる名前が並んでいる。これか。
さっそく1杯、いただくことにした。
このキルホーマン蒸留所。創業は2005年というから、まだ13年しか経っていない。アイラ島では124年ぶりにできた新しい蒸留所なんだそうな。
同じ島の中で、同じような材料を使って造ってるはずなのに、蒸留所ごとに味も香りも違うのが面白いよねぇ。
この「キルホーマン サナイグ」も、他にはない個性的な味わいだ。
ゆっくりと2時間弱の酒場浴。席を立ったのは日付が変わった午前1時ごろ。
今夜のお勘定は、チャージ(チャーム付き500円)も加わって2,600円なり。どうもごちそうさま。
ビルの電灯看板 / 1階(階段下)の店名表示 / 2階の入口
パッションフルーツのカクテル / チャーム(お通し) / キルホーマン サナイグ
(次回)21.12.12 なかなか通りの名酒場 … 「BAR ANCHOR(バー アンカー)」(呉)
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