「丸大ホール」を出て、川崎駅からJR上野東京ラインに乗って約35分。赤羽に到着する。
そして赤羽と言えば、やっぱり「まるます家」ですよねぇ。
日曜日、午後2時過ぎの「まるます家」は、予想どおり行列ができている。
でもまぁ、外の行列が6~7人(中に2~3人)といったところなので、それほどの大行列ではない。
20分ほど待ってカウンター席に座ることができた。
今日は芋焼酎「黒五代」(350円)をロックでもらう。
ックゥ~~ッ! ロックが効くねえ。
店内で待っている間、壁のメニューを見ながら「たぬき豆腐」(500円)にしようか、「ホヤ塩辛」(400円)にしようかと、さんざん悩んだんだけど、席に着いたら、なんだか急に「サバみそ煮」(500円)が食べたくなって、まずはそれを注文した。
この「サバみそ煮」。ほとんど待つこともなく、あっという間に出てくるのもいいよねぇ。
考えてみれば、昨日は横須賀~横浜で9軒もハシゴしたのに、魚料理をいただいたのは、1軒めの「中央酒場」だけ。
今日の1軒め、「丸大ホール」でも魚料理は食べなかったので、この「サバみそ煮」が、26時間ぶりぐらいの魚料理だ。
急に「サバみそ煮」が食べたくなったのは、身体が魚を欲してたのかもね。あぁ、美味しい。
「サバみそ煮」をいただいて、落ち着いたところで、芋焼酎ロックをおかわりし、いよいよ「たぬき豆腐」(500円)である。
この「たぬき豆腐」。いつもグチャグチャにかき混ぜていただいていた。
ところが、YouTubeで『林家正蔵の今日も四時から飲み』を見ていたところ、若女将の和子さんが、
「サクサク感を残しつつ召し上がっていただきたいので、ちょっとお豆腐をすくって、揚げ玉も食べながら……」
と正蔵さんに、「たぬき豆腐」のおすすめの食べ方を紹介しているではありませんか。(動画の始めから9分ぐらいのところ)
そのあと和子さんは「混ぜる方もいます」ともおっしゃってるんですが、今日はぜひそのサクサク感を味わってみようと、混ぜずにいただいてみることにした。
なにしろ「たぬき豆腐」に入っている揚げ玉とお汁は、この「たぬき豆腐」のためだけに自家製で作っているものなんですって!
お汁の中の豆腐を、スプーンでひと口大に切り分けて、揚げ玉や、まわりの具材もちょっと添えながらいただく。
おぉ。なるほどなぁ。
以前、「やみつきの天玉そば、その理由は!?」というコラム記事にも書いたとおり、しっかりと混ぜて均質にしてしまわずに、不均質な状態にしておくこともまた、コクの要素のひとつなんだそうな。
成分をわざと均一にしないことで、口の中で、さまざまな味のバリエーションが楽しめることが、コクに拡がりを持たせてくれるんだって。
この『混ぜないたぬき豆腐』もまた、そんな感じ。
お汁の旨みの中に、豆腐の味わいがあり、キュウリの食感があり、カニカマの弾力感と美味しさがありと、それぞれのプレイヤーの個性がよくわかる。
揚げ玉のサクサク感も、いいではありませんか!
この揚げ玉に、ふっと海老の風味が感じられたりするのも面白い。
とは言うものの、グチャグチャに混ぜて食べるのも、これまた美味しいので、ぜひ両方の食べ方を試してみてください。
1時間ほど楽しんで、今日のお勘定は1,700円でした。どうもごちそうさま。
「まるます家」を出て、「丸健水産」のあるアーケード商店街(シルクロード)を抜け、赤羽駅東口のバス停から、高円寺駅北口行きの路線バス(赤31系統)に乗る。
このバス、赤羽駅が始発なので、ほぼ座れる。これまで座れなかったことがない。
そして30分ちょっとで、野方駅北口のバス停に到着するので、ちょうどいい酔い覚ましになるのだ。
もし寝過ごしたとしても、高円寺駅が終点で、しかも必ず起こしてくれるので、ダメージも少ない。
そんなわけで、野方に到着したのは午後4時半。
本当は3軒めとして「秋元屋」に寄って帰ろうと思ってたんだけど、もう飲めないなぁ。
今日もにぎわう「秋元屋」を横目で見ながら、自宅へと向かったのでした。
「まるます家」 / 開店時刻変更のお知らせ / うなぎ販売価格訂正のお知らせ
芋焼酎「黒五代」ロック / サバみそ煮 / 混ぜないで、たぬき豆腐
「丸健水産」 / 野方「秋元屋」 / 「すっぴん酒場」は定休日
・店情報 (前回)
《平成30(2018)年7月8日(日)の記録》
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