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2018年11月

ソト1ナカ4に酒2杯 … 立呑み「やきや」(荻窪)

いかなんこつ焼


 最低でも週に1度は行きたい荻窪「やきや」。

 去年の4月に中央線通勤になってから、一番の楽しみが「やきや」で飲むことなのだ。

 今週はまだ1度も「やきや」に行ってなかったので、金曜日の今日は「やきや」である。

 まずは「ホッピー」(320円)をもらって、まだ残っていた「珍味わたあえ」(200円)からスタートする。

 ほんのりと甘い味つけの「珍味わたあえ」。これに七味唐辛子を振りかけて、ちょっとピリ辛にしていただくのが最近の好みだ。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、2品めは「いかみみ刺身」(200円)。

 「珍味わたあえ」を食べた後、小鉢に残っている『わたダレ』の中に、「いかみみ刺身」に付いてくるワサビをすべて投入して、グルグルとかき混ぜる。

 このタレに、「いかみみ刺身」を絡めながらいただくのだ。

 『わたダレ』の濃厚な旨みのあとに、鼻の奥からふっと抜けるワサビの風味。そして口の中には「いかみみ刺身」ならではの弾力的な食感。この組み合わせがたまらない。

 そしてホッピーも進む進む。いつもはホッピー1杯に、つまみが1品のペースで飲んでるんだけれど、今日は「珍味わたあえ」と「いかみみ刺身」の2品で、ホッピー3杯を飲みきった。

 ソト1・ナカ4となる4杯めの「ナカ」をもらって、つまみには「自家製塩辛」(200円)を追加する。

 「珍味わたあえ」がゲソ+ワタ、「いかみみ刺身」がミミ、「いかなんこつ焼」がナンコツ、「自家製塩辛」がミ(身)+ワタなので、これで八戸直送のスルメイカの全部位をいただいたことになる。

 4杯めのホッピーもすぐに飲み終えて、「酒一杯(辛口 北の誉 赤ラベル)」(250円)を冷酒でもらう。これがまた「自家製塩辛」によく合うんだ。

 けっきょくもう1杯「酒一杯」をいただいて、たっぷりと2時間半ほどの立ち飲みタイム。今宵のお勘定は2,100円でした。どうもごちそうさま!

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立呑み「やきや」 / ホッピー / 珍味わたあえ

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いかみみ刺身 / 自家製塩辛 / 酒一杯

店情報前回

《平成30(2018)年10月26日(金)の記録》

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懐かしの三冷ホッピー … 「河本(かわもと)」(木場)

三冷ホッピー


 江東区への出張の帰りにやって来たのは木場の「河本」だ。

 亡くなった女将の眞寿美さんに代わり、現在は義妹の政子さんがお一人で切り盛りしている。

 料理を担当されていたあんちゃん(眞寿美さんの弟さん)の目の調子は、相変わらず良くなくて、今夜も奥の厨房の上がり框(かまち)のところに座っているだけだった。でも、そこにあんちゃんがいると思うと、安心だね。

 そんなわけで、メニューもとってもシンプルになった。

 飲みものは、ホッピー400円、ビール500円、炭酸300円、お茶200円、コカコーラ200円、ジンジャーエール200円、カルピス200円の7品。

 食べもの(各100円)は、やさい煮、鳥手羽煮、ちくわ、さつまあげ、ソーセージ、じゃがいも、たまご、柿の種、とうふ、しゅうまいの10品だ。

 まずは「ホッピー」を白でもらって、つまみには「鳥手羽煮」を注文した。

 ここのホッピーは、冷したジョッキに、冷したキンミヤ焼酎、そして冷した瓶入りホッピーを出してくれる三冷(さんれい)スタイル。

 ナカ(おかわり焼酎)の設定はないので、瓶入りホッピーは1本丸ごと、ホッピージョッキに入れて飲むのが基本。ちょうどジョッキに満杯になる量だ。

 この店のことを最初に知ったのは、なぎら健壱さんの「東京酒場漂流記」(1995年8月1日、筑摩書房)だった。

『この店の変わっているところはツマミの種類が少ないってこと。十種類ぐらいしかないし、しかもそのツマミの大半が手の込んでない、トマトとかモロキューとかトコロ天とかのツマミ。ニコミが売り物の店だから、それでいいんだろうね。だけど安いことは安い。一番高いものでも350円止まり。だからなんていうのかな、飲屋というより、酒屋の立ち飲み的な感じでみんな飲っている。』

 と書かれていたのに引かれて、2000年11月に、当時の勤務先だった豊洲から、トコトコと歩いて、この店にやって来たのが始まりだった。

 このときに、当時は深川方面に住んでいた吉田類さんのとなりの席で飲んでたらしいんだけれど、それはずっと後になってから知ったことだった。

 店内では常連さんらしきお客さんが4人ほど飲んでいるんだけど、見覚えのある顔はなくて、4人の内、お二人は三十代ぐらいと若い。もしかすると、政子さん時代になってからの常連さんなのかな。

 2杯めの「ホッピー」をもらって、つまみは「とうふ」にする。

 いま出されているつまみの中で、昔ながらの「河本」のつまみを思い起こさせてくれるのが、この「とうふ」だ。

 眞寿美さん時代には、夏場は「やっこさん」(大200円・小100円)、冬場は「ゆどうふ」(大200円・小100円)が楽しみだった。

 いまの「とうふ」は、以前で言うと「やっこさん小」ですね。

 そう言えば、以前の「河本」では、冬場になるとおでんも登場し、その中の豆腐にするか、「ゆどうふ」にするか、迷ったものだった。おでんも美味しかったよなぁ。

 メニューに「たまご」とあるのは、おでんの玉子のような、煮玉子なんだろうか。

 そんなことを思っていたら、となりに新しく入ってきた男性客が、その「たまご」を注文した。出てきた「たまご」は、殻付きのゆで卵だった。

 3杯めの「ホッピー」は、黒でいただく。

 ジョッキに注いだ後のホッピーの空瓶は、そのままカウンター上に並べて置くのがここのやり方。これでホッピーを何杯飲んだかわかるようになっているのだ。

 そしてつまみは「ちくわ」を選択。

 これもまたシンプルに、ひと口大にカットしたちくわ4切れと、わさび醤油だけなんだけど、これがとっても旨いんだから面白い。しっかりとしたちくわの弾力感がいいね!

 ゆっくりと2時間弱の酒場浴。お勘定は1,500円でした。どうもごちそうさま。

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「河本」 / 入口ののれん / 店内のメニュー

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ホッピー1杯め / 鳥手羽煮、 / ホッピー2杯め

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とうふ / ホッピー3杯め(黒) / ちくわ

店情報前回

《平成30(2018)年10月25日(木)の記録》

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西武新宿線酒場巡り3 … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

ウンター上に並ぶ大皿料理

 

「せっかくの鷺ノ宮なので、ぜひもう1軒!」

 と向かったのは、鷺ノ宮駅からもほど近い路地の中にある居酒屋「満月」だ。

 ここは鷺ノ宮でも一番のディープな酒場。

 深夜まで開いているとあって、いろんなところで飲んできた酔客たちの終着駅的な場所でもあるのだ。

 私自身、この店に初めて来たのは今から16年前、2002年5月の深夜のことだった。

 当時私は横浜に単身赴任していて、金曜日のその日、仕事で遅くなって鷺ノ宮駅に着いたのは日付も変わった午前0時20分だった。

 で、前々から気にはなっていたんだけど、入ったことがなかった「満月」に突入したのだった。

 こんな時間でも店内は大にぎわいで、お客さんと一緒に店主ご夫妻も飲んでいて、まるで親戚の家の茶の間で飲んでるような感じ。

 その日は結局、午前2時ごろまで飲んで帰宅した。

 それ以来、鷺ノ宮エリアで飲み終わると、最後にこの店に来ることが多いのでした。

 ディープな雰囲気のお店だから、ディープなお客が寄って来るのか、ディープなお客が多いからお店もディープな雰囲気になったのか。そのあたりの真相は、今となっては知る由もない。

 2014年末に創業店主であるオヤジさんが亡くなって、今は息子さんで二代目のアキラくんが中心になって店を切り盛りしている。

 その影響か、お客さんも若い人が多くなって、昔ほどのディープさはなくなったけれど、今もなお鷺ノ宮を代表する名酒場であることは確かである。

 店内は漢字の「四」の形をしていて、真ん中が厨房。「四」の字の左上の部分と、右上の部分に出入り口がある。

 昔はこの「四」の字の真ん中に壁があって、その左右が2軒の店だったんだそうだ。

 当時の「満月」はその片側だけ。もう半分はラーメン屋だったんだって。

 そのラーメン屋が廃業したときに、残り半分も「満月」にして、真ん中の壁を取り払って、今の形になったのでした。

 今夜は「四」の左側のすぺーに入って、3人で小さなテーブル席を囲んだ。

 Yさんと私は「トマトジュース割り」(350円)を、Wさんは「日本酒」(1合350円)をもらって乾杯だ。

 料理は、大皿に盛られてカウンター上に並んでいる他、壁のメニューとしても貼り出されているので、現物を見るか、メニューを見るかしながら注文の品を決めていく。

 いただいたものは「玉子とじ」(300円)、「油あげなっとう」(300円)、「ウインナー炒め」(350円)の3品。

 これらをつまみに飲んでるうちに、Wさんから、「ぜひYさんに『江古田コンパ』をご紹介したい」という話が出てきた。

 「江古田コンパ」は、昭和43(1968)年に創業した老舗バー。

 カクテル中心に安価な飲み物を提供し、女性が来店しやすいような配慮をすることにより、それに釣られた男性客も増える、というやり方で運営するのが『コンパ』という業態。

 1970年代に流行ったそうだが、今もなお残っているのは、「江古田コンパ」ぐらいでしょうか。

 すでに10時半に近い時間であるため、私はそのまま、ここ「満月」で飲み続けることにして、「江古田コンパ」に向かって出発するお二人を見送った。

 ここまでのお勘定は3人で2,000円(ひとり当たり667円)でした。

 私はさらに2杯めとなる「トマトジュース割り」をもらい、つまみは目の前の「ラッキョ」(300円)にするか、〆も兼ねた「豚キムチ炒め」(300円)にするか、ちょっと迷って、「豚キムチ炒め」をもらうことにした。

 けっきょく午後11時過ぎまでくつろいで、追加のお勘定は650円なり。どうもごちそうさま。

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居酒屋「満月」 / 日本酒、トマトジュース割り / 壁のメニュー

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玉子とじ / 油あげなっとう / ウインナー炒め

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トマトジュース割り / 目の前のラッキョ / 豚キムチ炒め

店情報前回

《平成30(2018)年10月23日(火)の記録》

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西武新宿線酒場巡り2 … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)

ウイスキー水割り


 西武新宿線の沿線酒場を巡る会。

 野方「すっぴん酒場」に続く2軒めは、野方から電車で2駅(約2分)、鷺ノ宮の居酒屋「ペルル」にやって来た。

 1960(昭和35)年創業のこのバーは、アニメ『笑ゥせぇるすまん』中に出てくる、バー「魔の巣」のモデルとなった酒場。

 といっても、モデルになったのは今の前の、鷺ノ宮図書館の向かい側の路地の中にあったころの、レンガ造りのお店のほう。

 建物の老朽化のため、2009(平成21)年末に現在の場所に移転した。

 創業店主の古川実(ふるかわ・みのる)さんもまた、バー「魔の巣」のマスターのモデルとなった方。本当にそっくりで、初めて「ペルル」に入って店主を見たときには、思わず笑ってしまった。

 ただし、「魔の巣」のマスターが寡黙なのに対して、「ペルル」の古川マスターはとても楽しくて、ダジャレなども連発されていた。2010(平成21)年5月5日に亡くなられ、もう8年が経ってしまった。

 古川マスターにはお子さんがいらっしゃらなかったので、現在は「ペルル」の常連さんが店を引き継いで経営が続いている。

 新しい店舗に移ったあとは、もう古川マスターは体調が悪くてカウンターの中に立つことはなく、その頃から、古い店でもアルバイトとしてマスターを支えてきた常連さんたちが、交代でカウンター内に立って営業するスタイルが始まった。

 それでも古川マスターはほぼ毎日、カウンターの一番奥の席に座り、みんなが飲んでる様子をニコニコと眺めていたこと。

 今でも「ペルル」に来ると、いちばん奥の席に笑顔のマスターがいるような、懐かしい感じがする。

 西武新宿線沿線には、野方の「秋元屋」「すっぴん酒場」以外にも、沼袋の「ホルモン」「たつや」「GOMA」、中井の「錦山」、都立家政の「竹よし」などの人気店があるほか、野方の「みつぼし」のような新進気鋭の酒場も登場してきている。(中井の「くりから」は、東中野に移転しました。)

 そんな中で、「ペルル」を選んだのは、この店の大衆酒場ならぬ『大衆バー』的な雰囲気をぜひ味わってもらいたかったから。

 本格的なバーは、いくらでもあるんだけれど、ほんわりとした雰囲気で、安価に楽しめる『大衆バー』は、実はあまりないのである。

 ここ以外だと、新宿のバー「みのる」や中野のバー「ブリック」、横浜のバー「クライスラー」などが、私が思う『大衆バー』に近いかなぁ。

 「ペルル」では、キープしている「ブラックニッカ スペシャル」を水割りでいただきながら(水&氷代は500円/人)、つまみには「クリームチーズ」(400円)をもらうと、常連さんが差し入れしてくれたというお新香も一緒に出してくれた。

 こういうお客さんとお店の一体感も、「ペルル」ならではなんだよなぁ。

 酒場で飲んでるというよりも、放課後、同好会の部屋に集まって飲んでる状況に近いのだ。こんな雰囲気、他にはあまりないよなぁ。

 1時間ちょっと楽しんで、お勘定は3人で1,900円(ひとり当たり633円)でした。

 どうもごちそうさま。

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「ペルル」 / クリームチーズ / お新香

店情報前回

《平成30(2018)年10月23日(火)の記録》

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西武新宿線酒場巡り1 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

煮込み


 高校の同級生、Yさんがお仕事の関係で松山から上京。

 「西武新宿線沿線の酒場で飲みたい」という希望を受けて、午後6時半に野方駅改札前で待ち合わせることにした。

 Yさんは昨年の10月にも上京する機会があり、そのときは四ツ谷の「鈴傳」で一緒に飲んだ。

 それ以来、1年ぶりの再会である。

 事前に考えていた候補店は2軒。

 東京西地区を代表する人気もつ焼き店の1軒である「秋元屋」と、ていねいな仕事で安定の味わいの「すっぴん酒場」だ。

 豚のもつ焼きは、地方ではなかなか鮮度が良くて、焼き具合や味付けもいい状態のものを食べることができないので、ぜひ「秋元屋」か「すっぴん酒場」で味わっていってほしいのだ。

 あとはYさんの希望次第。

 5分前ぐらいに改札口に到着すると、Yさんはすでに到着していた。

「豚のもつ焼きが食べられるお店に行こうと思うだけど、もつ焼き以外にもいろんな料理を食べることができる大衆酒場的な大人気店と、立ち飲みの、ほぼもつ焼き専門店とどっちがいい?」

 と聞いてみると、「おまかせするけど、ひとクセあるお店のほうが面白そう」ということだったので、「すっぴん酒場」にご案内することにした。

 東京らしい飲みものは、なんといってもホッピー。「すっぴん酒場」のホッピーは、黒しかないので、さっそくその「黒ホッピー」(450円)をもらって乾杯すると、今日のお通し(100円)は「豚れば生姜煮」だ。

 この店はキャッシュ・オン・デリバリー(品物と引き換え払い)。各人の前に置かれたお金を入れるかごに、あらかじめお金を入れておくと、お酒や料理が出されるたびに、その中から料金を取り、おつりを入れてくれるのだ。

 ちょっと遅れて、同じ高校の1年後輩で、この近くに住んでいるWさんも到着した。

 焼きものはそれぞれ好きなものを注文することにして、私はいつものように「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)からスタートする。

 私が上京したときには、もつ焼き屋のメニューに書かれている部位が、どこのことやらさっぱいわからなくて困ったものだが、東京暮らしが長いWさんはもちろん、学生時代を東京で送り、その後もちょこちょこ上京しているYさんも、もつ焼きのことはよくご存じのようで、まったく問題なく好きなものを注文している。

 YさんもWさんも「すっぴん酒場」は初めてだというので、ここのお店の名物のひとつ、「しょうがみょうが」(200円)をひとり1本ずつ焼いてもらうことにした。

 これは、その名称のとおり、生姜しょうが茗荷みょうがの肉巻きのこと。しかしながら、1串に6個の肉巻きが刺さっているうち、頭から4個めだけが茗荷巻きで、それ以外の5個は生姜巻きと、生姜巻き比率が圧倒的に多いのだ。

 他のお客さんから「煮込み」(400円)の注文が飛んだところで、我われもそれに便乗して「煮込み」を注文した。

 もつ煮込みも、東京のもつ焼きの名店でいただくと、すばらしく美味しいですからねぇ。ぜったに食べて帰ってもらわなきゃ。

 1時間半ほど立ち飲んで、ホッピーはソト1・ナカ4。個々別々の支払いで、私の分の総支払額は2,200円でした。(他の二人もほぼ同じぐらい。)

 どうもごちそうさま。

 さぁ、次の店に向かいましょう!

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黒ホッピー / 豚れば生姜煮(お通し) / れば

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ちれ / しろ / しょうがみょうが

店情報前回

《平成30(2018)年10月23日(火)の記録》

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いろいろ食べたいけど … やきとん「たつや」(沼袋)

もつカレー

 

 看板メニューの「やきとん」はもちろんのこと、名物「もつカレー」や「冷製もの」。さらには「身欠きにしん」の焼きものや、「自家製ぬか漬け」、「赤ウィンナー炒め」、「もつミック酢(酢もつ)」などなどと、幅広いメニューも特長の沼袋「たつや」。

 あれやこれやと、いろいろ食べたいんだけれど、定番のメニューも絶対にはずせない。

 来ると必ず「冷製盛り合わせ」(500円)と「もつカレー(パン付き)」(400円)はいただいている。

 この2品で、けっこうお腹がいっぱいになってきて、あとは「やきとん」を数本いただくか、一品ものを1つぐらいいただくかしかできなくなってしまうのだ。

 食べたいものはいっぱいあるのに、まことに残念なり。

 日曜日の今日は、散歩もかねて沼袋まで歩いてやって来た。

 かつては西武新宿線通勤だったので、中井、新井薬師前、沼袋、都立家政あたりの酒場にも、ちょこちょこ顔を出すことができていたのだが、昨年の4月に中央線通勤になってから、西武新宿線沿線の酒場になかなか来れなくなってしまっている。

 高円寺からも近い野方方面だけ、かろうじて来ることができてる程度だ。

 トコトコと歩いて、沼袋駅の前にやって来てみると、なんと駅前の「福久家ふくや食堂」が閉店しているではないか!

 店頭に貼り出されている『閉店のお知らせ』によると、諸般の事情により、2018年8月31日をもって閉店したようだ。

 「いつか来よう」と思ていただけで、結局、1度も来れないまま閉店となってしまった。がっくりだ。

 そして沼袋「たつや」。

 まずは「黒ホッピー」(400円)をもらって、つまみは「冷製盛り合わせ」からスタートすると、今日の「冷製盛り合わせ」は、ガツ、コブクロ、レバの3品盛りだ。

 毎回、同じ感想で申しわけないが、この「冷製盛り合わせ」は本当に美味しい。

 豚もつの各部位ごとの食感と味わいを、じっくりと楽しむことができる。

 「おかわりナカ」(250円)をもらって、「冷製盛り合わせ」を食べ終え、3杯めとなるナカをもらって、「もつカレー」を注文する。まったく定番の流れである。

 いつも「もつカレー」を食べるので、なかなか注文することができずにいるが、この店にも「もつ煮込み」(350円)、「煮豆富」(200円)、「煮玉子」(100円)といった煮込みメニューもあって、これらもまた旨い。人気の品々である。

 もう1杯、ナカをもらって、「もつカレー」を食べ終えることには、黒ホッピーをソト1・ナカ4で飲み終えた。

 酒量的には、これでもう十分なのだが、久しぶりの「たつや」なので、もうちょっと楽しんでいくことにして、「クエン酸サワー」(400円)をもらって、つまみには「煮込みこんにゃく」(150円)を注文した。

 「煮込みこんにゃく」は、『本日のもつやすめ』という日替りメニューの中に載っている一品。もしかすると、いつもはない品なのかもしれない。

 そして最後に、「はらみ」(110円)と「しろ」(110円)をおまかせで注文すると、「はらみ」は醤油で、「しろ」はタレで焼きあげてくれた。

 ゆっくりと2時間ちょっとの酒場浴。今夜のお勘定は3,150円でした。どうもごちそうさま。

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「福久家食堂」 / 閉店のお知らせ / 「漫画昭和人情食堂」の掲載ページ

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一品料理・定食 / 麺類・ライス・丼物・お飲み物 / 店頭のショーケース

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やきとん「たつや」 / 黒ホッピー / 冷製盛り合わせ(がつ、こぶくろ、れば)

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クエン酸サワー / 煮込みこんにゃく / はらみ醤油、しろタレ

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本日のもつやすめ / 焼きもの / 逸品もの

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飲みもの / 日本酒・焼酎・果実酒 / ウイスキー

店情報前回

《平成30(2018)年10月21日(日)の記録》

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閉店まで1時間で飲む … 立呑み「やきや」(荻窪)

いかげそ焼


 神戸からの帰り道。乗っていた新幹線が掛川駅で緊急停車した。

 車内放送によると、姫路駅で人身事故が発生し、新幹線は全線で運転を取りやめているとのこと。

 1時間ほどウトウトし、目が覚めてもまだ掛川駅に停まったまま。

 ちょうどそこへ、車内販売のおねえさんがやって来た。

 お酒は帰ってから飲もうと、車内で飲むのは控えていたが、他にすることもないのでビールでも飲みますかね。

 私の前の席の人も同じ思いだったのか、おねえさんを呼び止めて、「ビールください」と注文した。

 するとおねえさん、「飲みものも食べものも、すべて売り切れて、アイスクリームしかないんです」という返事。

 なんとなんと。長く停まってる間に、いろんなものが売り切れちゃったんですね。

 なにしろこの新幹線。掛川駅の追い越し車線に緊急停車してるからなぁ。ホーム側にも別の新幹線がいる。だからホームから品物を補充することもできない。

 1時間半ぐらいたって、やっと動き始めたけれど、前方にたくさんの新幹線が詰まっているんだそうで、途中で停まったりしながらの運転だ。

 結局、横浜駅に到着したのは1時間57分遅れ! 2時間以上遅れると、特急料金が払い戻しになるんだそうで、かろうじて2時間未満となったようだ。

 しかしその先、東京駅までがさらに新幹線が詰まっていて、東京駅に着いたときには2時間23分の遅延。特急料金が払い戻された。

 う~む。特急料金がかかろうが、払い戻されようが、実際にかかった費用の分だけが会社から支払われるので、まったく嬉しくないなぁ。早く着いたほうがいいに決まってる。

 神戸を午後4時過ぎに出て、いまが午後9時半だから、5時間半も新幹線に乗ってたわけだ。昼食を食べてから何も食べてないから、お腹も空いたなぁ。

 中央線に乗り換えて、荻窪駅に到着したのは午後10時。

 「やきや」の閉店時刻は午後11時なので、それまでの1時間、軽く飲みますか。

 夜も10時を回ると、さすがに「やきや」も空いている。

 店の奥のほうで、大常連の大ちゃんが飲んでいたので、その近くに立って「ホッピー」(320円)と「しめさば」(270円)をもらう。

 「しめさば」は、この店で最も高いつまみなんだけど、この値段で、なんとサバ半身分の「しめさば」が出される。だからボリュームたっぷりなのだ。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、2杯めのホッピーを半分ぐらい飲んだところで「しめさば」を食べ終えて、今度は「いかげそ焼」(200円)を注文した。

 「いかげそ焼」も、イカ1尾分のゲソ(つまり短い足8本、長い足2本の合計10本分)が1人前なので、量もけっこうあるのだ。

 お腹が空いてるときは、ついついボリュームがあるものを注文してしまうなぁ。

 もう1杯、「ナカ」をおかわりして、「いかげそ焼」も食べきったところで、そろそろ閉店時刻の午後11時。

 ホッピーがソト1・ナカ3でのお勘定は、1,110円なり。どうもごちそうさま。

 しかし、さすがに「しめさば」と「いかげそ焼」だけでは満足できる量ではなかったので、帰り道に「富士そば」で「もりそば」(300円)をたぐってから帰りましたとさ。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / しめさば

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「富士そば」 / もりそば / 残ったそばつゆは、そば湯で割って〆るく

店情報前回

《平成30(2018)年10月19日(金)の記録》

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〔コラム〕チェーン店ならではの安心感を求めて

もつ煮込みとんこつラーメン


 出張に行くのが仕事のような職場にいると、チェーン店の良さもわかるようになってきた。

 たとえばホテル。日本の各地に展開している東横インなどの場合、日本全国、どこの東横インに泊まっても、部屋の造りも、無料朝食も、さらにはエレベーターが1基しかないところまで共通だ。

 だからホテルに入ってしまうと、どの土地にいるのかすら気にならなくなってしまう。

 それが好きで、どこに出張に行っても東横インにしか泊まらない人も、うちの職場には何人かいる。

 今日は今日とて、職場の大先輩、Nさん、Oさんと横浜で仕事をしたあと、そのまま3人で、新幹線で神戸へと向かった。

 新幹線の3人掛けの席(A~C席)を取って、酒盛りをしながらの移動である。

 NさんやOさんは、こうして新幹線の中で飲みながら移動するのを常としているそうで、車内販売でのつまみの選び方も堂にっている。

 そして神戸に到着。宿泊先は東横インじゃなかったけれど、ホテルにチェックインしたあと、「〆にもう1軒」とくり出した。

 ここ数年、毎年、同じ時期にこの地に来て、このホテルに宿泊されているNさんとOさん。きっと行きつけの酒場があるに違いない。

 そう思いながらお二人についていくと、向かった先はなんと「餃子の王将」だ!

『え? 居酒屋でもないし、なぜここに?』

 クエスチョンマークいっぱいになりながらも、お二人について店内へと進む。

 4人掛けテーブルを3人で囲み、まずは「びんビール(アサヒスーパードライ大瓶)」(480円+税)を2本もらって乾杯し、つまみには「餃子」(6個220円+税)を2人前注文した。

「『餃子の王将』はうちの近所にもあって、ときどき行くんですよ。日本中、どこの『餃子の王将』に行っても、同じ値段で、同じ味のものが食べられるのがいいんです」(注:公式サイトによると、実は「北海道・東北・関東・信越」、「北陸・東海・関西・四国・東部中国」、「西部中国・九州」というエリアごとにメニューを変えてるみたいです。)

 とOさん。そういう理由でOさんが、日本中どこに行っても「餃子の王将」に通うようになり、Oさんと同行することが多いNさんも、一緒に「餃子の王将」に通うようになったんだそうな。

 なるほどなぁ。

 出張先で、知らない店に行って失敗するよりも、状況をよく知ったチェーン店のほうがいい(≒安心できる)ってことなんですね。

 たしかにそれも一理ある。

 面白みは少ないかもしれないけど、失敗はない。

 だから日本中のあちこちに、同じようなチェーン店が展開していくのかなぁ。

 ひとしきり飲み食いしたところで、今夜の〆として『創業50周年感謝メニュー』と書かれた、「野菜たっぷり もつ煮込みとんこつラーメン」(686円+税)を、みんなで注文した。

 出てきたラーメンは、メニューの写真とはかなり異なるビジュアルながら、その内部を探ると、もつ(牛腸)がたくさん出てきて、けっこうなボリュームだ。

 四苦八苦しながら食べすすんでいる私を横目に、Nさん、Oさんのお二人は、「野菜たっぷり もつ煮込みとんこつラーメン」をスルッと食べきった。

 NさんもOさんも、かなりスリムな体系なのに、よく召し上がりますねぇ!!

 そして私も何とか完食し、1時間ほどのラーメンタイム。お勘定は3人で3,734円(ひとり当たり1,245円)なり。ごちそうさま。

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新幹線で飲む / 「餃子の王将」 / ビールで乾杯

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餃子2人前 / もつ煮込みとんこつラーメンのメニュー / 実物

《平成30(2018)年10月18日(木)の記録》

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続いてホッピーとモツ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

煮込み


 1週間の海外出張から帰国して、「やきや」で日本酒とイカ料理(刺身&塩辛)を堪能した後、いちど自宅に戻って荷物を置いたら、すぐさま「すっぴん酒場」に向かって出発だ。

 日本酒とイカに続いては、やっぱりホッピーとモツだよね。これらもまた、海外ではお目にかかれない品々だ。

 まずは「黒ホッピー」(450円)をもらうと、一緒に出されるお通し(100円)は大根、カブ、キュウリのお新香だ。

 そしてもつ焼きは、いつもの「れば」「しろ」「ちれ」(各1本100円)を注文した。

 セブ島(フィリピン)にいるときに、向こうの名物だという「仔豚の丸焼き(レチョン)」や、「シシグ」という、豚のほほ肉を細かく切って、玉ネギやニンジンと一緒に炒めた料理はいただいたんだけど、豚の内臓そのものを使った料理は出てこなかった。

 その前の週に、福岡~長崎方面に出張したときも、豚もつ料理はなかったので、実に2週間ぶりの豚もつだ。

 この店に来るたびに必ずいただいてる「れば」「しろ」「ちれ」だけど、今日はひときわ美味しく感じるのぉ!

 「ナカ(おかわり焼酎)」(250円)と一緒に、常連のS藤さんが注文した「白菜漬け」(100円)を、こっちも便乗注文した。

 「白菜漬け」は冬場の人気の品。「らっきょう」が終わって残念な気がしてたけど、すぐに「白菜漬け」の季節になりましたね。

 つらつらとカウンター上部にかけられた短冊メニューを眺めているたところ、「ももねぎ」(150円)というメニューを発見。

 おろっ? こんなメニュー、以前からあったかなぁ? 少なくとも私は食べた記憶がない。

 さっそくその「ももねぎ」を注文し、「ナカ」ももらう。

 「ももねぎ」は予想どおり、ひと口大にカットした鶏もも肉と白ネギを、交互に刺して焼いたもの。しっかりと旨みのある鶏もも肉がいいね。

 最後はやっぱり「煮込み」(400円)で締めくくる。ここの「煮込み」が好きなんだ。

 たっぷりと2時間半ほどの立ち飲みタイム。キャッシュ・オン・デリバリーでの総支払額は2,350円なり。

 どうもごちそうさま。

 やぁ、これで日本酒切れ、イカ切れ、ホッピー切れ、もつ切れのすべてが解消した。良かった良かった。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / れば

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しろ / ちれ / 白菜漬け

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ももねぎの短冊 / ももねぎ / 煮込みは箸代わりの串でいただく

店情報前回

《平成30(2018)年10月13日(土)の記録》

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成田空港から直接ここ … 立呑み「やきや」(荻窪)

自家製塩辛


 福岡・長崎への出張から東京に戻り、出張用の荷物を入れ替えたら、翌日にはセブ島(フィリピン)への出張に出発だ。

 初めて行ったフィリピンながら、その緯度は北緯10度。3年前に赴任していたレシフェ(ブラジル)が南緯8度だったので、北と南の違いはあるものの、その気候は近い。

 そのせいか、街の雰囲気もなにやらレシフェに似ていて、なんだかとっても懐かしい感覚だ。

 そんなセブ島での1週間の仕事を終えて、成田空港から成田エクスプレスに乗って、新宿経由で荻窪に到着したのは午後4時。ちょうど「やきや」の開店時刻だ。

 さっそく「やきや」に出かけていくと、さすがは土曜日。開店直後なのにほぼ満席で、入口すぐ前の、L字立ち飲みカウンターの、短辺の端っこ(L字の右下の場所)だけがかろうじて空いていた。

 海外出張帰りで荷物も大きいので、こういう端っこの場所は、後ろを通る人の邪魔にならなくてありがたい。

 さっそく「酒一杯(日本酒)」(250円)を注文すると、焼き台の女将さんが、

「最初から日本酒。珍しいですねぇ(笑)」

 と言いながらお酒を注いでくれた。

「1週間の海外出張から、いま帰ってきたところなんです。久しぶりに日本酒が飲みたくて」

「あらそうなの。それはお帰りなさい」

 つまみのほうは、「いかみみ刺身」(200円)を生姜醤油でいただく。

 あぁ~、うまいっ。日本に帰ってきたなぁ。

 となりで立ち飲んでいた男性がお勘定をして店を出て、かわりに入ってきたお客さんも、キャリーバッグを引いている。

「いま成田から着いたばかりです。ホッピーください!」

 とそのお客さん。あら、あなたもそうですか。自宅にも帰らず、成田空港から直接「やきや」にやって来るところに、「やきや」への愛を感じますねぇ。

 もう1杯、お酒をもらって、つまみはやっぱり「自家製塩辛」(200円)だ。これを食べなきゃ、「やきや」らしさが半減してしまう。

 さっくりと1時間弱の立ち飲みタイム。お勘定は900円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / 酒一杯 / いかみみ刺身(生姜で)

店情報前回

《平成30(2018)年10月13日(土)の記録》

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地元民のイチオシ料理 … 長崎ダイニング「出島亜紗(でじまあさ)」(長崎)

地魚のすりみ揚げ


 福岡から長崎にやって来た。

 長崎港に停泊しているのは、ドイツのマイヤー・ヴェルフト造船所で2017年に建造されたばかりの大型クルーズ客船、「ノルウェージャン・ジョイ(Norwegian Joy)」だ。

 全長(L)333m、幅(B)41.4m、喫水(d)8.7mのこの船には、20層の客室フロアがあり、乗客3,800人、乗組員1,800人が乗っている。

 母港を上海と天津に置き、中国人ゲスト向けにデザインされた客船なのである。

 朝、長崎港に入って来ては、貸し切りの大型バスで市内に繰り出してショッピングや観光を楽しみ、夕方には戻ってきて出港する。

 長崎にはなんと、年間280隻ものクルーズ客船がやって来るそうである。

 この「ノルウェージャン・ジョイ」も、この日のうちに出港し、翌朝には郵船クルーズの「飛鳥IIあすかツー」(L241×B29.6×d7.8、乗客872人、乗組員470人)が入港した。

 そんな長崎での一夜め(昨夜)は、出張先の会社の方々と長崎新地中華街の「会楽園」で会食。

 中華料理のコースの中で出された、揚げもの盛り合わせに、長崎の郷土料理「ハトシ(蝦多士)」が入ってたのが嬉しかったなぁ。

 「ハトシ」は、食パンの間にエビなどのすり身をはさんで、油で揚げた料理。もともとは広州(中国)の料理で、江戸時代に長崎に入ってきたそうだ。

 二日目の今日の昼食は、「民宿・食事処ひふみ」から出前でとってくれた「特製ちゃんぽん」。長崎に来たら、ちゃんぽんも食べたかったので、これまた大満足だ。

 夜は夜とて、同行のお二人と一緒に、長崎の居酒屋に繰り出した。

 出かけた先は長崎ダイニング「出島亜紗」。

 あらかじめ電話で個室を予約して出かけたんだけど、案内された4人用個室は狭い狭い。仕切りはあるけど、周りの声はガンガン聞こえてくるし!(爆)

 しかし、地元ではかなりの人気店らしく、予約してなければ入れないところだった。

 まずは「生ビールプレミアムモルツ」(520円)をもらって乾杯すると、すぐに出された「つきだし」(330円)は、魚の切り身を揚げたもの。

 同行のお二人のうちOさんは唐津(佐賀県)出身。もう一人のTさんは、ここ長崎の出身だ。

 そのTさんの圧倒的なおすすめが「地魚のすりみ揚げ」(500円)。

 魚のすり身を揚げた、長崎風の「さつま揚げ」のようなものなんだけど、スーパーでも、「すり身揚げのもと」(=魚のすり身)が売られていて、一般の食卓にも揚げたての「すり身揚げ」が並ぶことが多いんだそうな。

「自分にとっては、このすり身揚げが一番の長崎料理だな」とTさん。

 昨夜の「ハトシ」といい、この「すり身揚げ」といい、鮮度の高い魚介類が豊富な長崎ならではの料理なんですね。

 他にも「お刺身の盛り合わせ」(1,950円)や「豆腐の肉あんかけ」(450円)、「鯨のスジぽん」(380円)、「地どり焼」(1,000円)、「アラ荒煮」(900円)などをいただきながら、飲みものは麦焼酎「壱岐スーパーゴールド」(720ml瓶、2,100円)+「氷」(150円)に移行した。

 麦焼酎「壱岐」は、Oさんイチオシの焼酎。WTO(世界貿易機関)の「地理的表示」(知的財産権のひとつ)に選ばれた焼酎だそうだ。

 2時間ほど楽しんで、お勘定は3人で11,020円(ひとり当たり3,673円)なり。どうもごちそうさま。

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長崎港の客船 / 「会楽園」のハトシ(右) / 「民宿・食事処ひふみ」の特製ちゃんぽん

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長崎ダイニング「出島亜紗」 / おしながき / つきだし

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お刺身の盛り合わせ / 地魚のすりみ揚げ / 豆腐の肉あんかけ

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鯨のスジぽん / かき混ぜていただく / 麦焼酎「壱岐スーパーゴールド」

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壱岐は麦焼酎発祥の地 / 地どり焼 / アラ荒煮

店情報

《平成30(2018)年10月4日(木)の記録》

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店情報: 長崎ダイニング「出島亜紗(でじまあさ)」(長崎)

    出島亜紗
  • 店名: 長崎ダイニング 出島亜紗 (NAGASAKI DINING DEJIMA ASA)
  • 電話: 095-811-1388(予約可)
  • 住所: 850-0862 長崎県長崎市出島町13-3
  • 営業: 17:00-01:00、不定休
  • 場所: 長崎電気軌道・市民病院前から徒歩2分、長崎バス・新地バス停下車徒歩2分
  • メモ: 長崎市内に7店舗(2018年10月時点)を展開する亜紗グループの1軒として、2013年7月26日にオープンした。カウンター席あり、個室ありの総席数68席。公式サイトあり。おしながき(2018年10月調べ)

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博多に来たらゴマサバ … 漁師料理の店「せいもん払い」(中洲川端)

豊後水道のゴマサバ


 福岡での出張先のTさんが、「アワビの刺身が美味しい店があるから!」と連れて行ってくれたのが、上川端通商店街の中にある漁師料理の店「せいもん払い」だ。

 博多でも「超」が付くほど人気が高いお店らしく、事前に個室を予約しての訪問である。

 しかも、絶対に午後6時半までに入らないと、予約がキャンセルになってしまうんだそうで、「急げ急げ!」とお店に向かった。

 まずは「キリン生ビール」(600円)で乾杯すると、Tさんがオススメの品を一気に注文してくれた。

 すぐに出てきたお通しは、小鉢ごとにいろんな種類。私のところに出された小鉢は、「生ハムとイチジクとクリームチーズ」だった。

 そして『漁師料理の店』ならではの魚介料理の1品めは「豊後水道のゴマサバ」(1,480円)だ。

 博多と言えばゴマサバなんだけど、このゴマサバは、今まで食べた中でも、ものすごくクオリティが高い。(値段も高い!)

 こりゃ絶対に燗酒だねぇ。生ビールを飲み干して、福岡・三井の「美田 辛醸」(700円)を燗でいただく。

 そして出てきた「おまかせ刺身盛合せ」(1人前2,800円、2人前以上は2,500円×注文数)と、それと一緒盛りにして出される、Tさん絶賛の「活アワビ刺」(量り売り)。

 「活アワビ刺」は人数分あるので、遠慮なくすることなくいただく。

 これが、スライスしたアワビ刺ではなくて、小ぶりとは言うものの、まさに活きたアワビそのもの。まだ動いてるし!

 殻にくっついてる部分は外して出してくれてるので、レモンをキュッと搾って箸でとり、端っこのほうから齧りつく。

 アワビ刺身特有の、コリッと硬い弾力感を想像していたんだけど、あにはからんや、これが軟らかい。

 いや、もちろんアワビならではの強い弾力感はあるんですよ。でもコリコリとした感じではなくて、クニュッと軟らかい食感のから始まって、ググゥ~ッと強い弾力感になっていく感じ。

 これは初めての食感だなぁ。ちょっと残酷だけど……。

 お酒のほうは、佐賀・嬉野の「東一」(700円)の燗酒へ。

 いろんな野菜をたっぷりと盛り合わせた「ごちゃまぜサラダ」(980円)もやってきた。

 「魚だけじゃなくて、肉も美味しいんですよ」と出てきたのは、「糸島牛ロース備長炭焼」(3,480円)だ。これが赤身なのにとっても軟らかい。すばらしい牛肉である。

 そしてお酒は福岡・久留米の「旭菊 綾花 瓶囲い」(700円)の燗酒だ。九州の酒も、いいのがそろってますねぇ。

 〆のご飯を食べる人は、「めんたいおにぎり」(400円)や「鮭茶漬け」(780円)、「博多めんたい茶漬け」(780円)などを注文しているが、私はここでは〆ずにおいた。

 午後9時前にお店の前で解散。

 ここから宿泊先の西鉄グランドホテルまでは、1.5キロほど。中洲や天神の状況を観察しながら、ゆるゆると歩いて帰るんだけれど、その途中にあるのが元祖ラーメン「長浜家」だ。

 ここでラーメンを食べようと思って、「せいもん払い」では〆なかったのでした。

 さっそくラーメンの食券(550円)を買って店内へ。食券を渡しながら「硬めでお願いします」と注文する。

 この店に来たのは今日が初めて。出てきたラーメンに、おろしニンニクを入れようと思ったら、卓上の薬味の中には、おろしニンニクがなかった。残念。

 食べ終わるころに気づいたんだけど、サービスで「ネギ多め」が指定できるんですね。

 やぁ、満腹、満腹。美味しいものをたくさんいただいた一夜となりました。

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「せいもん払い」 / ビルの1階が入口 / 予約して個室へ

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お通し / 豊後水道のゴマサバ / おまかせ刺身盛合せ

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ごちゃまぜサラダ / 活アワビ刺 / 糸島牛ロース備長炭焼

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元祖ラーメン「長浜家」 / 食券販売機 / 出入口

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ラーメン / 卓上の薬味 / 「ネギ多め」のオプションもあり

店情報

《平成30(2018)年10月2日(火)の記録》

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店情報: 漁師料理の店「せいもん払い」(中洲川端)

    せいもん払い
  • 店名: 漁師料理の店 せいもん払い(せいもんばらい)
  • 電話: 092-281-5700(予約可)
  • 住所: 812-0026 福岡県福岡市博多区上川端町5-107
  • 営業: 17:00-24:00(23:00LO)、日曜と年末年始休
  • 場所: 地下鉄空港線(1号線)・中洲川端駅から徒歩7分。上川端通商店街の中。
  • メモ: カウンター席あり、掘りごたつ個室あり(13室/3~20名)。総席数125席。分煙。メニューは「ぐるなび」にあり。食べログ。(2018年10月調べ)

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おでんともつ鍋で飲む … 「マリコ食堂」(赤坂@福岡県)

女将のマリコさん

 

 福岡への出張。宿泊先は、伝統と格式の西鉄グランドホテルだ。

 朝食付きの一泊料金は、1万円ちょっとと、通常のビジネスホテルと比べると高いが、その居心地は半端ない。静かにゆったりと過ごすことができるのだ。

 その居心地の良さが気に入って、昨年の福岡出張時の利用に続いて、これで2度めの西鉄グランドホテルである。

 同行のお二人からの、「食事をしながら、軽く飲める店に行きたい」というご希望があり、ホテル近くの店をネットで検索。

 呑兵衛ばかりであれば、「さきと」か「戦国焼鳥 家康」を選ぶところだが、そうでない場合は、「さきと」はちょっと高くつくし、「戦国焼鳥 家康」は大衆酒場っぽ過ぎて、好まれない可能性が高い。

 どっかいいとこないかなぁ、と検索していて、心を惹かれたのが、「さきと」からのほど近い路地の中にある「マリコ食堂」だった。

 総席数が20席ほどと小さく、こんでることも多いそうなので、福岡空港に着いたところでお店に電話を入れて、3人分の席を予約した。

 「マリコ食堂」は午後5時半の開店。我われは西鉄グランドホテルにチェックインしてから、午後6時過ぎに店に出かけた。

 店内は右手小上がりに6人用の掘りごたつ席、左手の窓がある壁際にはテーブル席が2卓。そして右手の小上がり席の奥の厨房前がカウンター席になっている。

 店は女将さんひとりで切り盛りされている様子。この女将さんが地元・福岡出身のマリコさんだから、「マリコ食堂」という名前であることを、あとで伺った。

 先客はなく、我われは入口右手の小上がり席に案内された。

 まずは生ビール(500円)をもらって乾杯すると、すぐに出されたお通しは少量のマカロニサラダ。

 事前に調べた情報によると、この店の売りは、おでんとホルモン、そして女将の作る手料理とのこと。

 まずはその「おでん」を、適当に盛り合わせでお願いすると、大根(150円)、たまご(150円)、こんにゃく(150円)、しらたき(150円)、厚あげ(150円)、がんも(150円)、ギョーザ天(150円)、カッパ(すじ肉、350円)の8品を、大きな深皿に盛り合わせて出してくれた。

 練り辛子に加えて、柚子胡椒ゆずごしょうも出されるのが福岡らしいところだ。

 この柚子胡椒でいただく「おでん」がうまいんだな。

 1杯めの生ビールを飲み終えたところで、ワイン好きのOさんは白ワイン(グラス600円)に移行。ビール好きのTさんは徹頭徹尾、生ビール。私ももう1杯、生ビールをおかわりだ。

 店内には、若いサラリーマン二人連れと、そのあと中年のサラリーマン二人連れも入ってきた。みなさんこの近所の会社で働いているらしく、ご常連の様子。仕事帰りに、ここで飲むのが定番になってるんだろうな。

 店の壁に『もつ鍋、はじめました。1人前1,000円。2人前より注文可。おでん出汁ベースの醤油味です』という張り紙があるのを見て、「おでん」に続く2品めは、その「もつ鍋」を、2人前でお願いした。

 「もつ鍋」は、卓上コンロと一緒に出てきて、着火される。

 グツグツと煮えて、ニラやキャベツが、スープの水面まで下がってきたら、そろそろできあがりだ。

 プリップリの「もつ(牛腸)」がいいねえ!

 おでん出汁ベースのスープも間違いなく旨いっ。

 この「もつ鍋」にはやっぱり焼酎だ。芋焼酎「黒霧島」(400円)をお湯割りでもらう。

 「もつ鍋」を食べ終えたあとは、「トマトスライス」(400円)や「あご干物」(500円)をつまみに、それぞれワイン、生ビール、芋焼酎湯割りが進む進む。

 最後は「もつ鍋」のスープに、チャンポン麺を投入して〆とする。

 2時間ちょっと楽しんで、お勘定は3人で11,900円(ひとり当たり3,967円)なり。

 いやぁ、満足、満腹。おいしかったなぁ。どうもごちそうさま!

 あっ! 「串ホルモン(みそ味)」(200円)も食べたいと思っていたのに、すっかり忘れてた。これは次回の宿題だな。

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「マリコ食堂」 / ビルの1階が店舗 / 生ビールで乾杯

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おでん盛り合せ / カラシと柚子胡椒 / カッパ(すじ肉)、たまご

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お通し(マカロニサラダ) / 白ワイン / 生ビールおかわり

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もつ鍋2人前 / できてきた / プリップリのもつが旨し

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バックバーに並ぶ酒類 / 黒霧島(湯割り) / トマトスライス

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あご干物 / もつ鍋の〆にチャンポン麺 / マリコさんと一緒に

店情報

《平成30(2018)年10月1日(月)の記録》

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店情報: 「マリコ食堂」(赤坂@福岡県)

マリコ食堂

  • 店名: マリコ食堂
  • 電話: 092-215-2965(予約可)
  • 住所: 810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴2-1-21 加藤ビル1F
  • 営業: 17:30-01:00(24:00LO)、日休
  • 場所: 福岡市営地下鉄空港線・赤坂駅から徒歩4分(250m)、同・天神駅からは徒歩10分(780m)、西鉄大牟田線・西鉄福岡駅から徒歩12分(890m)。
  • メモ: 2009年創業、福岡出身のマリコさんが一人で切り盛り。店内はカウンター席、壁際のテーブル席(2卓)、小上がりの6人用掘りごたつ席。公式Facebookあり。以下のメニューで太字は店のオススメ。
    〔食べもの〕《おでん》大根150、たまご150、こんにゃく150、しらたき150、しいたけ150、厚あげ150、豆腐150、がんも150、はんぺん150、ちくわ150、ギョーザ天150、ごぼう天150、もち巾着150、トマト200、レタス200、さといも200、春菊250、とりつくね250、たこ250、カッパ(すじ肉)350、アキレス350、アボカド350、豚バラ400。
    《おつまみ》酢もつ400、枝豆400、キムチ400、おろしじゃこ400、板わさ400、酒盗とクリームチーズ400、冷奴400、ニラQ450、モロQ450、きゅうり浅漬け450、キムチ奴500、納豆奴500、焼めんたい500、干物(エイヒレ or あご or めざし)500、じゃこピーマン500、チーズとクラッカー500、納豆キムチ500、鶏レバーのパテ650。
    《サラダ》エビと春雨のピリカラサラダ800、シーザーサラダ700、トマトと生ハムのサラダ700、豆腐サラダ650、レタスと海苔のサラダ600、大根とじゃこのサラダ550、ポテトサラダ450、トマトスライス400。
    《焼きもの》牛テール塩焼き(小)800・(大)1,500、きなこ豚バラ塩焼き900、塩ホルモン950、鶏もも塩焼き700、黒豚の豚足500。
    《揚げもの》鶏の唐揚げ600、鶏なんこつ唐揚げ500、あげだし豆腐500、茄子のあげだし550、豚足唐揚げ650、エイヒレ天ぷら500、フライドポテト450、えびせん400。
    《一品料理》串ホルモン(みそ味)200、焼きギョーザ400、カマボコバター450、赤いウインナー450、ニラ玉500、玉子焼500、ハムエッグ500、砂ずりピーマン600、なっとうオムレツ600、ポテサラオムレツ650、豚バラキムチ550、豚バラキムチとじ650、レバニラ炒め550、レバニラとじ650、チーズチヂミ750、豆腐チゲ800、エビとアボカドのアヒージョ800、おでん定食(三品+小鉢+ごはん+味噌汁)700、鶏の唐揚げ定食900、レバニラ定食800。
    《もつ鍋》もつ鍋(おでん出汁ベースの醤油味)1人前1,000円(注文は2人前より)。
    《ご飯もの》じゃこめし400、たまごかけごはん400、白ごはん200、塩おにぎり200、雑炊600、にゅうめん(みそ味 or 塩味)350。
    〔飲みもの〕《ビール》生ビール500・(小)250、カシスビール550、カンパリビール550、瓶ビール550、ノンアルコールビール350。
    《日本酒》豪快(辛口)500、三井の寿(純米吟醸・福岡)650、寒山水(福岡)650、香露(熊本)600、酔鯨(高知)600、男山(北海道)600。
    《焼酎》〈芋〉黒霧島400・(ボトル)2,000、島美人400・(ボトル)2,000、木挽ブルー400・(ボトル)2,000、三岳450、霧島(20度)400。〈麦〉二階堂400・(ボトル)2,000。〈米〉白岳しろ450。〈黒糖〉れんと500。〈泡盛〉久米仙500。〈そばソーダ〉450。
    《酎ハイ》レモン400、グレープフルーツ400、カルピス400。
    《ワイン》グラス(赤・白)600、ボトル(赤・白)2,400、スパークリング(グラス)800・(ボトル)3,500、ホットワイン650。
    《その他》梅酒450、杏露酒450、ライチ酒450、ハイボール450、カシスソーダ600、カシスオレンジ600、カシスウーロン600、カンパリソーダ600、カンパリグレープフルーツ600、スプモーニ600。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶(ホット・アイス)300、コーラ300、ジンジャーエール300、グレープフルーツジュース300、オレンジジュース300、カルピス300。(2018年10月調べ)

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プリップリこぶくろ刺 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

こぶくろ刺


 ときどき食べたい「もつ刺身」。

 といっても、2015年6月12日から、豚の生食は禁止されているため、「もつ刺身」と言いつつも、実際には「もつの冷製」。

 ゆで冷ました豚もつを、小さく刻んだものだ。

 ここ「すっぴん酒場」で食べられる「もつ刺身」は、「こぶくろ刺」(400円)と「がつ刺」(400円)の2種類。

 どちらも、小さく切る前の状態で冷蔵保存されていて、注文を受けてから刺身に引いてくれる。

 どっちも美味しいんだけど、今日は「こぶくろ刺」のほうを選択した。

 小さくカットしたコブクロには、サッと醤油がかけられ、刻みネギと、おろし生姜、そしてレモンスライスを1切れトッピングして出してくれる。

 レモンをギュッと絞って全体をザッとかき混ぜていただく。

 あぁ~。この弾力感がいいんだな。

 金曜日の今日は、会社の会議室でちょっと飲んでから「すっぴん酒場」にやって来た。

 店に着いたのは午後8時半。

 いつものように「黒ホッピー」(450円)を注文すると、すぐにお通し(100円)のお新香が出される。

 そして1品めの注文が「こぶくろ刺」だった。

 会議室で飲むときは、つまみがどうしても乾きもの(袋菓子)中心になるから、いつにも増して、タンパク質系のつまみが欲しくなるのだ。

 「なか(おかわり焼酎)」(250円)をもらいながら「こぶくろ刺」を食べ終えて、続いての注文は、いつもの定番、「れば」(100円)、「ちれ」(100円)、「しろ」(100円)だ。

 この3種3本をいただかないと、「すっぴん酒場」に来た気がしない。

 「すっぴん酒場」ならではのミディアムウェルの焼き具合がいいんだな。

 最後は「中島メンチ」(250円)で締めくくって、2時間半ほどの立ち飲みタイム。

 ホッピーはソト1・ナカ4で、キャッシュ・オン・デリバリーでの総支払額は2,250円なり。

 どうもごちそうさま!

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通しのお新香

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こぶくろ刺(かき混ぜた後) / れば / ちれ

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しろ / 中島メンチ / 中島メンチの中身

店情報前回

《平成30(2018)年9月28日(金)の記録》

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久しぶりにセンターで … 立呑み「やきや」(荻窪)

いかみみ焼


 福山駅(広島県)を午後3時ごろに出発する新幹線に乗ると、東京駅には6時半ごろ到着。中央線に乗り換えて、7時過ぎには荻窪駅に到着する。

 広島も近くなったもんだね。

 私が新入社員のころ(35年ほど前)には、広島に行くのも帰るのも、寝台特急「あさかぜ」で、まる一晩かけて行き来したものだった。

 1日だけの仕事で出張するときなんか、夜行寝台で行って、その日の夜行寝台で戻ってくる。この出張は、みんなから『往復びんた』と呼ばれて嫌われたものだった。お風呂にも入れないもんね。(寝台特急の中に有料のシャワー室はありました。)

 それが今や広島ならば、朝の新幹線で出かけて、午後に会議をすれば、その日のうちに帰ってこれる。広島以外でも、日本中の多くのエリアが日帰り圏内になってしまった。まさに隔世の感がありますよねぇ。

 そんなわけで荻窪。

 せっかくなので「やきや」に寄って帰りましょう。

 いつも満員で、立ち飲みなのに入れないことが多い「やきや」。

 でも実は人の動きに波があって、午後4時の開店と同時に満席になるんだけど、午後5時台に一度波が引くように客が入れ替わる。その次が午後7時過ぎの入れ替わりだ。そして午後9時半を過ぎるころから徐々にお客が減り始めて、閉店時刻(午後11時)を迎える。

 これはあくまでも平日に私が観測した結果であって、いつもそうとは限りません。また、土曜日の客の流れは、平日とは違うようです。

 今は7時過ぎなので、予想が当たっていれば本日2度めの入れ替わりのタイミング。さて、どうかな?

 開けっ放しの入口から、「こんばんわぁ~」と入った店内は、予想どおり満員状態ではなくて、珍しく店の奥に向かって長い立ち飲みカウンターのセンターのポジションが空いている。

 そんなわけでカウンターのど真ん中に立って、目の前にいるヨーコさん(女性店員さん)に「ホッピー」(320円)をお願いし、1品めのつまみとして「げそ揚げ」(200円)を『タレかけ』(売り切れた後の「珍味わたあえ」のタレをかけてもらうオプション。ひとり1回のみ)で注文した。

 「うなぎの寝床」のように奥に向かって長い「やきや」の店内は、店員さんたちの守備範囲もほぼ決まっている。

 入口を入ってすぐのところにある焼き台付近は、焼き台を担当する女将さんかカイトくん(男性店員さん)が受け持つ。開店後の早い時間帯は女将さんが焼き台にいて、途中でカイトくんに交代するというパターンが多いようだ。

 で、カウンターの中央部、洗い場の前あたりがヨーコさんの守備範囲だ。今日は久しぶりにカウンター中央部に立ったので、ちょうど目の前にヨーコさんがいる。なんだかちょっと緊張するなぁ。

 そしてカウンターの奥のほうは、女将さんかカイトくんのうち、その時間帯に焼き台を担当してないほうが受け持っている。

 カウンターの外(お客さんが立つ場所)も狭いが、中もすごく狭い。その狭いカウンター内を、3人がスルリスルリと上手にすれ違いながら、料理を運んだり、お酒を作ったり、食器を洗ったりしているのでした。

 2杯めとなる「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)には「いかみみ焼」(200円)を、3杯めには「いか刺身」(200円)を生姜しょうがオプションでもらう。これは通常はワサビ付きで出される「いか刺身」を、ワサビの代わりにおろし生姜にしてもらうオプションだ。

 ホッピーがソト1・ナカ4となる、4杯めのナカには「自家製塩辛」(200円)だ。「やきや」に来たら、少なくとも2回に1回は「自家製塩辛」を食べなきゃねぇ。

 いつもならばここで終了し、ホッピー4杯(ホッピーセット×1+ナカ×3)と、イカ料理4品で1,600円となるところだけど、今日は久しぶりにヨーコさんの前なので、「酒一杯(北の誉)」(250円)を追加注文して長居する。

 たっぷりと2時間ほど立ち飲んで、今宵のお勘定は1,850円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / げそ揚げ(タレかけ) / いかみみ焼(マヨ+七味で)

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いか刺身(ショウガで) / 自家製塩辛 / 酒一杯

店情報前回

《平成30(2018)年9月27日(木)の記録》

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新幹線を待つ間に一杯 … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

小いわし天ぷら


「自由軒」 3度目の正直。今日こそ入れた「自由軒」だ。

 なにしろ今日は、福山での仕事の最終日で、午前中に仕事が終わったため、福山駅前まで戻ってきたのは午後2時過ぎ。

 ランチも終わった昼下がりで、もっともいてる時間帯だからなぁ。それでも半分ぐらいの席が埋まってるのが、大人気の「自由軒」ならではだ。

 予定の新幹線まで、1時間ほどしかないので、急げ急げ。

 同行のお二人は生ビール(600円)を、私は大ビール(大瓶ビール600円)をキリンでもらって乾杯し、最初のつまみはおでんから。

 ひとりひとり好きなものを1品ずつもらうことにして、Tさんは「だいこん」(150円)を、Aさんと私は「すじ」(300円)を、それぞれ「自由軒」独自の味噌だれでいただいた。

 おでんはサッと出してくれるので、今日のように時間がないときはちょうどいいよね。

 そのおでんが出たところで、共に瀬戸内海の海の幸である「小いわし天ぷら」(400円)と「ちいちいいか酢味噌」(400円)も注文すると、入口横の冷蔵陳列ケースでスタンバイされている「ちいちいいか酢味噌」は、あっという間にやってきた。

 そして、「おでん」や「ちいちいいか」を食べ終えるころに、ちょうど「小いわし天ぷら」もできあがってきた。

 さっくりと45分ほどの滞在。お勘定は3人で3,350円(ひとり当たり1,117円)でした。

 少しばかりあわただしかったけれど、ちゃんと「自由軒」にも来ることができて良かった良かった。

 どうもごちそうさま。

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大ビール / すじ / ちいちいいか酢味噌

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《平成30(2018)年9月27日(木)の記録》

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鳥好名物をあれこれと … やき鳥「鳥好(とりよし)」(福山)

どて煮(鶏皮みそ煮)

 福山市内での仕事を終えて、福山駅前のホテルに戻ってきたのは午後6時過ぎ。

 満を持して洋食・おでんの「自由軒」に向かったものの、なんと待ってる人もいるほどの満席状態。さすが人気店だ。

 でも大丈夫。このすぐ近くに、去年もやって来た、やき鳥と季節料理の「鳥好」がある。

 昭和41(1966)年の創業。50年以上の歴史を誇る老舗である。

 間口こそ狭いものの、店内は奥に向かって長い造りになっていて、左手がカウンター19席。右手小上がりに、4人用座卓が5台、奥に向かって並んでいて、このフロアだけで39人座れるほか、2階には35席の座敷もあるらしい。

 我われ3人は、1階小上がりの4人用座卓のひとつを囲み、お得な「鳥好晩しゃくセット」(1,000円)からスタートする。

 この晩酌セットは、生ビール中と焼き鳥が串(ねぎま)と、つくね。さらに冷やっこ(ハーフ)と枝豆(ハーフ)が付いて、飲み会のスタートにぴったりなのだ。

 生ビールに続いては、地元・福山の地酒「天宝一」(1合450円)を燗酒でいただく。

 他のメンバーも生ビールをおかわりしたり、麦焼酎「いいちこ」(370円)を水割りでもらったりしている。

 せっかくの「鳥好」なので、「鳥好」ならではの料理も頼まないと。

 その筆頭はなんと言っても「鶏皮のみそ煮」なんだけど、この店では「どて煮」(500円)と呼んでいる。

 串カツや天ぷらも、「鳥好」をはじめとする呉の『とりや』の特徴的な人気メニュー。

 焼き鳥にするのと同じ串を、衣を着けてカツにしたり、天ぷらにしたりしたものである。

 「ささ天(ささみ天ぷら)」(1本160円)、「ずり天(すなずり天ぷら)」(1本160円)、「ささみかつ」(1本160円)を、それぞれ3本ずつ注文。

 天ぷらは、あらかじめかけられているポン酢醤油で、カツには卓上のウスターソースをかけていただきます。

 呉には「串(ねぎま)」のカツ(←これを『串カツ』と呼ぶ)もあるんだけど、こちら福山にはないなぁ。

 さらに「天宝一」の燗酒をおかわりして、「たこ天ぷら」(550円)と「しいたけ」(2本350円)も追加注文。瀬戸内に来たら、タコの天ぷらも食べなきゃねぇ。

 そしてもう1品、「鳥好」と言えば「スープ鍋」(550円)だ。

 同行者たちに「鶏ガラのスープで、豆腐を煮たものなんだけど……」と説明すると、「なにそれ? まったくそそられんなぁ」と事前の評判は悪かったんだけど、出てきた「スープ鍋」を食べると、みんな納得してくれた。

 このスープで煮込んだ豆腐に、同じ鍋に入っている玉子をからめて食べるのが美味いんだ。

 このスープ豆腐や、ささみ天ぷら、串かつ(ねぎまカツ)などは、首都圏だと横須賀の「鳥好」で食べることができます。

 さらに、「冷やしトマト」(280円)や「ポテトフライ」(350円)を追加注文して、飲みものは麦焼酎「二階堂」(370円)のロックへとシフトする。

 〆の「焼めし」(500円)は、1人前を3人で分けていただく。

 「焼めし」もまた、「鳥好」の名物のひとつ。

 「鶏皮みそ煮」にしても、「焼めし」にしても、元々は捨てていた鶏皮や鶏油チーユを、なんとか有効利用できないものかと工夫して生まれた「本家鳥好」(昭和26(1951)年創業)のオリジナルメニューなのだ。それが、他の「鳥好」グループや、呉の『とりや』に広まった。

 ここ福山「鳥好」の創業者(現在の店主のご両親で呉出身)は、松江で親戚の方が営業していた「鳥好」で修業したあと、昭和41(1966)年に、ここ福山で「鳥好」を創業した。

 現在はご存知のとおり、皮を「食べられないもの」として捨てるようなお店はなくて、福山「鳥好」でも、鶏肉とは別に、皮だけを別の肉屋さんから仕入れているほど。その仕入れ価格もけっして安くはないそうだ。

 「焼めし」を炒めるのにも、鶏油ではなくサラダ油を使っているとのこと。それでもこの「焼めし」は、間違いなくうまい!

 その「焼めし」も、そろそろ食べ終わるかというタイミングで、地元球団のカープのリーグ優勝が決定した。

 店の中は大騒ぎになるかと思いきや、地元のお客さんたちはとっても冷静にテレビ画面を見つめている。

 マジックが出てから今日までが長かったし、一昨年、昨年に続いて、3年連続のリーグ優勝ということもあるしで、そこまでの驚きはないんだろうな。

 そんなわけで、最後に『カープ優勝当日と翌営業日に、生ビール(中)1杯サービスいたします!』という生ビールをいただいて〆とした。

 お勘定は3人で12,900円(ひとり当たり4,300円)でした。どうもごちそうさま。

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「鳥好」 / 店頭の案内 / 鳥好晩しゃくセットを注文

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生ビール / 枝豆(ハーフ) / つくね

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串(ねぎま) / 冷ヤッコ(ハーフ) / 福山の地酒「天寶一」(燗酒)

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ささ天 / ずり天 / ささみかつ

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おしながき / お飲物 / たこ天ぷら

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しいたけ / スープ鍋 / 小鉢に取り分けたスープ鍋の豆腐と玉子

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冷やしトマト / ポテトフライ / 麦焼酎「二階堂」(ロック)

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焼めし / カープ優勝の生ビールを / 優勝サービスでいただいた!

店情報前回

《平成30(2018)年9月26日(水)の記録》

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関東煮をつまみに乾杯 … 大衆食堂「稲田屋(いなだや)」(福山)

関東煮をつまみに乾杯


 東京駅から新幹線で3時間半。福山駅に到着した。

 駅前のホテルにチェックインした後、同行者たちと3人で出かけたのは、福山駅から歩いて10分ほどのアーケード商店街の中にある大衆食堂「稲田屋」だ。

 福山と言えば、洋食・おでんの「自由軒」も人気が高いんだけれど、火曜日の今日は残念ながら定休日なんだな。

 到着した「稲田屋」の店内は、天然木の長テーブルが7~8台ぐらい並んでいて、その両側にベンチシート型の椅子が置かれている。

 そこに相席で座っていく仕組みだ。

 ギュッと詰めると、全体で50人ぐらいは入れるだろうか。

 我われが入ったときには、先客もポツリポツリと2~3名しかおらず、3人で1卓を囲むことができた。

 まずは生ビール中ジョッキ(600円)をもらって乾杯し、つまみはこの店の名物である「関東煮」(1本160円)を、ひとり3本ずつ注文。合わせて「ねぎ(きざみ)」(100円)も1つもらっておいた。

 「関東煮」は、牛モツの串煮込み。醤油とザラメで、猛烈に甘いのがこの店の「関東煮」の大きな特徴だ。

 大正8(1919)年創業のこの店のメニューに「関東煮」が加わったのは、昭和の初めごろのことらしい。

 きっとお店の誰かが、東京下町の串煮込みを食べ、その味の印象でこの店の串煮込みを作ったんだろうな。

 お店の人に聞いてみたことはないんだけど、「関東煮」という料理の名称が、そのことを示しているように思うのです。

 この店の「関東煮」には、牛腸(シロ)のみの串と、牛腸と牛肺(フワ)の両者が刺さっている串の2種類が存在する。

 シロのみのほうは、色合いが白っぽいので「白」。フワも一緒に刺さっているほうは、フワの黒い色合いから「黒」と呼ばれたりしているようだ。

 「3本ずつ」とお願いすると、各人のお皿にはそれぞれ、「白」を2本、「黒」を1本、盛り合せてくれた。

 この串を手にもって、直接食べてもいいんだけれど、さっきも書いたとおり、この店の「関東煮」は猛烈に甘い。

 私はいつも、串に刺さっている牛モツを、全部はずしてバラバラにし、その上から「ねぎ(きざみ)」をかけて、卓上に置かれている一味唐辛子を思いっきりかけて、かき混ぜてからいただくことにしている。この食べ方ががうまいんだ。

 ここの一味唐辛子は、たっぷりとかけても、それほど辛くならないんだよなぁ。

 もしかすると、一味唐辛子の辛さが、煮込みの猛烈に甘い味つけに負けてるんだろうか。

 さらに「肉皿」(650円)や「冷やっこ」(150円)、「漬物」(150円)などをもらって、飲みものは「酒 上撰」(400円)の冷や(常温)に切り替える。

 この店の「酒 上撰」、銘柄は福山の「天寶一てんぽういち」だ。「純米酒」(550円)も置いている。

 同行者2名のうち、1名は今日が初めての「稲田屋」だ。

 世の中には、もつ煮込みが好きじゃない人もいるので、「どうかな?」とちょっと心配したが、この店の「関東煮」は気に入ってもらえたようだ。

 そこで改めて「関東煮」をひとり2本ずつと「ねぎ(きざみ)」を1皿、追加注文すると、今度は「白」と「黒」を1本ずつ盛り合せてくれた。

 今日は本数だけ言って、おまかせで盛り合せてもらったが、注文するときに、「白を3本、黒を2本」といったように、明確に種類と本数を指定することも可能です。

 追加の「関東煮」も食べ終えたところで、同行のお二人は〆の麺類に突入するという。

 ここは「肉うどん・そば」(600円)が名物なんだけど、さすがにそこまでは食べられないらしく、ひとりは「かけうどん」(450円)を、もうひとりは「かけそば」(450円)を注文した。

 〆の麺類を極力控えるようにしている私は、最後にもう一度、「関東煮」の白と黒を1本ずつもらって〆ることにした。

 最初に3本、追加で2本、そして〆にまた2本で、今宵は合計7本の「関東煮」をいただいた。

 さっくりと1時間ちょっと楽しんで、お勘定は3人で8,420円(ひとり当たり2,807円)なり。

 どうもごちそうさまでした。

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大衆食堂「稲田屋」 / 営業中である印 / 店頭のメニュー

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ひとり3本ずつの関東煮 / ねぎ(きざみ)をもらって / 牛モツにかけ、一味もたっぷり

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牛皿 / 冷やっこ / 漬物(白菜漬)

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ひとり2本ずつ、関東煮を追加 / ねぎ(きざみ)も追加 / 一味唐辛子もかけて

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酒 上撰(天寶一) / 〆の「かけうどん」 / 〆の「かけそば」

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私は〆に関東煮をもう2本 / 残ったネギをかき集めて〆る / ごちそうさま!

店情報前回

《平成30(2018)年9月25日(火)の記録》

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昼ビールを飲み新幹線 … ビヤホール「ニユートーキヨー」(東京)

生ビールで乾杯


 昼過ぎに新幹線に乗るときに、ちょいと立ち寄って昼食を兼ねて生ビールを飲むのがここ、「ニユートーキヨービヤホール 東京駅八重洲口店」だ。

 改札外ではあるものの、東京駅のほぼ構内とも言える東京駅一番街の地下1階にあるので、新幹線の時間ギリギリまで飲んでられるのが、まずいい。

 平日は、サラダ付きの週替りランチが1,000円(以下すべて税別表記)とリーズナブルなのもいい。

 ランチは、洋食ランチ、中華ランチ、パスタランチという3種類が用意されていて、好きなものを選ぶことができる。

 このランチをもらって、それをつまみにビールを飲むのがいいのだ。

 今日の週替りランチは、洋食が「ミックスフライ(海老、秋鮭、煮玉子、南京、さつま芋)」(ライスまたはパン付き)、中華が「豚ヒレの豆鼓炒め(小鉢付き)」(ライスまたはパン付き)、パスタが「海老としめじのトマトクリームソーススパゲティ」というラインナップ。

 私はパスタランチを選択し、同行の2人は中華ランチを選択した。

 そして生ビールだ。

 生ビールは、「サッポロ生ビール黒ラベル〈樽生〉」、「エビス生ビール」、「エビスプレミアムブラック」、「ハーフ&ハーフ」、「エーデルピルス」、「琥珀エビス」という6種類から選べ、その量もグラス、小ジョッキ(500ml)、中シュタイン(800ml)、大シュタイン(990ml)という4種類から選べる。

 今日は3人とも、「エビス生ビール」を大シュタイン(1,380円+税)でいただいた。

 シュタインというのは、陶製の大型ジョッキのこと。メニューには、『本物のビヤホールでしか飲めない美味しい生ビールを飲んで頂くために、伝統的に受け継がれる陶製シュタインジョッキにこだわりました』と書かれている。

 そして出てきた大シュタイン。シュタインそのものも重いし、中のビールもほぼ1リットル入ってるから重い重い。

 片手では乾杯するのも難しいほどだ。

 飲んでるうちに、まずランチに付いてるサラダが出てくるので、それをつまみに飲み進む。

 ランチ本体も出てきて、これもつまみにグビリグビリ。

 予想どおり、このパスタ、生ビールにもよく合うなぁ。

 中華ランチも美味しそうだ。

 当然のことながら、週替りランチ以外にもいろんな料理や、つまみのメニューはそろっているので、昼から普通に飲むこともできます。

 新幹線の時間まで、ゆっくりと1時間ほど過ごし、お勘定はひとり2,570円(2,380円+税)ずつ。どうもごちそうさま。

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「ニュートーキョー」(公式写真) / 週替りランチ / エビス生ビール大シュタイン

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ランチのサラダ / パスタランチ / 中華ランチ

店情報

《平成30(2018)年9月25日(火)の記録》

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店情報: ビヤホール「ニユートーキヨー」(東京)

    ニユートーキヨー
  • 店名: ニユートーキヨービヤホール 東京駅八重洲口店
  • 電話: 03-3216-1201
  • 住所: 100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F
  • 営業: (月~土)11:00-23:00(22:15LO)、(日祝)11:00-22:00(21:15LO)、無休
  • 場所: 東京駅一番街の地下1階。
  • メモ: 公式サイトあり。以下、価格はすべて税抜表記。
    〔ドリンクメニュー〕サッポロ生ビール黒ラベル樽生(グラス)520・(小500ml)650・(中800ml)920・(大990ml)1,180、エビス生ビール(グラス)520・(小500ml)690・(中800ml)1,080・(大990ml)1,380、エビスプレミアムブラック(グラス)520・(小500ml)690・(中800ml)1,080・(大990ml)1,380、ハーフ&ハーフ(グラス)530・(小500ml)700・(中800ml)1,100・(大990ml)1,400、エーデルピルス(グラス)590・(小500ml)790・(中800ml)1,180・(大990ml)1,500、琥珀エビス(グラス)620・(小500ml)870・(中800ml)1,280・(大990ml)1,630、ゲストビール〈スタッフにお尋ねください〉、サッポロプレミアムアルコールフリー(小瓶)560。ハイボール540、ウーロンハイ540、緑茶ハイ540、レモンサワー540、からり芋(芋焼酎)540、和ら麦(麦焼酎)540、さつま五代(芋焼酎)540、菊正宗上撰1合瓶550、グラスワイン(白・赤)540など。
    〔ランチメニュー(11:00-15:00)〕《平日メニュー(全品サラダ付き)》週替りランチ(洋食・中華・パスタ)1,000、ハンバーグステーキ(照り焼きソース、ワンプレート)1,000、サーロインステーキ200g(ワンプレート)1,780、ハンバーグステーキ(デミグラスソース、ワンプレート)1,000、ニュートーキョーオリジナルカレー980、洋食屋さんのオムライス950、シーフードドリア1,100、ポークの生姜焼き(ワンプレート)1,000、五目あんかけ焼きそば950、カニとホタテのクリームコロッケ1,200。
    《土日祝日メニュー(全品サラダ付き)》ハンバーグステーキ(照り焼きソース、ワンプレート)1,000、サーロインステーキ200g(ワンプレート)1,780、ハンバーグステーキ(デミグラスソース、ワンプレート)1,000、カニとホタテのクリームコロッケ1,200、キッズプレート(ドリンク付)850、オムライス&海老フライセット1,230、、ニュートーキョーオリジナルカレー&シーフードグラタンセット1,280、ポークの生姜焼き(ワンプレート)1,000、スパゲッティペスカトーレ1,250、五目あんかけ焼きそば950。
    《ビールのお供に》北の大地の枝豆480、焼き餃子5個520、ハルピンキャベツ(キャベツの浅漬け)480。 《ランチメニューお召し上がりのお客様》ウーロン茶200、ジンジャーエール200、メロンソーダ200、オレンジジュース200、コカコーラ200、アイスコーヒー200、ホットコーヒー200、アイスティー200。
    〔ディナーメニュー〕《はじまりの一皿》ローストビーフの冷製880、マグロとアボカドのタルタル880、ガーリックトースト60㎝ 500、ニシンのマリネ630、タコセロリ580、スライスハムミスト780、チーズクラッカー630、ハルピンキャベツ(キャベツの浅漬け)480、フライドポテト450、北の大地の枝豆480。 《ビヤホールの逸品》アスバイン キング 1,980、アイントップ(野菜と塩豚のスープ煮込み)1,200、ニュートーキョー名物カミカツ1,200、おつまみステーキ1,780、ラムチョップのグリル1,680、スパイシースモークスペアリブ880、厚切りグリル盛合せ(2種盛り)1,780・(3種盛り)2,680・(4種盛り)3,580、燻製ベーコン1枚920、ボローニャソーセージ1枚920、鎌倉ハム熟成ロース1枚920、農家のベーコン1枚920。 《北海道産ソーセージ》グリルソーセージ盛合せ1,680、あらびきチューリンガー3本650、ほっからいどうチョリソーソーセージ3本650、ニュールンベルガー2本680、カリーブルスト2本880。 《新鮮野菜の1皿》江戸菜と温泉卵のシーザーサラダ880、トマトと生ハムのサラダ(オニオンドレッシング)700、味覚で楽しむグリーンサラダ(野菜が美味しくなるドレッシング)800。 《その他》ビヤホールのピザ950、海老とマッシュルームのアヒージョ820、フィッシュ&チップス780、ジャーマンポテトのチーズ焼き680、ムール貝の白ワイン蒸し980、鶏肉の唐揚げ720。 《ビヤチャイナ》エビチリ950、黒酢酢豚850、たたキュウリ580、キャベツの塩辛炒め580、麻婆豆腐850、炎の手羽先5個880、自家製チャーシュー680、五目あんかけ焼きそば950、焼き餃子520。 《洋食自慢の味》洋食屋さんのオムライス950、ニュートーキョーオリジナルカレー980、ステーキピラフ1,980、懐かしのナポリタン880、シーフードドリア1,100、ハンバーグステーキ(デミグラスソース)1,000・(照り焼きソース)1,000、サーロインステーキ1,780、ライス・パン各200。 《スウィーツ》杏仁豆腐とマンゴープリン650、黒豆と白玉の抹茶パフェ650、ココナッツプリンとコーヒーゼリーのハーモニー650、ストロベリーパンケーキ720、プレーンパンケーキ720、マンゴーロールケーキ720、マンゴーワッフル650、あずきワッフル650、選べる2色のアイスクリーム(チョコレート・バニラ・マンゴー・抹茶・ストロベリーから2色)600。(2018年9月調べ)

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よく焼きが大きな特徴 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

煮込み


 土曜日の夕方、トコトコとやって来たのは野方の立ち飲みやきとん店、「すっぴん酒場」だ。

 店に着いたのは午後6時半。

 奥の生ビールサーバーの前で、大常連のS藤さんが飲んでいたので、その横に立って、黒ホッピー(450円)をもらうと、今日のお通し(100円)はミニマカロニサラダだ。

 焼きものは、いつものとおり、れば(100円)、しろ(100円)、ちれ(100円)を1本ずつ焼いてもらう。

 ここの「やきとん」は、しっかりとよく焼きになっているのが大きな特徴。

 といっても、けっして焼き過ぎではなくて、肉の焼き加減で言うとミディアムウェル。ちょうど中まで火が通った状態だ。

 すぐ近くの「秋元屋」などは、ミディアムレアぐらいの感じで焼き上げてくれる。

 もつの鮮度がいいので、ミディアムレアがうまいんだなぁ。

 私も以前は「秋元屋」系のミディアムレアの「やきとん」が好きだった。

『「やきとん」はこのくらい軽めに焼くのがベストだ!』

 と思い込んでいた。

 その思いに変化が起こったのは、ブラジルに赴任していた時。

 ブラジルでは、肉は絶対にウェルダンにする。中に生っぽい部分が残ってるなんてことはあり得ないのだ。

 だから焼き上がった肉は、とっても硬い。

 ナイフで切るにも、ギコギコと、まるでのこで引くような感じで、一所懸命に切らないといけない。

 そして口に入れても硬い硬い。ものすごく噛まないといけない。

 最初の頃はその硬さがイヤだったんだけど、毎日毎日、よ~く噛んで食べているうちに、ミディアムのときとは違う肉の旨みに気がついた。

 それに慣れてくると、一時帰国して「やきとん」を食べる時も、軽めの焼き方では少し物足りなく感じるようになってきた。

 その時に改めてミディアムウェルの「すっぴん酒場」の「やきとん」の旨さに気付き、それ以来、この店に通うことが多くなっているのでした。

 S藤さんの向こう側で飲んでいる、これまた大常連のS木さんから「煮込み」(400円)の注文が飛んだところで、私もその「煮込み」を便乗注文した。

 ここの「煮込み」は、仕込みを終えて冷蔵庫で保管しているものを、注文を受けて小鍋に移し、豆腐を入れて再加熱して仕上げてくれる。

 だから出来上がりの状態が安定している。早い時間帯に来ても、遅くに来ても、「煮込み」の味や、もつの硬さにムラがないのだ。

 午後9時前まで、2時間半ほど立ち飲んで、ホッピーはソト1・ナカ4。

 キャッシュ・オン・デリバリーでの支払合計は、ちょうど2千円でした。

 どうもごちそうさま!

P.S.: 今日、11月11日は「立ち飲みの日」です!

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / ミニマカロニサラダ(お通し)

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れば / しろ / ちれ

店情報前回

《平成30(2018)年9月22日(土)の記録》

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アラカルトで4時間半 … 南米料理「ROMINA(ロミーナ)」(四ツ谷)

リマで人気の「クリスタル」


 四ツ谷駅のすぐ近く、「しんみち通り」の中にある中南米料理の店、「ロミーナ」に3人でやってきた。

 前回は、「南米コース」(3,000円/人)を、2時間飲み放題付き(+1,500円/人)でいただいたので、今回はアラカルトでいってみる。

 まず最初にもらった飲みものは、ペルーのビールで、首都リマで人気の「クリスタル」(小瓶680円)だ。軽い飲み口が南米のビールの特徴だ。

 それに合わせるつまみの1品めは、前回も一番最初に出てきて美味しかった「カンチャ」(450円)にした。これは、アンデスジャイアントコーンを炒めて塩を振ったペルー料理。ビールのおつまみとして、ぴったりなのだ。

 続く「チリコンカルネ」(680円)は、ブラックビーンズと牛ひき肉を煮込んだメキシコの豆料理。まわりに花びらのように添えられているチップスにのせていただく。

 そして3品めは、前回はコースの中でいただいて美味しかった「セビッチェ」(1,380円)。ペルー料理を代表するシーフードマリネだ。

 前回は四角いお皿に盛られて出てきたのだが、単品で注文した今回は長方形のお皿にたっぷりと!

 同じくペルー料理の「アンティクーチョ」(1,080円)は、牛ハツを串焼きにしたものだ。

 ここで飲みものを「チリワイン」の白(ボトル2,800円)や、ペルーの名物カクテル「ピスコサワー」(870円)に切り替える。

 ピスコはブドウの蒸留酒で、色は無色透明。アルコール度数が42度ほどある、ペルーのブランデー的なお酒。これに卵白、砂糖、レモン果汁を入れてシェイクし、仕上げにシナモン・パウダーをトッピングすれば、ピスコサワーができあがる。

 料理のほうは、ブラジルの「リングイサ(ソーセージ)」(1本380円、注文は2本から)を人数分(3本)追加注文する。

 出てきたリングイサがかなり小ぶりなのが、ちょっとだけ残念なり。ブラジルのは、もっとでっかいぞ!

 白ワインのボトルが空いたところで、「チリワイン」の赤(ボトル2,800円)や、「ピスコカムカム」(680円)を追加。

 「ピスコカムカム」は、レモンの60倍ものビタミンCを含むアマゾンのフルーツ「カムカム」と「ピスコ」で作ったカクテルだ。

 軽いつまみをもらおうということで追加したのが、メキシコの「チップス&サルサ」(580円)。トルティーヤチップスの上に、サルサ(ピリ辛トマトソース)をのせていただきます。

 そして最後の〆にいただいたのが、ペルー料理の「チチャロンコンモテ」(1,080円)。

 「チチャロン」というのは豚の皮のこと。「コン」は英語の"with"で、「モテ」はアンデスのホワイトジャイアントコーンのことだ。

 つまり、皮付きの豚肉をカリカリに揚げて、ホワイトジャイアントコーンと一緒に盛り付けてくれる料理である。この豚肉がうまいよねぇ。

 たっぷりと4時間半ほど楽しんで、お勘定は3人で16,840円(ひとり当たり5,613円)なり。

 コース+飲み放題(4,500円/人)より、ひとり当たり1,100円ほど高くついたけど、好きな飲みもの、好きな食べもので、ものすごく長時間楽しめたので満足度はとっても高い。

 料理がすべて美味しいし、店のスタッフの接客が心地よいのがいいんだな。

 どうもごちそうさま!

 次回はブラジルの「フェイジョアーダ」(1,280円)や、ペルーの「ロモ・サルタード」(1,480円)なんかも食べたいなぁ。

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「ROMINA」 / テーブル上の食器セット / カンチャ(ペルー)

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チリコンカルネ(メキシコ) / セビッチェ(ペルー) / アンティクーチョ(ペルー)

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白ワイン(チリ) / ピスコサワー(ペルー) / リングイサ(ブラジル)

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赤ワイン(チリ) / チップス&サルサ(メキシコ) / チチャロンコンモテ(ペルー)

店情報前回

《平成30(2018)年9月21日(金)の記録》

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ナカ4の後、にごり酒 … 立呑み「やきや」(荻窪)

にごり酒


 一昨日に続いて、今夜も荻窪「やきや」である。

 店に着いたのは午後7時過ぎ。

 今日は立ち飲みカウンターの奥のほうにあったすき間に入ることができた。

 「ホッピー」(320円)を注文した瞬間に、店内に「わたあえ売り切れです!」というカイトくん(男性店員さん)の声が響いた。

 おぉ。この時間に「珍味わたあえ」が売り切れましたか。ということは、「いかみみ刺身」(200円)も、もう売り切れてるんだろうな。

 私は「げそ揚げ」(200円)を『タレかけ』で注文した。

 『タレかけ』は、「珍味わたあえ」の器に残っている残りダレをかけてもらうオプション。

 「珍味わたあえ」が売り切れた後じゃないと、このオプションを付けることはできず、ひとり1回しか頼めない。

 ここのげそ揚げは、仕込み時間に揚げ終えたものをバットに並べて、そのまま室温に冷ましているもの。

 しんなりと味が回った衣が美味しいんだけど、カイトくんによると、揚げたてのげそ揚げも、これまた美味いんだそうな。

 ただし、食べられるのはげそ揚げができあがる正午ごろだけなので、お店の人しか食べることができないのだ。残念じゃのぉ。

 「ナカ」(160円)をおかわりして、つまみには「いかみみ焼」(200円)を注文する。

 この「いかみみ焼」や「いかげそ焼」は、醤油+甘みのタレに浸けながら焼いたものに、マヨネーズを添えて出してくれる。

 「揚げ」→「焼き」と食べてきたので、3杯めの「ナカ」には「いか刺身」(200円)を『生姜しょうがで』のオプションで注文する。

 『生姜で』と注文すると、通常はワサビが添えられるところを、その代わりにおろし生姜を添えてくれるのである。これがまたうまい。

 これで今夜も、「げそ」→「みみ」→「身」という3つの部位を食べることができた。

 そして4杯めとなる「ナカ」には、久しぶりに「めかぶ」(170円)を合わせることにした。

 ここの「めかぶ」は、混ぜたときの粘りと、噛みしめたときのコリコリとした弾力感が素晴らしくて、ときどき食べたくなる味なのだ。

 いつもなら、この時点(4杯と4品)で飲み終えるところだが、近くの席の常連さんたちとの話も弾んでいるので、もう1杯いただくことにして、今夜は「にごり酒」(270円)を注文する。

 この「にごり酒」、銘柄は「北の誉」(合同酒精)の「親玉」だ。甘過ぎず、すっきりと飲めるのがいいよね。

 合わせるつまみは、「自家製塩辛」(200円)。日本酒には絶対にこれだ!

 ゆっくりと2時間ほど立ち飲んで、今夜のお勘定は2,040円なり。

 「やきや」でお勘定が2千円を超えたのは久しぶりだ。満足、満足。

 どうもごちそうさま!

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立呑み「やきや」 / ホッピー / げそ揚げ(タレかけ)

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いかみみ焼 / いか刺身(生姜で) / めかぶ

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かき混ぜためかぶ / にごり酒 / 自家製塩辛

店情報前回

《平成30(2018)年9月20日(木)の記録》

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平日4時半でもう満席 … 立呑み「やきや」(荻窪)

珍味わたあえでホッピー


 西荻窪の「えびす」を出て、電車で1駅。荻窪の「やきや」にやって来た。

 現在の時刻は午後4時20分。

 こんな早い時間帯なのに、店内はすでにほぼ満員だ!

 入口すぐの角のところがかろうじて空いていたので、両側のお客さんにちょっとずつ詰めてもらって、角のすき間に入れてもらった。

 「ホッピー」(320円)をもらって、1品めのつまみは「珍味わたあえ」(200円)にする。

 おぉ。奥の立ち飲みテーブルを囲んで飲んでるのは、阿佐ヶ谷「川名」の常連さんたちのようだ。

 そうか! 月・火は「川名」が定休日なので、こっちに来てるんですね。

 2杯めとなる「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、つまみは「いかみみ刺身」(200円)にする。

 「珍味わたあえ」と「いかみみ刺身」は、早く売り切れる二大巨頭だけれど、さすがにこの時間帯だと、両方とも食べることができるなぁ。

 「いかみみ刺身」は、「珍味わたあえ」の残りダレにワサビを溶きいれていただく。これが美味いんだ。

 そして3杯めの「ナカ」には、「自家製塩辛」(200円)を合わせる。

 「珍味わたあえ」がゲソ(足)+ワタ、「いかみみ刺身」がミミ、「自家製塩辛」が身+ワタなので、これでほぼスルメイカの全体をいただいた感じ。

 本当はこれに「いかなんこつ焼」(200円)が加わると完ぺきなんだけど、「戎」でトリスハイボールを5杯飲んできた後なので、残念ながらもう飲めない。

 本日のホッピーはソト1・ナカ3、イカ料理が3品で、お勘定は1,240円なり。

 どうもごちそうさま!

 と店を出ると、ちょうど午後6時だった。世間はまだ明るいのぉ!

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立呑み「やきや」 / ホッピー / 珍味わたあえ

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いかみみ刺身 / わたダレでいただく / 自家製塩辛

店情報前回

《平成30(2018)年9月18日(火)の記録》

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東京に戻って煮込豆腐 … やきとり「戎(えびす)」(西荻窪)

煮込み豆腐

 

 松山からひとっ飛び。羽田空港に到着したのは午後1時過ぎだ。

 今日は仕事のほうは、お休みをいただいているので、この時間から、さっそく酒場に出かけることにする。

 この時間に羽田となると、京急線に乗り込んだら、乗り換えなしで2時半までには京成立石に到着する。

 となると早い時間の「宇ち多゛」かな!

 よしっ! とばかりに京急・羽田空港国内線ターミナル駅に向かうと、なんと、京急線は運転見合わせ中。

 となると、京急と接続してる京成線も無理かなぁ。せっかくの機会なのに、なんてこった。

 仕方なく東京モノレールで浜松町に向かいながら善後策を検討する。

 赤羽に出て「まるます家」もよし、日暮里の「いづみや」もよし、西荻窪の「戎」もよし。

 などと考えながら、もともと「宇ち多゛」と思っていただけに、やっぱりモツにしようと、「戎」に向かうことにした。

 西荻窪駅に到着したのは午後2時半。

 南口に出ると、2分もかからずに「戎」である。

 平日のこの時間帯ならすいてるかと思いきや、すでに大勢のお客さんたちが飲んでいる。

 しかも年配のお客さんだけじゃなくて、30代~50代と思しきお客さんもけっこういるのがすごいなぁ。

 でもいつも常連さんたちでいっぱいの、二の字の平行カウンターにも、今ならまだ空きがある。

 さっそくその平行カウンターの一角に座って、「トリスハイボール」(190円)と「煮込み豆腐」(250円)からスタートする。

 ここは定番の煮込みは、この「煮込み豆腐」しかない。「煮込み」「煮豆腐」「煮玉子」などはないのだ。その代わり、「ミニ煮込みぶっかけ丼」(280円)や「煮込コンニャク」(90円)はある。

 この「煮込み豆腐」、もつはもちろんのこと、ふんわりと軟らかい豆腐がいいね!

 崩した豆腐と一緒に、煮込みの汁までしっかりと完食した。

 「トリスハイボール」をおかわりして、日替りメニューの『日替り焼とん・焼とり』の欄にある「テッポウ」(95円)と「固いコブクロ」(95円)を、タレで焼いてもらう。

 昔ながらの醤油っぽい味わいのタレが、もつ焼きによく合うね!

 さらに「トリスハイボール」をおかわりして、今度は「柿入りポテトサラダ」(280円)を注文した。

 この店には普通の「ポテトサラダ」(250円)もあるが、今日の日替りメニューの中に「柿入りポテトサラダ」というのがあったので、そっちを頼んでみたのでした。

 出てきたサラダは、その名のとおり、通常のポテトサラダの中に、小さく刻んだ柿を混ぜ込んだもの。ほわんと甘みがある柿がおいしいね。

「あらっ!?」

 という声に、店の入口のほうを見ると、なんと古典酒場編集長の倉嶋紀和子さんではありませか!

 倉嶋さんは、これから収録があるらしく、その前のゼロ次会として、お一人でこの店にいらっしゃったそうだ。

 まさか、まさかの偶然の出会い!

 いやぁ、京急線が停まってたことに感謝だなぁ。この店を選んでよかった。

 午後4時過ぎまで、1時間半ほど楽しんで、「トリスハイボール」は結局5杯。お勘定は1,670円でした。どうもごちそうさま。

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やきとり「戎」西荻窪南口店 / トリスハイボール / 定番メニュー

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煮込み豆腐 / 豆腐を崩して煮汁とともに! / 今日の日替りメニュー

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テッポウ、固いコブクロ / 柿入りポテトサラダ / 倉嶋さんのニラおひたし

店情報前回

《平成30(2018)年9月18日(火)の記録》

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60周年記念パーティー … サントリーバー「露口(つゆぐち)」(松山)

福與さんと店主ご夫妻

 今日は、サントリーバー「露口」の60周年記念パーティー。

 この日は、店主・露口貴雄さんと二人三脚で店を切り盛りしている奥さま、朝子さんの誕生日でもありました。

 会は、この会の発起人でもある、サントリーホールディングス(株)の鳥井信宏・代表取締役副社長のご挨拶と、「露口」の常連さんでもある、地元放送局(南海放送)の元会長の乾杯で始まり、中村時広・愛媛県知事、野志克仁・松山市長の祝辞へと続きます。

 ビデオメッセージでは、愛媛に来るたびに「露口」に訪れているという『ユタカッチ』こと、指揮者の佐渡裕さんや、歌舞伎の中村勘九郎さん・七之助さんご兄弟、そして「酒場放浪記」の吉田類さんからの祝辞が紹介されました。

 そしてなによりも驚いたのが、サントリーのチーフブレンダー・福與伸二さんからお店に贈られたお祝いのウイスキー(6本)。

 もっとも若いモルトが「白州1988」(30年もの)で、「露口」が創業したときに造られた「山崎1958」(60年もの!)や、50年以上の「知多」(グレーンウイスキー)を使ってブレンドされた、「露口」向けスペシャルブレンデッドウイスキーでしだ。

 どんな香り、どんな味わいなんだろうなぁ。

 最後は、これまた地元放送局(愛媛朝日放送)の前会長の、大阪風の手締めで〆。

 着席式の会だったにもかかわらず、なにしろ全員が「露口」の常連さんなので、途中からはほとんどの人が立ち上がって、あちこちで常連さん同士の交流が行われるという、まるで立食パーティーなみの盛り上がり。

 素晴らしい会を企画・実行してくださった世話人のみなさん。本当にありがとうございました。

 それにしても、親子二代で、あるいは孫まで含めて三代で60周年という酒場は時々見かけるが、「露口」のように貴雄さん一代で60周年というのは、とてもすごいことだ。

 これからもぜひ、「露口」が長~く続きますように!

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60周年記念パーティー / 濃い目のハイボールや生ビールで乾杯 / 会場は常連さんだらけ

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歴史的な品々の展示 / サマークイーン授賞式 / 受賞時の朝子さん

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太田さんの著書も展示 / 酒場放浪記からの花束も / 会場内をご挨拶して回る店主ご夫妻

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サントリーから記念のウイスキー / ラベルのアップ / 出席者への記念品

店情報前回

《平成30(2018)年9月16日(日)の記録》

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