成田空港から直接ここ … 立呑み「やきや」(荻窪)
福岡・長崎への出張から東京に戻り、出張用の荷物を入れ替えたら、翌日にはセブ島(フィリピン)への出張に出発だ。
初めて行ったフィリピンながら、その緯度は北緯10度。3年前に赴任していたレシフェ(ブラジル)が南緯8度だったので、北と南の違いはあるものの、その気候は近い。
そのせいか、街の雰囲気もなにやらレシフェに似ていて、なんだかとっても懐かしい感覚だ。
そんなセブ島での1週間の仕事を終えて、成田空港から成田エクスプレスに乗って、新宿経由で荻窪に到着したのは午後4時。ちょうど「やきや」の開店時刻だ。
さっそく「やきや」に出かけていくと、さすがは土曜日。開店直後なのにほぼ満席で、入口すぐ前の、L字立ち飲みカウンターの、短辺の端っこ(L字の右下の場所)だけがかろうじて空いていた。
海外出張帰りで荷物も大きいので、こういう端っこの場所は、後ろを通る人の邪魔にならなくてありがたい。
さっそく「酒一杯(日本酒)」(250円)を注文すると、焼き台の女将さんが、
「最初から日本酒。珍しいですねぇ(笑)」
と言いながらお酒を注いでくれた。
「1週間の海外出張から、いま帰ってきたところなんです。久しぶりに日本酒が飲みたくて」
「あらそうなの。それはお帰りなさい」
つまみのほうは、「いかみみ刺身」(200円)を生姜醤油でいただく。
あぁ~、うまいっ。日本に帰ってきたなぁ。
となりで立ち飲んでいた男性がお勘定をして店を出て、かわりに入ってきたお客さんも、キャリーバッグを引いている。
「いま成田から着いたばかりです。ホッピーください!」
とそのお客さん。あら、あなたもそうですか。自宅にも帰らず、成田空港から直接「やきや」にやって来るところに、「やきや」への愛を感じますねぇ。
もう1杯、お酒をもらって、つまみはやっぱり「自家製塩辛」(200円)だ。これを食べなきゃ、「やきや」らしさが半減してしまう。
さっくりと1時間弱の立ち飲みタイム。お勘定は900円でした。どうもごちそうさま。
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