おでんともつ鍋で飲む … 「マリコ食堂」(赤坂@福岡県)
福岡への出張。宿泊先は、伝統と格式の西鉄グランドホテルだ。
朝食付きの一泊料金は、1万円ちょっとと、通常のビジネスホテルと比べると高いが、その居心地は半端ない。静かにゆったりと過ごすことができるのだ。
その居心地の良さが気に入って、昨年の福岡出張時の利用に続いて、これで2度めの西鉄グランドホテルである。
同行のお二人からの、「食事をしながら、軽く飲める店に行きたい」というご希望があり、ホテル近くの店をネットで検索。
呑兵衛ばかりであれば、「さきと」か「戦国焼鳥 家康」を選ぶところだが、そうでない場合は、「さきと」はちょっと高くつくし、「戦国焼鳥 家康」は大衆酒場っぽ過ぎて、好まれない可能性が高い。
どっかいいとこないかなぁ、と検索していて、心を惹かれたのが、「さきと」からのほど近い路地の中にある「マリコ食堂」だった。
総席数が20席ほどと小さく、こんでることも多いそうなので、福岡空港に着いたところでお店に電話を入れて、3人分の席を予約した。
「マリコ食堂」は午後5時半の開店。我われは西鉄グランドホテルにチェックインしてから、午後6時過ぎに店に出かけた。
店内は右手小上がりに6人用の掘りごたつ席、左手の窓がある壁際にはテーブル席が2卓。そして右手の小上がり席の奥の厨房前がカウンター席になっている。
店は女将さんひとりで切り盛りされている様子。この女将さんが地元・福岡出身のマリコさんだから、「マリコ食堂」という名前であることを、あとで伺った。
先客はなく、我われは入口右手の小上がり席に案内された。
まずは生ビール(500円)をもらって乾杯すると、すぐに出されたお通しは少量のマカロニサラダ。
事前に調べた情報によると、この店の売りは、おでんとホルモン、そして女将の作る手料理とのこと。
まずはその「おでん」を、適当に盛り合わせでお願いすると、大根(150円)、たまご(150円)、こんにゃく(150円)、しらたき(150円)、厚あげ(150円)、がんも(150円)、ギョーザ天(150円)、カッパ(すじ肉、350円)の8品を、大きな深皿に盛り合わせて出してくれた。
練り辛子に加えて、柚子胡椒も出されるのが福岡らしいところだ。
この柚子胡椒でいただく「おでん」がうまいんだな。
1杯めの生ビールを飲み終えたところで、ワイン好きのOさんは白ワイン(グラス600円)に移行。ビール好きのTさんは徹頭徹尾、生ビール。私ももう1杯、生ビールをおかわりだ。
店内には、若いサラリーマン二人連れと、そのあと中年のサラリーマン二人連れも入ってきた。みなさんこの近所の会社で働いているらしく、ご常連の様子。仕事帰りに、ここで飲むのが定番になってるんだろうな。
店の壁に『もつ鍋、はじめました。1人前1,000円。2人前より注文可。おでん出汁ベースの醤油味です』という張り紙があるのを見て、「おでん」に続く2品めは、その「もつ鍋」を、2人前でお願いした。
「もつ鍋」は、卓上コンロと一緒に出てきて、着火される。
グツグツと煮えて、ニラやキャベツが、スープの水面まで下がってきたら、そろそろできあがりだ。
プリップリの「もつ(牛腸)」がいいねえ!
おでん出汁ベースのスープも間違いなく旨いっ。
この「もつ鍋」にはやっぱり焼酎だ。芋焼酎「黒霧島」(400円)をお湯割りでもらう。
「もつ鍋」を食べ終えたあとは、「トマトスライス」(400円)や「あご干物」(500円)をつまみに、それぞれワイン、生ビール、芋焼酎湯割りが進む進む。
最後は「もつ鍋」のスープに、チャンポン麺を投入して〆とする。
2時間ちょっと楽しんで、お勘定は3人で11,900円(ひとり当たり3,967円)なり。
いやぁ、満足、満腹。おいしかったなぁ。どうもごちそうさま!
あっ! 「串ホルモン(みそ味)」(200円)も食べたいと思っていたのに、すっかり忘れてた。これは次回の宿題だな。
おでん盛り合せ / カラシと柚子胡椒 / カッパ(すじ肉)、たまご
お通し(マカロニサラダ) / 白ワイン / 生ビールおかわり
バックバーに並ぶ酒類 / 黒霧島(湯割り) / トマトスライス
あご干物 / もつ鍋の〆にチャンポン麺 / マリコさんと一緒に
・店情報
(次回)19.06.27 博多おでんに柚子胡椒 … 「マリコ食堂」(赤坂@福岡県)
| 固定リンク | 0
コメント