地元民のイチオシ料理 … 長崎ダイニング「出島亜紗(でじまあさ)」(長崎)
福岡から長崎にやって来た。
長崎港に停泊しているのは、ドイツのマイヤー・ヴェルフト造船所で2017年に建造されたばかりの大型クルーズ客船、「ノルウェージャン・ジョイ(Norwegian Joy)」だ。
全長(L)333m、幅(B)41.4m、喫水(d)8.7mのこの船には、20層の客室フロアがあり、乗客3,800人、乗組員1,800人が乗っている。
母港を上海と天津に置き、中国人ゲスト向けにデザインされた客船なのである。
朝、長崎港に入って来ては、貸し切りの大型バスで市内に繰り出してショッピングや観光を楽しみ、夕方には戻ってきて出港する。
長崎にはなんと、年間280隻ものクルーズ客船がやって来るそうである。
この「ノルウェージャン・ジョイ」も、この日のうちに出港し、翌朝には郵船クルーズの「
そんな長崎での一夜め(昨夜)は、出張先の会社の方々と長崎新地中華街の「会楽園」で会食。
中華料理のコースの中で出された、揚げもの盛り合わせに、長崎の郷土料理「ハトシ(蝦多士)」が入ってたのが嬉しかったなぁ。
「ハトシ」は、食パンの間にエビなどのすり身をはさんで、油で揚げた料理。もともとは広州(中国)の料理で、江戸時代に長崎に入ってきたそうだ。
二日目の今日の昼食は、「民宿・食事処ひふみ」から出前でとってくれた「特製ちゃんぽん」。長崎に来たら、ちゃんぽんも食べたかったので、これまた大満足だ。
夜は夜とて、同行のお二人と一緒に、長崎の居酒屋に繰り出した。
出かけた先は長崎ダイニング「出島亜紗」。
あらかじめ電話で個室を予約して出かけたんだけど、案内された4人用個室は狭い狭い。仕切りはあるけど、周りの声はガンガン聞こえてくるし!(爆)
しかし、地元ではかなりの人気店らしく、予約してなければ入れないところだった。
まずは「生ビールプレミアムモルツ」(520円)をもらって乾杯すると、すぐに出された「つきだし」(330円)は、魚の切り身を揚げたもの。
同行のお二人のうちOさんは唐津(佐賀県)出身。もう一人のTさんは、ここ長崎の出身だ。
そのTさんの圧倒的なおすすめが「地魚のすりみ揚げ」(500円)。
魚のすり身を揚げた、長崎風の「さつま揚げ」のようなものなんだけど、スーパーでも、「すり身揚げのもと」(=魚のすり身)が売られていて、一般の食卓にも揚げたての「すり身揚げ」が並ぶことが多いんだそうな。
「自分にとっては、このすり身揚げが一番の長崎料理だな」とTさん。
昨夜の「ハトシ」といい、この「すり身揚げ」といい、鮮度の高い魚介類が豊富な長崎ならではの料理なんですね。
他にも「お刺身の盛り合わせ」(1,950円)や「豆腐の肉あんかけ」(450円)、「鯨のスジぽん」(380円)、「地どり焼」(1,000円)、「アラ荒煮」(900円)などをいただきながら、飲みものは麦焼酎「壱岐スーパーゴールド」(720ml瓶、2,100円)+「氷」(150円)に移行した。
麦焼酎「壱岐」は、Oさんイチオシの焼酎。WTO(世界貿易機関)の「地理的表示」(知的財産権のひとつ)に選ばれた焼酎だそうだ。
2時間ほど楽しんで、お勘定は3人で11,020円(ひとり当たり3,673円)なり。どうもごちそうさま。
長崎港の客船 / 「会楽園」のハトシ(右) / 「民宿・食事処ひふみ」の特製ちゃんぽん
お刺身の盛り合わせ / 地魚のすりみ揚げ / 豆腐の肉あんかけ
鯨のスジぽん / かき混ぜていただく / 麦焼酎「壱岐スーパーゴールド」
・店情報
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