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2018年12月

平成最後の大みそかに … 鯉とうなぎの「まるます家」(赤羽)

鯉うま煮


 今年最後の、平成最後の大みそかを締めくくる酒場はここ。赤羽の「まるます家」だ。

 午前11時半ごろに店に到着すると、カウンターには2席分の空席があり、その1つにスルッと座ることができた。

 これはものすごくラッキーなことだったようで、この後、店の表には空きを待つお客さんたちの行列が伸びていった。

 まずは「ジャン酎」(1,100円)を「ライム&ミントセット」(100円)と一緒にもらって、この店の名物ドリンク、「ジャン酎モヒート」を作る。

 そしてつまみは、久しぶりとなる「鯉うま煮」(800円)だ。

 鯉を内臓ごと筒切りにして、じっくりと煮込んだこの一品。

 身のみならず、内臓もうまく、皮もうまく、骨もほろりと柔らかくて、お皿の上に何も残らないように食べきることができる。

 「ジャン酎モヒート」も進むのぉ。

 この「ジャン酎」。商品名は「ハイリキプレーン」の1リットル瓶なんだけど、そのアルコール度数は7%。ビールより強めなのだ。

 平成30(2018)年も今日で終わるわけだけど、今年の1年で訪れた酒場は、のべ382軒。

 『のべ』の意味は、同じ酒場であっても1回ごとに1軒と数えているから。

 同じ酒場に行った場合は1軒だけとカウントして、純粋に酒場の数だけをカウントすると189軒でした。

 『横に倒したハシゴ酒』ということで、平日は基本的に1日1軒のみとし、その代わりに週に2日程度の休肝日をとる以外は、連日のようにちょっと1軒飲んでから家に帰る。

 1年365日なので、365軒未満になるかと思いきや、結果は382軒。週末などに、けっこう普通のハシゴ酒をしてしまったってことですね。反省、反省。

 もっとも多く行った酒場は、荻窪「やきや」の46回。平均的に週1ペースだったようだ。

 2番めは野方「すっぴん酒場」の35回。

 これ以下は、ぐっと回数が減って、3番めは鷺ノ宮「ペルル」の16回。「ペルル」の場合は、4回に1回ぐらいしか本ブログには登場していないので、ブログ上の回数は少ないのだが、実はちょろちょろと行ってるのでした。

 4番めは阿佐ヶ谷「川名」と都立家政「竹よし」の9回。

 6番めが鷺ノ宮「満月」の8回、7番めが中野「やきや」の7回、8番めになんと品川「土風炉」の6回が入りました。たしかに「土風炉」の個室にはよく行ったなぁ。

 9番めは5回なんだけど、これが4軒。沼袋「たつや」、都立家政「ばりこて」、麹町「テング酒場」、そして福山「自由軒」でした。

 チェーン居酒屋やラーメン屋、さらには東京以外の酒場も入ってるのがおもしろい。

 ここ「まるます家」は、その次の13番め(5軒が同数)。回数は4回でした。

 年内最終営業日ということもあってか、うなぎの「特上重」(3,000円)や「亀重」(2,500円)が飛ぶように売れている。

 最後は「すっぽん鍋」(850円)で〆ようと思っていたのだが、なんとその「すっぽん鍋」が売り切れ。

 カウンター中央上部に掲げられた『今日のおすすめ』というメニューの中に「キムチちげ(鍋)」(750円)があったので、代わりにそれを注文した。

 キムチに加えて、豚肉や豆腐もたっぷりの「キムチちげ」。今日のような寒い日にはぴったりだ。

 ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今日のお勘定は2,750円でした。

 「dancyu 1月号」で『宴の女神』と紹介された、女将さん、和子さん、利子さんの3人に暮れのごあいさつをして、無事に今年の呑み納めが終わったのでした。

 どうもごちそうさま。来年も飲むぞ!

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「まるます家」 / ジャン酎モヒート / キムチちげ

店情報前回

《平成30(2018)年12月31日(月)の記録》

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最後は黒ホッピーで〆 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

黒ホッピー


 四ツ谷の「魚魚や 鯛一」の前で、今宵のメンバーと解散し、ひとり野方へ。

 金曜日なのでもう1軒とやって来たのは、立ち飲みの「すっぴん酒場」だ。

 野方には「秋元屋」、「第三秋元屋」などなど、人気の酒場はたくさんあるんだけど、小ぢんまりとした「すっぴん酒場」で立ち飲むのが気軽でいいのだ。

 いつものように「黒ホッピー」(450円)を注文すると、今日の「お通し」(100円)は定番のお新香だ。

 このお新香をつまみながら、焼きものが出来あがるのを待つわけですね。

 その焼きものは、これまたいつものように「れば」(100円)、「ちれ」(100円)、「しろ」(100円)を注文。

 この私的三大好物からスタートしないと始まらない。

 焼きものの味付けは、基本的におまかせなのが多くの常連さんたちのやり方。

 この店で「塩」だ「タレ」だと、味付けを注文しているところは、あまり聞いたことがない。

 もしろん、自分の好みがあれば「タレ」「塩」をお願いすれば、その味付けで焼き上げてくれる。

 でも基本的にはおまかせにしておいたので大丈夫。それが最も美味しいと思う。

 他の店ではレアめに焼き上げてくれることが多い「れば」と「ちれ」も、この店ではしっかりとよく焼き。でも焼き過ぎているわけではない。ミディアム・ウェルという焼き加減だ。この焼き加減に、はまっている。

 そして「しろ」。かつて、『中野の逸品』にも取り上げられた、この「しろ」は、表面がカリッと仕上がっていて、内部がチュルトロ系。タレの味との相性も抜群なのだ。

 そんなわけで、ここに来ると、まずはこの3本を食べないと、落ち着かないのでした。

 お通しと、この3本をいただく間に、「なか(おかわり焼酎)」(250円)を1回もらって、ここまでで2杯のホッピーを飲むのもいつもの流れ。

『さて、串3本のあと、何を注文しようかなぁ』

 と考えているところへ、新しく入ってきたお客さんから「煮込み」(400円)の注文が入ったので、私もそれにのっかって便乗注文だ。

 ここの「煮込み」は、注文を受けてから小鍋で煮込んで仕上げてくれるので、手間もかかるし、時間もかかる。

 だから他のお客さんから注文が入ったついでに「煮込み」を注文すると、効率的なのだ。

 私自身は、ここの「煮込み」は大好きで、できればしょっちゅう食べたいんだけど、「煮込み」はボリュームもあるので、他の料理があまり食べられなくなるのが玉にキズなのだ。

 それでいつも『どうしようかなぁ』と悩んでしまうわけですが、その悩みに踏ん切りをつけさせてくれるのが、他の人からの「煮込み」の注文なのでした。

 この「煮込み」で「なか」(250円)をもう1杯いただいて、今夜はソト1・ナカ3。

 1時間半ほどの立ち飲みは、1,750円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / お通しのお新香 / れば(タレ)

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ちれ(塩) / しろ(タレ) / 煮込み

店情報前回

《平成30(2018)年11月30日(金)の記録》

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やっぱり真鯛かぶと煮… 魚魚や「鯛一(たいかず)」(四ツ谷)

真鯛かぶと煮

 職場の近くで、気になっていたお店が、「魚魚や 鯛一」。

 店の名前からして、魚がウリということがわかるし、なにしろそのたたずまいがいい。

 機会を作って行ってみたいなぁと思っていたら、ちょうど4人ほどで小さな忘年会を開くことになり、予約して訪れた。

 店があるのは大きな車道(新宿通り)沿い。四ツ谷駅と麹町駅の、ちょうど中間あたり。どちらの駅からも歩いて5分ほどかかる。

 店内は入ってすぐの左右にテーブル席が並び、その先に、店の奥に向かってカウンター席が延びている。さらにその奥にお手洗いや、小ぢんまりとした座敷の間がある。

 店はご夫婦なのか、男女お二人で切り盛りされていて、男性が調理場を、女性がホールを担当されている様子。

 我われ4人は、入口近くのテーブル席に案内され、まずは生ビール、「プレミアムモルツ(中)」(580円)をもらって乾杯すると、すぐに「お通し」(330円)の小鉢も出してくれた。

 料理は、その日の仕入れによって、毎日、筆で書き出されたものが、店頭に張り出されるとともに、各テーブルにも置かれている。

 まず最初に注文したのはお造り(刺身)の「おまかせ5点盛合せ」(1,480円)。

「量はどのくらいありますか?」

 と確認してみたところ、

「5点のそれぞれが二切れずつです。」

 という返事。4人ぞれぞれが一切れずつ食べられるように、「おまかせ5点盛合せ」は

人前をお願いし、そのでき上がりを待つ間用として「枝豆」(350円)も注文した。

 「お通し」や「枝豆」の美味しさに感心していると、やってきた「おまかせ5点盛合せ」は一人に一皿ずつ。

 本来は2切れずつ盛り合わせる「おまかせ5点盛合せ」を、ひとり分ずつに盛り分けて出してくれたのだ。こういうちょっとしたご配慮が、とってもありがたいですね。

 5点盛りの内容は、黒鯛(大阪)、赤ハタ(三重)、そい(青森)、すずき(日立)、真鯛(山口)。

 それぞれ白身魚なんだけど、味わいも食感も異なるのがおもしろい。

 これに気をよくして、「すみいか(神奈川)」(1,200円)のお造り、「里芋からあげ」(560円)を追加注文し、飲みものは芋焼酎「三岳」(屋久島、3,900円)をボトルでもらって、それぞれの好みで、ロック、水割り、湯割りで楽しむ。

 そのうち店内も満席状態になってきた。常連さんも多く、この界隈の人気店のようだ。

 残念なのは店内が喫煙可能で、分煙がされていないことだろうか。

 我われのとなりのテーブルの男性が、ものすごくヘビースモーカーで、飲食しながらも、ほとんど休むこともなくタバコを吸い続ける。これには参りました。

 ちなみにこの店、ランチタイムの営業も人気があるそうで、その時間帯は店内禁煙なんだそうな。

 夜も禁煙にすると、料理の味がもっと引き立つのにな。かな~り残念なり。

 それでも「若さぎ天ぷら」(550円)、「あん肝みそ煮」(750円)、「カツオ竜田揚」(650円)、「小むつ焼」(2尾680円)×2人前、「れんこんと白身のはさみ揚」(750円)などを順々に注文し、グイグイと飲み進む。

 もうちょっと人数がそろえば、奥の小さな座敷で飲むのも良さそうだ。

 最後にもう1品と注文したのは、大好物の「真鯛かぶと煮」。

 かぶと煮は、メニュー上では『本日のかぶと』というところに書き出されていて、今日は、わらさ、真鯛、すずき、黒鯛の4種類がある。

 ほかはみんな値段が明記されてるんだけど、『本日のかぶと』だけ値段がない。

 でも他の品々の値段から考えても、かぶと煮がずば抜けて高かったりすることはないだろう。

 4種類のかぶとから、店名が「鯛一」なので、真鯛を選んだ次第。

 そして出てきた「真鯛かぶと煮」がおいしいこと!

 お腹のあたりの身もたっぷりと付いている。

 次回は、ひとりでやってきて、カウンター席で「真鯛かぶと煮」&「燗酒」だな!

 たっぷりと3時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は4人で23,090円、ひとり当たり5,773円でした。どうもごちそうさま。

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魚魚や「鯛一」 / 店頭のメニュー / 箸置きが鯛

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プレミアムモルツ(中) / お通し / 枝豆

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お造り おまかせ5点盛合せ / すみいか / 里芋からあげ

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芋焼酎「三岳」湯割り / 若さぎ天ぷら / あん肝みそ煮

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カツオ竜田揚 / 小むつ焼 / れんこんと白身のはさみ揚

店情報

《平成30(2018)年11月30日(金)の記録》

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店情報: 魚魚や「鯛一(たいかず)」(四ツ谷)

魚魚や 鯛一

  • 店名: 魚魚や 鯛一(ととや たいかず)
  • 電話: 03-6380-9878(予約可)
  • 住所: 102-0083 東京都千代田区麹町5-3 麹町秋山ビル1F
  • 営業: 11:30-14:00 & 17:00-23:00(22:00LO)、土日祝休
  • 場所: JR/東京メトロの四ッ谷駅から新宿通りに沿って麹町方向に歩くこと約5分(400m)、右手セブンイレブンの先のビル1階。東京メトロ有楽町線・麹町駅2番出口を出て左へ、新宿通りに沿って四ッ谷駅方向に歩くこと約4分(350m)、左手ビルの1階。
  • メモ: 2012年9月12日オープン。テーブル席、カウンター席、座敷席、合わせて約30席。Facebookあり。
    〔飲みもの〕プレミアムモルツ(中)580・(小)400、オールフリー450、生搾りレモンサワー480、生搾りグレープフルーツサワー480、烏龍ハイ450、緑茶ハイ450、ゆず酒530、梅酒530、すだち酒530、角ハイボール480、サントリーウイスキー(ロック)530・(水割り)530、白州750、竹鶴750、グラスワイン(赤・白)500・(ボトル)2,800、日本酒「白鶴」(燗・冷)(一合)500・(二合)950、季節の日本酒もあり。
    《焼酎(価格表記はグラス・ボトル、ボトルキープは2ヶ月)》〈芋〉なんこ400・2,600、情け嶋(八丈島)480・3,200、千夜一酔(鹿児島)500・3,500、黒丸・黒500・3,500、黒丸・白500・3,500、三岳(屋久島)550・3,900、江戸酎(八丈島)600・4,500、富乃宝山(鹿児島)650・4,600、赤兎馬(鹿児島)680・4,800、青酎(青ヶ島)980・7,800。
    〈麦〉わんこ400・2,600、情け嶋(八丈島)480・3,200、いいちこ(大分)480・3,200、一本釣り(八丈島)480・3,200、八重丸(鹿児島)500・3,500、青酎(青ヶ島)550・3,900。
    〈米〉千夜一酔(宮崎)480・3,200、宜しく千萬あるべし(新潟)500・3,500。
    〈芋麦ブレンド〉八重椿(八丈島)480・3,200、〈栗〉ダバダ火振(高知)480、〈黒糖〉喜界島(鹿児島)480、〈芋〉御神火(大島)600、〈麦〉御神火(大島)600、〈古酒〉ジョナリー(八丈島)500・3,500。
    《ソフトドリンク》コーラ330、オレンジジュース330、烏龍茶330。
    〔料理メニューは日替わりで手書き(2018年11月30日の例)〕お通し330/人。
    《本日のお造り》赤ハタ(三重)1,300、すみいか(神奈川)1,200、真鯛(山口)980、すずき(日立)980、そい(青森)980、あいご(三重)980、女梶木(宮城)950、黒鯛(大阪)950、おまかせ五点盛合せ1,480。
    《本日のおすすめ》あん肝みそ煮750、黒ばい貝うま煮600、白子(焼・揚・ポン酢)各750、鯨ベーコン780、エリンギ焼580、すみいかげそ750、枝豆350。
    《本日のかぶと》わらさ、真鯛、すずき、黒鯛。
    《煮・焼・揚》汐子850、真鯛850、黒鯛850、鮭ハラス焼650、するめいか焼650、姿もの小むつ(2本)焼680・煮付750、連子鯛1,080~1,360、若さぎ天ぷら550、カツオ竜田揚650、桜エビかき揚(2個)680、穴子天ぷら650、小えびかき揚750、小えび天ぷら750、れんこんと白身のはさみ揚750、自家製うにしゅうまい2個600、自家製かにしゅうまい2個600、うにさつま揚2個600、カニさつま揚2個600。
    《酒肴・珍味》おしんこ480、おひたし500、自家製塩辛480、野菜サラダ750、だし巻玉子580、里芋田舎煮560、里芋からあげ560、焼なす600、なす田楽650、銀杏からあげ600、安納芋天ぷら550、アスパラ焼500。
    《お食事》焼おにぎり1個350、焼おにぎり茶漬500、あら汁350、漁師茶漬650。
    (2018年11月調べ)

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冬のお宝刺身盛り合せ … 「土風炉(とふろ)」(品川)

お宝刺身盛り合せ


 仲間内のミニ忘年会で品川「土風炉」。

 この店のいいところは、個室がきちんとしている(=ちゃんとした個室である)ことと、料理や飲みものの注文に対する反応が早いところ。

 値段は少し高いが、気持ちよく過ごすことができるのである。

 また、品川という立地も、この店を選んでいる理由のひとつ。

 品川は、東京方面から来る人と、横浜方面から来る人との中間的な場所なのだ。

 そんなわけで、4人用の個室に入り、まずは「キリン一番搾り生ビール」(600円、以下すべて税別)をもらって乾杯すると、お通し(350円)は定番の「海鮮漬」である。

 定番のメニューに加えて、季節ごとのメニューも豊富なのが「戸風炉」のいいところ。

 今回もそういう季節メニューの中から、冬の魚の刺身を盛り合わせた「お宝刺身盛り合せ」(3~5人前2,380円)に「自家製イカの山椒醤油」(860円)、『自社農園 オホーツクファーム生産野菜』というジャンルの中からは「彩りじゃがバター焼き」(490円)、「かぼちゃの黒糖焼き」(480円)、「下仁田ねぎ焼き(唐辛子味噌添え)」(620円)、「下仁田ねぎ肉巻き焼き」(620円)を注文した。

 注文を終えるとすぐに、店のおねえさんがやって来て、「これから豆腐を作ります。ご注文されますか?」と聞いてきた。

 この店には「出来たて あったか豆冨」(150gが490円、300gなら750円)というメニューがあって、その名のとおり、出来たての豆腐が、ほんわりと温かいまま食べられるのだ。

 我われも150gのものを注文すると、他の料理に先がけて、「出来たて あったか豆冨」がやって来た。豆腐はオリーブオイルと岩塩でいただきます。

 そして飲みものは、キープしている芋焼酎「黒霧島」に移行する。

 この「黒霧島」。通常は一升瓶のキープが4,800円のところ、期間限定で2,980円と、4割り近く安い値段でキープできるのだ。

 しかも期間限定と言いつつも、5月頃からずっとこの値段が続いていて、我われのキープも、これで3~4本めだ。

 このキープに合わせて出してもらう氷が100円、水は海洋深層水で500mlペットボトルが190円、『中硬水』のお湯ポットは100円だ。

 私はお湯割りにしていただいた。

 さらに「若鶏の唐揚げ」(6個560円)、「季節野菜とシーフードグラタン」(950円)、「手造り 炙り厚揚げ」(320円)、「茨城県産 丸ごとピーマン焼き」(2個400円)、「熊本県産 大長なすのホイル焼き」(880円)も追加注文して、飲む飲む飲む、食べる食べる食べる。

 「黒霧島」の一升瓶も空いて、新たな一升瓶を特価2,980円でキープした。

 たっぷりと3時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は4人で17,409円(16,120円+消費税)、ひとり4,350円ほどでした。

 どうもごちそうさま。あぁ、よく飲んだ、よく食べた、よく話した。

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生ビールとお通し(海鮮漬) / 出来たて あったか豆冨 / 下仁田ねぎ焼き

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自家製イカの山椒醤油 / 下仁田ねぎ肉巻き焼き / かぼちゃの黒糖焼き

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彩りじゃがバター焼き / 若鶏の唐揚げ / 季節野菜とシーフードグラタン

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手造り 炙り厚揚げ / 丸ごとピーマン焼き / 大長なすのホイル焼き

店情報前回

《平成30(2018)年11月29日(木)の記録》

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和やかな空気がいいね … ジャズと演歌「papa john(パパジョン)」(桜木町)

パパジョン


 「ホッピー仙人」を出ると午後10時過ぎ。

 ここでみんなとは解散して、ひとりで向かったのは同じ都橋商店街の2階にあるバー「野毛ハイボール」だ。

 入口扉を開けて店内に入ると、あれれ? 先客が誰もいない。

 いつも満席状態の「野毛ハイボール」。こんな状況は見たことがない。

「ごめんなさい。今日は早じまいなんですよ」

 と店主のハルさん。なるほど! そういうことでしたか。

 早じまいに向けて、後片付け中のハルさんと、立ち話的に近況の交換をして店を出た。

 そして向かったのは、ジャスと演歌の「パパジョン」だ。

 一昨年の4月以来なので、実に2年半ぶりだ。

 店内はけっこうにぎわっていたが、L字カウンターの奥のほうの席に滑り込むことができた。

 ここに来ると、やっぱり角ハイボール。

 店を切り盛りしている二代目店主のケンちゃんこと、島村研一さんに角ハイボールを注文する。

 ハイボールが濃いのがいいよね。

 お通しとして出されるのは、あられや落花生などのおつまみセットだ。

 「パパジョン」の開業は昭和55(1980)年3月。

 それ以来、創業店主の故・島村秀二さん(研一さんのお父さん)は年中無休の営業を続け、途中から研一さんも加わったことで、平成20(2008)年2月14日に70歳で亡くなられた後も、そのお通夜が営まれた2月17日の前夜まで、連続10,188日間(28年弱)の無休営業記録を築き上げたのだった。

 二代目になってから、若いお客さんも増えたようだ。

 でも店内にずらりと並んだ角瓶や、LPレコードでジャズが流されることなどは変わっていない。それがうれしいなぁ。

 その後もお客はどんどん増えてきて、ついには満席。

「立ってなら飲めるよぉ~っ!」

「はいはい~っ!」

 と立ち飲みのお客さんたちも増えていく。

 なんとも和やかな雰囲気だなぁ。

 私ももう1杯、角ハイボールをおかわりして、1時間半ほどの酒場浴。

 ハイボール2杯とお通しで、今夜のお勘定は2千円でした。どうもごちそうさま。

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ジャズと演歌「パパジョン」 / 店頭の電灯看板 / 店内の様子

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角ハイボール / お通しのおつまみセット / ホワイトボードメニュー

店情報前回

《平成30(2018)年11月28日(水)の記録》

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立飲みでサクッと1杯 … 「ホッピー仙人」(日ノ出町)

ホッピー仙人

 「第一亭」を出たところで、午後9時半。

 よしっ。急げば「ホッピー仙人」に間に合うぞ!

 「ホッピー仙人」の営業は、午後7時から10時までの3時間と短い。

 しかも、その3時間のあいだ、ほぼずっと満員状態。

 野毛で1軒め、2軒めとハシゴする途中で、時間を見計らって行かないとうまく入ることができないのだ。

 横浜に単身赴任していた時は、1軒めに「武蔵屋」に行って、おばちゃんに「まっすぐ帰るのよ」と言われながら、まっすぐに「ホッピー仙人」に向かっていたものだった。

 で、「ホッピー仙人」でも飲み足りないときは、3軒めとして近くのバーに流れたりしていたなぁ。

 同行の4人も、「ホッピー仙人」に行ってみたいという希望。

 私も含めて5人が入ることができるかどうか。それが問題だ。

 大岡川の流れに沿って、川沿いにカーブを描いて建てられている都橋みやこばし商店街。その2階建てビルの2階中央部に「ホッピー仙人」はある。

 入口扉を開けて、「こんばんは。5人です」と店内に進むと、なんとL字のカウンター席(10席ほど)は満席ながら、その後ろに立って飲んでる人は二人ぐらいしかいない。

「どうぞ、どうぞ(笑)」

 という仙人(=店主)の笑顔に迎えられ、奥に向かって細長い店内の奥のほうへと進む。同行の4人も後に続き、L字の縦の辺の後ろ側に5人で並んで立つことができた。

 呑兵衛たちに大人気の「ホッピー仙人」ではこの状態は当たり前。

 カウンター席に座って飲んでる人の後ろに、立ち飲み客がずらりと並ぶのだ。

 その状態で、カウンター席の人たちも合わせて、全部で20人ぐらいになる。

 それでもまだ入りたい人がいる場合には、常連さんがカウンターの中に入って、MAX24人ぐらいになったこともあるんだって!

 この店の基本的なホッピーは、サーバーの白・黒、瓶の白・黒の4種類で、1杯が500円。

 サーバーの場合は、白と黒とのハーフ&ハーフも可能です。瓶の場合でも、二人(偶数人数)で注文すればハーフ&ハーフができます。

 焼酎、ジョッキ、割り材のホッピーの3者を冷した、三冷さんれいホッピーのみで、氷は入れません。

 実はサーバー用の樽ホッピーも、瓶のホッピーも、中身は同じ。

 ただし、樽ホッピーは、生ビールを注ぐためのサーバーで注がれるので、最後にレバーを押し倒すことで泡が作れるんですね。

 この泡が、ホッピー100%(=焼酎成分なし)の泡になるから、口当たりがとても軽やかで、まろやか。これがサーバーのホッピーの飲み口をよくしている理由のひとつなのだ。

 また焼酎も、以前はサーバー用には20度のものを、瓶のホッピー用には25度のものをと、それぞれ分けて使ってたけど、今もそうなのかな?(未確認)

 この焼酎の度数もまた、サーバーで作るホッピーの飲み口を軽やかにしている理由ですね。

 だから複数杯飲むときは、最初にサーバーをもらって、2杯めに瓶のホッピーをもらうと、最初はスイスイと飲みやすく、2杯めはガツンとしたキックが得られるホッピーになる。

 そんな風に楽しんだりしてました。

 今日はすでにたくさん飲んできた後なので、最初から瓶の白をいただいた。

 午後10時に、閉店を知らせる目覚まし時計のメロディーが鳴り始めるまで、20分ほどの立ち飲みタイム。お勘定はひとり500円ずつでした。

 どうもごちそうさま。

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都橋商店街が見えてきた / 2階の中央部に / 「ホッピー仙人」がある

店情報前回

《平成30(2018)年11月28日(水)の記録》

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オススメ料理で忘年会(後編) … 台湾料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)

パターン

 ここらで私がオススメとする料理は、〆系統のものを除くと、ひとしきり注文し終えたので、食べたことがないものにチャレンジすることにした。

 「小袋炒め(←メニュー表記のまま)」(600円)は、「ホルモン炒め」のホルモンをコブクロに替えたもの。ピリッとした辛味噌の味わいがコブクロにもよく合う。

 「いか炒め」(750円)は、野菜たっぷりのとろみ系。八宝菜から豚肉やエビを引いて、イカだけにしたような感じかなぁ。

 「豚頭肉(カシラ)」(600円)は、スライスしたカシラ肉。刻みネギと一緒に箸にとり、添えられた辛味噌をつけていただく。

 もしかすると、これが横浜の「豚の味珍まいちん」のカシラの原型なのかもしれない。

 「むし鳥」(750円)は、蒸した鶏肉の上に、白ネギ、セロリ、ニンジンなどを細切りにしたソースがたっぷりとかかっている。“温製蒸し鶏サラダ”と言ってもいいぐらい、野菜たっぷりだ。

 「肉の天ぷら」(1,200円)は、この店のメニューに4品だけある、1,000円以上の料理のうちの1品だ。その名のとおり、カラリと揚げた豚肉なんだけど、ニラのかき揚げ天も添えられてるところがいいね。

 ちなみに「肉の天ぷら」以外の1,000円以上の品は、「豚角煮」(1,000円)、「エビのチリソース」(1,200円)、「酢豚(スブタ)」(1,200円)だ。

 2本め紹興酒ボトルも、残り少なくなったところで、いよいよ〆系に突入する。

 まずは「おじや」(600円)を1人前。自慢のスープで作ってくれる「おじや」は、人数分の小鉢と一緒に出してくれるので、みんなで取り分けながらいただく。スープの美味しさがよくわかる一品だ。

 そして最後はもちろん「パターン」(600円)だ。これは2人前をいただいた。

 「パターン」は、この店を代表する『裏メニュー』なんだけど、ほとんどの客が注文する人気の料理。

 ゆで冷ました中華麺を、ニンニク醤油で和えて、刻みネギとゴマをトッピングするだけという、とてもシンプルなニンニク醤油冷麺なんだけど、そのニンニクの強烈さに『野毛のペペロンチーノ』とも呼ばれている。

 中華包丁の側面でパターン、パターンと叩いて、ニンニクをつぶしていたことから、「パターン」と呼ばれるようになったそうだ。

 スープと一緒に出してくれるので、まずは冷麺のままいただいて、後半はつけ麺のようにしていただくと、二つのパターンを味わえて楽しい。

 店主一家のMasa中山さんの歌も楽しんで、3時間の楽しくて美味しい宴会。お勘定は5人で20,600円(一人当たり4,120円)でした。

 どうもごちそうさま!

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小袋炒め / いか炒め / Masa中山さんの歌

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豚頭肉(カシラ) / むし鳥 / 肉の天ぷら

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おじや / パターン / パターンのスープ

店情報前編

《平成30(2018)年11月28日(水)の記録》

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オススメ料理で忘年会(前編) … 台湾料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)

ホルモン炒め

 

 横浜・日ノ出町の「第一亭」に、5人が集まってミニ忘年会。

 このくらいの人数だと、「第一亭」のオススメ料理をいろいろと食べることができる。

 まずは「ビール」(キリンラガービール中瓶、550円)をもらって乾杯し、ほとんどの人が注文する「チートのしょうが炒め」(600円)からスタートした。

 『チート』というのは、豚の胃袋のこと。

 もとから人気がある料理ではあったが、「孤独のグルメ Season3」でこの店が登場したとき(2013年7月17日OA)に、井之頭五郎(松重豊)さんがこの料理を注文したことから、爆発的な人気となった。

 豚胃ならではの癖のない味わいと弾力感。生姜の香りがフワッと漂うのもいいんだな。

 この料理が嫌いという人は、今までに見たことがない。

 2品めも「孤独のグルメ」にも登場した「ホルモン炒め」(600円)だ。

 部位としては豚の腸。

 もつ焼き屋をはじめ、もつ料理を出すほとんどの店では、下茹でした腸を使うのだが、「ホルモン炒め」で使う腸は、生のもの。

 徹底的に洗って洗って、最後はビールで洗って下ごしらえしているそうだ。

 それを白ネギと一緒に炒めて、辛味噌で味付けしたのが「ホルモン炒め」。このプリップリの弾力感は生腸ならではのものなのだ。

 なお、普通の店と同じように下茹でした腸を使った「もつ炒め」(600円)もあるので、両者を食べ比べてみたければ、ぜひ両方を注文してみてください。

 もつが続いたところで、「青菜炒め」(500円)。これはチンゲン菜を炒めたものだ。

 飲みものを「紹興酒」(ボトルで2,000円)の燗に切り替えて、「レバニラ炒め」(600円)。ここの「レバニラ炒め」は、レバ、ニラの他に、モヤシやニンジンも入っていて、具だくさんなタイプだ。

 続いては「キクラゲスープ」(600円)。

 野菜をたっぷりと使って作るのが大きな特徴の「第一亭」のスープ。だからラーメンもうまいし、スープもうまい。

 だから、たとえばラーメン系では、スープの味がダイレクトにわかる「タンメン」(600円)がおすすめだ。

 スープも、注文した「キクラゲスープ」の他に、「野菜スープ」(500円)、「玉子スープ」(500円)、「肉スープ」(600円)、「ホルモンスープ」(600円)と種類が多く、具も多い。呑兵衛にぴったりの汁系つまみなのだ。

 このスープを使った「おじや」(600円)も、店頭の赤ちょうちんにも書かれているほどの看板メニュー。これは最後の〆あたりでいただくことにして、「炒米粉(ビーフン)」(750円)を注文する。

 これもまた、つまみにもなる具沢山の焼きビーフンで、一人だとこの1品で満腹になってしまうほど。5人ぐらいで分け合って食べると、つまみとしては丁度いいね。

つづく

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「第一亭」 / チートのしょうが炒め / きゅうり(サービス)

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ホルモン炒め / 青菜炒め / レバニラ炒め

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紹興酒ボトル / キクラゲスープ / 炒米粉(ビーフン)

店情報前回

《平成30(2018)年11月28日(水)の記録》

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例年どおり、いか大根 … 立呑み「やきや」(荻窪)

いか大根


 今年も「いか大根」の季節がやってきた。

 毎年、11月下旬から、翌年の2月中旬までが「いか大根」が出される時季。

 これ以外の時季には、いい大根が入手できないんだそうな。

 気になる値段は、昨シーズンと同じく250円。

 大鍋で、イカと一緒に黒々と軟らかくなるまで煮込まれた大根は、イカ以上にイカらしい濃厚な味わい。

 この大きな大根がドーンと2切れに、一緒に煮込まれているダシのイカも入って250円なんだから、その辺のおでん屋もびっくりの低価格なのだ。

 ちなみにこの「いか大根」。味付けはカイトくん(若き男性店員さん)が担当したそうだ。やるじゃないか! 美味しいよ。

 なにしろ「いか大根」がボリュームたっぷりなので、この1品だけで、「ホッピー」(320円)に、「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、都合2杯のホッピーを飲むことができた。

 3杯めとなる「ナカ」をもらって、次は何にしようかとまわりを眺めてみたところ、大好物の「げそ揚げ」(200円)があと1~2人前しか残っていない。これをもらっておきましょう!

 これまたいつものように『タレかけ』のオプション付きで注文した。

 ここの「げそ揚げ」は、揚げたての熱々ではなくて、揚げおいて冷めたものが出される。だから衣もカリッとした状態ではなくて、シナッとしっとりとした状態になっているのだ。

 私には、これがうまいっ。これが好きなんだ。

 この「げそ揚げ」。昼ごろに揚げているらしくて、カイトくんによると、実はできたて熱々の「げそ揚げ」も美味しいらしい。お店の人しか食べることができないのが残念だ。

 ソト1・ナカ4の4杯めとなる「ナカ」に合わせて注文したのは、「いかしょうが棒」(200円)。

 これはイカの身を練りこんだ棒天(棒状の揚げかまぼこ)で、注文を受けてから焼き台であぶり、おろし生姜を添えて出してくれる。

 醤油をかけて、生姜醤油にしていただくと、「いかしょうが棒」の温かさと、ほんわりとした甘みが際立つのだ。

 ゆっくりと1時間半ほど立ち飲んで、今夜のお勘定は1,450円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / いか大根が始まった!

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いか大根用の大鍋 / 注文を受けて取り分けてくれる / いか大根

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げそ揚げ(タレかけ) / いかしょうが棒 / 生姜醤油でいただく

《備忘録》 12/24(月祝)は臨時休業、年末は12/28(金)まで営業、年始は1/7(月)から営業。(例年、年始は1/6が営業開始日なんだけど、来年は1/6が日曜日のため、1/7からの営業となったそうです。)

店情報前回

《平成30(2018)年11月27日(火)の記録》

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円卓囲んで北京ダック … 「中国茶房8(チャイニーズカフェ・エイト)」(赤坂見附)

北京ダック

 今夜は7人で「中国茶房8」。

 予約のときに「できれば円卓をお願いします」とお願いしていたところ、8人用の円卓に案内された。

 こうして7~8人で飲みに行くときに、普通の4人掛けテーブル席×2卓といった席配置になると、あっちのテーブルと、こっちのテーブルで違う話題になってしまって、全体の一体感が出ない。

 このくらいの人数の時には、中華の円卓がちょうどいいのだ。

 まずは「生ビール」(595円、以下すべて税別表記)をもらって乾杯し、この店の名物の「本窯焼き北京ダック」(1羽2,888円)を2羽注文し、それを待つ間に、各自1品ずつ、「100円小皿」を注文する。

 この店ではお通しは出されない代わりに、「100円小皿」という小皿料理があって、お通し代わりにちょうどいいのだ。

 「100円小皿」のメニューに並んでいるのは、鰹節豆腐、豚ハツの麻辣和え、甘酢コーンサラダ、姫タケノコの辛口煮、四川風甘辛干し豆腐、枝豆の塩漬、甘酢レンコン、五日野菜の辛口漬け、豚レバーの麻辣和え、大根の山椒オイル和えの10種類。

 これらをつまみに、飲みものは「紹興酒5年」(ボトルで1,840円)に切り替える。

 「本窯焼き北京ダック」は1羽が3~4人前。

 内臓を抜いたアヒルの表面に、煮溶かした水飴を塗った後、フックに吊るして一昼夜。余分な水分を取り除く。

 注文を受けてから、このアヒルを丸ごと焼いていくのである。

 焼きあがったら、その丸ごと1羽のアヒルを、客の前に出してできあがりを見せてくれる。

 そしてその場で、北京ダックの状態に切り分けてくれるのだ。

 北京ダックというと、薄く切った皮だけを食べるという印象が強いが、本場北京では肉厚にカットして、肉ごと食べるのが一般的なんだそうな。

 この店でも、北京ダックは肉厚にカットして出してくれる。

 これをネギやキュウリと一緒に、カオヤーピンという、薄く焼いた小麦粉の皮にくるんでいただくのです。

 さらに残った肉は炒め物にして、骨はガラスープとして出してくれるので、けっこうなボリュームになるのである。

 だから、ここで北京ダックを食べるときは、北京ダックより前にたくさんの料理を注文しないことがコツ。

 北京ダックを食べ終わってから、それでもまだ食べられるようであれば、この店のもうひとつの自慢でもある「300種類以上の料理」を楽しむという流れがオススメです。

 我われも2羽分の北京ダックを食べ終えてから、「揚げ茄子のニンニクソースがけ」(480円)や「広東風チャーシュー」(580円)を追加注文した。

 2時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は7人で16,973円(ひとり当たり2,425円)でした。どうもごちそうさま。満腹じゃ!

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「中国茶房8」 / 店は地下にある / 生ビールで乾杯

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鰹節豆腐 / 甘酢レンコン / 五目野菜の辛口漬け

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100円小皿のメニュー / 紹興酒(燗) / 北京ダックの包餅や薬味

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焼きあがった北京ダックを / 目の前でカットして / 出してくれる

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包餅にくるんでいただく / 残った肉は炒め物 / 骨はガラスープ

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広東風チャーシュー / 揚げ茄子のニンニクソースがけ / 今宵のメンバー

店情報前回

《平成30(2018)年11月26日(月)の記録》

 

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荻窪の立ち飲みの名店 … 立呑み「やきや」(荻窪)

いか刺身


 恵比寿の「たつや南店」での飲み会を終え、横須賀方面に帰るKさんと別れて、中央線沿線のHさんと私は荻窪へ。

 「最後に軽くもう1軒」と話しながら向かう2次会は、荻窪の立ち飲みの名店、「やきや」である。

 Hさんは、荻窪にお住まいながら「やきや」のことはご存じなかったとのこと。

 たしかになぁ。相当な呑兵衛以外は、ひそかな路地にある「やきや」には気付かないかもなぁ。

 土曜日ながら午後9時半の店内は、ちらほらと空席がある状態。我われ2人は、いちばん奥の立ち飲みテーブル席に陣取って、「酒一杯」(250円)×2と「いか刺身」(200円)でスタートした。

 いまや不動の人気を誇る「やきや」ながら、その創業はそれほど古くはなくて、1999(平成11)年7月のこと。現在創業19年。来年の7月に創業20年を迎える。

 今年の4月に大将が亡くなられ、どうなることかと心配したものだが、いまは荻窪店、中野店ともに、通常の営業になっている。

 唯一変わったのが、中野店でイカ料理が出なくなったことぐらいだろうか。

 もともと中野店は焼き鳥が中心で、イカ料理は、イカ刺身(含むイカミミ刺身)と自家製塩辛ぐらいしか置いてなかった。今はその2品がなくなったということだ。

 大将、アキさん、山下さんの3人で切り盛りしていた中野店は、今は大将以外のお二人で切り盛りされている。

 「いか刺身」に続いて、「いかみみ焼」(200円)を焼いてもらい、「酒一杯」もおかわりする。

 なにも言わずに「酒一杯」を注文すると、冷蔵庫の一升瓶から冷酒を注いでくれる。銘柄は「北の誉」。

 「あったかいの」とか、「お燗で」と注文すると、徳利とっくりに入った燗酒と、お猪口ちょこを出してくれる。値段は変わらない。

 最後は久しぶりの「みそきゅうり」(170円)で〆て、今夜のお勘定は二人で1,320円(ひとり当たり660円)でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / 冷酒2杯 / いか刺身

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いかみみ焼 / 冷酒おかわり / みそきゅうり

店情報前回

《平成30(2018)年11月24日(土)の記録》

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南店は午後4時に開店 … やきとり「たつや南店」(恵比寿)

がつ刺し

 ミニミニ同窓会ということで、3人で恵比寿の「たつや南店」にやってきた。

 「たつや駅前店」のほうにはよく行ったが、「たつや南店」は今回が初めて。

 店を予約してくれたKさんは、私を初めて「たつや駅前店」に連れて行ってくれて、もつ焼きの美味しさを教えてくれた人である。

 そのことは「もつマニア」の冒頭、『はじめに』でもご紹介した。

 私自身、もつ焼きは広島から東京に転勤して来てはじめて知った食べ物でした。たまたま仕事で行った恵比寿で、学生時代の同級生Kと一緒になり、「この近くにうまい焼き鳥屋があるから」というKのすすめで入ったのが「たつや」だったのです。
「ガツ刺しとハラミ。あとナンコツもください。塩でね」
 メニューも見ないでスラスラと注文してくれるK。その時点で彼はすでに「たつや」の常連さんだったのですが、私にはすべての言葉がチンプンカンプン。Kが何を注文したのかもさっぱりわからないような状態でした。
 まず出てきたのがガツ刺し。Kが「これは全体をかき混ぜて食べるのがうまいんだ」と言いながらグリグリとかき混ぜてくれたものを食べてみると、ガツ(豚の胃)特有のの弾力感とクセのない味わいが、ポン酢醤油の酸味や練りガラシの辛味とからまって、いくらでも食べられます。続いて出てきたハラミ(横隔膜)やナンコツ(気道)の塩焼きもおいしくて、それ以来、「たつや」と同じように、その日の朝仕入れた鮮度の高いもつを出してくれる店を求めて食べ歩くようになったのでした。

 というのがその内容。だから恵比寿「たつや」は、私にとっては「もつ焼き」の原点のような店なのでした。

 そのKさんが、今回はなぜ「たつや南店」を予約してくれたかというと、この店が午後4時開店だから。

 Kさんの自宅は横須賀のほうだし、残る2人、Hさんと私は中央線沿線。早めに集まって飲んで、早めに解散しようということで「たつや南店」となった。

 もっとも「たつや駅前店」の1階は、午前8時から、翌日午前5時までの21時間営業。こっちであれば、もっと早くから飲むこともできるんだけど、残念ながら予約ができなくて、しかもいつもほぼ満席の人気店。入れるかどうかわからないのだ。

 いっぽう「たつや駅前店」の地下は、予約可能だけど午後5時から。駅に近いこともあって、こちらもいつもほぼ満席なのでした。

 そんなわけで、我われは「たつや南店」。

 まずは「サッポロ黒ラベル大瓶」(650円)をもらって乾杯すると、すぐに出されたお通しは「もやしナムル」だ。

 そして注文するのはやっぱり「がつ刺し」(380円)。ひとり1つずつ、3人前を注文する。

 さらに「枝豆」(380円)も注文すると、あっという間に出てきた。

 それから3分遅れぐらいで「がつ刺し」も登場。これも速いね。

 「たつや」に来たら、「やきとり」もたのまないとと、「レバ」(1本180円)と「シロ」(1本190円)を、タレで3本ずつ。都心部のやきとり店は、1本の値段が高いのだ。

 ビールに続いては、私は「ホッピー」(470円)をもらい、Kさん、Hさんは熱燗(1合390円)である。

 ここのホッピーは、瓶のホッピーを使った3冷ホッピー。氷なしで、できあがった状態で出してくれる。これが飲みやすくて進む進む。

 次なる「やきとり」は、「ハラミ」(190円)と「テッポー」(190円)。今度は塩焼きでお願いした。

 さらにホッピーや熱燗をおかわりしつつ、つまみにはKさんの大好物の「川えび揚」や(440円)や、身のほんわりとした甘さが美味しい「氷下魚こまい」(500円)を追加。

 たっぷりと4時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は3人で12,250円(ひとり当たり4,083円)でした。どうもごちそうさま。

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やきとり「たつや」南店 / サッポロ黒ラベル大瓶 / お通し(もやしナムル)

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枝豆 / レバ、シロ(タレ) / ホッピーと燗酒

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ハラミ、テッポー(塩) / 川えび揚 / 氷下魚

店情報YouTube動画

《平成30(2018)年11月24日(土)の記録》

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店情報: やきとり「たつや南店」(恵比寿)

たつや南店

  • 店名: やきとり たつや 南店
  • 電話: 03-3791-5577(予約可)
  • 住所: 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-2-2
  • 営業: 16:00-01:00、日祝休
  • 場所: 地下鉄日比谷線・恵比寿駅5番出口を出て、すぐ先の信号付き横断歩道を渡って左へ。右手の「おそば巴屋」の先のビルの2階(1階は串揚串焼「民家(みんか)」)。5番出口から徒歩1分(65m)。JR恵比寿駅西口からは徒歩3分(270m)。
  • メモ: 恵比寿の人気やきとり店「たつや」の支店。店内約50席。価格は税込表記。
    『やきとり … “とり”とは「肚裏」と書き、「はらのうち」、つまりは内臓をあらわしています。「たつや」では皆様に滋味あふれる新鮮な「やきとり」を提供しています』(メニューの表記事項)
    〔食べもの〕お通し1人200。
    《やきとり(注文は各2本から)》ナンコツ190、ネギマ190、ハラミ190、カシラ190、シロ190、テッポー190、ガツ190、コブクロ190、ギンナン190、シイタケ190、ハツ180、タン180、レバ180、ツクネ180、シシトウ180、ニンニク180、ネギ180、ピーマン180、豚バラ串180、お徳用盛り合わせ5本850。
    《たつやの看板メニュー!》もつ煮どうふ470、がつ刺し380。
    《揚げもの》厚揚げ400、川えび揚440、ポテトフライ440、いかげそ揚440、若鶏の唐揚500、たこの唐揚480、うずら卵フライ470、アジフライ550、さつま揚400。
    《クイックメニュー》生野菜盛合せ490、枝豆380、みそにんにく330、白菜キムチ330、らっきょう330、冷しトマト400、もろきゅう400、なす一本漬410、塩辛410、冷奴310、お新香310、しらすおろし390。
    《焼きもの》いかいろり焼き550、うるめいわし410、えいひれ470、氷下魚(こまい)500、チーズ入フランク220、いかげそ焼440、ほっけ550、ししゃも410。
    《あったかもの》肉じゃが490、おでん490。
    《ごはんもの》焼きそば530。
    〔飲みもの〕《ビール》サッポロ生ビール黒ラベル樽生750、サッポロラガービール(赤星)大瓶650、(ノンアルコールビール)サッポロプレミアムアルコールフリー430。
    《日本酒》清酒(小)440、清酒(大)870、大関(生酒)820。
    《焼酎》小徳420、大徳830、【麦】それから(グラス)470・(飲みきり720ml)2,710、【芋】海童(グラス)520・薬玉門(飲みきり500ml)1,420、【甲類】金宮(3ヶ月キープ1.8Lパック)3,450、氷・お湯200、炭酸250、梅干し150。
    《ホッピー・サワー》ホッピー470、黒ホッピー470、ウーロンハイ470、レモンサワー470、梅サワー470、グレープフルーツサワー470、玉露ハイ470、しそサワー470、ウコンハイ470、梅酒(ロック、ソーダ割り、他)470、カルピスサワー470。
    《ウイスキー》サントリー角(シングル)330、オールド(シングル)430、角ハイボール470。
    《ワイン》サッポロ生葡萄酒(赤・白、300㏄)710。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶320、コーラ320、オレンジジュース320。(2020年6月調べ)

    〔食べもの〕《やきとり(注文は各2本から)》ナンコツ190、ネギマ190、ハラミ190、カシラ190、シロ190、テッポー190、ガツ190、コブクロ190、ギンナン190、シイタケ190、ハツ180、タン180、レバ180、タンシタ180、ツクネ180、ミックス180、シシトウ180、ニンニク180、ネギ180、ピーマン180、豚バラ串180、お徳用盛り合わせ5本850。
    《特急メニュー》冷奴310、お新香310、らっきょう330、白菜キムチ330、たつや名物 がつ刺し380、冷しトマト400、もろきゅう400、枝豆380、菜の花にしん390、みそにんにく330。
    《看板メニュー》厚揚げ400、もつ煮どうふ470、チーズ入フランク220。
    《焼きもの》いかいろり焼き550、いかげそ焼440、ほっけ550、ししゃも410、氷下魚500、えいひれ470、うるめいわし410。
    《揚げもの》川えび揚440、いかげそ揚440、若鶏の唐揚500、たこの唐揚480、うずら卵フライ470、ポテトフライ440、オニオンリング揚390、アジフライ550、さつま揚400。
    《早めにめしあがれるもの》生野菜盛合せ490、モヤシキムチ330、なす一本漬410、塩辛410、いか納豆490。
    《あったかもの》肉じゃが490、おでん490、ピリカラコンニャク440、みそ田楽410。
    《ごはんもの》焼きそば530、焼おにぎり490。
    〔飲みもの〕《ビール》サッポロ生ビール黒ラベル樽生750、サッポロ黒ラベル大瓶650、ギネスビール710、(ノンアルコールビール)サッポロプレミアムアルコールフリー430。
    《ホッピー・サワー》ホッピー470、黒ホッピー470、ウーロンハイ470、レモンサワー470、梅サワー470、グレープフルーツサワー470。
    《日本酒》地酒一合390。
    《焼酎》おはら焼酎490、焼酎470、梅干し150。
    《ウイスキー》サントリー角330、オールド430。
    《ワイン》サッポロ生葡萄酒(赤・白、300㏄)710。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶320、サイダー320、オレンジジュース320。(2018年11月調べ)

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パパアラワンカイーナ … 南米料理「ROMINA(ロミーナ)」(四ツ谷)

パパ・アラ・ワンカイーナ

 

 南米料理「ロミーナ」も今回が3度め。

 だいぶ様子がわかってきたので、今回は「ロミーナ」の原点であるペルー料理を中心にいただいてみることにした。

 「ロミーナ」が、1993(平成5)年11月にオープンした時は、ペルー料理専門店だったそうなのだ。それが後に南米料理の店になり、中南米料理の店になりと、対象エリアがだんだんと広がってきたのだ。

 ペルー料理は、世界の旅行業界が決める「ワールドトラベルアワード」の“世界で最も美食を楽しめる国部門”において、2012~2018年まで、7年連続で最優秀賞を受賞しているのだ。(日本も毎年ノミネートされているが、これまで最優秀賞になったことはない。)

 ペルー料理が美味しい理由は、そのバラエティの広さにある。

 緯度的には南緯0度から18度と、その緯度だけ見れば基本的に熱帯なんだけど、国を東西に分断するアンデス山脈(最高峰は標高6,778mもある!)によって、西(太平洋側)から順に、海岸地帯(コスタ)、山岳地帯(シエラ)、そして熱帯多雨林(セルバ)という、大きく3つの地域に分割され、また海抜0mから6,778mまでという大きな標高差もあることで、世界の7割にあたる気候が、ひとつの国に集まった状態になっているそうだ。

 だから世界の7割のエリアで育つ食材を、自国内で手に入れることができる。

 また太平洋沿岸では、暖流(赤道海流)と寒流(フンボルト海流)がぶつかることで、世界有数の漁場になっていて、海の幸にも恵まれているのである。

 そんな食材の良さ、豊富さに加えて、16世紀に始まった植民地時代以降、ヨーロッパやアジアからの移民がたくさん入ってきた。それにより、もともとのペルーの料理に加えて、スペイン、イタリア、日本、アフリカなどの食文化が融合して定着している。

 これらのことが合わさって、ペルー料理のバラエティの広さが生まれたんですね。

 今夜いただいたペルーの料理や飲みものは、次のとおりです。

〔今夜の料理〕

  • カンチャ(450円): 炒ったアンデスジャイアントコーン。これは初回にいただいてからすっかりお気に入りで、毎回、いちばん最初に注文している。
  • ペルーサラダ(1,100円): アボカドとアスパラガスが入ってい
  • パパ・アラ・ワンカイーナ(780円): この記事の冒頭の写真。ペルーを代表する国民的料理で、じゃが芋のピリ辛ソースかけのこと。ペルーはじゃが芋の原産地でもある。ピリ辛ソースは、アヒ・マリージョという黄色い唐辛子で作られるので、見た目が黄色い。甘さの中に、ちょっとピリ辛感がある程度の辛さ。
  • セビッチェ(1,380円): シーフードのピリ辛レモンマリネ。おそらくもっとも有名なペルー料理だろう。ペルーでも、生の魚介類を食べるんです!
  • アンティクーチョ(1,080円): 牛ハツ串焼き、マンジョッカフリッタ添え。この串焼き料理は、ペルーのみならず、広くアンデス全般で食べられている。マンジョッカフリッタは、マンジョッカ芋(タピオカの原料)のフライのこと。マンジョッカは、キャッサバ、マカシェイラなどとも呼ばれている。
  • ロモ・サルタード(1,480円): ペルーの伝統的な料理の一つで、牛肉、フライドポテト、野菜を炒めたもの。中華風の調理法、アジア系調味料(≒醤油)を使っているので、日本人にもなじみやすい。
  • アヒ・デ・ガジーナ(1,280円): ゆでた鶏むね肉を細く裂いて、ピリ辛のイエローソースで仕上げた料理。ごはんと一緒に出され、ペルー風カレーライスといった雰囲気。
  • アグアディート(1,180円): 鶏肉、コリアンダーのスープリゾット。パクチーが効いたペルー風雑炊なり。
  • アロス・コン・ポージョ(1,480円): チキンパエリヤ。コリアンダーごはんに、グリルチキンをのせた、熱々のごはん料理。

〔今夜の飲物〕

  • クリスタル(680円): ペルーの首都リマ(海岸地帯)で愛されているビール
  • クスケーニャ(700円): インカ帝国の首都クスコ(山岳地帯)のビール
  • クスケーニャ・ダーク(730円): 同上の黒ビール
  • ピスコサワー(870円): ペルーを代表するカクテル。ピスコは白ぶどうから作った蒸留酒。これに卵白、ライムを加えてシェイクし、最後に表面にナツメグをふりかけて完成。今回は、写真を撮るのを忘れた……。
  • チルカーノ(750円): ピスコ+ライム+ジンジャーエールで作るロングカクテル。
  • インカコーラ(440円): ペルー産の黄色いコーラ。ペルー国内では、コカコーラをおさえて、販売シェア1位だそうだ。ソフトドリンクです。

 他にも、チリワイン(ボトル2,800円)を白2本、赤1本。

 最後の仕上げに、「トルティーヤチップス」(350円)をつまみに、「カイピリーニャ」(870円)、「カシャッサ・トニック」(580円)、「カシャッサ・カムカム」(580円)などをいただいて、最後は「アルファホーレス」(480円)というココナッツバターのビスケットで〆。

 たっぷりと5時間半も飲んで、食べて、しゃべって。今夜のお勘定は5人で31,460円(一人当たり6,292円)でした。どうもごちそうさま。

 ペルー料理、やっぱり美味しかったなぁ。

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「ロミーナ」 / 2階の入口 / 本日のオススメはセビッチェ

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クリスタル / インカコーラ / モヒート

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カンチャ / ペルーサラダ / セビッチェ

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クスケーニャ / アンティクーチョ / ロモ・サルタード

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アヒ・デ・ガジーナ / アグアディート / アロス・コン・ポージョ

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クスケーニャ・ダーク / チルカーノ / カイピリーニャ

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チップス&サルサ / アルファホーレス / キヌアのリゾットは次回の課題だ

店情報前回

《平成30(2018)年11月22日(木)の記録》

続きを読む "パパアラワンカイーナ … 南米料理「ROMINA(ロミーナ)」(四ツ谷)"

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希少な逸品イカとんび … 立呑み「やきや」(荻窪)

イカとんび


 福山方面への出張から帰ってきたのは午後8時過ぎ。

 キャリーバッグを転がして、「やきや」に入る。

 このところ、出張帰りにそのまま「やきや」に来るのが定番のようになってるなぁ。

 通常のカウンター席には空いた空間がなくて、奥の立ち飲みテーブルの一番手前側に立ち、「ホッピー」(320円)を注文する。

 おっ! 今日は「イカとんび」(200円)がある!

 「イカとんび」は、以下の口の周りの肉を串に刺して焼いたもの。ひと串に5個刺さったものが、2串で1人前。つまり1人前が、イカ10匹分ってことだ。

 まずその「イカとんび」を注文すると、ラスト1人前しかなかったらしく、それで売り切れとなった。危なかったなぁ。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、2品めをどうしようかと考えていると、女将さんが「ミミ刺し、まだありますよ」と声をかけてくれた。

「えっ?! この時間にまだミミ刺しが残ってるんですか。ぜひミミ刺しをお願いします。生姜しょうがで!」と注文。

「みなさん、もう売り切れてるもんだと思い込んでるのか、だれも注文しないのよ」

 と女将さん。そんなこともあるんですねぇ。おかげで「いかみみ刺身」(200円)にもありつくことができた。

 そういえば今日は、「珍味わたあえ」(200円)の器にも、まだ取り箸が立っている。取り箸がある間は、まだ売り切れてないってことだ。

 そんなことを思いながら見ているうちに、ひとり、またひとりと、合わせて二人から「珍味わたあえ」の注文が飛んで、その2人前で、ちょうど売り切れとなった。

 ちょっと残念だけど、逆に売り切れたことによって、「珍味わたあえ」の残りダレをかけてもらう、『タレかけ』オプションを発動することができるようになったってもんだ。

 3杯めとなる「ナカ」をもらうと同時に、「げそ揚げ」(200円)を『タレかけ』で注文した。

 そしてラスト、ソト1・ナカ4の4杯めとなる「ナカ」には、「いか納豆」(200円)をもらう。

 最近、「いか納豆」頻度が上がってるなぁ。ワサビと納豆の組み合わせに、ちょっとハマっているのだ。

 今宵は1時間半ほど立ち飲んで、4杯と4品でのお勘定は1,600円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / いかみみ刺身

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げそ揚げ(タレかけ) / いか納豆 / よくかき混ぜていただく

店情報前回

《平成30(2018)年11月21日(水)の記録》

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フライもうまい太刀魚 … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

たち魚フライ


 東京駅から新幹線で3時間半。午後2時前に福山駅に到着した。

 改札を抜けたら、そのまま「自由軒」に直行である。

 この時間帯でも「自由軒」は7~8割ほどの入り。さすがは人気店である。

 まずは「大ビール」(600円)をアサヒでもらい、いつものようにおでんの「豆腐」(150円)と「すじ」(300円)からスタートする。

 味付けはもちろん「味噌」。この独自の味噌ダレが、「自由軒」の大きな特徴だ。

 このところ、因島いんのしま(広島県)や今治いまばり(愛媛県)方面に出かけることが多いから、福山に来る機会が多くなっている。

 そして、福山に来ると、ほぼ必ず「自由軒」には立ち寄っているので、「自由軒」頻度が上がっているのだ。

 本当は呉にも行きたいんだけど、なかなか呉方面での仕事の機会がないんだよなぁ。

 呉の屋台「一二三」の女将さんはお元気だろうか。あそこの豚足やホルモンがうまいんだ。

 お! ここのメニューにも「ホルモン炒め」(530円)がある。

 同じ広島県内だから、同じようなものが出されるのかな。

 さっそく注文してみた。

 待つことしばし、出てきた「ホルモン炒め」は、「一二三」のホルモンのように、もつ100%ではなくて、野菜炒めの具材としてホルモン(牛腸)が入っているタイプ。

 色と香りからして、ソース炒めなんだな。美味しそう!

 ちょうどビールも飲み切ったところなので、「麦焼酎」(350円)を水割りで注文すると、「麦水(むぎみず)ひとつねぇ~っ!」と注文が通された。

 「ホルモン炒め」の牛腸以外の具は、玉ねぎ、もやし、キャベツ。刻みネギもトッピングされている。

 「一二三」のホルモンとは別物だけど、これはこれで美味しいねぇ。

 麦焼酎も進む進む。

 その「ホルモン炒め」が残り少なくなったところで、次のつまみを決めるべく、今日のホワイトボード(日替わりメニュー)を確認する。

 「いわし煮付」(450円)、「いかなご天」(400円)、「里芋煮付」(300円)、「真子煮付」(400円)、「ちいちいいか酢味噌」(400円)、「ナマコ」(400円)、「ままかり」(400円)、「ふぐ皮」(400円)などなど。

 なるほどなぁ。メニューに「ナマコ」が並ぶ季節になりましたか。冬ですねぇ。

 よしっ。〆は「ナマコ」でいくとして、その前に何かもう一品いただきましょう。

 改めて壁の短冊メニューも見てみると、「自由軒かつ」(500円)、「さんま塩焼」(500円)、「かつとじ」(650円)、「とんねぎ」(530円)、「たこぶつ」(650円)などと並んで、「たち魚フライ」(400円)というのがある。

 太刀魚たちうおは塩焼きや刺身ではいただいたことがあるが、フライは初めてだなぁ。これにしてみよう。

 注文に合わせて『麦水』もおかわりした。

 できたての熱々で出てきた「たち魚フライ」には、タルタルソースとレモンが添えられている。

 シャクッと最初のひと口をかじると、これが美味いっ!

 太刀魚! 見直したなぁ。フライにしてもいいね。

 そして最後は予定どおり「ナマコ」で〆。

 ゆっくりと2時間弱の酒場浴。今日のお勘定は3,130円でした。

 どうもごちそうさま。

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「自由軒」 / 大ビール / 豆腐(おでん)

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すじ(おでん) / ホルモン炒め / 麦焼酎の水割り

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今日のホワイトボードメニュー / たち魚フライ / なまこ

《備忘録》となりの席の常連さんは、まず大衆食堂「たから屋」で飲んでから、2軒めとして「自由軒」にやってきたそうだ。さらに「ナマコは『八十吉やそきち』が美味い」って。まだまだ奥が深そうだなぁ、福山。

店情報前回

《平成30(2018)年11月17日(土)の記録》

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創業12周年おめでとう … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

ちれ、しろ


 「すっぴん酒場」の創業は平成18(2006)年11月15日。今日がちょうど創業12周年の記念日です。

 おめでとうございます!

 店主・徳宿克治(とくしゅく・かつじ)さんは、私と同じ昭和34(1959)年の生まれ。

 洋食屋で修業したあと、神田の「やきとり三政さんまさ」での修業を経て、47歳の時に、奥さまと二人で、ここ「すっぴん酒場」を開いたのでした。

 そんな開店記念日の日だけれど、注文するものはいつもと同じく「黒ホッピー」(450円)に、「れば」「しろ」「ちれ」(各100円)。すぐに出される「お通し」(100円)はポテサラだった。

 今日はちょうどボジョレーヌーヴォーの解禁日でもあるということで、そのボジョレーヌーヴォーと、お客さんが持ってきたというハブ酒「うるま」が、みんなにちょっとずつ振る舞われた。

 さらに今日は、もつ煮込みの仕込み日でもあったようで、カウンターの中のコンロ上に、煮込み用の寸胴鍋が、もつ煮込みがたっぷりと入った状態で置かれている。

 ここである程度の状態まで煮込まれたものが、寸胴鍋ごと冷蔵庫で保存され、注文を受けると、その人数分ごとに小鍋で仕上げられるのだ。

 今日の煮込みは、この寸胴鍋から直接作ってくれるそうなので、他のお客さんと一緒に私も「煮込み」(400円)を注文した。

 「煮込み」の中の、もつや野菜は大鍋の時点ですでに煮込まれているが、豆腐は小鍋に移してから加えられ、その小鍋に移してからも、けっこう時間をかけて煮込んで仕上げられるのだ。

 その仕上がりを待つ間に、「ナカ」(250円)もおかわりしつつ、冬場のお楽しみ「はくさい漬け」(100円)も注文する。

 この「はくさい漬け」。仕上げに旨味調味料を振りかけて出してくれるところが、なんだか懐かしい感じがするのだ。

 昔は、醤油をかけるタイプの料理(お新香や冷奴など)には、必ずと言っていいぐらい旨味調味料がかかってたもんねぇ。

 そして「煮込み」もやってきた。これはもう安定の旨さである。

 今夜は、ホッピーのソトの入れ方がやや少なかったのか、いつものようにソト1・ナカ4を飲んだ後も、まだソトが残っている。

 よしっ。もう1杯!

 と5杯めとな「ナカ」をおかわりして、〆のつまみには「ガラスープ」(300円)を注文した。

 これは基本的にスープなんだけど、中にちょっと麺がはいっているのがいい。

 なにしろ汁もので飲むお酒がうまいんだ。

 昨夜に続いて、今夜も2時間半の立ち飲みタイム。キャッシュ・オン・デリバリーでの総支払額は2,700円でした。

 どうもごちそうさま。

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やきとん「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通し(ポテサラ)

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れば / しろ / ちれ

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ボジョレーヌーヴォーとハブ酒 / ハブ酒の瓶 / はくさい漬け

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煮込みの大鍋から / 小鍋に移して / 豆腐も入れて煮込む

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煮込み / 七味唐辛子をかけていただく / ガラスープ

店情報前回

《平成30(2018)年11月15日(木)の記録》

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串刺フランクで水割り … 立呑み「やきや」(荻窪)

串刺フランク


 久しぶりに「串刺フランク」(170円)を注文した。

 これは、その名称のとおり、フランクフルトソーセージに串を刺し、「串刺フランク」を焼くためだけに用意されている専用のホットプレートで、ソーセージ自身から染み出してくる油で、炒めるように焼き上げてくれる。

 フランクフルトソーセージの表面には、斜めに何本かの切り目が入れられていて、焼けるにつれて、切り目のところが開いて美味しそうなビジュアルになる。

 そして最後に、練り辛子を添えて出してくれるのだ。

 焼きたての熱々なところが、うまいんだな。

 水曜日の今日、「やきや」に到着したのは午後6時半。

 カウンターの真ん中より、やや手前。ちょうど「いかしょうが棒」の大皿の前あたりに立って、「ホッピー」(320円)と「いか刺身(生姜)」(200円)からスタートした。

 今日の「いか刺身」はいつにも増して、ねっとり感が強くて、旨みも強い。これはいいねぇ。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、「珍味わたあえ」(200円)。これはイカゲソを、甘めに味付けされたワタだれで和えたもの。濃厚なコクが特徴だ。

 いつもは先に「珍味わたあえ」を注文して、その残りダレで「いか刺身」を食べているのだが、今日は生姜醤油でさっぱりと刺身を食べたかったので、あえて逆順にしてみたのだ。

 3杯めとなる「ナカ」には、「いかなんこつ焼」(200円)。これを残ったワタだれにつけながらいただいた。

 それでもまだワタだれが残ったので、ソト1・ナカ4の4杯めとなる「ナカ」とともに、「げそ揚げ」(200円)をもらって、これにワタだれをからめていただくことにする。

 ここまででホッピー4杯と、イカ料理4品。ここでお勘定をすると1,600円になる。

 しかし今夜はもうちょっと飲みたい気分。

 そこで「ウイスキー水割り」(300ml瓶、380円)をもらって、冒頭でご紹介した「串刺フランク」を注文したのだった。

 「ウイスキー水割り」は、氷入りのサワーグラスに2杯分となる。その最後の1杯には、「漬物」(170円)を合わせた。

 たっぷりと2時間半の立ち飲みタイム。6杯と6品でのお勘定は2,150円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / いか刺身(生姜で)

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珍味わたあえ / いかなんこつ焼 / ワタだれでいただく

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げそ揚げ / ウイスキー水割 / 串刺フランク専用ホットプレート

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串刺フランク / 漬物 / 七味唐辛子を振りかけていただく

店情報前回

《平成30(2018)年11月14日(水)の記録》

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リアル呑んべえの宴会 … 大衆割烹「藤八(とうはち)」(中目黒)

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 「dancyu 2019年1月号」の特集は『たのしい宴会』。

 年末年始は楽しい「宴会」をやりましょう! というねらいだ。

 その特集の中の、「リアル呑んべえの宴会極意」というコーナーの取材のため、呑兵衛(NMBE)業界(?)のツワモノたちが、中目黒の大衆割烹「藤八」に集まった。

 「藤八」は、店舗の建て替えのために、今は駅の反対側にあるビルの2階で、仮店舗として営業している。しかし店内の雰囲気は、これまでの店舗と同様で、店に入るなりなんだか懐かしい感じがする。

 集まったメンバーは、赤羽「まるます家」での新年会や、夏のビアガーデンなどで何度も集まっている人たちなので、集まるとすぐに『練習』と称して飲み始め、みんながそろったところで、正式に乾杯となった。

 仮店舗での営業でも、メニューも以前のまま。

 「藤八」の四大名物である、「自家製腸詰め」(450円、以下価格はすべて税別表記)、「自家製はんぺん」(450円)、「肉じゃがコロッケ」(280円)、「イカのかき揚げ」(450円)も健在だ。

 さらには「自家製〆サバ」(490円)、「タコぶつ」(500円)、「ワカメ酢」(360円)、「キャベツアリラン漬け」(380円)、「生ハムエッグ」(400円)、「カキと生海苔のソテー」(500円)などなど、みんなで思い思いに注文しながら、グイグイと飲み進む。

 参加メンバーだけで14人。編集部の人たちも含めて17~8人ぐらいでワイワイと盛り上がって飲んでるので、取材は難しいんじゃないかなぁ、と思っていたら、編集長と編集部の担当者が、一人一人のところを順番に回って、インタビュー式の取材をしてくれた。

 なるほどなぁ、この手があったか。

 みんながどう答えたのかは、その場ではわからなかったけれど、できあがった記事を読むと、すばらしい内容に仕上がっている。

 まとめ上げた編集部の人たちの力もすごいけど、呑兵衛仲間のみなさんそれぞれが、本当にいい回答をしてるんだなぁ。さすが『リアル呑んべえ』たちだ。

 このインタビューがあったこと以外は、ほぼ普通の宴会。

 大いに盛り上がり、大いに飲み、かつ食べる!

 3時間半ほど飲んだところで、〆のうどんに突入だ。

 各人が好みのうどんを注文するなか、私は「かき揚げうどん」(630円)を選択。となりの宇ち中さんは「のり明太うどん」(620円)だ。

 すっかり満腹になって宴会を終えたのでした。

 「dancyu」の記事によると、お勘定は14人で66,010円(一人当たり4,715円)だったそうだ。

 他にも、宴会に関する記事や、宴会にお勧めのお店などがもりだくさんの「dancyu 2018年1月号」(税込880円)。ぜひご笑覧ください。

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自家製〆サバ / キャベツアリラン漬け / 自家製腸詰め

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取材だけど普通に盛り上がる / カキと生海苔のソテー / 生ハムエッグ

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自家製はんぺんを切り分ける / 明太バターうどん / ワカメ酢

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残った明太バターにポテサラ投入 / かき揚げうどん / のり明太うどん

店情報前回

《平成30(2018)年11月5日(月)の記録》

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串打ち三年、焼き一生 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

しろ、ちれ


 塩竈への出張から帰宅して、一夜明けた今日は、野方の「すっぴん酒場」へとやってきた。

 本塩釜のホルモン料理「ひょうたん」で、自分で豚もつを炭火焼きしてみたところ、その焼き加減がとっても難しかった。

 焼き過ぎたり、焼き足らなかったりと、思ったような火のとおり具合にならないのだ。(それでも美味しかったけど……。)

 そこで改めて「すっぴん酒場」のもつ焼きを食べて、本当に美味しい焼き加減を再確認しておこうと思った次第。

 うなぎの寝床のように奥に向かって長細い店内の中間あたり、大常連のS藤さんの横に立って、いつものように「黒ホッピー」(450円)と、「れば」(100円)、「しろ」(100円)、「ちれ」(100円)を注文すると、今日の「お通し」(100円)はポテサラである。

 そこへ、S藤さんから「はくさい漬け」(100円)の注文が飛んだ。これもうまいんだ。

 ママさんが、目顔めがおで『いる?』と聞いてくれたので、「私もお願いします」と便乗注文。ちょうど私の分までで「はくさい漬け」が売り切れた。

 そして出てきた「れば」「ちれ」「しろ」。

 やっぱり自分で焼いたのとは段違いだ。

 しかも毎回、変わらずこの焼き加減で仕上げられるのがすごいよなぁ。さすがはプロである。

 焼けてる豚もつの表面を見て、見えない内部の火のとおり具合を見極めないといけないのが難しいのだ。

 うなぎの場合、『串打ち三年、割き八年、焼き一生』なんて言われるようだけど、やっぱり『焼き』にはそれだけの修業が必要なんだろうな。

 「中身」(おかわり焼酎250円)もグイグイとおかわりしながら、もつ焼きも「あぶらにんにく」(100円)と「おやじつくね」(150円)を追加注文だ。

 ソト1・ナカ4の4杯めとなる「中身」をもらったところで、これまた大常連のS木さんから「煮込み」(400円)の注文が入ったので、これまた便乗。

 S木さんは、いつもご夫婦でいらっしゃって、必ずと言っていいぐらい「煮込み」を注文されるので、今日もそうだろうなと思って、このタイミングを待っていたのだ。

 ボリュームたっぷりの「煮込み」に、4杯めのホッピーもなくなって、「つぶグレハイ」(400円)を追加した。

 ご常連のみなさんとの会話も弾んで、3時間半ほどの立ち飲みタイム。

 今宵の支払額は2,650円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通し(ポテサラ)

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はくさい漬け / れば / あぶらにんにく

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おやじつくね / 煮込み / つぶグレハイ

店情報前回

《平成30(2018)年11月10日(土)の記録》

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イカ納豆で〆のはずが … 立呑み「やきや」(荻窪)

いか納豆


 塩竈をあとに、仙台から新幹線「はやぶさ」で1時間半。東京に到着だ。

 東京から新幹線で名古屋に行くのとほぼ同じ時間である。調べてみると、東京~仙台が352km、東京~名古屋が366kmと、同じような距離だった。

 で、中央線に乗り換えて、荻窪駅に着いたのは午後7時前。

 飲むにはちょうどいい時刻ではありませんか。

 さっそく「やきや」に向かうと、通常のカウンター席は満員状態ながら、いちばん奥の立ち飲みテーブル席に空きがある。

 これはラッキー。今日のように出張用のキャリーバッグを引っ張ってるときは、立ち飲みカウンター席だと荷物が邪魔になってしまうので、奥の席がちょうどいいのだ。

 立ち位置が決まったら、いつものように「ホッピー」(320円)を注文する。

 宴会のときなんかは、最初にビールで喉を潤してから、日本酒に移行したり、焼酎に移行したりすることが多いが、ホッピーの場合は、これ1杯で、喉も潤せるし、強い酒でもあるしということで、移行する必要がない。オール・イン・ワンでいけるのだ。

 つまみには大好物の『げそ揚げタレかけ』をもらう。

 これは、メニューに載ってる「げそ揚げ」(200円)に、売り切れた後の「珍味わたあえ」の『わたダレ』をかけてもらうオプションだ。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、2品めのつまみは「しめさば」(270円)。この店で、もっとも高額なつまみだ。

 しかしながら、この金額で、たっぷりとサバ半身分の、脂ののったシメサバが出てくるんだから、決して高くはない。

「シメサバを注文したら、それだけでもう満腹になって、他のものが食べられないよ」

 という年配のお客さんもいるぐらいだ。

 このシメサバで、もう1杯「ナカ」をもらい、4杯め(ソト1・ナカ4)となる「ナカ」と一緒に、〆の「いか納豆」(200円)を注文した。

 とそこへ、新しいお客さんが奥の立ち飲みテーブル席にやってきて、ギュギュッと押し込まれる形で、最奥部に2席だけある座り飲みの席に押し込まれた。

 いやぁ、「やきや」で座って飲むのは本当に久しぶりだ。

 座ってると視点が低いこともあって、いつもの景色も違って見えるなぁ。

 「いか納豆」で〆る予定だったのに、せっかくの座り飲み席なので、もうちょっと飲むことにして、「ウイスキー水割」(380円)と「もつ煮込」(170円)を追加注文した。

 「ウイスキー水割」は、『ブラックニッカクリア&ウォーター』の300ml瓶のこと。アルコール分10%になるように割った『ブラックニッカクリア』の水割りで、氷入りのサワーグラスに軽く2杯分の分量となる。

 午後9時半まで、たっぷりと2時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は2,020円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / げそ揚げ(タレかけ)

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しめさば / いか納豆 / よ~くかき混ぜて

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ウイスキー水割/ もつ煮込 / 七味唐辛子をかけて

店情報前回

《平成30(2018)年11月9日(金)の記録》

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塩竈で豚もつに出会う(後編) … ホルモン料理「ひょうたん」(本塩釜)

タンとナンコツ

中編からの続き)

 続いての注文は、「ナンコツ」はもらうとして、もう1品を「タン」にするか、「ハツ」にするか。本当は3つともたのむといいんだろうが、もうあと2品しか食べられそうにない。

 けっこう迷って「ナンコツ」と「タン」にした。それぞれ『半分』ずつで。

 ちょうど大瓶ビールも飲みきったので、飲み物は「焼酎(大五郎)」(320円)を注文すると、「1合でいいですか?」とお兄さん。

 改めて壁のメニューを見てみると、普通の「焼酎(大五郎)」(←これが1合)のほかに、「バケツ」の焼酎(大五郎)もあって、こちらは1,600円。大きなチロリにたっぷりと出してくれるようだ。

 値段の比率で考えると、少なくとも5合(半升)は入ってるんだろうなぁ。

 「焼酎(大五郎)」(1合)はチロリで出され、それとは別に水のチロリ、氷のチロリ、そして氷の入ったグラスがセットでやってきた。

 これで自分の好きな濃さに割っていただくわけですね。

 先ほどの調味料置き場のところに、「梅の香」と書かれた梅割りエキスも置かれていて、これを入れると梅割り焼酎になる仕組み。

 さぁそして、ナンコツとタンも焼けてきた。

 こちらも最初は塩焼きでいただいて、あとは塩焼きにしたり、タレ焼きにしたり。

 塩焼きももちろんいいんだけれど、独自の味噌ダレの旨みがすばらしい。

 この味噌ダレ、味つけがけっこう濃いので、ちょっとだけつけて食べるぐらいが、私にはちょうどいい。東京でいただく「ざるそば」のツユみたいな感覚だな。

 塩焼きで食べると、いいモツを使っている店はほぼ同じような味わいになるが、タレ焼きになると明らかに店ごとに違うのが面白い。

 今や、古いモツの臭みをごまかすためのタレではなくて、旨みアップのための調味料なんだなぁ。

 たっぷりと2時間ほど楽しんで、お勘定はなんと2,100円なり!

 逆算してみると、『半分』と注文したものは、すべて値段も『半分』なんですね。なんて良心的なお店なんでしょう。

 さらに良い点がもうひとつ。大学生のアルバイトだという若いお兄さんたちが、無駄口もたたかず、一所懸命やってくれるのが、ものすごく居心地がいい。

 唯一の欠点は、もうもうと立ち上る煙で、服や髪に匂いがついてしまうところぐらいだろうか。もつ焼き屋に行っても、焼き台の近くが好きな人たちにとっては、あまり気にならないことではあるが……。

 どうもごちそうさま。すっかり満腹になって、ホテルへと帰ったのでした。

 ちなみにこの翌日、ここ「ひょうたん」の斜め前あたりにある「鮨しらはた」で、もうひとつの課題だった『三陸塩竈ひがしもの』も堪能いたしました。

 合わせる日本酒は、地元・塩竈の地酒。「浦霞」、「阿部勘」、「一ノ蔵」は、すべて塩竈の地酒だったんですね。改めてびっくり! (注:「一ノ蔵」については、1973年に4つの酒造会社が統合したうちの1社、勝来酒造が塩竈だった。)

 塩竈。ぜひまた来たいです!

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焼酎(大五郎) / 左がナンコツ、右がタン / ごちそうさま

店情報

《平成30(2018)年11月7日(水)の記録》

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塩竈で豚もつに出会う(中編) … ホルモン料理「ひょうたん」(本塩釜)

ホルモンとレバー


前編からの続き)

 メニューに載っている豚肉・豚もつは、「豚バラ」(580円)、「豚ロース」(580円)、「タン」(520円)、「ハツ」(420円)、「レバー」(420円)、「ホルモン」(380円)、「ナンコツ」(380円)の7種類。

 事前の予習により、「1人前でもびっくりするほどボリュームがあること」、「『半分』という注文の仕方もできること」がわかっていたので、まずは「レバー」と「ホルモン」(腸)を、それぞれ『半分』ずつと、合いの手用として「キムチ」(300円)を注文すると、

「キムチは、白菜のキムチでいいですか?」

 とお兄さん。他に大根のキムチ(カクテキ)や、きゅうりのキムチ(オイキムチ)があるそうだ。値段はいずれも300円。普通の白菜のキムチにした。

 すぐに、小鉢にたっぷりのタレとキムチが出てきて、四角い金属製のバットに盛られたレバーとホルモンもやってきた。

 うわぁ! 見ただけでわかる鮮度のよさ。

 レバーにビシッとエッジが立っているではありませんか。

 このままツルッと生で食べたいところではあるものの、お店にご迷惑をおかけすることになってはいけないので、ぐっと衝動を抑えて、レバーとホルモンを1切れずつ、七輪の網の上にのせた。

 最初は塩焼きでいってみますかね。

 目の前の調味料置き場には、塩、胡椒、唐辛子が置かれているので、その塩をパラパラと振りかける。

 クルッとひっくり返して、裏面にも塩をかけたら、まずレバーをパクリ。

 うっほっほ。見た目のとおり、やっぱり旨いのぉ!

 しかも1切れ、1切れが大きいのがうれしいではありませんか。

 ホルモンも、そろそろいいかな。

 んん~~~~っ。これもうまいっ!

「レバーもホルモンも、すばらしいですねぇ。この近くに食肉市場があるんですか?」とたずねてみると、

「いえ。毎朝、仙台から仕入れてきてるんですよ」とお兄さん。

 なるほどなぁ。仙台からここまでなら、そう遠くもないから、毎日、仕入れることができるのか。この豚もつの鮮度は本当にすばらしい。

 しかも、これでレバーもホルモンも『半分』ずつだもんねぇ。1人前ずつにしてたら、この2品でもう満腹になってしまうところだった。

(つづく)

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お品書き / 壁の飲みものメニュー / 独自の味噌ダレ

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白菜キムチ/ ホルモンとレバー / カウンター上の薬味

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レバー / ホルモン / 注文したものはレシートに記録される

店情報

《平成30(2018)年11月7日(水)の記録》

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塩竈で豚もつに出会う(前編) … ホルモン料理「ひょうたん」(本塩釜)

七輪が並ぶカウンター席


 塩竈(←駅名は「本塩釜駅」だけど地名は「宮城県塩竈市」)への出張が入ったので、ネットで酒場情報を検索。

 この時期(9~12月)の塩竈は、『三陸塩竈ひがしもの』という、ご当地ブランドのメバチマグロの季節なんだそうで、市内に数多あまたある寿司屋などで食べることができるそうだ。

 ほほぉ~っ、と思いながら検索と続けていると、たしかに寿司屋も多いけど、それにも負けないぐらい焼肉・ホルモンの店も多いことに気がついた。

 そういえば、すぐ近くの仙台は牛タンで有名な街。ここ塩竈でも同じように焼肉やホルモンが愛されてるのかなぁ。

 おろっ! なんと豚もつの店もある!

 値段も安く、雰囲気も大衆酒場そのもの。これはいい店に違いない。ここにしよう!

 そんなわけで、今日の塩竈出張の日を楽しみに待ちわびていたのでした。

 その店の名は、ホルモン料理「ひょうたん」。

 仕事を終えて、本塩釜駅近くのホテルにチェックインする前に、「ひょうたん」の前を通ってみたところ、まだ午後4時半なのに、のれんのすき間から見える店内(カウンター席)は、ほぼ満席状態。かろうじて端っこのほうに空席があるのかな?

 急いでチェックインをすませ、荷物を置いたら、いま来た道を引き返して「ひょうたん」に向かった。

 店に着いたのは午後5時前。

 さっきから30分も経っていないのに、外はもう暗くなっていて、電灯看板の光がとても明るく見える。

 のれんをくぐって引き戸を開け、「ひとりです」と店内に入る。

 さっと見渡した店内は、……。あれっ? さっきよりいてる。

 この店の開店時刻は午後4時。開店と同時に入った人たちが、1時間ほどでちょうど店を出たところのようだ。

 まずは入れて良かった良かった。

 L字カウンターの、入口側のLの端っこに座り、瓶ビール(大瓶、630円)を注文すると、店のお兄さんから銘柄を聞かれた。アサヒ、キリン、サッポロが選べるそうだ。サッポロをもらうと、黒ラベルが出された。

 カウンターのには、基本的にひとりに1台ずつの七輪が埋め込まれている。その数、全部で11台。

 空席のところも含めて、すべての七輪にはすでに炭火が入っていて、お客さんさえやってくれば、すぐに肉を焼き始めることができる状態だ。

つづく

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「ひょうたん」 / 目の前に七輪がスタンバイ /大瓶ビール(サッポロ)

店情報

《平成30(2018)年11月7日(水)の記録》

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店情報: ホルモン料理「ひょうたん」(本塩釜)

ひょうたん

  • 店名: ホルモン料理「ひょうたん」
  • 電話: 022-362-0761(予約可)
  • 住所: 985-0002 宮城県塩竈市海岸通2-16
  • 営業: 16:00-21:00、日祝休
  • 場所: JR仙石線・本塩釜駅から160m(徒歩2分)ほど。本塩釜駅の神社参道口(改札口を出て左側)を出て左へ。石灯籠を回り込むように斜め左の道に入り、左手に「魚民」、「なっぱやチェーン」を見ながら60mほど直進し、車道に突き当たったところで左折。すぐ先の横断歩道(信号なし、塩竈料理「翠松亭」の前)を渡って、さらに左に進み、すぐ先、右手の路地(路地の向こう角が「すし哲」のビル)を右折した先、右手。
  • メモ: 昭和34(1959)年創業。1Fはカウンター12席ほど(カウンターに埋め込まれた七輪は11台)、4人以上なら2Fの座敷席にも入れる。七輪で焼いた豚肉や豚ホルモンを、独自の味噌ダレをつけていただく。新鮮な豚ホルモンは毎日、仙台から仕入れてくるそうだ。
    〔お料理(半分なら半額)〕豚バラ580、豚ロース580、タン520、ハツ420、レバー420、ホルモン380、ナンコツ380、ねぎ焼き120、キムチ300、カクテキ300、オイキムチ300。
    〔お飲物〕生ビール520、瓶ビール(キリン、サッポロ)630、焼酎(芋、麦)340、清酒(佳撰)320、焼酎(大五郎)320、チューハイ320、ウイスキー340、ジュース200。
    《バケツ》焼酎(芋・麦)2,720、清酒(佳撰)1,600、焼酎(大五郎)1,600。
    《壁の短冊メニュー》本仕込「浦霞」400、麦焼酎「一番札」特撰(ボトル)2,760、角ハイボール400。(2018年11月調べ)

続きを読む "店情報: ホルモン料理「ひょうたん」(本塩釜)"

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さんま焼きで熱燗2合 … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

さんま焼


 秋はやっぱり秋刀魚さんまがうまいっ!

 前回は「さんま刺」をいただいたので、今回は「さんま焼」(378円)を注文。

 土曜日の今日はお客さんも多く、焼き台が空くのに時間がかかるのか、「これでも食べながら待っててください」と出してくれたのは、なんと昆布シメサバと酒盗ワカメ。

 どちらも今日のメニューには書かれていない品物だ。それぞれ1人前の分量は残っていなかったので、メニューには載らなかったんだろうなぁ。ありがとうございます。

 「酎ハイ(生レモン)」(411円)を飲んでるところだけれど、昆布シメサバと酒盗ワカメにはやっぱり「燗酒」(1合281円、2合519円)だよね。2合でお願いした。

 日本酒は、小西酒造(兵庫県伊丹市)の普通酒、「白雪からくち蔵しぼり」だ。

 昆布シメサバや酒盗ワカメをつまみながら、燗酒をチビリチビリ。そしてときどき酎ハイもグビッとやって、のどを冷やす。うまいのぉ。

 そうこうしているうちに、さんまも焼き上がってきた。

 焼きたての熱々のところを、箸でサクッと切り分けて、さっそく一口。焼き鳥もそうだけど、焼き魚も熱いうちが美味しいよねぇ!

 今宵は午後6時半ごろ「川名」にやって来て、「サッポロラガー大瓶」(519円)と「ポテトサラダ」(432円)からスタート。お通し(サービス)はミカンでした。

 ホワイトボードに並ぶ日替りの品々は、さんま刺(519円)、ブリカマ焼(324円)、特大さば焼(519円)、さんま焼(378円)、ラー油豆腐(238円)、ポテトサラダ(432円)、ニラ豆腐(238円)、山芋納豆(324円)、きぬかつぎ(238円)、絹厚揚焼(324円)、豚バラ・トロ串(130円)、鳥・豚にんにく串(120円)、手羽中串(230円)、鳥中おち串(130円)、ボンジリ串(130円)、鳥軟骨つくね串(173円)、皮にんにく串(173円)、ガーリックウインナー串(195円)、つるむらさき(173円)、ほうれん草(173円)。

 これ以外に、カウンターの上部や奥の部屋の壁際に、いつでもある品々が短冊メニューで貼り出されている。

 ボリュームたっぷりのポテトサラダで、大瓶ビールを飲み干したところで、「酎ハイ(生レモン)」と「牛すじ煮込み」(324円)を注文したところ、なんと「牛すじ煮込み」がすでに売り切れ。

 そこで注文したのが「さんま焼」だったのでした。

 結果オーライで、この「さんま焼」が本当に美味しかった。

 店主ともお話をさせていただいたりしているうちに、気がつけばもう9時半。3時間も長居してしまいました。

 席料108円も加わって、本日のお勘定は2,367円なり。どうもごちそうさま。

 なお、店主・川名さんが毎年恒例となっているホノルルマラソン(12月9日開催予定)に参加されるため、「川名」は12月3日(月)から14日(金)まで、12連休となります。15日(土)以降は、年末年始も含めて通常通りの営業です。

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焼鳥「川名」 / 大瓶ビールとお通し / ポテトサラダ

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酎ハイ(生レモン) / 昆布シメサバと酒盗ワカメ / 燗酒2合

店情報前回

《平成30(2018)年11月3日(土)の記録》

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れんこんで締めくくる … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

れんこん


すっぴん酒場 仕事関係の懇親会を終えて、「すっぴん酒場」に到着したのは午後9時過ぎ。

 大勢で飲んだあとは、ひとりで静かにクールダウンだ。

 いつものように「黒ホッピー」(450円)をもらって、「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)を注文すると、すぐに出されるお通し(100円)はお新香である。

 そのお新香をつまみながら黒ホッピーを飲むうちに、まずは「れば」のタレ焼きがやってくる。

 ここの「れば」は、しっかりと内部まで火が通ってる(けど決して焼き過ぎではない)のが美味しいのだ。

 この時点で1杯めのホッピーを飲み終えて、「中身なかみ」(250円)を注いでもらう。

 塩焼きで出される「ちれ」はプニュプニュとした、不思議な食感が特徴なんだけど、ここのチレは、間に網脂あみあぶらをはさんで、これまたしっかりと焼かれている。

 こうすることでプニュプニュ感が少なくなり、チレそのものの味わいがよくわかる。網脂の旨みも効いてるんだろうな。

 「しろ」はもう、この店の名物的な一品。カリッとタレ焼きされた表面と、内部のチュルトロ感のバランスが素晴らしい。「しろ」ばかり何本も注文するお客さんもいるほどだ。

 3杯めとなる「中身」をもらって、追加したのは「あぶらにんにく」(100円)と「ハラミナンコツ」(100円)。この2品はよく一緒に注文する。

 「あぶらにんにく」は脂とニンニクを交互に刺して焼いたもの。この脂が希少部位なんだそうで、ひとり1本しか注文することができない。

 「ハラミナンコツ」のほうは、串の先のほうから順に、ハツモト(心臓の弁や動脈の部分)、ナンコツ(食道あたりの軟骨部分)、そして根元にハラミが刺されていて、食べるにつれて味わいや食感が変わるという、この店ならではの逸品だ。

 ソト1・ナカ4の4杯めとなる「中身」には、「れんこん」(150円)を注文した。

 「れんこん」は、これまたこの店の名物的存在である「つくね」ファミリーの一員である。

 ベースとなる「つくね」(100円)の他、「チーズつくね」(150円)、「たたきつくね」(150円)、「おやじつくね」(150円)、「おっかあつくね」(150円)、「ねぎおやじ」(150円)、「ピーマン肉詰」(200円)などが、「つくね」ファミリーのメンバーだ。

 さっくりと飲んで帰る予定が、けっきょく午後11時半まで、2時間半も立ち飲んで、キャッシュ・オン・デリバリーでの総支払い額は1,950円でした。どうもごちそうさま。

 ここに来る前の懇親会でもけっこう飲んだのに、「すっぴん酒場」でまた濃いホッピーを4杯。金曜日の夜は、ついタガが外れて飲み過ぎてしまうなぁ。反省、反省。

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黒ホッピーとお通し(お新香) / れば / ちれ

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しろ / あぶらにんにく / ハラミナンコツ

店情報前回

《平成30(2018)年11月2日(金)の記録》

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まずゲソ揚げタレかけ … 立呑み「やきや」(荻窪)

目の前にげそ揚げ&タレ


 会社の会議室で軽く飲んだ後、荻窪駅に到着したのは午後8時前。

 よーし。まだまだ飲める時間ですねぇ。

 さっそく「やきや」に向かうと、カウンターの中央近く、ちょうど「げそ揚げ」が置かれたバットの前に立つことができた。

 いつものように「ホッピー」(320円)を注文して、最初のつまみを検討するのだが、こうやって目の前に「げそ揚げ」があって、さらにその横には「珍味わたあえ」が売り切れた後の残りダレまであるとなると、「げそ揚げタレかけ」(200円)を注文しないというわけにはいかないよなぁ。

 ちなみに、メニュー表にあるのは「げそ揚げ」だけ。「タレかけ」というのは、隠れたオプションなのだ。

 「げそ揚げ」だけでも、もちろん美味しいんだけれど、タレがかかると濃厚な旨みがプラスされて素晴らしい味わいになる。これはもう、やめられませんね。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、2品めのつまみには「いか納豆」(200円)を注文。

 「いか納豆」は、小さく刻んだイカ刺身と小粒の納豆、そして刻み白ネギを小鉢に入れて、ワサビを添えて出してくれる。

 納豆を混ぜて醤油をかけた後、全体をよ~くかき混ぜていただく。

 納豆の旨みと、イカ刺身の食感がとてもいいバランスなのだ。ワサビの効きもいいね。

 3杯めとなる「ナカ」には、「めかぶ」(170円)である。

 トロットロの「めかぶ」に、たっぷりのポン酢醤油。

 濃厚な旨みが特徴の「げそ揚げタレかけ」と「いか納豆」の2品をいただいた後なので、「めかぶ」のさっぱり感と、コリコリとした食感が口にうれしい。

 さっくりと1時間ちょっと立ち飲んで、今夜のお勘定は1,210円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / げそ揚げタレかけ

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いか納豆 / よーくかき混ぜていただく / めかぶ

店情報前回

《平成30(2018)年11月1日(木)の記録》

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新得地鶏もも一枚焼き … 北海道シントク町「塚田農場 新宿西口店」(新宿)

もも一枚焼


 新宿近くにお住まいの先輩と二人で、新宿呑み。

 前回、新宿思い出横丁で飲んだところ、驚くほどの人の多さに驚いた。すっかり観光地化してしまってるんですねぇ、思い出横丁は。

 そんなわけで、今回はちょっと趣向を変えて、あらかじめ席を予約した上で、「北海道シントク町 塚田農場 新宿西口店」にやって来た。

 このブログには書いていないけど、「塚田農場」に来たのは、これで2度め。

 最初に来たのは去年の8月。同じ新宿ながら、歌舞伎町にある「宮崎県日南市 塚田農場 新宿本店」だった。

 どちらも「塚田農場」なのに、頭に付いてる地域が違う。前は『宮崎県日南市』で、今回は『北海道シントク町』。

「いったい、どういうこと?」

 と店のおにいさんに聞いてみると、

「うちはもともと、地鶏がウリの居酒屋グループなんです。使っている地鶏によって、『宮崎県日南市 塚田農場』、『宮崎県日向市 塚田農場』、『鹿児島県霧島市 塚田農場』、『北海道シントク町 塚田農場』と分かれているんです」

 と教えてくれた。

 ここの店員さんたちは、接客の教育が行き届いているのか、こういう質問をしても、ニコニコ笑顔で対応してくれるのだ。これが人気の理由のひとつなんだろうな。

 前回は、ご一緒させていただいた先輩が宮崎出身だったので、これまで行ったことはなかったけど「宮崎県日南市 塚田農場」を選んだんだけど、今回は『新宿駅に近いところ』という観点で、サクッとここを選んでしまった。

 今日の先輩は鹿児島のご出身なので、「鹿児島県霧島市 塚田農場」を選べばよかったかなぁ。

 あとから分かったことだけど、この近くだと西新宿に「鹿児島県霧島市 塚田農場 西新宿小滝橋店」があったようだ。

 そんなわけで、今日は新宿駅からもっとも近そうな「北海道シントク町 塚田農場」で、「生ビール」(490円、価格はすべて税別表記)をもらって乾杯すると、「お通し」(380円)で出されたのは小鉢のポテトチップスだ。ポテトの1枚1枚に厚みがあって美味しい。

 つまみには「スルメイカとホタテのぽっぽ焼」(780円)と「北海道ラーメンサラダ」(820円)という、北海道らしいものを選択。

 生ビールを飲み干したあとは、紫蘇しそ焼酎「鍛高譚たんたかたん」(480円)をロックでもらった。

 追加のつまみも、これまた北海道らしく「炭焼きラムチョップ」(1本390円)を2本焼いてもらう。

 今まで、まったく知らずに飲んでたんだけど、「鍛高譚」に使われている紫蘇は、北海道白糠町のものだったんですね。

 そうと知って飲む紫蘇焼酎がとっても美味しく感じたので、2杯め以降は、グラスでおかわりするのではなく、「鍛高譚ボトル」(2,500円)と「ボトルセット(氷と水)」(300円)をもらって、グイグイと飲み進める。

 そして料理のほうは、いよいよ満を持しての「もも焼き(塩)180g」(1,280円)である。

 店名にもなっている北海道シントク町産の『新得地鶏』のもも肉1枚を、炭火で一気に焼き上げて、それを目の前で切り分けて仕上げてくれる。

 別皿で添えられるのは「生七味」、「ねぎ生姜」、「にんにく味噌」という3種の薬味。

 あっちをつけ、こっちをつけしながら食べ進む。

 ラムも美味しかったけど、この地鶏もうまいねぇ!

 たっぷりと3時間弱の滞在。今夜のお勘定は2人で10,422円(ひとり当たり5,211円)でした。どうもごちそうさま。

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北海道シントク町「塚田農場」新宿西口店 / 予約席 / 生ビールで乾杯

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お通しのポテチ / スルメイカとホタテのぽっぽ焼 / 紫蘇焼酎「鍛高譚」ロック

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北海道ラーメンサラダ / 炭焼きラムチョップ2本 / 鍛高譚ボトル

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もも一枚焼〈塩〉は / 目の前で切り分けて / 料理が完成する

店情報

《平成30(2018)年10月29日(月)の記録》

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店情報: 北海道シントク町「塚田農場 新宿西口店」(新宿)

    塚田農場
  • 店名: 北海道シントク町 塚田農場 新宿西口店
  • 電話: 050-5265-9705(予約可)
  • 住所: 160-0023 東京都新宿区西新宿1-15-2 第5オムニクスビル3F
  • 営業: 17:00-24:00(23:30LO)、原則無休(元日は休み)
  • 場所: JR・地下鉄・小田急小田原線の新宿駅西口から徒歩2分、京王線新宿駅からも徒歩2分
  • メモ: 2014年5月9日オープン。座敷席、掘りごたつ席、カウンター席で合計157席。公式サイトあり。ぐるなびあり。 (2018年10月調べ)

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