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パパアラワンカイーナ … 南米料理「ROMINA(ロミーナ)」(四ツ谷)

パパ・アラ・ワンカイーナ

 

 南米料理「ロミーナ」も今回が3度め。

 だいぶ様子がわかってきたので、今回は「ロミーナ」の原点であるペルー料理を中心にいただいてみることにした。

 「ロミーナ」が、1993(平成5)年11月にオープンした時は、ペルー料理専門店だったそうなのだ。それが後に南米料理の店になり、中南米料理の店になりと、対象エリアがだんだんと広がってきたのだ。

 ペルー料理は、世界の旅行業界が決める「ワールドトラベルアワード」の“世界で最も美食を楽しめる国部門”において、2012~2018年まで、7年連続で最優秀賞を受賞しているのだ。(日本も毎年ノミネートされているが、これまで最優秀賞になったことはない。)

 ペルー料理が美味しい理由は、そのバラエティの広さにある。

 緯度的には南緯0度から18度と、その緯度だけ見れば基本的に熱帯なんだけど、国を東西に分断するアンデス山脈(最高峰は標高6,778mもある!)によって、西(太平洋側)から順に、海岸地帯(コスタ)、山岳地帯(シエラ)、そして熱帯多雨林(セルバ)という、大きく3つの地域に分割され、また海抜0mから6,778mまでという大きな標高差もあることで、世界の7割にあたる気候が、ひとつの国に集まった状態になっているそうだ。

 だから世界の7割のエリアで育つ食材を、自国内で手に入れることができる。

 また太平洋沿岸では、暖流(赤道海流)と寒流(フンボルト海流)がぶつかることで、世界有数の漁場になっていて、海の幸にも恵まれているのである。

 そんな食材の良さ、豊富さに加えて、16世紀に始まった植民地時代以降、ヨーロッパやアジアからの移民がたくさん入ってきた。それにより、もともとのペルーの料理に加えて、スペイン、イタリア、日本、アフリカなどの食文化が融合して定着している。

 これらのことが合わさって、ペルー料理のバラエティの広さが生まれたんですね。

 今夜いただいたペルーの料理や飲みものは、次のとおりです。

〔今夜の料理〕

  • カンチャ(450円): 炒ったアンデスジャイアントコーン。これは初回にいただいてからすっかりお気に入りで、毎回、いちばん最初に注文している。
  • ペルーサラダ(1,100円): アボカドとアスパラガスが入ってい
  • パパ・アラ・ワンカイーナ(780円): この記事の冒頭の写真。ペルーを代表する国民的料理で、じゃが芋のピリ辛ソースかけのこと。ペルーはじゃが芋の原産地でもある。ピリ辛ソースは、アヒ・マリージョという黄色い唐辛子で作られるので、見た目が黄色い。甘さの中に、ちょっとピリ辛感がある程度の辛さ。
  • セビッチェ(1,380円): シーフードのピリ辛レモンマリネ。おそらくもっとも有名なペルー料理だろう。ペルーでも、生の魚介類を食べるんです!
  • アンティクーチョ(1,080円): 牛ハツ串焼き、マンジョッカフリッタ添え。この串焼き料理は、ペルーのみならず、広くアンデス全般で食べられている。マンジョッカフリッタは、マンジョッカ芋(タピオカの原料)のフライのこと。マンジョッカは、キャッサバ、マカシェイラなどとも呼ばれている。
  • ロモ・サルタード(1,480円): ペルーの伝統的な料理の一つで、牛肉、フライドポテト、野菜を炒めたもの。中華風の調理法、アジア系調味料(≒醤油)を使っているので、日本人にもなじみやすい。
  • アヒ・デ・ガジーナ(1,280円): ゆでた鶏むね肉を細く裂いて、ピリ辛のイエローソースで仕上げた料理。ごはんと一緒に出され、ペルー風カレーライスといった雰囲気。
  • アグアディート(1,180円): 鶏肉、コリアンダーのスープリゾット。パクチーが効いたペルー風雑炊なり。
  • アロス・コン・ポージョ(1,480円): チキンパエリヤ。コリアンダーごはんに、グリルチキンをのせた、熱々のごはん料理。

〔今夜の飲物〕

  • クリスタル(680円): ペルーの首都リマ(海岸地帯)で愛されているビール
  • クスケーニャ(700円): インカ帝国の首都クスコ(山岳地帯)のビール
  • クスケーニャ・ダーク(730円): 同上の黒ビール
  • ピスコサワー(870円): ペルーを代表するカクテル。ピスコは白ぶどうから作った蒸留酒。これに卵白、ライムを加えてシェイクし、最後に表面にナツメグをふりかけて完成。今回は、写真を撮るのを忘れた……。
  • チルカーノ(750円): ピスコ+ライム+ジンジャーエールで作るロングカクテル。
  • インカコーラ(440円): ペルー産の黄色いコーラ。ペルー国内では、コカコーラをおさえて、販売シェア1位だそうだ。ソフトドリンクです。

 他にも、チリワイン(ボトル2,800円)を白2本、赤1本。

 最後の仕上げに、「トルティーヤチップス」(350円)をつまみに、「カイピリーニャ」(870円)、「カシャッサ・トニック」(580円)、「カシャッサ・カムカム」(580円)などをいただいて、最後は「アルファホーレス」(480円)というココナッツバターのビスケットで〆。

 たっぷりと5時間半も飲んで、食べて、しゃべって。今夜のお勘定は5人で31,460円(一人当たり6,292円)でした。どうもごちそうさま。

 ペルー料理、やっぱり美味しかったなぁ。

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「ロミーナ」 / 2階の入口 / 本日のオススメはセビッチェ

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クリスタル / インカコーラ / モヒート

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カンチャ / ペルーサラダ / セビッチェ

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クスケーニャ / アンティクーチョ / ロモ・サルタード

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アヒ・デ・ガジーナ / アグアディート / アロス・コン・ポージョ

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クスケーニャ・ダーク / チルカーノ / カイピリーニャ

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チップス&サルサ / アルファホーレス / キヌアのリゾットは次回の課題だ

店情報前回

《平成30(2018)年11月22日(木)の記録》

(次回)19.08.03 話題のスーパーフード … 南米料理「ROMINA(ロミーナ)」(四ツ谷)

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