
新宿運転免許更新センターで、免許の更新。
年次有給休暇もたくさん残っているので、免許更新のついでに今日はお休みにした。
免許更新はそれほど時間がかからず終了するはずなので、昼過ぎには自由時間となる。
久しぶりに新宿あたりで昼呑みをしようと、事前に候補店を検討しておいた。
ここしばらく行けていないのが、新宿駅東南口の目の前にある食堂「長野屋」(12:00-22:00、水休)なんだけど、残念ながら水曜日が定休日。ぴったりと重なってしまった。
新宿西口思い出横丁ならば、「岐阜屋」(09:00-01:00、無休)、「カブト」(14:00-21:00、日祝休)、「つるかめ食堂」(15:00-23:30、不定休)あたりか。
改めて見てみると「カブト」と「つるかめ食堂」が開店するのは、昼下がりではあるものの、意外と遅いんだなぁ。
などなどと、いろいろ調べていたところ、西武新宿駅の近くに「大衆らーめん酒場 桔梗」という、24時間営業、年末年始以外無休のお店があることが分かった。
よしっ。今回はここにしてみよう!
免許更新が終わったのは正午過ぎ。
都庁のすぐ近くにあるここから「大衆らーめん酒場 桔梗」に向かうには、歩くのが一番早い。その距離約1.5km。歩くと20分弱である。
まったく酒場の話ではないけれど、こういう見ず知らずの場所に向かうとき、Apple Watchがとても便利なんです。
iPhoneのApple純正アプリ「マップ」で、「大衆らーめん酒場 桔梗」を検索して、「出発」ボタンを押す。
そして歩き始めると、曲がらないといけないポイント近く(約50m手前)になると、Apple Watchが腕をツンツンとつついて、どの方向に曲がるのかを教えてくれるのだ。
おかげで迷うことなく、最短コースで「大衆らーめん酒場 桔梗」に到着した。
その「大衆らーめん酒場 桔梗」の店頭には「24時間営業中、いつでもどうぞ」とか、「やすい」「たべて」「のんで」、「のむだけでもOK」、「らーめんだけでもOK」なんて張り紙がたくさん出ている。
「創業1999年 元祖塩つけ麺の店 桔梗」というポスターもある。
入口のガラス戸にも「つけ麺専門」なんて書かれているところをみると、店の主役は「つけ麺」のようだ。
ウィ~~ンと自動ドアを開けて店内へ。
すぐにアジア系外国人らしい女性店員さんが、「いらっしゃいませ。お好きなところへどうぞ」と声をかけてくれる。
ウナギの寝床のように奥に向かって長細い店内は、左手に奥へと続く長いカウンターがあるが、椅子は手前のほうにしか置かれておらず7~8席ほど。
右手壁際にはテーブル席が5卓。全体では24人ほど入れるでしょうか。
平日の昼間、12時半頃の店内は、7割ほどの入り。純粋に食事をしている(=「つけ麺」か「らーめん」を食べている)お客さんも多いが、呑んでるお客さんもけっこういる。
さっそくカウンター席の一角に腰を下ろすと、すぐに店のおねえさんが麺類のメニューを手渡してくれる。
それ以外のメニューは、壁に貼りだされている大量の段ボールに書き出されている。
このメニューを把握するだけでも大変そうなので、まずは「生ビール」(450円)をもらって、それを飲みながら、ゆっくりとメニューを確認することとした。
ずらりと並んだおつまみメニューの多くは300円台。「焼餃子」は190円だし、「水餃子」は220円。何切れ出てくるのかわからないが、「築地直送 天然マグロ刺し」なんて390円だ!
新宿の酒場は値段が高いことが多いし、24時間営業の場合は、さらに割高になっていることも多いのだが、ここは安いなぁ。
「そのまんまサバの水煮缶」(330円)という角打ち店のようなのもあったり、モツ好きにはたまらない「炙りレバー刺し」(480円)や「ガツポン酢」(330円)、「シロコロホルモン」(550円)なんかもあるのがいいね。
そんな中から、これまでに見たことがない「ワカウキン」(380円)というつまみをもらうことにした。説明書きには『ミャンマーポークソテー』と書かれているので、豚肉炒めであることには間違いなさそうだ。
そして出てきた「ワカウキン」。豚肉もさることながら、ちょっとスパイシーで、甘めのケチャップのようなタレがうまい。このタレだけでもつまみになるなぁ。
厨房内の店員さんも、アジア系の外国人らしき人が多いんだけど、みんなが一所懸命やってることに好感が持てる。
この「ワカウキン(ミャンマーポークソテー)」の他にも、「おつまみミャンマーカレー」(380円)があったりするので、ミャンマーから来られている人が多いんだろうか。
『この店はいいぞ!』
と確信し、「ホッピーセット」(380円)と「ガツポン酢」(330円)を追加注文する。
ホッピーは、角ハイボール用の小さなジョッキで、氷入りで出される。ナカ(焼酎おかわり)は230円で、ソト(瓶入りホッピー)は150円。
焼酎は「宝焼酎」らしく、ボトルでキープ(2,000円、3ヶ月)することもできるようだ。
「ガツポン酢」は、細切りにしたガツに、ゴマと刻みネギがトッピングされている。量はそれほど多くないけれど、味はいい。
「ナカ」をもらって、つまみには「おつまみミャンマーカレー」(380円)を注文すると、残念ながら売り切れ。
そこで、メニューの中でもう一つ気になっていた「おつまみセット(小)」(380円)を注文。店のおねえさんから厨房へは、「『ミニ』ひとつ!」と、注文が通される。
『ミニ』という略称が付くほど人気の品なんだな。
その「おつまみセット(小)」。内容は「つまみ玉子」が半玉分と「つまみメンマ」に「つまみチャーシュー」。モヤシや刻みネギもたっぷりと盛られていて、ボリュームたっぷり。
なるほどこれは「らーめん」にのっかる具材たちなのか!
これはいいね。一品めのつまみとして注文したい逸品だ。
ひとりなら(小)で十分だと思うが、足りない人には「おつまみセット(大)」(580円)もある。値段的に(大)は(小)の倍量なのに違いない。
ゆっくりと1時間半ほど楽しんで、お勘定は2,150円でした。どうもごちそうさま。

生ビール / 壁のメニュー / ワカウキン(ミャンマーポークソテー)

ホッピー / ガツポン酢 / 午後2時を回って落ち着いてきた店内
・店情報
《平成30(2018)年12月12日(水)の記録》
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