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見た目も美しい豚の耳 … 豚の「味珍(まいちん)」(横浜)

豚の耳

 

 今宵は、以前、神田のBISTRO「TARUYA(樽や)」や、浅草橋の洋食「大吉」をご紹介いただいたTさんと、その両方に同行いただいたOさんと3人での飲み会の第3弾。

 横浜駅北口に午後6時半に集合して向かったのは「豚の味珍まいちん」だ。

 「味珍」は、駅前の狸小路の両側に、本店と新店が向かい合って建っていて、それぞれ1階と2階に2店舗ずつ、両方を合わせて4軒の「味珍」がある。

 どちらも1階はカウンター席のみ。2階はカウンター席とテーブル席があって、もっとも大きいのは新店2階。テレビ番組の収録などは、ほぼ新店2階で行われる。

 我われ3人は、本店2階に1卓だけあるテーブル席へ。

 Tさん、Oさん共に、「味珍」に来るのは、これが初めてだそうなので、今夜は「味珍」でのおすすめの品々をぜひ食べてもらいたいのだ。

 瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶、570円)をもらって乾杯し、まず注文した料理は「味珍」ならではの「豚の耳」(720円)、「豚の足」(720円)、「豚の尾」(720円)の3品だ。

 さらに豚料理の合いの手にぴったりの「辣白菜ラーパーツァイ」(白菜の漬物、310円)も注文すると、真っ先にその「辣白菜」がやってきた。

 豚料理の到着を待つ間に、各自でやっておかないといけないのがタレ作り。

 席に着くとすぐに出される小皿に、卓上の練りガラシを入れ、お酢と一緒にかき混ぜる。あとは好みでラー油を入れたり、おろしニンニクを入れたりして、自分専用に味付けしたタレに仕上げていく。

 このタレに豚料理をつけながらいただくのですが、「辣白菜」なども、このタレをからめて食べると美味しい。

 そこへ「豚の耳」がやってきた。「うわぁ、きれい!」とOさん(女性)。

 そうなのだ。「豚の耳」(この記事の冒頭の写真)は、見た目も美しいのだ。

 しっかりと煮込まれた「豚の耳」は、軟骨もやわらかく、その両側についたトロトロの身も、まさにとろけんばかり。

 ビールを飲み終えたところで、飲みものを『やかん』に切りかえる。

 『やかん』というのは「焼酎(マイルド)25°」(400円)のこと。金属製の背の高い『やかん』で注いでくれるから、常連さんたちから『やかん』と呼ばれるようになったそうだ。

 最初の1杯は、卓上に置かれている『梅割りの元』をちょっと入れて、梅割りにしていただく。

 豚足、豚尾もやってきた。

 どっちも骨が付てるんだけど、身がフルフルなので、かぶりつくとチュルンと取れる。

 豚尾は小さくカットされているので、そのひと切れを丸ごと口に放り込んで、口の中でチュルリと肉を食べた後で、残った骨だけコロリと骨入れに出す。

 あぁ、うまいっ。

 2杯め以降の『やかん』は、『セット』で出してもらう。

 『セット』というのは、「焼酎(マイルド)25°」(400円)と「ウーロン茶」(150円)のセットのこと。

 これとは別に氷入りのグラスを出してくれるので、それを使ってウーロンハイを作るのだ。

 料理のほうは、「牛もつ煮込み」(590円)と「くらげサラダ」(410円)を追加する。

 「牛もつ煮込み」は、10月から5月ごろにしか提供されない季節限定メニュー。

 牛のシロ、ミノ、スジ、カシラと、使われている部位が多いうえに、大根、里芋、人参、コンニャク、ネギなどの野菜類や豆腐も入っているので、味わいの幅が広く、奥行きも深い(コクがある)。

 具材が多い上に、煮込んで1日、寝かせて1日の、合計2日かけて作られるので、暑い時季には提供できないのだ。

 尻尾や豚足などを、この煮込みの汁に浸して食べるのもうまい。

 続いては「豚の舌」(720円)のぶつ切りと、「豚の頭」(720円)のぶつ切りを注文。

 この両者は、通常は薄くスライスして出してくれるのだが、「ぶつ切りで」とお願いすると、ひと口大のブロック状にカットして出してくれるのだ。

 そのぶつ切りが出るのを待つ間に、「腐乳ふにゅう」(発酵豆腐、160円)を出してもらう。

 「腐乳」は、それだけでもつまみになるんだけど、今回はこの「腐乳」をお酢で溶いてタレにして、舌と頭のぶつ切りをいただこうと思っているのだ。

 この食べ方、石井さんという大常連の方が始めたので、この店では『石井バージョン』と呼ばれている。

 「豚の胃」(720円)も、『石井バージョン』で食べると美味しいんだけど、もう満腹になってしまって、今回はそこまで進まなかった。

 たっぷりと3時間半近く楽しんで、今回のお勘定は3人で10,810円。ひとり当たり3,600円ほどでした。

 どうもごちそうさま。やぁ、今回も美味しかったですねぇ!

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狸小路の両側に「味珍」 / ビールで乾杯 / 各自でタレを作る

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辣白菜(白菜の漬物) / 豚の足 / 豚の尾

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やかん(焼酎) / ウーロン茶とのセットで / 牛もつ煮込み

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くらげサラダ / 腐乳(発酵豆腐) / お酢で溶いて腐乳ダレを作る

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豚の舌(ぶつ切り) / 豚の頭(ぶつ切り) / 亥年キーホルダーをいただいた

店情報前回

《平成30(2018)年12月11日(火)の記録》

 

(次回)19.06.20 7人で豚料理全品制覇 … 豚の「味珍(まいちん)」(横浜)

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