印パ料理で満腹忘年会 … 「シディークパレス(Siddique Palace)」(四ツ谷)
忘年会でパキスタン&インド料理の店、「シディークパレス」へ。
ここは毎晩、ベリーダンスショーを見ることができる店としても有名なんだそうな。
午後6時前に店に入ると、割りと広めの店内に先客は無し。客は我われだけである。
ベリーダンスが始まるのが午後8時ごろなんだそうで、ほとんどのお客さんはその直前に入ってくるということが分かったのは、7時半を過ぎた頃だった。
この店を予約してくれた幹事をはじめとして、出席メンバーの全員がこの店に来るのは初めて。
パキスタン料理とか、インド料理とか言われても、漠然と「カレーかな?」というぐらいしか頭に浮かばないので、今宵は全員が『シェフお薦めの料理を集め、お一人様分のセットにしました』という「シディークパレス・スペシャルディナーセット」(2,500円、以下すべて税別表記)をもらって、それとは別に、個々に好みの飲みものを注文することにして、まずは「生ビール(プレミアムモルツ)ラージサイズ」(800円)をもらって乾杯だ。
ラージサイズといっても、この生ビール、それほど大きくはないなぁ。
そしてスペシャルディナーセットの1品めとしてやってきたのは「ガーデンサラダ」。レタス、キュウリ、トマト、コーンなどのシンプルなサラダだ。
2皿めで出されたのが、骨なし鶏もも肉を焼き上げた「チキンボディ」と、ひき肉をつくね風に仕上げた「シークカバブ」。どちらもスパイスがよく効いているのが、パキスタン&インド料理らしいですね。
そしてメインのカレー。
カレーはメニューに載っているすべて(42種類)から選べるが、仔羊のすね肉のカレー「ラム ニハリ」と、鉄板で作る「ミックス タカタック」は選べないとのこと。
いつもそうなのか、たまたま今日はダメなのかは不明。
「ミックス タカタック」の説明書きには、『当店名物の羊のハツ、マメ(腎臓)、脳味噌、ラムチョップを、特性のソースでスパイシーに炒めた鉄板カレー料理』なんて書かれていて、もつ好きならば思いっきり引かれる一品なのに、残念だなぁ。
私は『パキスタンでもっともポピュラーな骨付きチキンとヒヨコ豆のカレー』と書かれている「ムルグ チャナ」を選択した。(インド料理好きの人によると、ダル(レンズ豆)が入ったカレーが美味しいそうだ。)
そのカレーには「焼きたてナン」と「バスマティライス」が付いてくる。
この「バスマティライス」。ねばりっ気のまったくない、長粒米のパラパラごはんで、他のみんなには不評だったが、私はこれが大好物。
ブラジルで出されていたアホス(arroz)というごはんに近いのだ。
アホスは、油で軽く炒めた後、炊飯器で煮ることでパラパラごはんになるそうだ。おそらくこの「バスマティライス」も同じような作り方をしてるんじゃないだろうか。
ブラジルの場合は、このアホスにフェイジョンという煮豆をかけたり、フェイジョアーダという黒豆と肉の煮込みをかけたりして、混ぜ合わせながら食べる。
「バスマティライス」も同様だ。スプーンでカレーをかけて、パラパラごはんと混ぜることで、パラパラだったごはんに、まとまりが出てくる。この状態になってから、パクッといただくのだ。
さらに「焼きたてナン」もあるもんだから、これでもうお腹いっぱいだ。
最後は、麺が入ったパキスタンのデザートとチャイで〆て終了。
あとはゆっくりとベリーダンスショーである。
ベリーダンスは、女性に人気が高いようで、店内にも女性客が多い。女性の一人客もけっこういて、みんな食事に来たというよりは、ベリーダンスを見るためにやって来た様子。
注文も、簡単なつまみと飲みものという程度の人たちが多い。がっつりと食事をしているのは我われぐらいだ。
ベリーダンスの出演者は、日替わりで決まっているそうで、今日は女性二人。
その二人が一緒に、またそれぞれ個別にダンスを披露したあと、客席の希望者もステージに上げて、みんなでダンスショーである。
ベリーダンスショーは30分ちょっとで終了だが、午後9時過ぎからもう1回あるそうだ。毎日2回ずつのショーなんですね。なお、このベリーダンスショーに伴うショーチャージは発生しない(無料)。
我われは1回めのショーが終わったところで席を立った。
7人でのお勘定は30,348円(ひとり当たり4,335円)でした。どうもごちそうさま。
次にくるときには、「ミックス タカタック」(羊モツのカレー)と「バスマティライス」(長粒米のパラパラごはん)だな。
「シディークパレス」 / 正面に大きなステージ / 店内はテーブル席主体
まずは生ビールで乾杯 / ガーデンサラダ / チキンボディ、シークカバブ
パキスタンのデザート / チャイ / ベリーダンスショーが終わって席を立った
・店情報
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