豚モツのソーセージ! … ベルギー料理「シャン・ドゥ・ソレイユ」(神田)
「ベルギービールを飲みに行こう! ベルギー料理を食べに行こう!」とやって来たのは、神田の「シャン・ドゥ・ソレイユ」。
私はベルギービール、ベルギー料理の知識はほとんどないが、同行のひとりが、何かの集いでこの店にやってきて、いたく気に入ったことがきっかけで、この日の集まりとなった。
ベルギーは、国土こそ日本の十分の一程度と小さいが、国民一人当たりのレストラン数は世界一多い、「美食の王国」なんだそうな。
ここ「シャン・ドゥ・ソレイユ」はビルの中に4フロアあって、1階が気楽に楽しめるブラッスリー、2階がレストラン、3階が個室レストラン、4階がパーティールームになっている。
我われ4人は、事前に予約して2階のレストランにやって来た。
基本の樽生ベルギービールは「ヴェデット・エクストラ・ホワイト(Vedett Extra White)」(白ビール、920円)、「ステラ・アルトワ(Stella Artois)」(ピルスナー、920円)、「デ・コーニンク(De Koninck)」(ペールエール、1,030円)の3種類。
1杯1杯が、けっこう高いので、我われは「飲み放題(2時間制)」(3,250円/人)を選択して、まずはピルスナータイプの「ステラ・アルトワ」からスタートした。
食べ物のほうも、ひとり4,300円からのシェフお任せコースなどもあるが、こちらは単品でもらうことにした。
ベルギー料理で絶対に外せないのがムール貝料理。
しかもその料理法が、白ワイン蒸し、赤ワイン蒸し、田舎風煮込み、クリーム風味、トマトクリーム風味、サフランクリーム風味、エスカルゴバター風味、白ビール風味、トマトチーズ焼き、ガーリックバター焼きなどなどと幅広い。
しかも、量の違いによって(S)と(L)が選べるようになっている。
我われはまず「ムール貝の赤ワイン蒸し(S)」(2,250円)を注文した。
「これを食べきったら、また違うムール貝を注文しようね」
なんて言いながら食べ始めたのだが、結局はこの1品だけで十分なほどのボリュームだった。
さらにベルギーのソウルフードとも呼ばれているらしい「ベルギー産ジャガイモのポムフリット」(650円)も注文。
これはポテトフライのことで、付いてくるソースは、自家製マヨネーズ、カクテルソース、赤ワインビネガーの3種類から選べる。
我われは赤ワインビネガーソースを選択すると、複数注文した料理の中では、このポムフリットがいちばん先に出てきた。
忘れてはならないのがモツ料理。
「アンデュイエット」(1,710円)と「トリップのトマト煮込み」(1,290円)の2品を注文。
「アンデュイエット」は、なんと豚モツのソーセージ!
出てきたソーセージは、輪切りの中にシロ(豚腸)がぎっしりと詰まっている。
これがねぇ。濃縮もつ煮込みのような感じで、実に旨い。実にビールによく合う。
初めて食べて、ものすごく気に入った一品でした。
「トリップのトマト煮込み」は、ハチノス(牛の胃)をトマトソースでじっくりと煮込んだもの。向こうでは家庭料理として出されるんだそうな。これも好きだなぁ。
「トリップのトマト煮込み」の残りスープをいただくために「フランスパン」(1かご、430円)をもらったり、「甘海老クリームリゾットのクロケット」(4ピース、860円)を追加注文したりしながら、ベルギービールを重ねていく。
「ムール貝の赤ワイン蒸し」を食べ終えた後は、「ムール貝のスープでリゾット(一人前70gで300円)」を4人前注文して、リゾットにしてもらう。これがまた、とてもいいつまみになった。
最後のデザートに「季節のワッフル」(970円)を注文して〆。
ビールは、ピルスナー、白ビール、ペールエールの3種類を、それぞれ2杯ずついただくことができました。
たっぷりと4時間近く楽しんで、お勘定は4人で22,380円。ひとり当たり5,595円でした。どうもごちそうさま。
「シャン・ドゥ・ソレイユ」 / 店頭のメニュー / 2階の予約席へ
ステラ・アルトワ / ベルギー産ジャガイモのポムフリット / アンデュイエット
トリップのトマト煮込み / 皿に取り分けたトリップ / ヴェデット・エクストラホワイト
ムール貝の赤ワイン蒸し(S) / フランスパン(1かご) / デ・コーニング
甘海老クリームリゾットのクロケット / 皿上でつぶして頂く / デ・コーニング2杯め
ムール貝のスープでリゾット / 取り分けて頂く / ヴェデット・エクストラホワイト2杯め
ステラ・アルトワ2杯め / 季節のワッフル / 本日のメンバー
・店情報
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