いちごウィスキーハイ … たちのみ酒場「よるべ」(荻窪)
仕事終わりに突然、会議室での飲み会に突入。
あまりに突然だったので、ビールもちょっとしか冷えていないし、つまみも「柿の種」ぐらいしかない。
それでも焼酎やウイスキーはたくさんあったので、ほぼ
夜9時過ぎに飲み終えて、帰路につく。
とはいうものの、ほとんど何も食べていないので、帰り道のどっかで仕上げにちょっと飲み食いしないとなぁ。
そんなことを思いながら駅への道を歩いていると、アップルウォッチがビビッと振動した。
「荻窪で飲んでたりしませんか?」
というメッセージは、「古典酒場」の倉嶋編集長からだ。
渡りに船とは、まさにこのこと。大急ぎで荻窪に向かうことにした。
四ツ谷から荻窪までは、中央線快速電車で16分。わりと近いのだ。
倉嶋さんが飲んでいる「よるべ」に向かうと、店内はまさに立錐の余地もないほどの大にぎわい。
以前にも増して
お客さんの多くはご常連さんらしく、それぞれ別々に入ってきながらも、店内に知り合いがいるようで、店全体が和気あいあいとしている。
私も、無理くり倉嶋さんのとなりに割り込ませてもらって、倉嶋さんが飲んでいた「
「黄猿」は、完熟させた『
店主ひとりでのオペレーションながら、料理も充実しているのが「よるべ」の特長のひとつ。
今日も「岡山直送 蒸しガキ(セイロ蒸し)」(5個680円)や「バゲットピザねぎブルーチーズ」(480円)、「れんこんオーブン焼き」(380円)などなど、引かれるメニューが数多い。
そんな中から、「ひよこ豆ドライカレー」(480円)をいただいた。
もうこれ以上は入れないだろうと思っていた店内だけれど、常連さんたちは、まだまだ続々とやって来る。
そのたびに、「ここちょっと詰めてね」とか、「ここにひとり入れてあげてください」という的確な指示が、カウンターの中の店主から飛んで、なんとかうまく入っていく。
それでもなお増えるお客さん。
「みんな、ちょっとずつ斜めになってください」と店主。
出た。ダークだ。
カウンターに対して正面を向いていた身体を、ちょっと斜に構えるようにして、利き腕だけで飲み食いするようにすることで、より大勢のお客さんが入ることができるのだ。
大阪のほうでは、当たり前の立ち飲みマナーのようだが、東京の立ち飲み屋では、なかなかダークスタイルは見かけない。
ここ「よるべ」のお客さんたちは、とても協力的で、みんなちゃんとダークになっている。
「あたし丸いから、ダークになっても、幅があまり変わらないんですよ……」
という倉嶋さんの言葉に、飲んでたお酒を思わず吹き出しそうになった。
いやいや。そんなことはないですよ。ちゃんとダークになってます(笑)。
2杯めは、季節がわりの『旬のフルーツ生しぼりサワー』をいただく。今夜は和歌山の「はっさく」(560円)だ。
倉嶋さんは「いちごウィスキーハイ」(500円)を注文。
これがすごかった。
ウイスキーの中にイチゴを浸け込んだものなんだけど、ウイスキーの味は、ほんのりとイチゴの風味が加わったぐらいなのに対して、イチゴのほうは完全にウイスキーの味に染められていて、見た目はイチゴなのに、食べるとウイスキーそのもの!
これはもう、固体になったウイスキーだね!
最後は「倉嶋スペシャル」(珈琲酎の豆乳割り+シナモン)で締めて、どうもごちそうさま。
店を出ると午前0時40分。日付けが変わっちゃいましたねぇ。
今夜も楽しい時間をありがとうございました。>倉嶋さん
本日のお品書き / ひよこ豆ドライカレー / はっさくサワー
いちごウィスキーハイ / はっさく、いちごウィスキー / 〆は倉嶋スペシャル
| 固定リンク | 0
コメント