ホヤ塩辛で八鶴の燗酒 … 酒房「北国(きたぐに)」(中野)
「このホヤの塩辛を食べるためだけに、うちに来る人もいるのよ」
と女将さん。青森から直送されてきたという「ホヤ塩辛」(480円)は確かにうまい!
この「ホヤ塩辛」と同時に、同じ青森(八戸)の地酒、「
その土地の
この組み合わせがいちばん合うに決まってる。
水曜日の今日は、会社帰りに中野駅に降り立ち、久しぶりに「北国」へとやってきた。
前に来たのが、2017年6月なので、実に1年半ぶりである。
でも自分の感覚としては、もっと長いこと来てなかったような気がする。
女将さんも同じような思いだったらしく、店に入るや否や、
「どうしたの? 何年も来なかったじゃない! 元気なの?(笑)」
と笑顔を向けてくれた。
「元気なんです。なかなか来れなくてすみません。女将さんもお元気そうで、安心しました。」
とごあいさつして、まずは大瓶ビールをキリンラガーでもらって、のどを潤す。
いつもは、
ユミさんがいると、女将さんがカウンターの中にいて、ユミさんが厨房で料理を作ってという連携ができるんだけど、ユミさんがいない今は、どっちも女将さんがやらないといけない。
しばらくカウンターを離れて、奥の厨房に行き、お通しの「つみれ汁」を出してくれた。
「ユミがいなくて、一人でやってるから、私も疲れるわよ。」
という女将さんは、88歳になられたそうだ。
そのユミさんも、来週(2月から)は復帰予定とのこと。
お通しの「つみれ汁」で大瓶ビールを飲み終えて、冒頭でご紹介した「ホヤ塩辛」と「八鶴」の燗酒をもらったのでした。
店内には、いつもの常連さんたちに加えて、若いカップルもいる。このカップル、女性は北海道出身、男性は秋田出身とのこと。
「北国」という店名に引かれて、やって来たのかな。
ニコニコと美味しそうに飲み食いしている様子が、とっても微笑ましい。
私も燗酒をおかわりし、冬場だけの「おでん」をもらう。玉子とガンモを注文すると、昆布も一緒によそってくれた。
ここ「北国」おでんは、玉子が殻付きで入っているのが大きな特徴。
といっても、完全な殻付きではなくて、鍋に入れるときに、コツンと殻にヒビを入れてから投入する。
このヒビのところから、おでんダシの味が染み込むんですね。
アチチ、アチチ、と言いながら、この玉子の殻をむくのも、これまたこの店のスタイル。
ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は2,500円でした。どもごちそうさま。
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