日本酒と創作料理の店 … 日本酒バル「どろん」(西荻窪)
パソコン通信の時代から、ほぼ30年来のネット仲間である、えっぷさんにお誘いいただいて、西荻窪の日本酒バル「どろん」にやってきた。
ここはえっぷさんの知り合いで、まだ20代という若手店主が開いた日本酒と創作料理の店。
2019年1月21日にオープンしたばかりの、真新しい酒場である。
このところ、酒場閉店の話が多かったので、新しい店のオープンはうれしい限り。
店は西荻窪駅南口の目の前。ビルの地下1階にある。
店内は入口から奥に続くカウンター10席と、店の奥のほうがちょっと広がって、10席分のテーブル席がある造り。
我われは入口近くのカウンター席に座り、まずは「生ビール」(500円、以下すべて税別表記)をもらって乾杯である。
すぐに出される「お通し」(250円)は、みりん干し、黄身の味噌漬け、燻製ピーナッツの3点盛り。
えっぷさんは、この店に来るのは2回め。
前回来たときに、すごく美味しかったという「熟成さばと旨味キャベツ炒め」(620円)を注文し、メニュー上で、その「熟成さばと旨味キャベツ炒め」に合うお酒として記載されている「
日本酒は20種類ぐらいがメニューに載っていて、それぞれ半合(90ml)と1合(180ml)が選べる。
価格は大きく3つの価格帯に分かれている。半合450円・1合850円のが10種類、半合650円・1合1,200円のが7種類、半合750円・1合1,350円のが2種類だ。
この他に「どろんの利き酒セット」(980円)というのもあって、その日のオススメの冷酒3種類を出してくれる。
さらに『試作回数12回の力作! 日本酒にピッタリのポテトサラダ』と書かれた「どろんのポテサラ」(480円)も注文。料理もさることながら、メニューに添えられた説明文が面白いね。
開店してから、まだ2週間半ぐらいしか経っていないのに、店内はお客さんが多い。若い人よりも、年配の夫婦連れのお客さんが多いかな。
我われのとなりに座っているご夫妻は、「高円寺経済新聞で見て来ました」と話している。
みなさん、アンテナが高いなぁ。
続いては『塩麹でジューシーに、山椒でピリ辛に仕上げた大人の唐揚げ』と書かれた「どろんのとり唐揚げ」(580円)を注文し、お酒は『知多半島のおじさん酒』という「
店主・和田雄磨さんが岐阜の出身ということもあって、東海地方の日本酒が多いんだそうな。
いまや『日本至る処名酒あり』という状況なので、こうやって地域を絞ってみるのも面白いかもね。これまで知らなかったお酒を飲むことができるのがうれしいし、美味しい。
『熟成キャベツを使用。旨味が中に詰まってます。皮はもちパリ』という「肉汁あふれる焼餃子」(580円)を注文し、お酒は『飲むと踊り出したくなるしっかりめ+キレ』と紹介されている「
えっぷさんは「どろんのとり唐揚げ」と相性がいいと紹介されている「AKAYANE 山椒ハイボール」(650円)を注文した。これは山椒から造ったスピリッツの炭酸割りなんだって。
さらに「希少野菜と自家製ディップ」(680円、冒頭の写真)も注文。これは『三浦半島から産地直送の珍しい野菜たちと2種類のディップ。ディップ1:しょうゆ麹青唐辛子味噌、完全オリジナル。ディップ2:フムス、ひよこ豆を使用したレモン風味。ディップだけでも日本酒が飲めちゃいます』という料理だ。
カウンター内の厨房で料理を担当しているのも、若手の料理人。お酒は弱いそうなのだが、作ってくれる料理はどれも、お酒にぴったりだ。
お酒を作ってくれる?酒師の方も、料理の方も、みんなが一所懸命なのが気持ちがいいね。
〆の一品として選んだのは、『カキのうまさを改めて感じることができる一品』という説明書きがある「カキ発酵バターソテー」(680円)。
合わせるお酒は愛知の「
濃厚なコクの「カキ発酵バターソテー」に、薄にごりの「菊鷹」がよく合う!
3時間ちょっと楽しんで、お勘定は二人で10,280円(9,520円+消費税)。ひとり当たり5,140円でした。
どうもごちそうさま。
杉錦 生もと 純米 / 燗でいただく / 熟成さばと旨味キャベツ炒め
AKAYANE 山椒ハイボール / 肉汁あふれる焼餃子 / 金鼓 純米
カキ発酵バターソテー / カキを小皿に取り分けて / 壁の絵
・店情報
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