ぴあムック東京名酒場 … 鯉とうなぎの「まるます家」(赤羽)
2019年3月25日に、ぴあMOOKから、「東京名酒場100」(880円+税)が発刊されます。
私も巻頭特集で、「おんな酒場放浪記」でもおなじみの倉本康子さんと対談させていただきました。
対談の場所は赤羽の大人気酒場「まるます家」。
集合時刻の30分ほど前に、赤羽駅前で倉本さんと合流し、ゼロ次会も「まるます家」。
倉本さんは生ビールを、私は熱燗をもらって乾杯し、おつまみには「カニみそ(冷凍)」(400円)を注文。
この熱燗とカニみその組み合わせは、ギタリストのテラシィイさんが、この店でスターターとして好む組み合わせ。
最初に熱燗で胃袋を温めておくのがいいんだそうな。
そしてその熱燗にピッタリなのがカニみそ。メニューに「カニみそ(冷凍)」とあるとおり、まさに冷凍されていてカチカチなんだけれど、それがいいのだ。
カチカチといっても、そこはカニみそのこと。
そんなに硬くてたまらないわけではなくて、もろいチョコレートのような感じで、コクッと噛み切れる。
その冷たいカニみそが、熱燗で温まった舌の上でジワァ~ッと溶けて、えもいわれぬ旨みが広がってくるのである。
フランスでの取材から帰国したばかりの倉本さんの注文は、もちろん「たこ刺身」(750円)。倉本さんと言えば、生ビールとタコ。鉄板の組み合わせなのだ。
そうこうしているうちに、酒井きみ子編集長や編集のみなさんたちも到着。
そのままジワッと本編の取材に入っていったんだけど、とにかくこの対談が楽しくて楽しくて。
取材だけでも3時間近く。ゼロ次会からだと3時間半ほどだったのに、本当にあっという間でした。
そんなたくさんのお話を、ライターさんが絶妙にまとめてくれて、とてもすばらしい記事になりました。
この「東京名酒場100」は、2014年6月26日に出版された同名のムック、「東京名酒場100」の後継更新版となるムックです。
紹介されている100軒の酒場は、間違いなく東京を代表する名酒場ばかり。
その都内100軒の名酒場を、
- 街で選ぶ名酒場(赤羽、新橋、北千住、上野)
- 人と箱で選ぶ名酒場(大将・女将、古典酒場、立ち呑み、大衆酒場、昼呑み)
- 酒と肴で選ぶ名酒場(美酒、串、魚介、おでん)
という3つの切り口で紹介してくれているのが、これまたおもしろい。
間違いなく東京で飲み歩く場合の、『呑兵衛のバイブル』と言える本に仕上がっていると思います。
ぜひご笑覧いただけるとありがたいです。
(次回)19.07.12 すっぽんの煮こごり! … 鯉とうなぎの「まるます家」(赤羽)
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