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山口の名物料理で獺祭 … 山口食彩店「福の花(ふくのはな)」(四ツ谷)

川棚温泉『瓦そば』


「飲み放題に『獺祭だっさい』も入ってるコースを発見したから飲みに行こう!」

 というお誘いをいただいて、4人で飲みに来たのは四ツ谷駅のすぐ近くにある山口料理の店、「福の花」だ。

 山口料理ってなんだ? フグか?

 ぐらいの予備知識しかもってなかったんだけど、三方を海で囲まれた山口県は、海の幸が豊富であることはもちろん、山の幸も豊富なんだそうな。

 とは言うものの、具体的に何が名物かといったことはわからないので、今宵は「山口三昧コース(山海蒸し)」という、2時間飲み放題付きで、ひとり5千円のコースを予約してやってきた。

 生ビール(プレミアムモルツ)をもらって乾杯すると、先付けの三種盛りに続いて出てきたのは「鯨刺し」。

 生ビールに続いて、「獺祭」に進む前に、飲み放題メニューの中でちょっと気になった「瀬戸内塩レモンサワー」をいただく。

 そして出てきたのは「昭ちゃんコロッケ」。これは山口市の昭ちゃんコロッケ株式会社という会社で作られた牛肉コロッケで、昭和62(1987)年に開催された「全国手づくりコロッケコンテスト」で金賞を獲得した日本一のコロッケなんだって。

 卓上のコンロに蒸し器がセットされ、載せられたのは「やまぐち山海蒸し」のセイロ。中には魚や練りもの、野菜などが盛られている。

 ここでいよいよ「獺祭」に進む。銘柄は「獺祭 純米大吟醸50」の冷酒。これはうまい。

 つづくつまみは「山口周遊盛り」という、山口名産のおつまみセット。平太郎という小魚の干物に、揚げ餃子、味噌きゅうり、板わさ、刺身こんにゃくである。

 すぐに「獺祭」もおかわりする。

 煮物は「おでん」。これも練りものたっぷりだ。

 愛媛に「じゃこ天」があったり、広島に「がんす」があったりするぐらいだから、山口にも多くの練りものがあるんだろうな。

 〆の食事ものとして出されたのは川棚温泉「瓦そば」。

 Wikipediaによると、1877年(明治10年)の西南戦争の際に熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、野戦の合間に瓦を使って野草、肉などを焼いて食べたという話に参考にして、1961年(昭和36年)に川棚温泉で旅館を営む高瀬慎一が宿泊者向けの料理として開発したもの。

 熱した瓦の上に茶そばと具材を載せて、温かい麺つゆでいただく。

 これもつまみになるので、さらに「獺祭」をおかわり。

 最後のデザートには「雪見だいふく」が出されるのだが、これも「獺祭」のつまみにした。

 あっという間に2時間が過ぎて、お勘定は予定どおり、ひとり5千円ずつ。どうもごちそうさま。

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生ビールで乾杯 / 先付け三種盛り合わせ / 瀬戸内塩レモンサワー

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鯨刺し / 鯨刺し(1人前) / 昭ちゃんコロッケ

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山口山海蒸し / 蒸し上がってきた / 小皿に取り分けていただく

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獺祭 / 山口周遊盛り / 1人前を取り分けて

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獺祭 / 煮物はおでん / 小鉢に取り分けていただく

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獺祭 / 川棚温泉『瓦そば』 / 温かい麺つゆでいただく

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甘味は雪見だいふく / アイスをつまみに / 最後にもう1つ獺祭

店情報

《平成31(2019)年2月4日(月)の記録》

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