放課後の部室のような … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

週明けの月曜日。仕事を終えて、「すっぴん酒場」に到着したのは午後6時半。
立ち飲みカウンターの奥のほうには、ほぼ毎日のようにやって来る常連さんたちがそろっていて、すでに盛り上がっている。
昼間、どこでどんな仕事をしているのかは、ほとんど知らないし、だれも知ろうともしないが、毎日夕方になると、ここにやってきて、やきとんをつまみにお酒を飲みながら、あれやこれやと、たわいもないことを話しては大笑いする。
言ってみれば、学生時代の放課後の部室のような存在だろうか。
学年もクラスも違ってて、昼間はそれぞれ別々に過ごしてるんだけど、放課後になると、一部屋にに集まって、ワイワイと過ごす。
これがいいんだ。この放課後の部室のような存在こそが地元酒場だ。
なにしろ、ここまで帰ってきたら、あと自宅までは歩いて帰れる。この安心感がいいよね。
私もさっそく「黒ホッピー」(450円)をもらって、先客たちと乾杯を交わし、みんなの話の輪の中に入っていく。
すぐに出される「お通し」(100円)はセロリ漬けだ。
そして焼きものは、いつもの「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)からスタートすると、「ちれ」はこれで売り切れた。
「ナカ」(250円)をもらって、このところはまっている「さがり」と「かしら」(各100円)も追加する。これら2品は、もつ焼きの中では、精肉っぽい品々だ。
3杯めの「ナカ」には「はつ」と「たん」(各100円)。この2品は久しぶりにいただいた。
「すっぴん酒場」のもつ焼きは、火の通りがいいのが大きな特長。だからと言って、火が入り過ぎているわけではない。絶妙なミディアムウェルなのだ。
肉は「よく焼き(ウェルダン)」しか好まないブラジルで過ごして以来、しっかりと火が通った肉の美味しさに目覚めた。
もつ焼きも、ブラジルに行くまでは、どっちかというと「ちょい焼き(レア)」のほうが好きだったんだけど、今は「すっぴん酒場」のミディアムウェルが大好き。
これもまた「すっぴん酒場」に通い詰めている理由のひとつなのだ。
常連さんからの「煮込み」(400円)の注文に便乗して、私も「煮込み」を注文し、4杯めの「ナカ」をもらう。
ここの「煮込み」はけっこうボリュームフルなので、この「煮込み」だけでさらにもう1杯、5杯めとなる「ナカ」もおかわりした。
ゆっくりと2時間ほどの立ち飲みタイム。ホッピーがソト1・ナカ5で、品物と引き換え払い(キャッシュ・オン・デリバリー)での総支払額は2,300円でした。どうもごちそうさま。
店を出て、トコトコとわが家に向かうと、道の正面にはきれいな三日月(月齢4.5日)が見えていた。
(次回)19.05.03 店と常連客との一体感 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)
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