広島にもガツがあった … 大衆食堂「たから屋」(福山)

先週に続いて、今週も福山経由で四国。
今回は「自由軒」以外のところに行ってみようかということで、やって来たのは、福山駅からほど近い場所にある大衆食堂「たから屋」。
ここは、以前、「自由軒」で飲んでたときに、となりの席にいた地元の常連さんから教えてもらった店だ。
なにしろ呑兵衛同士の口コミほど正しい情報はない。
さっそく今日、その「たから屋」にやって来た次第。
店内は、店主ひとりが切り盛りされていて、右手にL字カウンター10席ほど、左手壁際にテーブル席2卓ほどの、小ぢんまりとした造り。
金曜、正午の店内には先客はなくて、「お好きなところへどうぞ」と店主。
カウンターの奥のほうに、丸いおでん鍋が設置されていたので、その近く、カウンターの奥のほうに座り、まずは「麦酒(中)」(390円)を注文した。
「麦酒(中)」というのは「生ビール中ジョッキ」のこと。
これが390円というのは安いよね。
ちなみに瓶ビールの中瓶は500円と、こっちはわりと普通の値段。
お通しはなく、最初のつまみは、店の奥の冷蔵陳列ケースに並んでいる小皿の中から、「タコ刺身」を取ってきた。
卓上や壁のメニューには刺身類は書かれていないが、冷蔵陳列ケースの中には各種の刺身が並んでいる。
「タコ刺身」に続いて、短冊メニューに「おすすめ」と朱書きされている「ガツ揚げ」(390円)を注文。
広島で牛モツや豚の皮などは食べたことがあるが、ガツ(豚の胃)のような本格的な豚モツを食べたのはこれが初めてだ。広島県でも豚モツ食べるんですねぇ。
「麦酒(中)」を飲み干して、飲みものは「芋焼酎」(290円)のお湯割りをもらう。ジョッキでたっぷりと出してくれるのがいいね。
合わせるつまみは「おでん」だ。
おでん鍋は、カウンターの一番奥に置かれていて、自分で好きなものを取ってくる仕組み。
各100円と書かれているが、牛すじだけは別料金(150円なのかな?)のようだ。
まずは牛すじ、厚揚げ、玉子の3種類を取ってきた。
大衆食堂だけあって、店のメニューには、つまみだけでなくて、うどんや丼もの、定食なども並んでいる。
「とんこつ鍋」(一人前780円)、「地鶏鍋」(一人前730円)、「赤ヘル鍋」(一人前780円)、「もつ鍋」(一人前980円)といった鍋ものもあるのがうれしい。
「芋焼酎」のお湯割りをおかわりし、おでんは平天とコンニャクを取ってきた。
1時間15分ほど楽しんで、今日のお勘定は2,590円なり。
ということは、もし表示価格が税別ならば「タコ刺身」は490円。表示価格が税込ならば「タコ刺身」は680円ってことですね。どっちなんでしょうね?
それにしても福山。「自由軒」や「稲田屋」、「鳥好」の他にも、まだまだいい酒場がありそうですねぇ。
・店情報
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コメント
ガツを揚げたものを「せんじから」といって、コンビニ(ポプラ(笑))でも売ってますよ。
広島のソールフードです。
投稿: G.A | 2019.04.17 08:38
ありがとうございます!>GAさん
言われてみれば「せんじがら」。確かにガツでした。
広島での、ガツ以外の豚モツのゆくえが気になります。
我われの知らない、秘密のケンミン豚モツ料理があるのでしょうか?(^^)
投稿: 浜田信郎 | 2019.04.17 09:01