はじめてのカス煮込み … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

仕事を終えて、「すっぴん酒場」に到着したのは午後6時半。
いつものように「黒ホッピー」(450円)と「れば」(100円)、「ちれ」(100円)、「しろ」(100円)を注文すると、今日も「お通し」(100円)はお新香だ。
「すっぴん酒場」は、うなぎの寝床のように細長い店内の三方を立ち飲みカウンターが囲んでいて、普通に15人ぐらいは入れるだろうか。
飲みものは生ビール、瓶ビールはもちろん、本格焼酎、日本酒、酎ハイに各種サワー類、ハイボール、梅酒、マッコリ、ワイン、そしてソフトドリンクまで幅広くそろっている。
ホイスや元祖酎ハイ(≒下町酎ハイ)まであるけれど、ホッピーは、なぜか黒ホッピーしか置いていないのだ。
最初に注文した「れば」を食べ終わるころに「中身(おかわり焼酎)」(250円)をもらって、「ちれ」と「しろ」を食べ終えるころに、2杯めを飲み終えるのがいつもの流れ。
3杯めとなる「中身」をもらって、『次は何を焼いてもらうかな』と考えているところへ、入口近くのお客さんから「煮込み」(400円)の注文が入り、ママが目顔で『いる?』と聞いてくれたの、すかさず便乗注文する。
ここの「煮込み」は、注文を受けてから煮込んで仕上げるタイプなので、ひとり分だけ注文するのは、ちょっと気が引ける。だれかが注文すると、ここぞとばかりに便乗注文するのである。
他のお客さんからも、「じゃ、こっちも煮込みをもらおうかな」と、さらに便乗注文が入った。
小鍋で煮込みを仕上げるのは、ママの仕事。まずは大鍋から人数分の煮込みを小鍋につぎ分ける。
「あっ!」
とママの手が止まった。
「ごめん。煮込みが二人分しか残ってない」
あらら。それは大変。
「私はしょっちゅう煮込みをいただいてるから、今日はいいですよ。どうぞどうぞ」
と3番めに注文したおにいさんに、煮込みの権利を譲り、私はこのところはまっている「さがり」(100円)と「かしら」(100円)を注文した。
二人分の「煮込み」を仕上げたママから、
「カス煮込みならできるけど、どう?」
と声がかかった。
やったぁ! 「カス煮込み」の存在は知ってたけど、「カス煮込み」に当たるのは初めてだ。これはラッキー。喜び勇んでその「カス煮込み」を注文した。
「カス煮込み」というのは、もつが少ない(ほとんどない)もつ煮込み。具材は根菜類や豆腐、トッピングの白ネギが中心となる。
とはいうものの、根菜類も、もつの量に見合うように入れているから、そんなにたくさん残っているわけではない。「カス煮込み」は、普通の「煮込み」が売り切れた後、1杯か2杯しか作れないのだ。
キャッシュ・オン・デリバリーでの支払いは300円。普通の「煮込み」より100円安いんですね。
さらに、今日、初めて知ったことだが、「カス煮込み」を作り終えても、まだ煮込み汁が残っている場合には、この煮込み汁に豆腐とキャベツを投入して、「カスカス煮込み」というのも作ってもらえるそうだ。
なにしろ、この煮汁が旨いから、「カスカス煮込み」でも十分に美味しそうだ。でも、これもせいぜいひとり分ぐらいしかできないんだろうなぁ。
ソト1・ナカ5の5杯めとなる「中身」をもらって、最後は「ピータンピーマン」(250円)と、その焼き上がりを待つ間の「白菜漬け」(150円)で〆とした。
たっぷりと2時間半ほどの立ち飲みタイム。今夜の支払額は2,600円でした。
どうもごちそうさま。
白菜漬け / ピータンピーマン / ごちそうさま
(次回)19.04.21 帰京したらもつ焼きも … やきとん「すっぴん酒場」(野方)
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コメント
すっぴん酒場の健在ぶり、嬉しいです(^u^)
日本へ戻ってきたのでまた東京各地のもつ焼き屋さんへ巡回したいです~(^^)/
投稿: sarukitikun | 2019.04.15 11:21
長年の台湾赴任、お疲れさまでした。
落ち着かれましたら、ぜひまたご一献!
よろしくお願いします。
投稿: 浜田信郎 | 2019.04.17 08:57