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2019年5月

都心部で飲んだ帰りに … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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 都心部での飲み会のあと、野方に到着したのは午後11時。

 平日の「すっぴん酒場」の閉店時刻は午後11時59分なので、あと1時間ほど。

 軽く寄って帰りますか!

 「こんばんわぁ~」と入った店内では、常連の隊長とマカさんが飲んでいる。

 その近くに立ち、「黒ホッピー」(450円)をもらうと、一緒に出される「お通し」(100円)はお新香だ。

 『いつものように「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)から行こうかな』

 と思いながらメニューを確認すると、なんと「ちれ」が売り切れている。

 それじゃ、「さがり」と「かしら」(各100円)にしようかと見ると、なんと「かしら」も売り切れている。

 金曜日だからなぁ。大勢のお客さんが来たんだろうなぁ。

 ちょっと考えて、今日の一巡めは「さがり」と「たん」(各100円)にした。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(250円)をもらって、二巡めは「れば」と「しろ」(各100円)。

 3杯めの「ナカ」を飲んだところで、残り時間はあとわずか。

 今日はここまでとして、残りの「ソト」は、「ソト」だけでグビッと飲み干して〆とした。

 さっくりと1時間ほどの立ち飲みタイム。品物と引き換え払いでの総支払額は1,200円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー、お通し / さがり、たん

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れば / ナカおかわり / しろ

店情報前回

《平成31(2019)年4月19日(金)の記録》

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イカなんこつの串焼き … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 仕事を終えて、「やきや」に到着したのは午後6時半。

 今日も手前の立ち飲みカウンターは満員で、奥の立ち飲みテーブル席へ。でも今日は座る席ではなくて、立ち飲みできる場所が空いていた。

 最近は注文しなくてもスッと「ホッピー」(320円)を出してもらえるようになって、なんだか嬉しい。

 そしてつまみは「珍味わたあえ」(200円)を注文した。

 「珍味わたあえ」からスタートするときは、最初から2品めに「いかみみ刺身」(200円)か「いか刺身」(200円)を食べようと思っているときがほとんど。

 旨みの強い「珍味わたあえ」は、1品めのつまみとして、ちょうどいいのだ。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、「いかみみ刺身」を注文すると、まだあった。良かった良かった。

 そしてこの「いかみみ刺身」に添えられているワサビを、「珍味わたあえ」の小鉢に残っている『わたダレ』に投入してかき混ぜ、これに「いかみみ刺身」を絡めながらいただく。これが美味しいのだ。

 「いかみみ刺身」を食べきっても、まだ『わたダレ』が残っている。

 3杯めとなる「ナカ」をもらい、つまみには「げそ揚げ」(200円)を選ぶ。

 「げそ揚げ」と『わたダレ』も相性がいい。残ってた『わたダレ』も、これですっかり食べきった。

 ソト1・ナカ4となる4杯めの「ナカ」には「いかなんこつ焼」(200円)。

 いつもある「いかなんこつ焼」なんだけど、注文したのは久しぶり。『いつもある』という安心感で、ついつい他のものを注文してしまうからかなぁ。

 ここで終了にすると、いつものとおり4杯と4品で1,600円となるところなんだけど、今夜はもうちょっと飲みたい気分。

 これまたいつもある名物の「自家製塩辛」(200円)をもらって、「酒一杯」(250円)を燗酒でお願いした。

 1時間半ほどの立ち飲みタイム。今夜のお勘定は2,050円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / 珍味わたあえ

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いかみみ刺身 / わたダレにワサビを投入し / よ~くかき混ぜる

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げそ揚げ / 自家製塩辛 / 燗酒

店情報前回

《平成31(2019)年4月18日(木)の記録》

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腹いっぱいまで食べた … 「兵六(ひょうろく)」(神保町)

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 神保町の「兵六」は、昭和23(1948)年創業の老舗酒場。

 同じ職場のAさんから、「ぜひ『兵六』に行ってみたい」という話があって、今日は二人で「兵六」にやってきた。

 店内のコの字カウンター(16席)は、すでに満員状態だが、2卓(各4席)あるテーブル席はどちらも空いており、奥側のテーブル席に座った。

 カウンター席は木製のベンチシートなんだけど、テーブル席は切り落とした丸太の椅子。とても重厚感がある。

 まずは「ビール」(キリンラガー大瓶、800円、以下すべて税抜表記)をもらうと、一緒に出された「お通し」(サービス)は大根とキュウリのゴマ和えである。

 料理のほうは、この店の名物のひとつである「餃子」(600円)から。皮から手作りという餃子は、カリッと焼き上がっているのに、その皮はもっちりと弾力感がある。さすがですねぇ。

 ビールに続いては、芋焼酎「さつま無双」(700円)のお湯割りである。

 この店には、芋焼酎「さつま無双」(薩摩焼酎)と、米焼酎「峰の露」(球磨焼酎、700円)、そして「むぎ焼酎」(700円)の3種類の焼酎を置いている。

 芋焼酎はお湯割りで、米焼酎は冷凍庫でキンキンに冷したもので、麦焼酎は冷蔵庫で冷やしたもので飲む。

 お湯割り用の芋焼酎は、徳利で焼酎を、急須でお湯を出してくれて、お猪口の中でお湯割りを作るんだけど、徳利の芋焼酎もちょっと温めてくれているのが美味しさの秘訣なのかな。

 2品めは「炒豆腐(ちゃーどうふ)」(600円)。文字どおり、炒めた豆腐なんだけど、具材には豆腐の他に白菜と豚肉も入っている。

 この店の創業者である故・平山一郎さんは、鹿児島で生まれ、終戦まで上海で働いたあと、帰国してこの店を開いた。

 それゆえか、この店の料理には、鹿児島の料理と上海(中国)に端を発した料理とが同居しているのである。

 3品めは「つけあげ」(550円)。これは薩摩揚げのこと。鹿児島では薩摩揚げのことは「つけあげ」と呼ぶそうだ。3種類を盛り合わせてくれる。

 ちなみに、この店でひとりで飲む場合は、つまみは1~2品で、飲みものが2本程度というのが標準的。その場合でも、「餃子」や「炒豆腐」といったボリュームのあるものは注文しないことが多い。複数人で来ると、いろいろと食べることができるのがいいよね。

 4品めは「きびなご丸干」(500円)。小さいのに旨みがものすごく強い魚で、焼酎にぴったりだ。

 5品めは「兵六あげ」(450円)。3つ出される油揚げの中身は、それぞれネギ味噌、チーズ、納豆である。

 6品めの「山芋酒盗あえ」(450円)と、7品めの「小松菜あげびたし」(380円)で、3本めの「さつま無双」を飲みきって、米焼酎「峰の露」(700円)をもらう。

 冷凍庫でキンキンに冷された米焼酎は、チェイサーの氷水と一緒に出される。

 ここまで冷えてると、ストレートの焼酎なのに、そのアルコール感を感じることがない。のど越しがいいから、スイッと飲めて危ないね。

 つまみは8品めの「兵六あげⅡ」(450円)。こちらはカリッと焼かれた油揚げが2つ。中身はネギ味噌とチーズだ。

 9品め、「からしあえ」(450円)。モヤシと、それと同じぐらい細く切ったキュウリと豚肉をカラシ味噌で和えた、これまたここの名物料理だ。

 そしていよいよ大台となる10品め。上海料理系の大名物「炒麺(ちゃーめん)」(950円)である。

 これで〆かと思いきや、ちょっと残っている米焼酎を飲みきるために、さらに11品めとして「からし菜漬」(380円)も追加。ゴマがたっぷりとかかっていて美味しいね。

 それにしても、「兵六」でこんなにたくさんの料理を食べたことがない。こんなにたくさんの料理を食べてるお客さんも見たことがない。

 午後6時から、たっぷりと4時間。お勘定は二人で10,860円(ひとり当たり5,430円)。このお勘定額ももちろん、自分の「兵六」史上、新記録だ!

 どうもごちそうさま。

 店を出ると、提灯の明かりも消えて閉店時刻。

 すっかり満腹状態で家路についたのでした。

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ビール / お通し / さつま無双(湯割)

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炒豆腐 / つけあげ / きびなご丸干

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兵六あげ / 山芋酒盗あえ / 小松菜あげびたし

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峰の露(冷凍) / 兵六あげⅡ / からしあえ

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炒麺 / からし菜漬 / 提灯の明かりも消えて閉店

店情報前回

《平成31(2019)年4月17日(水)の記録》

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シメサバもまた八戸産 … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 おっ! 今日は「イカとんび」(200円)がある。

 めったに登場しない「イカとんび」は売り切れが早いので、あれば真っ先に注文しておくことが大事。

 ということで、「ホッピー」(320円)をもらった後、まず真っ先に「イカとんび」を注文し、その焼き上がりを待つ間に、これまた売り切れが早い「いかみみ刺身」(200円)を、通常のワサビ添えの代わりに、オプションの生姜しょうがでお願いした。

 もともとこの『おろし生姜』は、「いかしょうが棒」(200円)に添えるために用意されているもの。

 かなり昔のある時に、常連さんのひとりが、「いか刺身のワサビの代わりに、いかしょうが棒用のおろし生姜を添えてくれないかなぁ」というお願いをしたことから、いか刺身に生姜を付けてもらうオプションが始まったんだそうな。

 だから、メニューに「いかしょうが棒」がなかった中野店には、いか刺身に生姜を添えてもらうオプションもなかった。(現在の中野店は、いか刺身自体も出してません。)

 「いか刺身」や「いかみみ刺身」には絶対に生姜という常連さんもいるが、私はどちらも好きなので、その日の気分で、標準のワサビにしたり、オプションの生姜にしたりしている。

 「イカとんび」が焼き上がってきたところで、「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらう。

 この店では、最初の「ホッピー」1セット(320円)に対して、おかわりできる「ナカ」(160円)の量は最大3杯まで。これでトータルで見るとソト1・ナカ4となる。

 これで合計800円だから、1杯あたりで割り算してみると200円/杯ということになる。

 日本酒(冷酒・常温・燗)は1杯250円、中瓶ビールが380円、ウイスキー水割りも300ml瓶が380円だから、酒類は全般的に安いのだ。

 そして料理も安いから、呑兵衛の強い味方なのです。毎日やって来る常連さんが多いのも納得できるよね。

 3杯めとなる「ナカ」には、久しぶりの「しめさば」(270円)。

 これがこの店で最高値さいたかねのつまみだ。

 でも、この値段でサバ半身分のシメサバが出されるんだから、ボリュームは相当なもんだ。

 ちなみにこのシメサバも、この店のイカと同様に八戸(青森県)から来たものだ。

 4杯めは「めかぶ」(170円)で締めくくる。

 本当はもう1~2杯、日本酒かウイスキー水割りをいきたいところだが、まだ火曜日なので、ちょっとガマンしておいた。

 1時間半ちょっとの立ち飲みタイム。お勘定は1,640円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / いかみみ刺身

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イカとんび / しめさば / めかぶ

店情報前回

《平成31(2019)年4月16日(火)の記録》

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ホッピーのあと麦水割 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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 新年度2週目の今週も、大勢で飲むことが多くて、のんびりと『ひとり呑み』ができたのは、木曜日の「やきや」だけ。

 1週間を通して、もつ焼きを食べることがなかったので、土曜日の今日は、もつ補充のために「すっぴん酒場」へとやってきた。

 まずはいつものように「黒ホッピー」(450円)をもらって、「れば」「ちれ」「しろ」(各1本100円)を注文すると、すぐに出される「お通し」(100円)は定番の大根、キュウリ、カブのお新香だ。

 今週初のもつ焼きを楽しみながら黒ホッピーを飲んでいると、他のお客さんから「煮込み」(400円)の注文が入ったので、私も便乗注文。

 この店の煮込みは、注文を受けてから最終的な仕上げを行うので、できあがるまでに10分ぐらいはかかる。その分、できあがりが楽しみな一品なのだ。

 しかもボリュームもあるので、煮込みだけで黒ホッピーが少なくとも2杯は飲める。

 今日も、お通し、もつ焼き3本、そして煮込みで、ソト1・ナカ4(ナカは250円)を飲みきった。

 最後にそのジョッキに、麦焼酎「中々」(450円)の水割りを注いでもらって、「ピーマン肉詰め」(200円)で〆。

 じっくりと2時間半の立ち飲みタイム。品物と引き換え払いでの総支払額は2,650円でした。

 どうもごちそうさま。今夜も美味しかったなぁ。

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黒ホッピーとお通し / れば / ちれ

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しろ / 煮込み / ピーマン肉詰め

店情報前回

《平成31(2019)年4月13日(土)の記録》

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腰を据えて納豆と豆腐 … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 仕事を終えて、午後6時半に「やきや」に着くと、なんと立ち飲みカウンターが満員だ。

 一番奥の立ち飲みテーブルの壁際の、座れる席だけが空いている。

 う~む。この店では立って呑んでるのが普通の状態で、奥の席で座って呑むと、なんだかリズムが狂っちゃうんだよなぁ。

 そう思うお客さんが多いのか、奥の座れる席は、けっこう空いていることが多いのだ。

 もちろん常連さんの中には、座れる席が好みの人もいて、うまくバランスがとれている。

 阿佐ヶ谷「川名」の常連さんたちも、「川名」で座って呑むのに慣れてるからか、この座れる席が好きなようだ。

 「川名」の常連さんたちは、「川名」の定休日である月曜・火曜を中心に、この店にやって来るのである。

 そんなわけで、座れる席にじっくりと腰を据えて「ホッピー」(320円)をひと口飲んでからの最初の注文は、「納豆と豆腐をください」というもの。

 これは、「いか納豆」(200円)と「冷奴」(170円)のことである。

 すると、なんと「いか納豆」が、この注文で売り切れた。これにはびっくり。「いか納豆」が売り切れたところ、初めて見た。

 「いか納豆」に醤油をちょっとかけて、グリグリとかき回してから、これを「冷奴」と一緒にいただくのがうまいんだ。

 「冷奴」は他にも、「自家製塩辛」(200円)や「めかぶ」(170円)、「もつ煮込」(170円)ともよく合う。

 この納豆と豆腐の組み合わせで、「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)ももらった。

 3杯めとなる「ナカ」で「げそ揚げ」(200円)をもらうと、なんと「げそ揚げ」もこれで売り切れ。今日は、いつもにも増して売り切れるのが早いなぁ。

 さらに4杯めでは、季節の「めかぶ」(170円)をもらう。年中食べられる「めかぶ」だけれど、旬の時期はなんだか美味しく感じるよねぇ。

 テーブル席まわりの常連さんたちとの話も弾み、ソト1・ナカ4のホッピーの後、燗酒(250円)を2本いただいた。まさに腰を据えて飲んでる状態である。

 たっぷりと2時間半の座り飲み。今夜のお勘定は2,040円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / 冷奴

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いか納豆 / よ~くかき混ぜて / げそ揚げ

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めかぶ / これもよ~くかき混ぜて / 燗酒

店情報前回

《平成31(2019)年4月11日(木)の記録》

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長崎産の天然ヒラマサ … 居酒屋「丸山(まるやま)」(阿佐ヶ谷)

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 「丸山」の前の道を歩いていると、いつもその電灯看板に引き付けられる。

 電灯看板の下部に、日替りのおすすめ品が書き出されているのだ。

 しかも表と裏とで書かれていることが違うから、看板に近づきながらまずこっち側を見て、通り過ぎてから振り返って逆側も見てしまう。

 今日のこっち側は、鹿児島カツオ刺500、さんまぬか漬け焼き480、ゆでたて枝豆400、牛サイコロ串焼き(2本)400、牛すじ煮込みうどん590の5品。

 振り返った反対側は、長崎天然平政刺580、クジラベーコン500、あげたて絹厚揚げ490、豚バラカルビ網焼き550、めかじき竜田揚げ600の5品である。

 これがほぼ毎日、書き変えられてるから、通るたびに楽しみなのだ。

 今日は特に「長崎天然平政刺」に引かれるなぁ。

 よし。食べていこう。

 入口引き戸をガラリと開けて店内へと進む。

 店内は、入口のすぐ左手に5席分の小さなカウンター席があり、フロアにはずらりとテーブル席(合計18席分)が並んでいる。

 カウンターに先客が1名しかいなかったので、私もカウンター席に腰を下ろし、「樽生ホッピー」(400円)と「長崎天然平政刺」(580円)を注文した。

 ここのホッピーは、生ビールサーバーを使って作られる樽ホッピーで、レモンスライスが添えられているのが特徴。そのせいか飲み口がものすごく軽やかだ。

 すぐに出されるお通し(200円)は、豆腐の味噌漬けだ。

 この店のお通しは、少量だけどお酒に合うものが出されるのがうれしい。今日の豆腐の味噌漬けもいいですねぇ!

 さぁ、来ました。「長崎天然平政刺」。

 背のほうの刺身が3切れに、腹の部分の刺身が2切れ。

 見た目にもプリッと実にうまそうではありませんか。

 ヒラマサは、ブリ属3種(ブリ、カンパチ、ヒラマサ)の1種。

 春~夏にかけてが旬だが、養殖量も少なく、ブリ類ではもっとも入荷量が少ないため、値段は高い。

 天然物は長崎県の五島、壱岐・対馬や玄界灘など、北部九州のほうでよく取れるらしい。

 九州のほうではヒラスと呼んで、お父さんの晩酌のお共などとして、昔からよく出されていたそうだ。

 見た目どおり、この「長崎天然平政刺」はうまいねぇ!!

 あまりの美味しさに、食べながら思わず微笑んでしまった。

 「樽生ホッピー」をおかわりして、2品めには「ゆでたて枝豆」(400円)を注文した。

 絶妙なゆで加減で出してくれた枝豆は、量もたっぷり。豆好きには、たまりませんなぁ。

 店の外の電灯看板に書かれているメニューは、店内の黒板にも書きだされている。

 これらは日替りのメニューで、これとは別に、卓上には通常メニューが置かれていて、品数はものすごく多い。(通常メニューの内容は【店情報】でご確認ください。)

 食事のメニューも多くて、ボリュームもすばらしいらしく、若い男性客が食事を目当てに来ていたりするほどだ。

 日替りメニューの中にも、「牛すじ煮込みうどん」(590円)や「海鮮ちらし丼ぶり」(650円)が並んでる。これらにも引かれるが、今夜はここまでにしよう。

 1時間ちょっと楽しんで、今夜のお勘定は1,980円でした。どうもごちそうさま。

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電灯看板のメニュー / 裏側 / 居酒屋「丸山」

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樽生ホッピーとお通し / ゆでたて枝豆 / 店内のメニューボード

店情報前回

《平成31(2019)年4月7日(日)の記録》

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献杯・木村喜久代さん … 台湾料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)

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 2019年3月31日。野毛の「武蔵屋」のおばちゃんこと、木村喜久代(きむら・きくよ)さんが亡くなった。97歳だった。(神奈川新聞の記事その魚拓

 小さいおばちゃんこと、妹の富久子さんも昨2018年11月に、94歳で亡くなったそうだ。

 今日、4月7日は、おばちゃんのお通夜。

 式場にはご親戚のみなさんや、「野毛武蔵屋 三杯屋の奇跡」で、おばちゃん役を演じた五代路子さんをはじめ、おおぜいのみなさんが集まっていた。

 私自身が「武蔵屋」に初めて行ったのは、今から19年前、2000年10月6日のこと

 看板ものれんもなくて、外から見たら酒場とはわからない。店内には品書きもなくて、土瓶から注がれる1杯ごとの燗酒に、つまみとなる定番の料理が付いてくる。

 こんな酒場は初めてだった。

 この酒場を知ったことで、「酒場浴」という酒場の楽しみ方に出会うことができた。

 そしてそれが、その後の居酒屋巡りの原点ともなったことは、「古典酒場 VOL.12 FINAL号」(2013年5月20日、三栄書房)の特集「古典酒場、ボクの原点」にも載せていただいた。

 その後、横浜に単身赴任したこともあって、「武蔵屋」にも足しげく通っていたのだが、ブラジルへの単身赴任からの一時帰国していた、2014年12月3日に訪問したのが最後となり、その翌年の2015年7月31日、私がブラジルにいる間に「武蔵屋」は閉店した。(ブラジルブログでの記事神奈川新聞の記事その魚拓

 「武蔵屋」の閉店に立ち会えなかったのは残念だったが、その後、2017年7月9日に開催された、おばちゃんの95歳の誕生日をお祝いする会に出席させていただくことができ、お元気そうなおばちゃんにお会いすることができた。

 顔色もよく、しっかりとスピーチもされていたので、軽く100歳越えをして、まだまだその先までもと思っていたのですが……。急な訃報に驚いた次第です。

 お通夜の会場にだれか知ってる人がいたら、おばちゃんのことを語り合い、懐かしみながら、一緒に献杯しようと思っていたのだが、会場の待合室が奥まった造りになっていることもあって、残念ながら知り合いに出会うことはできませんでした。

 式場を出て、桜が咲きほこる大岡川沿いを野毛の街に向かう。

 日ノ出町エリアに入ると、「第一亭」が営業中だったので、迷わず「第一亭」に入った。

 日曜日も、店内は満席近いにぎわいになっているものの、カウンター席の奥のほうが空いていて、そこに座ることができた。

 まずは「ビール」(キリンラガービール中瓶、550円)をもらって、ひとり静かに「武蔵屋」のおばちゃんに献杯する。

 つまみには「ホルモン炒め」(600円)をもらう。

 「ホルモン炒め」は、豚の腸を炒めたもの。

 この店には豚の腸を炒めた料理が2種類あって、もう一つは「もつ炒め」(600円)だ。

 生の腸を炒めて味噌で味付けたのが「ホルモン炒め」。湯通しした腸を炒めて醤油で味付けたのが「もつ炒め」なのだ。

 その「ホルモン炒め」の皿に残った味噌ダレ。これを残すのはもったいないと「冷やっこ」(300円)と「月桂冠」(400円)の常温を注文したところ、なんと「冷やっこ」が売り切れ。

「このタレをつけて食べたら美味しそうなもの、なんかないかなぁ?」

 と調理場のおにいさんに聞いてみると、

「トマトなんか、いいんじゃないですか」

 とすすめてくれて、その「トマト」(300円)をいただいた。

 真っ赤に熟したトマトがいかにも美味しそう。これを残った味噌ダレに浸しながらいただきました。

 お酒が、「武蔵屋」の定番だった「櫻正宗」ではなくて、「月桂冠」なのがちょっとだけ残念だけど、同じ日本酒ということでお許しいただこう。

 さっくりと1時間弱の献杯タイム。お勘定は1,850円でした。どうもごちそうさま。

 このあと、「武蔵屋」があった場所にも行って、少し野毛の街を散策して帰ったのでした。

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通夜式会場 / 武蔵屋の絵画 / 大岡川を野毛に向かう

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「第一亭」 / ビール / ホルモン炒め

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トマトを / 味噌ダレでいただく / 月桂冠(常温)

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ごちそうさま / ハルさんもお通夜に出席 / 「武蔵屋」があった場所

店情報前回

《平成31(2019)年4月7日(日)の記録》

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地元に戻って立ち呑み … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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 恵比寿でのミニ同窓会を終えて、「すっぴん酒場」に到着したのは午後9時半。

 とても楽しく盛り上がったミニ同窓会を、ここで軽くクールダウンしてから帰りましょうと店内に入ると、店内では荒木マタエモンさん、Qちゃん、ミッチーたちが立ち飲んでいた。

 わっはっは。これでは決してクールダウンにはならず、さらに盛り上がることになりそうだ。それもまた嬉しいことですね。

 さっそく「黒ホッピー」(450円)をもらって、先客のみなさんたちと乾杯すると、すぐに出される今日の「お通し」(100円)はポテトサラダである。

 そしていつものように、「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)を1本ずつ注文する。

 この店の常連さんたちは、焼きものの味付けを指定しない人が多い。

 私もいつも品名だけを注文して、特に味付けは指定していない。

 そうすると、「れば」はタレで、「ちれ」は塩で、「しろ」はタレで焼いてくれる。

 このところ、タレの味わいの中に、ちょっとスパイシーな感じが加わった。これがもつの旨みとよく合うと思う。

 変わらぬようでいて、いろんなところをちょっとずつ変えてるんだなぁ。

 その昔、今はなき野毛の「武蔵屋」で、おばちゃん(女将)から伺った話を思い出した。

 ずっと変わらぬように感じていた定番の五品も、時代に合わせてだんだん塩味が薄くなってきたりしていたそうな。

 極め付きは塗り箸や椅子。

 塗り箸は、ちょっとでも傷むとすぐに新品に交換してしまうので、お客から見ると、いつもきれいな塗り箸しか出てこない。だから変わらないように感じるのだ。

 椅子も、古くなってくると、全部をいっせいに替えるようにしていたそうだ。そうすると、変わった瞬間こそ新しくなったと感じるが、全体が同じペースで古びていくため、特定の椅子だけが古くなったりすることがない。だから店全体としては変化がないように見えるんだと話してくれた。

 「変わらない」と感じるように変え続けていくことが大切なんだろうな。

 いつもの3本に続いては、「ねぎおやじ」(150円)を注文し、その焼き上がりを待つ間用のつまみとして「白菜漬け」(150円)をもらった。

 「ねぎおやじ」は、白ネギを開いて「おやじつくね」を挟み、それを串に刺して焼いたもの。「おやじつくね」は、つくねの中にニンニクなどを練り込んだもので、餃子の中身のような味がする。

 先客のみなさんたちとワイワイと過ごすうちに、あっという間に閉店時間の午後11時を回ってしまった。

 平日は午後11時59分が閉店時刻なんだけど、店主ご夫妻の帰りの電車の都合で、土曜日だけ午後11時に閉店するのである。

 黒ホッピーはソト1・ナカ3。品物と交換払いでの支払合計は1,650円でした。

 どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通しのポテトサラダ

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れば(タレ) / ちれ(塩) / しろ(タレ)

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白菜漬け / 荒木さんは日本酒 / 提灯の灯りも消えて閉店

店情報前回

《平成31(2019)年4月6日(土)の記録》

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コシ抜けゴボ天うどん … 博多うどん酒場「イチカバチカ恵比寿 別邸」(恵比寿)

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 「たつや地下店」を出て、恵比寿での2軒めは、『「たつや」に入れなかったら、次はここに向かおう』と、事前に何軒かの候補を洗い出していた中の1軒、博多うどん酒場「イチカバチカ」である。

 なにしろ我われ3人のミニ同窓会は、福岡で過ごした大学時代に端を発している。

 しかも、私以外の二人は、生まれも育ちも福岡だ。

 でも、ものすごく違うことは、最近「福岡の名物」、「博多の名物」として紹介されているものには、我われが学生時代(40年ほど前)には知らなかったものも多い。

 たとえば「もつ鍋」。これは当時からあったけど、なにしろ一番安いつまみというイメージが強かった。

 貧乏学生が、満腹になるまでしっかり食べようとすると「もつ鍋」しかなかった感じ。

 一升瓶でキープした芋焼酎「白波」を飲みながら、何度も何度も「もつ」(鍋の具材)をおかわりして、最後に「ちゃんぽん麺」で締めくくる。他のつまみは、ほとんど注文しない。そういう飲み方が一番安かった。

 今の「もつ鍋」は、もはや高級品のイメージですもんねぇ。確かに美味しいし。

 カリカリになるまで、何度も焼いた鶏皮は、どっかの店にはあったのかもしれないけど、見かけたことがなかったなぁ。

 「天ぷらのひらお」もそう。創業が1977年、「天ぷらのひらお」として再出発したのが1979年だから、まさに我われの学生時代のこと。大きくブレークしたのは、我われが卒業した後だったんですね。

 今回やってきた、いわゆる「うどん居酒屋」もそう。

 当時から、24時間営業の「ウエスト」は近くに何軒かあって、飲んだ後にも、普通の食事にも、それこそ24時間、いろんな時間帯にお世話になったものだった。

 しかしながら、当時はうどん屋はうどん屋。決して居酒屋と兼用ではなかった。

 ラーメン屋も、魚市場のある長浜あたりは、ストイックにラーメンだけ出す店や屋台が多かったなぁ。

 中洲や天神の屋台街で、つまみも出して、お酒も出して、最後はラーメンで〆るといったような、オールインワンを目指す店が増えてから、「飲んで食って、最後に〆のラーメン」という流れができてきたのかなぁ。

 この流れの中に、うどん屋さんも入ってきて、「うどん居酒屋」なる形態となり、それが2016~17年にかけて、東京にも進出してきたもののようだ。

 ここ「イチカバチカ」もそういう「うどん居酒屋」の1軒だ。

 「イチカバチカ」を運営するのは、博多ラーメンの「一風堂」で知られる(株)力の源ホールディングス。

 2016年6月に、うどん業態の拡大を目的に、博多うどんの老舗「因幡うどん」を子会社化し、その年の8月2日、東京に「博多うどん酒場 イチカバチカ 恵比寿店」をオープンした。

 まずは「たつや駅前店」からも近い、その「博多うどん酒場 イチカバチカ 恵比寿店」をのぞいたが、満席で3人は入れなかった。

 でも大丈夫。「イチカバチカ」は同じ恵比寿にもう1軒ある。

 それが「博多うどん酒場イチカバチカ恵比寿 別邸」だ。こちらは去年ミニ同窓会をやった「やきとり たつや 南店」のすぐ近くだ。

 こちらはまだ空席があって、スルッと入ることができた。(その後、満席になりました。)

 まずは飲みもの。ドリンクメニューのトップにあって、おすすめらしい「一八イッパチレモンサワー」(600円)をもらうことにする。

 これはジョッキの中に、氷の代わりに冷凍レモンがいくつか入ったレモンサワーで、溶けるにつれてレモンの風味があがってくるという飲みものだ。

 ジョッキのフチには塩がまぶしてあって、ソルティードッグ風。

 ベースとなるお酒は、焼酎かウォッカかが選べるということで、Kさんはウォッカを、Hさんと私は焼酎を選択した。

 つまみには博多らしいものを選ぼうということで、「国産豚バラ串」(1本120円)を塩で3本と、「酢モツ」(380円)をもらう。

 豚バラと酢モツは、我われが学生時代から、というか、それよりももっともっと前からの名物で、よく食べたものだ。

 ポン酢をかけた生キャベツが無料で出されるのも博多っぽいね。(生キャベツのおかわりは有料[100円]だそうな。)

 1杯めの「一八レモンサワー」を飲み干すと、ジョッキの中の冷凍レモンを有効利用するために、2杯めからは「中お代わり」(300円)ができる。

 その「中お代わり」が計量目盛りのついたビーカーで出されたのには笑ってしまった。面白いではないか!

 さらにもう1杯ずつ「中お代わり」をもらって、最後は「ゴボウ天うどん」(700円)で〆。

 「うどん居酒屋」ということだからか、全員がうどんを注文する必要はなくて、1杯だけもらってシェアしたりすることも可能らしい。

 また、全うどんメニューがハーフサイズの注文もできて、これは通常サイズの100円引き。飲んだ後には、そのくらいでちょうど良かったりするからだろうな。

 でも今日はひとり1杯ずつ、合計3杯のフルサイズの「ゴボウ天うどん」をいただいた。

 恵比寿店の表の電灯看板に、「博多っ子のソウルフード、通称コシ抜けうどん」と書かれているんだけれど、それにしてもここのうどんはコシが抜け過ぎだなぁ。

 いくらコシ抜け博多うどんとはいえ、これじゃあ麺がやわらか過ぎる。

 個人的には博多の「みやけうどん」、「因幡うどん」、「かろのうろん」ぐらいの麺の硬さ(やわらかさ)が好きだなぁ。

 でもツユはものすごく美味しい。

 2時間ちょっと楽しんで、お勘定は3人で6,150円(ひとり当たり3,050円)でした。どうもごちそうさま。

 次回のミニ同窓会は夏ごろかな。今から楽しみにしています。

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恵比寿店 / 恵比寿店の電灯看板 / 別邸

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別邸の電灯看板 / 店頭のメニュー / 一八レモンサワー

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生キャベツ / カウンター上の酒瓶 / 酢モツ

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国産豚バラ串3本 / 中お代わり / ゴボウ天うどんで〆

店情報

《平成31(2019)年4月6日(土)の記録》

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店情報: 博多うどん酒場「イチカバチカ恵比寿 別邸」(恵比寿)

  • 店名: 博多うどん酒場イチカバチカ恵比寿 別邸Img_5238zb
  • 電話: 03-6451-0177
  • 住所: 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-2-7 TS山本ビル1F
  • 営業: (平日)11:00-15:30&17:00-26:00、(土)12:00-24:00、(日祝)12:00-23:00、無休
  • 場所: 恵比寿駅から徒歩5分(266m)
  • メモ: 2018年11月1日オープン。近くに博多うどん酒場「イチカバチカ恵比寿店」もある。公式サイトあり。お通し代なし、価格は税込表記。
    〔博多のうまかモン〕《串もん》国産豚バラ串(塩・タレ・味噌)120、シュウマイ130、粗挽きウインナー130、うずらの卵130、テリマヨミートボール130、ピーマン130、しいたけ130、ししゃも130、アスパラ巻230、しそ巻230、トマト巻230、モッツァレラチーズのベーコン巻230、生キャベツおかわり100。
    《博多のさかな》ゴマカンパチ680、カンパチカマ焼680、酢モツ380、おきゅうとポン酢380、トン足ポン酢580、スパイシートン足780、屋台の餃子巻420、牛サガリ焼1,200、炙り明太子680、手羽明太子2本480、明太子の天ぷら780、ミートバケット480、一八フライドチキン3本480。
    《1杯目のお共に》焼き枝豆380、枝豆ラー油380、かまぼこバター焼き380、クリームチーズ奴380、キムチ380、板わさ380、タコウインナー炒め380、一八煮込み(塩味)小380・大580。
    《おつまみ野菜》ポテサラ焼コンビーフ乗せ480、トマト浅漬け320、セロリ浅漬け320、パリパリピーマン320、梅キュウリ320、もろみキュウリ320、バクダン納豆480、パクチー爆裂豆腐480。
    《揚げもん》ゴボ天スナック380、トン足ポン酢580、竹輪サラダ380、大人の駄菓子ハムカツ420、豚バラ串カツ2本380、丸天のうどん出汁浸し420、一八フライドチキン3本480。
    《てっぱん料理》山芋のトロトロ焼き580、出汁タマゴ明太子580、激辛コンニャク580、びっくり焼き580、ウインナーエッグ580、スキヤキ580、豚バラキムチチーズ580。
    〔博多うどん(すべてハーフサイズは100円引き)〕肉ゴボ天うどん950、ゴボウ天うどん700、丸天うどん750、肉うどん800、北九州式 黒うどん950、海老天うどん750、湯だめうどん600、素うどん500、博多ソーメン(冷)680、細つけうどん(冷)小680・大880、〆のうどんダシ(麺なし)100。
    《のせもの》納豆100、生玉子100、わかめ100、温玉150、キムチ200、山芋200、ゴボ天200、海老天250、丸天250、肉300。
    《めし》かしわ飯100、かしわドライカレー飯100。《デザート》竹下製菓のミルクック200。
    〔呑みモン〕一八イッパチレモンサワー(焼酎かウォッカを選択)600、中お代わり300、中お代わりやかん(5杯分)1,500。
    《九州レモンサワー》鹿児島(芋焼酎)レモンサワー550、熊本(米焼酎)レモンサワー550、宮崎(蕎麦焼酎)レモンサワー550、大分(麦焼酎)レモンサワー550、沖縄(泡盛)レモンサワー550。
    《レモンサワー》いつものレモンサワー450、塩レモンサワー550、蜂蜜レモンサワー550、レモンティーサワー550、カルピスレモンサワー550。
    《酎ハイ》ウーロンハイ400、緑茶ハイ400、トマトチューハイ400、金魚400、アイスティーハイ400、青汁400、カルピスハイ400、バイス400、赤玉パンチ400。
    《ハイボール》角ハイボール450、濃いめのハイボール550、辛口ジンジャーハイボール600。
    《ビール》プレミアムモルツ生580、サッポロ赤星(中瓶)600、生レモンビール600、レッドアイ600。
    《焼酎》黒霧島(くろきりしま)(芋焼酎20度)450、繁枡(しげます)(大吟醸酒粕焼酎)500。
    《日本酒》ワンカップ大関350、喜多屋(カップ)550。
    《ワイン》カップワイン(赤・白)580。
    《梅酒(ソーダ割はプラス100円)》CHOYA梅酒400、マンゴー梅酒500。
    《ソフトドリンク》辛口ジンジャーエール300、アイスティーソーダ300、カルピスソーダ300、トマトジュース300、ウーロン茶300、緑茶300。(2019年4月調べ)

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平成最後のミニ同窓会 … やきとり「たつや地下店」(恵比寿)

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 昨年11月に、恵比寿の「たつや南店」でミニ同窓会をしたメンバー(3人)で、今日は平成最後のミニ同窓会である。

 前回同様、Kさんが「たつや南店」を予約しようとしたところ、なんとどういうわけだか、普段は営業している土曜日なのに、今日はお休みとのこと。

 改めて「たつや」の別店舗にも確認したところ、「たつや駅前店(1階)」は予約不可。「たつや地下店」は予約できるんだけど、大きなテーブル席に相席になるとのことで、予約しないまま今日を迎えた。

 午後4時前にJR恵比寿駅1階改札(西口)に集合し、まず駅前店(1階)に行ってみて、運よく4人用のテーブル席が空いていればそこへ、空いていなければ地下の大テーブルかカウンターへ。地下も空いてなければ別の店に向かおうということで、まずは「たつや駅前店(1階)」へと向かう。

 おぉ~っ。さすがは人気の「たつや駅前店」。外から見ても、それとわかるほど混んでいる。

 念のため入口引き戸を開けて「3人ですけど…」と告げると、「地下に行ってみてください」という答えが返ってきた。

 「たつや駅前店」の入口のすぐ横の階段が、「たつや地下店」への入口だ。

 ネット情報では「たつや地下店」は午後5時の開店となってるんだけど、午後4時のこの時間に、もう開いてるんですねぇ。(ちなみに1階の「たつや駅前店」は、午前8時に開店します。)

 地下店に入り、「3人です」と告げると、「こちらでどうですか」と案内されたのは、入口左手にある大テーブルの一番奥の隅っこ。

 テーブルの端っこのほうが、だんだん狭くなっているため、その奥の隅っこのU字になった部分を3人で囲むと、ちょうどいい感じになる。

 これはいい席だね、ということで、ここで飲むことに決定。

 いやいや。予約はしていなかったものの、無事に「たつや」に入れて良かった良かった。

 まずは「ホッピー」(470円)を3杯もらって乾杯すると、今日の「お通し」(200円)はタコワサだ。

 ここ「たつや」では昔からホッピーが出されていて、この店で常連さんがギネスビールにホッピーを入れて飲んでいたことから、黒ホッピーが生まれたとも言われている。

 そんな歴史あるホッピー酒場で出されるホッピーは、一体として出される樽生タイプで、ナカとソトの区別はない。非常に飲みやすい、理想的なアルコール濃度で出してくれる。

 そしてつまみは、「たつや」に来れば必ず注文する「がつ刺し」(380円)と「枝豆」(380円)だ。

 「がつ刺し」は、添えられてくる練りガラシとともに、よく混ぜ合わせていただくのがポイント。この店で、必ず注文すべき一品なのです。

 「ホッピー」をおかわりして、やきとりは「レバ」(1本180円)、「シロ」(1本190円)、「ハラミ」(1本190円)を、それぞれ人数分(3本)ずつ。「レバ」「シロ」はタレ焼き、「ハラミ」は塩焼きにしてもらった。

 東京方面では、「やきとり」とひらがな表記している店では、焼きとんや焼き鳥などが出され、「焼き鳥」あるいは「焼鳥」と漢字表記されている店では、焼き鳥が出されるというのがお決まりのパターンだ。

 念のため「goo辞書」で、「やき‐とり【焼(き)鳥】」を調べてみると、『鶏の肉や砂肝などを串に刺し、たれか塩をつけてあぶり焼いた料理。もとはツグミ・スズメなどを丸のまま焼いたものをいった。今では牛・豚の肉や臓物を用いたものをもいう』と書かれている。

 さらにここ「たつや」のメニューには、面白い説明書きが添えられている。

 『やきとり…とりとは「肚裏」とかき、「はらのうち」つまりは内臓をあらわしています。たつやでは皆様に滋味あふれる新鮮な「やきとり」を提供しております』とのこと。

 1本の値段が180円または190円と、我われがよく行く野方や下町の「もつ焼き屋」のものと比較すると、やや高いが、恵比寿や新橋あたりでは、これくらいの値段が普通なのかもね。

 その値段の分、「たつや」のやきとりはボリュームがある。そして鮮度も高くて、おいしい。さすが看板メニューですねぇ!

 飲み物は地酒「芳泉」の大徳利(1,030円)に切り替えて、つまみには「春キャベツ」(360円)をもらう。

 2時間ちょっと楽しんで、お勘定は3人で7,540円(ひとり当たり2,513円)でした。どうもごちそうさま。

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ホッピーとお通し / がつ刺しは / カラシごとよくかき混ぜて

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枝豆 / シロ、レバ / ハラミ

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地酒(大徳) / 春キャベツ / 今日のメンバー

店情報以前の関連記事

《平成31(2019)年4月6日(土)の記録》

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店情報: やきとり「たつや地下店」(恵比寿)

  • 店名: たつや地下店Img_5209z
  • 電話: 03-3710-5844
  • 住所: 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-8-16 STM恵比寿ビルB1F
  • 営業: [月~木・土]17:00-翌01:00、[金・祝前日]17:00-翌05:00、日祝休
  • 場所: JR/メトロの恵比寿駅から徒歩2分(100m弱)。
  • メモ: カウンター席とテーブル席で合計90席。予約可、カード不可。
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    (2019年4月調べ)

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新年度初のひとり呑み … 立呑み「やきや」(荻窪)他

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 新年度を迎え、通勤路の桜も満開だ。朝から気持ちがいいねぇ!

 歓迎会などが続く新年度の1週間を終え、金曜日の今日はやっと「ひとり呑み」。

 午後6時20分ごろに「やきや」に到着すると、今日は「イカとんび」(200円)の短冊メニューが出されている。

 「イカとんび」は、イカの口のまわりの肉。これ10個(つまりイカ10匹分)を、5個ずつ2本の串に刺して焼いたものが1人前だ。

 いつもあるわけではないので、壁の通常メニューにも載っていない。

 入荷したときにだけ、壁に追加で「イカとんび」の短冊メニューが出るのである。

 かなり早めに売り切れてしまうので、短冊メニューを見かけたら、真っ先に注文すべき逸品だ。

 先日も、都内の酒場でイカとんびの串焼きをいただいたのだが、その店ではここと同じ10匹分2串が580円だった。「やきや」の「イカとんび」がいかに安いかってことがよくわかる。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、2品めのつまみは、これまた売り切れが早い「いかみみ刺身」(200円)である。これを「生姜しょうがで!」と注文すると、通常のワサビ添えではなくて、おろし生姜を添えて出してくれる。

 私自身は、ワサビでいただくのも、生姜でいただくのも、どっちも好きなので、その日の気分でワサビのままもらったり、「生姜で!」のオプション付きで注文したりしている。

 3杯めの「ナカ」には「げそ揚げ」(200円)だ。

 以前は、遅くまで残っていた「げそ揚げ」も、最近はちょっと遅い時間に行くと売り切れてしまっていることが多い。

 しっとりとした衣の味わいが、この店の「げそ揚げ」の肝なんだな。揚げたてのカリカリじゃないところが、むしろいい方向に効いているのだ。

 男性店員のカイトくんの話では、実は揚げたてカリカリの「げそ揚げ」も美味いんだそうな! 作る人だけが味わえる、うらやましい一品ですねぇ。

 4杯めには「いか納豆」(200円)。

 イカ刺と納豆、刻みネギというシンプルな一品なんだけど、使っているイカ刺が、胴体の上部の、円錐形になった部分のものであることが大きな特徴だ。

 納豆の食感に合うのが、この部位なんだって! しかも通常の刺身よりも細かめに刻んでいることも、納豆とのバランスを考えてのことだ。

 もうひとつの特徴が、添えられているワサビ。納豆というと練りガラシが添えられることが多いが、これをあえてワサビに変えることによって、イカのうまさが際立つのだ。

 ここまでこだわって作られているからこそ、「やきや」のイカ料理は人気があるんですね。

 ソト1・ナカ4で、ホッピーの1ラウンドを終えたが、1週間ぶりの「ひとり呑み」だからか、まだちょっと飲み足りない。

 そこで「酒一杯」(250円)を燗酒でもらって、合わせるつまみには「めかぶ」(170円)を注文した。

 この店に来ると、私はいつもホッピーを飲んでいるが、イカ料理にズバッと合うのは、なんといっても日本酒。

 この店の「酒一杯」の銘柄は「北の誉」で、1年中、冷酒、常温、燗酒という3つの温度で楽しむことができる。夏でも燗酒があるのがいいよね。

 他に「にごり酒」(270円)もあって、こちらも人気が高い。「にごり酒」は、清酒と同じ「北の誉」から出されている「親玉」という銘柄だ。

 そして春に味わっておきたいのが、旬の「めかぶ」だ。ポン酢醤油をかけて出してくれるのを、グリグリとよ~くかき混ぜていただくのがうまい。

 ゆっくりと2時間ほどの立ち飲みタイム。5杯と5品での今夜のお勘定は2,020円でした。どうもごちそうさま。

 金曜日の夜なので、さらに「ペルル」にも立ち寄って、ウイスキーの水割りで、今年度最初の金曜日を締めくくりました。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / 「イカとんび」の短冊メニュー

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イカとんび / いかみみ刺身(生姜) / げそ揚げ

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いか納豆は / よ~くかき混ぜていただく / 年中飲める燗酒

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めかぶも / よ~くかき混ぜるとうまい! / 「ペルル」で水割り

・「やきや」の店情報前回) / 「ペルル」の店情報前回

《平成31(2019)年4月5日(金)の記録》

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4日ぶりにホッピーだ … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 仙台から東京までは、新幹線で1時間半ほど。名古屋から東京までとほぼ同じ距離感だ。

 そして午後4時過ぎに、開店直後の荻窪「やきや」に到着した。

 開店直後の「やきや」には、すでに先客が5人ほど入っていたが、まだまだ立てる空間は多くて、どこにでも立てる状態。

 しかしながら、今日はキャリーバッグを転がしているので、荷物を置くことができる一番奥の立ち飲みテーブルにした。

 そしてまず、何はともあれ「ホッピー」(320円)だ。

 3泊4日の東北(石巻~仙台)出張から帰ってきたばかりなのに、なぜまた東北(八戸)のイカ料理を出してくれる「やきや」に来たかというと、イカ料理そのものもさることながら、やっぱりホッピーなのだ。

 ックゥ~~~~ッ! 4日ぶりのホッピーがうまいっ!

 このところ、ここ「やきや」や、野方「すっぴん酒場」で飲む、かなり濃いめのホッピーが当たり前のようになっているので、このくらいの濃さじゃないと、なにやら物足りない感じがしてしまう。

 ホッピーは、実は薄めのほうが危なくて、たとえば「テング酒場」のホッピーは、ナカ(焼酎)の量が60mlと少ないので、あまりお酒を飲んでる感じがしなくて、クイクイと杯を重ねてしまい、ふと気がつくと、「やきや」や「すっぴん酒場」でのソト1・ナカ4よりも多い焼酎を飲んでしまってたりするのである。

 なので、ここ「やきや」のようにガツンと効くホッピーのほうが、むしろ呑み過ぎることがなくていいんですねぇ。

 そんなガツンと効く1杯めのホッピーに合わせるのは、「珍味わたあえ」(200円)だ。

 開店直後のこの時間帯なら、まだ売り切れ品はなくて、すべての料理がそろっている。

 だから、まず「珍味わたあえ」からいって、2杯めの「ナカ」(160円)に合わせて、おもむろに「いかみみ刺身」(200円)を生姜しょうがでもらった。

 「珍味わたあえ」も「いかみみ刺身」も売り切れが早い品。両方とも食べられるのが嬉しいね。

 いつも「珍味わたあえ」の残りダレには、刺身に付いてくるワサビを溶き込んでいただくのだが、今日はあえて薬味を生姜にしてみた。この生姜を溶き込んだ「わたダレ」。どうかな?

 おぉ~っ。これはこれでいいねぇ。

 「珍味わたあえ」の残りダレ+生姜。これも絶対にありだ。

 3杯めには「げそ揚げ」(200円)。この「げそ揚げ」に、まだ残っていた「珍味わたあえ」のタレをまぶして、「わたダレ」を食べ尽くした。

 4杯めには「自家製塩辛」(200円)をもらう。

 「自家製塩辛」は、少し長めの休みに入る場合以外は、ほぼ売り切れることがないので、いつも安心して注文することができる。

 塩辛なんだけど、あまり塩辛くないのが「やきや」の「自家製塩辛」の大きな特徴で、スルメイカの旨みをしっかりと味わうことができる。

 最後にさっぱりと「みそきゅうり」(170円)をもらって〆。

 開店直後から、1時間40分ほどの立ち飲みタイム。4杯と5品でのお勘定は1,770円でした。どうもごちそうさま。

 店を出ると、外はまだ明るかった。

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珍味わたあえ / いかみみ刺身(生姜) / げそ揚げ

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自家製塩辛 / みそきゅうり / 外はまだ明るい

店情報前回

《平成31(2019)年3月30日(土)の記録》

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真中たん・善治郎定食 … 五橋横丁「たんや善治郎 別館」(仙台)

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 仙台での昼呑みを兼ねた早めの昼食。

 牛たんか寿司にしようと、午前11時ごろに仙台駅3階の「牛たん通り」(新幹線中央改札側の改札外)にやってきた。

 午前10時から午後10時半まで、年中無休で営業しているというこのフロアでは、「伊達の牛たん本舗」(朝8時から営業)、「牛たん炭焼き 利久」、「味の牛たん喜助」、「たんや善治郎」という4軒の牛たん店が営業している。

 が、しか~~し!

 この時間ですでに行列ができているではないか。

 土曜日ということもあるだろうが、ちょっと甘く見てたなぁ。

 開店と同時(午前10時)ごろに来なきゃダメだったか。

 「牛たん通り」の手前にある「ずんだ小径」にも行列ができてたので、もしかすると「牛たん通り」もダメかなと、悪い予感はしていたが、予想以上の行列である。

 さらにその「牛たん通り」の先の「すし通り」でも、人気の「北辰鮨」などは大行列だ。

 駅近くの名掛丁なかけちょうあたりにも出かけてみるが、こちらも牛たんの有名店には行列ができている。

『そう言えば、昨夜の「たんや善治郎 立ち呑み処」のとなりに、「たんや善治郎 別館」というのがあったなぁ。あそこはどうだろう』

 と、昨夜も行った、仙台駅の南側の五橋横丁いつつばしよこちょうに向かった。

 おっ。店の前には行列はない。

「ひとりです」

 と店内に入ると、店のおねえさんが「こちらにどうぞ」と、店の左奥の焼き台前にあるカウンター席に案内してくれた。

 全席60席というこの店も、この時間(午前11時20分)でほぼ満席。

 6席だけのカウンター席は、両側にカップルが座っており、真ん中の2席だけが空いていて、そのうちの1席に腰を下ろした。

 ラッキーなことに、この席はちょうど焼き台前の特等席。カウンター6席の中でも、焼き台が直接見えるのはこの席だけだ。

 ほぼ満席のお客さんたちに提供される牛たんは、すべてこの焼き台で焼き上げられるのだ。それを目の前で見ながら飲めるなんて! ここまで足をのばして良かったなぁ。

 まずはなにしろビールをいただきましょう。

 瓶ビールも生ビールもアサヒとキリンが選べるとのことで、瓶ビールをキリンでもらうと、「キリン一番搾り中瓶」(580円、以下すべて税抜表記)と、お通しの「めかぶ」が出された。

 それをキュッと一口飲んでから、牛たんのメニューを選ぶ。

 先日、石巻在住のKさんから、「仙台の牛たんは、普通のと、舌の真ん中のあたりを使った『上』のものがある。値段はちょっと高いけど、絶対に『上』のほうがおすすめ。せっかく食べるならそちらを!」とお勧めいただいていた。

 この店にも、普通の「牛たん」(3枚6切だと1,100円)と、「真中しんちゅうたん」(3枚6切だと2,000円)という2種類がある。

 「真中たん」のほうが、ざっと倍ぐらいの値段だ。

 その「真中たん」のメニューには、『牛たんの中で一番柔らかい部分を贅沢に厚切りにしました。一本の牛たんからわずか1~2枚しか取れない希少部位です』という説明が添えられている。

 「牛たん」や「真中たん」には、「白菜の漬物」と「南蛮味噌」(青唐辛子の味噌漬け)が添えられており、さらに+400円の定食にすると、「麦めし」、「テールスープ」の他、選択で「とろろ」か「サラダ」が一緒に出される。

 「真中たん定食」(2,400円)にするかなぁ、と思いながら、さらにメニューを読み進めると、「善治郎定食」(牛たんなら2,350円、真中たんなら2,750円)という、店名が冠された定食があるのを発見。

 これは「牛たん」または「真中たん」の塩焼き2枚6切れに加えて、「牛たんつくね」、「牛たんソーセージ」、「ゆでたん」が付いたセットである。

 よし。この「真中たん・善治郎定食」(2,750円)にしよう!

 「とろろ」か「サラダ」は、「とろろ」を選んで、店のおねえさんに注文すると、即座に「とろろ」がやってきた。

 そして「ゆでたん」、「麦めし」、「テールスープ」も次々に出てくる。

 最後に「真中たん」、「牛たんつくね」、「牛たんソーセージ」が盛られたプレートが出される。

 なるほどこれが「真中たん」か。

 さっそくその1切れをいただくと、確かに昨夜「立ち呑み処」でいただいた普通の牛たんとは違うなぁ。1切れ1切れがプリッと大きいしね。

 目の前の焼き台でも、「牛たん」や「真中たん」が続々と焼き上げられていくんだけど、その両者は、見た目が明らかに違っていて、初めて見た私にだって、どっちが「真中たん」かすぐにわかる。

 この「真中たん」の味には、やっぱりビールだなぁ。

 1本めのビールを飲みきったあと、さらに2本めをおかわりした。

 正午を回って、店はどんどん忙しくなってきた。

 少なくとも私のまわりは満席。ここからは見えないけれど、奥の座敷(5部屋あるらしい)も満席のようだ。(レジの横には、席が空くのを待っている人もいる。)

 目の前の焼き台もフル稼働なんだけど、焼き手のお兄さんは代わらない。ずっと一人で焼いている。

 焼き手の技量は重要だもんね。誰もが焼き手になれるわけではないんだろうな。

 午後1時まで、1時間40分ほど楽しんで、お勘定は4,222円でした。どうもごちそうさま。

 次に来たら「たん醤豆腐」(200円)や「たんすじ煮込み」(300円)なんかも食べてみたいなぁ。

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焼き台前の席 / 中瓶ビール / お通しのめかぶ

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とろろ / ゆでたん / 麦めし

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テールスープ / 具のテール / 真中たん

店情報

《平成31(2019)年3月30日(土)の記録》

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店情報: 五橋横丁「たんや善治郎 別館」(仙台)

  • 店名: たんや善治郎 別館Zenjiro_bekkan
  • 電話: 022-393-8015
  • 住所: 980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1-1-8 杜の都 五橋横丁
  • 営業: 11:00-23:00(22:30LO)、12/31と1/1休(不定休あり)
  • 場所: JR仙台駅・南6出口(ホテルメトロポリタン前)の階段を下りて、そのまま歩道を進むこと約5分。左手にある全長50メートルほどの数寄屋造りの飲食通り、「杜の都 五橋横丁」の中の1軒。
  • メモ: 公式サイトメニュー一覧。(2019年3月調べ)

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〔コラム〕ここも書いておきたい … 「そばの神田 東一屋」(仙台)

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 先に書いておきますが、ここ「そばの神田 東一屋」には酒類はいっさいありません。

 純粋な立ち食いそば屋さんです。

 しかしながら、「食べログ」などでの評価がとても高い。

 立ち食いそば好きとしては、ぜひ行ってみなければ、ということで、今回は仙台のホテルもあえて素泊まりで予約して、朝食は「そばの神田 東一屋」で食べることにしたのでした。

 「そばの神田」の創業は昭和40(1965)年というから、今年で創業54年となる老舗である。

 今は、立ち食いスタイルの「そばの神田 東一屋」が仙台市内に5店舗、椅子いす席のみの「そばの神田 町前屋」が多賀城(仙台市に隣接する市)に1店舗の、合計6店舗を構えている。

 立ち食いの5店舗は、すべてJR仙台駅の西側1キロ圏内にあって、朝7時から深夜まで営業している。

 今日はその中で、ホテルからもっとも近い、「駅前南町通り店」にやってきた。

 ここは仙台駅からも350mほどと、駅にも近い。

 ちなみに仙台駅にもっとも近いのは「名掛丁なかけちょう店」で、その距離は230mほど。「食べログ」での評価も、「そばの神田 東一屋」5店舗の中で、この店がもっとも高い。

 メニューはどの店舗も同じで、基本の「かけそば」が290円。冷たいほうは「ざるそば」と「冷やしかけそば」が320円。

 同じトッピングの温かいそばと、冷たいそばとを比べると、いずれも冷たいほうが30円高い。

 かき揚げ天ぷらの種類が多くて、「野菜かき揚」(+80円)、「ごぼうかき揚」(+90円)、「春菊天」(+90円)、「ゲソかき揚」(+120円)、「えびかき揚」(+130円)、「小柱かき揚」(+130円)と6種類もある。

 仙台ならではというトッピングは、特には見当たらないようだ。

 「小柱かき揚そば」(420円)、「ゲソかき揚そば」(410円)にもちょっと引かれたが、あえて朝食の時間帯にやってきたので、午前11時までのモーニングサービス「朝そば」(300円)をもらうことにした。

 店頭の自動券売機で「朝そば」の券を買い、奥の厨房に渡すと、できあがったら呼んでくれる仕組み。この流れは都内の立ち食いそば屋などと変わることはない。

 店内中央部には立ち食いテーブルが、壁際には立ち食いカウンターがある。

 立ち食いカウンターの一角に立つと、カウンター上には「割り箸」、「爪楊枝」の他に、「一味唐辛子」、「七味唐辛子」と「たぬき(あげ玉)」が置かれている。

 「朝そば」の具材はホウレン草と温玉。ホウレン草の上には、ゴマも振られている。

 枕崎産鰹節・鯖節からとるダシに、さらに追いかつおをしたというツユが旨い。

 特筆すべきは麺(そば)。しっかりとした食感で、のど越しがとてもいい。人気があるのがわかるなぁ。

 途中から「たぬき(あげ玉)」を足して、コクを増加させての完食。

 大満足の朝食となりました。どうもごちそうさま。

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「そばの神田 東一屋」 / 朝そばの看板 / 朝そば

店情報

《平成31(2019)年3月30日(土)の記録》

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店情報: 「そばの神田 東一屋」(仙台)

  • 店名: そばの神田 東一屋 駅前南町通り店Img_5055zc
  • 電話: 022-267-5679
  • 住所: 980-0021 仙台市青葉区中央3-6-12 仙台南町通りビル1F
  • 営業: 07:00-25:00(日祝は -22:00)、無休
  • 場所: JR仙台駅西口から徒歩3分(350m)
  • メモ: 公式サイトお品書き
    〔温かいそば〕野菜かき揚そば370、ごぼうかき揚そば380、春菊天そば380、ゲソかき揚そば410、えびかき揚そば420、小柱かき揚そば420、わかめそば360、月見そば360、温玉そば370、きつねそば370、きつねうどん370、とろろそば380、いか天そば390、ちくわ天そば370、コロッケそば370、カレーそば370、カレーうどん370、肉そば390、肉ダブルそば490、なめこおろしそば410、温玉肉そば470、温玉野菜天そば450、温玉わかめそば440、鴨南蛮そば470、かけそば290。
    〔冷たいそば〕ざるそば320、冷しかけそば320、冷し野菜かき揚そば400、冷しごぼうかき揚そば410、冷し春菊天そば410、冷しゲソかき揚そば440、冷しえびかき揚そば450、冷し小柱かき揚そば450、冷し温玉わかめそば470、冷し温玉野菜天そば480、冷し温玉そば400、冷しきつねそば400、冷しとろろそば410、冷しいか天そば420、冷しちくわ天そば400、冷しコロッケそば400、冷しわかめそば390、冷し南高梅おろしそば420、冷しなめこおろしそば440。
    〔つけ汁そば〕鴨せいろそば490、カレーつけ汁そば440、スタミナつけ汁そば440。
    〔サイドメニュー〕いなり2ヶ100。
    〔モーニングサービス(11:00AMまで)〕朝そば・うどん(温玉&ホウレン草)300、冷し朝そば・うどん(温玉&ホウレン草)330。(2019年3月調べ)

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牛たん焼き&焼ホヤ串 … 五橋横丁「たんや善治郎 立ち呑み処」(仙台)

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 文化横丁の「源氏」を出て、もう1軒、とやって来たのは仙台駅の南側にある「五橋横丁いつつばしよこちょう」という飲食通りの中の1軒、「たんや善治郎 立ち呑み処」だ。

 ここは店頭の販売機で食券を買って入る仕組み。

 「燗酒」(400円)と、「牛たん焼き(塩)2枚4切」(700円)、その焼き上がりを待つ間用として「枝豆」(100円)の券を買って店内に入った。

「お好きなところへどうぞ」

 という店のおねえさんの声に従って、狭い店内の奥側のカウンターに立ち、おねえさんに食券を渡す。

「燗酒は『阿部勘』と『浦霞』が選べます。『阿部勘』のほうが辛口です」

 とおねえさん。「阿部勘」も「浦霞」も、宮城県塩竈市の地酒である。

 辛口の「阿部勘」のほうを選ぶと、店の奥の燗付け器で、チロリを使ってじっくりと燗をつけてくれて、お通し(無料)の少量の「柿の種」と一緒に出してくれた。

 カウンター上にはグラスと水も置かれていて、「やわらぎ水」はいくらでも飲める。

 そして、枝豆が到着。仙台は「ずんだ餅」も有名だから、枝豆も美味しいだろうと考えた次第。その考えは正しかったようだ。

 枝豆をつまみながら飲むこと5分(入店からは10分)ほど。牛たんも焼き上がってきた。

 牛たんもまた、仙台名物のひとつ。全国区になった今では、首都圏でも食べられないことはないが、やっぱり本場で食べておきたいよね。

 その牛たん。牛たん自体もさることながら、添えられている白菜の漬物と、ピリッと辛い味噌漬けの緑色がいい。特に緑色がすばらしい!

「この緑色のは何ですか?」

 とおねえさんに聞いてみると、「南蛮味噌なんばんみそ」という、青唐辛子を味噌漬けにしたものだと教えてくれた。

 この牛たんで1本めの燗酒もなくなったので、もう1本おかわりするとともに、つまみももう1品、何かもらおうと、店内に置かれているつまみのメニューを再確認する。

 「牛たんすじ煮込み」(300円)や「牛たんテールスープ」(350円)にも引かれるが、「海鮮ばくだん(ウニ、イクラ、まぐろ、イカ他)」(650円)や「本日のお刺身3点盛り」(600円)、「本日の魚の煮つけ」(600円)といった海鮮ものにも引かれるなぁ。

 しかし、海鮮ものに進むと、燗酒がもう1本では終わらないだろうなぁ。

 おっ!

 「宮城の焼ホヤ串」(1本350円)なんてのがある!

 一昨日、東松島の「八千代寿司」で、今シーズンのホヤの初ものをいただいたばかりだ。

 でも焼いたホヤは、これまで食べたことがない。ぜひこれにしてみよう。

 追加注文の場合も、やはり自動券売機で食券を買ってこなければいけないとのことで、いったん店を出て、「燗酒」(400円)と「宮城の焼ホヤ串」(350円)の券を買って店内へと戻ってきた。

 「燗酒」は2本めも「阿部勘」にした。

 待つことしばし。「宮城の焼ホヤ串」がやってきた。

 焼いたことで、身がキュッと硬くなって、焼いたスルメイカぐらいの食感になっている。でもかじると、その風味はホヤなんだなぁ。

 このホヤ独特のクセが、燗酒によく合うのだ。

 さっくりと1時間ほど立ち飲んで、Suicaでの食券の購入総額は1,950円でした。

 どうもごちそうさま。

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五橋横丁 / 「たんや善治郎 立ち呑み処」 / 食券販売機

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店内の地酒置き場 / 燗酒、お通し、和らぎ水 / 枝豆

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牛たん焼き(塩)2枚(4切) / 燗酒おかわり / 宮城の焼ホヤ串

店情報

《平成31(2019)年3月29日(金)の記録》

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店情報: 五橋横丁「たんや善治郎 立ち呑み処」(仙台)

  • 店名: たんや善治郎 立ち呑み処Img_5024zb
  • 電話: 022-393-8015(たんや善治郎別館と共通)
  • 住所: 980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1-1-8 杜の都 五橋横丁
  • 営業: (平日)15:00-23:00(22:30LO)、(土日祝)12:00-23:00(22:30LO)、12/31と1/1休(不定休あり)
  • 場所: JR仙台駅・南6出口(ホテルメトロポリタン前)の階段を下りて、そのまま歩道を進むこと約5分。左手にある全長50メートルほどの数寄屋造りの飲食通り、「杜の都 五橋横丁」の中の1軒。
  • メモ: 公式サイトメニュー一覧。店頭の販売機で食券を購入する。
    〔おつまみ〕牛たん焼き(塩)2枚(4切)700・3枚(6切)1000、牛たんすじ煮込み300・豆腐のせ350・豆腐のみ150、牛たんねぎ間串(1本)250、炙り牛たんチャーシュー(辛味ねぎ和え)450、牛たんテールスープ350、海鮮ばくだん(ウニ・イクラ・まぐろ・イカ他)650、本日のお刺身3点盛り600、本日の魚の煮つけ500、宮城の焼ホヤ串(1本)350、枝豆100、冷奴(しらすのせ)150、南蛮味噌漬け150、きゅうり一本漬け150、ナスの鬼がらし漬け250、大根のなた漬け250。
    〔塩釜 橋本蒲鉾店の蒲鉾〕笹かま串焼き350、牛たん 笹かま串焼き400、揚げかま串焼き350。
    〔飲みもの〕《宮城の地酒 全25蔵》純米酒(120ml)500、純米吟醸酒(120ml)700、本日のおすすめ純米酒(120ml)450、本日のおすすめ純米吟醸酒(120ml)600。
    《利き酒セット 3種》純米酒500、純米吟醸酒700。
    《利き酒セット 5種》純米酒800、純米吟醸酒1100。
    《地酒25蔵以外の飲みもの》燗酒(120ml)400、生ビールアサヒスーパードライ(中)400、ハイボールジムビーム(中)300・(大)500、ノンアルコールビール(アサヒドライゼロ)300。
    (2019年3月調べ)

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やっと来れたよ四杯屋 … 文化横丁「源氏(げんじ)」(仙台)

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 石巻からの帰り道。仙台駅で途中下車して、長年の課題であった仙台の有名店、「源氏」へと向かう。

 仙台駅から歩いて10分ほどの文化横丁から、さらに細い路地の奥に、目指す「源氏」があった。

 店に着いたのは午後5時半。

 コの字カウンター20席程度の薄暗い店内は、パッと見たところすでに満席状態に見える。

 酒場関係の書籍などでよく拝見していた、和服に割烹着姿の美人女将が、

「こちら、ちょっと詰めていただいて、おひとり入らせてください。こちらにどうぞ」

 と、入口左手側に座っている先客お二人に声をかけてくれて、その間に入れてもらうことができた。

 席は木製の長椅子になっていて、一つの椅子に、男性だと3人ぐらい。小柄な女性だと4人ぐらいは座ることができるだろうか。(神保町「兵六」の長椅子と同じような形態。)

 そしてこれで、店内は本当に満席になったようで、私の次に店に入って来たひとり客は、「ごめんなさい」と断られていた。

 ここ「源氏」は、創業が昭和25(1950)年という老舗酒場。

 1杯900円のお酒には、1杯ごとにお通しの料理が付いてきて、基本的にはひとり4杯まで。

 カウンター奥の壁には料理の短冊メニューも並んでいて、お通しだけでは足りない人は、料理を追加注文することができる。

 今はなき野毛の「武蔵屋」(三杯屋)に近いイメージですね。「武蔵屋」の場合は、1杯めが1,200円(玉ねぎ酢漬け、おから、たら豆腐付き)、2杯めが+700円(納豆付き)、3杯めが+600円(お新香付き)で、3杯飲むと合計2,500円だった。

 ここ「源氏」も、3杯で止めると2,700円になるので、金額的にも似ている。

「お飲み物はどうなさいますか?」

 と聞いてくれる女将さんに、燗酒をお願いした。

 先ほど、お酒は1杯900円(お通し付き)と書いたが、実際には飲み物は「浦霞 特別純米 生一本」(1杯1,100円)、「高清水 初しぼり」(1杯1,000円)、「高清水 辛口」(1杯900円)、「国盛 にごり酒」(1杯900円)、「生ビール」(1杯1,000円)という5種類の中から選べる。

 季節によって、さらに別の銘柄が追加になったりもするようだ。

 私のように、銘柄を指定せずに「燗酒で」とお願いすると、「高清水 辛口」を出してくれるようだ。

 飲み方は「冷酒」「冷や(常温)」「燗」が選べるようだ。

 燗酒は、カウンター上段で、受け皿付きのグラスに注がれる。

 ちょうどすり切りまで注いでくれるんだけど、カウンターの上段から下段へと移すときの揺れで、受け皿のほうにちょっとだけ流れる。

 1杯めの燗酒に合わせて、「きゅうりと大根のぬか漬け」と「あん肝、ナマコ、ホヤ、ワカメの三杯酢」が出された。

 料理は少量なんだけど、日本酒にピッタリの、いいつまみである。

 午後5時半の時点で、すでに満席ということからもわかるように、仙台でもかなりの人気店のようで、地元のサラリーマンらしきお客さんから、私のように、よそから出張でやって来たらしいお客さんたちも入り混じり、まさに老若男女、幅広い客層である。

 ソフトドリンクなどは置かれていないので、お酒が飲める人じゃないと来れないのも、「武蔵屋」と同じだ。

 ゆっくりと30分ほどかけて1杯めの燗酒を飲み干して、2杯めを、やはり「高清水 辛口」の燗酒でおかわりすると、お通しには「冷奴」が出された。

 冷奴には、かつお節、刻みネギ、刻み海苔がたっぷりとトッピングされていて、卓上に置かれた醤油をさっとかけていただく。

 午後5時の開店から1時間ちょっとが経過し、軽く1~2杯のお酒を飲んで切り上げる人たちが入れ替わり始めた。しかし、空席状態が続くことはまずなくて、空いた席にはすぐ入れ替わりに次のお客さんたちが入ってくる。

 2杯めも30分ほどかけて、ゆっくりといただいて、3杯めは、ちょっと趣向を変えて、「浦霞 特別純米 生一本」に燗をつけてもらった。

 「高清水」は同じ東北でも秋田の地酒なのに対して、「浦霞」はここ宮城県は塩竈の地酒。地元のお酒もいただいておかなきゃね。

 3杯めのお通しは、刺身の盛り合わせ。盛り合わせと言っても、ソイ、ブリ、アジ、マグロがそれぞれ1切れずつ、ちんまりと盛り付けられたものだ。

 店内の比率は、『老若』の視点で見ると、『老』よりは『若』のほうが多くて、カップル客も割合多い。

 『男女』で見ると、やや『男』が多いけど、『女』も客全体の3分の1以上はいるんじゃないかなぁ。『男』ばかりという感じではない。

 3杯めも30分ほどかけて飲み干して、4杯めは「高清水 辛口」の燗酒に戻った。

「4杯めのお通しは、『お味噌汁』か『おでん』が選べます。どちらになさいますか?」

 という女将さんの問いかけに、お味噌汁をお願いした。

 4杯めに「お味噌汁」か「おでん」が選べるということは知っていて、実は「おでん」を選ぼうと思っていたのでした。

 ところがとなりの客が、少し前に「お味噌汁」を選択したところ、女将さんから、

「今日のお味噌汁は、ソイとタイのアラのお味噌汁です」

 という説明。その具材に引かれて、急きょ路線変更し、私も「お味噌汁」にしたのでした。

 汁ものでいただく日本酒ほど美味しいものはないしねぇ。

 ちなみに逆どなりのお客さんは「おでん」を選択。その内容は、玉子、ちくわ、シラタキ、コンニャク、さつま揚げ(4分の1個)でした。

 お酒1杯あたり約30分ずつ。2時間で4杯をいただいて、お勘定は3,800円でした。

 どうもごちそうさま。

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文化横丁の看板を頼りに / 細い路地を進んだ先に / 「源氏」の入口がある

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2杯めの冷奴 / 3杯めの刺身 / 4杯めの味噌汁

店情報

《平成31(2019)年3月29日(金)の記録》

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店情報: 文化横丁「源氏(げんじ)」(仙台)

  • 店名: 源氏Img_4995za
  • 電話: 022-222-8485(予約不可)
  • 住所: 980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2-4-8
  • 営業: 17:00-23:00(22:30LO)、日祝休
  • 場所: 仙台駅から徒歩約10分。青葉通一番町駅から徒歩3分(100m)。
  • メモ: 昭和25(1950)年4月29日創業。カウンター20席。
    〔飲みもの(お通し付き)〕浦霞特別純米生一本1杯1,100、高清水初しぼり1杯1,000、高清水辛口1杯900、国盛にごり酒1杯900、生ビール1杯1,000。
    〔料理(日替りの短冊メニューの一例)〕のどぐろ一夜干1,000、めひかり一夜干600、いわし(大)400、干もの盛合せ700、鰆刺800、かつお刺800、秋刀魚刺800、あじ刺800、たこ刺600、なめた煮付1,300、おでん800、莫久来(ばくらい)700、かにみそ700、甘塩うに700、たたみいわし700、ぬか漬500、いか塩辛500、らっきょう漬500、まぐろ酒盗600、ほや塩麹漬け500、ほや佃煮500など。(2019年3月調べ)

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旬のワカメで焼酎水割 … ホテル「フォーシーズン矢本」(矢本)

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 石巻「三吉」をあとに、宿泊先の「フォーシーズン矢本」に戻ってきて夕食である。

 当ブログでは、基本的に酒場しか紹介していないんだけど、ここ「フォーシーズン矢本」での夕食は、まるで大衆食堂での夕食のような感じで、すごく好きなのだ。

 『でも酒場じゃないからなぁ。どうしようかなぁ』と考えて、初めて来た去年は、普通の記事ではなくて、コラムとして、このホテルでの食事のことを紹介した。(→その記事

 しかし、1年ぶり2度めとなる今回は、変則的に通常記事にすることにした。

 あらかじめお断りしておくが、ここの食事(夕食と朝食)は、宿泊者しか食べることができない。しかも、事前に食事付きで宿泊予約をしておく必要がある。

 食堂はフロントのすぐ前にあり、フロントで夕食券をもらって食堂に入る。

 そして奥の厨房で、食堂のおばちゃん(厨房内に二人いる)に食券を渡すと、夕食のお盆を出してくれる。

 これを空いている席に持っていっていただき、食べ終わるとお盆ごと厨房に返却するのである。

 まるでアパートのような感じのこのホテル。仕事で連泊している人も多いようで、食堂のおばちゃんとも、すっかり顔なじみになっていて、

「お帰り~。お疲れさま。今日もごはんは大盛りでいいの?」

 なんて声をかけられたりしている。この雰囲気もまるで大衆食堂のようだ。

 飲みものは、お茶やお水は厨房の近くに置かれていて、自由に飲むことができるが、アルコール飲料はフロントで食券を買ってきて、それを厨房のおばちゃんに渡しして作ってもらう仕組み。生ビール(450円)、焼酎(水割り・お湯割り・ロック、各300円)、日本酒(1合400円)が選べる。

 おかずの内容を見てから、日本酒にするか、焼酎にするかを決めようと思い、まだ飲みもの券は買っていなかったのだが、そのおかずは、枝豆、わかめ酢、アジフライ、そして鍋ものだった。

 鍋ものがメインなら、飲みものは冷たいほうがいいかな。

 ということで、フロントで焼酎券を買ってきて、厨房のおばちゃんに水割りでお願いした。

 この焼酎は麦かな。かなり濃いめに作ってくれるのがうれしいなぁ。

 まずは枝豆をつまみに、麦焼酎をチビリチビリ。

 続いてわかめ酢に進むと、このワカメがものすごくうまいっ!

 そこで、このワカメを最後の〆用として取っておくことに決めて、そろそろ沸いてきた鍋もののフタを取る。

 鍋ものは出汁の旨みが強い醤油味なのが、いかにも東北風。このツユがうまいんだ。

 すべての具材が見えないので、『何の鍋なんだろうなぁ?』と、その具材も楽しみに、上のほうから順に食べ進めていく。

 まずシャキシャキとした食感のセリに感激。

 そして、白菜、エノキダケ、ネギなど、言葉にするとごくありふれた食材なんだけど、この野菜もうまいのだ。海の幸にも山の幸にも、どっちにも恵まれてるのがいいねぇ、東北。

 焼酎水割りをおかわりして、グイグイと食べ進むと、鍋のメイン食材は豚肉だった。

 この鍋を食べ終えてから、この鍋の残りツユに、アジフライを浸しながらいただく。

 荻窪「やきや」で、「いか大根」の残り汁につけていただく「げそ揚げ」がとてもおいしかったり、呉「くわだ食堂」で、みそ汁に浸していただく「野菜天ぷら」がおいしかったりするので、この鍋のツユで食べるアジフライも美味しいはずだと思った次第。

 そしてその思いは間違いなかった。

 金華山沖でとれたアジがうまいのはもちろんのこととして、そこに醤油ベースの鍋のツユが加わるから、よけいに美味しい。これもいいねぇ。

 ごはんと漬物もいただいて、最後は予定どおり、わかめ酢をつまみに焼酎水割りもフィニッシュ。

 あぁ、今夜もおいしかった。

 厨房に食器を返しにいって、おばちゃんに、

「ごちそうさま。ワカメがものすごく美味しくて、びっくりしました」

 と話しかけると、おばちゃん、にっこりと笑って、

「旬ですから!」

 と一言。

 そうなんだなぁ。石巻(三陸海岸)の旬のワカメ。これはすばらしいです。

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「フォーシーズン矢本」 / 今夜の夕食 / 焼酎券を買ってきた

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固形燃料に着火 / まずは枝豆をつまみに / 焼酎水割り

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鍋もできてきた / 2杯めの焼酎券 / アジフライもうまし!

店情報前回

《平成31(2019)年3月28日(木)の記録》

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店情報: ホテル「フォーシーズン矢本」(矢本)

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  • 店名: フォーシーズン矢本 Four Seasons Yamoto
  • 電話: 0120-84-2377(予約)、0225-84-2377、FAX:0225-84-2380、Email: four.seasons@nomco.co.jp
  • 住所: 981-0503 宮城県東松島市矢本字裏町88-1
  • 営業: 【食事は宿泊客のみ】(朝食)06:00-08:00、(夕食)18:30-20:30
  • 場所: JR仙石線(仙石東北ライン)・矢本駅から徒歩4分(350m)
  • メモ: 朝食付きは素泊り+500円、夕朝食付は朝食付き+1,100円。飲みものはフロントで飲みもの券(現金払い)を購入して厨房で受け取る仕組み。生ビール450、焼酎(水割り・お湯割り・ロック)300、日本酒(1合)400。フロントでは、つまみとなる袋菓子(各100円)、カップ麺(1個100円)なども販売している。公式サイト公式Facebook楽天トラベルじゃらんnet。(2019年3月調べ)

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サバ塩焼きで美酒爛漫 … さかな処「三吉(さんきち)」(石巻)

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 宿泊先のホテルには朝食のみならず、夕食も付いているんだけれど、せっかく石巻まで来たので、地元の酒場にも行っておきたい。

 そこで、仕事が終わってホテルに戻った後、夕食の前にちょっと石巻の街なかに出かけていった。

 やって来たのは石巻駅から徒歩5分ほどのところにある「さかな処 三吉」。

 店に入って「一人です」と店のおねえさんに告げると、店の最奥部にあるカウンター席に通されるかと思いきや、入ったすぐ先、左手の小上がりにある二人用座卓に案内された。

 もしかすると、カウンター席は夜な夜なやって来るご常連さんたち用の席なのかもしれないな。

 すぐに「お通し」(300円、以下すべて税抜表記)の野菜の煮物と取り皿、醤油皿を出してくれたので、その場で「爛漫らんまん(燗)」(1合400円)と、刺身の「四品盛り合わせ」(500円)を注文した。

 壁のホワイトボードには、「本マグロ刺」(780円)、「金目タイ刺」(680円)、「ヒラメ刺」(580円)、「ホタテ刺」(580円)など、その日の刺身メニューもずらりと並んでいるが、テーブル上に置かれた通常メニューの刺身のところにある「四品盛り合わせ」(500円)、「八品盛り合わせ」(1,000円)がリーズナブルだったのでそっちにした次第。

 このあと、夕食がなければ「八品盛り合わせ」を選んでたなぁ。

 お通しの煮物をつまみながら、チビチビとやる「爛漫」の燗酒がうまい。

 そして出てきた「四品盛り合わせ」は、タコ、本マグロ、ヒラメ、真タイだろうか。

 持ってきてくれたのが、いかにもアルバイトという感じの若い女性(学生なのかな?)で、知らない感じだったので、しっかり確認することはしなかった。

 刺身の盛り合わせを出してくれるときに、それぞれが何なのかを教えてくれるとうれしいんだけどなぁ。ちょっと残念だ。

 ホワイトボードには、昨日、「八千代寿司」で初ものをいただいた「ホヤ酢」(380円)もある。

 「ホヤ塩辛」(390円)や「莫久来ばくらい」(ホヤとコノワタの塩辛、600円)も並んでいる。

 さらにはくじら。かつて石巻は、全国屈指の捕鯨の街でもあったんだそうで、「鯨ベーコン」(580円)や「鯨のおばけ」(480円)に加えて、「鯨ハツ」(480円)なんてのもある。もつ好きとしては、これにも引かれるなぁ。

 しかし今日の2品めは決まっている。

 それは「サバ塩焼き」(450円)だ。

 なにしろここ石巻は、日本のブランド鯖のひとつ、「金華きんかさば」の産地。

 「金華さば」そのものは、「南三陸金華山周辺海域で定置網、一本釣、巻き網によって漁獲された高鮮度で脂のり抜群の大型マサバ」ということで、重さが500g以上、体脂肪率15%以上とういのが目安なんだそうだ。

 こんな基準に達するマサバがたくさん取れるのは、大体9月から1月頃なんだそうで、今は残念ながら時季ではない。

 しかしながら、その「金華さば」の基準には達しないものの、ここでとれるマサバは、金華山沖の親潮と黒潮が混ざり合う、豊かな漁場で育ったマサバであることには違いはない。

 「サバ塩焼き」が出てきたところで、「爛漫」の燗酒もおかわりする。

 見た目はどこにでもありそうな「サバ塩焼き」なんだけど、ものすごく脂がのってて旨いなぁ。

 冒頭の写真は、アルバイトらしき若い女性が出してくれたままの状態で撮ったものだけど、本当は左右が逆なんじゃないかな。

 食べてる途中でそのことに気が付いて、お皿をくるっと回してとったのが、下の一連の写真の中にある食べかけの「サバ塩焼き」の一枚だ。

 午後6時半を回る頃には、店内はほぼ満席。大勢で宴会の人あり、ひとり客あり。

 私の近くのテーブルに座っている一組は地元のサラリーマンたち、別のテーブルの一組は関東方面からの出張者のようだ。

 基本的には地元の呑兵衛が多い、地元の人気店。

 店の看板に『石巻で二番目に安い、二番目にうまい』と書かれているのは、北千住「大はし」の『千住で二番』と同じようなキャッチフレーズなのかな?

 午後7時過ぎまで1時間ほどの酒場浴。お勘定は2,332円でした。どうもごちそうさま。

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「三吉」 / 石巻で二番 / 取り皿、醤油皿、お通し

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お通しは根菜煮 / 今日のホワイトボード / 爛漫(燗酒)

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刺身四品盛り合わせ / サバ塩焼き(食べかけ) / 石巻駅

店情報

《平成31(2019)年3月28日(木)の記録》

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店情報: さかな処「三吉(さんきち)」(石巻)

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  • 店名: さかな処 三吉
  • 電話: 0225-94-0373
  • 住所: 986-0827 宮城県石巻市千石町1-3
  • 営業: 17:00-23:00(22:30LO)、日休
  • 場所: JR石巻駅から徒歩5分(350m)
  • メモ: カウンター席、テーブル席、座敷席など全50席。全席喫煙可、予約可。飲み放題も選べるコース料理もあり。お通し300円(以下すべて税抜価格)。
    〔料理〕《刺身》四品盛り合わせ500、八品盛り合わせ1,000、三~四人前盛り合わせ2,000、五~六人前盛り合わせ3,000、三吉おまかせ刺盛り5,000~、(本日のお刺身、焼き魚、魚揚げ、おすすめ品などは、ホワイトボードをご覧ください)。
    《串焼き・焼き物》ねぎま(塩、たれ)90、とりかわ(塩、たれ)90、すなぎも(塩)90、ハツ(塩)90、ササミ(塩)100、かもつくね(塩、たれ)100、なんこつ(塩)120、豚串(塩)130、手羽串(塩)150、五串盛り合せ(塩)490、十串盛り合せ(塩)990、牛タン焼き(塩)980。
    《スピードメニュー》枝豆350、冷奴290、おしんこ390、南蛮味噌漬け350、もずく酢290、たこわさび290、イカ塩辛390、チャンジャ390、酒盗390、ホヤ塩辛390。
    《サラダ》野菜サラダ390、冷やしトマト350、大根サラダ390、豆腐サラダ450、ツナサラダ450、海鮮サラダ600。
    《揚げ物》ポテトフライ350、鳥の唐揚げ450。
    《一品料理》トウフステーキ390、ホルモン焼き490、豚の角煮490。
    《冬季限定》モツ煮込み450。
    《1日10食限定》三吉丼(本マグロ、いくら、特大天然赤エビなどの海鮮丼、あら汁、おしんこ付)980。
    《ホワイトボードの手書きメニュー(2019.03.28の例)》本マグロ刺780、金目タイ刺680、真タイ刺580、ヒラメ刺580、タコ刺480、北海ツブ刺900、カナガシラ刺、生タコ刺580、カキフライ680、たまご焼290、鯨ベーコン580、鯨ハツ480、鯨のおばけ480、ヤリイカ刺580、ブリ刺580、あじなめろう480、シャコエビ480、赤ナマコ酢380、ホヤ酢380、塩ウニ800、おつまみ筋子450、炙り明太子450、炙りヒメタラ380、炙りホタルイカ280、あじ開き焼280、ヤナギカレイ焼380、サバ塩焼450、キンキ開き焼1,280、ホッケ開き焼800、ブリカマ焼580、ホタテバター焼580、目光唐揚480、アンコウ唐揚480、莫久来600、ホヤ塩辛390、イカ塩辛390、ホタテヒモチャンジャ300。
    〔飲みもの〕《おすすめの日本酒》日高見 超辛口純米酒 石巻市 650、伯楽星 純米吟醸 大崎市 750、伯楽星 純米大吟醸 大崎市 1,000、伯楽星 純米大吟醸(精米歩合29%) 特上米山田錦使用 1,800、金龍(一ノ蔵) 純米吟醸 大崎市 800、本日のおまかせ日本酒 700。
    《ビール》キリン一番搾り(中びん)600、アサヒスーパードライ(中びん)600、ハイネケン500、キリン零ICHI(ゼロイチ、ノンアルコール)380。
    《サワー》ほろよい白いサワー380、ほろよいアイスティサワー380、ほろよいサイダーサワー380、レモンサワー380、グレープフルーツサワー380、ライムサワー380、カルピスサワー380、巨峰サワー380、緑茶ハイ380、ウーロンハイ380。
    《本格焼酎》元老院(麦)Glass450・Bottle2,500、吉四六(麦)B3,800、黒霧島(芋)G380・B1,980、赤兎馬(芋)G450・B3,500、富乃宝山(芋)G450・B3,500、天誅(芋)G380、三吉(米)G380・B1,980、海人の風(泡盛)G380。
    《焼酎のお共に…》ウーロン茶300、緑茶300、炭酸水200、レモンスライス200、梅干。
    《その他》ハードシードル500。(2019年3月調べ)

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東松島の魚介類を堪能 … 「八千代寿司(やちよすし)」(陸前赤井)

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 石巻への出張で、夕食にやって来たのは東松島市の「八千代寿司」だ。

 実はこの店、ブログには書いてないけど去年もやって来た。今回で2度目の訪問である。

 国道45号線沿いにあるこの店は、JR仙石線のどの駅からも、それほど近くはない。一番近い陸前赤井駅からでも、1キロ弱はあり、歩くと10分以上かかる。

 店の前に駐車場も完備されているので、ほとんどの客は車でやって来るのかもね。

 前回は4人でやって来たが、今回は地元在住のKさんと2人での訪問。我われもタクシーでやって来た。

 店に入ると、すぐ目の前に、いかにもお寿司屋さんらしいカウンター席があるが、今日はKさんがあらかじめ予約してくれていて、右側の個室に通される。

 この部屋は、畳の間(座敷)なんだけど、イスとテーブルが置かれていて、靴を脱いで上がるものの、イスに座ってしまうと普通のテーブル席と同じ感じになる。

 去年も、この部屋だったんだけど、二人だと、とても広く感じるなぁ。

 生ビール(550円)をもらって乾杯すると、お通しの三品に続いて、まず出されたのはホヤだった。

 このホヤ、今シーズンの初ものだそうで、これから夏にかけて旬の時期を迎えるそうだ。

 小鉢に、ホヤ水(ホヤの殻の中にある水)と一緒に盛り付けてくれていて、それとは別にお酢を出してくれている。

 「好みでお酢をどうぞ」ということなんだろうけど、ホヤ水だけで十分にうまい。

 「夏になると、もっとうまいですよ」とKさん。

 生ビールの後は、Kさんは芋焼酎水割りを、私は「一ノ蔵(無鑑査)」(1合500円)に燗をつけてもらう。

 続いて出てきたのはウニ。これが白魚しらうおの上にのっかってやって来た。

 サッと醤油をかけて、白魚と共に、ガガッと口に運ぶ。口の中はウニと白魚の旨みで満たされる。

 うぅ~~っ。燗酒、燗酒。

 やっぱり、地元のさかなには地元の酒じゃのぉ。

 さらには刺身盛り合せや、筋子と飛び子の魚卵盛りなどをいただきながら、燗酒をおかわり。

 メイタガレイの煮物。身がプリッと厚くてうまいなぁ。

 最後に握りずしが4個出されて、コースは終了。

「まだ入るでしょう。もうちょっといきましょう」

 ということで、「銀タラ」と「穴子にぎり」(1,500円)を、それぞれ2人前ずつ追加注文。燗酒も3本めをいただいた。

 たっぷりと3時間ほど楽しんで、個室を出ると、カウンター席も大勢のお客さんたちでにぎわっていた。

 こっちに到着するなり、東松島の魚介類を堪能することができました。どうもごちそうさま。

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生ビールで乾杯 / イカ塩辛 / 酢の物

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昆布 / 初もののホヤ / ウニと白魚

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刺身盛り合せ / 筋子と飛び子の魚卵盛り / メイタガレイの煮物

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燗酒(2本め) / 握りずし / 銀タラ

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穴子にぎり / あら汁 / 燗酒(3本め)

店情報

《平成31(2019)年3月27日(水)の記録》

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店情報: 「八千代寿司(やちよすし)」(陸前赤井)

  • 店名: 八千代寿司
  • 電話: 0225-82-3179
  • 住所: 981-0502 宮城県東松島市大曲堺堀190
  • 営業: (未調査)
  • 場所: JR仙石線・陸前赤井駅から徒歩11分(840m)、東矢本駅からは徒歩17分(1.3km)、矢本駅からは徒歩35分(2.8km)。
  • メモ: 個室あり。カード不可。メニューは以下の写真のとおり。(2019年3月調べ)

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ハシゴしてハイボール … BAR「ROCK FISH(ロックフィッシュ)」(銀座)

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 有楽町の「新日の基」を出て、2軒目どうする?

「この近くに、『ロックフィッシュ』ていう、ハイボールがすっごく美味しいバーがあるんだけど」

 と言ってみると、Aさん、Mさん、お二人とも、「名前は聞いたことがあるけど、行ったことがない。行ってみたい」とのことで、さっそく「ロックフィッシュ」へと向かう。

 火曜日ながら、午後8時半過ぎの「ロックフィッシュ」は、ほぼ満員。

 入口すぐの右手の壁に設置されている補助テーブルを開いてくれて、我われ3人は、そこで飲み始めることにした。

 ハイボールを3つもらって乾杯すると、店のおねえさんが落花生とミックスナッツを持ってきてくれた。

 立ち飲みカウンター上には、落花生やおかきなどが置かれていて、自由に食べることができるのだが、こっちの補助テーブルには何もないから、持ってきてくれたんですね。

 少しするとテーブル席が空いたので、そちらに移動して、ホットサンドを注文。

 2杯めのハイボールをおかわりすると、Aさんは2杯めにジントニックを注文した。

 えぇ~~っ! と思ってはみたものの、「ロックフィッシュ」もバーだから、当然、ハイボール以外のカクテルもあるよねぇ。

 でもこの店で、ハイボール以外の飲みものは初めて見たかも。

 ちょっと飲ませてもらったら、ジントニックもとても美味しかった。

 なお、ジントニックもやっぱり氷なしでした。

 3杯めのハイボールを注文すると、Aさんも3杯めはハイボールに復帰。

 つまみは、これまた名物のオイルサーディンをいただいた。

 閉店時間の午後10時半まで楽しんで、お勘定は3人で13,820円(ひとり当たり4,607円)でした。どうもごちそうさま。

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「ROCK FISH」 / 入口扉のお知らせ / 壁際席でハイボール

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ホットサンド / ジントニック / オイルサーディン

店情報前回

《平成31(2019)年3月26日(火)の記録》

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魚介はすべて天然もの … 大衆酒場「新日の基(しんひのもと)」(有楽町)

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「オールブラックスのサイン入りユニフォームがある酒場があるので、ぜひ行きましょう!」

 ということで、有楽町ガード下の大衆酒場「新日の基」にやって来た。

 オールブラックス(All Blacks)というのは、ラグビーニュージーランド代表の愛称。ワールドラグビーランキングで、世界ランク1位のチームなんだそうな。

 私自身は申し訳ないけど、ラグビーにはあまり興味がないんだけれど、同行のMさんやAさんはこのチームの大ファンなんだって。

 「有楽町ガード下あたりでいい酒場はない?」というAさんの問いかけに答えて、何軒かの酒場をご紹介したのが、去年の10月頃のこと。Aさんはさっそく、そのうちの1軒だった「新日の基」に行って、オールブラックスのサイン入りユニフォームがあることを発見したんだそうな。

 そんな経緯で、今宵はAさん、Mさんと共に3人で「新日の基」にやって来たのでした。

「3人で予約しているAです」

 店の入口で、Aさんがそう告げると、

「あぁ。オールブラックスのユニフォームの近くの席を、と予約していただいたAさんですね。どうぞこちらに」

 と微笑みながら、2階フロア入ってすぐ右手のテーブル席に案内してくれた。

 そのすぐ横の壁には、オールブラックスのサイン入りユニフォームが飾られていた。

 「新日の基」は、JRのガード下にあって、入口を入ってすぐに階段を降りる1階(つまり本当は半地下)と、階段を上る2階(中2階ぐらいの高さ)との2フロアからなっていて、両方合わせた総席数は150席。

 1階は喫煙可能だが、2階は禁煙席なんだそうな。

 なにしろガード下だけに、天井が丸くアーチ状になっているのが面白い。

 まずはホッピーをもらって乾杯するのだが、この店にはホッピーセットというメニューはない。「ホッピー(外味)」(250円、以下すべて税抜表記)と「焼酎(中味)」(280円)を注文する。これはサワー各種も同じ。

 でも注文するときは、あまり気にしないで「白ホッピーください」とたのめば、レシートにも「ホッピー白 530円」と、ソトとナカの合計金額が記入される。

 そしてつまみは、まずは海鮮ものから。

 この店の店主は英国出身のアンディさん。初代店主の孫娘と結婚して、この店の3代め店主になったんだそうな。

 そのアンディさんが、自ら豊洲に出向いて仕入れているという魚介類はすべて天然もの。

 今日も手書きのメニューには「生マグロブツ」(700円)、「カツオ刺」(750円)、「大盛 生しらす」(680円)、「イサキ刺」(750円)などの品々が並んでいる。

 そんな中から「刺身盛合わせ」と「青柳刺」(750円)をお願いした。

「はい。刺身盛合わせ、3人前ですね」

 と受けてくれた「刺身盛合わせ」は、メニュー上には値段がない。あとでレシートを確認すると3,000円だった。

 先日発売された「東京名酒場100」によると、「刺身盛合わせ」の2人前は2,500円とのこと。

 メニューに値段が書かれていないということは、基本的には仕入れ値に基づく時価ということなんでしょうが、大体このくらいの価格帯なんでしょうね。

 さらにアンディさんの故郷の味、「英国風フィッシュ&チップス」(1,200円)を注文すると、ドーンとでかいフィッシュフライ(おそらくタラ)とポテトフライが、フォーク、ナイフと共にやってきた。

 モルトビネガーが添えられてるのがいいではありませんか。

 それに加えて、トマトケチャップも添えられている。「ポテトフライにはトマトケチャップ」という日本人が多いからなのかな。

 さらに添えられている揚げ茄子なすも美味しかったので、改めて単品で「揚げ茄子」(480円)を注文すると、さらに立派なナスが登場した。

 我われが入ったとき(午後6時前)には空席が目立っていたが、午後7時を過ぎるころにはびっしりと満員になった。この人気だと、予約しないで入るのは難しいかもしれないなぁ。

 他にも「肉豆腐」(750円)や「タコ唐揚」(650円)、「梅水晶」(600円)、「エイヒレ」(650円)を注文し、たっぷりと2時間40分ほど楽しんだ。

 お勘定は3人で14,721円(ひとり当たり4,907円)でした。どうもごちそうさま。

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「新日の基」 / 入口の提灯 / 昭和21(1946)年創業

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店頭のおすすめメニュー / 入るとすぐ上下への階段 / 2階、禁煙席の入口

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ガード下の店内 / オールブラックスのサイン入りユニフォーム / 白ホッピー

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刺身盛合わせ / 青柳刺 / 肉豆腐

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英国風フィッシュ&チップス / タコ唐揚 / 揚げ茄子

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梅水晶 / エイヒレ / 店主・アンディーさんとの写真

店情報前回

《平成31(2019)年3月26日(火)の記録》

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店情報: 大衆酒場「新日の基(しんひのもと)」(有楽町)

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  • 店名: 新日の基 Andy's ShinHinomoto
  • 電話: 03-3214-8021
  • 住所: 100-0006 東京都千代田区有楽町2-4-4
  • 営業: 17:00-24:00(23:10LO)、日と年末年始休
  • 場所: JR有楽町駅 日比谷口を出て左方向に進む。徒歩1分。または、東京メトロ日比谷線 A2出口の長い階段を上り、高架の手前を左方向に進む。徒歩30秒。
  • メモ: 昭和21(1946)年創業。2フロアで合計150席、分煙(2階は禁煙、1階は喫煙可)、予約可、カード不可、公式サイトあり。(2019年3月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (03.12.28)

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イカ料理以外も大人気 … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 毎度おなじみの「やきや」である。

 八戸からやってきたスルメイカの料理が安くて美味いと評判の「やきや」ながら、イカ料理以外の料理も、それに輪をかけるぐらい安くて美味いのだ。

 ちなみに、ここのイカ料理は「いか刺身」「いかみみ刺身」「いかみみ焼」「いかげそ焼」「げそ揚げ」「げそわさ」「いかなんこつ焼」「珍味わたあえ」「自家製塩辛」「いか納豆」、そして冬場だけの「いか大根」の11種類。

 「いか大根」(250円)以外は、すべて200円だ。

 イカ料理以外のメニューはというと、「しめさば」(270円)、「うなぎきも焼」(200円)、「きざみ穴子」(200円)、「いかしょうが棒」(200円)、「もつ煮込み」(170円)、「串刺フランク」(170円)、「めかぶ」(170円)、「みそきゅうり」(170円)、「漬物」(170円)、「冷奴」(170円)、「枝豆」(170円)と、これまた11種類。

 数の上でも、イカ料理に負けてはいないのだ。

 「いかしょうが棒」をどっちに入れるかは、ちょっとグレーゾーンだけど……。

 そしてイカ料理以外のメニューの人気も高い。

 「しめさば」は270円と、この店の料理としては最高値さいたかねだけど、この値段で、サバ半身分のシメサバが出される。

「シメサバは好きなんだけど、これを頼むと、これだけで満腹になってしまうから」

 と敬遠する年配客もいるほどなのだ。

 「もつ煮込み」は、この店唯一の豚モツ料理。味噌をベースとした味付けなどは、今は亡き大将が考案したものだそうだ。170円という値段に見合った少量ながら、ひとりでちょいと飲むののつまみには十分だ。

 「うなぎきも焼」や「きざみ穴子」など、イカ以外の魚介系メニューがあるのもおもしろいところ。

 今日は「ホッピー」(320円)に「珍味わたあえ」、「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって「いかみみ刺身(生姜)」、3杯めのナカに「げそ揚げ」、4杯めのナカに「いかなんこつ焼」と、イカ料理4品で食べ進んできた。

 ここに来ると、4杯と4品で、1,600円のお勘定となることが多いのだが、今日は4品めの「いかなんこつ焼」を早く食べ終えたため、4杯めのホッピーが半分ぐらい残ってしまった。

 で、久しぶりにいただいたのが「漬物」(170円)だ。

 この時季の「漬物」は「白菜漬け」。なんでもないようなこの「白菜漬け」が、とてもうまいっ!

 「漬物」もまた、人気の品だもんなぁ。改めて見直したぜ。

 そんなわけで、今夜もまた1時間半ほど立ち飲んで、お勘定は1,770円でした。どうもごちそうさま。

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「やきや」 / ホッピー / 珍味わたあえ

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いかみみ刺身(生姜) / げそ揚げ / いかなんこつ焼

店情報前回

《平成31(2019)年3月25日(月)の記録》

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ハチノスのもつ煮込み … 大衆酒場「トン幸(とんこう)」(生麦)

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 大学時代の同級生Tさんが仕事で上京することになり、生麦の大衆酒場「トン幸」に同級生4人が集まった。

 ここ「トン幸」は、Kさんの行きつけの酒場の1軒。

 しかしながら、昨年、定年退職してからは行けていないそうで、今日はKさんも久しぶりだという。

 店は、そのKさんがあらかじめ予約してくれていたので、入ってすぐ右側の4人掛けテーブルに通された。

 店内には4人掛けテーブルが5卓あるが、このテーブル以外の4卓は、入って左側の壁際に並んでいる。ここだけがちょっと離れているので、静かに話ができる特等席というわけだ。

「お久しぶりねぇ。お元気だったの?」

 カウンターの中にいる女将おかみさんから、Kさんに声がかかる。

「なんとかやってます。なかなか来れなくてすみません」

 とKさん。さっそく「大瓶ビール」(650円)をもらって乾杯すると、すぐに出された「お通し」(100円)は、ひじきの煮物。

 そしてKさんがお勧めの料理を注文してくれた。

 「牛もつ煮込み」(450円)は、この店の名物メニューなんだそうで、これはひとりに1つずつ注文。ホルモン(腸)ではなくて、ハチノス(牛の第二胃)が使われているのがおもしろい。

 名物になるだけあって、これは旨いねぇ!

 「天豆そらまめ」(400円)は、「枝豆」(400円)とともに、ある時だけの季節メニューだそうだ。

 瓶ビールに続いては、芋焼酎「白波」をボトル(2,100円)でもらって、お湯割りやロック、水割りで。

 九州から上京してきたTさんは、焼酎ではなくて「にごり酒」(300ml瓶750円)。この「ねのひ 蔵搾り にごり酒」がかなり気に入ったようで、後でおかわりしていた。

 「ぴり辛らっきょう」(300円)は、その名のとおり唐辛子もたくさん入っていて、お酒が進む一品だ。

 「ホルモン焼」(450円)は、牛ホルモン(腸)を、玉ネギと共に炒めたもの。

 そして「小あじ南蛮漬」(400円)。全体像は残念ながらピンボケになってしまったので載せてないが、たっぷりのちぎりレタスや千切りキャベツの上に、半身に切り分けて揚げた小アジが何切れかのっていて、さらにその上に玉葱やニンジンのマリネがかけれている。

 これを小皿に取り分けながらいただく。

 今日は注文しなかったけれど、メニューには鮮魚の刺身も並んでいる。

 店内は、満員というほどではないが、そこそこのお客さんたちが入っていて、にぎわっている。

 店頭に「大衆酒場」と書かれているとおり、ほとんどのメニューが千円未満。というか、8割がたは500円以下だ。

 近所の呑兵衛たちにとっては、とてもうれしいお店なんだろうなぁ。

「Kさん、『あんきも』もありますよ」と女将さん。

「あっ、忘れてた。『あんきも』を食べなきゃ。お願いします」と、すぐに注文するKさん。

 「あんきも」(500円)はKさんの好みなんだそうで、この店に来るといつも注文してたんだそうな。それを女将さんが覚えていて、声をかけてくれたんですね。

 たっぷりと4時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は4人で10,450円(ひとり当たり2,600円ほど)でした。どうもごちそうさま。

 じっくりと、ひとりでも楽しんでみたい酒場です。

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「トン幸」 / お通しのひじき煮 / 天豆(そらまめ)

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牛もつ煮込み / 大瓶ビール / ぴり辛らっきょう

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ホルモン焼 / 小皿に取り分けた小あじ南蛮漬 / 芋焼酎湯割り

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あんきも / にごり酒 / 店内の様子

店情報

《平成31(2019)年3月22日(金)の記録》

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店情報: 大衆酒場「トン幸(とんこう)」(生麦)

  • トン幸店名: 大衆酒場 トン幸
  • 電話: 045-502-6181
  • 住所: 230-0052 神奈川県横浜市鶴見区生麦3-7-2
  • 営業: 16:00-23:00(22:15LO)、日休(祝日の月曜日も休)
  • 場所: 京急本線・生麦駅の改札を出て、左前方の階段を降り(東口)、線路に沿って30mほど直進。踏切(右手)に出たら左折し、車道脇の歩道にそって進むこと約100m(国道15号〈第一京浜〉との交差点の少し手前)、左手。赤ちょうちんが目印。駅東口からの総距離は約130m(徒歩約2分)。
  • メモ: 昭和50(1975)年創業。カウンター14席、テーブル4席×5卓、座敷8席×1卓の計45席。座敷貸切5名から、店舗貸切20名から。カード、電子マネー共に不可。お通し代100円/人。公式サイトあり。(2019年3月調べ)

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皮付きゴボウが決め手 … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

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 「川名」の煮込みは2種類ある。

 夏場の「豚軟骨もつ煮込み」(324円)と、冬場の「牛すじ煮込み」(324円)だ。

 「川名」ならではの煮込みは、夏場の「豚軟骨もつ煮込み」なんだけど、この煮込みは下ごしらえが大変なので、大量の煮込みが出る冬場には、残念ながら出すことができないんだそうな。

 それじゃ、冬場の「牛すじ煮込み」は、夏場の「豚軟骨もつ煮込み」の代用品かというと、けっしてそんなことはない。

 こっちもこっちで主役が張れる人気の品で、早い時間に売り切れてしまうことが多いのだ。

 牛すじももちろんだけど、中に入っている根菜類が美味しいのだ。特に皮付きのままぶつ切りにされたゴボウがいい。皮が旨いんだなぁ!

 週の真ん中、水曜日の今日、「川名」に到着したのは午後7時前。

 「ホッピー」(411円)を『赤』(←王冠の色、白ホッピーのこと)で注文すると、すぐに出されるお通し(サービス)はネーブルオレンジが2切れ。

 最初のつまみとして、ホワイトボードの日替りメニューから「生かき串」(173円)と「のどくろ(2尾)焼」(324円)を注文すると、キウイやイチゴ、ゆで卵と一緒に盛り合わせて出してくれた。

 兵庫県産という「生かき串」も美味しいが、「のどくろ」がいい。

 「のどくろ」は体長10センチぐらいの小さいものが2尾なんだけど、こんなに小さくても味わい、特にあぶらの旨みは「のどくろ」ならでは!

 ここで1杯めのホッピーを飲み干して、「焼酎のみ(なか)」(368円)をもらう。

 「生かき」や「のどくろ」と一緒に出してくれた「ゆで卵」。ちょんとつついてみると、かなりプニョプニョしている。こりゃトロットロの半熟卵だな。

 これを美味しくいただこうと注文したのが、本記事の冒頭でご紹介した「牛すじ煮込み」だったのだ。

 その「牛すじ煮込み」の具材をすべて食べ終えたところで、3杯めとなる「焼酎のみ(なか)」をもらう。

 これでソト(瓶入りホッピー)も、ちょうどなくなった。ソト1・ナカ3のペースだな。

 とはいうものの、この店のジョッキは大きくて、中に入る焼酎の量も多いので、3杯も飲むと、もうすっかり酔っぱらってしまうのだ。

 3杯めのホッピーの準備が整ったところで、「牛すじ煮込み」の残り汁にゆで卵を投入する。

 そしてそのゆで卵をプチュンと割ると、予想どおりの半熟状態。いいねぇ!

 とろけ出した卵の黄身が、煮込みの汁と混ざり合って、濃厚な旨みになる。

 うぅ~~っ。幸せじゃ。

 煮汁とともに、すっかり完食いたしました。

 さらにつまみは「豚レバ」(120円)、「白もつ」(120円)をタレで、「鳥中おち串」(130円)を塩で注文する。豚も鶏も、モツがうまいよねぇ。

 〆の1品として「旨辛キムチ」(195円)を注文すると、辛さの中の旨みがすばらしい! このキムチはうまいなぁ。

 その「旨辛キムチ」がまだ残ってるのに、飲みものがなくなってきて、『どうしようかなぁ』と考えているときに、マスターがサービスで、「ローストビーフ」を出してくれた。

 この瞬間に飲みものも追加が決定。「生グレープフルーツサワー」(411円)を注文した。

 たっぷりと2時間半の酒場浴。席料108円が加算されて、今夜のお勘定は3,052円でした。どうもごちそうさま。

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「川名」 / ホッピーとお通し / 今日のホワイトボードメニュー

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飲みもの等のメニュー / のどくろ焼、生かき串 / 牛すじ煮込み

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焼酎のみ(なか)をもらう / ゆで卵を投入 / 豚レバ、白もつ、鳥中おち串

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旨辛キムチ / ローストビーフ / 生グレープフルーツサワー

店情報前回

《平成31(2019)年3月20日(水)の記録》

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店と常連客との一体感 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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 仕事を終えて「すっぴん酒場」に到着したのは午後6時半。

 そしていつものように「黒ホッピー」(450円)と「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)を注文し、「お通し」(100円)のお新香をつまみながら、やきとんの焼き上がりを待つ。

 今日もまた、店内には常連さんたちがずらりと居並んでいる。

 私は1週間に1~2回ほど来るだけだけど、そのたびに常連さんたちと一緒になる。

 この店の常連さんたちは、ほぼ毎日、ここに来られているのだ。

 ここに来なきゃ1日が終わらない。ここに来るのが毎日のリズムのようになってるんだろうなぁ。

 荻窪「やきや」や阿佐ヶ谷「川名」の常連さんたちもそうだ。

 というよりも、立石「宇ち多゛」、赤羽「まるます家」、立会川「鳥勝」、北千住「大はし」、南千住「丸千葉」などの大衆酒場のほとんどに、毎日のようにやって来る大常連さんがついている。

 お店と常連客とが一体となって、その酒場の雰囲気が作り上げられいくんだろうなぁ。

 「ナカ」(250円)をおかわりしながら、今夜もまた必ず「煮込み」(400円)を注文する大常連さんの注文に合わせて、私も「煮込み」を注文する。

 この大常連さんのおかげで、「すっぴん酒場」での「煮込み」率が上がっている。うれしい限りである。

 黒ホッピーはソト1・ナカ4で、1時間40分ほどの立ち飲みタイム。

 品物と引き換え払いでの総支払額は2,000円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通し(お新香)

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れば / ちれ / 煮込み

店情報前回

《平成31(2019)年3月19日(火)の記録》

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山葵わたダレでミミ刺 … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 「山葵わさびわたダレ」でいただく「いかみみ刺身」(200円)がうまいっ!

 「山葵わたダレ」は、この店の商品としてあるわけではなくて、自分で作る必要がある。

 まず「珍味わたあえ」(200円)を注文する。

 これを食べ終えた後、「いかみみ刺身」(200円)を注文し、「珍味わたあえ」の小鉢に残った「わたダレ」に、「いかみみ刺身」についてくる山葵を投入し、よーくかき混ぜる。(冒頭の写真はかき混ぜる前のもの)

 こうしてできるのが「山葵わたダレ」だ。

 このタレに「いかみみ刺身」をまぶしながらいただくのが旨いのだ。

 今日も今日とて、まずは「ホッピー」(320円)をもらって「珍味わたあえ」。

 その次に「ナカ(ホッピーのおかわり焼酎)」(160円)と「いかみみ刺身」を注文し、「山葵わたダレ」でミミ刺をいただいた。

 3杯めとなる「ナカ」には、「げそ揚げ」(200円)だ。

 本当は「げそ揚げ」にも、「珍味わたあえ」の残りダレがよく合うのだが、残念ながら「山葵わたダレ」で刺身を食べると、もうタレは残らない。

 「珍味わたあえ」が売り切れている場合は、その残りタレだけをサービスでかけてもらうこともできるが、このサービスが受けられるのは、ひとり1回だけ。

 売り切れる前に「珍味わたあえ」を注文することができた人は、それが1回にカウントされるので、残りダレをサービスでかけてもらうことはできない。

 貴重な「わたダレ」なので、なるべく多くのお客さんが楽しめるように、そういうルールになってるんだろうな。

 4杯めの「ナカ」には「いかげそ焼」(200円)を合わせて〆とした。

 1時間半ほどの立ち飲みタイム。今宵のお勘定は1,600円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / 珍味わたあえ

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いかみみ刺身 / げそ揚げ / いかげそ焼

店情報前回

《平成31(2019)年3月18日(月)の記録》

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お勧め品を伝授する会 … 炭火串焼「テング酒場」(麹町)

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 今月からうちの職場にやってきたTTさんの、小さな歓迎会として、4人で「テング酒場」。

 うちの職場の近くには、座って飲める大衆酒場が少ないので、この「テング酒場」は貴重な存在なのである。

 TTさん自身は、「テング酒場」で飲むのはこれが初めてとのこと。

 そこで今日は、この酒場でのお勧めの品をずらりと注文し、Tさんにも味わってもらうことにした。

 まずはそれぞれの好みで、「サッポロ 生 黒ラベル」(ジョッキ420円、以下価格はすべて税抜表記)と「ホッピーセット 白」(390円)を注文して乾杯し、つまみは「自家製もつ煮豆腐」(360円)、「カシューナッツ」(290円)、「ポテトと野菜の大盛りサラダ」(390円)、「焼きチーズ麻婆豆腐」(290円)、「手作りしゅうまい」(1個130円)を一気に注文した。

 「自家製もつ煮豆腐」は2人前、「焼きチーズ麻婆豆腐」と「手作りしゅうまい」は人数分(4人前)での注文だ。

 麻婆豆腐と聞くと、ボリュームたっぷりで出される感じがするかもしれないが、「焼きチーズ麻婆豆腐」の場合は、その値段(290円)からもわかるとおり、少量が小さい器で出される。だから、ひとり1つずつというのが、ちょうどいい量なのだ。

 生ビールや「なか(焼酎60ml)」(210円)をおかわりしながら飲み進み、続いてはこの店の看板メニューである『炭火串焼』の注文だ。

 店の公式サイトの中の、「当店のこだわり」に書かれているとおり、

店舗でカットした肉を1本1本丁寧に串打ちし、炭火でじっくり焼き上げます。鶏や豚をはじめ、野菜や牛ハラミステーキ串などの創作串も種類豊富に揃えております。

 というのがこの店の『炭火串焼』の売りだ。

 もつ焼き専門店では当たり前のことだけど、チェーン居酒屋で各店舗で串打ちまでするのは珍しいかもね。

 焼き手にもよるんだろうけど、ここ「テング酒場 麹町店」の炭火串焼は、全般的に美味しいと思う。どれを注文しても「ハズレ!」と感じたことがない。

 今夜は「たん」(1本100円)、「はつ」、(1本80円)、「かわ」(1本80円)を3本ずつと、「鶏つくね」(1本160円)をタレで4本。さらに「豚アスパラ串」(1本190円)を1本、注文した。

 4人なのに、なぜタン、ハツ、カワは3本ずつかというと、KT先輩が「もつ焼きはちょっと苦手」だから。それら3種の代わりに、「豚アスパラ串」を注文したのでした。

 炭火串焼に続いては、「手作り牛たんメンチカツ」(1個220円)を人数分(4個)と、「ポテトフライ(ガーリックバター付)」(290円)、そして「ガツ刺し」(290円)を注文した。

 最後は「昔ながらの炒飯」(390円)と「鶏スープ雑炊」(290円)を、それぞれ1人前ずつ注文して〆とする。

 ところが、「昔ながらの炒飯」をシェアして食べ終えても、「鶏スープ雑炊」がなかなか出てこない。

 店のおねえさんに、「鶏スープ雑炊の注文は通ってますか? もし通ってなければ、これでお勘定してもらいたいんですけど」と確認してもらうと、案の定、注文が通っていなかった。

 3時間近く楽しんで、生ビール7杯に、白ホッピーがソト4・ナカ18。4人でのお勘定は15,123円(ひとり当たり3,781円)でした。どうもごちそうさま。

 その後の顛末。

 翌日、みんなで割り勘にするために、改めてレシートを確認したところ、「鶏スープ雑炊」は注文されていないものの、注文した覚えのない「鶏スープ」(50円)が入っていた。

 なるほど! 「昔ながらの炒飯」の添え物のようにやってきたあのスープが、実は別注文の「鶏スープ」だったのか!

 最後の「昔ながらの炒飯」と「鶏スープ雑炊」を、いかにも新人さんっぽい、まだ日本語がたどたどしい女性店員さんに注文したとき、彼女自身は「鶏スープ雑炊ですね?」と復唱しながら、指は注文端末の「鶏スープ」のところを押しちゃったんだろうな。

 事の真相がわかって、4人でまた、ひと笑いさせていただきました。

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「テング酒場」 / ホッピーと生ビールで乾杯 / 自家製もつ煮豆腐

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カシューナッツ / ポテトと野菜の大盛りサラダ / 焼きチーズ麻婆豆腐

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手作りしゅうまい / たん、はつ / かわ

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鶏つくね / 手作り牛たんメンチカツ / ポテトフライ(ガーリックバター付)

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ガツ刺しは / よくかき混ぜると旨し! / 鶏スープ、昔ながらの炒飯

店情報前回

《平成31(2019)年3月12日(火)の記録》

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