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長崎産の天然ヒラマサ … 居酒屋「丸山(まるやま)」(阿佐ヶ谷)

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 「丸山」の前の道を歩いていると、いつもその電灯看板に引き付けられる。

 電灯看板の下部に、日替りのおすすめ品が書き出されているのだ。

 しかも表と裏とで書かれていることが違うから、看板に近づきながらまずこっち側を見て、通り過ぎてから振り返って逆側も見てしまう。

 今日のこっち側は、鹿児島カツオ刺500、さんまぬか漬け焼き480、ゆでたて枝豆400、牛サイコロ串焼き(2本)400、牛すじ煮込みうどん590の5品。

 振り返った反対側は、長崎天然平政刺580、クジラベーコン500、あげたて絹厚揚げ490、豚バラカルビ網焼き550、めかじき竜田揚げ600の5品である。

 これがほぼ毎日、書き変えられてるから、通るたびに楽しみなのだ。

 今日は特に「長崎天然平政刺」に引かれるなぁ。

 よし。食べていこう。

 入口引き戸をガラリと開けて店内へと進む。

 店内は、入口のすぐ左手に5席分の小さなカウンター席があり、フロアにはずらりとテーブル席(合計18席分)が並んでいる。

 カウンターに先客が1名しかいなかったので、私もカウンター席に腰を下ろし、「樽生ホッピー」(400円)と「長崎天然平政刺」(580円)を注文した。

 ここのホッピーは、生ビールサーバーを使って作られる樽ホッピーで、レモンスライスが添えられているのが特徴。そのせいか飲み口がものすごく軽やかだ。

 すぐに出されるお通し(200円)は、豆腐の味噌漬けだ。

 この店のお通しは、少量だけどお酒に合うものが出されるのがうれしい。今日の豆腐の味噌漬けもいいですねぇ!

 さぁ、来ました。「長崎天然平政刺」。

 背のほうの刺身が3切れに、腹の部分の刺身が2切れ。

 見た目にもプリッと実にうまそうではありませんか。

 ヒラマサは、ブリ属3種(ブリ、カンパチ、ヒラマサ)の1種。

 春~夏にかけてが旬だが、養殖量も少なく、ブリ類ではもっとも入荷量が少ないため、値段は高い。

 天然物は長崎県の五島、壱岐・対馬や玄界灘など、北部九州のほうでよく取れるらしい。

 九州のほうではヒラスと呼んで、お父さんの晩酌のお共などとして、昔からよく出されていたそうだ。

 見た目どおり、この「長崎天然平政刺」はうまいねぇ!!

 あまりの美味しさに、食べながら思わず微笑んでしまった。

 「樽生ホッピー」をおかわりして、2品めには「ゆでたて枝豆」(400円)を注文した。

 絶妙なゆで加減で出してくれた枝豆は、量もたっぷり。豆好きには、たまりませんなぁ。

 店の外の電灯看板に書かれているメニューは、店内の黒板にも書きだされている。

 これらは日替りのメニューで、これとは別に、卓上には通常メニューが置かれていて、品数はものすごく多い。(通常メニューの内容は【店情報】でご確認ください。)

 食事のメニューも多くて、ボリュームもすばらしいらしく、若い男性客が食事を目当てに来ていたりするほどだ。

 日替りメニューの中にも、「牛すじ煮込みうどん」(590円)や「海鮮ちらし丼ぶり」(650円)が並んでる。これらにも引かれるが、今夜はここまでにしよう。

 1時間ちょっと楽しんで、今夜のお勘定は1,980円でした。どうもごちそうさま。

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電灯看板のメニュー / 裏側 / 居酒屋「丸山」

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樽生ホッピーとお通し / ゆでたて枝豆 / 店内のメニューボード

店情報前回

《平成31(2019)年4月7日(日)の記録》

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