牛たん焼き&焼ホヤ串 … 五橋横丁「たんや善治郎 立ち呑み処」(仙台)

文化横丁の「源氏」を出て、もう1軒、とやって来たのは仙台駅の南側にある「五橋横丁」という飲食通りの中の1軒、「たんや善治郎 立ち呑み処」だ。
ここは店頭の販売機で食券を買って入る仕組み。
「燗酒」(400円)と、「牛たん焼き(塩)2枚4切」(700円)、その焼き上がりを待つ間用として「枝豆」(100円)の券を買って店内に入った。
「お好きなところへどうぞ」
という店のおねえさんの声に従って、狭い店内の奥側のカウンターに立ち、おねえさんに食券を渡す。
「燗酒は『阿部勘』と『浦霞』が選べます。『阿部勘』のほうが辛口です」
とおねえさん。「阿部勘」も「浦霞」も、宮城県塩竈市の地酒である。
辛口の「阿部勘」のほうを選ぶと、店の奥の燗付け器で、チロリを使ってじっくりと燗をつけてくれて、お通し(無料)の少量の「柿の種」と一緒に出してくれた。
カウンター上にはグラスと水も置かれていて、「和らぎ水」はいくらでも飲める。
そして、枝豆が到着。仙台は「ずんだ餅」も有名だから、枝豆も美味しいだろうと考えた次第。その考えは正しかったようだ。
枝豆をつまみながら飲むこと5分(入店からは10分)ほど。牛たんも焼き上がってきた。
牛たんもまた、仙台名物のひとつ。全国区になった今では、首都圏でも食べられないことはないが、やっぱり本場で食べておきたいよね。
その牛たん。牛たん自体もさることながら、添えられている白菜の漬物と、ピリッと辛い味噌漬けの緑色がいい。特に緑色がすばらしい!
「この緑色のは何ですか?」
とおねえさんに聞いてみると、「南蛮味噌」という、青唐辛子を味噌漬けにしたものだと教えてくれた。
この牛たんで1本めの燗酒もなくなったので、もう1本おかわりするとともに、つまみももう1品、何かもらおうと、店内に置かれているつまみのメニューを再確認する。
「牛たんすじ煮込み」(300円)や「牛たんテールスープ」(350円)にも引かれるが、「海鮮ばくだん(ウニ、イクラ、まぐろ、イカ他)」(650円)や「本日のお刺身3点盛り」(600円)、「本日の魚の煮つけ」(600円)といった海鮮ものにも引かれるなぁ。
しかし、海鮮ものに進むと、燗酒がもう1本では終わらないだろうなぁ。
おっ!
「宮城の焼ホヤ串」(1本350円)なんてのがある!
一昨日、東松島の「八千代寿司」で、今シーズンのホヤの初ものをいただいたばかりだ。
でも焼いたホヤは、これまで食べたことがない。ぜひこれにしてみよう。
追加注文の場合も、やはり自動券売機で食券を買ってこなければいけないとのことで、いったん店を出て、「燗酒」(400円)と「宮城の焼ホヤ串」(350円)の券を買って店内へと戻ってきた。
「燗酒」は2本めも「阿部勘」にした。
待つことしばし。「宮城の焼ホヤ串」がやってきた。
焼いたことで、身がキュッと硬くなって、焼いたスルメイカぐらいの食感になっている。でもかじると、その風味はホヤなんだなぁ。
このホヤ独特のクセが、燗酒によく合うのだ。
さっくりと1時間ほど立ち飲んで、Suicaでの食券の購入総額は1,950円でした。
どうもごちそうさま。
牛たん焼き(塩)2枚(4切) / 燗酒おかわり / 宮城の焼ホヤ串
・店情報
| 固定リンク | 0
コメント
焼ホヤ串、ほやが大好きなのでぜひとも食べてみたいですね~これはどう考えても日本酒とマリアージュですね(^u^)
投稿: sarukitikun | 2019.05.14 08:08