地元に戻って立ち呑み … やきとん「すっぴん酒場」(野方)
恵比寿でのミニ同窓会を終えて、「すっぴん酒場」に到着したのは午後9時半。
とても楽しく盛り上がったミニ同窓会を、ここで軽くクールダウンしてから帰りましょうと店内に入ると、店内では荒木マタエモンさん、Qちゃん、ミッチーたちが立ち飲んでいた。
わっはっは。これでは決してクールダウンにはならず、さらに盛り上がることになりそうだ。それもまた嬉しいことですね。
さっそく「黒ホッピー」(450円)をもらって、先客のみなさんたちと乾杯すると、すぐに出される今日の「お通し」(100円)はポテトサラダである。
そしていつものように、「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)を1本ずつ注文する。
この店の常連さんたちは、焼きものの味付けを指定しない人が多い。
私もいつも品名だけを注文して、特に味付けは指定していない。
そうすると、「れば」はタレで、「ちれ」は塩で、「しろ」はタレで焼いてくれる。
このところ、タレの味わいの中に、ちょっとスパイシーな感じが加わった。これがもつの旨みとよく合うと思う。
変わらぬようでいて、いろんなところをちょっとずつ変えてるんだなぁ。
その昔、今はなき野毛の「武蔵屋」で、おばちゃん(女将)から伺った話を思い出した。
ずっと変わらぬように感じていた定番の五品も、時代に合わせてだんだん塩味が薄くなってきたりしていたそうな。
極め付きは塗り箸や椅子。
塗り箸は、ちょっとでも傷むとすぐに新品に交換してしまうので、お客から見ると、いつもきれいな塗り箸しか出てこない。だから変わらないように感じるのだ。
椅子も、古くなってくると、全部をいっせいに替えるようにしていたそうだ。そうすると、変わった瞬間こそ新しくなったと感じるが、全体が同じペースで古びていくため、特定の椅子だけが古くなったりすることがない。だから店全体としては変化がないように見えるんだと話してくれた。
「変わらない」と感じるように変え続けていくことが大切なんだろうな。
いつもの3本に続いては、「ねぎおやじ」(150円)を注文し、その焼き上がりを待つ間用のつまみとして「白菜漬け」(150円)をもらった。
「ねぎおやじ」は、白ネギを開いて「おやじつくね」を挟み、それを串に刺して焼いたもの。「おやじつくね」は、つくねの中にニンニクなどを練り込んだもので、餃子の中身のような味がする。
先客のみなさんたちとワイワイと過ごすうちに、あっという間に閉店時間の午後11時を回ってしまった。
平日は午後11時59分が閉店時刻なんだけど、店主ご夫妻の帰りの電車の都合で、土曜日だけ午後11時に閉店するのである。
黒ホッピーはソト1・ナカ3。品物と交換払いでの支払合計は1,650円でした。
どうもごちそうさま。
(次回)19.05.25 ホッピーのあと麦水割 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)
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コメント
お箸と椅子のお話はちょっと感動します、名店てやはり陰で努力を惜しんでないですよね~(^o^)丿
投稿: sarukitikun | 2019.05.21 09:40