新年度初のひとり呑み … 立呑み「やきや」(荻窪)他
新年度を迎え、通勤路の桜も満開だ。朝から気持ちがいいねぇ!
歓迎会などが続く新年度の1週間を終え、金曜日の今日はやっと「ひとり呑み」。
午後6時20分ごろに「やきや」に到着すると、今日は「イカとんび」(200円)の短冊メニューが出されている。
「イカとんび」は、イカの口のまわりの肉。これ10個(つまりイカ10匹分)を、5個ずつ2本の串に刺して焼いたものが1人前だ。
いつもあるわけではないので、壁の通常メニューにも載っていない。
入荷したときにだけ、壁に追加で「イカとんび」の短冊メニューが出るのである。
かなり早めに売り切れてしまうので、短冊メニューを見かけたら、真っ先に注文すべき逸品だ。
先日も、都内の酒場でイカとんびの串焼きをいただいたのだが、その店ではここと同じ10匹分2串が580円だった。「やきや」の「イカとんび」がいかに安いかってことがよくわかる。
「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、2品めのつまみは、これまた売り切れが早い「いかみみ刺身」(200円)である。これを「生姜で!」と注文すると、通常のワサビ添えではなくて、おろし生姜を添えて出してくれる。
私自身は、ワサビでいただくのも、生姜でいただくのも、どっちも好きなので、その日の気分でワサビのままもらったり、「生姜で!」のオプション付きで注文したりしている。
3杯めの「ナカ」には「げそ揚げ」(200円)だ。
以前は、遅くまで残っていた「げそ揚げ」も、最近はちょっと遅い時間に行くと売り切れてしまっていることが多い。
しっとりとした衣の味わいが、この店の「げそ揚げ」の肝なんだな。揚げたてのカリカリじゃないところが、むしろいい方向に効いているのだ。
男性店員のカイトくんの話では、実は揚げたてカリカリの「げそ揚げ」も美味いんだそうな! 作る人だけが味わえる、うらやましい一品ですねぇ。
4杯めには「いか納豆」(200円)。
イカ刺と納豆、刻みネギというシンプルな一品なんだけど、使っているイカ刺が、胴体の上部の、円錐形になった部分のものであることが大きな特徴だ。
納豆の食感に合うのが、この部位なんだって! しかも通常の刺身よりも細かめに刻んでいることも、納豆とのバランスを考えてのことだ。
もうひとつの特徴が、添えられているワサビ。納豆というと練りガラシが添えられることが多いが、これをあえてワサビに変えることによって、イカのうまさが際立つのだ。
ここまでこだわって作られているからこそ、「やきや」のイカ料理は人気があるんですね。
ソト1・ナカ4で、ホッピーの1ラウンドを終えたが、1週間ぶりの「ひとり呑み」だからか、まだちょっと飲み足りない。
そこで「酒一杯」(250円)を燗酒でもらって、合わせるつまみには「めかぶ」(170円)を注文した。
この店に来ると、私はいつもホッピーを飲んでいるが、イカ料理にズバッと合うのは、なんといっても日本酒。
この店の「酒一杯」の銘柄は「北の誉」で、1年中、冷酒、常温、燗酒という3つの温度で楽しむことができる。夏でも燗酒があるのがいいよね。
他に「にごり酒」(270円)もあって、こちらも人気が高い。「にごり酒」は、清酒と同じ「北の誉」から出されている「親玉」という銘柄だ。
そして春に味わっておきたいのが、旬の「めかぶ」だ。ポン酢醤油をかけて出してくれるのを、グリグリとよ~くかき混ぜていただくのがうまい。
ゆっくりと2時間ほどの立ち飲みタイム。5杯と5品での今夜のお勘定は2,020円でした。どうもごちそうさま。
金曜日の夜なので、さらに「ペルル」にも立ち寄って、ウイスキーの水割りで、今年度最初の金曜日を締めくくりました。
立呑み「やきや」 / ホッピー / 「イカとんび」の短冊メニュー
いか納豆は / よ~くかき混ぜていただく / 年中飲める燗酒
めかぶも / よ~くかき混ぜるとうまい! / 「ペルル」で水割り
・「やきや」の店情報(前回) / 「ペルル」の店情報(前回)
(「やきや」の次回)19.05.24 腰を据えて納豆と豆腐 … 立呑み「やきや」(荻窪)
(「ペルル」の次回)19.06.12 地元の酒場でハシゴ酒 … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)他
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