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皮付きゴボウが決め手 … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

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 「川名」の煮込みは2種類ある。

 夏場の「豚軟骨もつ煮込み」(324円)と、冬場の「牛すじ煮込み」(324円)だ。

 「川名」ならではの煮込みは、夏場の「豚軟骨もつ煮込み」なんだけど、この煮込みは下ごしらえが大変なので、大量の煮込みが出る冬場には、残念ながら出すことができないんだそうな。

 それじゃ、冬場の「牛すじ煮込み」は、夏場の「豚軟骨もつ煮込み」の代用品かというと、けっしてそんなことはない。

 こっちもこっちで主役が張れる人気の品で、早い時間に売り切れてしまうことが多いのだ。

 牛すじももちろんだけど、中に入っている根菜類が美味しいのだ。特に皮付きのままぶつ切りにされたゴボウがいい。皮が旨いんだなぁ!

 週の真ん中、水曜日の今日、「川名」に到着したのは午後7時前。

 「ホッピー」(411円)を『赤』(←王冠の色、白ホッピーのこと)で注文すると、すぐに出されるお通し(サービス)はネーブルオレンジが2切れ。

 最初のつまみとして、ホワイトボードの日替りメニューから「生かき串」(173円)と「のどくろ(2尾)焼」(324円)を注文すると、キウイやイチゴ、ゆで卵と一緒に盛り合わせて出してくれた。

 兵庫県産という「生かき串」も美味しいが、「のどくろ」がいい。

 「のどくろ」は体長10センチぐらいの小さいものが2尾なんだけど、こんなに小さくても味わい、特にあぶらの旨みは「のどくろ」ならでは!

 ここで1杯めのホッピーを飲み干して、「焼酎のみ(なか)」(368円)をもらう。

 「生かき」や「のどくろ」と一緒に出してくれた「ゆで卵」。ちょんとつついてみると、かなりプニョプニョしている。こりゃトロットロの半熟卵だな。

 これを美味しくいただこうと注文したのが、本記事の冒頭でご紹介した「牛すじ煮込み」だったのだ。

 その「牛すじ煮込み」の具材をすべて食べ終えたところで、3杯めとなる「焼酎のみ(なか)」をもらう。

 これでソト(瓶入りホッピー)も、ちょうどなくなった。ソト1・ナカ3のペースだな。

 とはいうものの、この店のジョッキは大きくて、中に入る焼酎の量も多いので、3杯も飲むと、もうすっかり酔っぱらってしまうのだ。

 3杯めのホッピーの準備が整ったところで、「牛すじ煮込み」の残り汁にゆで卵を投入する。

 そしてそのゆで卵をプチュンと割ると、予想どおりの半熟状態。いいねぇ!

 とろけ出した卵の黄身が、煮込みの汁と混ざり合って、濃厚な旨みになる。

 うぅ~~っ。幸せじゃ。

 煮汁とともに、すっかり完食いたしました。

 さらにつまみは「豚レバ」(120円)、「白もつ」(120円)をタレで、「鳥中おち串」(130円)を塩で注文する。豚も鶏も、モツがうまいよねぇ。

 〆の1品として「旨辛キムチ」(195円)を注文すると、辛さの中の旨みがすばらしい! このキムチはうまいなぁ。

 その「旨辛キムチ」がまだ残ってるのに、飲みものがなくなってきて、『どうしようかなぁ』と考えているときに、マスターがサービスで、「ローストビーフ」を出してくれた。

 この瞬間に飲みものも追加が決定。「生グレープフルーツサワー」(411円)を注文した。

 たっぷりと2時間半の酒場浴。席料108円が加算されて、今夜のお勘定は3,052円でした。どうもごちそうさま。

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「川名」 / ホッピーとお通し / 今日のホワイトボードメニュー

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飲みもの等のメニュー / のどくろ焼、生かき串 / 牛すじ煮込み

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焼酎のみ(なか)をもらう / ゆで卵を投入 / 豚レバ、白もつ、鳥中おち串

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旨辛キムチ / ローストビーフ / 生グレープフルーツサワー

店情報前回

《平成31(2019)年3月20日(水)の記録》

(次回)19.06.13 時代跨ぎの宴会の末に … 「串しん坊(くししんぼう)」(阿佐ヶ谷)他

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