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2019年6月

イカ軟骨串のタレ焼き … 立呑み「やきや」(荻窪)

いかなんこつ焼

 

 昨日に続いて荻窪「やきや」である。

 「ホッピー」(320円)をもらって、今日は「げそ揚げ」(200円)からスタートする。

 以前はあちこちの酒場に出かけていくのが楽しみだったんだけど、今はどっちかというと、行きつけの酒場で、の~んびりと過ごしている時間がいちばん好きになってきた。

 ブラジルに1年半ほど単身赴任している間に、行きつけの酒場が2軒もあれば、それで十分なんだということが、身に染みてわかったことも大きかったかな。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、「いかみみ焼」(200円)を注文すると、すでに売り切れ。代わりに「いかなんこつ焼」(200円)を焼いてもらう。

 イカ軟骨というのは、イカの頭部(足の上部で、胴体の下)にある、脳や目を守っている軟骨のこと。

 軟骨とは言うものの、豚軟骨(気道)や鶏軟骨(ヤゲン)ほど硬くなくて、普通のイカの身よりもちょっと硬くて弾力感がある程度。

 これを串に刺してタレ焼きにしてくれる。

 3杯めとなる「ナカ」に合わせて、「いか納豆」(200円)と「冷奴」(170円)をもらう。

 「いか納豆」は、細かく刻んだイカ刺身と納豆、それに刻みネギ。ワサビが添えられているのがポイントだ。

 これに醤油をちょっとかけてかき混ぜる。

 このままいただいてももちろん美味しいんだけど、これをちょいと冷奴の上にのせて、冷奴と一緒にいただくよ、より旨い。このところ、この食べ方にはまっているのだ。

 この2品で、4杯めの「ナカ」ももらって、1時間半ほどの立ち飲みタイム。

 今日のお勘定は1,570円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / げそ揚げ

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冷奴 / いか納豆 / よくかき混ぜていただく

店情報前回

《令和元(2019)年5月17日(金)の記録》

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帰京してイカミミ刺身 … 立呑み「やきや」(荻窪)

みみ刺をわたダレで

 

 福岡での仕事も無事に終わり、博多駅で「かしわめし」(770円)と「スーパードライ(ロング缶)」(330円)を購入して、新幹線に乗車。

 ここから東京まで5時間弱も乗車するので、エクスプレス予約のグリーン特典を利用して、グリーン車にアップグレードした。

 この「かしわめし」をチビチビとつまみながら、ゆっくりとビールを飲む。

 「かしわめし」は、今回の折尾(北九州市)の「東筑軒」のものの他、鳥栖(佐賀県)の「中央軒」のものなど、複数の駅弁会社から出されている。

 パソコンをつついたり、うつらうつらと眠ったりしているうちに、もう東京。

 中央線に乗り換えて、荻窪「やきや」に到着したのは午後6時。

 店に着く直前に、男性ひとり客と、一組のカップルが「やきや」から出てきた。

 ということは、少なくとも3人は入れるってことですね。

 これで「いてるかなぁ?」という不安は払しょくされた。

 「やきや」から出てきたカップルとすれ違う時に、カップルの女性が、

「お店のおねえさん、宇多田ヒカルに似てるよね」って。

 おぉ。言われてみれば、そうかもしれん。

 店に入ると、いちばん奥の立ち飲みテーブルに空きがあったので、そこに立ち、久しぶりとなる「ホッピー」(320円)と「珍味わたあえ」(200円)を注文した。

 1杯めのホッピーはスゥ~ッと飲み干して、すぐに「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらう。久しぶりのホッピーは吸い込みがいいねぇ。

 しばらくして「いかみみ刺身」(200円)を注文すると、「いかみみ刺身」はこれで売り切れとなった。

 「珍味わたあえ」の残りダレに、ワサビを溶きこんでいただく刺身がうまいんだな。

 この「いかみみ刺身」で3杯めのホッピーもいただいて、4杯めとなる「ナカ」と共に「自家製塩辛」(200円)を注文した。

 「やきや」では、ホッピー(ナカとソトのセット)1回に対して、追加注文できるナカは3回まで。つまりソト1・ナカ4が最大限だ。

 また複数人で来た場合にも、ホッピーはひとりずつ注文する必要がある。『ひとりはホッピー(セット)をもらい、もうひとりはナカだけもらって、ソトは二人で分け合う』なんて飲み方はできませんのでご注意を。

 4杯めのホッピーを飲み終えてもまだ「自家製塩辛」が残っていたので、「酒一杯」(250円)を冷酒でもらう。

 「酒一杯」は、昨年4月に亡くなった大将がこれと決めた、北海道の「北の誉」だ。冷酒、常温、燗酒の3種が選べる。

 大将も女将さんも、お酒は飲めないらしいのに、酒もさかなも、ズバリと呑兵衛好みなのがすごいね!

 最後に「漬物」(170円)をもらって、「自家製塩辛」の残りダレを、白菜漬けに絡めるようにしていただく。

 なお「自家製塩辛」のタレは、塩分量がそれほど多くないので、そのままつまみとして飲み干してる常連さんもいます。

 ゆっくりと2時間弱の立ち飲みタイム。今宵のお勘定は1,820円でした。どうもごちそうさま。

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東筑軒のかしわめし / ビールと共に / 参考:中央軒のかしわめし

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荻窪「やきや」 / ホッピー / 珍味わたあえ

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いかみみ刺身 / わたダレでいただく / 自家製塩辛

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漬物 / 塩辛ダレでいただく / 酒一杯(冷酒)

店情報前回

《令和元(2019)年5月16日(木)の記録》

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博多おでんに柚子胡椒 … 「マリコ食堂」(赤坂@福岡県)

がんも&カッパ

 名古屋駅の麺亭「憩いこい」で軽く飲んだ後、新幹線で博多へ。

 今や、名古屋~博多間は3時間40分ほどしかかからないんですね。東京~博多だって5時間弱だし!

 ホテルにチェックインして、出かけたのは、昨年10月に初訪問した「マリコ食堂」だ。

 福岡出身の女将、マリコさんが一人で切り盛りされている酒場だから「マリコ食堂」。とても分かりやすいネーミングである。

 まずは「瓶ビール」(キリンラガービール中瓶、550円)をもらうと、お通しとして出してくれたのは……。

 なんだろうこれ?

 そうめんのサラダでもないし、春雨のサラダでもない。

 「これなに?」とマリコさんに聞いてみると、「マロニーのサラダです」って。

 マロニーは、ジャガイモのでんぷんを原料にして作った新しいタイプの春雨。

 サラダにしても美味しいものだったんですね。初めて知った。

 そしてつまみは、目の前のおでん鍋から「がんも」(150円)と「カッパ(すじ肉)」(350円)をとってもらった。

 薬味として練りガラシに加えて、柚子胡椒ゆずごしょうも出してくれるのが嬉しい。

 柚子胡椒で食べるおでんが旨いんだ。

 ビールに続いては、米焼酎「白岳しろ」(450円)をロックでもらって、つまみには、前回、気になっていたのに注文し忘れていた「串ホルモン(みそ味)」(200円)をもらう。

 200円で、1本かな、それとも2本なのかな、と思いながら待っていると、出てきたのは1本でした。

 「串ホルモン(みそ味)」の串には、小さいハチノスと、シロ(牛腸)が交互に刺さってる。

 「柚子胡椒か一味唐辛子でどうぞ」とマリコさん。これもやっぱり柚子胡椒でいただいた。

 おでん鍋の中に、ちょっと大きめのチロリがかっているのが気になって、マロニーサラダのときと同じように、マリコさんに「これなに?」と聞いてみると、

「豆腐なんです。崩れないように、これに入れてるんですよ」

 という返事。さっそくその「豆腐」(150円)と、肉厚でいかにも美味しそうな「しいたけ」(150円)をとってもらい、「白岳しろ」のロックもおかわりした。

 1時間半ほど楽しんで、今宵のお勘定は2,700円なり。どうもごちそうさま。

 「マリコ食堂」の飲みものメニューに、「そばソーダ」(そば焼酎のソーダ割り、450円)というのがあって、

『芋焼酎や麦焼酎などの、他の種類の焼酎はソーダ割りはないのに、なんでそば焼酎だけソーダ割りがあるんだろう』

 と思っていたら、ホテルへの帰り道に通った屋台などにも、「そばソーダ」と大書されていた。

 もしかすると博多で流行はやりの飲み方なのかなぁ??

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「マリコ食堂」 / 瓶ビール / マロニーサラダ

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がんも、カッパ(すじ肉) / おでんの薬味 / 白岳しろロック

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串ホルモン / 豆腐、しいたけ / 白岳しろロックおかわり

店情報前回

《令和元(2019)年5月15日(水)の記録》

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かき揚げ天つまで一杯 … 麺亭「憩(いこい)」(名古屋)

天つま

 名古屋での仕事を終えて、次の仕事先へと向かう前に、名古屋駅在来線ホームで軽く一杯である。

 まずは7・8番線ホームにある「名代きしめん「住よし」に向かったところ、外から見てもわかるほど満員。

 なにしろ午前11時50分だからなぁ。ちょうど昼時とあって、きしめんやそばをたぐっているお客さんの多いこと。

 となりの5・6番ホームに移り、逆サイドにある麺亭「憩いこい」に行くと、こっちは奥のほうにちょっとだけ空きがあった。

 店名は違うけど、在来線各ホームにある「住よし」も、ここ「憩いこい」も、高円寺に本社を置く株式会社ジャパン・トラベル・サーヴィスが運営する姉妹店。メニューは、料金も含めてほぼ同じだ。

 前回の「住よし」で気になったのが「天つま(かき揚げ天ぷら)」(190円)。今日は絶対にこの「天つま」を食べたいが、まずは自分としての定番の品である「とうふ(温・冷)」(190円)と「生ビール(大)」(620円)の食券を買ってカウンターに立った。

 「とうふ」は、もちろん「温」のほうでお願いする。

 豆腐そのものは、なんてことないパックの豆腐なんだけど、これを電子レンジで温めて、きしめん用の熱々のツユをかけ、カツオ節、刻みネギ、おろし生姜をトッピングしてくれる。

 きしめんの麺が豆腐に代わったような一品なのだ。

 これを添えられたレンゲですくいながらいただく。これは旨いよねぇ。

 この豆腐だけで1杯めの「生ビール(大)」を飲み干して、また食券販売機で2杯めの「生ビール(大)」と、満を持しての「天つま(かき揚げ天ぷら)」(190円)。そして「玉子」(50円)の食券も購入した。

 それをカウンター内の女店員さんに渡し、「玉子」は温玉で、「天つま」の器に一緒に入れてもらうようにお願いした。

 「天つま」は、かき揚げ天ぷらに、きしめん用のツユをかけ、刻みネギをトッピングした一品。今日はそれに温玉も添えられる。

 言うならば、天玉きしめん(あるいは天玉そば)の麺抜きですね。

 これはもう、美味くないわけがない!

 これまた、ツユまで完全に飲み干して、大満足の立ち飲みタイムとなりました。

 さっくりと1時間近く楽しんで、食券の購入総額は1,670円でした。

 ジャパン・トラベル・サーヴィスは、都内(池袋駅、上野駅、荻窪駅、国分寺駅)にも「爽亭(そうてい)」というそば屋を出しているようだ。

 残念ながら酒類は置かれていないようだけど、今度、行ってみようかな。

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麺亭「憩いこい」 / 生ビール(大) / とうふ(温)

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生ビール(大) / 天つま+温玉 / 一味唐辛子

店情報前回

《令和元(2019)年5月15日(水)の記録》

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オススメのイカだんご … 串やき「五條 名驛(ごじょう めいえき)」(名古屋)

いかだんご

 早めの夕方からの移動で、名古屋に到着したのは午後6時半。

 名古屋に来ると、よく行くのが「大甚本店」なんだけど、今日は宿泊先のホテルからもほど近い、「五條 名驛」にやって来た。

 いかにも大衆酒場といった雰囲気の店内は、左手に厨房とカウンター席があり、右手にはテーブル席のフロアが広がっている。

 先客はカウンター席(6席程度)の一番奥に男性一人客。テーブル席には会社帰りらしいグループ客が2組5人ほど。

 私はカウンター席の手前側に座り、まずは「生ビール」(450円)と「どて焼」(320円)を注文すると、すぐにカウンター越しに熱々のおしぼりを出してくれた。

 店は年配のご夫婦が二人で切り盛りしている。

 私以外のお客さんたちは、みんなご常連の様子で、店内はゆったりとした空気であふれている。

 出てきた「どて焼」は、いわゆる“もつ(豚腸)の味噌煮込み”だ。黒々とした味噌の色が、いかにも名古屋ですねぇ。

 続いては「串かつ」(80円)を2本お願いすると、「味噌でいいですか?」と店主。そう聞かれるってことは、きっとそれがオススメなんだろうな。「はい!」とお願いした。

 まず出されるたっぷりのキャベツがサービスで出され、すぐに「串かつ」の味噌もやって来た。

 「串かつ」の味噌は、できあがった「串かつ」を、味噌おでんの鍋にトプンと浸けて出してくれるもの。コクのあるミソ味が素晴らしい。

 生ビールに続いては、「ハイボール」(350円)をもらう。

 ちょうど目の前が、串焼きのネタケースなので、次は串焼きを焼いてもらうことにする。

 「串物は2本以上でお願いします」と書かれているので、「とん焼」(1本80円)と「肝焼」(1本90円)を、それぞれ2本ずつ注文した。

 「とん焼」は豚腸、「肝焼」は豚レバ。それぞれタレ焼きで出してくれた。

 名古屋でも、普通にもつ焼きを食べることができるんですね。これはいいことを知った。

 カウンターの常連さんが「あじフライ」(200円)を注文したので、私も「あじフライ」を便乗注文。少し前にテーブル席のお客さんも「あじフライ」を注文していたので、ちょっと気になっていたのだ。

 カウンター上に置かれているソースは2度づけ禁止なので、「あじフライ」そのものをドプンと浸けることはせず、キャベツを使って、ちょっとずつソースをつけながらいただいた。

 店主によると、この店の三大オススメは「らっきょ」(350円)、「手羽唐揚」(500円)、「いかだんご」(1本180円)とのこと。

 ただし「らっきょ」は今はなくて、6月頃に始まるそうだ。

 「うちは鳥取産の『らっきょ』を使ってるんだけど、今の時期はまだ鹿児島産しかないんですよ」と女将さん。

 カウンターの常連さんは「なんこつ」(1皿300円)と「豚足」(300円)もオススメだと教えてくれた。「豚足」はポン酢醤油で食べるのがいいんだって。

 「ハイボール」をおかわりし、オススメいただいた5品の中から、「いかだんご」を2本、注文した。

 出てきた「いかだんご」は、コロコロっと丸い練りものが1串に3個。できたての熱々で出してくれる。

 1時間半ほど楽しんで、お勘定は2,730円(2,530円+10円未満切り捨ての消費税)でした。どうもごちそうさま。

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「五條 名驛」 / 生ビール / どて焼

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串かつ、キャベツ / ハイボール / 肝焼、とん焼

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あじフライ / いかだんご / 味噌おでんの品書き

店情報

《令和元(2019)年5月14日(火)の記録》

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店情報: 串やき「五條 名驛(ごじょう めいえき)」(名古屋)

  • 店名: 五條 名驛五條 名驛
  • 電話: 052-581-7394(予約可)
  • 住所: 451-0045 愛知県名古屋市西区名駅2-19-2
  • 営業: 17:00-22:00、日祝休
  • 場所: JR名古屋駅・桜通口を出て、すぐ前の大通り(名駅通)を左へ。そのまま名駅通を500m(6~7分)進み、「牛島町」信号交差点を右へ。1ブロック(60m)進んだ左手(「串カツ田中」の先)。
  • メモ: 以下、価格はすべて税別表記。
    〔料理〕串かつ80、とん焼80、皮焼90、きも焼90、砂ぎも90、ネギマ100、いかだんご180、どて焼(一皿)320、手羽唐揚500、シシトウ100、つくね180、フライドポテト200、子持ちシシャモ300、つけもの(野沢菜、キムチ漬、赤かぶら)200、生野菜(トマト、キュウリ)200、らっきょ350、ピリ辛ウィンナー(一皿)400、もずく200、いか塩辛350、辛子明太子250、冷豆腐200、湯豆腐250、揚豆腐250、あじ魚フライ300、サーモン魚フライ250、豚足300、たこ焼300、いか焼100、なんこつ300、手羽先200、揚餃子350、めし大200・中180・小150、どてめし450、枝豆200、肝焼90、味噌おでん(こんにゃく、ちくわ、玉子、焼豆腐、大根)。
    〔飲みもの〕ビール大600、白鶴350、生酒大650、酎ハイ350、焼酎250、にごり酒大ビン550、梅酒550、ジュース200、ジンジャーエール350、ノンアルコールビール300。(2019年5月調べ)

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7人で豚料理全品制覇 … 豚の「味珍(まいちん)」(横浜)

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 7人で予約して「豚の味珍」にやって来た。

 本店の1階・2階、新店の1階・2階という4店舗の「豚の味珍」がある中で、この人数で入れるのは新店2階だけ。

 しかも4人用より大きいテーブルはないので、7人だと、となり合った4人用テーブル2卓に分かれて座ることになる。

 まずは(おそらく)新店2階にしかない「生ビール」(480円)をもらって乾杯し、料理は「豚の耳」(720円)、「豚の尾」(720円)に、「くらげサラダ」(410円)+「皮蛋ピータン(アヒルの卵)」(310円)を注文した。

 今日は、初めて「豚の味珍」にやって来たメンバーもいるので、料理の出を待つ間にやっておっくべき『つけダレ』の作り方も伝承する。

「手元の小皿に練りガラシとお酢を入れてかき混ぜて、あとはお好みで醤油やラー油、おろしニンニクを足してくださいね」

 とまあ、こんな感じなので、伝承というほどのものでもない(爆)。

 「くらげサラダ」と「皮蛋」とは、それぞれ単品でもらっても美味しいのだが、一緒に注文して、「くらげサラダ」の上に「皮蛋」をトッピングしてもらうと、より美味しく感じるのだ。

 生ビールの後は「やかん(焼酎)」(400円)を『セット』で注文する。

 『セット』をお願いすると、焼酎と共に、缶入りの「ウーロン茶」(150円)と氷入りのグラスを出してくれる。この氷入りのグラスで、自分でウーロン割りを作るのだ。

 大人数なので、長丁場になることを想定して、最初から『セット』にしたのだが、ひとりで2~3杯で切り上げるときには、焼酎だけをもらって、卓上に置かれている『梅割りの素』をちょっと垂らして飲むのがうまい。

 「豚の味珍」の豚料理にピシャリと合うし、なにしろの焼酎(宝焼酎20度)なので、ガツンと効くのである。

 豚料理の他に、もうひとつ忘れてはならないのが、この店の「牛もつ煮込み」(590円)。

 毎年10月頃から5月頃までの、寒いシーズンにしか出されないんだけど、まだメニューから消えてないということは、まだあるのかな?

 店のおにいさんに聞いてみると、なんと今シーズンの「牛もつ煮込み」の提供は明日(5月14日)までとのこと。ギリギリ間に合いましたねぇ。

 ここの煮込みは、野菜類もたくさん入っている上に、煮込んで1日、寝かせて1日の、合計2日間の過程が必要なので、暑い時季には提供することを控えているんだそうな。

 豚料理の3品めは「豚の舌」(720円)の『ぶつ切り』。

 これに合わせて「腐乳ふにゅう(発酵豆腐)」(160円)も注文し、腐乳+お酢を『つけダレ』にして、豚舌のぶつ切りをいただく。

 豚料理の合いの手に、常連さんたちから『ラッパ』と呼ばれている「辣白菜ラーパーツァイ(白菜の漬物)」(310円)もいただいた。

 4品めの豚料理は「豚の頭」(720円)と「牛すじ」(460円)。

 「やかん(焼酎)」もどんどんおかわりしながら5品めは「豚の胃」(720円)。

 そしていよいよ6品めの「豚の足」(720円)をもらって、これで「豚の味珍」の豚料理6品をすべて制覇である!

 今夜は3時間近く楽しんで、お勘定は7人で23,870円(ひとり当たり3,410円)でした。どうもごちそうさま。

 「豚の味珍」でたっぷりと食べたんだけど、せっかくの横浜駅なので、さらに「星のうどん」で〆。

 私は「素うどん」(290円)に、すりゴマと降ろし生姜、七味唐辛子をたっぷりとかけていただきました。

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狸小路 / 「豚の味珍」 / 生ビールで乾杯

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豚の耳 / くらげサラダ+皮蛋 / 豚の尾

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牛もつ煮込み / やかん(焼酎) / ウーロン茶とセットで

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豚の舌ぶつ切り / 腐乳をもらって / 腐乳ダレでいただく

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辣白菜 / 女性陣もやかん(焼酎) / 豚の頭

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牛すじ / 豚の足 / 本日のメンバー

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「星のうどん」 / 素うどん / 薬味をたっぷりと投入

・「豚の味珍」の店情報前回) / 「星のうどん」の店情報前回

《令和元(2019)年5月13日(月)の記録》

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モツを充填してメンチ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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 土曜日の今日は、夕方から「すっぴん酒場」。連休明け初のもつ焼き屋である。

 前回、もつ焼きを食べたのは、令和になってすぐの5月1日のことだったから、実に10日ぶりである。

 今日は食うぞ!

 「黒ホッピー」(450円)をもらって、いつものように「れば(肝臓)」「ちれ(脾臓)」「しろ(腸)」(各100円)を注文し、「お通し」(100円)のお新香で飲み始める。

 この3本をたのむと、必ず「れば」から焼き上がってくる。

 ブラジルに行って、よく焼いた肉の美味しさを再認識して以来、モツもまた、しっかりと焼いたものも美味しさがわかるようになった気がしている。

 この焼き方が微妙なところで、肉もモツも、焼き過ぎたらまったく美味しくなくなってしまう。

 火はよく通ってるんだけど、けっして焼き過ぎていないギリギリのライン。

 それがここ「すっぴん酒場」のもつ焼きなのだ。

 そして今はこの焼き具合が一番好きで、まさにはまっているのである。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(250円)をもらって、2巡めは「さがり(横隔膜)」と「かしら(頭肉)」(各100円)。モツの中では、もっとも肉っぽい2種である。

 さらに「ナカ」をもらって、「あぶらにんにく」と「ハラミナンコツ」(各100円)。

 これら2品は複合系。

 「あぶらにんにく」は豚の脂とニンニクを交互に刺して焼いたもの。その脂がPトロの表面にある脂身で、Pトロの仕込みをするときに副産物的にできる部分なので、量もごくわずか。だからひとり1本限りの限定品だ。

 「ハラミナンコツ」は、串の先のほうにハツの弁の部分や動脈の部分が、まん中に喉頭(のどがしら)をたたいた軟骨部分が、そして根元にハラミが刺されていて、食べるにつれて味わいや食感が変わるという面白い串。これもよそでは見かけたことがないなぁ。

 4杯めの「ナカ」には「はつ(心臓)」と「たん(舌)」(各100円)だ。

 これでいただいたもつ焼きが合計9本。やっと落ち着いたなぁ。

 まだ「ソト(ホッピー)」が残っているので、5杯めとなる「ナカ」をいただいて、最後は「中島メンチ」(250円)で締めくくる。

 たっぷりと2時間半の立ち飲みタイム。品物と引き換え払いでの総支払額は2,700円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通しのお新香

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れば / ちれ、しろ / さがり

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かしら / あぶらにんにく / ハラミナンコツ

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はつ / たん / 中島メンチ

店情報前回

《令和元(2019)年5月11日(土)の記録》

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レバ刺好きの最後の砦 … 「りときや寛(かん)」(赤坂見附)

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 会社の会議室で飲んだ後、そのうちの4人で、赤坂見附の焼き鳥店、「りときや寛」で二次会である。

 私自身は初めてだけど、メンバーのうち2人がよく来ているお店だそうで、慣れた様子でビルの地下1階にある店に入っていく。

 金曜日の夜8時半とあって、店内は見るからに満席状態。

 店員さんに「4人です」と告げると、「いっぱいなので、4階に上がってください」とのこと。

 1階に戻って、エレベーターで4階に上がると、こっちも同じ「りときや寛」だ。

 地下が「本店」。こちら4階が「はなれ」という位置づけで、「はなれ」は基本的に予約している人たち用の、テーブル席の他に、個室などもある間になっている。

 我われ4人は、4人用テーブル席の1つに通された。

 おしぼりと共に出されたのは、注文用の伝票だ。この伝票にはすべての料理メニューが載っていて、必要なところに数量を書き込んでいく仕組みである。

 それとは別に、飲みものは口頭で注文する。私は「ホッピーセット(白)」(490円、以下すべて税別表記)を注文した。

 飲みものと一緒に出された「お通し」(300円)は「大根おろし」。

 本日2度めの乾杯をして、注文する料理を書き込んだ伝票も店員さんに渡した。

 すぐに出されたのは、メニュー上の『まずは、とりあえず』というジャンルにある「鶏皮ポン酢」(580円)、「りときやサラダ」(680円)、「ホタルイカ沖漬け」(580円)の3品。「りときやサラダ」は、レタス、トマト、わかめ、玉子、じゃこの和風サラダである。

 そして「白レバーのたたき」(890円)もやって来た。牛レバーも豚レバーも、生では食べられなくなった今、鶏レバーはレバ刺好きの最後のとりでである。

 ホッピーの「なか(追加焼酎)」(190円)をおかわりするころには、焼き鳥も続々と焼き上がってきた。

 焼き鳥は、同行のMさんが、注文伝票の上から順に、「ねぎまいる人?」、「すな肝いる人?」、……と、みんなに希望を聞いてくれて書き入れたもの。だから種類によって注文数もまちまちだ。

 もっとも安い「すな肝」と「ひな皮」が180円(税込194円)で、いちばん高い「白レバー」が290円(税込313円)。240円(税込259円)ぐらいの串が多いかな。

 赤坂見附だけあって、値段もちょっと高級だ。

 順番にやって来た焼き鳥は、1皿めが「ささみワサビ」(220円)1本、「ささみ梅しそ」(220円)3本、「ささみ大辛」(270円)1本。

 2皿めが「ボンボジ」(240円)3本、「ねぎま」(240円)1本、「すな肝」(180円)1本、「焼鳥(塩)」(190円)1本、「アスパラ巻」(290円)1本。

 3皿めは「つくね」(240円)4本。

 4皿めが「焼鳥(タレ)」(190円)1本と「はつ」(240円)2本。

 そして5皿めが「ひな皮」(180円)1本と「白レバー」(290円)1本だ。

 自分が注文したものを取り皿にとりながらいただくんだけれど、すっかり酔ってるもんで、すでに自分の注文したものを忘れてる(爆)。

 さらに飲みものをおかわりしながら、焼き鳥の後も「漬物盛合せ」(880円)や「ぎんなん」(240円)を追加注文。

 最後は「焼きおにぎり(小2個)」(460円)や「鶏スープ」(200円)を注文して〆とした。

 午後11時過ぎまで、2時間半ちょっとの二次会は、4人で19,666円(ひとり当たり4,917円)でした。どうもごちそうさま。

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「りときや寛」 / 伝票に記入して注文 / 大根おろし、ホッピーセット

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鶏皮ポン酢 / りときやサラダ / ホタルイカ沖漬け

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ささみ3種5本 / 串焼き5種7本+つくね4本 / 焼鳥(タレ)、ハツ

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ひな皮、白レバー / 取り皿にとっていただく / 漬物盛合せ

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ぎんなん / 焼きおにぎり / 鶏スープ

店情報

《令和元(2019)年5月10日(金)の記録》

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店情報: 「りときや寛(かん)」(赤坂見附)

  • 店名: りときや寛Img_6141a
  • 電話: 03-3582-5558
  • 住所: 107-0052 東京都港区赤坂3-9-4 サカタニビルB1F・4F
  • 営業: 17:00-23:30(22:30FLO,23:00DLO)、土日祝休
  • 場所: 東京メトロ・赤坂見附駅A出口より徒歩約1分、永田町駅8出口より徒歩約4分。
  • メモ: 1996年オープン、予約可、カード可。78席(カウンター8席、4人卓×6、2人卓×2、半個室5室)。公式サイトあり。飲み放題付きコースメニューあり。以下、価格はすべて税別表記。
    〔料理〕お通し300。
    《りときや 寛の看板メニュー》白レバーのたたき890、鶏もも肉のたたき950、チキン南蛮950。
    《炭火串焼き》〈肉串〉焼鳥(塩)190・(タレ)190、ねぎま240、せせり200、手羽中240、つくね240、はつ240、白レバー290、砂肝180、軟骨(肉付)250、ボンボジ240、ひな皮180、ささみ(大辛)270・(梅しそ)220・(わさび)220、うずら卵180、豚トロ240、豚カシラ200。〈野菜串〉ししとう160、大分県産肉厚特大しいたけ350~、銀杏240、エリンギ270、アスパラ巻290、トマト巻290。〈限定串〉牛タン650、ハツモト串200。
    《まずとりあえず》クリームチーズの味噌漬け580、塩ゆで茶豆320、ゆで落花生460、ピリ辛きゅうり390、鶏皮ポン酢580、特製冷やっこ(油淋鶏ソース)420、ホタルイカの沖漬け580、梅水晶650、わさび漬け450、白菜の浅漬け430、漬物盛り合わせ880。
    《馬刺し》霜降り馬刺し1,980、タテガミ刺し1,880、馬刺し盛合せ2,980。
    《一品料理》鶏の煮込み580、なすのニンニク醤油炒め580、名物希少・白レバーのたたき890、若鶏モモ肉のたたき950、本場宮崎 チキン南蛮950、贅沢 炭火焼ハムステーキ1,170、白レバーの生姜煮400。
    《サラダ》りとやきサラダ(レタス・トマト・わかめ・玉子・じゃこの和風サラダ)680、ポテトサラダ580、冷やしフルーツトマト580~。
    《おすすめつまみ》炙り博多辛子明太子790、いぶりがっこチーズ620、ホタルイカの沖漬け580、梅水晶650、鶏皮ポン酢580、わさび漬け450、白菜の浅漬け430、クリームチーズの味噌漬け580、甘えびの唐揚げ580、漬物盛り合わせ880、炙りあげのみょうが巻き480、炙りえいひれ650。
    《お食事》焼きおにぎり(小2個)460、鶏スープ200、稲庭うどん(一人前)460。
    《甘味》バニラアイス300。
    〔ドリンク〕《焼酎・ボトル(720ml計売・キープ可)》
    〈芋〉霧島470・(B)2,800、黒霧島520・(前割り)470円・(B)3,000、甕幻600・(B)3,800、三岳650・(B)4,000、園乃露600・(B)3,800、赤霧島650・(B)4,200。
    〈麦〉金宮大麦焼酎 三重 25°480・(B)2,900、兼八900・(B)6,500、亀甲宮焼酎400・(飲みきりボトル300ml)880・(B)2,100、青酎600・(B)3,800。
    〈黒糖〉れんと480・(ソーダ割)500・(B)2,900。
    氷210、炭酸水500、梅干し120、金魚(しそ+唐辛子)120、梅シロップ120。
    《清酒》宮の雪520、浦霞630、一ノ蔵650、国権740、龍力880。
    〈熱燗〉宮の雪(一合徳利)520、龍力(一合徳利)880。
    《ビール》生ビール520、瓶ビール680、ノンアルコールビール400。
    《ホッピー》ホッピーセット(白・黒)490、なか(追加焼酎)190、そと(追加ホッピー白・黒)340。
    《プレミアムホッピー》プレミアムホッピーセット(赤)590、なか(追加金宮焼酎)260、そと(追加ホッピー赤)400。
    《酎ハイ・サワー》チューハイ380、緑茶ハイ400、ウーロンハイ400、ライムサワー400、梅サワー400、カルピスサワー420、フレッシュグレープフルーツサワー480、フレッシュレモンサワー480。
    《カクテル》カシスソーダ480、カシスウーロン500、カシスオレンジ500、カンパリソーダ480、カンパリオレンジ500。
    《ハイボール》角ハイボール(レモン入り)420、自家製ジンジャーハイボール550、山崎ハイボール(S)550・(W)880。
    《ウイスキー(ロック・水割り)》サントリー角瓶(S)390・(W)690・(B)4,500、山崎(S)550・(W)880・(B)9,600。
    《梅酒》紀州南高梅酒(ロック)450・(ソーダ割)480。
    《果実酒》巨峰酒(ロック)480・(ソーダ割)500、白桃酒(ロック)480・(ソーダ割)500、あんず酒(ロック)480・(ソーダ割)500。
    《日本酒》大七900、大山900、醸し人 九平次1,000、篠峯1,000。
    《芋焼酎湯割り》たちばな500。
    《ワイン》グラスワイン(赤・白)450、サングリア(ロック)440・(スパークリング)470。
    《ソフトドリンク》コカコーラ380、オレンジジュース380、ウーロン茶380、緑茶380、カルピス380、カルピスソーダ400、自家製ジンジャーエール400。
    (2019年5月調べ)

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有明海の海の幸と地酒 … 食楽亭「こころ」(肥前鹿島)

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 地元在住のみなさんと、肥前鹿島駅近くの食楽亭「こころ」へ。

 ここが鹿島でもっとも人気がある、もっとも美味しい店なんだそうな。

 地元の方々の口コミほど正しいことはない。これは楽しみだ。

Ariakekai  右の地図のように、佐賀県鹿島市は、有明海の北西海岸に位置しており、有明海の海の幸に恵まれている。

 まず生ビールをもらって乾杯すると、お通しとして出されたのは小さい赤貝のような貝の煮たの。貝殻の中が身でぎっしりだ。

 そして出されたシマアジの活造りには、思わず「おぉ~っ」という歓声が上がった。

 店内には生け簀があって、いつでも活魚が食べられるんだそうな。

 続いても活造りで、今度はカワハギだ。白く透き通るような身に、肝や皮は別皿で添えられている。

 連続的に出てきた3品めは「こう貝(テングニシ)」の刺身。

 この刺身三連発には日本酒だ。生ビールの後は地酒に切り替える。

 この近くには「肥前浜宿・酒蔵通り」という観光スポットもあるほどの、佐賀の酒処なんだそうで、地酒も種類が多い。その中からまずは「肥前蔵心ひぜんくらごころ純米吟醸酒2018BY火入れ」をいただく。

 ひとしきり刺身を堪能した後は、より有明海らしい海産物を、ということで「エツ(悦)」という小魚の唐揚げや、「ウミタケ(海茸)」という二枚貝の水管の炙りなどをいただきつつ、日本酒は2種めの「能古見のごみ純米吟醸」へ。

 話も大いに盛り上がり、玉子焼きや穴子焼きなどをつまみに、グイグイと酒も進む。

 2種の日本酒の後は「三岳みたけ」である。これは肥前のお酒ではなくて、薩摩(鹿児島)の芋焼酎だ。

 本来であればロックでいただきたいところだが、明日もまだ仕事が続くので、グッとガマンして水割りにしておく。

 食べ終えた刺身だが、シマアジはあら煮に、カワハギはみそ汁にして出してくれた。

 このみそ汁に、柚子胡椒を添えてくれてたんだけど、これが実によく合う!

 カワハギのみそ汁だから合うのかもしれない。

 柚子胡椒そのものも、東京で手に入るようなペースト状ではなくて、粒度が高くて、ツブツブした感じで、ちょっと入れてもビリっと効く。思わずもうひとすくい投入した。

 最後はお寿司で締めくくって、4時間半もの大宴会になりました。どうもごちそうさま。

 有明海の海の幸に、地元・鹿島の地酒たち。食楽亭「こころ」は地元のお客さんたちで満員でした。

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シマアジ刺身 / カワハギ刺身 / カワハギの肝と皮

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肥前蔵心 / エツ唐揚げ / 能古見

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玉子焼 / アナゴ / シマアジあら煮

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ウミタケ炙り / 〆の寿司 / カワハギみそ汁と柚子胡椒

店情報

《令和元(2019)年5月8日(水)の記録》

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店情報: 食楽亭「こころ」(肥前鹿島)

  • 店名: 食楽亭 こころKokoro
  • 電話: 0954-63-0510
  • 住所: 849-1311 佐賀県鹿島市高津原4426
  • 営業: 11:00-14:00&17:00-22:00、月休(月祝は営業)
  • 場所: 肥前鹿島駅から徒歩3分(252m)。
  • メモ: 45席、駐車場20台(2019年5月調べ)

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温泉のあとのお楽しみ … お食事処「お宝亭(おたからてい)」(肥前鹿島)

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 T先輩と一緒に肥前鹿島にやって来た。私自身は初めての肥前鹿島だけれど、T先輩はすでに数回、こちらに来られている。

 宿泊先の宿も、そのT先輩が手配してくれたのだが、この宿、なんと祐徳温泉(株)の系列なんだそうで、通常は700円する「ひぜん祐徳温泉宝乃湯」の無料入浴券がもらえる他、その温泉までの無料送迎もしてもらえる。

 チェックインして荷物を置いたら、すぐに温泉に向かって出発である。

 この温泉が、露天風呂の他、打たせ湯、内湯大浴場、浮き湯、寝湯、座り湯、気泡浴、電気浴、エステバス、源泉浴、遠赤外線サウナ、蒸気サウナ、水風呂と、実に13タイプものお風呂が用意されているのだ。

 ゆっくりと時間もあったので、すべてのお風呂を回ってみました。

 お風呂上りは、これまたT先輩に連れられて、同じ温泉施設内にあるお食事処「お宝亭」へ。

 温泉に浸かったあと、この「お宝亭」で飲んで帰るのも定番のコースなんだそうな。

 料理はメニューブックから注文することもできるが、大衆食堂と同じように入口の陳列ケースの中に並んでいるおかずをもらうこともできる。

 私は陳列ケースから「あら煮」(200円)と「ささゆき」(200円)をもらって、飲みものは「生ビール」を注いでもらうと、普段は500円の生ビールが、今日はサービス価格で半額(250円)だった。

 「ささゆき」は、佐賀県の東側エリア定番の豆腐なんだそうで、漢字で書くと「笹雪豆腐」。「呉豆腐ごどうふ」とも言うらしい。

 普通の豆腐が、豆乳を「にがり」で固めているのに対して、笹雪は「にがり」の代わりに「でんぷん粉」を練り込んで固めてるんだそうな。

 だからプリッと弾力感が強くて、しかもとてもやわらかいおもちを食べてるようなモッチリ感もある。

 生ビールを飲み終えて、T先輩が芋焼酎(350円)の湯割りと、追加のつまみをもらいに行くのについて行って、私は麦焼酎(350円)の水割りだけもらってきた。

 午後3時ごろに、福山でたっぷりの定食をつまみに飲んだあとは、電車で移動するだけで、ほとんど動いていないので、あまりお腹も空いていないのだ。

 麦焼酎の水割りは、徳利にいっぱい(正一合)の焼酎に、大きなポットにたっぷりの冷水、そして氷入りのグラスが渡される。これで勝手に水割りを作って飲むわけですね。

 T先輩の芋焼酎お湯割りも同じ感じ。徳利の焼酎に、大きなポットのお湯である。

 どちらも普通に作ると2~3杯は飲める。これで350円は安いねぇ。

 温泉の後、この「お宝亭」で1時間ほど楽しんで、私の総支払額は1,000円でした。どうもごちそうさま。

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ささゆき / あら煮 / 麦焼酎水割り

店情報

《令和元(2019)年5月7日(火)の記録》

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店情報: お食事処「お宝亭(おたからてい)」(肥前鹿島)

  • 店名: ひぜん祐徳温泉宝乃湯 お宝亭Otakara_zb
  • 電話: 0954-62-2815(0120-117-887)
  • 住所: 849-1312 佐賀県鹿島市大字納富分字地宝3114-5 ひぜん祐徳温泉内
  • 営業: 10:00-23:00(22:00LO)、不定休(宝乃湯に準ずる)
  • 場所: JR肥前鹿島駅よりタクシーで約5分。長崎自動車道・武雄北方ICまたは嬉野ICから車で約20分
  • メモ: 2001年オープン。160席。公式サイトあり。以下、カッコ内は会員(入会金200円)価格(税込)。
    〔定食〕焼魚定食550(500)、煮魚定食650(600)、とんかつ定食750(700)、刺身定食850(800)、ハンバーグ定食700(650)、エビフライ定食800(750)、唐揚げ定食700(650)、カキフライ定食700(650)、お子様ランチ500(450)、日替わりランチ(11:00-14:00)500。
    〔丼〕かつ丼700(650)、牛丼500(450)、親子丼500(450)。
    〔カレー〕カツカレー650(600)、カレーライス500(450)、唐揚げカレー650(600)、ハンバーグカレー650(600)、エビフライカレー700(650)。
    〔一品〕温泉豆腐500(450)、冷奴200(190)、枝豆250(230)、サラダ100(90)、ポテトサラダ250(230)、イカ下足400(380)、ピリ辛砂ずり400(380)、若鶏唐揚げ400(380)、たこ焼き400(380)、カリカリチーズ300(280)、ごぼう唐揚250(230)。
    〔ごはん〕ごはん150(140)、みそ汁100(90)、おにぎり2個150(140)、いなり3個200(190)、ちらし寿司250(230)、茶碗蒸し150(140)。
    〔麺〕温泉ちゃんぽん650(600)、温泉ラーメン500(450)、肉うどん450(420)、肉そば450(420)、えび天うどん500(450)、きつねうどん400(380)、スパゲティミートソース550(500)。
    〔飲み物〕生ビール500(450)、中瓶ビール500(450)、焼酎(芋・麦・米)一合350(330)、日本酒(冷や・熱燗)一合400(350)、ハイボール400(380)、酎ハイ(レモン)300(280)、サワー(各種)300(280)、平日限定・湯上りセット(生ビール+つまみ)600(550)。
    〔本日の小鉢メニュー(例)100~300円ぐらい〕わかめときゅうりの酢の物、ひじき、酢豚、かぼちゃの揚げ煮、ごぼう煮、肉じゃが、ささゆき、キムチ、ポテトサラダ。(2019年5月調べ)

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鞆の浦名物ちーいか天 … 小魚「阿も珍(あもちん)」(福山)

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 平成から令和へと代替わりしたゴールデンウイーク10連休明けの今日、松山市内の実家から、例によって福山を経由しての移動である。

 ところが!

 今日は火曜日。なんと福山「自由軒」は定休日なのでした。

 となると、第2案として思い浮かぶのは、福山人のソウルフード、関東煮の「稲田屋」なんだけど、ここは午後2時50分から4時までが中休み。

 今日の新幹線は、午後3時40分の予定なので、ちょうどのその中休みに引っかかってしまうのである。

『他にどこか面白そうな、美味しそうな店はないかなぁ。この前行った「たから屋」に、もう一度、行ってみるかなぁ』

 と思いながら、福山に向かう高速バスの中でネットを検索していたら、「小魚 阿も珍」という店が目に留まった。

 いや、正確には、目に留まったのは『小魚』という文字だ。

 瀬戸内海と言えば『小魚』。小イワシやネブト(メンパチ)など、小さくて旨みが強い魚が多いのだ。

 それを店名にしているということに引かれたね。

 しかも場所が福山駅の駅ナカ商業施設の中だ。新幹線の時間ギリギリまで飲むことができる。

 よし。ここにしよう!

 福山駅前に到着し、すぐに「小魚 阿も珍」に向かう。

 駅ビル1階のフードテラスの一角にあるこのお店。店頭ではお弁当なども売っていて、その横が店舗の入口になっている。

 入口の横に、座って待つための丸イスが10脚ほど用意されている。時間帯によっては待ち行列ができるんだろうな。

 「ひとりです」と店に入る。

 店内にはカウンター席とテーブル席があり、ひとりならカウンター席に通されるかと思いきや、奥の4人掛けテーブル席に案内された。

 テーブル席フロアは仕切り壁が多い造りになっていて、全体を見渡すことはできない。

 これはこれで居心地がいいのだが、店のおねえさんがどこにいるのかも見えないから、注文のために声をかけたりするのは、ちょっと大変そうだ。

 まずはメニューを確認する。

 午後2時前のこの時間帯は、昼用のメニューなのか、ネット情報で気になっていた、生ビール(中)に小鉢3品が付いた「ちょい呑みセット」(1,000円)や、単品の刺身メニューなどはないようだ。(料理メニュードリンクメニュー

 『どうしようかな?』とちょっと迷って、名物という「ちーいか天ぷら」が入っている、「ちーいか天刺身定食」(1,490円)と「生ビール(中)」(540円)を注文した。

 すぐに出てくる「生ビール(中)」。

 卓上に「ご自由にお召し上がりください」と書かれた「ゆずイカ塩辛」が置かれているので、これをつまみに生ビールを飲み始める。

 あまり待つこともなく「ちーいか天刺身定食」もやって来た。

 「ちーいか天ぷら」というのは瀬戸内の小イカ(小さなイカ)のこと。

 「小魚 阿も珍」を運営している「株式会社 阿藻珍味」がある鞆の浦とものうらあたりでは、ザルですくえるほど小イカが獲れたんだそうな。

 「ちーいか天ぷら」は単品もあるし(600円)、ちょっとつまみにするためにハーフ(350円)というのもある。お持ち帰り用(600円)も売っている。

 「ちーいか天刺身定食」には、その「ちーいか天ぷら」(フルサイズ)の他、刺身盛り合せ(かんぱち、サーモン、ボタンエビ)、小鉢(もずく酢)の他、ごはん、みそ汁、漬物、デザート(わらび餅)が付いている。

 さっそく熱々の「ちーいか天ぷら」から。

 天ぷらにする前に下味をつけているのか、濃厚な旨みを伴う、ほんのりとした甘さが特徴的。これはいいつまみになる。

 このほんのりとした甘みには、日本酒よりは焼酎だな。生ビールに続いては麦焼酎「二階堂」(432円)をロックでいただく。それくらいの強烈さがちょうど合う。

 「ちーいか天ぷら」はかなり量があるのに、ちーいか、焼酎、ちーいか、焼酎、……と繰り返してたら、いつの間にか終わりがやってきた。焼酎ロックは途中でもう1杯おかわりしたけど。

 それにしてもこの「ちーいか天ぷら」。できたて熱々の状態から、じわじわと常温に近づいてきて、完全に常温になってしまうまで、すべての状態で美味しいなぁ。

 このちーいか。ご飯にもすばらしく合うので、お酒が飲めない方は、ぜひご飯で。ちなみに定食のごはんとみそ汁はおかわりし放題です。(前述のとおり、ゆずイカ塩辛も食べ放題です。)

 さらに卓上に置かれている「じゃこふりかけ」がまたいい。これを振りかけると、ごはんもまた、つまみとしていただける。

 3時15分ごろ、各テーブルに夜用のメニューが追加された。こっちに「ちょい飲みセット」などもあるのかな。(私のところのように、すでにお客がいる席には、夜用メニューは置かれないので未確認。)

 3時半まで、1時間半ちょっとゆっくりと楽しんで、定食+生ビール1杯+焼酎ロック2杯でのお勘定は2,894円でした。どうもごちそうさま。

 「ちーいか天ぷら」、いいですぞ!

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小魚「阿も珍」 / 店頭のメニュー / ちーいか天ぷらのメニュー

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生ビール(中) / 卓上のゆずイカ塩辛 / 小皿に取っていただく

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ちーいか天刺身定食 / ちーいか天ぷら / 刺身盛り合わせ

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小鉢(もずく酢) / ごはん / みそ汁

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店内の様子 / 麦焼酎「二階堂」ロック / 福山のおすすめ土産

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卓上の調味料から / じゃこふりかけ / デザート(わらび餅)

店情報

《令和元(2019)年5月7日(火)の記録》

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店情報: 小魚「阿も珍(あもちん)」(福山)

  • 店名: 小魚 阿も珍 さんすて福山店Img_6000a
  • 電話: 084-959-5080
  • 住所: 720-0066 広島県福山市三之丸町30-1 さんすて福山内
  • 営業: 10:00-21:00(20:30LO)、無休(さんすて福山に準ずる)
  • 場所: 福山駅の駅ナカ商業施設「さんすて福山」の1階のフードテラスの中。
  • メモ: 2014年4月15日オープン。公式サイト公式Facebookあり。福山市鞆の浦にある「阿藻珍味」が展開する魚料理のお店。広島県福山市内に5店舗、岡山県倉敷市に1店舗の「阿も珍」がある。
    〔本日のおすすめ(2019年5月7日の例)〕(おすすめ1)ちーいか天刺身定食(小鉢、甘味、ご飯、みそ汁、漬物)1,490、(おすすめ2)刺身定食(キハダマグロ、サーモン、紋甲イカ、ねりもの天、小鉢、甘味、ご飯、みそ汁、漬物)1,080、鯛かぶと煮780、ネブト唐揚げ520、刺身三種盛(鯛、かんぱち、サーモン)680、海老天450、キス天450、メゴチ天450、タコ天450、小いわし天450、ちょい呑みセット(鯛わた塩辛、ちりめんおろし、イカわさび、生ビール中)1,000。
    〔料理〕《天ぷら》ちーいか天ぷら600・(ハーフ)350、天ぷら朱杯盛り896、海老天ぜいたく盛り1,382。
    《一品料理》刺身五種盛り1,058、ねぶとの南蛮漬け518、ねぶとの唐揚げ518、白ご飯(味噌汁・漬物付)324。
    《焼魚と刺身定食》ほっけ開き焼刺身定食1,680、金目鯛粕漬け焼刺身定食1,780。
    《重もの》阿も天重1,100、弁天丼1,150、サーモンいくら重1,180。
    《人気定食》ちーいか天刺身定食1,490、天ぷら刺身定食1,490、小魚天ぷら定食1,280。
    《焼魚と天ぷら定食》さわら西京焼天ぷら定食1,580、銀鮭塩麹焼天ぷら1,580、ブリ照り焼天ぷら定食1,380、さば味醂干し天ぷら定食1,380。
    〔飲みもの〕《ビール(キリン一番搾り)》生ビール540・(大)918、瓶ビール(中瓶)626。
    《ノンアルコールビール》キリン零ichi(ゼロイチ)432。
    《地酒・日本酒》千福(二合、呉市)734、天宝一(一合、福山市)626、神雷(一合、神石高原町)842。
    《店長おすすめ》ハイボール(角瓶)480、広島ウキウキレモン酒(ロック・炭酸割)580。
    《焼酎》二階堂(麦)432、兼八(麦)594、黒霧島(芋)432、佐藤黒(芋)626。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶(アイス・ホット)302、オレンジジュース324、ジンジャエール324。(2019年5月調べ)

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Aセットの存在を知る … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

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 長かった10連休も、残すところあと3日。ここから松山(愛媛県)に帰省である。

 が、その前に!

 今回も立ち寄りますよねぇ、福山の「自由軒」。

 福山駅で新幹線を降りて、「自由軒」に到着したのは、午後2時前。

 いつもはこの新幹線で来ると、すんなりと入ることができるんだけれど、さすがにゴールデンウイーク中の土曜日。店内はまだほぼ満席で、かろうじておでん鍋前が1席分だけ空いていた。

 いつもは瓶ビールから飲み始めるのだが、今日はいきなり『麦水むぎみず』を注文した。

 『麦水』というのは、「麦焼酎の水割り」(350円)のこと。

 「麦焼酎の水割り」を注文すると、カウンターの中で注文を受けてくれる女性から、カウンター奥の飲みものを注いでくれる女性に、「麦水ひとつね!」と注文が通されるのを聞いていて、最初から『麦水』と注文する常連さんが多いようなのだ。

 いつもなら、そのままスッと通るのに、今日の鍋前のおねえさんは、いつものおねえさんではない人で、「レモンは入れますか?」と聞かれた。

 「あ、お願いします」と反射的に答えると、くし切りのレモンが入った『麦水』が出された。(お勘定額から逆算すると、このレモンは50円のようである。)

 こんな飲み方もあったんだなぁ。はじめて知った。

 つまみは、これまたいつものように、「豆腐」(100円)と「すじ」(300円)からスタートする。

 これらは両方とも、おでんの具材で、「豆腐」はお皿に盛って、「すじ」は小鉢に盛って、それぞれ店特製の味噌ダレをかけてくれる。

 この味噌ダレに、七味唐辛子を振りかけて食べるのが旨いんだな。

 そのうちに、私の右どなりの人が席を立ち、かわりにいかにも大常連さんと思しき年配の男性客が入ってきて、腰を下ろしながら「Aセットね」と注文した。

 なに? Aセット? 初めて聞く言葉だなぁ。

 横目で観察していると、おじさんの前には、チロリに入った焼酎と、氷入りのグラス、そして缶の烏龍茶が出された。

「この組み合わせを『Aセット』っていうんですか?」

 ついつい気になってそう聞いてみる。

「そう。このセットで2~3杯飲めるから、これが一番安いんだ」

 とおじさん。値段は聞かなかったけど、たぶん焼酎が350円で、缶の烏龍茶が150円ぐらいだろうから、合計500円ほどだろうと思う。これで2~3杯飲めたら、たしかに安いよね。

 横浜「第一亭」のセットと同じようなもんなんだろうな。

 「豆腐」と「すじ」で、もう1杯『麦水』をもらうと、レモンを残したまま、麦焼酎の水割りと氷を足してくれた。

 Aセットのおじさんは30年来の常連さんなんだそうで、ほぼ毎日、午後2時から5時の間ぐらいにやって来ているんだそうな。

 2時から5時というのは、昼めしの時間が終わって、仕事が終わった会社員たちが来るまでの間。1日の中では、店がもっとも静かな時間帯なんだそうな。そのときをねらって、長年の常連さんたちがやって来るんだって。

 「豆腐」と「すじ」を食べきって、次は「ねぶと」(テンジクダイ、400円)を注文してみる。

「ネブト? 今日はおったかなぁ。ちょっと待ってよ」

 と言いながら、おねえさんは奥の厨房に「今日はネブトおる?」と確認してくれたところ、「おるよ」という返事。やったね。

 そのやり取りを聞いていた別のお客さんが、「こっちもネブトください」と注文したところ、「ごめん。さっきの1人前で終わった」だって。なんとまぁ、ギリギリでしたか。

 そのネブトができあがってきたところで、3杯めの『麦水』をもらう。

 するとAセットのおじさんも、つまみは何も注文しないまま最初のAセットを飲み終えて、2セットめのAセットを注文した。

 このAセット。すべてをおかわりする必要はなくて、焼酎だけ、烏龍茶だけ、あるいは氷だけのおかわりもできるんだって。

 3杯めの『麦水』も飲み干して、1時間ほどの滞在。お勘定は1,900円でした。どうもごちそうさま。

「それじゃ、お先に」

 と、Aセットのおじさんに声をかけて席を立つと、

「これから面白い常連さんたちがやって来るのになぁ」

 と残念がられた。またこの時間帯に、じっくりと来てみたいですね。

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麦水+レモン / 豆腐 / すじ

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麦水2杯め / 麦水3杯め / 「自由軒」

店情報前回

《令和元(2019)年5月4日(土)の記録》

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時代跨ぎの宴会の末に … 「串しん坊(くししんぼう)」(阿佐ヶ谷)他

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 毎年、ゴールデンウイークになると、呑んだフルさんが阿佐ヶ谷「川名」に飲みにやって来てくれる。

 この風習(?)が始まったのは、今から14年前の平成17(2005)年の5月。それ以来、15回めのシーズンを迎えた。

 改元を迎える今回は、平成時代の4月27日(土)に集まって、さらに時代をまたいで令和元年5月3日の今日、また集まった。

 私は昭和34(1959)年生まれなので、今がまさに還暦。その中間の昭和64年に、平成に改元したので、昭和時代を30年、平成時代を30年、それぞれ生きてきたことになる。

 令和時代も30年を生きて、トリプル30年になると面白い。90歳まで頑張らなきゃなぁ。

 平成の会(4月27日)は、午後4時に「川名」でスタート。恒例の「よじかわ」である。

 「川名」の後に、タクシーに分乗して沼袋の「たつや」に向かうのも、これまた恒例行事になっている。

 連休が始まったばかりの土曜日とあって、「たつや」も満席のお客さんでにぎわっていたが、店の前でちょっと待って、なんとかみんなで集まって座ることができた。

 そして令和時代の会は、同じく午後4時に「川名」でスタート。

 問題は二次会だ。

 残念ながら沼袋「たつや」は4月30日~5月6日まで7連休。

 他も多くの店が閉まっているので、阿佐ヶ谷駅周辺を歩いて探そうということになった。

 すると、なんと人気の「燗酒屋」が営業しているではないか。でも店の表の提灯は消えている。

 余語さんが確認してくれたところ、今日は予約でいっぱいとのこと。残念でした。

 他はあまりグッと引かれる店がなく、ひとまずこれまた人気の「立呑風太くん」の店頭で、作戦会議&トイレ休憩。

 なぜ店頭かというと、店の内部はあふれるほどお客がいっぱいで、店の前に置かれた立ち飲みテーブル(ドラム缶)にしか立てなかったから。

 ここでみんな飲みものを1杯ずつと、料理を何品かいただいて、今度は阿佐ヶ谷駅の高円寺側ガード下の探索に向かう。

 目指す「だいこん屋」は予想どおりお休みで、そこから南側のガード下を阿佐ヶ谷駅方向へと戻ってきた。

 そこで余語さんと、ここちきさんが「ここは!」と見つけれくれたのが、今回やって来た「串しん坊」だ。

 決め手は、店の前に停められているママチャリの数。ママチャリが多い店は、安くて美味しいところが多いんだそうな!

 これは知らなかったなぁ。

 さっそく店内へと入ると、たしかに店内は大にぎわいだ。

 結局、ここで腰を据えて2時間ほど楽しみました。

 お勘定は4人で7,938円(ひとり当たり1,985円)でした。どうもごちそうさま。

 平成から令和へ、2回にわたる時代跨ぎの宴会、ありがとうございました!>参加者のみなさん&お店のみなさん

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「川名」4.27 / 刺盛&サラダ盛 / ここちきさん&呑んだフルさん

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焼鳥も注文 / オリーブ漬 / 本日のメンバー

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「たつや」4.27 / ホッピー / 調味料の数々

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冷製の盛り合わせ / もつカレー / あぶら塩

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トロ / あぶら味噌 / はらみポン酢

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クエン酸サワー / 自撮り1 / 自撮り2

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「川名」5.3 スイカ / 枝豆 / 刺身&サラダ盛り合わせ

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さざえつぼ焼 / 牛すじ煮込み / 麻婆豆腐(玉子はサービス)

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焼鳥も注文 / 手の大きさがすごく違う! / 「立呑風太くん」

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「串しん坊」5.3 / 店頭のチャリが決め手 / 好みの飲みもので乾杯

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お通しのひじき煮 / フライドポテト / タコの唐揚げ

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日替りのボードメニュー / 牛タンコロッケ / こごみの胡麻和え

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赤ウィンナー串 / シロ2本とナンコツ / ジャガバター塩辛

・「川名」の店情報前回) / 「たつや」の店情報前回) / 「立呑風太くん」の店情報前回) / 「串しん坊」の店情報

《平成31(2019)年4月27日(土) & 令和元(2019)年5月3日(金)の記録》

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店情報: 「串しん坊(くししんぼう)」(阿佐ヶ谷)

  • 店名: 串しん坊Img_5860e
  • 電話: 03-5305-3300
  • 住所: 166-0004 東京都杉並区阿佐谷南2-20-9
  • 営業: (月~木)17:00-00:00、(金・土)17:00-01:00、(日)15:30-23:00。無休。
  • 場所: JR中央線阿佐ヶ谷駅南口から、高円寺方面に徒歩2分、左手。
  • メモ: 2011年12月19日オープン。飲み放題付きのコース料理あり。串焼は指定がない場合はオススメの味付けで提供。
    〔料理〕お通し300。
    《やきとり》ねぎま150、砂肝130、レバー130、ハツ130、ぼんじり150、カワ180、せせり180、ささみワサビ210、ささみ梅しそ210、ささみチーズ210、鶏ハツモト240、手羽先240。
    《やきとん》かしら150、タン150、ハラミ150、シロ150。
    《その他串》赤ウィンナー串130、ししとう160、ニンニク160、しいたけ160、ピーマン160、トマト豚巻き240、肉詰めピーマンチーズ240、ピーマン豚巻きチーズ入り240、うずら玉子240。
    《一品》もつ煮込み350、辛みそキャベツ150、冷奴280、白菜キムチ300、塩ゆで落花生380、イカの塩辛420、ジャガバター塩辛500、鳥皮ポン酢500、おしんこ盛り420、モツ焼きポン酢500。
    《野菜》冷やしトマト350、野菜スティック380。
    《あげもの》牛タンコロッケ(1個)200、ハムカツ(1個)200、手羽ギョーザ(1個)320、ゴボウチップス390、フライドポテト450、ナンコツ唐揚げ520、鶏の唐揚げ520、鶏の唐揚げピリ辛ネギソース620、カリカリクリスピーチキン620。
    《飯》茶漬け400、讃岐うどん450、焼き鳥丼550。
    《日替りのボードメニュー(2025年1月の例)》鹿児島カンパチ刺身680、北海道甘えび刺600、牛カルビ串おろしポンズのせ330、中華クラゲ昆布450、白なすおひたし500、パパの肉ジャガ480、さつま芋フライ420、なの花からしあえ380、合鴨ロースのミニサラダ500、豚と玉ねぎの串カツ1本280、佐藤のおもちの雑煮(関西風)420。〈本日の炊きこみごはん〉しそわかめ(小)220・(並)330。
    〔飲みもの〕
    《サワー・酎ハイ》ホイス420。バイス450・中だけ230・外だけ280。レモンサワー450、グレープフルーツサワー450、スダチサワー450、ウーロンハイ450、緑茶ハイ450、とうもろこしのひげ茶ハイ450。
    《ビール》アサヒスーパードライ生ビール(小)420・(中)550、アサヒ生ビール(マルエフ中ビン)750、(ノンアルコール)アサヒドライゼロ(小ビン)500。
    《カクテル》カシスソーダ500、カシスオレンジ500、カシスグレープ500、カシスウーロン500、ライチサワー500、ライチオレンジ500、ライチグレープ500。
    《梅酒(ロック・サワー・お湯割り・水割り)》濃酵梅酒450、赤い梅酒450。
    《ウィスキー(水割、ロック等も可)》ブラックニッカハイボール(45ml)420、角ハイボール(45ml)520、ジャックダニエルハイボール(45ml)580。
    《焼酎》一番札(麦)450、金黒(芋)480、白玉の露(芋)500、焼き芋黒瀬(やきいも)500、九代目(米)500、紅乙女(胡麻)500。
    《焼酎ボトル》一粒の麦(麦720ml)3,300、白玉の露(芋720ml)3,300、焼き紫(芋900ml)3,500。〈ボトルセット〉氷200、紀州南高梅150、デカンタウーロン茶480、カットレモン(半分)150、水100、お湯100、炭酸水100。
    《日本酒》豪快(京都府)(一合)500・(二合)900、立山(富山県)(一合)550・(二合)950、司牡丹(高知県)(グラス90ml)500・(一合)900、出羽桜(山形県)(グラス90ml)550・(一合)950、八海山(新潟県)720、菊姫(石川県)(グラス90ml)600・(一合)1,000。
    《ハウスワイン》タウンレゼルヴァ(チリ)(白or赤)480。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶280、緑茶280、グレープフルーツ280、オレンジジュース280、コーラ280、ウィルキンソン ジンジャーエール280。
    《日替りのボードメニュー(2025年1月の例)》〈芋焼酎〉森伊蔵(KING OF KINGS)1,000、村尾(かめ壺仕込み)900、魔王(名門の粋)900、伊佐美(芋らしい芋)580、だいやめ(ライチの香りソーダ割オススメ)480。〈麦〉兼八(店長イチ推し)550。〈日本酒(半合500・1合950・2合1,800)〉水島記(気仙沼)特別純米直汲み生原酒、オーシャン99(千葉)純米無濾過生原酒、無手無冠(高知)酒槽一番汲み純米生原酒、よこやま(長崎)純米吟醸無濾過生酒辛口、冽(山形)純米大吟醸。3Mのみくらべセット1,000。
    (2025年1月調べ)

    以下の価格はすべて税抜表記。
    〔料理〕お通し250。
    《やきとり》ねぎま100、砂肝100、レバー100、カワ100、せせり100、ぼんじり100、ナンコツ190、ささみワサビ190、ささみ梅しそ190、ささみチーズ190、つくね190、手羽先190。
    《やきとん》かしら100、タン100、ハラミ100、シロ100。
    《その他串》赤ウィンナー串100、ししとう150、ニンニク150、しいたけ150、ピーマン150、トマト豚巻き190、肉詰めピーマンチーズ190、ピーマン豚巻きチーズ入り190、うずら玉子190。
    《一品》もつ煮込み280、辛みそキャベツ140、冷奴250、白菜キムチ280、塩ゆで落花生300、イカの塩辛320、ジャガバター塩辛380、鳥皮ポン酢390、おしんこ盛り390、モツ焼きポン酢400。
    《野菜》冷やしトマト300、野菜スティック350、チョレギサラダ400。
    《あげもの》牛タンコロッケ(1個)160、ハムカツ(1個)160、手羽ギョーザ(1個)280、ゴボウチップス350、フライドポテト380、ナンコツ唐揚げ480、鶏の唐揚げ480、鶏の唐揚げピリ辛ネギソース580、カリカリクリスピーチキン580。
    《飯》炊き込みご飯(小)200・(並)300、茶漬け350、讃岐うどん400、焼き鳥丼480、青のり汁150。
    《日替りのボードメニュー(例)》シマアジ刺身580、自家製〆サバ500、スズキ刺身500、生湯葉刺420、イカの三升漬け420、富山のイカ黒作り450、ホヤの塩辛450、ほうれん草おひたし320、きつね納豆串350、鶏のタタキ500、タコの唐揚げ450、こごみの胡麻和え350、たけのこ山椒焼き420、わらびしょう油漬け380。本日の炊きこみごはん:たけのこ。
    〔飲みもの〕《サワー・酎ハイ》ホイス300、バイス380、中だけ190、外だけ220。レモンサワー380、グレープフルーツサワー380、スダチサワー380、巨峰サワー380、あんず380、ウーロンハイ380、緑茶割り380、お疲れさんにクエン酸サワー380、豆乳ハイ400、コーヒー豆乳ハイ420、とうもろこしのひげ茶ハイ400、柚子密サワー400。。
    《ビール》アサヒスーパードライ生ビール(小)290・(中)390、アサヒプレミアム熟撰(中ビン)620、アサヒノンアルコールビール(小ビン)390。
    《カクテル》カシスソーダ400、カシスオレンジ400、カシスグレープ400、カシスウーロン400、ライチサワー400、ライチオレンジ400、ライチグレープ400。
    《梅酒(ロック・サワー・お湯割り・水割り)》濃酵梅酒380、赤い梅酒400、緑茶梅酒400。
    《ワイン》ハウスワイン(白or赤)450。
    《ウイスキー》ブラックニッカハイボール300、ジャックダニエル(S)350・(W)550。
    《焼酎》一番札(麦)380、薩摩こく紫(芋)380、白玉の露(芋)420、薩摩乃薫純黒無濾過(芋)480、焼き芋黒瀬(焼き芋)480、九代目(米)480、紅乙女(胡麻)420。
    《焼酎ボトル》一粒の麦(麦)3,000、白玉の露(芋)3,000。《ボトルセット》氷200、南高梅100、デカンタウーロン茶380、カットレモン(半分)80。
    《日本酒》〈燗〉立山(富山県)(一合)480・(二合)840。
    〈冷〉司牡丹(高知県)680、出羽桜(山形県)720、八海山(新潟県)720、幻の瀧(富山県)820、菊姫(石川県)840。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶220、グレープフルーツ220、オレンジジュース220、コーラ220、ウィルキンソン ジンジャーエール250。(2019年5月調べ)

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地元の酒場でハシゴ酒 … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)他

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 とても長い気がしていた10連休も、はや前半の5日が終わり、今日から後半戦。あっという間ですねぇ。

 そんな後半戦初日の今日は、家族で焼肉屋。

 うちの家族の間で、とにかく人気が高いのが阿佐ヶ谷の炭火焼肉「スタミナ苑」だ。

 店内にはテーブル席と掘りごたつ席が並んでいて、いつも家族連れでいっぱい。予約しないと入れないほどの人気店なのだ。

 足立区鹿浜に同名の有名店があるが、確認したわけではないが、そことは無関係なようだ。

 今回もホッピー(400円)をいただきながら、1日限定5皿だけの「大判焼き(和牛リブロース)」(1,900円)からスタートして、最後は「テッチャン(牛腸)」(750円)で締めくくった。

 店を出ると、そのまま家に帰る家族とは別れ、ひとりで二次会に向かうのもいつものパターン。

 都立家政「竹よし」に向かったところ、なんと「竹よし」は5月1~7日の間、7連休。珍しいですね。

 それじゃあと、鷺ノ宮方面へと向かう。

 いつものように「ペルル」から「満月」という流れを想定していたものの、現在の時刻は午後7時。

 「ペルル」から「満月」という流れは、「ペルル」で午後11時半の閉店時刻を迎えて、その後、日付けをまたぐ感じで「満月」というケースが多いので、今の時間じゃ、ちょっと早すぎるなぁ。

 逆に早い時間の「満月」にはあまり行ったことがないから、先に「満月」にしてみよう。

 「こんばんは」と入った「満月」は、なんと女将さんが一人で切り盛り中。

 遅い時間帯には、アキラくん(女将さんの息子で二代目)が一人で切り盛りしているのだが、早い時間に来ると女将さんもいらっしゃったんですね。

 「お久しぶりです。お元気そうで!」

 とご挨拶をしながら、ホッピー(400円)をもらう。

 店内はほぼ満席状態ながら、客層はおじさんばかり。みんな女将さんのファンなんだろうなぁ。

 カウンター上に並ぶ大皿料理からは、「野菜いため」(300円)を注文した。

 遅い時間帯の「満月」とは客層も雰囲気も違うのが面白いなぁ。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(300円)をもらって、つまみに「スナップエンドウ」(300円)を注文すると、これが売り切れ。かわりに目の前にあった「ラッキョ」(300円)をいただいた。

 ゆっくりと2時間近く楽しんで、お勘定は1,600円。

 3次回として、いよいよ「ペルル」へ。

 「ペルル」の切り盛りは、曜日がわりの女性陣に任されている。木曜日の今日は、ミユキさんが担当だ。

 ミユキさんは、「ペルル」が前の場所にあったとき、すなわち先代の初代店主がご存命だったときから「ペルル」の切り盛りを手伝ってこられた方なのだ。

 いつものようにキープしているウイスキーを水割りでいただきながら、のんびりと1時間ほど。お勘定は氷・水代の500円でした。

 そして4軒めは、テクテクと都立家政に戻って、博多ラーメン「ばりこて」である。

 今日は「ばりこて」の長尾店長の誕生日なのだ。

 そしてこれまた、いつものように黒糖焼酎「里の曙」(400円)をロックでもらって、つまみは「ひとくちめんたい」(160円)を注文した。

 この「ひとくちめんたい」で、焼酎ロック1杯を飲み干したあと、「博多ラーメン」(650円)を『ばりかた』で注文する。

 そして「博多ラーメン」の麺を食べ終えたところで、焼酎ロックをおかわりして、残ったスープをつまみに焼酎ロックをいただくのが至福の時間なのだ。令和時代も、これはやめられんね。

 「ばりこて」のお勘定は1,210円なり。どうもごちそうさま。

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「スタミナ苑」 / 大判焼き(和牛リブロース) / 上タン塩

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和牛サブトン(肩ロース) / 牛レバ / 焼きおにぎり

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「満月」 / ホッピー / 野菜いため

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「ペルル」 / ウイスキー水割り / 誰かのお土産のデコポン

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「ばりこて」 / ひとくちめんたい、黒糖焼酎ロック / 博多ラーメン

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《令和元(2019)年5月2日(木)の記録》

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令和時代のモツはじめ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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 つつがなく令和時代がスタート。

 お祝いムードいっぱいの新時代を迎えて、1軒めの酒場は野方の「すっぴん酒場」である。

 まずは「黒ホッピー」(450円)をもらって、いつものように「れば」、「ちれ」、「しろ」(各100円)を注文すると、今日のお通し(100円)は定番のお新香(大根、キュウリ、カブ)である。

 昨日は平成時代の最後を「やきや」のイカでしめ、今日は令和時代の最初を「すっぴん酒場」のモツではじめる。こんな幸せなことはないなぁ。

 常連さんたちも、ひとり、またひとりとやって来て、まるでお正月を迎えたかのように新時代のご挨拶だ。

 最初のもつ焼き3本で、最初の1杯+「ナカ(おかわり焼酎)」(250円)をもう1杯飲み干して、3杯めとなる「ナカ」と共に、「さがり」と「かしら」(各100円)を注文する。

 最初に注文した「れば」、「ちれ」、「しろ」と、さっき注文した「さがり」、「かしら」の5種類が、目下の最大のお気に入りなのだ。

 ここに来て、あれば必ずと言っていいぐらい、この5品を注文している。

 最初の「れば」、「ちれ」、「しろ」がいかにも内臓系なのと対照的に、「さがり」と「かしら」はとても肉々したもつ焼きだ。

 常連さんたちとワイワイと楽しみながら、4杯めには「ピーマン肉詰め」(200円)をもらう。

 あらら。4杯めのナカで、ホッピーを作っても、まだソトが少し残っている。今日は5杯めがいけるなぁ。

 そんなわけで、ソト1・ナカ5となる5杯めのナカをもらって、つまみは名物の「しょうがみょうが」(200円)を注文した。

 「しょうがみょうが」は、生姜しょうがの豚肉巻きと、茗荷みょうがの豚肉巻きを串に刺して焼いたもの。

 1串に6個の肉巻きが刺さっているが、実はそのうちの5個は生姜巻き。茗荷巻きは1個だけなのだ。

 しかも順番も決まっていて、串の先端から順に、生姜、生姜、生姜、茗荷、生姜、生姜となっている。茗荷巻きは必ず頭から4番めなのでした。

 食べるときに、ぜひ4番めを意識しながら味わってみてください。

 たっぷりと3時間の立ち飲みタイム。品物と引き換え払いでの総支払額は2,450円でした。

 どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通しのお新香

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れば / ちれ、しろ / さがり

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かしら / ピーマン肉詰 / しょうがみょうが

店情報前回

《令和元(2019)年5月1日(水)の記録》

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平成最後はここで〆る … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 昨日に続いて、今日も開店前の行列に並んで「やきや」である。

 到着した時間も、列の順番も昨日とほぼ同じで、「川名」の大常連さんのすぐ後ろに並んだのも昨日と同じだ。

 10連休のさなかながら、昨日は月曜、今日は火曜。ちょうど「川名」の定休日なんですね。

 その「川名」の大常連さんと「今日は大雨にならなくて良かったですね」などと話しているうちに、開店となった。

 連休前の最終営業日の今日、開店待ちで店に入ったのは、ほぼ常連さんばかり。

 ほとんどのお客さんが飲みものの注文を聞かれないまま、それぞれの定番の飲みものが目の前にやってくる。

 そして昨日と同じく、みんなに料理の注文を、入った順に聞いていく。

 私は今日は「いか刺身(生姜)」(200円)と「いかげそ焼」(200円)を注文した。

 こうしておくと、まずは「いか刺身(生姜)」が出されて、「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらうころに「いかげそ焼」も焼き上がってくるわけですね。

 今日は平成最後の日。

 私自身、改元を迎えるのはこれで2度目だけれど、いつがその日になるのかわからなかった昭和最後の日と比べると、あらかじめ予定されている今回は、各方面で平成時代を振り返る特集が組まれたりして、時代が改まる準備も万端だし、それを迎える我われの気持ちも万全であるように思う。

 3杯めとなる「ナカ」をもらって、「いかなんこつ焼」(200円)を注文。

 「やきや」は、新しい時代を迎える明日(5月1日)から6連休。

 今日のうちに、たっぷりと「やきや」のイカを補充しておかなくっちゃね。

 イカ料理は他の店にもあるんだけれど、「やきや」のイカはなんか違う感じがするんだなぁ。

 ソト1・ナカ4の4杯めには、「いか納豆」(200円)をもらうことにした。

 「いか納豆」に入っている刺身の部位は、「いか刺身」に使われる胴体の部分でも、「いかみみ刺身」に使われるエンペラの部分でもなくて、スルメイカの胴体上部の、円錐形部分が使われている。

 これを細かく刻んで、納豆とあえるのが大きなポイント。この部位じゃないと、そしてこの刻み方じゃないと、納豆の食感とうまく合わないんだって!

 さらに納豆に付いてくる練り辛子は使わず、ワサビを添えるのも、「いか納豆」の美味しさの理由のひとつだ。

 「冷奴」(170円)と一緒にいただくのも好きなんだけど、今日はシンプルに、よ~くかき混ぜた「いか納豆」だけをつまみとした。

 いつものとおりホッピー4杯と料理4品を食べ終えたが、もうちょっと食べておきたい。

 今日は「げそわさ」(200円)があったので、燗酒(250円)と共に、その「げそわさ」をいただいて〆とした。

 今日も2時間の立ち飲みタイム。お勘定は2,050円でした。どうもごちそうさま。

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ホッピー / いか刺身(生姜) / いかげそ焼

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いかなんこつ焼 / 明日から連休 / いか納豆

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北の誉・燗酒 / げそわさ / 立呑み「やきや」

店情報前回

《平成31(2019)年4月30日(火)の記録》

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テング系の立呑み酒場 … 大衆酒場「神田屋(かんだや)」(中野)

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 職場の近くにあって、よく飲みに行っているチェーン居酒屋の「テング酒場」。

 その「テング酒場」を運営するテンアライド(株)が、新しい業態として『会社帰りにサク飲み、チョイ飲みで気軽に立ち寄れる「立呑み居酒屋」』というコンセプトの「立呑み 神田屋」を始めたのは昨年(2018年)3月28日のこと。

 それから1年たった、今年(2019年)の3月26日。その「立呑み 神田屋」の2号店が、中野にオープンしたという話を聞いて、やって来た。

 店に入ると広がるフロアは、座って飲めるテーブル席のスペースで、入口左手の厨房の前が、10人ほど立てる直線の立ち飲みカウンターになっている。

 立ち飲みカウンターで飲むことにした。(後でメニューを見てわかったが、座って飲む場合は席料100円が追加されるとのこと。)

 その立ち飲みカウンターには、割り箸や調味料などを入れたケースが、縦方向に均等に並んでいて、それがひとり分の空間を仕切る形になっている。狭くはない空間である。

 まずは「ホッピーセット白」(380円、以下すべて税抜表記)をもらう。

 生ビールジョッキに、氷入りで出される焼酎の量は、「テング酒場」のそれとほぼ同じ(60㏄)かな。

 それにホッピー外を注いでかき混ぜ、まずひと口。そして、カウンター上部の壁に貼り出されているメニューから、1品めのつまみを選ぶ。

 つまみの筆頭には、数種類の味付けが選べる「自家製焼き餃子」が並んでいる。もっともシンプルな焼き餃子が4個で180円。

 その次は鶏の唐揚げなんだけど、こちらは「塩鶏から」と「カレー塩鶏から」が、それぞれ1個100円。3個たのむと290円と、ちょっとお得になる。1個から注文できるのがおもしろいなぁ。

 他にもずらりと並ぶ料理は全部で50種類。いちばん安いのは「鶏スープ」の50円で、いちばん高いのが「桜刺し(馬刺し)」の490円。統計的には全体の平均値が275円、中央値と最頻値は共に290円です。

 「テング酒場」よりも、より安い方向になっているようだ。

 この50品のグランドメニュー以外にも、壁にいろいろとその時々のメニューが貼り出されている。

 そんな中から、1品めは「くさやチーズ」(290円)を注文した。

 くさやとチーズが出るのか、それとは違う形態で出てくるのか。楽しみに待っていると、出てきた「くさやチーズ」は、くさやが練り込まれたチーズだった。

 なるほど、こうきましたか。

 くさやのコクとチーズのコクが合わさって、ものすごくいい酒の肴になりますねぇ!

 どのお酒にも合うだろうなぁ、これは。

 「中(ホッピーのおかわり焼酎)」(170円)をお願いすると、「氷、多くしますか?」と聞いてくれる。

 安さが売りの酒場なんだけど、店員さんたちのホスピタリティがすごくいい。

 開店からまだ1ヶ月ちょっとということもあるのかもしれないが、このちょっとした気遣いが呑兵衛にはとてもうれしいのだ。

 だから店内もにぎわってるんだろうなぁ。

 2品めのつまみには、とても気になっていた「ナポリタン」(250円)を注文した。

 そのナポリタンは、注文を受けてから目の前の厨房で作ってくれる。

 立ち飲みカウンターで飲んでいると、その一部始終を目の前で見ることができて、これも楽しい。

 そして出てきたナポリタンは、味のしっかりした、つまみになるナポリタンだ。ホッピーが進むねぇ。

 3杯め(ソト1・ナカ3)となる「中」に合わせるのは「牛肉豆腐」(290円)。量はそれほど多くないものの、旨みの強い温かい汁がいいね。

 1時間ほどの立ち飲みタイム。消費税が加わってのお勘定は1,672円でした。どうもごちそうさま。

 とても居心地のいい酒場でした。

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大衆酒場「神田屋」中野北口店 / ホッピーセット(白) / くさやチーズ

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ナポリタン / 一人分ずつ区切りがある立ち飲みカウンター / 牛肉豆腐

店情報

《平成31(2019)年4月29日(月)の記録》

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店情報: 大衆酒場「神田屋(かんだや)」(中野)

  • 店名: 神田屋 中野北口店Img_5714zb
  • 電話: 03-5942-6507(予約可)
  • 住所: 164-0001 東京都中野区中野5-56-15 三京ビル1F
  • 営業: (月~金)16:00-23:30、(土)12:00-23:30、(日祝)12:00-22:30、無休
  • 場所: 中野駅北口を出て、正面の中野サンモール商店街の中を進むこと約200m。もうちょっとでサンモール商店街を抜けて、ブロードウェイに入るかなという1ブロック手前、右手に「エクセルシオールカフェ中野サンモール店」がある角を右折し、道成りに70mほど進んだ先、左手。中野駅から徒歩4分(280m)ほど。
  • メモ: 平成31(2019)年3月26日オープン。54席。以下、価格は税抜表記。イス利用の場合は、席料として1人100円。
    〔飲みもの〕《ぎょうざと鶏からにぴったり》ジントニペッパーサワー220、ドラゴンハイボール270、下町ハイボール270。
    《ホッピー(ストロングシャリ酎は+60)》ホッピーセット(白・黒)380、ホッピーセット(赤)480、中170、中(多め)240、外(白・黒)260、外(赤)360。
    《ハイボール》ハイボール290、コークハイボール350、ナポレオンハイボール390。
    《生ビール》サッポロ黒ラベル290。
    《ストロングシャリ酎サワー》ストロングシャリ酎バイスサワー280、ストロングシャリ酎レモンサワー250。
    《サワー(ストロングシャリ酎は+60)》バイスサワー220、濃い目の抹茶ハイ220、パンチレモンサワー190、ウーロンハイ190、グレープフルーツサワー220、ライムサワー220、金魚サワー280、信州産トマトハイ320、パクチーレモンサワー320、おかわりレモンサワー190、追加パクチー100、追加ライム30。
    《割り焼酎(1人3杯まで)》梅割り焼酎250、自家製コーヒー焼酎250。
    《紹興酒》紹興酒(熱燗・ぬる燗・常温・冷)390。
    《日本酒》とらふぐヒレ酒390(おかわり日本酒220)、日本酒(熱燗・常温)220。
    《地酒(100cc)》大山(山形)600、司牡丹(高知)600、春鹿(奈良)390、月の桂(京都)390、真澄(長野)350、男山(北海道)350、五橋(山口)350、にごり酒(月の桂)390。
    《本格焼酎》麦焼酎(水割り・お湯割・炭酸割り)290・(ロック)340、芋焼酎(水割り・お湯割・炭酸割り)290・(ロック)340。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶180、コーラ200。
    〔料理〕《焼き餃子(4個)》自家製焼き餃子180、ピリ辛!塩だれ焼き餃子230、チーズ焼き餃子250、シソ巻き焼き餃子250、パクチー焼き餃子290。
    《秘伝の塩鶏から》塩鶏から(1個)100・(3個)290、カレー塩鶏から(1個)100・(3個)290、油淋鶏(1個)120・(3個)350、タルタル鶏から(1個)120・(3個)350。
    《神田屋のおすすめ》黒毛和牛すじ煮込み350、牛肉豆腐290、冷やし手羽先99、ピーマンポテトサラダ(1個)160、青とうがらしのたまご炒め290、パクチーよだれ鶏奴290。
    《肉刺し》鶏レバー刺し(低温調理)350、がつ刺し250、国産鶏のたたき290、桜刺し(馬刺し)490、肉刺し3点盛り(がつ・鶏レバー・鶏たたき)390。
    《魚介》〆さば290、まぐろぶつ290、とらふぐ皮ポン酢350、鯨ベーコン390、さば味噌煮290、アジフライ(タルタルソース)250、活どじょう唐揚・活沢ガニの唐揚390。
    《定番》神田屋のポテトサラダ250、ピリ辛!よだれ鶏290、豆もやしのナムル170、味噌キャベツ170、菜のはなのおひたし190。
    《珍味》塩らっきょ220、いぶりがっこ190、山ごぼう漬220、おしんこ3点盛り290、いぶりがっこチーズ290、くさやチーズ290、山うに豆腐(豆腐味噌漬)290、珍味3点盛り390。
    《逸品》納豆オムレツ290、剣先いかのするめ290、厚揚げ豆腐190、芝海老の唐揚げ190、カレーポテトフライ190、青森県産にんにく丸揚げ290、ガツのニンニク炒め250、ナポリタン250、菜のはなの塩やきそば290、鶏スープ50。(2019年4月調べ)

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スペシャルなゲソ揚げ … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 荻窪「やきや」の開店時刻は午後4時。その2分ほど前に店に着くと、店の前には10人ほどの開店待ち行列ができていた。

 その行列の最後尾に並ぶと、ちょうど午後4時に、店内からカイト君(男性店員)が入口引き戸を開けてくれて開店だ。

 一番奥のテーブル席から、順次詰めるような形でお客さんたちが店内へと入っていく。

 私もそれに続く位置に立つと、ちょうどまな板前あたりに立つことができた。

 この場所は、ちょうど目の前が女将さん。

「あら。珍しいわね」と笑われた。

「初めて開店前の行列に並びました(笑)」

 長年通ってるけど、開店前の行列に並んだのは今日が初めてだったのでした。

 まずは店の奥のお客さんから、順に飲みものを注文を聞いていって、奥から順に飲みもの出してくれるのだが、なにしろほとんどのお客さんが常連さんなので、改めて注文を聞かれている人はごくわずかだ。

 ほとんどのお客さんの飲みものは、注文しないでも自動的に出てくる。

 私の前にも、自動的に「ホッピー」(320円)がやって来た。

 続いて料理も、奥から順に注文を聞いていき、それをカイト君が紙に集計。

 イカ刺〇個、ミミ刺〇個、ゲソ焼〇個……と料理ごとに個数を集計したら、それが女将さんに手渡され、女将さんが作るものと、カイトくんが用意するものに分けて、一斉に調理がスタートする。

 私はまずは「珍味わたあえ」(160円)だけを注文したのだが、多くのお客さんは料理を2~3品、まとめて注文しているようだ。

 いつもはすぐに出される「珍味わたあえ」も、それぞれの料理が一括して順番に用意されるから、少し時間がかかる。1杯めのホッピーの途中ぐらいで「珍味わたあえ」がやって来た。

 その「珍味わたあえ」をつまみつつ、1杯めのホッピーを飲み干して、ちょうど目の前にいるヨーコさん(女性店員)に「ナカ」(160円)をお願いすると、「この時間に、浜田さんがいるのが不思議な感じね」とヨーコさん。

 そうそう。同じ店でも、違う時間帯にやって来ると、店内の常連さんも違っていて、なんだか店の空気感も違って感じる。なんだかおもしろいね。

 2品めのつまみに「いかみみ刺身」(200円)を注文。今日は『ショウガで』のオプションは付けずに、標準的なワサビのままで出してもらう。

 「珍味わたあえ」の残りダレには、ワサビがぴたりと合うのだ。

 ちなみにこの「珍味わたあえ」。青森の郷土料理というわけではなくて、昨年亡くなった大将が考案した料理なんだそうな。

 大将は酒は飲めないんだけど、酒席に出る機会は多くて、そこで呑兵衛たちの好みや、つまみとなる料理を体得されたんだって。

 「珍味わたあえ」も、そういう中から生み出された料理らしい。

 青森出身の酒友・ミッチーが、この「珍味わたあえ」のことを、「懐かしい青森の家庭料理」と言っていたので、郷土料理ほどではなくても、似たような感じの家庭料理があって、それがヒントになってるんだろうな。

 つまみというと、一般的に塩っけのあるものが多いんだけど、「珍味わたあえ」は甘い味付けなのが面白い。イカワタがたっぷりと入っているのに、イカワタのクセをまったく感じないのもこの料理のすごいところだ。

 3杯めのナカには、バット上の残りが少なくなっている「げそ揚げ」(200円)を注文すると、それで売り切れ。

 ラストなので、ヨーコさんがお皿に取り分けてくれた。

 と、サラッと書いたけど、実は料理を担当するのは女将さんかカイトくん。ヨーコさんが取り分けてくれるのは、かなり珍しいケースなんじゃないかなぁ。少なくとも私は初めてだ。

 そんなわけで、今日の「げそ揚げ」は、とてもスペシャルな「げそ揚げ」となりました。

 この時点で、午後4時35分。まだ開店から35分しか経っていないのに、バット上に山盛りになっていた「げそ揚げ」がすべて売り切れた。早いなぁ。

 4杯めには「自家製塩辛」(200円)。

 「自家製塩辛」は仕込むのに日数が必要なので、明後日から連休に入る今だと、もう新たな仕込みはしていなくて、在庫限りで売り切れるんじゃないかというのが私の予想。

 昨年の年内営業最終日も、「自家製塩辛」は早めに売り切れてたのだ。

 だから、明日(連休前最終営業日)には「自家製塩辛」はない可能性もある。今のうちに食べておかなきゃね。

 「自家製塩辛」を食べてる途中で、4杯めのホッピーを飲み干してしまったので、「にごり酒」(270円)を追加注文。やっぱり塩辛には日本酒がよく合うのぉ!

 ゆっくりと2時間ちょっと立ち飲んで、今日のお勘定は1,870円でした。どうもごちそうさま。

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開店待ちの行列に並ぶ / ホッピー / 珍味わたあえ

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いかみみ刺 / わたダレ+ワサビ / げそ揚げ

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自家製塩辛 / にごり酒 / 立呑み「やきや」

店情報前回

《平成31(2019)年4月29日(月)の記録》

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久しぶりのもつ煮込み … もつやき「石松(いしまつ)」(中野)

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 ブラジル料理「カフェ・ド・セントロ」からの帰り道。

 乗った電車が中野行きだったので、中野で降りて、ひとりで二次会。

 行きたい店は決まってる。もつやき「石松」だ。

 とても大好きなお店なんだけど、「石松」の開店時刻は午後7時。

 会社帰りの午後6時半前後には、まだ開いていないので、別の店に行ってしまっていたのだ。

 午後10時過ぎの今ならば、開いてるよね。カウンター7席のみの店内に、空席があるかどうかの保証はないけれど……。

 「こんばんは」

 と入った店内には、ラッキーにも空席があり、すぐに座れた。ひと安心だ。

 飲み物に「緑茶ハイ」(380円)をもらうと、今日のお通しは、お新香の盛り合せ。

 さて、何から注文しようか、とホワイトボードを見ると、「煮込み」(380円)が、これだけ朱書きされている。

 さっそくその「煮込み」を注文した。

 「石松」に来たのも久しぶりだけど、「石松」の「煮込み」は、もっともっと久しぶりだ。これが旨いんだ。

 2杯めは「チューハイ」(400円)。

 つまみには、「レバー」、「しろ」、「チレ」(各1本100円)を焼いてもらう。

 以前から何度か書いているとおり、ここ「石松」のもつ焼きは、レアめのミディアム。ちゃんと火が通っている中で、いちばんレアに近い状態なのだ。

 これはもう、肉の内部の焼き加減が透視できているとしか思えないような焼き具合ですね。

 このもつ焼きと対照的なのが野方「すっぴん酒場」のもつ焼き。

 こちらはウェルダンめのミディアム。でも決して焼き過ぎていない。

 これまた肉の内部が見えてるような焼き加減なのである。

 参考用として、以下の写真のところに、「石松」と「すっぴん酒場」の「れば」「しろ」「ちれ」を上下に並べて掲載しておきます。その焼きあがり状態の違いを、写真でもご確認いただけると思います。

 どちらがいいというのではなくて、どちらもそれぞれの美味しさがあるので、ぜひ両方を食べ比べてみてください。

 さっくりと1時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は1,680円でした。どうもごちそうさま。

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もつやき「石松」 / 電灯看板 / 緑茶ハイ

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お通しのお新香 / 今日のホワイトボードメニュー / チューハイ

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レバー / しろ / チレ

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「すっぴん酒場」のれば / しろ / ちれ

店情報前回

《平成31(2019)年4月26日(金)の記録》

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今夜の主菜は牛ランプ … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

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 ときどき食べたいブラジル料理。

 今日は4人で、帝劇ビル地下のブラジル料理店、「カフェ・ド・セントロ」にやって来た。

 日本でブラジル料理というと、サーベルのような大きな串に刺した焼肉、「シュラスコ」が有名、というか、「シュラスコ」しかないぐらいの勢いですが、実は「シュラスコ」はブラジル料理のほんの一部。

 今日もまずは生ビール「プレミアムモルツ」(500円、以下すべて税抜表記)をもらって乾杯し、ブラジルらしい料理を次々に注文する。

 まっ先に出てきたのは「もっちもちチーズパン(ポン・ヂ・ケージョ)」(1個90円)。チーズが練り込まれたパンは、その名のとおり『もっちもち』。できたての温かい状態で出されるのがいいね。

 「揚げタコのさっぱりビネガーソース(ポゥヴォ・フリット・アォ・ヴィナグレッチ)」(580円)は、ポルトガルからブラジルに伝わった料理。ブラジルでもタコはよくいただきました。揚げタコよりも、酢ダコのような食べ方が多かったなぁ。

 「鶏肉のコロッケ(コシーニャ・ヂ・フランゴ)」(480円)と「干し鱈のコロッケ(ボリーニョ・ヂ・バカリャウ)」(500円)は、丸いままだとお皿の上で転がってしまうので、フォークの背中で押してつぶし、「ピメンタ」というピリ辛ソース(タバスコのようなもの)をかけていただきます。

 「タピオカ芋のカリカリフライ(マンジョッカ・フリッタ)」(580円)。ブラジルにいるときは、ゆでたマンジョッカをよく食べました。

 やせた土地でも、どんどん育つマンジョッカがあったために、ブラジル人が怠け者になったと言われるぐらいの芋。

 肉料理にかける「ファロッファ」という粉も、この芋から作られる。

 ここらで飲み物を「カイピリーニャ」に切り替える。

 「カイピリーニャ」は、サトウキビから造られた「カシャーサ」という蒸留酒に、ブラジル・レモン(=タヒチ・レモン)を混ぜて作ったカクテル。たっぷりのクラッシュド・アイスを使うのがポイントだ。(砂糖も入れるのが正式なレシピなんだけど、甘過ぎるので、いつも砂糖なしにしています。)

 「ブラジルソーセージと玉ねぎソテー(カラブレーザ・アセボラーダ)」(580円)。いろんな種類があるブラジルソーセージの中で、これはカラブレーザというタイプ。ソーセージ自体がかなり塩辛いので、玉ねぎと一緒に炒めると、ちょうどいい感じになるのだ。

 ワイン好きなメンバーのため、イタリアの白ワイン、「Est! Est!! Est!!! di Montefiascone(エスト! エスト!! エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ)」(2,200円)ももらう。

 続いて注文した「パステル」は、「ひき肉と玉子のパステル(パステウ・ヂ・カルニ・イ・オヴォ)」(300円)と「干し肉とクリームチーズのパステル(パステウ・ヂ・カルニセッカ・イ・ヘケイジョ)」(300円)を注文した。

 「パステル」は「ブラジル風揚げ餃子」と紹介されることも多いが、餃子とはかなり違うんだなぁ。

 パリッと切り分けて、中の具材にヴィナグレッチという、野菜のソースを入れていただくのが美味しい。

 そしていよいよメインディッシュ。

 今夜は「牛ランプステーキ(600g)(ビッフィ・アウカトラ・グレリャード)」(2,480円)をいただいた。

 ブラジルではピッカーニャ(イチボ)が旨みが強くて美味しいんだけど、日本の牛肉はもともと脂分が多いからか、アウカトラ(ランプ)のほうが美味しく感じるんだなぁ。

 たっぷりのステーキをいただいた後は、「ポルトガル産オリーブ盛」(380円)、「さっぱりピクルス」(380円)、「ミナスチーズ(ケイジョ・ミナース)」(500円)などの、つまみつまみした料理を肴に、「カイピリーニャ」や「白ワイン」をいただく。

 ゆっくりと3時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は4人で15,568円(ひとり当たり3,892円)でした。どうもごちそうさま。

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生ビールで乾杯 / ポン・ヂ・ケージョ / 揚げタコ

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鶏肉のコロッケ / 干し鱈のコロッケ / タピオカ芋フライ

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カシャーサ / ブラジルソーセージ / 白ワイン(イタリア)

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パステル / オリーブとピクルス / ミナスチーズ

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《平成31(2019)年4月26日(金)の記録》

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地元呑兵衛お勧めの店 … 「焼鳥どん(やきとりどん)」(荻窪)

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 一昨日、「やきや」で飲んでたとき、たまたま立ち飲みテーブルで一緒になったお客さんたちが、地元・荻窪在住で、毎日のようにこの辺りを飲み歩いている人たちだった。

 というか、「やきや」には、地元在住で毎日のように飲み歩いているお客さんが多いのだ。

 そのうちの8割方ぐらいは、「やきや」の大常連さんとして毎日のように「やきや」にやって来る人が多いが、残る2割ぐらいは、あちこちを飲み歩いているご様子。

 一昨日の立ち飲みテーブルは、たまたま後の2割の方々だった。

 みんな初対面同士のひとり客らしく、始めのうちは一人一人で、特に話すこともなく静かに飲んでいたのだが、なんかのきっかけで話をするようになってそれがわかった。

 そのうちに、「やきや」以外のおすすめの酒場はどこかという話題になった。

 すぐに名前が出てきたのは、「やきや」のすぐとなりの「魚政宗」。ここのトイレは「やきや」と共用だ。

 みんな、「やきや」がいっぱいで入れないときに「魚政宗」に行っていたんだけど、今や「魚政宗」も大人気店。となり合う両店が満員で、どっちにも入れないことも多いんだそうな。

 他にも「つまみや」や「鳥もと2号店」などの名前があがったが、みんなが口をそろえて「ここはいいよ! ぜひ行ってみて!」とご紹介してくれたのが「焼鳥どん」。

 ここも荻窪駅南口側にあるんだけど、かなり環八寄り。

 今は閉店してしまった鳥料理の「鳥晴」のあとに、2年ほど前(2017年7月)にオープンした店なんだそうな。

 みんなが口々にオススメしてくれた内容をまとめてみると、とにかくホッピーの焼酎の量が多くて、煮込みは安くてボリュームたっぷり、焼鳥も1本80円(税別)なんだそうな。

 すでに地元では人気が高くて、すぐには入れないことも多いらしい。

 それはぜひ行ってみなければということで、今日、その「焼鳥どん」に向かったのでした。

 店に着いたのは午後6時半。

 うわさどおり、店内はほぼ満席状態で、「こちらでいいですか」と案内されたのは、入口のすぐ右手にある、二人用のテーブル席だった。

 さっそくオススメしてもらっていた「センベロホッピー」(380円、以下すべて税抜表記)と「煮込み」(380円)を注文する。

 出てきた「センベロホッピー」は氷入りながら、生ビールジョッキの8割ぐらいまで焼酎が入っている! ホッピー(ソト)が入るすき間がほとんどないぞ!(喜)

 そして「煮込み」もやってきた。

 大きな丼の中には煮込みがたっぷりと盛られ、中を探るとどっしりと大きい鶏肉が入っている。

 そして丼がのったお皿の上には、大きな海苔が二枚。

 添えられているレンゲで、まずはスープをひと口。

 おぉ。スパイシーな味わいがいいですねぇ。

 大きな肉を崩しながら、グイグイと食べ進むが、なにしろ丼いっぱいの煮込みなので減らない減らない。

 一昨日の人たちが言ってたとおり、ひとりで来たら、つまみはこの1品だけで十分だなぁ。

 「ナカ」(180円)をおかわりすると、この焼酎ボリュームがまたすごいっ。

 この濃さで飲み続けると、すっかり廃人になってしまいそうなので、ちょっと飲んだすき間にホッピー(ソト)を足して、全体としてソト1・ナカ3になるぐらいペースで飲み進める。

 そのうち、店の外には、順番を待つお客さんも現れた。予約ができない店なので、とにかく来るしかないんですね。

 カウンター席に空きができたので、私はそちらに移動。代わりに外で待っていたカップルが2人用テーブル席に座った。

 つまみは「煮込み」だけで十分なんだけど、せっかくなので看板メニューの焼鳥も食べておきたい。

 そこで、メニューの冒頭に書かれている2品、「自家製つくね」(80円)と「チーズささみ」(80円)を注文した。

 「自家製つくね」は『大葉、胡椒入り』という注記が入っており、これまた「煮込み」に負けず劣らずのスパイシーな味わいだ。

 「チーズささみ」のほうは『お一人様一本まで』の限定品なんだけど、たしかにお代わりしたくなる逸品だった。

 これらが80円って素晴らしいね。

 焼鳥2本を食べ終えたところで、3杯めとなる「ナカ」をもらって、「漬物」(250円)を追加注文した。

 「漬物」は、キュウリ、セロリ、カブなどの他に、赤や黄色のパプリカも入っていて、色合いが鮮やかだ。しかも、下の写真で見ると扁平に見えるかもしれないが、実は器の深さ方向にもたっぷりと盛られていて、キュウリも2枚に見えるけど、その奥にもう一枚ずつ隠れていて、全部で4枚だ。うれしいたっぷり感ですね。

 初回の今夜は、さっくりと1時間半ほど楽しんで、お勘定は1,650円でした。どうもごちそうさま。

 呑兵衛同士の口コミほど信頼できる情報はない。地元の呑兵衛さんたちの酒場アンテナ、高くて正確ですねぇ。また1軒、いいお店を知ることができました。

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「焼鳥どん」 / センベロホッピー / 煮込み

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ナカ / 自家製つくね、ささみチーズ / 漬物

店情報

《平成31(2019)年4月25日(木)の記録》

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店情報: 「焼鳥どん(やきとりどん)」(荻窪)

  • 店名: 焼鳥どん 荻窪店Img_5613za
  • 電話: 03-3392-9845(予約不可)
  • 住所: 167-0051 東京都杉並区荻窪5-16-7 スカイコートエクセレント荻窪1階
  • 営業: (月~金)17:00-23:30(23:00LO)、(土日祝)17:00-23:00(22:30LO)、無休
  • 場所: JR荻窪駅西口を南側に出て、線路に沿って環八方面(西荻窪方面)へ約2分。左手のセブンイレブンの脇にある階段を降りると目の前。セブンイレブンの下。
  • メモ: 2017年7月オープン。公式サイトあり。店内禁煙。カウンター10席、こあがり(掘り炬燵)6席×2、個室2席+5席の合計32席。席料100円。混雑時2時間制。以下の価格はすべて税抜表記。
    〔料理〕《焼鳥(2名以上の場合は各種2本以上ずつ注文すること)》自家製つくね(大葉、胡椒入り)1本80、チーズささみ(1人1本まで)1本80、上たん1本80、ほほ1本80、上れば1本80、上シロ1本80、もも1本80、のどなんこつ1本80、はつ1本80、皮1本80、砂肝1本80、皮ねぎぽん酢2本200、ももねぎぽん酢2本200、焼鳥丼380。
    《煮込み》煮込み380、煮込み玉子450、煮込みご飯(玉子入り)480、(無料で山椒入り、からし入り、ガーリック入りにできます。ネギだくは+50円です)。
    《一品》冷やしトマト250、牛スープ380、ポテサラ350、ローストビーフポテトサラダ380、鶏マヨ380、鶏唐揚げ380、キャベツ味噌250、かぶ味噌250、漬物250、揚げナス250、らっきょ100、ライス200。
    《自家製タルタル》タルタル玉子250、タルタルチキン380。
    〔飲み物〕シャリ生レモン380、生中(サッポロ)380、センベロホッピー380、センベロバイス380、シャリホッピー380、シャリバイス380、外200、中100、ビームハイ380、チューハイ(巨峰・プレーン)330、抹茶ハイ330、ウーロンハイ330、梅酒350、黒霧島(芋)350、八丈 情け嶋(麦)380、ウーロン茶200、コーラ200、ジンジャーエール200、オレンジジュース200、(各種水割り、ソーダ割り、お湯割りできます)。(2019年4月調べ)

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豚の盛り合わせハーフ … 支那そば屋「こうや」(四ツ谷)

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 四ツ谷駅近くの人気店、支那そば屋「こうや」にやって来た。

 店に入って「二人です」と告げると、店の奥のほうの小さな円卓に案内された。

 この円卓、椅子は4つあるものの、2人で座り、残る2席をカバンなどの荷物置き場にしてちょうどいいぐらい。

 この場所が、この先、右手の奥の間との曲がり角になっているので、これより多い人数(3人以上)が座ると、通路がふさがってしまう可能性がある。

 逆に、この円卓を、今日のように二人で使わせてもらえると、ゆったりとした感覚でいいかもね。

 まずは「生ビール」(500円)を二つもらって乾杯し、つまみは「豚舌 たん」、「豚心 はつ」、「豚胃 がつ」、「豚耳 みみ」の「盛り合わせ」を注文する。

 「盛り合わせ」には、通常の「盛り合わせ」(1,400円)と、少量の「盛り合わせハーフ」(1,100円)があるが、店のおねえさんの「お二人ならばハーフでちょうどいいぐらいですよ」という言葉もあってハーフにした。

 しかしながら、結果的にはフルサイズでも良かったかも。それくらいクセがなくて美味しくて、「盛り合わせハーフ」はあっという間に無くなった。

 その「盛り合わせハーフ」と一緒に、「くらげサラダ」(1,000円)も注文したら、「くらげサラダ」のほうが圧倒的に早く出てきた。

 この「くらげサラダ」、まわりにトマトスライスなどをあしらって、見た目は美しいんだけど、1,000円にしては量が少ないなぁ。中華料理の前菜でよく見かける一品だけど、実は高級品なんだろうか。

 さらに「紹興酒(中瓶)」(2,100円)を燗でもらって、「豆苗とトマトの炒め」(1,000円)と「皿わんたん」(800円)を追加注文。

 もともとラーメンが人気のこのお店。「雲呑麺(わんたんめん)」(1,000円)も人気が高いんだそうで、「皿わんたん」もボリュームがあって美味しい。これはいいね。

 「紹興酒」がもうちょっと残っているので、さらに「小魚の南蛮漬け」(850円)を注文すると、小魚は鯵(アジ)だった。それが5尾。

 2時間ほど楽しんで、お勘定は二人で8,300円(ひとり当たり4,150円)でした。どうもごちそうさま。

 酒場と言うよりは、やっぱりラーメン屋さんなんだろうなぁ。今度は麺類を食べに来なきゃね。

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支那そば屋「こうや」 / 入口ののれん / 生ビールで乾杯

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くらげサラダ / 盛り合わせハーフ / 紹興酒(中瓶)

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豆苗とトマトの炒め / 皿わんたん / 小魚の南蛮漬け

店情報

《平成31(2019)年4月24日(水)の記録》

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店情報: 支那そば屋「こうや」(四ツ谷)

  • 店名: 支那そば屋 こうやImg_5595za
  • 電話: 03-3351-1756(予約可)
  • 住所: 160-0008 東京都新宿区四谷1-23 上野KGビル
  • 営業: 11:30-22:30(22:00LO)、日祝休
  • 場所: JR四ツ谷駅・四ツ谷口(地下鉄なら2番出口)を出て、「しんみち通り」を抜けた先を、さらに35mほど進んだ右手ビル1階。駅からは徒歩4分(300m)ほど。
  • メモ: 昭和58(1983)年創業。平成17(2005)年に火災により閉店したが、平成23(2011)年8月1日に現在の場所で営業再開。カウンター10席、テーブル50席の合計60席。11:30-15:00は禁煙。予約可。
    〔菜単 11:30~〕支那麺(しなそば)800、雲呑(わんたん)900、雲呑麺(わんたんめん)1,000、叉焼麺(ちゃしゅうめん)1,000、高菜麺(たかなそば)1,000、鳥翼麺(とりそば)1,000。
    涼麺(りゃんめん)1,000、上海涼麺(夏限定ごまダレ!!)1,100。
    極辣麺(カライカライそば)1,200、牛臓辣麺(牛もつそば)1,200、湯麺(たんめん)1,000、温汁つけ麺(温つゆつけ式そば)900、炒麺(焼きそば)950。
    皿わんたん800。
    醤蛋(じゃんたん、味付玉子)100、鶏手羽煮付1本100。
    ライス100、麺の大盛りは100円増。
    生ビール500、キリンビール大瓶700、青島ビール小瓶550、日本酒1合500、冷酒(1.5合)800、紹興酒(小瓶)600・(中瓶)2,100、焼酎(麦・芋)400。
    《昼下がりのメニュー》腸詰、牛モツ煮込、野菜炒め、皮蛋(ぴーたん)、春雨サラダ。
    〔菜単 17:00~〕豚舌(たん)、豚心(はつ)、豚胃(がつ)、豚耳(みみ)、盛り合わせ1,100/1,400(各々単品でも可)、腸詰700。
    皮蛋(ぴーたん)500、豆腐サラダ700、春雨サラダ850、くらげサラダ1,000、大人のポテトサラダ650、薩摩地どりの刺身900、切り干し大根の玉子焼き750。
    青菜としいたけの炒め800、ニンニクの芽と鶏レバーの炒め1,000、豆苗とトマトの炒め1,000、竹の子とふくろ茸の炒め1,100、黄ニラと肉の炒め1,600。
    小魚の南蛮漬け850、しじみの辛子みそ炒め1,100、牡蠣のオイスターソース炒め1,100、m文甲イカとセロリの炒め1,100、海老のトマトソース煮1,600、生イカの老酒漬け1,000~1,200。
    豚角煮(東坡肉)1,300、角煮焼きそば1,300、牛モツ炒め1,100、焼きビーフン(炒米粉)1,100。
    角煮青菜麺(角煮そば)1,200、黄韮湯麺(黄ニラそば)1,200。(2019年4月調べ)

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いか納豆と同時に冷奴 … 立呑み「やきや」(荻窪)

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 お腹が空いてるときの最初のつまみとして、「いか納豆」(200円)&「冷奴」(170円)がとてもいい。

 醤油をちょっとだけ多めにかけて、よ~くかき混ぜた「いか納豆」で、「冷奴」をいただくのだ。

 「冷奴」はそのまま食べても、もちろんいいつまみになる。必ず「冷奴」を注文している常連さんも多い。

 でも、せっかくの「やきや」なので、こうして「いか納豆」と合わせて「冷奴」をいただくか、「自家製塩辛」(200円)と共に「冷奴」をいただくのがいいよねぇ。

 そうそう。「もつ煮込」(170円)をもらって、その残り汁に「冷奴」を投入して食べるのもおすすめです。

 火曜日の今日、「やきや」に到着したのは午後6時20分。

 立ち飲みカウンターは満員で、奥の立ち飲みテーブルの一番奥の、テーブル短辺の部分だけがポツンと空いていた。

 「ホッピー」(320円)をもらって、まず注文したのが冒頭の「いか納豆」&「冷奴」。

 これで「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもう1杯いただいた。

 3杯めとなる「ナカ」に合わせて注文したのは「いかげそ焼」。

 スルメイカ1匹分のゲソを、連なったまま焼き上げて、できあがったところで足1本1本を切り分けて、マヨネーズを添えて出してくれる。つまり1人前が、イカ1匹分。ゲソ10本だ。

 ゲソはタレ焼きされているので、添えられたマヨネーズに七味唐辛子を振りかけて、ちょっとピリ辛めにしていただくのが旨い。

 4杯めには「げそ揚げ」(200円)を、『タレかけ』オプションでお願いした。

 『タレかけ』は、「珍味わたあえ」が売り切れた後、その器に残っているタレをかけてもらうオプション。ひとり1度だけお願いすることができる。(「珍味わたあえ」を食べた人はお願いできません。)

 私はいつも「げそ揚げ」を『タレかけ』にしてもらっているが、「いかなんこつ焼」にも合うと思う。

 今夜も1時間半ほどの立ち飲みタイム。お勘定は1,570円でした。どうもごちそうさま。

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立呑み「やきや」 / ホッピー / 冷奴

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いか納豆 / かき混ぜていただく / 5月連休の予定

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いかげそ焼 / マヨネーズに七味唐辛子 / げそ揚げ(タレかけ)

店情報前回

《平成31(2019)年4月23日(火)の記録》

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ひとり呑みが広がって … 「第三秋元屋(だいさんあきもとや)」(野方)

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 「最近、『秋元屋』に行ってないなぁ」と思いながらやって来たのは、その「秋元屋」のすぐ近くにある「第三秋元屋」だ。

 なぜこっちに来たかというと、「秋元屋」本店は月曜が定休日だから。

 ちなみにこちら「第三秋元屋」は木曜が定休日。

 両方の定休日をずらすことで、どちらもお休みという日を無くしてるんですね。

 野方をと言うよりも、今や東京西部を代表する酒場になっている「秋元屋」。今日もさすがにお客さんが多くて、カウンターには2席分の空きがあるのみ。

 そのうちの1席に座り、まずはやっぱり「ホッピーセット白」(400円)である。

 平成16年(2004年)に「秋元屋」が開店したころ、東京西部でホッピーや下町チューハイが飲める酒場は、まず無かった。

 自らも呑兵衛で、下町酒場などを巡るのが好きだった店主・秋元さんが、下町酒場で飲めるお酒をどんどん持ち込んで、今のスタイルができあがったのだ。

 現在、東京の西部エリアでもホッピーや下町チューハイを飲むことができるのは、秋元さんのおかげなのである。ありがとうございます!

 埼玉・わらびの「みそ焼き」文化を都内に持ってきたのも秋元さんなんだけど、それはあまりにも有名な話なので、ここでは割愛しますね。

 しかしながら、ここ「第三秋元屋」には、その蕨直伝の「やきとん串盛り合わせ」(1人前5本、550円)がある。

 実は「秋元屋」本店にも、開店当初は「6本で500円」というセットがあった。

 本店のほうでは、いつからか無くなったこのセットメニューを、第三では今も出してくれてるんですね。

 そんなわけでまずはこの「やきとん串盛り合わせ」と、それを待つ間用のつまみとして「キャベツみそ」(120円)を注文すると、予想どおり「キャベツみそ」はあっという間にやってきた。

 その「キャベツみそ」をつまみながら、ホッピーをやっていると、「やきとん串盛り合わせ」も焼き上がった。

 「れば(塩)」、「たん(塩)」、「かしら(塩)」、「白金豚バラ(味噌)」、「上しろ(醤油)」の5本だった。

 1本1本、どれも旨いのはもちろんのこと。「上しろ」がもう、抜群にうまいっ!

 さすがにいつも満席の人気店だなぁ。

 ホッピーの「ナカ(焼酎)」(270円)をおかわりしながら、ゆるゆると飲んでいると、女性のひとり客が入ってきた。

 あっ! チクちゃん!

 なんと、その女性ひとり客は、地元の飲み仲間、チクちゃんでした。

 残念ながら、カウンターの空席が奥のほうにしかなくて、チクちゃんはそちらへ。

 さらに「ナカ(焼酎)」(270円)をおかわりしつつ、「キャベツみそ」と「やきとん串盛り合わせ」を食べ終わるころには、カウンターに空席もでき、チクちゃんと並んで座ることができた上に、後からやってきた“先輩”とも並んで座ることができた。

 “先輩”というのは、これまた地元の飲み仲間、Kさんの愛称。

 Kさんが、沼袋「たつや」の店主・たっつん(藤井龍成さん)の大学時代の先輩だったことから、地元の飲み仲間もみんな、Kさんのことを“先輩”と呼ぶようになったのでした。

 二日前がチクちゃんのお誕生日だったので、そのお祝いもかねて大いに飲む!

 ホッピーをソト1・ナカ4でいただいた後、久しぶりに「コーヒー焼酎豆乳割り」(400円)をいただいて〆。

 たっぷりと3時間ほど楽しんで、今夜のお勘定(自分の分)は3,000円でした。どうもごちそうさま。

(以下の写真の中には、チクちゃんや先輩が注文されたものも含まれています。)

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「第三秋元屋」 / ホッピーセット白 / キャベツみそ

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やきとん串盛り合わせ / 最後の1切れずつ / 牛ホルモン塩煮込み(400円)

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しいたけ(150円) / 豚角煮(400円) / ハムキャベツ

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根三つ葉おひたし / コーヒー焼酎豆乳割り / 本日のメンバー

店情報前回

《平成31(2019)年4月22日(月)の記録》

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