« 店情報: 小魚「阿も珍(あもちん)」(福山) | トップページ | 店情報: お食事処「お宝亭(おたからてい)」(肥前鹿島) »

鞆の浦名物ちーいか天 … 小魚「阿も珍(あもちん)」(福山)

Img_6014xa

 平成から令和へと代替わりしたゴールデンウイーク10連休明けの今日、松山市内の実家から、例によって福山を経由しての移動である。

 ところが!

 今日は火曜日。なんと福山「自由軒」は定休日なのでした。

 となると、第2案として思い浮かぶのは、福山人のソウルフード、関東煮の「稲田屋」なんだけど、ここは午後2時50分から4時までが中休み。

 今日の新幹線は、午後3時40分の予定なので、ちょうどのその中休みに引っかかってしまうのである。

『他にどこか面白そうな、美味しそうな店はないかなぁ。この前行った「たから屋」に、もう一度、行ってみるかなぁ』

 と思いながら、福山に向かう高速バスの中でネットを検索していたら、「小魚 阿も珍」という店が目に留まった。

 いや、正確には、目に留まったのは『小魚』という文字だ。

 瀬戸内海と言えば『小魚』。小イワシやネブト(メンパチ)など、小さくて旨みが強い魚が多いのだ。

 それを店名にしているということに引かれたね。

 しかも場所が福山駅の駅ナカ商業施設の中だ。新幹線の時間ギリギリまで飲むことができる。

 よし。ここにしよう!

 福山駅前に到着し、すぐに「小魚 阿も珍」に向かう。

 駅ビル1階のフードテラスの一角にあるこのお店。店頭ではお弁当なども売っていて、その横が店舗の入口になっている。

 入口の横に、座って待つための丸イスが10脚ほど用意されている。時間帯によっては待ち行列ができるんだろうな。

 「ひとりです」と店に入る。

 店内にはカウンター席とテーブル席があり、ひとりならカウンター席に通されるかと思いきや、奥の4人掛けテーブル席に案内された。

 テーブル席フロアは仕切り壁が多い造りになっていて、全体を見渡すことはできない。

 これはこれで居心地がいいのだが、店のおねえさんがどこにいるのかも見えないから、注文のために声をかけたりするのは、ちょっと大変そうだ。

 まずはメニューを確認する。

 午後2時前のこの時間帯は、昼用のメニューなのか、ネット情報で気になっていた、生ビール(中)に小鉢3品が付いた「ちょい呑みセット」(1,000円)や、単品の刺身メニューなどはないようだ。(料理メニュードリンクメニュー

 『どうしようかな?』とちょっと迷って、名物という「ちーいか天ぷら」が入っている、「ちーいか天刺身定食」(1,490円)と「生ビール(中)」(540円)を注文した。

 すぐに出てくる「生ビール(中)」。

 卓上に「ご自由にお召し上がりください」と書かれた「ゆずイカ塩辛」が置かれているので、これをつまみに生ビールを飲み始める。

 あまり待つこともなく「ちーいか天刺身定食」もやって来た。

 「ちーいか天ぷら」というのは瀬戸内の小イカ(小さなイカ)のこと。

 「小魚 阿も珍」を運営している「株式会社 阿藻珍味」がある鞆の浦とものうらあたりでは、ザルですくえるほど小イカが獲れたんだそうな。

 「ちーいか天ぷら」は単品もあるし(600円)、ちょっとつまみにするためにハーフ(350円)というのもある。お持ち帰り用(600円)も売っている。

 「ちーいか天刺身定食」には、その「ちーいか天ぷら」(フルサイズ)の他、刺身盛り合せ(かんぱち、サーモン、ボタンエビ)、小鉢(もずく酢)の他、ごはん、みそ汁、漬物、デザート(わらび餅)が付いている。

 さっそく熱々の「ちーいか天ぷら」から。

 天ぷらにする前に下味をつけているのか、濃厚な旨みを伴う、ほんのりとした甘さが特徴的。これはいいつまみになる。

 このほんのりとした甘みには、日本酒よりは焼酎だな。生ビールに続いては麦焼酎「二階堂」(432円)をロックでいただく。それくらいの強烈さがちょうど合う。

 「ちーいか天ぷら」はかなり量があるのに、ちーいか、焼酎、ちーいか、焼酎、……と繰り返してたら、いつの間にか終わりがやってきた。焼酎ロックは途中でもう1杯おかわりしたけど。

 それにしてもこの「ちーいか天ぷら」。できたて熱々の状態から、じわじわと常温に近づいてきて、完全に常温になってしまうまで、すべての状態で美味しいなぁ。

 このちーいか。ご飯にもすばらしく合うので、お酒が飲めない方は、ぜひご飯で。ちなみに定食のごはんとみそ汁はおかわりし放題です。(前述のとおり、ゆずイカ塩辛も食べ放題です。)

 さらに卓上に置かれている「じゃこふりかけ」がまたいい。これを振りかけると、ごはんもまた、つまみとしていただける。

 3時15分ごろ、各テーブルに夜用のメニューが追加された。こっちに「ちょい飲みセット」などもあるのかな。(私のところのように、すでにお客がいる席には、夜用メニューは置かれないので未確認。)

 3時半まで、1時間半ちょっとゆっくりと楽しんで、定食+生ビール1杯+焼酎ロック2杯でのお勘定は2,894円でした。どうもごちそうさま。

 「ちーいか天ぷら」、いいですぞ!

Img_6000a Img_6001a Img_6036a
小魚「阿も珍」 / 店頭のメニュー / ちーいか天ぷらのメニュー

Img_6008a Img_6007a Img_6009a
生ビール(中) / 卓上のゆずイカ塩辛 / 小皿に取っていただく

Img_6011a Img_6014a Img_6013a
ちーいか天刺身定食 / ちーいか天ぷら / 刺身盛り合わせ

Img_6012a Img_6016a Img_6018a
小鉢(もずく酢) / ごはん / みそ汁

Img_6040a Img_6020a Img_6024a
店内の様子 / 麦焼酎「二階堂」ロック / 福山のおすすめ土産

Img_6028a Img_6021a Img_6015a
卓上の調味料から / じゃこふりかけ / デザート(わらび餅)

店情報

《令和元(2019)年5月7日(火)の記録》

(次回)19.12.11 ちょい呑みセット+α … 小魚「阿も珍(あもちん)」(福山)

| |

« 店情報: 小魚「阿も珍(あもちん)」(福山) | トップページ | 店情報: お食事処「お宝亭(おたからてい)」(肥前鹿島) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 店情報: 小魚「阿も珍(あもちん)」(福山) | トップページ | 店情報: お食事処「お宝亭(おたからてい)」(肥前鹿島) »