有明海の海の幸と地酒 … 食楽亭「こころ」(肥前鹿島)

地元在住のみなさんと、肥前鹿島駅近くの食楽亭「こころ」へ。
ここが鹿島でもっとも人気がある、もっとも美味しい店なんだそうな。
地元の方々の口コミほど正しいことはない。これは楽しみだ。
右の地図のように、佐賀県鹿島市は、有明海の北西海岸に位置しており、有明海の海の幸に恵まれている。
まず生ビールをもらって乾杯すると、お通しとして出されたのは小さい赤貝のような貝の煮たの。貝殻の中が身でぎっしりだ。
そして出されたシマアジの活造りには、思わず「おぉ~っ」という歓声が上がった。
店内には生け簀があって、いつでも活魚が食べられるんだそうな。
続いても活造りで、今度はカワハギだ。白く透き通るような身に、肝や皮は別皿で添えられている。
連続的に出てきた3品めは「こう貝(テングニシ)」の刺身。
この刺身三連発には日本酒だ。生ビールの後は地酒に切り替える。
この近くには「肥前浜宿・酒蔵通り」という観光スポットもあるほどの、佐賀の酒処なんだそうで、地酒も種類が多い。その中からまずは「肥前蔵心純米吟醸酒2018BY火入れ」をいただく。
ひとしきり刺身を堪能した後は、より有明海らしい海産物を、ということで「エツ(悦)」という小魚の唐揚げや、「ウミタケ(海茸)」という二枚貝の水管の炙りなどをいただきつつ、日本酒は2種めの「能古見純米吟醸」へ。
話も大いに盛り上がり、玉子焼きや穴子焼きなどをつまみに、グイグイと酒も進む。
2種の日本酒の後は「三岳」である。これは肥前のお酒ではなくて、薩摩(鹿児島)の芋焼酎だ。
本来であればロックでいただきたいところだが、明日もまだ仕事が続くので、グッとガマンして水割りにしておく。
食べ終えた刺身だが、シマアジはあら煮に、カワハギはみそ汁にして出してくれた。
このみそ汁に、柚子胡椒を添えてくれてたんだけど、これが実によく合う!
カワハギのみそ汁だから合うのかもしれない。
柚子胡椒そのものも、東京で手に入るようなペースト状ではなくて、粒度が高くて、ツブツブした感じで、ちょっと入れてもビリっと効く。思わずもうひとすくい投入した。
最後はお寿司で締めくくって、4時間半もの大宴会になりました。どうもごちそうさま。
有明海の海の幸に、地元・鹿島の地酒たち。食楽亭「こころ」は地元のお客さんたちで満員でした。
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